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【発明の名称】 清掃用具用粘着ローラ
【発明者】 【氏名】柴田 雄義郎
【住所又は居所】大阪府大阪市東住吉区湯里5−5−3 柴田工業株式会社内

【要約】 【課題】粘着テープが巻回されて出来る粘着ローラの、巻き取り方向に転がす回転方向を使用者が容易に認知できる表示を施した清掃用具用粘着ローラを提供する。

【解決手段】粘着ローラ1の側面には、放射方向に設けられた幅の異なる複数個の模様13,13’,13″からなる表示手段12を施したので、粘着テープ3が使用によって減ってきても回転方向の表示は、容易に認知することが出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粘着テープの粘着面を表側にして巻き取られた粘着ローラを回転させる清掃用具であって、前記粘着テープには、約一周毎に切り込みを有してなり、且つ粘着テープの巻き取られた粘着ローラの側面には、粘着ローラの使用時の回転方向を示す表示手段を施したことを特徴とする清掃用具用粘着ローラ。
【請求項2】 前記表示手段は、粘着ローラの側面に放射状に伸びる幅の異なる複数の模様を施してなることを特徴とする請求項1の清掃用具用粘着ローラ。
【請求項3】 前記表示手段は、粘着テープを巻き取る巻芯に施したことを特徴とする請求項1または2の清掃用具用粘着ローラ。
【請求項4】 前記表示手段は、前記粘着ローラの側面に幅の異なる溝口を複数個設けてなることを特徴とする請求項1乃至3の清掃用具用粘着ローラ。
【請求項5】 前記表示手段は、前記粘着ローラの側面に複数個所の設けたことを特徴とする請求項1乃至4の清掃用具用粘着ローラ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にカーペット上の塵挨、糸くず、毛髪等のゴミを粘着させて取り除くための清掃用具に使用される粘着ローラに関する。
【0002】
【従来技術】一般に、この種粘着ローラは、登録実用新案公報第3055753号公報に示されるように粘着テープの粘着面を表側にして巻芯に巻き取られて構成される。粘着テープには、使用済みの部分を除いて、新しい粘着面がローラ表面に現れるように粘着テープを容易に剥がせる為のミシン目や切り込みが約1周毎に施されている。必要によっては、粘着テープの端縁に非粘着面が設けられる。
【0003】この粘着ローラの巻芯内に清掃用具の軸が挿通され、粘着ローラを回転させることで、カーペット上のゴミを粘着面に粘着させて除去することができる。ゴミが沢山付着してきて粘着力が低下すると、ミシン目や切り込みに沿って使用済みの粘着テープを切り離し、未使用部分の粘着テープを表面に出して次の使用に備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来例では、粘着テープのミシン目や切り込みが、巻き取り軸に対してほぼ並行した線上にある。そのため、粘着ローラを被清掃面に当てて転がす時、粘着テープの粘着力によってテープが被清掃面にくっ付いたまま巻き戻されてしまうことが起こる。直ぐに、反対方向に転がすことによって解決するわけであるが、時間が経って、次の使用時も同様の状態になりわずらわしく不快感を覚える。
【0005】また、ローラを一周以上巻き戻し方向に転がしてしまうと、新しい粘着面にまでゴミがついてしまい、巻き戻してもゴミのために粘着力がいくらか失われてしまい元のように戻せなくなり、いったんゴミのついた部分を捨てるとなると必要以上に消費してしまうことになる。
【0006】回転するものの表面に回転方向を表示することは容易であるが、この粘着テープは、使用済み分を剥がしてしまうものであり、粘着ローラの表面に表示したとしても剥がされた後は、回転方向の表示が失われてしまい、次回からの使用時は、戸惑いを覚えることになる。
【0007】従って、本発明は、そのような問題点に着目してなされたもので、粘着ローラの回転方向を事前に使用者が容易に知ることによって、誤った使用を防止し、粘着テープが、使用者の意に反して巻き戻され、粘着テープを無駄にしてしまうのを防止でき、粘着テープが、使用によって減ってきても、表示が消えることがなく、無駄なく使用することのできる安価にして実用的な清掃用具用粘着テープを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の清掃用具用粘着ローラは、粘着テープの粘着面を表側にして巻き取られた粘着ローラを回転させる清掃用具であって、前記粘着テープには、約一周毎に切り込みを有してなり、且つ粘着テープの巻き取られた粘着ローラの側面には、粘着ローラの使用時の回転方向を示す表示手段を施したものである。
【0009】また、請求項2のものにおいては、前記表示手段は、粘着ローラの側面に放射状に伸びる所定の幅の異なる複数の模様を施したものである。
【0010】更にまた、請求項3のものでは、前記表示手段は、粘着テープを巻き取る巻芯に同様の模様を施したものである。
【0011】この表示手段は、粘着ローラの側面に幅の異なる溝口を複数個設けてなるものである。更に、粘着ローラの側面の両側に設けたものである。
【0012】
【作用】本発明の粘着ローラには、このローラの正常な回転方向を示すために、粘着テープが巻き取られて出来ているローラの少なくとも一側面に表示手段を設けたものであるから、粘着テープの使用によって表示が消えることなく、いつも使用時に容易に回転方向を表示しておくことが出来、使用者は、事前に容易にローラの回転方向を知って正常に使用することが出来る。
【0013】また、本発明の粘着ローラは、ローラ側面に回転方向を表示するとともに、その表示は、放射方向に幅の異なる模様を施すことによっているため、粘着テープが、使用によって減ってきても、側面から消えてしまう事がなく、使用者は、容易にローラの正しい転がし方向を知ることができる。
【0014】さらに第5の発明では、粘着ローラの両側面に表示することによって、さらに認識しやすくすることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図について説明する。図1乃至4は、清掃用具用粘着ローラ1を示し、粘着面2を表側にした粘着テープ3をロール状に巻芯4に巻き取って構成している。前記粘着テープ3には、巻き軸とほぼ並行に切り込みあるいはミシン目が、施されている。
【0016】この粘着ローラ1は、図示しない補助具を用いて回転させながら粘着テープ3の粘着面にゴミを付着させて清掃具として使用される。粘着テープ3には、必要によっては端縁6に非粘着面5を有している。そうしてこの端縁6から粘着面2に至る端縁切り込み7が設けられている。この端縁切り込み7に続いて所定の間隔を隔てて他の端縁6'に向かって設けられた切り込み8、9が複数個設けられている。而して、この切り込み8の端部8'と相隣り合う切り込み9の端部9'との間は、前記粘着テープ3の巻き取り方向に、所定の距離が設けられている。従って、この切り込みの端部間には、継ぎ目10が形成される。さらに、これら切り込み8、9は、図1に示すように、それぞれ粘着テープ3の巻き取り軸と非並行に設けられている。
【0017】上記の粘着ローラ1の側面11には、ローラの回転方向を示す表示手段12が設けられている。この表示手段12は、放射方向に施された幅の異なる模様13、13' 、13"・・・で表示されている。必要によっては、濃淡即ちグラディュエーションを施しても良い。また、図4のように、側面に幅の異なる溝口14,14'、14"・・・を設けても良い。また、これらの表示手段12は、図しないが粘着ローラ1の左右両側面に設けられても良い。
【0018】粘着ローラ1が、被粘着物上を転がされて、ゴミ等がローラの粘着テープに付着し、やがて、ゴミ等の付着によって粘着力が衰えてくると、粘着ローラ1の表面の粘着力を回復するために、粘着テープの最表面を剥がし取られる。これは、粘着テープの巻終わり部を一部剥がし、切り込みで切り取られて、使用済み部は、廃棄される。
【0019】新しい粘着部が表面に露出してくるが、粘着ローラのこの粘着テープの巻き端は、一見しただけでは、わかり難く、粘着ローラの正しい転がし方向が粘着ローラの表面からでは判断し難い。
【0020】しかし、本発明では、粘着ローラ1の側面をみると、その転がし方向が表示されていて、容易に判断することが出来る。実施例では、粘着ローラの巻き込み方向に模様13の幅を太い帯状とし、近接して幅の少し狭い帯状の模様13'を施し、さらに続いてもう少し幅の狭い帯状模様13"を設け、以下同様に複数個設けられている。
【0021】図1では、粘着ローラ1の巻芯4に、粘着ローラ1の転がし方向を示す表示手段を施したものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の清掃用具用粘着ローラによれば、粘着ローラを転がす際に、正常な転がし方向を粘着ローラの側面に施された回転方向の表示手段によって使用者に容易に認知せしめることが出来る。従って、誤った転がし方をした際に、粘着テープが、被粘着物にくっ付いて巻き解かれることになり、粘着ローラの不本意な使用を防止することが出来る。さらに、使用によって、次々に剥ぎ取られて細くなってくる粘着ローラの転がし方向を、粘着ローラの側面に施された表示手段によって常に見やすく認知することが出来、使用済みによって表示が消えることもなく、使用者に安心感を付与することが出来、転がし方向の失敗によって生じる不本意な消費を防ぐことが出来る。
【出願人】 【識別番号】593126411
【氏名又は名称】柴田工業株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市東住吉区湯里5−5−3
【出願日】 平成13年12月3日(2001.12.3)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−164411(P2003−164411A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−368716(P2001−368716)