| 【発明の名称】 |
シャワー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井田 治夫 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】▲吉▼田 清信 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】中井 厚仁 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】朝見 直 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】石原 隆行 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】シャワー温浴を行なうシャワー装置において、温水を通す流路の内部抵抗を小さくして、水圧が低くてもポンプなどで加圧することなくシャワーを噴出させるようにし、快適な温浴シャワーが楽しめるようにする。
【解決手段】壁に取り付けて人体に向けて噴出するシャワー装置本体1を有し、シャワー装置本体1は、流入口2から外部より温水を供給し、流入口2から複数の噴出口3に向けて配管した流路4を通して温水を通し、噴出口3より入浴者の人体に向けてシャワーを噴出する。流路4は、流入口2より噴出口3の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁に取り付け人体に向けて温水を噴出するシャワー装置本体を有し、前記シャワー装置本体は、外部より温水を供給する流入口と、入浴者の人体に向けてシャワーを噴出する複数の噴出口と、前記流入口から前記噴出口に向けて配管し温水を通す流路とを備え、前記流路は、前記流入口より噴出口の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成したシャワー装置。 【請求項2】 流路は、分配装置を介して複数に分岐するよう構成した請求項1記載のシャワー装置。 【請求項3】 流入口と分配装置の間に流路を切り換える流路切換装置を設けた請求項1または2記載のシャワー装置。 【請求項4】 分配装置は、複数の隔室を有する箱状体にそれぞれ1つの流入口と複数の流出口を設けて構成した請求項2記載のシャワー装置。 【請求項5】 流路切換装置は、複数の穴を有する円筒体内に、複数の穴を有する回転体を回転自在に設け、前記円筒体に設けた穴と回転体に設けた穴とが連通することで流路を切り換えるよう構成した請求項3記載のシャワー装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シャワー温浴を行なうシャワー装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のシャワー装置は、特開平10−28656号公報に記載されているようなものがあり、以下、その構成について図5を参照しながら説明する。 【0003】図5に示すように、シャワー装置本体21は、浴室20または専用シャワールーム内に設置し、着座してシャワー温浴する入浴者22が着座できるよう構成し、この入浴者22に対して、噴霧パターンがすべて円錐状で、噴霧角は約30°〜50°の範囲で広がりをもって噴霧される複数個の噴霧ノズル23を入浴者22の前面と後面の一部に向け、一定間隔をおいてノズルアーム24またはシャワー装置本体21の一部に設置するよう構成していた。 【0004】そして、複数個の噴霧ノズル23から噴霧される温水シャワーは、入浴者22の下半身部の前後左右に間隔をおいて凹凸状に噴霧されつつ、シャワー入浴をするようになっていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成では、各噴霧ノズル23に充分な水圧が供給される必要があるが、1つの流路に多数の噴霧ノズル23を並べるために、流路を構成する配管の内部抵抗により、各噴霧ノズル23に供給される水圧は低下してしまい、このような欠点を克服するために、水道水の水圧を加圧するポンプ(電動ポンプ)を内蔵し、元の水圧を上げることで対処する必要があった。このため、電動ポンプを動かすために、防水した電気配線工事が必要になり、家庭で手軽に全身シャワーができるようなものではなかった。 【0006】家庭で手軽にシャワーが楽しめるようにするためには、普通のハンドシャワーと同じように使え、ポンプ等の加圧装置なしで、多数の噴霧ノズルから温水を噴出させることができ、内部抵抗の低いシャワー装置が必要とされていた。 【0007】また、使用者が快適にシャワーを楽しむために、全身温浴だけでなく、マッサージ等の別のシャワー効果も得られるような機能も兼ね備える必要があり、このような要望にも応える必要がある。 【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので、温水を通す流路の内部抵抗を小さくして、水圧が低くてもポンプなどで加圧することなくシャワーを噴出させるようにし、快適な温浴シャワーが楽しめるようにすることを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、壁に取り付けて人体に向けて噴出するシャワー装置本体を有し、シャワー装置本体は、流入口から外部より温水を供給し、流入口から複数の噴出口に向けて配管した流路を通して温水を通し、噴出口より入浴者の人体に向けてシャワーを噴出するよう構成し、流路は、流入口より噴出口の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成したものである。 【0010】これにより、温水を通す流路の内部抵抗を小さくすることができて、水圧が低くてもポンプなどで加圧することなくシャワーを噴出させることができ、快適な温浴シャワーが楽しめるようにすることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、壁に取り付け人体に向けて温水を噴出するシャワー装置本体を有し、前記シャワー装置本体は、外部より温水を供給する流入口と、入浴者の人体に向けてシャワーを噴出する複数の噴出口と、前記流入口から前記噴出口に向けて配管し温水を通す流路とを備え、前記流路は、前記流入口より噴出口の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成したものであり、温水を通す流路の内部抵抗を小さくすることができて、水圧が低くてもポンプなどで加圧することなくシャワーを噴出させることができ、快適な温浴シャワーが楽しめるようにすることができる。 【0012】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、流路は、分配装置を介して複数に分岐するよう構成したものであり、ほとんど抵抗を発生させることなく、複数の流路に分岐することができる。 【0013】請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、流入口と分配装置の間に流路を切り換える流路切換装置を設けたものであり、流路切換装置により流路を切り換えることで、全身浴だけでなく、マッサージなどの別の機能も付加することができるとともに、ほとんど抵抗を発生させることなく、流路を切り換えることができる。 【0014】請求項4に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、分配装置は、複数の隔室を有する箱状体にそれぞれ1つの流入口と複数の流出口を設けて構成したものであり、ほとんど抵抗を発生させることなく複数の配管を繋ぐことができ、複数の流路に分岐することができる。 【0015】請求項5に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、流路切換装置は、複数の穴を有する円筒体内に、複数の穴を有する回転体を回転自在に設け、前記円筒体に設けた穴と回転体に設けた穴とが連通することで流路を切り換えるよう構成したものであり、流路切換装置内の管路の断面積を流路を構成する配管の断面積より容易に大きくとることができ、流れの妨げになるような部分をなくすことができる。 【0016】 【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0017】図1および図2に示すように、シャワー装置本体1は、壁に取り付け人体に向けて温水を噴出するもので、外部より温水を供給する流入口2と、入浴者の人体に向けてシャワーを噴出する複数の噴出口3と、流入口2から噴出口に向けて配管し温水を通す流路4とを有し、流路4は、流入口2より噴出口3の方向に、分配装置5を介して複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成している。流入口2と分配装置5の間に流路4を切り換える流路切換装置6を設けている。 【0018】分配装置5と流路切換装置6は、図3および図4に示すように一体に構成しており、分配装置5は、複数の隔室7、8を有し、これら隔室7、8は、通路(流入口)9を通って流路切換装置6につながっている。また、各隔室7、8は、流路4につながる複数の流出口10を設けている。 【0019】たとえば、隔室7には4本(2本は図面後方にあり、図示せず)の流路4を連結し、これら4本の流路4の先に繋がった12個の噴出口3aより温水を噴出し、隔室8には2本(1本は図面後方にあり、図示せず)の流路4を連結し、これら2本の流路4の先に繋がった4個の噴出口3bより温水を噴出するよう構成している。 【0020】流路切換装置6は、円筒体11と、この円筒体11に回動自在に設けた回転体12を有し、円筒体11に複数の穴13を設け、回転体12にも複数の穴14を設けている。また、円筒体11と回転体12の間をパッキン15でシールしている。 【0021】切換レバー16は回転体12に直結しており、これを操作することにより、操作モードに応じて、円筒体11の穴13と回転体12の穴14が一致したり、外れたりする。ここで、回転体12には流入口2より温水が流れこんでおり、一致した穴を通して分配装置5へ流れるよう構成している。 【0022】上記構成において動作を説明する。流入口2に給湯装置(図示せず)を連結し、流入口2より入った温水は、流路切換装置6に入る。流路切換装置6では、操作モードに応じて、切換レバー16を外部より操作することにより、回転体12と円筒体11に設けた穴14、13が一致したり、外れたりする。回転体12には流入口2より温水が流れこんでいるため、一致した穴を通して分配装置5へ流れる。 【0023】たとえば、分配装置5の隔室7への通路が開かれた場合は、4本の流路4に通水され、各流路4に取り付けた合計12個の噴出口3aより供給された温水が一斉に噴出する。この場合、流路4の抵抗値は、後述するように、通常のハンドシャワーと変わらない低い値であり、全身の温水浴を行うのに充分な量の湯を確保できる。 【0024】また、切換レバー16を操作して流路切換装置6を切り換え、分配装置5の隔室8への通路が開き、隔室7への通路を閉じた場合は、隔室8には2本の流路4を連結しているので、これら2本の流路4の先に繋がった4個の噴出口3bより温水を噴出する。この4個の噴出口3bは、前述した12個の噴出口3aに比較して1個あたりの水量を多く出せるよう構成しており、強いマッサージ効果を発揮することができる。 【0025】このようにして、シャワーモードの切り換えができ、全身浴ができるシャワー装置を得ることができる。ここで、流路4は、流入口2より噴出口3の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成しているので、途中の流路4の断面積が増加するため大きな抵抗が生じることなく、噴出口3の先端に温水が到達し、噴出口3までの配管抵抗を低減することができて、全体としてハンドシャワー並みの抵抗を持つシャワー装置が実現できる。 【0026】また、流路4は、分配装置5を介して複数に分岐するよう構成し、分配装置5は、複数の隔室7、8を有する箱状体にそれぞれ1つの流入口と複数の流出口を設けて構成しているので、隔室7、8の体積を充分大きくとることにより、流路4を構成する配管の径に比較して充分大きな断面積にでき、ほとんど抵抗を発生させることなく、複数の配管を繋ぐことができ、複数の流路に分岐することができる。 【0027】また、流入口2と分配装置5の間に流路4を切り換える流路切換装置6を設けているので、流路切換装置6により流路4を切り換えることで、全身浴だけでなく、マッサージなどの別の機能も付加することができる。 【0028】ここで、流路切換装置6は、複数の穴13を有する円筒体11内に、複数の穴14を有する回転体12を回転自在に設け、円筒体11に設けた穴13と回転体12に設けた穴14とが連通することで流路4を切り換えるよう構成しているので、流路切換装置内6の管路の断面積を流路4を構成する配管の断面積より容易に大きくとることができ、流れの妨げになるような部分をなくすことができる。また、回転体12と円筒体11の穴径についても、流路4を構成する配管の穴径より大きく設定でき、この部分の抵抗もわずかなものにできる。 【0029】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、壁に取り付け人体に向けて温水を噴出するシャワー装置本体を有し、前記シャワー装置本体は、外部より温水を供給する流入口と、入浴者の人体に向けてシャワーを噴出する複数の噴出口と、前記流入口から前記噴出口に向けて配管し温水を通す流路とを備え、前記流路は、前記流入口より噴出口の方向に複数に分岐し、その数が末端に向かって増えるように構成したから、温水を通す流路の内部抵抗を小さくすることができて、水圧が低くてもポンプなどで加圧することなくシャワーを噴出させることができ、快適な温浴シャワーが楽しめるようにすることができる。 【0030】また、請求項2に記載の発明によれば、流路は、分配装置を介して複数に分岐するよう構成したから、ほとんど抵抗を発生させることなく、複数の流路に分岐することができる。 【0031】また、請求項3に記載の発明によれば、流入口と分配装置の間に流路を切り換える流路切換装置を設けたから、流路切換装置により流路を切り換えることで、全身浴だけでなく、マッサージなどの別の機能も付加することができるとともに、ほとんど抵抗を発生させることなく、流路を切り換えることができる。 【0032】また、請求項4に記載の発明によれば、分配装置は、複数の隔室を有する箱状体にそれぞれ1つの流入口と複数の流出口を設けて構成したから、ほとんど抵抗を発生させることなく複数の配管を繋ぐことができ、複数の流路に分岐することができる。 【0033】また、請求項5に記載の発明によれば、流路切換装置は、複数の穴を有する円筒体内に、複数の穴を有する回転体を回転自在に設け、前記円筒体に設けた穴と回転体に設けた穴とが連通することで流路を切り換えるよう構成したから、流路切換装置内の管路の断面積を流路を構成する配管の断面積より容易に大きくとることができ、流れの妨げになるような部分をなくすことができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
|
| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−180544(P2003−180544A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−385812(P2001−385812) |
|