| 【発明の名称】 |
手乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】久良 竜三 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】壁埋込み設置型の手乾燥装置の清掃性を向上させる。
【解決手段】前面の開放した本体箱体1の内部の上部に、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、この高速空気流を本体箱体1内の下部に向かって噴出する高圧空気流発生部を構成し、この本体箱体1内の下部に高圧空気流発生部との間に手を出し入れできる処理空間3を形成して水受け部を設け、この水受け部の下部に水受け部からの水を受容するドレン容器4を本体箱体1の前面からの抜差しを可能に設けた手乾燥装置について、その水受け部をドレン容器4の投影平面積の内側に張出した導水枠7に、水受け板8を係脱可能に保持させた構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面の開放した箱体の内部の上部に、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、この高速空気流を同箱体内の下部に向かって噴出する高圧空気流発生部を構成し、この前記箱体内の下部に前記高圧空気流発生部との間に手を出し入れできる処理空間を形成して水受け部を設け、この水受け部の下部に水受け部からの水を受容する容器を前記箱体の前面からの抜差しを可能に設けた手乾燥装置であって、前記水受け部を前記容器の投影平面積の内側に張出した導水枠に、水受け板を係脱可能に保持させた構成とした手乾燥装置。 【請求項2】 請求項1に記載の手乾燥装置であって、容器の前面の内壁に水受け板の前縁上部に重なる庇を設けた手乾燥装置。 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の手乾燥装置であって、容器と箱体とに容器の差込みにより嵌合う嵌合構造を設けた手乾燥装置。 【請求項4】 請求項3に記載の手乾燥装置であって、嵌合構造を容器の垂直方向への持上げで嵌合いが解除される構成とした手乾燥装置。 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、容器の着脱を検知する検知手段を設け、この検知手段が容器の離脱を検知したときには、高圧空気流発生部の運転を禁止するようにした手乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄後の濡れた手を高速空気流の噴射によって乾燥処理する手乾燥装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置として例えば、特開平11―178742号公報や、特開平6―304090号公報に示されているように、高速空気流を、手を出し入れできる処理空間に噴出し、高速空気流の運動エネルギーによって手に付着した水分を処理空間内へ吹飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置がある。こうした手乾燥装置の中には、トイレや洗面所等の壁体に固定あるいは埋込み設置され、手洗いの後に処理空間に手を挿抜することにより、迅速かつ衛生的に手を乾燥させることができるものである。埋込み設置型の手乾燥装置では、前面の開放した箱体の内部の上部に作動気流生成部が構成され、この箱体内の下部に作動気流生成部との間に手を出し入れできる処理空間を形成して水受け部が設けられ、水受け部の下部に水受け部からの水を受容する容器が抜差し可能に設けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の壁埋込み設置型の手乾燥装置は、前面の開放した箱体に処理空間の底部となる水受け部を、棚状の一体構造として構成している。これは、処理空間において吹飛ばされた水分の全てを水受け部によって受け集め、その下に設置される容器に受水させるために採られた構成である。しかしながら、一体構造の水受け部による処理空間の清掃性は悪く、特に水受け部と箱体との結合部分である入隅部分に付着した汚れが除去し難い。 【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、壁埋込み設置型の手乾燥装置の清掃性を向上させることであり、その装置の水受け部周りでの不適切な使用を回避できるようにすることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するために請求項1の発明は、前面の開放した箱体の内部の上部に、吸込んだ空気を加圧して高速空気流に変換し、この高速空気流を箱体内の下部に向かって噴出する高圧空気流発生部を構成し、この箱体内の下部に高圧空気流発生部との間に手を出し入れできる処理空間を形成して水受け部を設け、この水受け部の下部に水受け部からの水を受容する容器を箱体の前面からの抜差しを可能に設けた手乾燥装置について、その水受け部を容器の投影平面積の内側に張出した導水枠に、水受け板を係脱可能に保持させた構成とする手段を採用する。 【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における容器の前面の内壁に、水受け板の前縁上部に重なる庇を設ける手段を採用する。 【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記手段における容器と箱体とに容器の差込みにより嵌合う嵌合構造を設ける手段を採用する。 【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項3に係る前記手段における嵌合構造を、容器の垂直方向への持上げで嵌合いが解除される構成とする手段を採用する。 【0009】前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段における容器に関し、容器の着脱を検知する検知手段を設け、検知手段が容器の離脱を検知したときには、高圧空気流流発生部の運転を禁止するようにする手段を採用する。 【0010】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4によって示す実施の形態1は壁体に埋込み設置される手乾燥装置に関するものである。図1の斜視図によって全体を示すようにこの手乾燥装置は、前面の開放した本体箱体1内の上部に高圧空気流発生部2が組込まれ、本体箱体1内の下部に高圧空気流発生部2との間に手を出し入れできる処理空間3を形成して水受け部が設けられ、水受け部の下部に水受け部からの水を受容するドレン容器4が本体箱体1の前面からの抜差しを可能に設けられている。 【0011】本体箱体1は、板金又はプラスチックで構成されたフランジ付きの水密容器構造である。高圧空気流発生部2は、処理空間3の上部左右に開口した吸込口5から空気を吸込み、高圧空気を生成して処理空間3の前面の手挿入口近傍において水分を吹飛ばす手乾燥に関する作動気流としての高速の気流を下向きに形成するものである。 【0012】処理空間3の底部は、排水孔6を有する水受け部として構成されている。この水受け部は、水受け部の下に収められるドレン容器4の投影平面積の内側に本体箱体1から張出した左右と背面にわたる導水枠7と、この導水枠7に係脱可能に保持させた水受け板8とにより構成されている。導水枠7は、図3に示すように断面コ状や図4に示すような単純なフランジ状に構成され、本体箱体1の内面に背後側へ下り勾配を持って固着又は一体に設けられている。水受け板8は、背面側に排水孔6を設けた平板であり、本体箱体1の前面から導水枠7に棚状に抜差し可能に支持されている。 【0013】ドレン容器4は、水受け板8の下方の本体箱体1内に前面からの抜差し可能に収められている。ドレン容器4の上部は開放していて、その投影平面積は導水枠7の囲む平面積より広くなっている。ドレン容器4の前面部は水受け板8の前縁より上方に張出していて、その内側に水受け板8の前縁に上から重なる庇9が設けられている。処理空間3の手挿入口近傍には、それぞれの処理空間3への手の挿抜を検知する赤外線による手検知センサー(図示しない)が設けられ、また、ドレン容器4の収納部には、ドレン容器4の脱着を検知する脱着検知手段10が設けられ、高圧空気流発生部2を制御する制御回路へそれらの出力信号が入力される。 【0014】高圧空気流発生部2は、DCブラシレスモーター11(通常の整流子モーター又は誘導電動機であっても良い)と、これを駆動させる駆動回路及びDCブラシレスモーター11によって回転するターボファン12により構成され、本体箱体1の上部に組込まれている。高圧空気流発生部2の吹出口にはエアーダクトが接続され、このエアーダクトの一端に、処理空間3に高圧空気流発生部2から送られてくる高圧空気を高速の気流に変換し処理空間3に、その手挿入口近傍において上部から下方に向かって吹出すエアーノズル13が接続されている。 【0015】この手乾燥装置は、本体箱体1の前面を壁体の壁面に臨ませ、全体は壁体内に埋設して設置される(図2参照)。制御回路には処理空間3における手を検知する手検知センサーの出力信号と脱着検知手段10の出力信号がそれぞれ取込まれ、制御回路でのプログラムによる処理によって、高圧空気流発生部2を制御する。即ち、制御回路は、手検知センサー及び脱着検知手段10の出力信号が有ると、高圧空気流発生部2を駆動させる処理をし、その後、手を検知していた手検知センサーの出力信号が無くなると、高圧空気流発生部2を停止する処理を行う。脱着検知手段10がドレン容器4を検知しない場合には、手検知センサーが手を検知しても高圧空気流発生部2の運転は禁止される。これによってドレン容器4の無い状態での運転は、行われず汚水が床を濡らしたりすることが回避される。 【0016】処理空間3で吹飛ばされた水は、水受け板8や処理空間3の内壁面に当り、水受け板8上に流下し排水孔6からドレン容器4に回収される。処理空間3の内壁面に当った水は、内壁面に沿って流下していき、水受け板8上に導かれる。水受け板8は、ドレン容器4の投影平面積より張出し量の大きい導水枠7で支持されているため、水は導水枠7によってドレン容器4内に確実に導かれる。 【0017】水受け部周りの清掃にあたっては、ドレン容器4を引抜くことによって庇9が水受け板8の前縁から外れ、水受け板8を導水枠7から取外すことができる状態になり、本体箱体1から水受け板8を取外してその表裏を清掃することができる。導水枠7と本体箱体1との入隅部分についても、水受け板8を外した状態では広く開放されているため当該部の清掃は容易である。ドレン容器4の庇9は処理空間3で前面側に吹飛ばされた水をドレン容器4に導く作用を果すとともに、悪戯等による水受け板8の排除を妨害する機能を果す。 【0018】実施の形態2.図5に示す本実施の形態は、実施の形態1で示した手乾燥装置のドレン容器4の不用意な離脱を防止する工夫を講じたものであり、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。 【0019】本実施の形態の手乾燥装置は、図5に示すようにドレン容器4と本体箱体1とにドレン容器4の差込みにより嵌合う嵌合構造が設けられている。ドレン容器4側の嵌合構造は、ドレン容器4の底面の差込位置より前部において下向きに突出する突起14として構成されている。本体箱体1側の嵌合構造は、本体箱体1の底部のドレン容器4の突起14に対応する位置に、前部が下向きのR面15を持ち上面が本体箱体1の底面と略同一面の係合片16として構成されている。係合片16の上面にはドレン容器4の差込み位置において突起14が係合する係合孔17が開けられている。 【0020】本実施の形態の手乾燥装置では、ドレン容器4を単に前面側に引抜くだけでは、ドレン容器4は本体箱体1から取外すことはできない。ドレン容器4を一旦、垂直方向へ持上げて突起14と係合孔17との嵌合いを解除してから、引抜くことによってドレン容器4を本体箱体1から離脱させることができる。ドレン容器4の装着は、本体箱体1の収納部へ差込めば、R面15に案内されて突起14が係合片16の上面を摺動し、係合孔17に突入することになる。このドレン容器4によれば、安易にドレン容器4を引抜くことはできず、悪戯等でドレン容器4が紛失することを防止することができる。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じである。 【0021】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、壁埋込み設置型の手乾燥装置の清掃性を向上させることができる。 【0022】請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに水受け板を簡単に外せなくすることができ、悪戯等による水受け板の紛失を回避できる。 【0023】請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記効果とともに容器を安易に離脱させないようにすることができる。 【0024】請求項4の発明によれば、請求項3に係る前記効果とともに、容器の離脱に二方向の操作が必要であり、悪戯等による容器の紛失を回避できる。 【0025】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記効果とともに容器の無い不適切な状態での運転が回避され、汚水で壁面や床面が汚れるようなことが無くなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−164390(P2003−164390A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−366261(P2001−366261) |
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