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【発明の名称】 手乾燥装置
【発明者】 【氏名】武田 真一
【住所又は居所】東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内

【氏名】打田 昌樹
【住所又は居所】東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内

【要約】 【課題】オプションユニットを本体に取り付ける際、本体を取り外すことなく、オプションユニットを容易に本体に取り付けることができるほか、前パネルを外すことなく、かつ工具を使わないで本体を取付板に取り付けることができる。

【解決手段】手が挿入される手挿入部2と、空気が吸気される吸気口41と、吸気口41からの空気を吸込み、高速空気流を発生する送風機30と、送風機30からの高速空気流を手挿入部に挿入された手に向かって噴出させるノズル18a,18bとを箱体1に備えた手乾燥装置において、箱体1の底面近傍の箱体1の対向する側部にユニット取り付け用のガイド挿入部20を設け、また、箱体1の背面にL型形状の取付金具70を設け、箱体1の取付板72に下方に向かって設けられた取付金具70の固定片73を設けて手乾燥装置を構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手が挿入される手挿入部と、空気が吸気される吸気口と、前記吸気口からの空気を吸込み、高速空気流を発生する送風機と、前記送風機からの高速空気流を前記手挿入部に挿入された手に向かって噴出させるノズルとを箱体に備えた手乾燥装置において、前記箱体の底面近傍の前記箱体の対向する側部にユニット取り付け用のガイド挿入部を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項2】 請求項1に記載の手乾燥装置において、前記ガイド挿入部に挿入されるガイドを有するユニットを設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項3】 請求項2に記載の手乾燥装置において、前記ガイド挿入部の前端にリブ形状の突起を設け、前記ガイドの前端に弾性を有する取り付け片を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項4】 請求項2に記載の手乾燥装置において、前記ガイド挿入部の後端に傾斜部を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項5】 請求項1乃至4に記載の手乾燥装置において、前記ユニットの上板上に端部が曲線形状のパッキンを設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項6】 請求項1乃至5に記載の手乾燥装置において、前記箱体背面にL型形状の取付金具を設け、前記箱体取付板に下方に向かって設けられた前記取付金具の固定片を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手乾燥装置に係り、詳しくは、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄した後の濡れた手を乾燥させる手挿入部を有する手乾燥装置については、例えば、特開平10−75915号公報に掲載された技術が知られている。以下に、この従来の手乾燥装置について、図面を参照して説明する。図12は上記特開平10−75915号公報に掲載された手挿入部を有する従来の手乾燥装置の構成を示す概略側面図である。
【0003】図12において、101は手乾燥装置の本体である箱体であり、102はヒータを内蔵し、手挿入部103に配置されたノズル104a、104bより噴出される高圧空気流を昇温するオプションユニットである。この従来の手乾燥装置は、オプションユニット102が床面に置かれ、そのオプションユニット102上方に手乾燥装置の本体101が配置され、オプションユニット102により本体101が支持されて固定される形態となっている。
【0004】上記した従来の手乾燥装置は、オプションユニット102を直に床の上に配置し、このオプションユニット102により手乾燥装置の本体101を支持して固定したものであるが、従来の手乾燥装置には、上記床の上に直接配置するタイプのものだけでなく、壁掛けタイプのものも広く知られている。以下に、具体的に図面を用いて説明する。
【0005】図13は壁掛けタイプの従来における手乾燥装置の構成を示す概略側面図、図14は図13に示す手乾燥装置の本体を壁に取り付ける方法を説明する図である。この従来の手乾燥装置は、図13、14に示すように、本体201を壁面に固定する際、まず、取付板202を壁面にネジ固定した後、本体201の引掛け部203を取付板202の収納部204に引っ掛ける。
【0006】そして、この従来の手乾燥装置は、本体201の前パネル205を外した後、本体201内部より本体201を取付板202にネジ206でネジ固定する形となっている。この従来の手乾燥装置は、本体201の手挿入部211内に濡れた手を挿入すると、手挿入部211の壁面に設けられたノズル212a、212bから高速の空気を吹き出して濡れた手に当て、手に付着している水滴を吹き飛ばして短時間で乾燥させることができるという利点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記したような図13、14に示す従来の手乾燥装置は、本体201を壁面に施工した後、例えばヒータを内蔵し、高速空気流を昇温するオプションユニット等を追加取り付けしようとすると、一度本体201を取り外さなければならず、施工性が悪いという問題があった。また、本体201を取付板202に取り付けようとした時は、前パネル205を外さなければならず、施工性が悪いという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、オプションユニットを本体に取り付ける際、本体を取り外すことなく、オプションユニットを容易に本体に取り付けることができるほか、前パネルを外すことなく、かつ工具を使わないで本体を取付板に取り付けることができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による手乾燥装置は、手が挿入される手挿入部と、空気が吸気される吸気口と、前記吸気口からの空気を吸込み、高速空気流を発生する送風機と、前記送風機からの高速空気流を前記手挿入部に挿入された手に向かって噴出させるノズルとを箱体に備えた手乾燥装置において、前記箱体の底面近傍の前記箱体の対向する側部にユニット取り付け用のガイド挿入部を設けたものである。
【0010】本発明による手乾燥装置は、前記ガイド挿入部に挿入されるガイドを有するユニットを設けたものである。
【0011】本発明による手乾燥装置は、前記ガイド挿入部の前端にリブ形状の突起を設け、前記ガイドの前端に弾性を有する取り付け片を設けたものである。
【0012】本発明による手乾燥装置は、前記ガイド挿入部の後端に傾斜部を設けたものである。
【0013】本発明による手乾燥装置は、前記ユニットの上板上に端部が曲線形状のパッキンを設けたものである。
【0014】本発明による手乾燥装置は、前記箱体背面にL型形状の取付金具を設け、前記箱体取付板に下方に向かって設けられた前記取付金具の固定片を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明をする。
実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1における手乾燥装置の構成を示す断面図である。図1において、1は手乾燥装置の外郭をなす箱体であり、2はこの箱体1の正面および側面を開口して形成され、かつ手を挿抜自在にできるように設けられた手挿入部であり、2aは手挿入部2の壁面である。手挿入部2は、手を挿入し易くするために、下部方向へ傾斜を有して略U字状を呈するように箱体1に形成されている。
【0016】4は手挿入部2の底部に設けられた排水口であり、5は排水口4に接続するように排水口4下部に配置された排水管である。11は排水口4から排水管5を通ってきたドレン水を溜めるドレンタンクであり、18a、18bは手挿入部2の入口近傍に設けられ、入口の対向する壁面2aに設けられた高速の空気流を吹出すノズルである。
【0017】ノズル18a、18bは、手挿入部2に挿入された手(図示せず)を擦り合せることなく、手に付着された水滴を手の表裏から排除できるように、手の甲側と掌側の双方に高速空気流の風を同時に当てるように構成されている。ノズル18a、18bは、手から吹き飛ばされた水滴を上方ではなく、下方へ吹き飛ばすように、手挿入部2の入口から奥への圧力勾配を形成するような傾斜を有するように壁面2aに設けられている。
【0018】手挿入部2の壁面2aには、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コ−ティングを施してもよいし、酸化チタン等の親水性を有するコ−ティングを施してもよいし、抗菌剤を含浸させる処理を施してもよい。これらの処理を施せば、手挿入部2の壁面2aにおける汚れの付着を低減することができるとともに、菌の繁殖を低減することができる。
【0019】撥水性コーティングによれば、汚れを付着し難くでき、また、親水性コーティングによれば、付着した汚れを落とし易くできる。例えば、親水性コーティングのうち、酸化チタンで処理を施した場合は、紫外線を当てると有機物を分解できるので、汚れの付着を抑制して菌の繁殖を低減することができる。
【0020】30は高圧空気を発生させる遠心式などの送風機であり、手挿入部2の下方のチャンバー40内に設けられている。チャンバー40は、上面に送風機30から排出される高速空気を排出できる排出口40aを有している。また、チャンバー40は、下面に吸気口41を有しており、この吸気口41から送風機40へ通じる吸気風路を構成している。
【0021】送風機30をチャンバー40内に固定する部分は、例えば、ばね材やゴム材等の部品からなる防振のための防振部材を介して固定されている。また、送風機30をチャンバー40内に固定する部分は、フローティング機能を持たせて送風機30の振動を周囲に伝え難くして騒音が大きくならないように構成している。吸気口41には、空気中の埃などを除去する着脱可能なフィルター42が設けられている。
【0022】32は吸気風路の排出口40aに接続された排気ダクトであり、この排気ダクト32は、手挿入部2に設けられたノズル18a、18bと接続されている。12a、12bは手を検知する手検知センサーであり、例えば、手検知センサー12aの方を発光素子で構成し、手検知センサー12bの方を受光素子で構成してもよい。また、手検知センサー12bの方を発光素子で構成し、手検知センサー12aの方を受光素子で構成してもよい。
【0023】13は手挿入部2や挿入される手を照明する照明用発光素子であり、この照明用発光素子13は、手検知センサー12a、12bが配置されている配線基板と同一の配線基板に配置されている。なお、照明用発光素子13は、手検知センサー12a、12bが配置されている配線基板とは異なる配線基板に配置して構成してもよい。
【0024】手挿入部2内に手が手首付近まで挿入されると、手検知センサー12a、12bが手を検知し、この検知信号を基に送風機30が作動する。送風機30が作動されると、空気が吸気口41より吸気風路を介して送風機30に吸込まれる。そして、送風機30に吸込まれた空気は、送風機30から排出されて排気ダクト32を経由して、ノズル18a、18bから高速気流となって手挿入部2内に噴出される。
【0025】このように、送風機30が作動されると、空気が吸気口41より送風機30に吸込まれ高圧空気となる吸気風路と、送風機30から排出されて排気ダクト32を経由して、ノズル18a、18bより高速空気が噴出される排気風路とからなる風路が形成される。
【0026】次に、手乾燥装置の箱体1にオプションユニットを取付ける取付構造について、図面を用いて説明する。図2は図1に示す手乾燥装置とオプションユニットを示す斜視図、図3は図1に示す手乾燥装置の箱体にオプションユニットがネジ止めにより取付けられる直前の状態を示す斜視拡大図である。
【0027】図2、3において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、20は箱体1の底面近傍の箱体1の対向する側部に設けられたオプションユニット取り付け用のレールである。21はレール20前端の上部の箱体1部分に設けられたネジ穴であり、50はオプションユニットである。
【0028】このオプションユニット50には、ヒータを内蔵して高速空気流を昇温させたりする機能を持たせてもよいし、芳香剤を装着して高速空気流を良い香りにしたりする機能を持たせてもよし、空気清浄機能を内蔵して高速空気流を清浄化したりする機能を持たせてもよい。
【0029】51はオプションユニット50の上板端部に設けられ、かつ箱体1のレール20に挿入されるガイドであり、52はガイド51の前端上部に突出するように設けられた取り付け片である。53は取り付け片52に設けられたネジ穴であり、54は箱体1の吸気口41に対向するようにオプションユニット50の上板に設けられた吹出し口である。
【0030】箱体1の吸気口41にオプションユニット50の吹出し口54が合せられることにより、ヒータが内蔵されたオプションユニット50では、高速空気流を昇温させることができる。同様に、芳香剤が装着されたオプションユニット50では、高速空気流を良い香りにすることができる。また、空気清浄機能が内蔵されたオプションユニット50では、高速空気流を清浄化することができる。61はネジ穴21、53を通してオプションユニット50を箱体1に固定するためのネジである。
【0031】この実施の形態によれば、まず、箱体1のレール20にオプションユニット50のガイド51を前面より、取り付け片52がレール20前端上部の箱体1部分に当接するまで挿入する。これにより、オプションユニット50は、箱体1に支持されるとともに、レール20前端上部の箱体1部分に設けられたネジ穴21と、ガイド前端の取り付け片52に設けられたネジ穴53とが合せられる。
【0032】そして、レール20前端上部の箱体1部分に設けられたネジ穴21と、ガイド前端の取り付け片52に設けられたネジ穴53とを、ネジ61によりネジ固定することにより、オプションユニット50を箱体1に固定する。以上のように、本実施の形態では、箱体1に設けられたレール20にオプションユニット50のガイド51を挿入するように手乾燥装置を構成したので、オプションユニット50を箱体1に取り付ける際、箱体1を取り外すことなく、オプションユニット50を箱体1に容易に取り付け支持することができる。
【0033】また、ネジ穴21、53を通してオプションユニット50と箱体1を固定したネジ61が仮にネジ穴21、53から外れたとしても、オプションユニット50は、ガイド51が箱体1のレール20内に挿入されて支持されるため、オプションユニット50が箱体1から落下することがなく、安全性を確保することができる。
【0034】実施の形態2.図4は本発明に係る実施の形態2におけるオプションユニットが設けられた手乾燥装置を示す斜視図である。図4は、手乾燥装置の箱体にオプションユニットが取り付けられる前の状態を示しており、箱体は全体ではなく、取り付け状態が分かる部分のみを示している。図5は図4に示す手乾燥装置の箱体にオプションユニットを取り付ける状態を示す図である。
【0035】図4、5において、図2、3と同一符号は同一又は相当部分を示し、24は箱体1のレール20の前端上部に設けられたリブ形状の突起であり、55はオプションユニット50のガイド51の前端上部に突出するようにネジ止め固定されており、かつバネ鋼等にて形成された弾性を有する取り付け片55である。この取り付け片55は、ガイド51をレール20に挿入したとき、レール20の前端上部に設けられたリブ形状の突起24を乗り越えられるように弾性を有している。
【0036】この実施の形態によれば、箱体1のレール20にオプションユニット50のガイド51を前面より、弾性を有する取り付け片55がレール20前端上部の突起24を乗り越えるまで挿入する。これにより、オプションユニット50は、取り付け片55が突起24を乗り越えてレール20内に収納され、この突起24の障壁により取り付け片24をレール20内から引出し難くすることができる。このため、さらに工具を使ってオプションユニット50を箱体1にネジ止め固定することなく、オプションユニット50を箱体1に容易に取り付け固定することができる。
【0037】また、オプションユニット50を箱体1から取り外すときは、レール20内に収納され、ガイド51にネジ止め固定された取り付け片55を、工具を使ってネジ62を外して取り外すことにより、ガイド51をレール20から容易に抜き取ることができる。このため、一端、突起24を乗り越えて取り付け片55をレール20内に収納すれば、工具がないと取り付け片55をガイド51から取り外すことができないので、オプションユニット50を盗難等から保護することができる。
【0038】実施の形態3.図6は本発明に係る実施の形態3におけるオプションユニットが設けられた手乾燥装置を示す斜視図である。図6は、手乾燥装置の箱体にオプションユニットが取り付けられる前の状態を示しており、箱体は全体ではなく、取り付け状態が分かる部分のみを示している。図7、8は図6に示す手乾燥装置の箱体にオプションユニットを取り付ける状態を示す図である。
【0039】図6〜8において、図2、3と同一符号は同一又は相当部分を示し、26はレール20の後端部分が前方から後ろにかけて上昇するように傾斜した傾斜部である。この傾斜部26は、ガイド51がレール20内に挿入されると、ガイド51の後端部分を持ち上げてガイド51を傾かせる。27はオプションユニット50を箱体1に取付けて、箱体1の吸込み口41とオプションユニット50の吹出し口54が合せられたときに、吹出し口54から吸込み口41に流れる気流が漏れないように気密性を保持するためのゴムなどのパッキンである。
【0040】この実施の形態によれば、まず、箱体1のレール20にオプションユニット50の ガイド51を前面より、取り付け片52がレール20前端上部の箱体1部分に当接するまで挿入する。このとき、ガイド51の後端部分がレール20の傾斜部26により持ち上げられ、ガイド51の前端部分が下方に傾斜して、取り付け片52のネジ穴53がレール20前端上部の箱体1部分に設けられたネジ穴21から下方にずれる。
【0041】箱体1の下面に対して後端部分が持ち上げられるようにオプションユニット50が傾斜して配置されるため、オプションユニット50のパッキン27は、箱体1により完全に均一につぶされず、前端部分よりも後端部分の方が強く箱体1により押しつぶされる。レール20の後端部分に傾斜部26を設けて構成しているので、ガイド51を単に水平に移動させてレール20に収納する実施の形態1よりも、ガイド51収納時の箱体1によるパッキン27へのこすれ力を低減することができる。このため、パッキン27の剥がれを抑えることができる。
【0042】次に、ガイド51の前端部分を持ち上げて、取り付け片52のネジ穴53をレール20前端上部の箱体1部分に設けられたネジ穴21に合せた後、ネジ61によりネジ穴21、53を通してネジ固定することにより、オプションユニット50を箱体1に固定する。
【0043】これにより、ガイド51は、前端部分が後端部分と水平に保たれてネジ止め固定されるので、下方に下がっていた前端部分が持ち上げられてオプションユニット50が水平に保たれる。そして、オプションユニット50のパッキン27は、箱体1により均等に、かつ強く押しつぶされるので、本体1の吸込み口41とオプションユニット50の吹出し口54の気密を良好に保持することができる。
【0044】なお、上記実施の形態3では、オプションユニット50の吹出し口54周囲の上板上に端部が平坦なパッキン27を設けて構成したが、図9に示すように、例えば、端部が曲線形状のゴムなどのパッキン28を設けて構成してもよい。この場合、平坦なパッキン27を用いる場合よりも、ガイド51をレール20に収納するとき、パッキン28の箱体1による剥がれを抑えることができる。図9において、28aは中空部分であり、28bはフランジである。
【0045】実施の形態4.図10は本発明に係る実施の形態4における手乾燥装置を示す概略側面図である。図10は、手乾燥装置の箱体を取付板に取り付ける状態が分かる部分が示されている。図11は図10に示す手乾燥装置の箱体を取付板に取り付ける状態を示す図である。図10、11において、70は箱体1の背面にネジ71により固定されたL型形状の取付金具であり、72は例えばネジにより壁面にネジ止め固定された取付板である。
【0046】73は取付板72に固定され、取付板72から斜め下方に向かって設けられた弾性を有する固定片であり、74は取付板72に固定された収納部75に引っかける箱体1に取り付けられた引掛け部である。箱体1の引掛け部74を取付板72の収納部75に引っ掛けるとき、箱体1は、下方にスライドされる。これにより、箱体1の取付金具70は、取付板72の固定片73を乗り越えて固定片73に当接される。
【0047】従って、箱体1は、下方に動かして取付板72から外そうとしても、箱体1の引掛け部74が取付板72の収納部75に当接されるので、下方に動かず外れないようにできる。箱体1は、上方に動かして取付板72から外そうとしても、箱体1の取付金具71が取付板72の固定片73に当接されるので、上方に動かず外れないようにできる。
【0048】また、箱体1は、前後に動かして取付板72から外そうとしても、箱体1の引掛け部74が取付板72の収納部75に収められるため、前後に動かず外れないようにできる。以上のように、本実施の形態によれば、箱体1を取付板72に工具無しで容易に取り付けることができるとともに、箱体1を取付板72に取り付けた後、上方や下方、あるいは前後に動かして外そうとしても、外れないようにできる。
【0049】箱体1を取付板72から外そうとする場合は、前パネル76を開けて、箱体1にネジ止め固定している取付金具70を箱体1から外した後、箱体1を上方に持ち上げることにより、箱体1を取付板72から取り外すことができる。このように、箱体1を取付板72から外すときは、工具を使わないと外せないので、盗難防止の点で利点がある。
【0050】
【発明の効果】本発明による手乾燥装置によれば、箱体の底面近傍の箱体の対向する側部にユニット取り付け用のガイド挿入部を設けて構成することにより、例えば、さらに箱体に設けられたガイド挿入部にユニットのガイドを挿入するように構成することで、ユニットを箱体に取り付ける際、箱体を取り外すことなく、ユニットを箱体に容易に取り付けることができる。
【0051】本発明による手乾燥装置によれば、更に、ガイド挿入部に挿入されるガイドを有するユニットを設けて構成することにより、ユニットを箱体に取り付ける際、箱体を取り外すことなく、ユニットを箱体に容易に取り付けることができる。
【0052】本発明による手乾燥装置によれば、ガイド挿入部の前端にリブ形状の突起を設け、ガイドの前端に弾性を有する取り付け片を設けて構成することにより、取り付け片を、突起を乗り越えてガイド挿入部に収納させて、この突起の障壁により取り付け片をガイド挿入部から引出し難くすることができるため、工具を使わないでユニットを箱体に容易に取り付け固定することができる。
【0053】本発明による手乾燥装置によれば、ガイド挿入部の後端に傾斜部を設けて構成することにより、例えば、ユニット上にパッキンを設けた場合、ガイドを単に水平に移動させてガイド挿入部に収納するよりも、収納時の箱体によるパッキンへのこすれ力を低減することができるので、パッキンの剥がれを抑えることができる。
【0054】本発明による手乾燥装置によれば、ユニットの上板上に端部が曲線形状のパッキンを設けて構成することにより、平坦なパッキンを用いる場合よりも、ガイドをガイド挿入部に収納するとき、パッキンの箱体による剥がれを抑えることができる。
【0055】本発明による手乾燥装置によれば、箱体背面にL型形状の取付金具を設け、箱体取付板に下方に向かって設けられた取付金具の固定片を設けて構成することにより、箱体を上方に動かそうとしても、箱体の取付金具が取付板の固定片に当接されるので、上方に動かないようにできる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
【出願日】 平成13年12月5日(2001.12.5)
【代理人】 【識別番号】100102439
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
【公開番号】 特開2003−169759(P2003−169759A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−371090(P2001−371090)