| 【発明の名称】 |
入浴用具 |
| 【発明者】 |
【氏名】高坂 勝巳
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| 【要約】 |
【課題】入浴使用時に袋体の開口縁の垂れを防止し、しかも使用者にとって窮屈な状態や使用上の面倒を強いることなく、よりリラックスした状態としての使用が望めることとした入浴用具とする。
【解決手段】フレキシブルで密封性、耐化学性を保有する素材で成形され、少なくとも底部が閉塞された袋状としてある入浴用具本体の開口にフロ−トを備えていることとし、前記したフロ−トは開口の全周にわたって備えられていることとし、前記したフロ−トはスイムリングを用いてあることとし、前記したスイムリングは耐水性の粘着テ−プ等の接合材で入浴用具本体開口縁に着脱自在に備えられていることとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フレキシブルで密封性、耐化学性を保有する素材で成形され、少なくとも底部が閉塞された袋状としてある入浴用具本体の開口にフロ−トを備えていることを特徴とする入浴用具。 【請求項2】 前記したフロ−トは開口の全周にわたって備えられていることを特徴とする請求項1に記載の入浴用具。 【請求項3】 前記したフロ−トはスイムリングを用いてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入浴用具。 【請求項4】 前記したスイムリングは耐水性の粘着テ−プ等の接合材で入浴用具本体開口縁に着脱自在に備えられていることを特徴とする請求項4に記載の入浴用具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は入浴用具、特に一般家庭における浴槽にあっても簡便に使用することが可能で、薬効温泉源湯をはじめとする身心への良好な作用が得られる液体を少量の使用で済まし、衛生的で経済的に実行することができることとした入浴用具に関する。 【0002】 【発明の背景】従来より、種々の傷や病を治癒する効力のある温泉の存在が多く知られている。しかしながら、これらの温泉は一般的に遠隔地であることが多く、長い時間と費用をかけなければ出向いて行くことができず、また、その温泉の有効性が知られ周知性が増す程に人気も上昇し、長い時間を待たなければ予約も適わず出かけて行って入浴することもできない状態であるのが現実となっている。 【0003】逆に、上記した温泉地より温泉水(源泉水)を、例えば個人宅等へ輸送することは物理的にも経済的にも極めて困難なことであり、多くの場合には源泉水の有効成分を濃縮、乾燥等の工業的手段を施し、取り扱い易い状態として輸送し、通常の湯水に溶解、分散させて使用することが行われてはいるが、前記した人工手段を加えることによって薬効が低減化してしまうことは避けることができない。 【0004】係る実状に着目して出願人は少量の源泉水で当該温泉地に出向き、入浴した場合と同等の効果を得ることができる入浴方法及び入浴用具を開発した(特願2000−379815)。この入浴方法は大概的に、密封性と耐化学性を有するフレキシブルな袋体に源泉水等を入れ、その袋体内に人が入ったまま、通常の湯水が入れられた浴槽内に入るというもので、少量の源泉水を使って、通常の湯水の水圧を利用し、現地へ出向したと同等の効果を得んとするものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出願人が開発、提案した上記の入浴用具にあっては袋体の開口縁の措置が格別に考慮されていなかったため、使用時に、その袋体の開口縁が垂れたりするため、頸部を結ぶ等して固定し、その開口縁の垂れを防止し、袋体内の源泉水が流出したり、あるいは袋体内に通常の湯水が流入したりしてしまうことを防止する手立てが要求されることとなっていた。 【0006】 【発明の目的】そこで、本発明は上記した実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、入浴使用時に袋体の開口縁の垂れを防止し、しかも使用者にとって窮屈な状態や使用上の面倒を強いることなく、よりリラックスした状態としての使用が望めることとした入浴用具を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明に係る入浴用具はフレキシブルで密封性、耐化学性を保有する素材で成形され、少なくとも底部が閉塞された袋状としてある入浴用具本体の開口にフロ−トを備えていることを特徴とし、前記したフロ−トは開口の全周にわたって備えられていることを特徴とし、前記したフロ−トはスイムリングを用いてあることを特徴とし、前記したスイムリングは耐水性の粘着テ−プ等の接合材で入浴用具本体開口縁に着脱自在に備えられていることを特徴としている。 【0008】 【作用】上記した構成としたことによって、使用時に袋体の開口縁はフロ−トの存在によって浴槽内の通常の湯水上に浮いて位置することとなり、使用者はごく自然な姿勢と状態でこの入浴用具を使用することができることとなり、また、フロ−トとしてスイムリングを用いれば不使用時の収納をはじめ繰り返しての使用にも非常に便利なものとなるのである。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形態を図1を参照して説明する。図1は本発明を実施した入浴用具の使用状態を示す図である。 【0010】この図1にあって符号1は一般家庭用の浴槽を示し、2はその浴槽1内に入れられた通常の湯水を示している。3は本発明を実施した入浴用具本体を示しており、この入浴用具本体3は液体が浸透してしまうことのない密封性を有し、かつ、酸やアルカリ等の化学特性に耐える耐化学性を有しており、勿論、液体に不溶性であり、フィルム材やシ−ト材、特にビニ−ル等のプラスチックで成形されたフレキシブルな上面開口の袋体とされている。 【0011】この入浴用具本体1は一般的なガセットのない袋体としてもよいが、人体の形状に合わせて手腕挿入部や下肢挿入部等を作ることも可能で、かかる成形に際しては素材の継ぎ目や切り込み等はヒ−トシ−ル等の手段によって漏れの生じることのないように閉塞される。 【0012】また、使用者の運動能力等にもよるが、入浴用具本体1の下端部分や座った場合の尻、腰等と対応する部分の表面にはゴム等をはじめとする摩擦係数の大きな素材による滑り止め用の突子やシ−ト等を設けておくこともできる。 【0013】本実施の形態にあっては入浴用具本体3の開口縁3aにはフロ−トとしてのスイムリング(浮き輪)4が装着されたものとなっている。このスイムリング4は市販のものを利用して用いることができ、内部に一般的な空気を充填させたビニ−ル製のものとなっている。 【0014】本実施の形態にあってこのスイムリング4の装着は、スイムリング4のリング内に入浴用具本体3(特に開口部分)を挿入し、外巻き状態にスイムリング4の外周面にその開口縁3a部分を巻き付けることによりなされている。勿論これは内巻き状態とすることも可能である。 【0015】また、フロ−トとしてのスイムリング4はこれにこだわるものではなく、プラスチック、木製、発泡スチロ−ル等の素材を用いてもよく、格別にリング状としなければならないということもない。 【0016】前記したフロ−トとしてのスイムリング4に開口縁3aが巻き付けられると、その端部は本実施の形態にあっては耐水性を有する粘着テ−プ5・5によって脱落を防止するために止着され固定される。この粘着テ−プ5・5もこれに限定されるものではなく、開口縁3aにボタン、ホック等の接合材(接合手段)を設けておくこともできる。 【0017】その他、入浴用具本体3自体の構造は使用者の身体的な運動能力や介護者の必要数、周辺の附帯設備、環境等に応じ適宜設計変更して使用することができる。 【0018】本実施の形態に係る入浴用具本体3は上記のように構成される。この使用例(入浴方法)としての一例は浴槽1内に必要な温度と量の通常水の湯水2を準備する。この際、安全性を確保するため浴槽1の底に滑り止め具を用いておくとよい。そして、入浴用具本体3内に必要量の源湯6を入れ、この状態の入浴用具本体3を浴槽1内に入れ、通常水の湯水2と源湯6の温度が相転移して略同一となった後に、入浴者は入浴用具本体3内に足から入り、必要時間安静とする。 【0019】あるいは、先に入浴用具本体3を装着した状態で浴槽1の通常水の湯水2内に入り、その水温に身体がなじんだ時点で温度調整した源湯6を徐々に入浴用具本体3内に注ぎ込み必要時間安静にする。 【0020】尚、上記した入浴方法は全身浴のみならず、半身浴の場合にも実行でき、フロ−トとしてのスイムリング4の存在により、使用者は入浴中の姿勢を束縛されることもなく自在な動きも可能となってくるもので、疾患の部位や美容等を目的とする場合には頭部まで全身浸漬浴を行うこともできる。かかる場合にはシュノ−ケル等を併用することもできる。 【0021】上記に加えて、入浴に際して補助的にセラミックを介在させると、セラミックから加温による遠赤外線の放射が得られ、皮膚穴を開かせることでより一層の効果の向上が図られる。 【0022】ここで、具体的な実施例を述べる。源湯6として秋田県の玉川温泉の源湯(pH1.2、温度18℃)を約10リットル入浴用具本体3内に注入して、温度を38℃とした通常の湯水2内に入れた。約5分の経過後に源湯6の温度は浴槽1内の湯水2と同じ38℃に上昇した。リュ−マチ疾患のある者がこの入浴用具本体3内に入り、浴槽1の通常の湯水2内へ5分〜30分入ることで現地での入浴と略同等の効果を得、現地における入浴の感触を味わうことができた。また、前記した源湯6を通常の湯で50%に薄めたものとして使用することもできた。 【0023】本実施の形態に係る入浴用具は上記のように構成されている。その実施例として薬効のある源湯について述べたがこれに限らず、世界各地に存在する霊泉、霊水、あるいはミネラル水や湯の花、市販の入浴剤を用いた場合も濃度が高く、大きな効果を得られることとなり、漢方湯、酒風呂、塩風呂、牛乳風呂等としての使用にも応用可能となっている。また、ベルジュバンス等の弱酸性浴、タラソテラピ−等の泥浴等の美容浴にも十分に使用可能となっている。 【0024】 【発明の効果】本発明に係る入浴用具は上述のように構成され、使用される。そのために袋体の上部開口縁を結んだり、締めたり作業も必要なく、その開口縁が垂れてしまうことがなくなるため、使用状態が自然となり、身体に窮屈さを強いることがなく、よりリラックスした使用感が得られることとなり、不使用時の収納や繰り返しての使用にも煩わしさがなく、安全性の点でも優れたものとなっている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596106630 【氏名又は名称】高坂 勝巳
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| 【出願日】 |
平成14年1月15日(2002.1.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081570 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 彰芳
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| 【公開番号】 |
特開2003−204892(P2003−204892A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−5893(P2002−5893) |
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