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【発明の名称】 携帯用便座シート
【発明者】 【氏名】大口 則昭

【要約】 【課題】本発明は、小さくて軽量であり、小バッグ等に入れて携帯可能であり、使用時には折り畳まれているのを拡げるだけで簡単に敷くことができる携帯用便座シートを提供することを目的とする。

【解決手段】本発明の携帯用便座シートは、長方形の水溶性繊維シート1の長手方向を前後にして、便座開口部3面積を4分割した左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)を形成すると共に、便座開口部3面積に位置する左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)がコ字状の各切断線の端部間で接続保持されているので、自重によって便座開口部3内に便座開口部3周縁に沿って垂れ下がる。さらに、L字状の端部間で接続保持される台形状面積の後部(ホ)を形成し、後部(ホ)を便座開口部3内に折り込む。この状態で、便座にU字状に携帯用便座シートが載置され、安定して携帯用便座シートを使用可能となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長方形の水溶性繊維シート1の長手方向を前後にして、該水溶性繊維シート1の中央に便座開口部3面積を縦方向に左右に2分する縦切断線4と、該縦切断線4を横断し、便座開口部3の横方向の最大開口幅を結ぶ中央横切断線5とを設け、便座開口部3の前方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの前方横切断線6及び便座開口部3の後方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの略Ω状の後方横切断線7と、前記前方横切断線6と前記中央横切断線5とに接近して末広がり状に斜めに形成されたコ字状の左前斜め切断線8及び逆コ字状の右前斜め切断線9と、前記中央横切断線5と前記後方横切断線7とに接近して先すぼまり状に斜めに間隔を離して2個直列に形成された逆コ字状の左後斜め切断線10及びコ字状の右後斜め切断線11とからなり、縦切断線4、中央横切断線5、前方横切断線6、後方横切断線7でそれぞれ分割され、さらにコ字状の各切断線8、9、10、11の端部間で接続保持され、便座開口部3面積を4分割した左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)を形成すると共に、前記後方横切断線のL字状端部に所定間隔を離して平行に形成し、さらに後方横切断線7の便座開口部3の端部から後方に水溶性繊維シート1の後縁部に到達する後方斜め切断線12を形成し、L字状の端部間で接続保持される台形状面積の後部(ホ)を形成することを特徴とする携帯用便座シート。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆便所等の洋式便器に腰掛けて用を足す際に、肌が直接便座に触れないように便座を覆う使い捨ての携帯用便座シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆便所等は和式が主であって洋式の便器を使用したものは少なかったが、最近では洋式便器も見かけるようになってきた。洋式便器は腰掛けて使用することから、汚れていなくても他人が使用した便座に肌を触れるのは気持ちが悪く、中にはティッシュペーパーやトイレットペーパーを便座に敷くこともあるが、ズレ易く不安定であり、なかなか思うようには行かなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、小さくて軽量であり、小バッグ等に入れて携帯可能であり、使用時には折り畳まれているのを拡げるだけで簡単に敷くことができる携帯用便座シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の携帯用便座シートは、長方形の水溶性繊維シート1の長手方向を前後にして、該水溶性繊維シート1の中央に便座開口部3面積を縦方向に左右に2分する縦切断線4と、該縦切断線4を横断し、便座開口部3の横方向の最大開口幅を結ぶ中央横切断線5とを設け、便座開口部3の前方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの前方横切断線6及び便座開口部3の後方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの略Ω状の後方横切断線7と、前記前方横切断線6と前記中央横切断線5とに接近して末広がり状に斜めに形成されたコ字状の左前斜め切断線8及び逆コ字状の右前斜め切断線9と、前記中央横切断線5と前記後方横切断線7とに接近して先すぼまり状に斜めに間隔を離して2個直列に形成された逆コ字状の左後斜め切断線10及びコ字状の右後斜め切断線11とからなり、縦切断線4、中央横切断線5、前方横切断線6、後方横切断線7でそれぞれ分割され、さらにコ字状の各切断線8、9、10、11の端部間で接続保持され、便座開口部3面積を4分割した左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)を形成すると共に、前記後方横切断線のL字状端部に所定間隔を離して平行に形成し、さらに後方横切断線7の便座開口部3の端部から後方に水溶性繊維シート1の後縁部に到達する後方斜め切断線12を形成し、L字状の端部間で接続保持される台形状面積の後部(ホ)を形成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。本発明の携帯用便座シートは、図1に示すように、長方形の水溶性繊維シート1から成り、折り畳まれた状態から拡げて長手方向を前後にして洋式便器2の便座開口部3の周り、すなわち便座に載せて使用するものである。なお、便座開口部3とは、腰掛けるために便座を下ろした時の上方から見た状態の開口部である。説明の都合上、図2の下方を前、上方を後とし、図面の左右をそれぞれ左右として以下に説明する。図2に示すように、長方形の水溶性繊維シート1の長手方向を前後にして、該水溶性繊維シート1の略中央に便座開口部3面積を縦方向に左右に2分する縦切断線4と、該縦切断線4を横断し、便座開口部3の横方向の最大開口幅を結ぶ中央横切断線5とを設ける。次に、便座開口部3の前方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの前方横切断線6及び便座開口部3の後方に前記縦切断線4の端部と連絡する所定長さの略Ω状の後方横切断線7と、前記前方横切断線6と前記中央横切断線5とに接近して末広がり状に斜めに形成されたコ字状の左前斜め切断線8及び逆コ字状の右前斜め切断線9と、前記中央横切断線5と前記後方横切断線7とに接近して先すぼまり状に斜めに間隔を離して2個直列に形成された逆コ字状の左後斜め切断線10及びコ字状の右後斜め切断線11とを形成する。こうして、前記縦切断線4、中央横切断線5、前方横切断線6、後方横切断線7でそれぞれ分割され、さらにコ字状の各切断線8、9、10、11の端部間で接続保持され、便座開口部3面積を4分割する左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)を形成する。さらに、前記後方横切断線7のL字状端部に所定間隔を離して平行に形成し、さらに後方横切断線7の便座開口部3の端部から水溶性繊維シート1の後縁部に到達する後方斜め切断線12を形成し、L字状の端部間で接続保持される台形状面積の後部(ホ)を形成する。
【0006】上記のように構成された長方形の水溶性繊維シート1を縦切断線4に沿って左右方向に2つ折りして重ね、重ねた水溶性繊維シート1を中央横切断線5に沿って上下方向にさらに2つ折りして重ねて、4つ折りの水溶性繊維シート1を形成する。この折り畳まれた水溶性繊維シート1、すなわち携帯用便座シートは、複数枚重ねてビニール袋等に包装し、小バッグ或いはポケットに入れて携行することができる。
【0007】次に、本発明の携帯用便座シートの使用方法について、図面に基づいて述べると、包装袋を開封して中から1枚の携帯用便座シートを取り出し、その際、取り出した携帯用便座シートは4つ折り状に折り畳まれており、上下方向に折り重ねられたシート片を表にし、中央横切断線5の折曲部が便座開口部3側となるようにして洋式便器2の後方隅部に載置する。なお、中央横切断線5に沿って上下方向に折り重ねると、中央横切断線5が水溶性繊維シート1の前方部に位置するため、折り重ねたシート片は水溶性繊維シート1の後縁部とはズレて重なる。次に、折り重ねられたシート片を便座に沿って前方向、すなわち手前方向に拡げ、この時縦切断線4の折曲部が便座開口部3側、すなわち開く方向が便座開口部3側となるように載置されている。そして、折り重ねられている表側のシート片を片方の指で摘み、他方の指で裏側のシート片を押さえて、反対側の便座に向かって折り重ねられているシートを拡げる。この時、便座開口部3面積に位置する左前部(イ)、右前部(ロ)、左後部(ハ)、右後部(ニ)がコ字状の各切断線8、9、10、11の端部間で接続保持されているので、図1に示すように、自重によって便座開口部3内に便座開口部3周縁に沿って垂れ下がる。また、折り重ねられたシートを拡げ終わったら、最後に後部(ホ)を便座開口部3内に折り込む。この状態で、便座にU字状に携帯用便座シートが載置され、安定して携帯用便座シートを使用可能となる。
【0008】
【効果】このように、本発明の携帯用便座シートは、洋式便器の便座開口部の周りに折り畳まれた携帯用便座シートを拡げてU字状に載置することができるので、便座上に肌を触れる部分を覆うことができ、衛生的であると共に、使用後は水と一緒に流すことができる。
【出願人】 【識別番号】501494838
【氏名又は名称】大口 則昭
【出願日】 平成13年12月25日(2001.12.25)
【代理人】 【識別番号】100110537
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 繁 (外1名)
【公開番号】 特開2003−190040(P2003−190040A)
【公開日】 平成15年7月8日(2003.7.8)
【出願番号】 特願2001−390852(P2001−390852)