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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】伊藤 幸一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】回転ブラシを駆動させるベルトの張力を安定させ、ベルトの耐久性を向上させるとともに、操作性の安定した使用性の高い電気掃除機を提供することを目的とする。

【解決手段】掃除機本体15の下方に、塵埃を吸引する吸込口20と塵埃を掻き上げる回転ブラシ25と前記回転ブラシ25をベルト27を介して駆動させる電動機26を有する吸込室28を備え、前記吸込室28を前記掃除機本体15に対して昇降可能としたもので、被掃除面の種類に応じて前記吸込室を昇降可能とすることで操作性の安定を図れるとともに、回転ブラシ25を駆動するベルト27の張力が安定し、ベルト27の耐久性を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸引風を発する電動送風機と吸引した塵埃を集塵する集塵室を有する掃除機本体と、前記掃除機本体の下方に、塵埃を吸引する吸込口と塵埃を掻き上げる回転ブラシと前記回転ブラシをベルトを介して駆動させる電動機を有する吸込室を備え、前記吸込室を前記掃除機本体に対して昇降可能とした電気掃除機。
【請求項2】 吸込室の吸込口と集塵室を連通する連通路を配設し、前記吸込室と前記連通路の接続部にシール材を設けた請求項1記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭にて、使用される電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気掃除機は、実公昭59−70651に記載されているようなものが一般的であった。
【0003】図6に示されているように、上方に集塵室1、下方に電動送風機2を内蔵する掃除機本体3があり、掃除機本体3の下部には、吸込室4が設けられている。吸込室4には、吸込口5が形成され、吸込口5の上部に回転ブラシ6が配置されており、回転ブラシ6は、回転ブラシ6の外周と、電動送風機2の軸7とをベルト8で連結され、回転ブラシ6を回転させている。9は掃除機本体3の走行用の車輪であり、11は掃除機本体3の走行用の上下移動用車輪で、出没切換えペダル10の操作により前記上下移動用車輪11を上下に移動させることで、吸込室4と被掃除面との距離を調整でき、被掃除面の種類によって、吸込室4と被掃除面との距離を調整することで、吸込室4の操作性を可変できるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成においては、使用者が掃除をする時、出没切換えペダル10を操作し、被掃除面の種類によって、吸込室4と被掃除面との距離を調整するが、電動送風機2の軸7と回転ブラシ6の距離が大きいため、ベルト8の張力が変化しやすく、ベルト8の耐久性に課題を有していた。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決するもので、回転ブラシを駆動させるベルトの張力を安定させ、ベルトの耐久性を向上させるとともに、操作性の安定した使用性の高い電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、吸引風を発する電動送風機と吸引した塵埃を集塵する集塵室を有する掃除機本体と、前記掃除機本体の下方に、塵埃を吸引する吸込口と塵埃を掻き上げる回転ブラシと前記回転ブラシをベルトを介して駆動させる電動機を有する吸込室を備え、前記吸込室を前記掃除機本体に対して昇降可能としたもので、被掃除面の種類に応じて前記吸込室を昇降可能とすることで操作性の安定を図れるとともに、回転ブラシと電動機との距離を小さくすることができ、回転ブラシを駆動するベルトの張力が安定し、ベルトの耐久性を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、吸引風を発する電動送風機と吸引した塵埃を集塵する集塵室を有する掃除機本体と、前記掃除機本体の下方に、塵埃を吸引する吸込口と塵埃を掻き上げる回転ブラシと前記回転ブラシをベルトを介して駆動させる電動機を有する吸込室を備え、前記吸込室を前記掃除機本体に対して昇降可能としたもので、被掃除面の種類に応じて前記吸込室を昇降可能とすることで操作性の安定を図れるとともに、回転ブラシと電動機との距離を小さくすることができ、回転ブラシを駆動するベルトの張力が安定し、ベルトの耐久性を向上させることができる。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、吸込室の吸込口と集塵室を連通する連通路を配設し、前記吸込室と前記連通路の接続部にシール材を設けたもので、吸込室内の真空度が高まり、塵埃漏れが低減でき最適な吸引状態が得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0010】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施例の電気掃除機の部分断面側面図、図2は上面図、図3は電気掃除機の部分拡大図、図4は電気掃除機の吸込部の動作拡大図、図5は吸込室と連通路部の部分断面拡大図である。
【0011】15は、集塵室16に取り付けたられた塵埃を蓄積する紙袋17及び吸引風を発する電動送風機18を内蔵した掃除機本体である。紙袋17は蓋19を着脱することにより交換ができるものである。掃除機本体17の下方には、被掃除面の塵埃を吸い込む吸込口20を有した吸込部21が接続されいる。集塵室16の後面部には、集塵室16と連通した伸縮自在のホ−ス22が接続され、他端には、連通路23が接続され、連通路23の他端は、吸込部21に設けた、吸込口20に連通している。吸込部21は、掃除機本体15の下部に形成された回動支軸24を起点に回動自在に設けられている。吸込口20の上部には、塵埃を掻き上げる回転ブラシ25が配置しており、26は回転ブラシ25を駆動させる電動機で、前記電動機26の駆動力を回転ブラシ25に伝達するため、ベルト27が介されていて、回転ブラシ25を駆動する電動機26及び、ベルト27が、吸込室28内で構成されている。
【0012】吸込部21の前方に位置する、吸込室28は、側壁29によって吸込部21と分けられ、側壁29にT字状のリブ30が配設されている。側壁29の相対面に、位置する吸込部21の壁31には、T字状のリブ30を覆う凹部32が設けられており、吸込室28は、上下に摺動自在に構成されている。
【0013】33は、吸込室28を出没させるつまみであり、略円弧状に形設している。つまみ33は、吸込部21の上面にビス34等で係止されており、かつ、回動自在に構成されている。つまみ33の下面外周には、歯車35が配設されており、歯車35に相対位置には、ラック36が配設された摺動板37が設けられている。摺動板37は、吸込部21の下部からのガイドリブ38によって保持されている。摺動板37は、つまみ33を回動させることにより、歯車35で連動されて摺動板37を左右方向に摺動自在に構成されている。
【0014】摺動板37には、斜め角度が設けられた長穴39が設けられており、また、この長穴39に入り込むよう、吸込室28の側壁29に略円弧状のピン40が具備されている。
【0015】上記構成より、つまみ33を回動させることにより、歯車35で連動されて摺動板37を左右方向に摺動され、かつ、吸込室28の側壁29に設けられたピン40が、摺動板37に設けられた長穴39につたわり、吸込室28を出没自在に構成されていることから、畳、ジュウタン等の被掃除面との種類によって最適な位置に吸込口20を配置することができかつ、被掃除面と吸込口20との距離が水平で吸い込み性能に影響なく最適な吸引状態が得ることができる。また、吸込室28を昇降させても、回転ブラシ25を駆動するベルト27の張力は、常に一定し、ベルト27の耐久性を向上させることができる。
【0016】また、同時に回転ブラシ25も昇降させることが可能となり、被掃除面の種類によって回転ブラシ25を昇降させれば、回転ブラシ25による被掃除面の傷付きを解消させることができる。
【0017】さらに、図2、図5において、吸込室28と、集塵室16と連通するパイプからなる連通路23との接続部41に弾性を有するにシール材42が設けられている。この構成より、吸込室28と、連通路23との接続部41の気密性が向上し、吸込室28の真空度が高まり最適な吸引状態が得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、回転ブラシを駆動させるベルトの張力を安定させ、ベルトの耐久性を向上させるとともに、操作性の安定した使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成13年11月30日(2001.11.30)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−164396(P2003−164396A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−365861(P2001−365861)