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【発明の名称】 浴槽台
【発明者】 【氏名】滝藤 良樹
【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内

【氏名】田中 敬二
【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内

【氏名】川口 忠史
【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内

【氏名】中村 善信
【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内

【氏名】片山 隆
【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内

【要約】 【課題】本発明の課題は、浴槽台の脚部を伸縮させて高さを調節出来る構成において、脚部の吸盤を引張って床から剥がすチェインあるいは紐が浴槽台の高さの変化に追従出来るようにすることにある。

【解決手段】台部2と、該台部2の四隅に取付けられている脚部3とからなり、該脚部3は外筒12と、該外筒12に内挿されている内筒13とから構成されることによって伸縮して高さ調節可能とされており、該脚部3の下端には固定のための吸盤14が取付けられ、該吸盤14の端部には紐またはチェイン29の一端が結合され、該紐またはチェイン29の他端は該脚部3の伸縮の度合に対応して、該台部2底面に内側から外側に向けて配列されている複数個の係合部11A,11B,11C,11Dのいづれかに係合される浴槽台1を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】台部と、該台部の四隅に取付けられている脚部とからなり、該脚部は外筒と、該外筒に内挿されている内筒とから構成されることによって伸縮して高さ調節可能とされており、該脚部の下端には固定のための吸盤が取付けられ、該吸盤の端部には紐またはチェインの一端が結合され、該紐またはチェインの他端は該脚部の伸縮の度合に対応して、該台部に配置されている複数個の係合部のいづれかに係合されることを特徴とする浴槽台【請求項2】該係合部は該台部底面に内側から外側に向けて複数個配置されている請求項1に記載の浴槽台【請求項3】台部と、該台部の四隅に取付けられている脚部とからなり、該脚部は外筒と、該外筒に内挿されている内筒とから構成されることによって伸縮して高さ調節可能とされており、該脚部の下端には固定のための吸盤が取付けられ、該吸盤の端部には紐またはチェインの一端が結合され、更に該台部からも紐またはチェインが差出され、該吸盤側の紐またはチェインと該台部側の紐またはチェインは複数個の係合部を有する係合部材を介して結合されていることを特徴とする浴槽台【請求項4】該脚部の内筒は外筒に摺動可能に内挿され、該内筒には一個または複数個の挿入孔が縦に列設され、それに対応して該外筒には複数個または一個のピン孔が縦に列設され、該外筒と該内筒との選択された挿入孔とピン孔にピンを挿入することによって該脚部の高さが調節され、該ピンは切欠環状のホルダーと該ホルダー内側から差出されるピン本体とからなる請求項1〜3に記載の浴槽台【請求項5】該台部は箱型下部と蓋型上部とからなり、該箱型下部底面の所定箇所にはボルト孔が設けられ、該蓋型上部の天面からはナット筒が垂設され、該箱型下部の上側に該蓋型上部を被着し、該箱型下部の底面ボルト孔からはボルト部材を挿入して該蓋型上部のナット筒に該ボルトを螺着することによって該蓋型上部が該箱型下部に着脱可能に取付けられている請求項1〜4に記載の浴槽台【請求項6】該台部上面にはクリップ孔が設けられ、滑り止めシートの下面から垂設されているクリップを該台部上面のクリップ孔に挿着することによって、該台部上面に該滑り止めシートと着脱可能に取付けた請求項1〜5に記載の浴槽台
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように浴槽台(41)は台部(42)と脚部(43)とからなるが、該浴槽台(41)が滑動しないように、該脚部(43)の下端には吸盤(44)が取付けられている。しかし吸盤(44)が床に吸いつくとはがしにくゝなるので、従来は例えば吸盤(44)の一端と台部(42)とをチェイン(45)等で結び、該チェイン(45)を引張ることによって、該吸盤(44)の一端をめくり上げ、吸盤(44)内に空気を入れることによってはがし易くする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】使用者の体形によって浴槽台の脚部を伸縮させて高さを調節出来るような浴槽台が提供されている。このような浴槽台では吸盤と台部とをチェインで結んだ時、チェインが短いと脚部を伸ばした時追従出来なくなってしまうが、チェインを長くすると脚部を縮めた時にチェインが大きくたるんでしまい邪魔になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、台部(2) と、該台部(2) の四隅に取付けられている脚部(3) とからなり、該脚部(3) は外筒(12)と、該外筒(12)に内挿されている内筒(13)とから構成されることによって伸縮して高さ調節可能とされており、該脚部(3) の下端には固定のための吸盤(14)が取付けられ、該吸盤(14)の端部には紐またはチェイン(29)の一端が結合され、該紐またはチェイン(29)の他端は該脚部(3) の伸縮の度合に対応して、該台部(2) に配置されている複数個の係合部(11A,11B,11C,11D) のいづれかに係合される浴槽台(1)を提供するものである。該係合部(11A,11B,11C,11D) は該台部(2) 底面に内側から外側に向けて複数個配置されていることが望ましい。
【0005】更に台部(2) と、該台部(2) の四隅に取付けられている脚部(3) とからなり、該脚部(3) は外筒(12)と、該外筒(12)に内挿されている内筒(13)とから構成されることによって伸縮して高さ調節可能とされており、該脚部(3) の下端には固定のための吸盤(14)が取付けられ、該吸盤(14)の端部には紐またはチェイン(29B)の一端が結合され、更に該台部(2) からも紐またはチェイン(29A) が差出され、該吸盤(14)側の紐またはチェイン(29B) と該台部(2) 側の紐またはチェイン(29A) は複数個の係合部(38A,38B,38C,38D) を有する係合部材(37)を介して結合されている浴槽台(1) を提供するものである。
【0006】更に該脚部(3) の内筒(13)は外筒(12)に摺動可能に内挿され、該内筒(13)には一個または複数個の挿入孔(15A,15B,15C,15D) が縦に列設され、それに対応して該外筒(12)には複数個または一個のピン孔(16)が縦に列設され、該外筒(12)と該内筒(13)との選択された挿入孔(15)とピン孔(16)にピン(24)を挿入することによって該脚部(3) の高さが調節され、該ピン(24)は切欠環状のホルダー(25)と該ホルダー(25)内側から差出されるピン本体(26)とからなることが好ましい。
【0007】更に該台部(2) は箱型下部(4) と蓋型上部(5) とからなり、該箱型下部(4) 底面の所定箇所にはボルト孔(6) が設けられ、該蓋型上部(5) の天面からはナット筒(31)が垂設され、該箱型下部(4) の上側に該蓋型上部(5) を被着し、該箱型下部(4) の底面ボルト孔(6) からはボルト部材(32)を挿入して該蓋型上部(5) のナット筒(31)に該ボルト(32)を螺着することによって該蓋型上部(5) が該箱型下部(4) に着脱可能に取付けられていることが好ましい。また更に該台部(2) 上面にはクリップ孔(35)が設けられ、滑り止めシート(33)の下面から垂設されているクリップ(36)を該台部(2) 上面のクリップ孔(35)に挿着することによって該台部(2) 上面に該滑り止めシート(33)と着脱可能に取付けることが好ましい。
【0008】
【作用】請求項1の構成では、脚部(3) を伸ばして浴槽台(1) を高くした時には、それに対応して紐またはチェイン(29)の他端を係合部(11A,11B,11C,11D) のうちの一つに係合する。脚部(3) を縮めて浴槽台(1) を低くした時には、それに対応して紐またはチェイン(29)の他端を係合部(11A,11B,11C,11D) のうちの他の一つに係合する。このようにして浴槽台(1) を高くした場合でも紐またはチェイン(29)が追従出来、また浴槽台(1) を低くした場合には紐またはチェイン(29)が大きくたるまない。請求項3の構成では、台部側チェイン(29A) または紐と吸盤側チェイン(29B)または紐とを該係合部材(37)を介して結合するが脚部(3) の伸縮に対応させて該係合部材(37)の係合部(38A,38B,38C,38D) のうちの一つを選択する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図11に示す一実施例によって説明する。浴槽台(1) は台部(2) と該台部(2) の四隅に取付けられている脚部(3) とからなる。図2に示すように、該台部(2) は箱型下部(4) と、該箱型下部(4) 上に被着される蓋型上部(5) とからなり、該箱型下部(4) の底面には4個のボルト孔(6) が設けられ、また所定箇所にはリブ(7) が差渡されている。更に図3に示すように箱型下部(4) の底下面の長手方向両端部には、後記するチェイン(29,29) を引張る吸盤オープナー(8) が上方へスライド可能に取付けられている。該吸盤オープナー(8) は図4に示すように箱型下部(4) の底面の孔に懸架されている。該オープナー(8) のガイドボックス(8A)の下面両端部と内面とにガイド孔(9,10)が設けられている。更に該箱型下部(4) の底面中央部左右には長手方向にそって係合部である各四個のフック(11A,11B,11C,11D) が配列されている。
【0010】図6に示すように前記四本の脚部(3) は外筒(12)と該外筒(12)に下側から内挿される内筒(13)とからなり、該内筒(13)の下端には吸盤(14)が取付けられている。更に該内筒(13)には上下に四個のピン孔(15A,15B,15C,15D) が設けられている。更に該内筒(13)の外周には上下にガイド溝(17)が設けられている。該外筒(12)の下端部には一個のピン孔(16)が設けられ、その下側にはねじ溝(18)が設けられており、更に下端からスリット(19)の複数条が設けられてチャック状となっており、また該外筒(12)の内周には上下にガイド突条(12A) が設けられている。
【0011】図7に示すように吸盤(14)の上側には外筒体(20)が立設されており、その内側には外周に複数条の摩擦リブ(21)が設けられたボス(22)が立設されている。一方内筒(13)の下端部には支盤(23)が張設されており、該支盤(23)から下側に吸盤取付け筒(23A) が差渡されている。該内筒(13)の取付け筒(23A) には吸盤(14)のボス(22)を嵌着する。このようにして該吸盤(14)は内筒(13)の下端に取付けられ、該ボス(22)の摩擦リブ(21)の摩擦力によって固定される。該内筒(13)は該内筒(13)のガイド溝(17)を外筒(12)のガイド突条(12A) に沿わせて外筒(12)に内挿され、挿入孔であるピン孔(15A,15B,15C,15D) のうち一つを選び(例えばピン孔(15B) )、該ピン孔(15B) を外筒(12)のピン孔(16)に合わせ、図8に示すようにピン(24)を挿入する。該ピン(24)は切欠環状のホルダー(25)と、該ホルダー(25)の内側から差出されるピン本体(26)とからなり、該ピン本体(26)をピン孔(15B,16)に挿入し該ホルダー(25)を切欠部(25A) を介して外筒(12)に嵌めることによって該ピン(24)を外筒(12)に固定する。なお、該外筒(12)の下端部ねじ溝(18)には締付けリング(27)が螺着されており、該締付けリング(27)を締付けることにより、該内筒(13)と該外筒(12)とのがたつきを解消する。該締付けリング(27)の内周下端にはねじ山(28)が形成されており、該ねじ山(28)を該外筒(12)のねじ溝(18)に螺合することによって締付けリング(27)を該外筒(12)の下端部ねじ溝(18)に螺着する。
【0012】各吸盤(14)の内端にはチェイン(29)の一端が結合され、図3、図5に示すように該チェイン(29)は吸盤オープナー(8) のガイド孔(9,10)に貫通ガイドされる。そして左右において一対の吸盤(14)のチェイン(29)の他端は図9に示すように係合リング(30)によって連結されている。そして該内筒(13)のピン孔(15A) を選んだ時(脚部(3) 最大伸長状態)には該チェイン(29)の係合リング(30)は箱型下部(4) のフック(11A) に係合され、ピン孔(15B) を選んだ時には該係合リング(30)はフック(11B) に係合され、ピン孔(15C) を選んだ時には該係合リング(30)はフック(11C) に係合され、ピン孔(15D)を選んだ時(最縮小状態)には該係合リング(30)はフック(11D) に係合される。図3、図5にはピン孔(15B) を選び係合リング(30)をフック(11B) に係合した状態が示されている。このようにして脚部(3) は四段階で高さを調節することが出来、各段階で該チェイン(29)はゆるみ過ぎあるいは張り過ぎないように調節される。
【0013】前記したように台部(2) は箱型下部(4) と蓋型上部(5) とからなるが、該蓋型上部(5) の天面からは四個のナット筒(31)が差出され、図2に示すように該蓋型上部(5) を該箱型下部(4) 上に被着し、該箱型下部(4) の各ボルト孔(6) からボルト部材(32)を挿入して該蓋型上部(5) の各ナット筒(31)にそれぞれ螺着することによって、該蓋型上部(5) は該箱型下部(4) に着脱可能に取付けられる。
【0014】更に図10に示すように蓋型上部(5) の上面には滑り止めシート(33)を取付けるための凹部(34)が設けられており、該凹部(34)の底面には八個のクリップ孔(35)が設けられている。一方滑り止めシート(33)の下面には八個のクリップ(36)が設けられ、該クリップ(36)を該蓋型上部(5) のクリップ孔(35)に挿着することによって、該滑り止めシート(33)は該蓋型上部(5) の上面に着脱可能に取付けられる。
【0015】上記浴槽台(1) にあっては床Fに置いた状態では図11に示すように吸盤オープナー(8) を矢印方向(上方)に手で押上げると、チェイン(29)を介して左右の吸盤(14,14) の端部がめくれ上り、吸盤(14)内に空気が入って吸盤(14)は容易に床Fから剥がれる。したがって台部(2) のフック(11A,11B,11C,11D) の位置は、それぞれに対応する脚部(3) の伸縮度において、吸盤オープナー(8) によってチェイン(29)が引上げられる程度に張った状態になるような位置に設定されている。
【0016】図12には本発明の他の実施例が示される。この実施例では吸盤オープナー(8) から台部側チェイン(29A) を差出し、吸盤(14)からは吸盤側チェイン(29B) を差出し、該台部側チェイン(29A) に取付けた係合部材(37)に該吸盤側チェイン(29B) の先端を係合する。即ち該係合部材(37)には四個の係合部である係合孔(38A,38B,38C,38D) が設けられ、脚部(3) の伸縮状態に合わせて該係合孔の1つを選び、該吸盤側チェイン(29B) の先端フック(39)を係合する。
【0017】上記実施例以外、複数個の係合部は一列に配列されてもよく、例えば千鳥状に配列されてもよい。係合部は台部底面以外側面に配置されてもよい。
【0018】本発明の浴槽台は例えば合成樹脂を材料とし、吸盤(14)や滑り止めシート(33)はゴムまたはエラストマーを材料とする。
【0019】
【発明の効果】本発明では脚部の伸縮度即ち浴槽台の高さに対応して吸盤を引張る紐あるいはチェインを適当な張った状態におくことが出来る。
【出願人】 【識別番号】000000505
【氏名又は名称】アロン化成株式会社
【住所又は居所】東京都品川区東五反田一丁目22番1号
【出願日】 平成13年12月14日(2001.12.14)
【代理人】 【識別番号】100075476
【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
【公開番号】 特開2003−180539(P2003−180539A)
【公開日】 平成15年7月2日(2003.7.2)
【出願番号】 特願2001−382178(P2001−382178)