| 【発明の名称】 |
洗面化粧台 |
| 【発明者】 |
【氏名】沖胡 克己 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】収納空所の上方空間を確実に収納物の収納スペースとして利用できるような洗面化粧台を提供する。
【解決手段】洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置する。洗面台本体1とキャビネット2とを壁面に沿わせて立設した背面壁5で連結する。洗面台本体1の上面後部に上面を棚とする立ち上り部6を形成する。上記立ち上り部6の前面に上下に亙って後方に凹没させた収納空所7を設ける。立ち上り部6の上面に開口した収納空所7の上方開口7aに架け渡すように板状のトレイ8を着脱自在に設置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗面ボウルを備えた洗面台本体の上方位置に前面にミラーを備えたキャビネットを配置し、洗面台本体とキャビネットとを壁面に沿わせて立設した背面壁で連結し、洗面台本体の上面後部に上面を棚とする立ち上り部を形成すると共に、上記立ち上り部の前面に上下に亙って後方に凹没させた収納空所を設けてなる洗面化粧台において、立ち上り部の上面に開口した収納空所の上方開口に架け渡すように板状のトレイを着脱自在に設置したことを特徴とする洗面化粧台。 【請求項2】 収納空所から斜め上方に突起体を突設し、上記突起体にはその突出方向の中央部に節部を設けると共に、上記突起体の節部以前の部位が節部以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突起体の突出角度を2段階に傾斜させ、背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に設置したトレイの貫通穴に上記突起体を嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。 【請求項3】 上記突起体は、収納空所に沿わせる板面部と、上記板面部の前面から前方且つ斜め上方に突出してトレイの貫通穴に嵌合させる突出棒と、板面部の後面から後方に突出して収納空所に貫通させた位置決め孔に嵌合させる位置決め突起と、板面部の後面から後方に突出して収納空所内に貫通させた取付孔に貫通させるおねじ突起とから成り、上記位置決め孔に位置決め突起を嵌合しつつ上記取付孔におねじ突起を挿通し、立ち上り部の内部に位置させたおねじ突起にナットを締結し、板面部とナットとで収納空所を挟持したことを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。 【請求項4】 背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に設置したトレイには非円形状の貫通穴を上下に貫通し、立ち上り部の上面に上方に向って突設した突起体の突出基部に設けたフランジ片を上記貫通穴に嵌合し、上記突起体の突出先端部に設けた頭部にトレイを立ち上り部の上面に押し付けるキャップを着脱自在に被着したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。 【請求項5】 キャビネットの下面から垂下して背面壁を形成する垂下片に突起体を突設し、背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に架け渡すようにトレイを設置し、上記トレイに設けた上下に貫通した貫通穴に上記突起体を嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗面化粧台に関する発明であって、詳しくは、洗面化粧台の収納スペースを使用状態に応じて多く確保するような技術に関する発明である。 【0002】 【従来の技術】従来から、洗面化粧台は、図17に示すように、洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置し、キャビネット2の下端と洗面台本体1の上端とを壁面に沿わせた背面壁5で連結させて構成されている。この洗面化粧台にあっては、洗顔や整髪等に使用する様々な洗顔料や整髪料等の収納物を使い勝手よく収納させるように洗面台本体1の上面に収納スペースをより多く確保することが求められている。この例の洗面化粧台にあっては、洗面ボウル3が開口する洗面台本体1の上面の後部には上面を棚とする立ち上り部6を形成して立ち上り部6の上面に収納物の収納スペースを設けると共に、上記立ち上り部6の前面に上方に開口する収納空所7を設けて上記立ち上り部6の上面の収納スペースに収納できない丈の高い収納物を収納できるようにしてある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際には、収納空所7の上方空間Aは何にも使用されないスペースを形成させてしまうことになり、この場合にも上記収納空所7の上方空間Aの有効利用が期待されるものであった。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、収納空所の上方空間を確実に収納物の収納スペースとして利用できるような洗面化粧台を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る洗面化粧台は、洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置し、洗面台本体1とキャビネット2とを壁面に沿わせて立設した背面壁5で連結し、洗面台本体1の上面後部に上面を棚とする立ち上り部6を形成すると共に、上記立ち上り部6の前面に上下に亙って後方に凹没させた収納空所7を設けてなる洗面化粧台において、立ち上り部6の上面に開口した収納空所7の上方開口7aに架け渡すように板状のトレイ8を着脱自在に設置したことを特徴とする。これによると、立ち上り部6の上面に開口した収納空所7の上方開口7aに架け渡すように板状のトレイ8を着脱自在に設置したので、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイ8を設置しないでおき、また、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイ8を収納空所7の上方開口7aに架け渡すように設置するといったように、洗面化粧台の使用者の使用状態に応じてトレイ8を所定位置に選択的に設置させることができ、立ち上り部6の高さ寸法よりも大きな収納物を収納空所7に収納させないとデッドスペースになってしまうおそれのある収納空所7の上方空間Aを常に収納スペースとして利用することができるのである。 【0006】また、請求項2の洗面化粧台にあっては、請求項1において、収納空所7から斜め上方に突起体17を突設し、上記突起体17にはその突出方向の中央部に節部27を設けると共に、上記突起体17の節部27以前の部位が節部27以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突起体17の突出角度を2段階に傾斜させ、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに設置したトレイ8aの貫通穴16に上記突起体17を嵌合したことを特徴とする。これによると、トレイ8aを所定位置に設置するには、突出方向の中央部に節部27を設けると共に突起体17の節部27以前の部位が節部27以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突出角度を2段階に形成させて収納空所7に突設させた突起体17を、背面壁5の前面に後端面を沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに配置したトレイ8aの貫通穴16に嵌合させることで行われるので、トレイ8aを所定位置に設置した状態では、2段階の傾斜角度に形成された突起体17に合わせて2方向にトレイ8aをスライドさせねば突起体17からトレイ8aが取り外せないといったようにトレイ8aを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁5及び貫通穴16に嵌合した突起体17によってトレイ8aを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、所定位置に突起体17を介してトレイ8aを設置させた場合には、トレイ8aは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。 【0007】また、請求項3の洗面化粧台にあっては、請求項2において、上記突起体17は、収納空所7に沿わせる板面部18と、上記板面部18の前面から前方且つ斜め上方に突出してトレイ8aの貫通穴16に嵌合させる突出棒19と、板面部18の後面から後方に突出して収納空所7に貫通させた位置決め孔22に嵌合させる位置決め突起20と、板面部18の後面から後方に突出して収納空所7内に貫通させた取付孔23に貫通させるおねじ突起21とから成り、上記位置決め孔22に位置決め突起20を嵌合しつつ上記取付孔23におねじ突起21を挿通し、立ち上り部6の内部に位置させたおねじ突起21にナット26を締結し、板面部18とナット26とで収納空所7を挟持したことを特徴とする。これによると、収納空所7に突起体17を突設させる際には、おねじ突起21にナット26を締結させて板面部18とナット26とで収納空所7を挟持して行わせるものであるが、このとき、位置決め孔22と位置決め突起20との嵌合は、突起体17の位置決めをすると共にナット26のおねじ突起21への螺合による突起体17の回転を抑える働きをするものであり、つまり位置決めした状態で突起体17を押さえてナット26をおねじ突起21に締結させるといった施工者に負担のかかる作業を無くすることができ、突起体17の収納空所7への組付け作業の容易化を図ることができるのである。 【0008】また、請求項4の洗面化粧台は、請求項1において、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに設置したトレイ8bには非円形状の貫通穴30を上下に貫通し、立ち上り部6の上面に上方に向って突設した突起体34の突出基部に設けたフランジ片38を上記貫通穴30に嵌合し、上記突起体34の突出先端部に設けた頭部35にトレイ8bを立ち上り部6の上面に押し付けるキャップ40を着脱自在に被着したことを特徴とする。これによると、トレイ8bを所定位置に設置するには、トレイ8bを背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに配置し、立ち上り部6の上面に上方に向って突設した突起体34の突出基部に設けたフランジ片38をトレイ8bに設けた非円形状の貫通穴30に嵌合し、上記突起体34の突出先端部に設けた頭部35にキャップ40を被着して上記キャップ40でトレイ8bを立ち上り部6の上面に押し付けることで行われるので、トレイ8bを所定位置に設置した状態では、トレイ8bを立ち上り部6の上面に押し付けたキャップ40によってトレイ8bを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁5及びフランジ片38を非円形状の貫通穴30に嵌合した突起体34によってトレイ8bを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、所定位置にトレイ8bを設置させた場合には、トレイ8bは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。 【0009】また、請求項5の洗面化粧台は、請求項1において、キャビネット2の下面から垂下して背面壁5を形成する垂下片5bに突起体51を突設し、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに架け渡すようにトレイ8cを設置し、上記トレイ8cに設けた上下に貫通した貫通穴50に上記突起体51を嵌合したことを特徴とする。これによると、トレイ8cを所定位置に設置するには、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに架け渡すようにトレイ8cを配置し、キャビネット2の下面から垂下して背面壁5を形成する垂下片5bに突設した突起体51を上記トレイ8cに設けた上下に貫通した貫通穴50に上方から嵌合させることで行われるので、トレイ8cを所定位置に設置した状態では、トレイ8cの貫通穴50への突起体51の上方からの嵌合によってトレイ8cを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁5及び貫通穴50に嵌合した突起体51によってトレイ8cを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、所定位置にトレイ8cを設置させた場合には、トレイ8cは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。 【0011】図1乃至図5に本発明の実施の形態の例を示す。図1に示すように洗面化粧台は、洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置し、キャビネット2の下端と洗面台本体1の上端とを壁面に沿わせた背面壁5で連結して構成されている。洗面ボウル3が開口する洗面台本体1の上面の後部には立ち上り部6が上方に立ち上がるように形成されている。この立ち上り部6は、その前面には洗面ボウル3に吐水するカラン9や上記吐水の温度設定をする温度調節杆10が設けられるものであって、その内部には上記カラン9に接続する給水管等の配設スペースを確保することから、前後に厚みを有する略函状に形成されるものである。そして、前後に厚みを有すると共に略水平面状に形成した立ち上り部6の上面にあっては、洗面台本体1の上面における空間を収納スペースとして利用できるように棚部として使用される。この立ち上り部6の上面の後部には、上記立ち上り部6の上面に飛び跳ねた水が洗面台本体1の後方に入り込むのを防止するために、壁面に沿って立ち上がる立設片5aが設けられている。一方、キャビネット2は、上部に配置されて洗面化粧台を照らす照明部11と、上記照明部11の下方位置に配置されて前面にミラー4を貼着した扉体13を備えると共に上記扉体13の後方部分に棚を架設して収納スペースを設けたキャビネット部12と、上記キャビネット部12の下端後方から壁面に沿って垂下する垂下片5bとで構成されている。この垂下片5bはその下端で洗面台本体1の立設片5aの上端に連結し、つまり垂下片5bと立設片5aとで上記背面壁5を形成させているのである。 【0012】本例の洗面台本体1にあっては、立ち上り部6の内部に配設する給水管等の配置を集中させて立ち上り部6の内部に何も配置しない空所を形成し、上記空所を利用して立ち上り部6の前面を後方に凹没させた収納空所7を設けている。この収納空所7は立ち上り部6の上下に亙るように設けられており、つまり収納空所7は前方開口及び上方開口を有しているのである。この収納空所7は洗面化粧台の上面における収納スペースとして使用されるものである。収納空所7及び立ち上り部6の上面における収納スペースは、キャビネット2のキャビネット部12に設けた収納スペースとは異なり、洗面化粧台の上面に直に面する収納スペースであるので、洗面化粧台を使用するにあたって使い勝手のよい収納スペースである。特にこの収納空所7における収納スペースは、立ち上り部6の上面における収納スペースと比べて、キャビネット2のキャビネット部12の下端までの高さ寸法が大きく形成された収納スペースであるので、立ち上り部6の上面における収納スペースに収納させ得なかった丈の高い洗顔料や整髪料等の収納物を収納させることができるといった利点がある。従来技術でも述べたが、収納空所7における収納スペースに立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはこの収納空所7の上方空間Aは何にも使用されない空所になってしまうので、このような場合本例では以下に述べるように、立ち上り部6の上面に開口する収納空所7の上方開口7aに蓋をするように上記立ち上り部6の上面における収納空所7の上方開口7aの縁部分に板状のトレイ8を架け渡すと共に、上記トレイ8の上に収納物を載置させ得るようにし、洗面化粧台の使用状態(収納空所7に収納させる収納物の大きさ)に応じて常にこの収納空所7の上方空間Aを収納スペースとして利用できるようにすることが行われる。 【0013】図2には本例のトレイ8aを示す。このトレイ8aは水平板状の上板部14と上記上板部14の後端部分から垂下した脚部15とで構成されている。このトレイ8aの後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせて当接させるように直線状に形成されており、また、脚部15には前方に行くほど上方に位置するような傾斜をもたせて形成した貫通穴16が設けられている。そして、このトレイ8aを収納空所7の上方開口7aに蓋をするように設置するにあたっては、その後端面を洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせつつ、脚部15の貫通穴16に後述する収納空所7から前方且つ斜め上方に突設した突起体17を嵌めることで行われる。 【0014】突起体17は、図3に示すように、収納空所7内の立ち上り部6の前面に沿わせる板面部18と、上記板面部18の前面から前方且つ斜め上方に突出した突出棒19と、板面部18の後面から後方に突出した位置決め突起20及びおねじ突起21とから構成されるものである。そして、この突起体17は収納空所7に前方且つ斜め上方に突設されるものであるが、これは、収納空所7内の立ち上り部6の前面に前後に貫通させた位置決め孔22及び取付孔23に対して、位置決め孔22に前方から位置決め突起20を嵌合させると共に取付孔23におねじ突起21を前方から挿入し、板面部18を収納空所7内の立ち上り部6の前面にパッキン24を介在させて当接し、取付孔23に挿通して立ち上り部6の内部に突出したおねじ突起21に後方から座金25及びナット26を締結させ、板面部18とナット26とで収納空所7内の立ち上り部6の前面を前後に挟持させることで、突起体17は前方且つ斜め上方に突出棒19を突出させた状態にして収納空所7内に取り付けられるのである。この突起体17の収納空所7への取付作業においておねじ突起21にナット26を螺合させる際には、突起体17におねじ突起21廻りの回転モーメントがかかるものであるが、位置決め突起20と位置決め孔22との嵌合は上記回転モーメントによる突起体17の回転を抑える働きをするのである。また、位置決め突起20と位置決め孔22との嵌合は突起体17の回転方向の位置決めを同時に行うものであることから、ナット26のおねじ突起21への締結作業にあっては、施工者が突起体17を位置決めした状態で押さえつけなくてもナット26のおねじ突起21への締結が行えるようにしていることから、施工者に負担となる作業を軽減させて突起体17の収納空所7への組付け作業の容易化が図られているのである。また、上記突起体17の突出棒19にあっては、その突出方向の中央部に節部27を設けると共に、上記突出棒19の節部27以前の部位が突出棒19の節部27以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突出棒19の突出角度を2段階に形成させている。 【0015】上記トレイ8aは、その上板部14の後端面を洗面化粧台の背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに架け渡して配置され、収納空所7の立ち上り部6の前面に取り付けた突起体17を介して固定設置されるものであるが、これは図4に示すように行われる。まず、収納空所7の立ち上り部6の前面から前方且つ斜め上方に突出した突出棒19の先端にトレイ8aの脚部15に設けた貫通穴16を臨ませるように近接させ、貫通穴16に突出棒19の先端を貫通させるように嵌め込み[図4(a)]、そのままトレイ8aを突出棒19の節部27以前の部位の傾斜角度に合わせて後方且つ下方にスライドさせ[図4(b)]、貫通穴16が突出棒19の節部27を通過したところでトレイ8aを突出棒19の節部27以後の部位の傾斜角度に合わせて後方且つ下方にスライドさせ[図4(c)]、突出棒19の基部が貫通穴16と嵌合し、上板部14の下面が立ち上り部6の上面に載置された状態でトレイ8aが所定位置に設置される[図4(d),図5]。なお、所定位置に設置されたトレイ8aを取り外すには上述したトレイ8aの所定位置への設置手順を逆に行えばよく、まず、節部27以後の部位の突出棒19における傾斜角度に合わせてトレイ8aを前方且つ上方にスライドさせ、次に、節部27以前の部位の突出棒19における傾斜角度に合わせてトレイ8aを前方且つ上方にスライドさせることで行われる。つまり2方向にトレイ8aをスライドさせねばトレイ8aは突起体17から取り外せないようになっている。 【0016】上述したようにトレイ8aを所定位置に設置した状態では、2段階の傾斜角度に形成された突起体17に合わせて2方向にトレイ8aをスライドさせねば突起体17からトレイ8aが取り外せないといったようにトレイ8aは上下方向の位置規制が為された状態になっており、また、背面壁5及び貫通穴16に嵌合した突起体17によってトレイ8aは水平方向にも位置規制が為された状態になっている。しかして、所定位置に設置されたトレイ8aにあっては、トレイ8aにたとえ衝撃が上方に向けてかかった場合でもトレイ8aは突起体17から外れてしまうことがなく、また、トレイ8aにたとえ衝撃が水平方向にかかった場合でも突起体17が貫通穴16に引っ掛かると共に上板部14の後端面が洗面化粧台の背面壁5に引っ掛かることからトレイ8aがずれてしまうこともないのである。このようにトレイ8aは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置されるのである。 【0017】このように所定位置に設置したトレイ8aにあっては、トレイ8aに収納物を載せて収納することで、収納空所7の上方空間Aを使い勝手のよい洗面台本体1の上面における新たな収納スペースとして活用させることができる。そして、これは特に収納空所7における収納スペースに立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際に有効である。つまり、収納空所7の上方空間Aは、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以上の収納物を収納させた際には収納スペースとして利用されるも、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収納させた際には収納スペースとして利用されないものであったが、この収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収納させた際に所定位置にトレイ8aを設置することで、上記上方空間Aを収納スペースとして活用できるのである。このように収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイ8aを設置しないでおき、また、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイ8aを収納空所7の上方開口7aに架け渡すように設置するといったように、洗面化粧台の使用者の使用状態に応じてトレイ8aを所定位置に選択的に設置させることで、寸法よりも大きな収納物を収納空所7に収納させないとデッドスペースになってしまうおそれのある収納空所7の上方空間Aを常に収納スペースとして利用することができるのである。 【0018】なお、トレイ8aの脚部15を弾性体で構成させることも好ましく、これによると、突起体17の突出棒19の貫通穴16への嵌合が弾接状態で行われることから、所定位置に設置したトレイ8aのがたつきを緩和させることができるのである。 【0019】また、本例において、突起体17を金属製にすると共にトレイ8aを樹脂製にすることも好ましく、これによると、所定位置に設置したトレイ8aに衝撃等によってかなり大きな荷重がかかった場合には、はじめにトレイ8aを破損させることができて上記荷重の洗面台本体1等への伝播を防ぎ、洗面台本体1の損傷を回避させることができるのである。ここで破損されるトレイ8aは洗面台本体1に比べて取替が容易なものであるから経済的である。 【0020】図6乃至図12には本発明の実施の形態の他例を示す。この例も、先の実施の形態の例と同様に、立ち上り部6に設けた収納空所7の上方開口7aに蓋をするようにトレイ8を着脱自在に設置し、使用状態に応じて洗面台本体1の上面における新たな収納スペースを確保させるようにした例であり、先の実施の形態の例と同様部分の説明は省き、相違する部分につき詳述する。 【0021】本例のトレイ8bは図6に示すものである。このトレイ8bは、左右方向に長い寸法を有する底板部28の外周縁に亙って上方に立ち上がる立上り片部29を立設させてなる略板状の部材である。ここで、トレイ8bの後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせて当接させるように直線状に形成されており、また、トレイ8bの左右方向の一端部には底板部28を上下に貫通した非円形の貫通穴30を備えたキャップ配置部が設けられている。このキャップ配置部は後述するキャップ40を配置する部位であり、トレイ8bの後端面と側端面とが交わる角部近傍の部位をいう。また、キャップ配置部にはキャップ40を係止して被着させる係止部及びキャップ40を導入するガイド部が設けられている。具体的に、係止部はキャップ配置部に位置したトレイ8bの後端面及び側端面における立上り片部29の上端部分からトレイ8bの内方に向って突出する係止片31で構成され、また、ガイド部は後述するキャップ40の係合突起43を挿入するための上記係止片31に設けた切欠32と、後述するキャップ40の垂下片部42に沿わせてスライド方向を規制するガイド突起33とから構成される。本例のトレイ8bは、その側端面が前方に行く程にトレイ8bの左右方向の中央位置に位置するように屈曲して形成されており、つまりトレイ8bの側端面の前端部分と後端面とは前後方向に対向する位置に位置しており、この側端面の前端部分と上記側端面の前端部分に対向する後端面の部位とにそれぞれ立上り片部29の内面に左右方向に平行な面33aを有するガイド突起33が設けられている。また、キャップ配置部にある係止片31は角部を経由して側端面及び後端面のそれぞれのガイド突起33に至るように連続して形成されているが、トレイ8bの後端面にある係止片31に1対の切欠32が並設されている。このトレイ8bは、図7に示す洗面台本体1の立ち上り部6の上面に上方に突出した突起体34と、図8及び図9に示すトレイ8bのキャップ配置部に配置するキャップ40とを用いて所定位置に設置される。 【0022】突起体34は、上端に設けた頭部35から上記頭部35の径より小さい径にした首部36及び軸部37を順に連続させて垂下し、上記軸部37にはおねじ部37aを設けると共に、首部36と軸部37との間には軸周方向に突出したフランジ片38を設けて構成される略ボルト状の部材である。このフランジ片38はトレイ8bの非円形の貫通穴30と略同様の外周形状に形成されている。そして、この突起体34は、立ち上り部6の上面に上下に貫通させた取付孔39に上方から軸部37を挿入させてフランジ片38を立ち上り部6の上面に載置し、上記取付孔39から立ち上り部6の内方に突出した軸部37に下方から座金58及びナット59を締結させることで、立ち上り部6の上面をフランジ片38とナット59とで上下に挟持し、突起体34はその頭部35を立ち上り部6の上面から上方に向って突出するように固定される。上述したように立ち上り部6の上面に上方に向って突設された突起体34は、詳述すると、フランジ片38が立ち上り部6の上面に載置されており、また、頭部35がフランジ片38の上方位置に首部36を介して位置している(図11参照)。 【0023】キャップ40は、上面視でトレイ8bのキャップ配置部と略同形の水平面板状の上面板部41と、上面板部41の外周縁に亙って下方に垂下した垂下片部42とから主体が構成された部材である。なお、垂下片部42の上下高さ寸法はトレイ8bの底板部28の上面から立上り片部29の上端までの高さ寸法に設定されている。このキャップ40には、トレイ8bのガイド部によってガイドされてトレイ8bのキャップ配置部にスムーズに導入される被ガイド部と、トレイ8bの係止部によって係止されてトレイ8bのキャップ配置部に固定設置される被係止部と、突起体34の頭部35をスライドさせる突起体ガイド部と、突起体34の首部36を挟持する突起体取付部とが設けられている。具体的に、被ガイド部はキャップ40の後端面における垂下片部42の外面から外方に突設した1対の並設した係合突起43で構成され、また、被係止部はキャップ40の側端面における垂下片部42の外面に亙って外方に突設した係合突起44で構成されている。詳述すると、上記キャップ40の被ガイド部を構成する1対の係合突起43はそれぞれトレイ8bの係止片31に並設した切欠32に通過させ得るように上記切欠32より小さく形成されており、また、キャップ40の被ガイド部及び被係止部を構成する係合突起43,44はそれぞれ上下厚みがトレイ8bの底板部28の上面から係止片31の下面までの高さ寸法に設定されている。また、具体的に、突起体ガイド部はキャップ40の側端面における垂下片部42の内面に設けた略コ字状の頭部導入片45で構成され、また、突起体取付部は上記頭部導入片45に対向する垂下片部42の内面に設けた略コ字状の首部挟持片46で構成されている。詳述すると、上記頭部導入片45は、左右方向に延伸した1対のレール片45a,45aが突起体34の頭部35の外径寸法分離間されて前後に並べて配置されると共に、上記1対のレール片45a,45a間の空間が首部挟持片46側に開口されるようにして形成されたものであり、また、首部挟持片46は、垂下片部42の下部から略水平に突出した板状部材からなり、上記板状部材の突出先端に左右方向には延伸した1対の挟持片46a,46aが突起体34の首部36の外径寸法分離間させて前後に並べて配置されると共に、上記1対の挟持片46a,46a間の空間が頭部導入片45側に開口され、そして、上記挟持片46aの突出先端には対向方向に突出した爪部47がそれぞれ設けられたものである。 【0024】上記突起体34及びキャップ40を用いてトレイ8bを所定位置に設置させるには、以下のようにして行う。まず、トレイ8bを、後端面を洗面台本体1の立設片5aに沿わせつつ、立ち上り部6の上面に上方に向って突設されている突起体34を貫通穴30に挿入し、収納空所7の上方開口7aを塞ぐように収納空所7の上方開口7aに架け渡した状態にして立ち上り部6の上面に載置する。このときにはトレイ8bの貫通穴30には突起体34のフランジ片38が嵌合している。この状態のトレイ8bにあっては、突起体34のフランジ片38がトレイ8bの貫通穴30に嵌合していること及びトレイ8bの後端面が洗面台本体1の立設片5aの前面に添設されていることによって水平方向への位置規制が為されているので、たとえこのトレイ8bに水平方向の衝撃が加わってもトレイ8bは水平方向にずれたりすることはない。次に、トレイ8bのキャップ配置部にキャップ40を被着する。これは、まず、1対の並設した係合突起43,43をトレイ8bの係止片31に設けた切欠32に上方から通過させると共に、キャップ40の垂下片部42の外面にトレイ8bのガイド突起33を沿わせて、トレイ8bのキャップ配置部内にキャップ40を配置する。このときには、キャップ40の頭部導入片45の1対のレール片45a,45a間の空間内に突起体34の頭部35が位置される。そして、キャップ40をトレイ8bのキャップ配置部の角部に向って水平方向にスライドさせる(図10矢印K)。このときには、トレイ8bのガイド突起33の面33aがキャップ40の垂下片部42の外面に摺接すると共に、キャップ40の頭部導入片45における1対のレール片45a,45aが突起体34の頭部35に摺接することで、スライドするキャップ40のスライド方向が規制されてキャップ40はスライドされる。このスライドしたキャップ40にあっては、突起体34の首部36がキャップ40の首部挟持片46における1対の挟持片46a,46a間に挿入されて1対の爪部47,47によって抜け止めが為されて挟持されるものであり、また、キャップ40の係合突起43,44がトレイ8bの底板部28と係止片31との間にそれぞれ嵌合され、キャップ40がトレイ8bのキャップ配置部に強固に固定されるのである(図11)。このようにトレイ8b及び突起体34に被着されたキャップ40は、トレイ8bを立ち上り部6の上面に押し付け、トレイ8bを所定位置に強固に固定させるものであり、たとえトレイ8bに衝撃が上方に向けてかかった場合でもトレイ8bは外れてしまうことはない。所定位置に設置したトレイ8bを取り外すには、上述したトレイ8bの取付手順を逆に行うものである。このようにトレイ8bは衝撃負荷によっても外れない程の強固な取付構造で所定位置に着脱自在に設置されるのである。なお、所定位置に設置した本例のトレイ8bにあっては、突起体34及びトレイ8bに被着されたキャップ40がその上面板部41の上面をトレイ8bの立上り片部29の上端と略面一の状態にさせるものであり、洗面化粧台にすっきりとした良好な外観を現出させるのである(図12)。 【0025】上述したように所定位置に設置したトレイ8bにあっては、先の実施の形態の例と同様に、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収納させた際に所定位置にトレイ8bを設置することで、収納空所7の上方空間Aを常に収納スペースとして活用させるようにできるのである。 【0026】なお、本例において、突起体34を金属製にすると共にトレイ8bやキャップ40を樹脂製にすることも好ましく、これによると、所定位置に設置したトレイ8bに衝撃等によってかなり大きな荷重がかかった場合には、はじめにキャップ40やトレイ8bを破損させることができ、つまり取替が容易なキャップ40やトレイ8bを破損させることで上記荷重の洗面台本体1へ伝播を防ぎ、洗面台本体1等の損傷を回避させることができるのである。 【0027】図13乃至図16には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、先の実施の形態の例や他例と同様に、立ち上り部6に設けた収納空所7の上方開口7aに蓋をするようにトレイ8を設置し、使用状態に応じて洗面台本体1の上面における新たな収納スペースを確保させるようにした例であり、先の実施の形態の例や他例と同様部分の説明は省き、相違する部分につき詳述する。 【0028】本例のトレイ8cは図13に示すものである。このトレイ8cは、左右方向に長い寸法を有する底板部48の外周縁に亙って上方に立ち上がる立上り片部49を立設させてなる略板状の部材である。トレイ8cの後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせて当接させるように直線状に形成され、またトレイ8cの底板部48の後端縁近傍部分には上下に貫通させた貫通穴50が形成されている。本例では、貫通穴50はトレイ8cの底板部48の後端縁に位置し、貫通穴50の端面に立上り片部49を屈曲させて形成されている。このトレイ8cは、後述するキャビネット2の垂下片5bに着脱自在に設けた突起体51を用いて所定位置に設置される。 【0029】突起体51は図14に示すように、前後に面した板面部52と、上記板面部52の前面から前方に突出した支持部53と、上記支持部53の突出先端に備えた上下に長いポール部54とで構成されている。本例は、ポール部54と支持部53とが着脱自在になっている。つまり支持部53はその突出先端で上下に開口したリング部53aを備えており、このリング部53aに上下にポール部54を挿入して嵌合し、支持部53にポール部54が装着されるようになっている。ここで、キャビネット2の垂下片5bの前面における下端部分には、突起体51の板面部52の前後厚み分後方に凹没させた取付凹部55が設けられており、この取付凹部55に板面部52を嵌め込み、キャビネット2の垂下片5bに突起体51が装着される(図15)。 【0030】上記突起体51を用いてトレイ8cを所定位置に設置させるには、以下のようにして行う。まず、予めキャビネット2の垂下片5bにポール部54を外した突起体51を装着しておく。次に、トレイ8cを、その後端面を洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせつつ、収納空所7の上方開口7aを塞ぐよう収納空所7の上方開口7aに架け渡した状態にして立ち上り部6の上面に載置する。そして、突起体51の支持部53におけるリング部53aにポール部54を装着する。このとき、ポール部54の下端は洗面化粧台の立ち上り部6の上面に近接する位置に位置するものであり、このポール部54の下端をトレイ8cの貫通穴50に上方からきつく嵌合させることで、トレイ8cの所定位置への設置が行わせるものである。なお、本例ではポール部54は円柱状に形成されているが、ポール部54の形状はその水平断面形状を貫通穴50や支持部53のリング部53aと同断面形状にして貫通穴50や支持部53のリング部53aに嵌合させ得るようにすればよく、従ってポール部54の形状は円柱状に限られないのはいうまでもない。 【0031】このように所定位置に設置されたトレイ8cは、突起体51のポール部54がトレイ8cの貫通穴50に嵌合していること及びトレイ8cの後端面が洗面台本体1の立設片5aの前面に添設されていることによって水平方向への位置規制が為されているので、たとえこのトレイ8cに水平方向の衝撃が加わってもトレイ8cは水平方向にずれたりすることはなく、また、突起体51のポール部54がトレイ8cの貫通穴50に上方からトレイ8cを押圧するようにきつく嵌合しているので、たとえこのトレイ8cに上方向の衝撃が加わってもトレイ8cは外れてしまったりすることはない。また、所定位置に設置したトレイ8cを取り外すには、上述したトレイ8cの取付手順を逆に行うものである。しかして、所定位置に設置されたトレイ8cは衝撃負荷によっても外れない程の強固な取付構造で所定位置に着脱自在に設置されるのである。 【0032】また、図16に示すように、突起体51の支持部53とポール部54とを一体に形成すると共に、突起体51の板面部52の側面に側面視逆L字状の引掛け爪56を設け、キャビネット2の垂下片5bの前面における左右端部分に取付凹部55を形成し、キャビネット2の垂下片5bの側面における上記取付凹部55に隣接した部位に引掛け突起57を設け、上記引掛け突起57に上方から引掛け爪56を引掛け係止させることで、キャビネット2の垂下片5bに着脱自在に突起体51を装着したことも好ましい。これによっても、トレイ8cに衝撃が加わっても外れたりずれたりすることのない取付構造でトレイ8cを所定位置に着脱自在に設置させることができる。 【0033】上述したように所定位置に設置したトレイ8cにあっては、先の実施の形態の例や他例と同様に、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収納させた際に所定位置にトレイ8cを設置することで、収納空所7の上方空間Aを常に収納スペースとして活用させるようにできるのである。 【0034】なお、本例における特に突起体51の引掛け爪56をキャビネット2の引掛け突起57に引掛け係止させて突起体51をキャビネット2に着脱自在にしたものにあっては、トレイ8cを設置しないときにはキャビネット2から突起体51も外しておくことができて、洗面化粧台にすっきりした外観を現出させることができるといった利点も有しているのである。また、キャビネット2はその垂下片5bで釘等の固着具を打入して壁面に固定されることもあるが、この場合、ビスの打入位置を垂下片5bの取付凹部55内に位置させておくと、取付凹部55に装着した突起体51の板面部52が垂下片5bに打入した釘等の固着具を覆い隠すことができて洗面化粧台の外観の向上を図ることができるといった利点もある。 【0035】 【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、叙述したように、立ち上り部の上面に開口した収納空所の上方開口に架け渡すように板状のトレイを着脱自在に設置したので、収納空所に立ち上り部の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイを設置しないでおき、また、収納空所に立ち上り部の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイを収納空所の上方開口に架け渡すように設置するといったように、洗面化粧台の使用者の使用状態に応じてトレイを所定位置に選択的に設置させることができ、これによると立ち上り部の高さ寸法よりも大きな収納物を収納空所に収納させないとデッドスペースになってしまうおそれのある収納空所の上方空間を常に収納スペースとして利用することができるのである。 【0036】また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、収納空所から斜め上方に突起体を突設し、上記突起体にはその突出方向の中央部に節部を設けると共に、上記突起体の節部以前の部位が節部以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突起体の突出角度を2段階に傾斜させ、背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に設置したトレイの貫通穴に上記突起体を嵌合したので、トレイを所定位置に設置した状態では、2段階の傾斜角度に形成された突起体に合わせて2方向にトレイをスライドさせねば突起体からトレイが取り外せないといったようにトレイを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁及び貫通穴に嵌合した突起体によってトレイを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、突起体を介してトレイを所定位置に設置させた場合には、トレイは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。 【0037】また、請求項3記載の発明にあっては、請求項2の効果に加えて、上記突起体は、収納空所に沿わせる板面部と、上記板面部の前面から前方且つ斜め上方に突出してトレイの貫通穴に嵌合させる突出棒と、板面部の後面から後方に突出して収納空所に貫通させた位置決め孔に嵌合させる位置決め突起と、板面部の後面から後方に突出して収納空所内に貫通させた取付孔に貫通させるおねじ突起とから成り、上記位置決め孔に位置決め突起を嵌合しつつ上記取付孔におねじ突起を挿通し、立ち上り部の内部に位置させたおねじ突起にナットを締結し、板面部とナットとで収納空所を挟持したので、収納空所に突起体を突設させる際には、おねじ突起にナットを締結させて板面部とナットとで収納空所を挟持して行わせるものであるが、このとき、位置決め孔と位置決め突起との嵌合は、突起体の位置決めをすると共にナットのおねじ突起への螺合による突起体の回転を抑える働きをするものであり、つまり施工者に位置決めした状態で突起体を押さえてナットのおねじ突起への締結をさせるといった負担となる作業を強いるものではなく、突起体の収納空所への組付け作業の容易化を図ることができるのである。 【0038】また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に設置したトレイには非円形状の貫通穴を上下に貫通し、立ち上り部の上面に上方に向って突設した突起体の突出基部に設けたフランジ片を上記貫通穴に嵌合し、上記突起体の突出先端部に設けた頭部にトレイを立ち上り部の上面に押し付けるキャップを着脱自在に被着したので、トレイを所定位置に設置した状態では、トレイを立ち上り部の上面に押し付けたキャップによってトレイを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁及びフランジ片を非円形状の貫通穴に嵌合した突起体によってトレイを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、所定位置にトレイを設置させた場合には、トレイは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。 【0039】また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、キャビネットの下面から垂下して背面壁を形成する垂下片に突起体を突設し、背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口に架け渡すようにトレイを設置し、上記トレイに設けた上下に貫通した貫通穴に上記突起体を嵌合したので、トレイを所定位置に設置した状態では、トレイの貫通穴への突起体の上方からの嵌合によってトレイを上下方向の位置規制が為された状態にすると共に、背面壁及び貫通穴に嵌合した突起体によってトレイを水平方向の位置規制が為された状態にすることができ、つまり、所定位置にトレイを設置させた場合には、トレイは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させることができるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月25日(2001.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−190031(P2003−190031A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−392234(P2001−392234) |
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