トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 ミスト発生装置
【発明者】 【氏名】竹内 愼一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】冬季等浴室が寒い時期にも暖かく快適なミスト発生装置を提供する。

【解決手段】装置本体16と、その装置本体の両側に付設した一対のノズルユニット14、15よりなり、前記一対のノズルユニットは湯水を噴霧するノズル13を複数個設けるとともに互いに略直角に配置して噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成としてあり、噴霧湯同士が当った部分で熱の放熱が軽減され熱が使用者の体全体を包みこむようになって、冬季等浴室が寒い時期にも暖かく快適に使用できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置本体と、その装置本体の両側に付設した一対のノズルユニットよりなり、前記一対のノズルユニットは湯水を噴霧するノズルを複数個設けるとともに互いに略直角に配置して噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成としたミスト発生装置。
【請求項2】 ノズルユニットは装置本体に設けた支点を中心にして縦方向に回動自在とした請求項1記載のミスト発生装置。
【請求項3】 ノズルユニットを適切位置に固定可能な固定つまみを設けた請求項2記載のミスト発生装置。
【請求項4】 装置本体の裏面に第1フラット部とその両側に互いに略直交する一対の第2フラット部を設けて、浴室壁面の任意の位置に取り付け可能とした請求項1〜3のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【請求項5】 装置本体の取付けを洗い場から高さ1300mm以下とした請求項1〜4のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【請求項6】 装置本体に受光部を設け、ワイヤレスリモコンからの信号によりミストを出湯可能とするとともに、出湯温度表示部と温度設定つまみを設けた請求項1〜5のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【請求項7】 少なくとも給水部に逆止弁を介して流量バルブを接続し、給湯部に逆止弁を介して湯用電磁弁を接続するともに前記流量バルブと湯用電磁弁を接続し、さらに混合湯水電磁弁、湯水温度検出部を介して前記ノズルユニットに接続した請求項1〜6のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室用のミスト発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室用のミスト発生装置は、主に図5、図6に示すような構造であった。図5は従来の浴室用のミスト発生装置の側面図であり、図6は浴室への設置図である。同図において、本体1は浴室壁2に取り付けてあり、本体1には縦に同一のノズル3が複数個設けてあり、湯を霧状に噴霧する。この本体1には水栓等から湯配管4を分岐して接続してある。そしてコントローラ5を浴室天井裏に設置し、スイッチ6を脱衣室等に設置し、本体1に設けた電磁弁7を開閉してノズル3から湯の噴霧を行う。
【0003】さらに他の従来のシャワー装置として図7に示すようなものがある。すなわち図7のシャワー装置では使用者がコーナー部の椅子8に座り、使用者が座ったコーナー部にシャワーをノズル10a、10bから噴霧するようになっている。つまりシャワーの噴霧は使用者のみを標的にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の図5、図6に示す浴室用のミスト発生装置は、ノズル3を複数個縦に並べて一方向から噴霧するため、浴室はそこそこ暖まるものの冬季等浴室が寒い時期には噴霧湯が当たらない背中等が寒く不快であった。
【0005】また図7に示すものはあくまでも使用者のいるコーナー部のみを標的にしているため、冬季等浴室が寒い時期には寒い浴室で入浴しなければならなかった。また予備暖房を行なうにしてもシャワー入浴との関係で噴霧温度を上げると火傷の心配があり、温度が上げれないので十分な予備暖房は期待できなかった。またコーナー部に向かって噴霧するため浴室全体に暖房が行き渡るのに時間がかかるという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、装置本体と、その装置本体の両側に付設した一対のノズルユニットよりなり、前記一対のノズルユニットは湯水を噴霧するノズルを複数個設けるとともに互いに略直角に配置して噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成としたものである。
【0007】上記発明によれば、洗い場内で略直角の二方向から噴霧するため噴霧湯同士が当った部分で熱の放熱が軽減され熱が使用者の体全体を包みこむため冬季等浴室が寒い時期にも暖かく快適なものとなる。また洗い場の中央に向かって噴霧するため洗い場内で使用者が入浴する場所は冬期でも暖かく予備暖房を行なえば、快適な入浴を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる発明は、装置本体と、その装置本体の両側に付設した一対のノズルユニットよりなり、前記一対のノズルユニットは湯水を噴霧するノズルを複数個設けるとともに互いに略直角に配置して噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成としてある。
【0009】そして、洗い場内で略直角の二方向から噴霧するため噴霧湯同士が当った部分で熱の放熱が軽減され熱が使用者の体全体を包みこむため冬季等浴室が寒い時期にも暖かく快適である。また洗い場の中央に向かって噴霧するため洗い場内で使用者が入浴する場所は冬期でも暖かく予備暖房を行なえば、快適な入浴を行なうことができる。
【0010】本発明の請求項2にかかる発明は、ノズルユニットは装置本体に設けた支点を中心にして縦方向に回動する構成としてあり、万一上部から異常な力が加わった場合でもノズルユニットは下方向に回転するため壊れにくい。
【0011】本発明の請求項3にかかる発明は、ノズルユニットを適切位置に固定可能な固定つまみを設けたものであり、適切位置で固定できるため使用者の好みの位置でミスト入浴できる。
【0012】本発明の請求項4にかかる発明は、装置本体の裏面に第1フラット部とその両側に互いに略直交する一対の第2フラット部を設け、浴室壁面の任意の位置に取り付け可能な構成としたものであり、装置本体を設置フリーで取り付けられるため、設置制限がなく施工性がよい。
【0013】本発明の請求項5にかかる発明は、装置本体の取付けを洗い場から高さ1300mm以下としたものであり、高い位置からミストが噴霧されないため顔に当たらず快適である。
【0014】本発明の請求項6にかかる発明は、装置本体に受光部を設け、ワイヤレスリモコンからの信号によりミストを出湯可能とするとともに、出湯温度表示部と温度設定つまみを設けた構成としたものであり、ワイヤレス操作が可能で使い勝手がよく、また後付けが簡単で施工性がよい。また、温度設定つまみにより温度を可変でき、温度表示も行うため使いやすい。
【0015】本発明の請求項7にかかる発明は、少なくとも給水部に逆止弁を介して流量バルブを接続し、給湯部に逆止弁を介して湯用電磁弁を接続するともに前記流量バルブと湯用電磁弁を接続し、さらに混合湯水電磁弁、湯水温度検出部を介して前記ノズルユニットに接続した構成としたものである。
【0016】そして、使用者が流量バルブを回すことにより湯水出湯温度を確認しながら好みの温度でミスト入浴できるため簡単な構成で使い勝手のよい装置を提供できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0018】図1は本発明のミスト発生装置の斜視図である。このミスト発生装置は、装置本体16とその本体の両側に付設した一対のノズルユニット14、15よりなり、一対のノズルユニット14、15は湯水を噴霧するノズル13を複数個設けるとともに互いに略直角に配置し、噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成にしてある。
【0019】ノズルユニット14、15は本体16に設けた支点17を中心にして縦方向に回動できる。またノズルユニット14、15を固定つまみ18により適切位置に固定できる。よって、ノズル位置を可変できるため使用者の好みで胸、腹、足等に湯水を噴霧できる。また支点17には金属棒等の支軸を用いノズルユニットが容易にはずれないようにしている。以上のような構成を採用したことにより、ノズルユニット14、15に上部から異常な押力が加わった場合は下側に回動する(落ちる)ことになるため壊れにくい。また適切位置に固定できる固定つまみ18は固定部にゴム等柔らかい部材を用いると異常な押力が加わった場合下側に回りやすい区できて好適である。
【0020】一方、本体16には受光部19を設け、防水型ワイヤレスリモコン20からの信号21によりミストを出湯する。また、出湯温度表示部22を設けて出湯温度を表示するとともに温度設定つまみ23を設けて出湯温度を可変できるようにしてある。
【0021】なお、本体16とノズルユニット14、15とのつなぎ24は支点17に沿って平行に設けたゴムホース等フレキシブルな材質で形成すると安価に構成できる。
【0022】図2は上記ミスト発生装置の浴室への設置上面図である。本体16の裏面には第1フラット部38を設け、浴室壁面の任意の位置に取り付けやすくしている。
【0023】また浴室壁面のフラット部26に取り付ける場合は第1フラット部38を利用して直接取り付け、コーナー部25に取り付ける場合には第2フラット部39、40を両側の壁面に当接させて金具41等を介して取り付ける。浴室に装置を後付けする場合にタオル掛け等既設の部材が邪魔になる場合があるため、浴室壁面の任意の位置に取り付けやすくし設置フリーにしている。なお、ミスト発生装置の浴室壁面への設置は前記のように金具等を用いてビス等で浴室壁面に固定してもよいし、台座等を用意してその上に置いてもよい。29は浴槽である。
【0024】上記構成において、以下その作用を説明する。このミスト発生装置は、ノズルユニット14、15の各ノズル13から略直角方向に使用者27に湯水28を噴霧するため、使用者27の体の前後を含め全体に噴霧湯水がかかる。つまり体を噴霧湯水で包みこむ構成であるため非常に暖かく快適なものとなる。さらに洗い場中央に向かって噴霧するため浴室全体が暖かく、予備暖房を行なうと快適入浴ができる。噴霧粒径は300um以下で小さく身体にくっつく感じである。そして噴霧粒径が細かいため噴霧温度を60℃程度に十分高くすることができる。一般シャワーのように噴霧粒径が大きいと火傷の恐れがあり、噴霧温度を高くできない。
【0025】上記ノズルユニット14、15からは横に並べたノズル13から噴霧するようにしてあり、使用者の顔に噴霧湯がかからないように配慮してある。そして二方向からの噴霧で噴霧湯同士が当った部分で熱の放熱が軽減されるようになるので、熱が使用者の体全体を十分暖めることができる。
【0026】このような作用効果は浴室壁面のフラット部26に設置した場合も同様に得られる。
【0027】なお、浴室内では装置は洗い場側に設置した方が冬季には暖かさが得られやすい。
【0028】図3は同ミスト発生装置の浴室への設置正面図であり、前記本体16はその取付けを洗い場から高さHを1300mm以下としている。そのため高い位置からミストが噴霧されないため顔に当たらず快適である。
【0029】図4は同ミスト発生装置の湯水配管系統図である。給水部30には逆止弁31を介して流量バルブ32を接続し、給湯部33には逆止弁34を介して湯用電磁弁35を接続する。そして流量バルブ32と湯用電磁弁35を接続し、湯と水を混合する。さらに混合湯水電磁弁36、湯水温度検出部37を介してノズルユニット14、15に接続してある。
【0030】流量バルブ34はボールバルブ、ゲートバルブ、ニードルバルブ等を用い、使用者がバルブを回して水量を調整して出湯温度を可変し、好みの温度でミスト入浴を可能とする。出湯温度は湯水温度検出部37で検出し、出湯温度表示部22に表示する。つまり、簡単な構成で使い勝手のよい装置を提供できる。また、湯水温度検出部33が使用者が火傷するような異常温度を検出した場合は、混合湯水電磁弁32を閉じ、安全性を向上させている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のミスト発生装置は、洗い場内で略直角の二方向から噴霧するため、噴霧湯同士が当った部分で熱の放熱が軽減され熱が使用者の体全体を包みこむようになって、冬季等浴室が寒い時期にも暖かく快適に使用できる。また洗い場の中央に向かって噴霧するため洗い場内で使用者が入浴する場所は冬期でも暖かく予備暖房を行なえば、快適な入浴を行なうことができる。つまり、使用者を暖めるとともに浴室全体を暖めることができるのである。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成13年12月13日(2001.12.13)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−180543(P2003−180543A)
【公開日】 平成15年7月2日(2003.7.2)
【出願番号】 特願2001−380019(P2001−380019)