| 【発明の名称】 |
手乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩瀬 竜也 【住所又は居所】岐阜県中津川市本町四丁目1番21号 株式会社岐阜金菱エンジニアリング内
【氏名】打田 昌樹 【住所又は居所】東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内
【氏名】牧野 寿彦 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】加熱装置を持つ手乾燥装置を管理し易いものとするとともに、無駄な電力の消費を抑える。
【解決手段】手を出し入れできる処理空間1を有する本体箱体2と、この本体箱体2内に外部から空気を吸込み、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、本体箱体2の処理空間1に噴出する気流発生部3とを備えた乾燥装置4と、乾燥装置4の空気の吸込口5に設けられ、吸込まれる空気を昇温する蓄熱式空気加熱装置6とからなる手乾燥装置であって、その蓄熱式空気加熱装置6に、設定温度に対して自動で加熱運転と運転停止を行う制御回路16を備え、設定温度を可変とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手を出し入れできる処理空間を有する箱体と、この箱体内に外部から空気を吸込み、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、前記箱体の処理空間に噴出する気流発生部とを備えた乾燥装置と、この乾燥装置の空気の吸込口に設けられ、吸込まれる空気を昇温する加熱装置とからなる手乾燥装置であって、その加熱装置に、設定温度に対して自動で加熱運転と運転停止を行う制御手段を備えた手乾燥装置。 【請求項2】 請求項1に記載の手乾燥装置であって、設定温度を可変とした手乾燥装置。 【請求項3】 請求項2に記載の手乾燥装置であって、設定温度を段階的に可変にした手乾燥装置。 【請求項4】 請求項2に記載の手乾燥装置であって、設定温度を無段階に可変とした手乾燥装置。 【請求項5】 請求項1に記載の手乾燥装置であって、制御手段に自動運転と連続運転と運転停止とを指示する切替スイッチを設けた手乾燥装置。 【請求項6】 請求項1〜請求項5までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、乾燥装置に設けた電源スイッチで加熱装置の電源の入れ切りができるようにした手乾燥装置。 【請求項7】 請求項1〜請求項6までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、制御手段に加熱装置の異常を診断し表示する自己診断機能を備えさせた手乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄後の濡れた手を高速空気流の噴射によって乾燥処理する手乾燥装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置として例えば、特開平11―178742号公報や、特開平6―304090号公報に示されているように、高速空気流を、手を出し入れできる処理空間に噴出し、高速空気流の運動エネルギーによって手に付着した水分を処理空間内へ吹飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置がある。こうした手乾燥装置の中には、特開平10―75915号公報に示されているように、処理空間へ吹出す高速空気流を温風にすることができるようにしたものもある。温風を作る装置としては、ブロアーの吸込み空気に熱量を供給してこれを昇温させる蓄熱式の空気加熱装置が広く採用されている。蓄熱式の空気加熱装置は、ヒーターを蓄熱放熱箱に収めた構成が採られ、ブロアーの吸込口に装着されている。空気加熱装置は、常時運転させる必要はないので、ブロアーとは切離された独自の運転/停止スイッチを備えている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の空気加熱装置を備えた手乾燥装置においては、温風にするかしないかを利用者や管理者が、設置場所の環境や日々の気温状況等によって決定しなければならず、管理し難いものである。冬季といっても暖かい日もあり、また、空調設備の温度管理が整った設置場所では温風にする必要がなかったりする。こうした状況に対応して空気加熱装置の運転を管理することは難しく、不用なのに空気加熱装置が運転状態になっていて電力が無駄に消費されているようなことも多い。 【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、加熱装置を持つ手乾燥装置を管理し易いものとすることであり、無駄な電力の消費を抑えることであり、使い易い手乾燥装置を得ることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するために請求項1の発明は、手を出し入れできる処理空間を有する箱体と、箱体内に外部から空気を吸込み、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、箱体の処理空間に噴出する気流発生部とを備えた乾燥装置と、乾燥装置の空気の吸込口に設けられ、吸込まれる空気を昇温する加熱装置とからなる手乾燥装置について、その加熱装置に制御手段を設け、制御手段により設定温度に対して自動で加熱運転と運転停止を行うようにする手段を採用する。 【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における制御手段についての設定温度を可変とする手段を採用する。 【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項2に係る前記手段における制御手段についての設定温度を段階的に可変とする手段を採用する。 【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項2に係る前記手段における制御手段についての設定温度を無段階に可変とする手段を採用する。 【0009】前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1に係る前記手段における制御手段に自動運転と連続運転と運転停止とを指示する切替スイッチを設ける手段を採用する。 【0010】前記課題を達成するために請求項6の発明は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段における乾燥装置に設けた電源スイッチで加熱装置の電源の入れ切りができるようにする手段を採用する。 【0011】前記課題を達成するために請求項7の発明は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記手段における制御手段に、加熱装置の異常を診断し表示する自己診断機能を備えさせる手段を採用する。 【0012】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6によって示す本実施の形態は、加熱装置を備えた手乾燥装置に関するものである。図1によって全体を断面して示すように、この手乾燥装置は、開放シンク状の処理空間1を形成した本体箱体2に気流発生部3が組込まれて乾燥装置4が構成され、気流発生部3の吸込口5に蓄熱式空気加熱装置6が接続されている。本体箱体2の処理空間1は、手を出し入れできる有底の開放空間として形成され、その手挿入口近傍には、処理空間1への手の挿抜を検知する赤外線による手検知センサー(図示しない)が設けられている。 【0013】気流発生部3は、本体箱体2の下部に開口した吸込口5から空気を吸込み、ブロアーで高圧空気流を生成して処理空間1の手挿入口近傍において水分を吹飛ばす手乾燥に関する作動気流としての高速の気流をノズル7によって形成するものである。 【0014】蓄熱式空気加熱装置6は、図1及び図3に示すように外部に開放した通風路を構成する蓄熱放熱箱8にシーズヒーター9が組込まれた構成である。蓄熱放熱箱8は、シーズヒーター9の熱量を蓄熱するとともに空気に放熱する箱体で、上部にエアーチャンバー10を備えている。エアーチャンバー10には吸引力の作用により開放するダンパー11が設けられ、ダンパー11の開放により、エアーチャンバー10に連絡して設けられた接続口12と、乾燥装置4の吸込口5とが連通する。 【0015】蓄熱式空気加熱装置6の電源は、図2に示すように電源線13によって乾燥装置4側から供給され、乾燥装置4の電源スイッチ14の投入で電源が供給される。蓄熱式空気加熱装置6には、図4に示すようにマイコン15を搭載した制御回路16が組込まれている。制御回路16は、手乾燥装置の周囲の温度を検知する温度検知回路17と、シーズヒーター9の温度を検知するヒーター温度検知回路18と、マイコン15と、ヒーター駆動回路19と温度設定スイッチ20とから構成されている。温度検知回路17の出力と温度設定スイッチ20の信号がマイコン15に入力され、マイコン15のプログラムに従って処理されてヒーター駆動回路19を介してシーズヒーター9への通電が制御される。温度検知回路17の出力が設定温度以上であれば、シーズヒーター9への通電は絶たれ、設定温度未満では通電される。温度設定スイッチ20は、例えば20度、21度、22度、23度といった具合に一度刻みに段階的に設定することができ、この温度設定に基づいて蓄熱式空気加熱装置6が自動運転される。 【0016】また、制御回路16には図5で示すようにLED21等で構成された表示装置が接続され、マイコン15には異常検知手段22が接続されている。異常検知手段22は、シーズヒーター9等の部品や組立て未接続等を電気抵抗値として検知し、その信号をそれぞれマイコン15に出力する。マイコン15は、プログラムに従って異常検知手段22からの信号を処理し、異常があればその異常内容をLED21の点燈組合せや点滅によって表示する。 【0017】乾燥装置4は、その内部に組込まれた制御回路によって独自に運転制御される。処理空間1における手を検知する手検知センサーの出力信号が制御回路に取込まれ、制御回路でのプログラムによる処理によって、気流発生部3が制御される。即ち、制御回路は、手検知センサーの出力信号が有ると、気流発生部3を駆動させる処理をし、その後、手を検知していた手検知センサーの出力信号が無くなると、気流発生部3を停止する処理を行う。 【0018】一方、蓄熱式空気加熱装置6は、乾燥装置4の電源スイッチ14の投入とともに電源が供給され、自動運転態勢になる。温度設定スイッチ20の設定温度が例えば、20度であれば制御回路16は、温度検知回路17による周囲温度の値を読取り、周囲温度が20度以上であれば、シーズヒーター9への通電は停止される。周囲温度が20度未満であれば、シーズヒーター9への通電が行われる。 【0019】そして、乾燥装置4の気流発生部3の動作とともにダンパー11が吸込力を受けて開き、昇温又は非昇温の空気が吸込口5から吸込まれ、処理空間1へ高速の作動気流として吹出される。このように設定温度に基づいて蓄熱式空気加熱装置6を自動運転させることによって、管理し易い手乾燥装置となり、無駄な電力の消費も抑えることができる。段階的に設定温度を可変に構成したものでは、利用者の好みや使用環境に応じて作動気流を昇温させることができ、使い易い手乾燥装置となる。 【0020】また、図6に示すように設定温度を無段階に可変できるボリューム式の温度設定スイッチ20とすることにより、さらにきめ細かな温度設定が可能であり、使い易いものとなる。乾燥装置4の電源スイッチ14で蓄熱式空気加熱装置6の電源を断続できるので不使用時に蓄熱式空気加熱装置6の電源を切忘れるような不都合も起きない。そして、蓄熱式空気加熱装置6が異常を自己診断し表示する機能を持っているため、生産時の検査が簡単になり、利用者が故障箇所や故障部品を簡単に特定でき、修理をスピィディーに行うことができる。 【0021】実施の形態2.図7によって示す本実施の形態は、蓄熱式空気加熱装置6に停止/自動運転/連続運転を選択できる切替スイッチ23を設けたものであり、それ以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。 【0022】本実施の形態の手乾燥装置では、蓄熱式空気加熱装置6に運転停止と自動運転と連続運転とを選択できる切替スイッチ23が設けられている。切替スイッチ23で停止を選択すれば、シーズヒーター9への通電は絶たれ続け、連続運転を選択すればシーズヒーター9への通電は継続される。自動運転を選択すれば、実施の形態1の動作で設定温度に基づく自動運転が行われる。この構成を採ることにより、利用者の好みに応じて作動気流の昇温/非昇温を選択することができる。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じである。 【0023】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、加熱装置を持つ手乾燥装置を管理し易いものとすることができる。そして、無駄な電力の消費も抑えることができる。 【0024】請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに使い易いものとなる。 【0025】請求項3の発明によれば、請求項2に係る前記効果とともにより使い易いものとなる。 【0026】請求項4の発明によれば、請求項2に係る前記効果とともにより使い易いものとなる。 【0027】請求項5の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに選択の自由度がまし使い易いものとなる。 【0028】請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記効果とともに加熱装置の電源の切忘れを回避できる。 【0029】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記効果とともに生産時の検査の簡易化や故障箇所の特定が簡単になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
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| 【出願日】 |
平成14年1月17日(2002.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204897(P2003−204897A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−8315(P2002−8315) |
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