| 【発明の名称】 |
手乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 務 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】荻野 和郎 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】柚田 二郎 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】長谷川 幸久 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】竹山 隆雄 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】米田 直樹 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
【氏名】小川 正 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番 松下エコシステムズ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】送風経路内を簡単な構成とし圧力漏れを防止するシール部の面積を減少させるとともに、製品全体の大きさを小さくすることができ、また空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することができ、また送風装置から発生する耳障りな音を遮音および消音することで使用者への不快感をなくすことができることを目的とする。
【解決手段】本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、前記温風発生手段を内装し、吹出ノズルと一体化した高圧シールユニットを有するものであり、送風装置と吹出ノズルが近接している場合には、密閉空間の体積を小さくすることができ、密閉に必要なシール部材も最小限に抑えることができ、また製品全体の大きさも小さくすることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と前記送風装置内の回転体の軸が平行となる手乾燥装置。 【請求項2】 本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と前記送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となる手乾燥装置。 【請求項3】 本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と前記送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となり、手乾燥室内に温風を送出する手乾燥装置。 【請求項4】 本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と前記送風装置内の回転体の軸が平行となり、前記温風発生手段が内装され、前記吹出ノズルと一体化した高圧シールユニットを有する手乾燥装置。 【請求項5】 高圧シールユニットを2分割し、分割面の接合部に凹凸部を設けた請求項4記載の手乾燥装置。 【請求項6】 高圧シールユニット内部に遮音壁および消音空間を設けた請求項4記載の手乾燥装置。 【請求項7】 遮音壁の上部にR形状を有し、かつ消音空間の通風路部の面積を送風装置の吹出面積よりも大きくした請求項6記載の手乾燥装置。 【請求項8】 高圧シールユニットを3分割する構成とし、その構成をノズル・遮音壁部ユニットと消音部ユニットと送風部ユニットとし、分割面の接合部に凹凸部を設けた請求項6または7記載の手乾燥装置。 【請求項9】 送風装置の吸込口の直径よりも大きい内径を持つ円筒型消音部を前記吸込口付近に有する請求項4,5,6,7または8記載の手乾燥装置。 【請求項10】 吸込口前方に吸込口カバーを有し、少なくとも吸込口以上の通風路面積を確保する距離に前記吸込口カバーを設けるとともに、前記吸込口カバーのどちらか一方の面に吸音材を貼り付けた請求項4,5,6,7,8または9記載の手乾燥装置。 【請求項11】 吸込口カバーの一部に複数個の孔を設け、吸込口と反対側に吸音材を設置した請求項10記載の手乾燥装置。 【請求項12】 送風装置の周りに通風路を遮らないように吸音材を貼り付けた請求項4,5,6,7,8,9,10または11記載の手乾燥装置。 【請求項13】 吹出ノズルの吹出孔内周面にR形状をつけた請求項4,5,6,7,8,9,10,11または12記載の手乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗面所やトイレ等にて手を洗い、濡れた手を温風にて乾燥させる手乾燥装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の手乾燥装置は図14に記載されたものが知られている。 【0003】図に示すように、壁面に固定された本体101は、フロントケース102および下部に突設した水受け皿103で構成されており、フロントケース102と水受け皿103の間に乾燥空間102aが形成される。フロントケース102内には送風装置104、発熱手段105および制御手段108が設けられており、フロントケース102の下端部には送風吹出ノズル106を乾燥空間102aに向けて、水受け皿103に向けて送風するように設置されている。また送風吹出ノズル106の近傍には乾燥空間102a内に差し出した手を検知する検知手段110が設けられ、前記制御手段108は検知手段110の検知信号を受けて送風装置104および発熱手段105を駆動制御している。また、水受け皿103の前部および左右側部には突出壁107を形成している。 【0004】上記構成において濡れた手を乾燥空間102aに挿入すると、検知手段110により検知され、送風装置104および発熱手段105により温風が形成されて吹出ノズル106より送風される。このとき差し出した手に温風が当たり、手を乾燥させる。手を引っ込めると検知手段110の検出がなくなるので、送風装置104および発熱手段105は停止する。 【0005】また、手から離れた水滴は水受け皿103に集められるが、送風吹出ノズル106の送風により飛散しやすくなるため、水受け皿103の前部および側部の突出壁107により周囲への飛散を防止するものであった。 【0006】また、送風装置104を固定する固定カバー111と、送風吹出ノズル106と、吸込空間112と送風装置104を分離する分離カバー113によって送風装置104を密閉し、全ての部品を接続する送風経路において大気圧よりも上昇させた高静圧状態を構成するものであった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の手乾燥装置では、送風装置と吹出ノズルの設置関係により、製品全体の大きさが大きくなるという課題があり、製品全体の大きさを小さくすることが要求されている。 【0008】また、送風装置と吹出ノズルの設置関係により圧力損失が上昇しやすいという課題があり、本体内の圧力損失を減少することが要求されている。 【0009】また、乾燥時間が長くかかり、快適性が悪いという課題があり、乾燥室内の循環風を作成し手を乾燥させるということが要求されている。 【0010】また、乾燥時間を早くするためには風速や風量を増加させる必要があり、そのためには送風装置周辺から吹出ノズルまでの送風経路の空気漏れを防止し送風経路内を大気圧よりも5〜20kPa上昇させた高静圧状態にする必要があるが、各部材が複雑な構成となっているため圧力漏れを防止するシール部材の面積が多く必要であるという課題があり、送風経路内を簡単な構成とし圧力漏れを防止するシール部の面積を減少させることが要求されている。 【0011】また、送風装置から発生する高静圧空気の漏れを防止するための空気漏れ手段が多く必要であるため、部品点数の増加や組立工数の増加によるコスト増加が発生するという課題があり、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することが要求されている。 【0012】また、送風手段となる電動送風機が吹出ノズルの近辺に設置されるため、電動送風機から発生する回転騒音等の高周波音が吹出ノズルの吹出孔から直接外空間へ放出するため、耳障りな音が発生しているという課題があり、送風手段から発生する耳障りな音を遮音および消音することで、使用者への不快感をなくすことが要求されている。 【0013】また、遮音壁および消音空間を設置することで通路面積が減少し圧力損失が増加し、吹出ノズルからの吹出風が低速になるという課題があり、圧力損失を増加させず、吹出ノズルから高速風を出し、手の乾燥時間を短時間で行えることが要求されている。 【0014】また、遮音壁および消音空間を設置することで、2分割での接合部のままであると製造コストの増加になる課題があり、できるだけ少ない分割で、同一形状を構成でき、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することが要求されている。 【0015】また、送風手段の吸込口からの放射音が本体を透過して発生する騒音が発生する問題があり、送風手段の吸込口から発生する騒音を消音することで使用者への不快感をなくすことが要求されている。 【0016】また、送風手段の吸込口からの放射音が本体を透過して発生する問題を解決する場合に、使用場所での暗騒音がより低い場合には、更に低減しなければならない問題があり、送風手段の吸込口から発生する騒音をさらに消音することで使用者への不快感をなくすとともに周辺への騒音発生を防ぐことが要求されている。 【0017】また、送風手段の吸込口に吸音材を取り付けていたものが剥がれた場合、送風手段に吸い込まれ、モータがロックをして故障の原因となる問題があり、吸込口に吸音材が吸い込まれることを防止し、モータの故障を未然に防ぐことが要求されている。 【0018】また、送風手段の吐出口からの放射音が高周波音となり、ノズル吹出口の吹出孔から放射される問題があり、送風手段の吐出口からの放射音を吸音することで使用者への不快感を防止することが要求されている。 【0019】また、吹出口から高速風が放出される際に流体乱流が発生し、騒音が上昇する問題があり、吹出孔から高速風が放出されても最小限の乱流騒音とすることが要求されている。 【0020】本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、製品全体の大きさを小さくすることができ、また本体内の圧力損失を減少することができ、また乾燥室内の循環風を作成し手を乾燥させることができ、また送風経路内を簡単な構成とし圧力漏れを防止するシール部の面積を減少させることができ、また空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することができ、また送風装置から発生する耳障りな音を遮音および消音することで、使用者への不快感をなくすことができ、また圧力損失を増加させず、吹出ノズルから高速風を出し、手の乾燥時間を短時間で行うことができ、またできるだけ少ない分割で、同一形状を構成でき、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することができ、また送風装置の吸込口から発生する騒音を消音することで使用者への不快感をなくすことができ、また送風装置の吸込口から発生する騒音をさらに消音することで使用者への不快感をなくすとともに周辺への騒音発生も防ぐことができ、また吸込口に吸音材が吸い込まれることを防止しモータの故障を防ぐことができ、また送風装置の吐出口からの放射音を吸音することで使用者への不快感を防止することができ、吹出孔から高速風が放出されても乱流騒音を低減することができる手乾燥装置を提供することを目的としている。 【0021】 【課題を解決するための手段】本発明の手乾燥装置は、上記目的を達成するために、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となるものである。 【0022】本発明によれば、製品全体の大きさを小さくすることができる手乾燥装置が得られる。 【0023】また他の手段は、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となるものである。 【0024】そして、本発明によれば本体内の圧力損失を減少することができる手乾燥装置が得られる。 【0025】また他の手段は、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となり、手乾燥室内に温風を送出するものである。 【0026】そして、本発明によれば乾燥室内の循環風を作成し手を乾燥させることができる手乾燥装置が得られる。 【0027】また他の手段は、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、温風発生手段が内装され、吹出ノズルと一体化した高圧シールユニットを有するものである。 【0028】そして、本発明によれば送風経路内を簡単な構成とし圧力漏れを防止するシール部の面積を減少させることができる手乾燥装置が得られる。 【0029】また他の手段は、高圧シールユニットを2分割し、分割面の接合部に凹凸部を設けたものである。 【0030】そして、本発明によれば空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することができる手乾燥装置が得られる。 【0031】また他の手段は、高圧シールユニット内部に遮音壁および消音空間を設けたものである。 【0032】そして、本発明によれば送風手段から発生する耳障りな音を遮音および消音することで使用者への不快感をなくすことができる手乾燥装置が得られる。 【0033】また他の手段は、遮音壁の上部にR形状を有し、かつ消音空間の通風路部の面積を送風装置の吹出面積よりも大きくしたものである。 【0034】そして、本発明によれば圧力損失を増加させず、吹出ノズルから高速風を出し、手の乾燥時間を短時間で行うことができる手乾燥装置が得られる。 【0035】また他の手段は、高圧シールユニットを3分割する構成とし、その構成をノズル・遮音壁部ユニットと消音部ユニットと送風部ユニットとし、分割面の接合部に凹凸部を設けたものである。 【0036】そして、本発明によればできるだけ少ない分割で、同一形状を構成でき、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減することができる手乾燥装置が得られる。 【0037】また他の手段は、送風装置の吸込口の直径よりも大きい内径を持つ円筒型消音部を前記吸込口付近に有するものである。 【0038】そして、本発明によれば送風装置の吸込口から発生する騒音を消音することで使用者への不快感をなくすことができる手乾燥装置が得られる。 【0039】また他の手段は、吸込口前方に吸込口カバーを有し、少なくとも吸込口以上の通風路面積を確保する距離に前記吸込口カバーを設けるとともに、前記吸込口カバーのどちらか一方の面に吸音材を貼り付けたものである。 【0040】そして、本発明によれば送風装置の吸込口から発生する騒音をさらに消音することで使用者への不快感をなくすとともに周辺への騒音発生も防ぐことができる手乾燥装置が得られる。 【0041】また他の手段は、吸込口カバーの一部に複数個の孔を設け、吸込口と反対側に吸音材を設置したものである。 【0042】そして、本発明によれば吸込口に吸音材が吸い込まれることを防止し、モータの故障を未然に防ぐことができる手乾燥装置が得られる。 【0043】また他の手段は、送風装置の周りに通風路を遮らないように吸音材を貼り付けたものである。 【0044】そして、本発明によれば送風装置の吐出口からの放射音を吸音することで使用者への不快感を防止することができる手乾燥装置が得られる。 【0045】また他の手段は、吹出ノズルの吹出孔内周面にR形状をつけたものである。そして、本発明によれば吹出孔から高速風が放出されても最小限の乱流騒音とすることができる手乾燥装置が得られる。 【0046】 【発明の実施の形態】本発明は、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となるものであり、開口部の存在する平面と回転体の軸が平行であると、送風装置と吹出ノズルを近接させることができるという作用を有する。 【0047】また、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となるものであり、開口部の長手方向を示す直線と回転体の軸が平行であると、本体内部での流体流れがノズル吹出方向と一致し、内部での圧力損失が上昇せず、また送風装置と吹出ノズルを近接させることができる。 【0048】また、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となり、手乾燥室内に温風を送出するものであり、乾燥室に送風することで、乾燥室内の循環風形成を行い、手乾燥を容易に行うことができる。 【0049】また、本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、温風発生手段が内装され、吹出ノズルと一体化した高圧シールユニットを有するものであり、風速を60〜150m/sの高速とするためには、送風装置により静圧を5〜20kPa程度に上昇させ、吹出ノズルの吹出孔から空気を放出する必要があり、送風装置の周辺では静圧を保つ必要があるため、シール部材により密閉状態にしなければならないが、送風装置と吹出ノズルが近接している場合には、密閉空間の体積を小さくすることができ、密閉に必要なシール部材も最小限に抑えることができる。 【0050】また、高圧シールユニットを2分割し、分割面の接合部に凹凸部を設けたというものであり、高圧シールユニットをできるだけ少ない分割数とすることで、接合部の面積を抑えるとともに、シール部材を接合部に使うことなく密閉することができる。 【0051】また、高圧シールユニット内部に遮音壁および消音空間を設けたものであり、送風装置となる電動送風機から発生する回転騒音などの高周波騒音を遮音および吸音の効果により低減でき、特にノズルより高速風に変換される前に消音することで効果を上昇させることができる。 【0052】また、遮音壁の上部にR形状を有し、かつ消音空間の通風路部の面積を送風装置の吹出面積よりも大きくしたというものであり、圧力損失が増加することを防ぎ、吹出ノズルから手乾燥に必要な高速風を得ることができる。 【0053】また、高圧シールユニットを3分割する構成とし、その構成をノズル・遮音壁部ユニットと消音部ユニットと送風部ユニットとし、分割面の接合部に凹凸部を設けたというものであり、ノズルと遮音壁を同一構成の部品とすることで、製造方法が簡易になり、また複雑な組立が必要でなくなるとともに、空気漏れとなる部品の接合部を最小限にでき、接合部での圧力漏れも防止できる。 【0054】また、送風装置の吸込口の直径よりも大きい内径を持つ円筒型消音部を前記吸込口付近に有するというものであり、送風装置から発生する送風騒音は主に吸込口から発生するため、吸音の効果により高周波音を低減できる。 【0055】また、吸込口前方に吸込口カバーを有し、少なくとも吸込口以上の通風路面積を確保する距離に前記吸込口カバーを設けるとともに、前記吸込口カバーのどちらか一方の面に吸音材を貼り付けたというものであり、圧力損失が増加することを防ぎ、更に効果の高い吸音により高周波音を低減できる。 【0056】また、吸込口カバーの一部に複数個の孔を設け、吸込口と反対側に吸音材を設置したというものであり、吸音材が剥がれやすくなった場合でも、吸込口に吸い込まれないようにできる。 【0057】また、送風装置の周りに通風路を遮らないように吸音材を貼り付けたというものであり、送風装置の吹出口から発生する電動機に関する騒音を低減できる。 【0058】また、吹出ノズルの吹出孔内周面にR形状をつけたというものであり、吹出孔から外空間に放出するときの急拡大による乱流の発生を低減でき、吹出孔からの高速風による乱流騒音の発生を低減できる。 【0059】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0060】 【実施例】(実施例1)図1〜図3に示すように、壁面に固定された本体1は温風を発生するメインユニット2と、その下部に断面形状が略C形状の乾燥室3を有し、前記メインユニット2内には、高圧シールユニット4と、この高圧シールユニット4内部には送風装置5と発熱体6からなる温風発生手段7を内装し、前記高圧シールユニット4と一体となり、前記乾燥室3の上部に配設された吹出ノズル8により高速風へと変換される。前記送風装置5の回転体の軸9は前記吹出ノズル8の開口部10に存在する平面11と平行に設置されている。 【0061】また、前記メインユニット2内には制御手段13を設けて、乾燥室3内に差し出された手を検知する検知手段14を前記吹出ノズル8の近傍に設け、前記制御手段13は前記検知手段14の検知信号を受けて前記送風装置5および前記発熱体6を駆動制御し、また前記乾燥室3の下部には取り外し可能な水受け15を有している。 【0062】上記構成において、送風装置5と吹出ノズル8が近接して設置でき、乾燥室3に手が差し込まれると、検知手段14が手を検知して、その検知出力がオンとなり、制御手段13を介して送風装置5と発熱体6を動作させ、吹出ノズル8より送出された高速風が手の表面に当たり、付着した水滴を分離しつつ乾燥し、分離された水滴は乾燥室3内の壁面に付着し、乾燥室3下部の水受け15まで自然に流すことができる。 【0063】なお、送風装置5は、一般的に掃除機などに使用される電動送風機であり、ブラシ付モータによるものおよびブラシレスモータによるものを含み、ターボファンを使用しモータの高速回転による温度上昇を冷却しながら送出するものである。 【0064】なお、乾燥室3を取り除いた図3のメインユニットのみの形式にした手乾燥装置においても、手乾燥の効果が得られ小型化することができる。 【0065】(実施例2)図1および図2に示すように、壁面に固定された本体1は温風を発生するメインユニット2と、その下部に断面形状が略C形状の乾燥室3を有し、前記メインユニット2内には、高圧シールユニット4と、この高圧シールユニット4内部には送風装置5と発熱体6からなる温風発生手段7を内装し、前記高圧シールユニット4と一体となり、前記乾燥室3の上部に配設された吹出ノズル8により高速風へと変換され、前記送風装置5の回転体の軸9は前記吹出ノズル8の開口部10に存在する平面11と平行に設置されているとともに、前記開口部10の長手方向を示す直線12が前記軸9と平行となっている。 【0066】また、前記メインユニット2内には制御手段13を設けて、乾燥室3内に差し出された手を検知する検知手段14を前記吹出ノズル8の近傍に設け、前記制御手段13は前記検知手段14の検知信号を受けて前記送風装置5および前記発熱体6を駆動制御し、また前記乾燥室3の下部には取り外し可能な水受け15を有している。 【0067】上記構成において、送風装置5と吹出ノズル8が近接して設置でき、乾燥室3に手が差し込まれると、検知手段14が手を検知して、その検知出力がオンとなり、制御手段13を介して送風装置5と発熱体6を動作させ、吹出ノズル8より送出された高速風が手の表面に当たり、付着した水滴を分離しつつ乾燥し、分離された水滴は乾燥室3内の壁面に付着し、乾燥室3下部の水受け15まで自然に流すことができる。 【0068】なお、送風装置5とは電動送風機を含み、全般的な送風手段を表すものである。 【0069】なお、乾燥室3を取り除いた図3のメインユニットのみの形式にした手乾燥装置においても、手乾燥の効果が得られ小型化することができる。 【0070】(実施例3)図1および図2に示すように、壁面に固定された本体1は温風を発生するメインユニット2と、その下部に断面形状が略C形状の乾燥室3を有し、前記メインユニット2内には、高圧シールユニット4と、この高圧シールユニット4内部には送風装置5と発熱体6からなる温風発生手段7を内装し、前記高圧シールユニット4と一体となり、前記乾燥室3の上部に配設された吹出ノズル8により高速風へと変換され、前記送風装置5の回転体の軸9は前記吹出ノズル8の開口部10に存在する平面11と平行に設置され、前記開口部10の長手方向を示す直線12が前記軸9と平行となり、前記吹出ノズル8の開口部10は、乾燥室3の内部に向けられている。 【0071】また、前記メインユニット2内には制御手段13を設けて、乾燥室3内に差し出された手を検知する検知手段14を前記吹出ノズル8の近傍に設け、前記制御手段13は前記検知手段14の検知信号を受けて前記送風装置5および前記発熱体6を駆動制御し、また前記乾燥室3の下部には取り外し可能な水受け15を有している。 【0072】上記構成において、送風装置5と吹出ノズル8が近接して設置でき、乾燥室3に手が差し込まれると、検知手段14が手を検知して、その検知出力がオンとなり、制御手段13を介して送風装置5と発熱体6を動作させ、吹出ノズル8より送出された高速風が手の表面に当たり、付着した水滴を分離しつつ乾燥し、手の周りを循環する風の流れを形成することができ、分離された水滴は乾燥室3内の壁面に付着し、乾燥室3下部の水受け15まで自然に流すことができる。 【0073】なお、送風装置5とは電動送風機を含み、全般的な送風手段を表すものである。 【0074】(実施例4)本実施例以降においては、先の実施例に記載したものと同一構成のものは、同一番号を付して詳しい説明は省略する。 【0075】図1に示すように、壁面に固定された本体1は温風を発生するメインユニット2と、その下部に断面形状が略C形状の乾燥室3を有し、前記メインユニット2内には、高圧シールユニット4と、この高圧シールユニット4内部には送風装置5と発熱体6からなる温風発生手段7を内装し、前記送風装置5により前記高圧シールユニット4内の静圧を上昇させ、前記高圧シールユニット4と一体となり、前記乾燥室3の上部に配設された吹出ノズル8により高速風へと変換され、前記送風装置5の回転体の軸9は前記吹出ノズル8の開口部10に存在する平面11と平行に設置されている。 【0076】また、前記メインユニット2内には制御手段13を設けて、前記乾燥室3内に差し出された手を検知する検知手段14を前記吹出ノズル8の近傍に設け、前記制御手段13は前記検知手段14の検知信号を受けて前記送風装置5および前記発熱体6を駆動制御し、また前記乾燥室3の下部には取り外し可能な水受け15を有している。 【0077】上記構成において、乾燥室3に手が差し込まれると、検知手段14が手を検知して、その検知出力がオンとなり、制御手段13を介して送風装置5と発熱体6を動作させ、送風装置5から発生する高圧気流が、高圧シールユニット4内部を5〜20kPa程度に上昇させ、吹出ノズル8から高速風に変換されることで60〜150m/sの風速となり送出され、吹出ノズル8より送出された高速風が手の表面に当たり、付着した水滴を分離しつつ乾燥し、分離された水滴は乾燥室3内の壁面に付着し、乾燥室3下部の水受け15まで自然に流すことができる。 【0078】なお、送風装置5とは電動送風機を含み、全般的な送風手段を表すものである。 【0079】なお、乾燥室3を取り除いた図3のメインユニットのみの形式にした手乾燥装置においても、手乾燥の効果が得られ小型化することができる。 【0080】(実施例5)本実施例以降においては、先の実施例に記載したものと同一構成のものは、同一番号を付して詳しい説明は省略する。 【0081】図4、図5に示すように、高圧シールユニット4を2分割し、分割面の接合部17に凹凸部が設けられている。 【0082】上記構成において、送風装置5から発生する高圧気流が、高圧シールユニット4内部を5〜20kPa程度に上昇させ、分割面での接合部17の凹凸形状により圧力漏れが防がれ、漏れ防止用パッキングなどを必要としない。 【0083】(実施例6)図6および図7に示すように、高圧シールユニット4内部に遮音壁18および消音空間19を設け、送風装置5には、ターボ形状をした複数枚の羽根をもつインペラ20が含まれている。 【0084】上記構成において、送風装置5が作動すると、20000rpm以上の高速回転でターボ形状のインペラ20が回転するため、羽根の枚数と回転数に起因する高周波騒音が発生し、吹出ノズル8とインペラ20が近接していることにより吹出ノズル8から放出する騒音を防止できる。 【0085】(実施例7)図8に示すように、遮音壁21の上部にR形状を有し、かつ消音空間22の通風路部の面積を送風装置5の吹出面積よりも大きくしたものである。 【0086】上記構成において、送風装置5が作動して高圧気流の空気が放出されるが、遮音壁21に衝突するのを防ぐと同時に、通風路を通る際に生じる圧力損失も低減できるので、効率よく吹出ノズル8から高速風に変換され送出され、乾燥時間を短時間で行える。 【0087】(実施例8)図9、図10に示すように、高圧シールユニット4を3分割する構成とし、その構成をノズル・遮音壁部ユニット23と消音部ユニット24と送風部ユニット25とし、分割面の接合部17に凹凸部を設けたものである。 【0088】上記構成において、送風装置5から発生する高圧気流が、高圧シールユニット4内部を5〜20kPa程度に上昇させ、分割面での接合部17の凹凸形状により圧力漏れが防がれ、漏れ防止用パッキングなどを必要としない。 【0089】(実施例9)図11に示すように、送風装置5の吸込口26の直径D1よりも大きい内径D2を持つ円筒型消音部27を吸込口26付近に有している。 【0090】上記構成において、送風装置5が作動するとインペラ20が回転することで発生する流体騒音が、インペラ20近傍にある吸込口26から放出するので、吸音の効果により吸込口26近傍から消音をする。このとき、吸込口26の直径D1よりも大きい内径D2とすることで圧力損失が増大することを防いでいる。 【0091】(実施例10)図12に示すように、吸込口26の前方に吸込口カバー28を有し、少なくとも吸込口26以上の通風路面積を確保する距離に吸込口カバー28を設けるとともに、吸込口カバー28のどちらか一方の面に吸音材29を貼り付けたものである。 【0092】上記構成において、圧力損失を増やすことなく、吸込口26の周辺を吸音材29で囲うことで更に効果の高い消音を行うことができる。 【0093】(実施例11)図12に示すように、吸込口カバー28の一部に複数個の孔30を設け、吸込口26と反対側に吸音材29を設けたものである。 【0094】上記構成において、送風装置5が作動すると、ターボ形状のインペラ20が回転し、吸込口26から大きな吸引力で空気を吸い込もうとするため、吸込口26付近に着いている吸音材29を吸い込むことを防止できる。 【0095】(実施例12)図12に示すように、送風装置5の周りに通風路を遮らないように吸音材31を貼り付けたものである。 【0096】送風装置5の吹出口32付近には、モータ33が設置されている。上記構成において、送風装置5が作動するとモータ33から発生する騒音があるため、吸音材31により消音することができる。 【0097】(実施例13)図13に示すように、吹出ノズル8の開口部10の内周面にR形状34をつけたものである。 【0098】上記構成において、吹出ノズル8の開口部10から外空間に放出するときの急拡大による乱流の発生を低減できる。 【0099】 【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発明によれば本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となることにより、製品全体の大きさを小さくするという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0100】また本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、さらに前記開口部の長手方向を示す直線と前記軸が平行となることにより、本体内の圧力損失を減少するという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0101】また本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、この吹出ノズルの開口部が存在する平面と送風装置内の回転体の軸が平行となり、手乾燥室内に温風を送出することにより、乾燥室内の循環風を作成し、手を乾燥させるという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0102】本体内部に設けた送風装置および発熱体からなる温風発生手段と、この温風発生手段からの温風を送出する吹出ノズルを有し、温風発生手段を内装し、吹出ノズルと一体化した高圧シールユニットを有するとともに、送風経路内を簡単な構成とし圧力漏れを防止するシール部の面積を減少させることにより、製品全体の大きさを小さくするという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0103】また高圧シールユニットを2分割し、分割面の接合部に凹凸部を設けたことにより、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減するという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0104】また高圧シールユニット内部に遮音壁および消音空間を設けたことにより、送風装置から発生する耳障りな音を遮音および消音することで、使用者への不快感をなくすという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0105】また遮音壁の上部にR形状を有し、かつ消音空間の通風路部の面積を送風装置の吹出面積よりも大きくしたことにより、圧力損失を増加させず、吹出ノズルから高速風を出し、手の乾燥時間を短時間で行えるという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0106】また高圧シールユニットを3分割する構成とし、その構成をノズル・遮音壁部ユニットと消音部ユニットと送風部ユニットとし、分割面の接合部に凹凸部を設けたことにより、できるだけ少ない分割で同一形状を構成でき、空気漏れ防止のための部品点数および組立工数を減少させることによりコストを低減できるという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0107】また送風装置の吸込口の直径よりも大きい内径を持つ円筒型消音部を前記吸込口付近に有することにより、送風装置の吸込口から発生する騒音を消音することで使用者への不快感をなくすという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0108】また吸込口以上の面積を持つ吸込口カバーを有し、少なくとも吸込口以上の通風路面積を確保する距離に前記吸込口カバーを設けるとともに、前記吸込口カバーのどちらか一方の面に吸音材を貼り付けたことにより、送風装置の吸込口から発生する騒音をさらに消音することで使用者への不快感をなくすとともに周辺への騒音発生も防ぐことができるという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0109】また吸込口カバーの一部に複数個の孔を設け、吸込口と反対側に吸音材を設置したことにより、吸込口に吸音材が吸い込まれることを防止し、モータの故障を未然に防ぐことができるという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0110】また送風装置の周りに通風路を遮らないように吸音材を貼り付けたことにより、送風装置の吐出口からの放射音を吸音することで使用者への不快感を防止するという効果のある手乾燥装置を提供できる。 【0111】また吹出ノズルの吹出孔内周面にR形状をつけたことにより、吹出孔から高速風が放出されても最小限の乱流騒音とすることができるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006242 【氏名又は名称】松下エコシステムズ株式会社 【住所又は居所】愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番
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| 【出願日】 |
平成9年12月12日(1997.12.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−180555(P2003−180555A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2003−10720(P2003−10720) |
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