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【発明の名称】 装飾体付き単布製品
【発明者】 【氏名】河本 隆信

【要約】 【課題】使用者の愛着心を高め、使用場所を飾ることができ、さらには継続して清潔に使用できるようにする。

【解決手段】タオル等の単布製品(2)にボタンホールなどの係止部(5)を形成する。一方、ぬいぐるみ等の立体的装飾体(3)にボタンなどの取付部材(6)を付設する。この取付部材(6)を上記の係止部(5)へ着脱可能に取り付け、これにより立体的装飾体(3)を単布製品(2)に固定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 タオル等の単布製品(2)に、ぬいぐるみ等の立体的装飾体(3)を固定したことを特徴とする、装飾体付き単布製品。
【請求項2】 上記の単布製品(2)に係止部(5)を形成し、上記の立体的装飾体(3)に取付部材(6)を付設し、この取付部材(3)を上記の係止部(5)へ着脱可能に取り付けることで、上記の立体的装飾体(3)を上記の単布製品(2)に固定した、請求項1に記載の装飾体付き単布製品。
【請求項3】 上記の立体的装飾体(3)に芳香材料(4)を付設した、請求項1又は請求項2に記載の装飾体付き単布製品。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾体を固定したタオル等の単布製品に関し、更に詳しくは、使用者の愛着心を高め、使用場所を飾ることができ、さらには継続して清潔に使用できる装飾体付き単布製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タオルやハンカチなどには、これを使用する子供等が愛着するように、種々のキャラクタ等の図案をその表面に描いたものがある。子供等は自分の好みのキャラクタが描かれたタオル等に愛着心を持ち、常時そのタオル等を使用するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタオル等は、単に所持している間は通常折畳まれていることから、その表面に描かれたキャラクタ等の図案を見ることができず、このためタオル等に対する愛着心が失われ易い。また、幼稚園や保育園などにあっては、多数の園児の各タオル等を並べて吊下げることがあるが、通常はタオルの表面を隣のタオルに向き合わせた状態で吊るすことから、その表面に描かれた図案をそのままでは見ることができない。このため、園児は自分のタオルと他人のものとの区別が容易でない。さらに、タオルが汚れて洗濯する間は、清潔な別のタオルを使用することになるので、同じキャラクタ等の図案を継続して使用するためには、その図案を描いたタオルを複数枚容易する必要もある。
【0004】本発明は上記の問題点を解消し、使用者の愛着心を高め、使用場所を飾ることができ、さらには継続して清潔に使用できる装飾体付き単布製品に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解決するため、例えば本発明の実施の形態を示す図1から図4に基づいて説明すると、装飾体付き単布製品を次のように構成したものである。即ち、タオル等の単布製品(2)に、ぬいぐるみ等の立体的装飾体(3)を固定したことを特徴とする。
【0006】ここで、上記の単布製品とは、1枚の布からなる製品をいい、例えばタオル、ハンカチ、バスタオル、ランチョンマット、シーツ、タオルケット、枕カバー等を挙げることができるが、これらのものに限定されない。また、上記の立体的装飾体とは、縫製品内に詰め物を入れたいわゆるぬいぐるみのほか、ゴム製や樹脂製の人形など、立体的形状を備えておればよく、その形状も人、動物、植物、想像上の生物、ロボットや自動車などの機械、道具など、飾りになるものであれば何でも良い。なお、この立体的装飾体は、単布製品に1個のみ固定しても良く、複数個を固定しても良い。
【0007】上記の単布製品と立体的装飾体は、単布製品に係止部を形成し、上記の立体的装飾体に取付部材を付設し、この取付部材(3)を上記の係止部(5)へ着脱可能に取り付けて固定することができる。この場合、上記の係止部と取付部材とは、例えばボタンホールとボタン、スナップボタンの雄雌、面ファスナ、一対の挿通穴と紐などの組み合わせを言うが、単布製品に立体的装飾体を着脱可能に固定できるものであればよく、特定の構造に限定されない。
【0008】上記の立体的装飾体には、芳香材料を付設することができる。この場合、上記の芳香材料は液状のものを装飾体に含浸させてもよいが、固形状等のものを装飾体の内部に収容させてもよい。このとき装飾体は、ぬいぐるみのように通気性材料で形成されている場合はそのまま用いることができるが、ゴムや合成樹脂で形成されている場合は、芳香を発散できるように通気孔を備えるのが好ましい。なお、上記の芳香は、使用者の好みに応じて任意の材料を用いることができるが、ハーブなど心身にとって良好な効能を有する芳香を発するものがより好ましい。
【0009】
【作用】単布製品は、通常、立体的装飾体が固定された部位が表面に位置するように折り畳まれ、この単布製品の上面に立体的装飾体が載せられた状態で保管される。また、この単布製品を広げたり吊り下げたりする場合は、立体的装飾体を掴んだり引っ掛けたりすることで容易に取り扱われる。
【0010】上記の単布製品に係止部を形成し、上記の立体的装飾体に取付部材を付設し、この取付部材を上記の係止部へ着脱可能に取り付けた場合には、使用等により単布製品が汚れると、上記の取付部材を係止部から取り外して装飾体が取外され、通常は汚損した単布製品のみが、場合によっては装飾体と単布製品がそれぞれ個別に洗濯・洗浄される。単布製品のみを洗濯する場合は、取外した立体的装飾体を別の新しい単布製品に固定し、装飾体付き単布製品として使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1から図4は本発明の実施形態を示し、図1はぬいぐるみ付きタオルの要部の斜視図、図2はぬいぐるみをタオルに固定する手順を示す説明図、図3はぬいぐるみ付きタオルの一部を破断した背面図、図4は折畳んだ状態のぬいぐるみ付きタオルの斜視図である。
【0012】図1に示すように、このぬいぐるみ付きタオル(1)は、単布製品であるタオル(2)の1つの隅部(2a)に、立体的装飾体であるぬいぐるみ(3)の背面を固定してある。なお、このぬいぐるみ(3)の体内には、ハーブなどの芳香材料(4)を内蔵させてあり、この芳香材料(4)から適量の芳香がぬいぐるみ(3)の表面から発散されるように構成してある。
【0013】図2に示すように、上記のタオル(2)には、隅部(2a)に係止部であるボタンホール(5)が形成してあり、一方、上記のぬいぐるみ(3)の背面には取付部材であるボタン(6)が固定してある。そしてこのボタン(6)を上記のボタンホール(5)に掛けることで、図3に示すように、上記のぬいぐるみ(3)がタオル(2)に固定される。
【0014】上記のぬいぐるみ付きタオル(1)を保管する場合、例えば図4に示すように、上記の隅部(2a)が上面に位置するようにタオル(2)が折畳まれ、このタオル(2)の上面にぬいぐるみ(3)が載置される。なお、保管状態でのぬいぐるみ(3)の位置は、好みによりタオル(2)の中間部に位置させてもよいが、外部から目視できる位置に配置すると他のタオルから容易に区別できるので、使用などの際に目的とするぬいぐるみ付きタオル(1)を容易に選ぶことができる。
【0015】上記の折畳んだタオルの上面にぬいぐるみを載置した状態は、外観上このぬいぐるみが目に入るので、これをプレゼントに用いる場合には贈り先に好感を与えることができ、また、室内や自動車内に配置する場合にはマスコット等のような装飾品として兼用することができる。
【0016】使用により上記のタオル(2)が汚損された場合は、上記のボタン(6)をボタンホール(5)から外し、タオル(2)が洗濯される。一方、上記のぬいぐるみ(3)は他の清潔なタオル(2)に固定され、そのまま継続して使用される。
【0017】上記の実施形態ではタオル(2)に1個のぬいぐるみ(3)を固定したが、例えばキャラクタが主人公とその友人からなる場合などは、複数のぬいぐるみ等の立体的装飾体を固定してもよい。さらに、上記の単布製品には、これに固定する立体的装飾体と関連する図柄を付しておくと、一層好ましい。なお、上記の実施形態ではぬいぐるみ(3)の背部にボタン(6)を付設したが、本発明の取付部材は立体的装飾体のいずれの部位に設けてもよい。但し、この取付部材を立体的装飾体の下方部位に設けると、単布製品に対して立体的装飾体を上方に位置させることができるので、単布製品に付した図柄がこの立体的装飾体に隠されることが少なくなるうえ、タオルなどの単布製品の全体を容易に使用できるようになり、より好ましい。
【0018】上記の実施形態では係止部をボタンホールとし、取付部材をボタンで構成したが、本発明の係止部と取付部材は他の構造のものでもよく、例えば単布製品に一対の穴を開け、一方、立体的装飾体に紐を固定し、この紐を上記の一対の穴に挿通して結びつけることで固定してもよい。また、スナップボタンや面ファスナを用いた場合は、立体的装飾体を単布製品に一層簡単に固定できる。もちろん、立体的装飾体を単布製品に取り外しできない状態で固定しても良い。また上記の実施形態は単布製品にタオルを、立体的装飾体にぬいぐるみを用いたが、本発明は他の単布製品や立体的装飾体を用いても良いことはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
【0020】(1) 幼児や子供にとって、自分の好みのぬいぐるみ等を固定してあるので、自分のタオル等が良く目立ち、他人のものとの区別がつき易く、また、自分のタオル等に対する愛着心が育つ。このため、このぬいぐるみ付きタオル等を介して、幼稚園などへの登園を促すこともできる。
【0021】(2) 室内や自動車内などで使用場所に配置すると、立体的装飾体を、例えばマスコット人形のように用いて、その使用場所を飾ることができる。また、幼稚園等で多数のタオル等を吊下げた場合、それぞれに固定されたぬいぐるみ等の立体的装飾体が可愛い飾りとなって、その場が華やかになる。
【0022】(3) 装飾体が立体的であるので、単布製品を広げたり吊下げたりする際に、上記の装飾体を掴んだり引っ掛けたりすることで取り扱いを容易にできるうえ、単布製品を折畳んでもその立体的装飾体を表面に出して見ることができるので、プレゼントやアクセサリーとして用いることができる。
【0023】(4) 上記の単布製品に係止部を形成し、上記の立体的装飾体に取付部材を付設し、この取付部材を上記の係止部へ着脱可能に取り付けた場合には、単布製品から立体的装飾体を必要に応じて取外すことができる。このため、タオル等の単布製品が汚損すると、立体的装飾体を取外して単布製品のみを洗濯でき、一方、取外した立体的装飾体は新しい単布製品に固定して使用できるので、装飾体付き単布製品を常時清潔な状態で継続して使用することができる。
【0024】(5) また、子供の成長や流行などにより好みが変化した場合は、立体的装飾体を容易に交換できるので、常に子供等の好みに適合させた状態でタオル等の単布製品を使用することができる。
【0025】(6) 上記の立体的装飾体に芳香材料を付設した場合には、この発散する芳香により使用者の心身に良好な効能を与えることができるのでより好ましい。
【出願人】 【識別番号】591282423
【氏名又は名称】河本 隆信
【出願日】 平成14年4月5日(2002.4.5)
【代理人】 【識別番号】100068892
【弁理士】
【氏名又は名称】北谷 寿一
【公開番号】 特開2003−290071(P2003−290071A)
【公開日】 平成15年10月14日(2003.10.14)
【出願番号】 特願2002−103308(P2002−103308)