| 【発明の名称】 |
脱臭構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】後藤 拓司 【住所又は居所】愛知県名古屋市港区船見町1番地の74 アロン化成株式会社技術開発センター内
【氏名】堀 昌広 【住所又は居所】愛知県名古屋市港区船見町1番地の74 アロン化成株式会社技術開発センター内
【氏名】川村 満夫 【住所又は居所】大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロン化成株式会社高槻事業所内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、便座を起立させた場合でも、常時効率よく臭気を吸引することが出来、また、洗浄装置の温水や小水が脱臭装置にかかって脱臭装置が故障することがなく、温水洗浄装置の使用を可能にすることを課題とする。
【解決手段】便器本体2の上面に汚物入れ4が懸架される受板3を配置し、該受板3は中央に汚物入れ4を懸架する開口部5が設けられ、該開口部5の周囲には吸引口7が設けられ、該受板3の下側には該受板3の開口部5に対応した開口部12が中央に設けられている下板11が重ねられ、該下板11の開口部12の周囲には該受板3の吸引口7に連通する臭気吸引ダクト13が形成され、該臭気吸引ダクト13には臭気吸引ファン15と脱臭装置16とが連絡している脱臭構造を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】便器本体の上面に汚物入れが懸架される受板を配置し、該受板は中央に汚物入れを懸架する開口部が設けられ、該開口部の周囲には吸引口が設けられ、該受板の下側には該受板の開口部に対応した開口部が中央に設けられている下板が重ねられ、該下板の開口部の周囲には該受板の吸引口に連通する臭気吸引ダクトが形成され、該臭気吸引ダクトには臭気吸引ファンと脱臭装置とが連絡していることを特徴とする脱臭構造。 【請求項2】便器本体の上面に受板を配置し、該受板は中央に開口部が設けられ、該開口部の周囲には臭気吸引ファンと脱臭装置とが連絡している臭気吸引ダクトが設けられており、該受板の上側には上板が重ねられ、該上板中央には汚物入れが懸架される開口部が設けられており、該開口部の周囲には該受板の臭気吸引ダクトに連通する吸引口が設けられていることを特徴とする脱臭構造。 【請求項3】該受板は便器本体上面に載置される請求項1または請求項2に記載の脱臭構造。 【請求項4】該受板は便器本体上面に便器本体と一体的に形成される請求項1または請求項2に記載の脱臭構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は携帯用便器の脱臭構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図9に示すように、便器の便座(30)の開口部(31)内周に略全周にわたって吸引口(32)が設けられ、該吸引口(32)は臭気吸引ファン(33)および脱臭装置(34)に連絡している脱臭構造が提供されている(実開平2−47998号)。この場合、臭気吸引ファン(33)を作動させて、臭気を該便座(30)の吸引口(32)から吸引し、脱臭装置(34)によって脱臭して外部へ排出する。また、図10に示すように、携帯用便器本体(35)の上面開口部(36)に脱臭用バケツ(37)が懸架され、該脱臭用バケツ(37)内に汚物バケツ(38)が懸架されて二重バケツ構造とされ、該脱臭用バケツ(37)と該汚物バケツ(38)との間に形成される空気通路(39)の上端に吸引口(40)が設けられ、該脱臭用バケツ(37)の底部に臭気吸引ファン(41)および脱臭装置(42)が設けられている脱臭構造が提供されている(特開2000−287878)。この場合、脱臭用バケツ(37)底部の臭気吸引ファン(41)を作動させて、臭気を吸引口(40)から吸引して、脱臭装置(42)によって脱臭して外部へ排出する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に示した従来の脱臭構造では、便座(30)の開口部(31)内周に吸引口(32)を設けているので、男子小便用として使用するために便座(30)を起立させる場合や、汚物バケツ内の汚物を廃棄するときに汚物バケツに蓋をするために便座(30)を起立させる場合に、起立した便座(30)の吸引口(32)から臭気を吸引することが困難であるという問題点があった。また、図10に示した従来の脱臭構造では、該脱臭用バケツ(37)の底部に臭気吸引ファン(41)および脱臭装置(42)が設けられているので、誤って汚物バケツ(38)から小水などがこぼれた場合に、その小水などが臭気吸引ファン(41)のモーターや回路などにかかって、臭気吸引ファン(41)や脱臭装置(42)を故障させる恐れがあるという問題があった。また、誤って汚物バケツ(38)を設置し忘れて排便した場合、汚物が付着して臭気吸引ファン(41)や脱臭装置(42)が故障するという問題があった。更に、温水洗浄装置を使用すると、洗浄水が脱臭バケツ内へ飛散して臭気吸引ファン(41)や脱臭装置(42)を濡らし、臭気吸引ファン(41)や脱臭装置(42)が故障する恐れがあるので、温水洗浄装置の使用が困難であるという問題点もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、便器本体(2) の上面に汚物入れ(4) が懸架される受板(3) を配置し、該受板(3) は中央に汚物入れ(4)を懸架する開口部(5) が設けられ、該開口部(5) の周囲には吸引口(7) が設けられ、該受板(3) の下側には該受板(3) の開口部(5) に対応した開口部(12)が中央に設けられている下板(11)が重ねられ、該下板(11)の開口部(12)の周囲には該受板(3) の吸引口(7) に連通する臭気吸引ダクト(13)が形成され、該臭気吸引ダクト(13)には臭気吸引ファン(15)と脱臭装置(16)とが連絡している脱臭構造を提供するものである。または、便器本体(2) の上面に受板(20)を配置し、該受板(20)は中央に開口部(21)が設けられ、該開口部(21)の周囲には臭気吸引ファン(15)と脱臭装置(16)とが連絡している臭気吸引ダクト(23)が設けられており、該受板(20)の上側には上板(25)が重ねられ、該上板(25)中央には汚物入れ(4) が懸架される開口部(26)が設けられており、該開口部(26)の周囲には該受板(20)の臭気吸引ダクト(23)に連通する吸引口(28)が設けられている脱臭構造であることが望ましい。該受板(3,20)は便器本体(2) 上面に載置されることが望ましく、または、該受板(3,20)は便器本体(2) 上面に便器本体(2) と一体的に形成されることが望ましい。 【0005】 【作用】本発明の脱臭構造では、便器本体(2) に配置される受板(3) に吸引口(7) を設け、該受板(3) に重ねられる下板(11)に臭気吸気ダクト(13)を設けているので、便座(8) を起立させた場合でも、受板(3) の吸引口(7) から常時効率よく臭気を吸引することが出来る。または、便器本体(2) に配置される受板(20)に臭気吸気ダクト(23)を設け、該受板(20)に取付けられる上板(25)に吸引口(28)を設けているので、便座(8) を起立させた場合でも、上板(25)の吸引口(28)から常時効率よく臭気を吸引することが出来る。 【0006】 【発明の実施の形態】〔実施例1〕本発明を図1〜図6に示す一実施例によって説明する。本実施例では、携帯用便器本体(2) の上面に受板(3) を載置する携帯用便器(1) の場合を例示する。図1および図2に示すように、該受板(3) の中央には汚物入れとしての汚物バケツ(4) を懸架する開口部(5) が設けられており、該開口部(5) の周囲には該汚物バケツ(4) を係止するためのバケツ係止段部(6) が設けられており、該バケツ係止段部(6) の周壁の所定位置には臭気を吸引するための吸引口(7) が複数個設けられており、更に、該受板(3) の上面の後部には便座(8) を跳ね上げ可能に取付けるための便座取付部(9) が設けられており、該受板(3) のバケツ係止段部(6) の後部には温水洗浄装置(図示せず)を取付けるための洗浄装置取付部(10)が設けられている。 【0007】図2に示すように、該受板(3) の下側には左右一対の下板(11)が重ねられて取付けられており、該下板(11)の中央には該受板(3) の開口部(5) に対応した開口部(12)が設けられており、該下板(11)の開口部(12)の周囲には該受板(3) の吸引口(7) に連通する臭気吸引ダクト(13)が形成されている。該下板(11)の臭気吸引ダクト(13)の後部下面には連通口(14)が設けられており、左右の下板(11)の臭気吸引ダクト(13)は該連通口(14)を介してそれぞれ連絡しており、更に、該臭気吸引ダクト(13)の後端には臭気吸引ファン(15)と脱臭装置(16)とが連絡している(図3および図6参照)。 【0008】図3および図4に示すように、携帯用便器本体(2) の上面中央には汚物バケツ(4) を収納するためのバケツ収納凹部(17)が凹設されており、該バケツ収納凹部(17)の周囲には受板(3) を載置するための受板係止段部(18)と下板(11)を載置するための下板係止段部(19)とが設けられている。 【0009】図5および図6に示すように、汚物バケツ(4) 内の臭気を脱臭する場合には、臭気吸引ファン(15)を作動させて、汚物バケツ(4) 内の臭気を汚物バケツ(4) の全周から受板(3) の吸引口(7) を介して臭気吸引ダクト(13)へ吸引し、臭気吸引ダクト(13)から脱臭装置(16)へ送られた臭気を脱臭装置(16)によって脱臭して外部へ排出する。 【0010】本実施例では、携帯用便器本体(2) に載置される受板(3) に吸引口(7) を設け、該受板(3) に取付けられる下板(11)に臭気吸気ダクト(13)を設けているので、便座(8) を起立させた場合でも、受板(3) の吸引口(7) から常時効率よく臭気を吸引することが出来る。また、脱臭装置(16)が臭気吸気ダクト(13)の後端に設けられているので、洗浄装置の温水や小水が脱臭装置(16)にかかって脱臭装置(16)が故障することがなく、温水洗浄装置の使用が可能である。 【0011】〔実施例2〕図7および図8には他の実施例が示される。図1〜図6に示した実施例1に対して、本実施例では、携帯用便器本体(2) の上面に載置される受板(20)の中央には開口部(21)が設けられ、該開口部(21)の周囲には上板係止段部(22)が設けられ、該上板係止段部(22)の上面には左右一対の臭気吸引ダクト(23)が設けられている。該臭気吸引ダクト(23)の後部下面には連通口(24)が設けられており、該左右の臭気吸引ダクト(23)は該連通口(24)を介してそれぞれ連絡しており、更に、該臭気吸引ダクト(23)の後端には臭気吸引ファン(15)と脱臭装置(16)とが連絡している。 【0012】図7および図8に示すように、該受板(20)の上板係止段部(22)には上板(25)が重ねられて取付けられており、該上板(25)の中央には汚物バケツ(4) が懸架される開口部(26)が設けられており、該開口部(26)の周囲には該汚物バケツ(4) を係止するためのバケツ係止段部(27)が設けられており、該バケツ係止段部(27)の周壁の所定位置には該受板(20)の吸引ダクト(23)に連通する吸引口(28)が複数個設けられており、更に、該上板(25)の上面の後部には温水洗浄装置を取付けるための洗浄装置取付部(29)が設けられている。 【0013】本実施例では、携帯用便器本体(2) に載置される受板(20)に臭気吸気ダクト(23)を設け、該受板(20)に取付けられる上板(25)に吸引口(28)を設けているので、便座(8) を起立させた場合でも、上板(25)の吸引口(28)から常時効率よく臭気を吸引することが出来る。 【0014】上記実施例以外、汚物入れ(4) としては使い捨ての汚物袋を使用してもよく、また、臭気吸引ファン(15)および脱臭装置(16)は臭気吸引ダクト(13,23) の側端に設けられていてもよい。更に、携帯用便器本体(2) の上面において便器本体(2) と受板(3,20)とを一体的に成形してもよく、また、受板(3) と下板(11)とを(または受板(20)と上板(25)とを)一体的に成形してもよい。 【0015】 【発明の効果】本発明では、便座を起立させた場合でも、常時効率よく臭気を吸引することが出来、また、洗浄装置の温水や小水が脱臭装置にかかって脱臭装置が故障することがなく、温水洗浄装置の使用が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000505 【氏名又は名称】アロン化成株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東五反田一丁目22番1号
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075476 【弁理士】 【氏名又は名称】宇佐見 忠男
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| 【公開番号】 |
特開2003−169760(P2003−169760A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−374514(P2001−374514) |
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