| 【発明の名称】 |
気泡浴槽用ポンプの設置構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 雅喜 【住所又は居所】愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式会社イナックス内
【氏名】川上 将 【住所又は居所】愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式会社イナックス内
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| 【要約】 |
【課題】防水パンに振動を伝えることなく、良好に防水パン上に自立させて設置できる気泡浴槽用ポンプの設置構造の提供。
【解決手段】底面側に設けられた設置足11を介し、浴槽用防水パン上に設置される気泡浴槽用ポンプ55において、設置足11は、底面側の外周域及び中心域に軟質材で凸状に複数設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底面側に設けられた設置足を介し、浴槽用防水パン上に自立状に設置される気泡浴槽用ポンプにおいて、前記設置足は、気泡浴槽用ポンプの底面側の外周域及び中心域に軟質材で凸状に複数設けられていることを特徴とする気泡浴槽用ポンプの設置構造。 【請求項2】 前記各設置足の下端が尖った形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の気泡浴槽用ポンプの設置構造。 【請求項3】 前記複数の設置足は、軟質材の防振シートに凸状に形成されているとともに、該防振シートはその側縁を、気泡浴槽用ポンプの架台の側面まで立ち上げて固定できるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の気泡浴槽用ポンプの設置構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、気泡浴槽用ポンプの設置構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、図10に示すように、気泡浴槽52の側壁に設けられた噴射吸水口部53,53にはホース54が連結され、このホース54の端部は循環ポンプ55に連結されて、循環ポンプ55により気泡浴槽52内の湯を循環させて、吸気口部57から空気管58を介して空気を導入させ、気泡を混入させて、湯を浴槽52内に噴出できるものとなっており、従来、浴槽用防水パン51上に気泡浴槽52を設置する場合、循環ポンプ55を気泡浴槽52に取り付けると、浴槽52の内寸を大きくできないため、循環ポンプ55は浴槽52から離して防水パン51上に設置する必要がある。但し、防水パン51上に置いただけでは、循環ポンプ55が振動してホース54に撓みが生じ、また騒音が発生することとなる。かと言って、循環ポンプ55をネジ等を用いて防水パン51に固定すると、防水パン51が漏水することとなるため、架台56に循環ポンプ55を載せ、架台56の底の四隅に4本のゴム等の設置足を設け、このゴム等の設置足を介在させてポンプ55を防水パン51に設置している。 【0003】しかし、浴槽用防水パン51には図11に示すように、立ち上がり状に段差部51aが形成されており、この段差部51aに、図12に拡大斜視図で示すように点検口51bが形成され、その外側に立上面51cが形成されて、点検口51bには点検口蓋60が覆設されており、また、図13に要部斜視図で示すような形状の点検口51bが形成されて、この点検口51bには方形状の点検口蓋61が覆設される場合もある。このように、浴槽用防水パン51には、点検口の大きさや給水・給湯配管の位置等により、段差部51aが形成されている場合が多く、また同一の浴槽用防水パン51に対して異なる浴槽52を設置可能とするためには、ポンプ55の設置位置がズレる可能性があり、前記段差部51a等にポンプ55の設置足が位置すると、ポンプ55を水平に設置することができない事態が生ずるという問題点があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、防水パンの段差のある部分でも、良好にポンプを自立状に設置できる気泡浴槽用ポンプの設置構造を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、底面側に設けられた設置足を介し、浴槽用防水パン上に自立状に設置される気泡浴槽用ポンプにおいて、前記設置足は、気泡浴槽用ポンプの底面側の外周域及び中心域に軟質材で凸状に複数設けられていることである。また、第2の要旨は、前記各設置足の下端が尖った形状に形成されていることである。また、第3の要旨は、前記複数の設置足は、軟質材の防振シートに凸状に形成されているとともに、該防振シートはその側縁を、気泡浴槽用ポンプの架台の側面まで立ち上げて固定できるように構成されていることである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、ポンプ55を架台1に取り付けた状態の斜視構成図であり、また図2は、ポンプを取り外した状態の架台の斜視構成図である。また図3は、構成部材の分解斜視図を示している。図において、架台1は、水平平板状を成す底面片2の左右両端側から、上方へ向かって折り曲げ状に一対の側面片3,3が形成されて、上面が開放されたコの字状に形成されており、それぞれの側面片3の中央部には、縦長に切り欠いて窓4が形成されており、この窓4の前後に、それぞれ上下に間隔をおいて3個の高さ調節孔5a,5b,5cが貫通形成されている。また、側面片3の下端の前後端側には、それぞれ差込孔6,6が貫通形成されている。 【0006】また、この架台1に組み付けられる受け金具8は、水平平板状の受け部8aの左右端縁から、下方側へ垂下状にそれぞれ一対の固定片8b,8bが折り曲げ形成されており、それぞれの固定片8bにはナット9が溶接されて設けられている。この受け金具8の固定片8b,8b,8b,8bを、前記架台1の側面片3,3の内側へ配置させて、高さ調節孔5a,5b,5cの内の何れか1つにナット9を整合させて位置決めし、側面片3の外側より、ワッシャー6を介在させてネジ15を高さ調節孔に差込んで、ネジ15を受け金具8のナット9に締め付けることにより、受け金具8を架台1に組み付けることができるものであり、図1及び図2では、ネジ15を中央の高さ調節孔5bに差込んで、この高さ調節孔5bの高さ位置に受け金具8を固定したものである。この固定された受け金具8上に、図1に示すようにポンプ55を載せて取り付けることができ、前記高さ調節孔5a,5b,5cの何れかを選択することにより、ポンプ55の高さを調節できるものとなっている。 【0007】また、架台1の底面片2の底側には、防振シート10が取り付けられるものである。この防振シート10は、図4に裏側からの斜視図で示すように、ゴム等の軟質材で方形平板状に形成した平面シート部10aの左右の側縁から、それぞれ外側に突出状に側縁突片10b,10b,10b,10bが四隅に形成されており、それぞれの側縁突片10b,10b,10b,10bは、平板シート部10aに対し90°に折り曲げできるように構成されている。この各側縁突片10bには、下方側へ円錐状に突出する側面足13が一体形成されており、この側面足13に対応して上方側へ立ち上げて棒状の差込片12が一体形成されている。また、平面シート部10aの裏面には、下方側へ円錐状または砲弾状に突出する複数の設置足11,11,11が軟質材で一体形成されており、それぞれの設置足11の下端側は尖った形状を成して、設置足11の下端が防水パン51にほぼ点接触で当接されるように構成されている。この複数の設置足11は、平面シート部10aの外周縁に沿って、各辺に5個ずつ配置形成されており、また中心部、即ちポンプ55の重心位置を囲むように、内側にも複数の設置足11が配置形成されている。 【0008】この防振シート10は図3に示すように、四隅の側縁突片10b,10b,10b,10bをそれぞれ上方へ立ち上げて、架台1の側面片3に貫通形成されている差込孔6内に、それぞれの差込片12を差込むことにより、良好に防振シート10を架台1に固定することができるように構成されている。従って、架台1に対し防振シート10は差込片12を介して容易に着脱できるものであり、固定状態では、底面片2の底側に防振シート10が固着されて、下方に向かって複数の設置足11,11が突出された形態を成し、また側面側に側面足13,13,13,13が突出された形態となる。 【0009】架台1に対し防振シート10を組み付けた状態の概略側面図を図5に示しているが、例えばこの状態で、浴槽用防水パン51の段差部51aの点検口蓋61上に載せた場合に、設置足11の一部が点検口蓋61から外れて浮き上がった状態となっても、複数の設置足11,11の内の少なくとも3個は点検口蓋61上に載るために、自立が可能なものとなる。また、防水パン51の外周部に立ち上げられている立上面51cの内側に、防振シート10の側面足13が当接して、架台1が防水パン51に直接接触することが回避され、ポンプ55の振動による架台1の接触音を良好に低減させることができるものとなる。 【0010】なお、図6の平面概略図で示すものは、前記図5の位置、即ち点検口蓋61上に防振シート10が配置された状態を示すものであり、図6のように設置足11の一部が段差部51a上に浮き上がって、設置足11の一部が点検口蓋61から外れて設置された場合でも、複数の設置足11の内、最低3個の設置足11は点検口蓋61上に配置されるために、自立可能な3つの接触点を確保することができるものとなる。 【0011】なお、図7の平面図で示すように、点検口蓋60上に防振シート10の全部が配置されるような場合には、複数の設置足11の全部が点検口蓋60に接触して、良好な自立状態を確保することができるものである。同様に、図8に示すように、点検口蓋60から外れた位置であっても、平面部51d上に防振シート10が配置される場合にも、良好に複数の設置足11により自立させることができるものとなる。また、図9に示すように、一部の設置足11が点検口蓋60から外れて段差部51a上に浮き上がった状態に配置される場合においても、他の複数の設置足11は良好に点検口蓋60上に接触するため、良好に自立させることができるものとなる。 【0012】このように、防振シート10の一部の設置足11が外れてしまう段差がある場合でも、ポンプ55の重心の周りに最低3点の有効な設置足11が確保でき、ポンプ55の設置位置がズレた場合でも良好にポンプを自立させて設置できるものである。また、防振シート10の各設置足11は、下端側が尖った形状に形成されているため、防水パン51との接触面積が最小限となり、このため、防水パン51上を流れる排水の固形分(例えば毛髪)が設置足11に引っ掛かりにくくなる。また、接触面積が大きい場合に問題となる表面張力で残る排水による腐食も発生しにくいものとなる。 【0013】 【発明の効果】本発明は、底面側に設けられた設置足を介し、浴槽用防水パン上に自立状に設置される気泡浴槽用ポンプにおいて、設置足は、気泡浴槽用ポンプの底面側の外周域及び中心域に軟質材で凸状に複数設けられていることにより、外周域の設置足が外れてしまう防水パンの段差がある場合でも、中心域に複数の設置足が存在するため、ポンプを自立可能な3点を確保することができ、ポンプの設置位置がズレた場合でも、良好にポンプを自立させて防水パン上に水平に設置することができ、また、ポンプの振動が防水パンに伝わることを良好に防ぐことができるものとなる。 【0014】また、各設置足の下端が尖った形状に形成されていることにより、防水パンと設置足の接触面積が最小限となるため、防水パン上を流れる排水中の固形分が設置足に引っ掛かりにくくなり、また、接触面積が小さいために表面張力で残る排水も少なくなり、腐食が発生しにくいものとなる。 【0015】また、複数の設置足は、軟質材の防振シートに凸状に形成されているとともに、防振シートはその側縁を、気泡浴槽用ポンプの架台の側面まで立ち上げて固定できるように構成されていることにより、ポンプの架台に防振シートを容易に取り付けることにより、架台の下面に複数の設置足が配置されることとなり、また架台の側面まで防振シートを立ち上げて固定できるために、防水パンの立上面と架台が直接接触することが回避されて、ポンプの振動によるポンプ架台の接触音を良好に低減することができるものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社INAX 【住所又は居所】愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成14年4月25日(2002.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086520 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義久
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| 【公開番号】 |
特開2003−310460(P2003−310460A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−124711(P2002−124711) |
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