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【発明の名称】 洗面ボールとキャビネットとの取付構造
【発明者】 【氏名】沖胡 克己
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【要約】 【課題】洗面ボールとキャビネットとの取付が簡便で、位置決め精度が良く、所定の位置関係に安定して固定できる洗面ボールとキャビネットとの取付構造を提供することである。

【解決手段】洗面ボール本体19の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体2の周縁に凹溝部15を形成した棒状金具2を設けた洗面ボール20と、キャビネット本体17の両側板21の上部に前記棒状金具2を挿着する凹部5を形成した受け金具1の取付部7を各々固着したキャビネット18からなり、前記洗面ボール20の下方に垂下した棒状金具2を前方から後方に向けてキャビネット18の受け金具1の凹部5に挿入して、洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1に固着する構成にして、受け金具の凹部が、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部15の直径と略同寸法となるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗面ボール本体の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体の周縁に凹溝部を形成した棒状金具を設けた洗面ボールと、キャビネット本体の両側板の上部に前記棒状金具を挿着する凹部を形成した受け金具の取付部を各々固着したキャビネットからなり、前記洗面ボールの下方に垂下した棒状金具を前方から後方に向けてキャビネットの受け金具の凹部に挿入して、洗面ボールをキャビネットの両受け金具に固着することを特徴とする洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【請求項2】 洗面ボール本体の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体の周縁に受け金具の取付と拘束フック金具のフック部を挿着する凹溝部を形成した棒状金具を設けた洗面ボールとキャビネット本体の上部に受け金具本体の上板の前後端に前記棒状金具を挿着する第一凹部を形成するとともに長手方向の略中央部に、受け金具との固定用の凹溝部を設けた軸部に回動自在に設けたフック部を有する拘束フック金具の凹溝部を挿着する第二凹部を形成した受け金具を取り付けたキャビネットからなり、前記洗面ボールの下方に設けた棒状金具をキャビネットの受け金具の第一凹部に挿入し、且つ拘束フック金具のフック部を棒状金具の溝部に回動させて挿着して洗面ボールをキャビネットの両受け金具に固着することを特徴とする洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【請求項3】 受け金具の凹部が、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部の直径と略同寸法となることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【請求項4】 受け金具が長手方向の略中央部を中心に対称な形状となっていることを特徴とする請求項1及至請求項3のいづれか1項に記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【請求項5】 拘束フック金具のフック部が軸部を中心に円弧を描くような形状で形成することを特徴とする請求項2及至請求項4のいづれか1項に記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【請求項6】 拘束フック金具がフック部を上下に有し、且つ上下のフック部が一体となるように軸部を中心にフック部から離れた個所に接続部を設けて、断面略コの字形状で形成していることを特徴とする請求項2及至請求項5のいづれか1項に記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面化粧台等の洗面ボールとキャビネットとの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、洗面ボール裏面に雄ネジ部を有する固定金具をネジで固定し、その洗面ボールの固定金具とキャビネットに取り付けた受け金具を介して固定用締付ナットで洗面ボールとキャビネットを螺着する取付構造が一般的であった。
【0003】以下、従来の洗面ボール31とキャビネット32との取付構造について説明する。図9において、洗面ボール31とキャビネット32との取付構造は、洗面ボール側固定金具34とキャビネット側受け金具36と固定用締付ナット37で構成されている。
【0004】そして、ボール側固定金具34は、平板部35と棒状の雄ネジ部38で構成される。平板部35の中央部に棒状の雄ネジ部38が垂直に設けられていて、平板部35に洗面ボール31固定用の孔が数カ所有り、洗面ボール31裏面の両サイドの前後の位置にネジでもって固定される。
【0005】また、キャビネット側受け金具36は、略L型形状で一方がボール側固定金具34の棒状の雄ネジ部38を受ける孔を設け、他方が取付用の孔を数カ所有し、キャビネット32の側板にネジでもって固定される。
【0006】上記のように、従来の洗面ボール31とキャビネット32との取付構造は、洗面ボール31とキャビネット32の取付にネジを多用していた。さらに、洗面ボール31とキャビネットの取付位置が一定でなく、斜めや極端な場合には前後の位置が異なることがあり、表面側から洗面ボール31とキャビネット32との取付位置を確認して、位置関係を修正してから最終固定する必要があり、取付に手間がかかるという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、洗面ボールとキャビネットとの取付が簡便で、位置決め精度が良くなり所定の位置関係に安定して固定できる洗面ボールとキャビネットとの取付構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、洗面ボール本体の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体の周縁に凹溝部を形成した棒状金具を設けた洗面ボールと、キャビネット本体の両側板の上部に前記棒状金具を挿着する凹部を形成した受け金具の取付部を各々固着したキャビネットからなり、前記洗面ボールの下方に垂下した棒状金具を前方から後方に向けてキャビネットの受け金具の凹部に挿入して、洗面ボールをキャビネットの両受け金具に固着するものである。
【0009】したがって、洗面ボールをキャビネットに取り付ける際に、洗面ボールの棒状金具とキャビネットの受け金具で、洗面ボールとキャビネットとの位置関係を確認してから固定することなく、簡便に取付ができるとともに、所定位置に位置決め精度が良い取付ができ、取付精度を安定させることができる。
【0010】本発明の請求項2記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、洗面ボール本体の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体の周縁に受け金具の取付と拘束フック金具のフック部を挿着する凹溝部を形成した棒状金具を設けた洗面ボールとキャビネット本体の上部に受け金具本体の上板の前後端に前記棒状金具を挿着する第一凹部を形成するとともに長手方向の略中央部に、受け金具との固定用の凹溝部を設けた軸部に回動自在に設けたフック部を有する拘束フック金具の凹溝部を挿着する第二凹部を形成した受け金具を取り付けたキャビネットからなり、前記洗面ボールの下方に設けた棒状金具をキャビネットの受け金具の第一凹部に挿入し、且つ拘束フック金具のフック部を棒状金具の溝部に回動させて挿着して洗面ボールをキャビネットの両受け金具に固着するものである。
【0011】したがって、洗面ボールをキャビネットに取り付ける際に、洗面ボールの棒状金具とキャビネットの受け金具で、洗面ボールとキャビネットとの位置関係を確認してから固定することなく簡便に取付ができ、前後方向の固定も拘束フック金具でワンタッチで取付ができる。また、所定位置に位置決め精度が良い取付ができ、取付精度を安定させることができる。しかも、前後方向の固定が拘束フック金具でワンタッチで取付ができるため、ネジや締付ナットなどでの取付がなく特別な工具が不用で、メンテナンス時でも工具なしで簡単に着脱できる。
【0012】本発明の請求項3記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、請求項1又は請求項2記載の受け金具を受け金具の凹部が、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部の直径と略同寸法としたものである。
【0013】したがって、洗面ボールの下方に垂下した棒状金具をキャビネットの受け金具の凹部に挿入する際、挿入が簡便にでき、所定位置に位置決め精度が良い取付ができ、取付精度を安定させることができる。
【0014】本発明の請求項4記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、請求項1及至請求項3のいづれか1項に記載の受け金具を長手方向の略中央部を中心に対称な形状としたものである。
【0015】したがって、受け金具をキャビネット本体の両側板に固着する際、左右方向を確認することなく固定ができ、取付けが簡便にできる。また、洗面ボールの下方に垂下した棒状金具を前方から後方に向けてキャビネットの受け金具の凹部に挿入して、洗面ボールをキャビネットの両受け金具に固着する取付とは逆に、後方から前方に向けて洗面ボールをキャビネットに固着することができる。
【0016】本発明の請求項5記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、請求項2及至請求項4のいづれか1項に記載の拘束フック金具のフック部を軸部を中心に円弧を描くような形状したものである。
【0017】したがって、拘束フック金具のフック部を棒状金具の溝部に回動させて挿着する際、滑らかな安定した動きで確実に挿着することができる。
【0018】本発明の請求項6記載の洗面ボールとキャビネットとの取付構造は、請求項2及至請求項5のいづれか1項に記載の拘束フック金具がフック部を上下に有し、且つ上下のフック部が一体となるように軸部を中心にフック部から離れた個所に接続部を設けて、断面略コの字形状で形成したものである。
【0019】したがって、拘束フック金具のフック部を棒状金具の溝部に回動させて挿着する際、上下のフック部を一度で確実に挿着することができる。また、軸部から最端個所の接続部を操作することにより、無理な力をかけることなく確実に、簡便に挿着することができる。さらに、フック部の強度を向上させることができ、取付後に、外力負荷でフック部が変形することがなく、取付位置が変化することがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、図1及至図8に基づいて詳述する。
【0021】(実施形態1)実施形態1における基本構成は、凹溝部が形成された棒状突起を設けた洗面ボールと凹部を形成する受け金具を設けたキャビネットとの取付構造で、金具間の嵌合により所定位置に簡便に納めて固着するものである。
【0022】図1及び図2に示すように、請求項1に対応する洗面ボール20とキャビネット17との取付構造は、洗面ボール本体19の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体2の周縁に凹溝部15を形成した棒状金具2を設けた洗面ボール20と、キャビネット本体17の両側板21の上部に前記棒状金具2を挿着する凹部5を形成した受け金具1の取付部7を各々固着したキャビネット18からなり、前記洗面ボール20の下方に垂下した棒状金具2を前方から後方に向けてキャビネット18の受け金具1の凹部5に挿入して、洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1に固着する。
【0023】また、図1に示すように、請求項3に対応する洗面ボール20とキャビネット17との取付構造は、受け金具1の凹部5が、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部15の直径と略同寸法となる。
【0024】外側の挿入部では広く開口しており、棒状金具2の凹溝部15を導き入れるガイドの機能を持っているため、重量が有る洗面ボール20をキャビネット17に取り付ける際に、位置合わせすることなく簡便に洗面ボール20の棒状金具2を受け金具1の凹部5に挿入できる。
【0025】上記受け金具1の凹部5の外側の挿入部は、開口部の幅が棒状金具2の直径の約2〜3倍程度あれば、より挿入しやすくなり時間をかけることなく挿入できる。
【0026】さらに、内部に向って挿入すれば、凹部5の所定位置に当たる。この所定位置では受け金具1の凹部5が棒状金具2の凹溝部15の直径と略同寸法となるため、棒状金具2の凹溝部15が受け金具1の凹部5の所定位置にきちんと納まり、位置が変化することなく、洗面ボール20をキャビネット18の所定位置に固着できる。
【0027】また、上下関係において所定位置に固着する上で、受け金具1の凹部5での下面と棒状金具2の凹溝部15での下面の位置関係が重要で、洗面ボール20とキャビネット17との間に隙間が生じないように固着するには、上記位置関係の精度がでるように金具を固定する。
【0028】例えば、取付時の隙間の発生を無くすため、金具部品のバラツキや取付位置のバラツキを吸収して固着できるように、受け金具1の長手方向の先端部を上方向に1mm〜2mm程度のテーパを設け、受け金具1の上面が側板の上面から1mm〜2mm程度下になるように取り付けて、棒状金具2の凹溝部15の幅を受け金具1の厚みより少し大きくする場合は、受け金具1の凹部5での下面と棒状金具2の凹溝部15での下面の位置関係が安定して確保できるようにする。
【0029】また、請求項4に対応する洗面ボール20とキャビネット17との取付構造は、受け金具1が長手方向の略中央部を中心に対称な形状となっている。
【0030】また、上記金具の材質は、金属製か、または金属に限らず、取付後の負荷に耐えて、変形したり折れたりしないとか、強度があればポリカーボネート樹脂などの樹脂材であっても良い。
【0031】以上のように、本実施形態によれば、洗面ボール20をキャビネット18に取り付ける際に、洗面ボール20の棒状金具2とキャビネット18の受け金具1を用いることにより、洗面ボール20とキャビネット18との位置関係を確認してから固定することなく、簡便に位置決めができるとともに、所定位置に位置決め精度が良い固着ができて取付精度を安定させることができる。
【0032】なお、以上の説明では、洗面ボール20の下方に垂下した棒状金具2を前方から後方に向けてキャビネット18の受け金具1の凹部5に挿入して、洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1に固着する例で説明したが、その逆に洗面ボール20の下方に垂下した棒状金具2を後方から前方に向けてキャビネット18の受け金具1の凹部5に挿入して、洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1に固着することも同様に実施可能である。
【0033】(実施形態2)実施形態2における基本構成は、実施形態1において、前後方向の動きを拘束する金具を用いて、固着後の負荷による動きがないようにしたものである。よって、共通する部分については説明を省略し、実施形態2の特徴となる部分のみ説明するものである。
【0034】図2及び図3に示すように、請求項2に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、洗面ボール本体19の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体2aの周縁に受け金具1の取付と拘束フック金具3のフック部12、13を挿着する凹溝部14,15,16を形成した棒状金具2aを設けた洗面ボール20とキャビネット本体17の上部に受け金具本体1の上板4の前後端に前記棒状金具2aを挿着する第一凹部5を形成するとともに長手方向の略中央部に、受け金具1との固定用の凹溝部10を設けた軸部9に回動自在に設けたフック部12、13を有する拘束フック金具3の凹溝部10を挿着する第二凹部6を形成した受け金具1を取り付けたキャビネット18からなり、前記洗面ボール20の下方に設けた棒状金具2aをキャビネット18の受け金具1の第一凹部5に挿入し、且つ拘束フック金具3のフック部12、13を棒状金具2aの溝部14,16に回動させて挿着して洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1に固着する。
【0035】また、図3に示すように、請求項3に対応する洗面ボール19とキャビネット18との取付構造は、受け金具1の凹部5,6が、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部10,15の直径と略同寸法となる。
【0036】外側の挿入部では広く開口しており、棒状金具2aの凹溝部15を導き入れるガイドの機能を持っているため、重量が有る洗面ボール20をキャビネット17に取り付ける際に、位置合わせすることなく簡便に洗面ボール20の棒状金具2aを受け金具1の凹部5に挿入できる。
【0037】上記受け金具1の凹部5の外側の挿入部は、開口部の幅が棒状金具2aの直径の約2〜3倍程度あれば、より挿入しやすくなり時間をかけることなく挿入できる。
【0038】さらに、内部に向って挿入すれば、凹部5の所定位置に当たる。この所定位置では受け金具1の凹部5が棒状金具2の凹溝部15の直径と略同寸法となるため、棒状金具2aの凹溝部15が受け金具1の凹部5の所定位置にきちんと納まり、位置が変化することなく、洗面ボール20をキャビネット18の所定位置に固着できる。
【0039】また、請求項4に対応する洗面ボール19とキャビネット18との取付構造は、受け金具1が長手方向の略中央部を中心に対称な形状となっている。
【0040】また、請求項5に対応する洗面ボール19とキャビネット18との取付構造は、拘束フック金具3のフック部12、13が軸部9を中心に円弧を描くような形状で形成する。
【0041】図3に基づいて、本発明の実施形態2での受け金具と棒状金具と拘束フック金具との関連を説明する。受け金具1がキャビネット本体17の側板21の上部で所定位置に受け金具1の取付部7に形成した取付孔8を介してネジで螺着する。そして、洗面ボール本体19の下方に設けた棒状金具2aの凹溝部15を受け金具1の第一凹部5に挿入して洗面ボール20とキャビネット18を左右方向と上下方向において所定の位置で固着する。
【0042】さらに、拘束フック金具3の軸部9に形成した凹溝部10を受け金具1の第二凹部6に挿入し、且つ拘束フック金具3の上部フック部12を棒状金具2aの凹溝部14に回動させて挿着するとともに、下部フック部13を棒状金具2aの凹溝部16に回動させて挿着して、洗面ボール20とキャビネット18を前後方向で拘束して固着する。
【0043】しかも、前後方向の固定が拘束フック金具でワンタッチで取付ができるため、ネジや締付ナットなどでの取付がなく特別な工具が不用で、メンテナンス時でも工具なしで簡単に着脱できる。
【0044】また、上記金具の材質は、金属製か、または金属に限らず、取付後の負荷に耐えて、変形したり折れたりしないとか、強度があればポリカーボネート樹脂などの樹脂材であっても良い。
【0045】以上のように、本実施形態によれば、洗面ボール20をキャビネット18に取り付ける際に、洗面ボール20の棒状金具2aとキャビネット18の受け金具1で、洗面ボール20とキャビネット18との位置関係を確認してから固定することなく簡便に位置決めができ、前後方向の固定も拘束フック金具3でワンタッチで取付ができる。また、所定位置に位置決め精度が良い固着が確実にでき、固着後の外的負荷に対しても固着強度を安定させることができ、取付位置が変化することがない。
【0046】(実施形態3)実施形態3における基本構成は、実施形態2において、拘束フック金具の操作性及び強度の向上を図ったものである。よって、共通する部分については説明を省略し、実施形態3の特徴となる部分のみ説明するものである。
【0047】図2、図4及至図8に示すように、請求項2に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、洗面ボール本体19の両サイド裏面下方に向けて棒状金具本体2aの周縁に受け金具1aの取付と拘束フック金具3aのフック部12a、13aを挿着する凹溝部14、16を形成した棒状金具2aを設けた洗面ボール20とキャビネット本体18の上部に受け金具本体1aの上板4aの前後端に前記棒状金具2aを挿着する第一凹部5aを形成するとともに長手方向の略中央部に、受け金具1aとの固定用の凹溝部10aを設けた軸部9aに回動自在に設けたフック部12a、13aを有する拘束フック金具3aの凹溝部10aを挿着する第二凹部6aを形成した受け金具1aを取り付けたキャビネット18からなり、前記洗面ボール20の下方に設けた棒状金具2aをキャビネット18の受け金具1aの第一凹部5aに挿入し、且つ拘束フック金具3aのフック部12a、13aを棒状金具2aの溝部14、16に回動させて挿着して洗面ボール20をキャビネット18の両受け金具1aに固着する。
【0048】また、請求項3に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、受け金具1aの凹部5a、6aが、外側の挿入部では広く開口しており、内部の所定位置に向って開口が小さくなり、所定位置では凹溝部15,10aの直径と略同寸法となる。
【0049】外側の挿入部では広く開口しており、棒状金具2aの凹溝部15を導き入れるガイドの機能を持っているため、重量が有る洗面ボール20をキャビネット17に取り付ける際に、位置合わせすることなく簡便に洗面ボール20の棒状金具2aを受け金具1aの凹部5aに挿入できる。
【0050】上記受け金具1aの凹部5aの外側の挿入部は、開口部の幅が棒状金具2aの直径の約2〜3倍程度あれば、より挿入しやすくなり時間をかけることなく挿入できる。
【0051】さらに、内部に向って挿入すれば、凹部5aの所定位置に当たる。この所定位置では受け金具1aの凹部5aが棒状金具2aの凹溝部15の直径と略同寸法となるため、棒状金具2aの凹溝部15が受け金具1aの凹部5aの所定位置にきちんと納まり、位置が変化することなく、洗面ボール20をキャビネット18の所定位置に固着できる。
【0052】また、請求項4に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、受け金具1aが長手方向の略中央部を中心に対称な形状となっている。
【0053】また、図4に示すように、請求項5に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、拘束フック金具3aのフック部12a、13aが軸部9aを中心に円弧を描くような形状で形成する。
【0054】また、請求項6に対応する洗面ボール20とキャビネット18との取付構造は、拘束フック金具3aがフック部12a、13aを上下に有し、且つ上下のフック部12a、13aが一体となるように軸部9aを中心にフック部12a、13aから離れた個所に接続部26を設けて、断面略コの字形状で形成している。
【0055】図8に基づいて、本発明の実施形態3での受け金具1aと棒状金具2aと拘束フック金具3aの関連を説明する。(a)に示すように、キャビネット本体17の側板21の上部に受け金具1aを所定位置に取付する。(b)に示すように、洗面ボール20の下方に設けた棒状金具2aの凹溝部15を受け金具1aの第一凹部5aに挿入して洗面ボール20とキャビネット18を左右方向と上下方向において所定の位置で固着する。(c)に示すように、拘束フック金具3aの軸部9aに形成した凹溝部10aを受け金具1aの第二凹部6aに挿入し、且つ拘束フック金具3aのフック部12a、13aを棒状金具2aの溝部14、16に回動させて挿着して洗面ボール20とキャビネット18を前後方向で拘束して固着する。
【0056】拘束フック金具3aのフック部12a、13aを棒状金具2aの溝部14、16に回動させて挿着する際、上下のフック部12a、13aを一度で確実に挿着することができる。また、軸部9aから最端個所の接続部26を操作することにより、無理な力をかけることなく確実に、簡便に挿着することができる。
【0057】さらに、拘束フック金具3aのフック部12aの近傍で略L型に折り曲げて一体化することにより、フック部12a、13aの強度を向上させることができ、取付後に、外力負荷でフック部12a、13aが変形することがなく、取付位置が変化することがない。
【0058】しかも、前後方向の固定が拘束フック金具3aでワンタッチで取付ができるため、ネジや締付ナットなどでの取付がなく特別な工具が不用で、メンテナンス時でも工具なしで簡単に着脱できる。
【0059】また、上記金具の材質は、金属製か、または金属に限らず、取付後の負荷に耐えて、変形したり折れたりしないとか、強度があればポリカーボネート樹脂などの樹脂材であっても良い。
【0060】以上のように、本実施形態によれば、洗面ボール20をキャビネット18に取り付ける際に、洗面ボール20の棒状金具2aとキャビネット18の受け金具1aで、洗面ボール20とキャビネット18との位置関係を確認してから固定することなく簡便に位置決めができ、前後方向の固定も取付操作性及び取付強度を向上させた拘束フック金具3aでワンタッチで取付ができる。また、所定位置に位置決め精度が良い固着が確実にでき、固着後の外的負荷に対しても固着強度を安定させることができ、取付位置が変化することがない。
【0061】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、洗面ボールとキャビネットとの取付が簡便で、位置決め精度が良くなり所定の位置関係に安定して固着できる。また、固着後の外的負荷に対しても固着強度を維持して取付位置が変化することがない。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二
【公開番号】 特開2003−169757(P2003−169757A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−373007(P2001−373007)