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【発明の名称】 電気湯沸かし器
【発明者】 【氏名】細井 弘一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】本発明は、電気湯沸かし器の基板の構成において、一方の制御回路基板を垂直方向に、もう一方の制御回路基板は水平あるいは垂直方向に、容器と外郭の間に配置することで、フレキシブルに効率的な基板配置ができる。

【解決手段】液体を収容する容器11と容器底面に配設された加熱手段12と容器11を支持する外郭13と複数の制御回路基板と制御回路基板を支持する保持体15と制御回路基板を覆設するように保持体15に配設された蓋体18と外郭13の上方に具備された注口部19とを備え、複数の制御回路基板の一方は略垂直方向に保持され、もう一方は略垂直あるいは略水平方向に保持されて、かつ保持体及び蓋体と共に容器と外郭の間に配設された構成とすることで、基板の用途によってフレキシブルな基板の配置ができるコンパクトでデザイン性のよいがよく、また基板への熱的影響の少ない信頼性の高い機器を提供できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液体を収容する容器と前記容器底面に配設された加熱手段と前記容器を支持する外郭と前記加熱手段等の制御を行う複数の制御回路基板と前記制御回路基板を支持する保持体と前記制御回路基板を覆設するように前記保持体に配設された前記蓋体と前記外郭の上方に具備された注口部とを備え、前記複数の制御回路基板の一方は略垂直方向に保持され、もう一方は略垂直あるいは略水平方向に保持されて、かつ前記保持体及び前記蓋体と共に前記容器と前記外郭の間に配設された電気湯沸かし器。
【請求項2】 制御回路基板Aは保持体及び蓋体に設けられた支持部により狭着され、制御回路基板Bとは略垂直方向の位置関係で支持された請求項1記載の電気湯沸かし器。
【請求項3】 電気二重層コンデンサーを有する制御回路基板Aは、制御回路基板Bの上方に位置しない請求項1及び2記載の電気湯沸かし器。
【請求項4】 電気二重層コンデンサーを有する制御回路基板Aは、容器よりも外側に位置する請求項3記載の電気湯沸かし器。
【請求項5】 制御回路基板を支持する保持体及び蓋体は、外郭と注口部に狭着されて保持される請求項1〜4記載の電気湯沸かし器。
【請求項6】 制御回路基板を支持する保持体は、容器の下方に設けられた遮熱板に締結された請求項1〜5記載の電気湯沸かし器。
【請求項7】 保持体及び蓋体には、制御回路基板からのリード線を導く開口部が具備され、前記開口部は略水平方向に形成された請求項1〜6記載の電気湯沸かし器。
【請求項8】 液体を収容する容器と前記容器底面に配設された加熱手段と前記容器を支持する外郭と前記加熱手段等の制御を行う制御回路基板と前記制御回路基板を支持する保持体と前記制御回路基板を覆設するように前記保持体に配設された蓋体と外郭の上方に具備された注口部と前記容器に水を供給する着脱自在なタンクとを備え、前記タンクは前記外郭側面に位置し、かつ前記制御回路基板は前記タンク側の前記外郭内部に配設された電気湯沸かし器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気湯沸かし器における制御回路基板の支持構成、位置関係に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気湯沸かし器における制御回路基板の構成を図17において説明する。1は液体を貯める容器、2は容器1の底面に配設された加熱手段で容器1内の液体を加熱するものである。3は容器1等を支持する外郭、4は容器1の下部に設けられた遮熱板、5は遮熱板4の下部に支持される保持体、6は保持体5の中に支持された制御回路基板Aで、水平方向にセットされ、コードレス出湯(電源コードをつながなくても、ある時間は電荷を貯めておくことで、ポンプを駆動し、湯を出すことができる機能)する時の電荷を貯める部品である電気二重層コンデンサーを有する。7は加熱手段2を制御する制御回路基板Bで制御回路基板A6の下方に水平方向に支持されている。8はカバーで制御回路基板A6を覆うように支持され、電気二重層コンデンサーからの液もれから制御回路基板B7を保護するものである。9は制御回路基板A6及び制御回路基板B7を覆設するように、保持体5上に配設された蓋体、10は外郭3上部に具備された注口部である。制御回路基板B7は容器1の下方、すなわち加熱手段2の下方に水平方向に支持され、制御回路基板A6は容器1の外側に水平方向に支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の構成では、コンパクトな電気湯沸かし器を実現する際に、コードレス出湯や液晶表示、音声機能等多くの機能を搭載させた場合、制御基板回路B7の面積が大きくなり、容器1の下方には、制御回路基板B7を全て配置させることができないし、また加熱手段2と制御回路基板B7との距離が近くなることで、制御回路基板B7への熱的影響が大きくなり、機器としての信頼性が落ちるという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもので、一方の制御回路基板を垂直方向に、もう一方の制御回路基板は水平あるいは垂直方向にというようにフレキシブルに、容器と外郭の間に配置することで、コンパクトでデザイン性の高い、また信頼性の高い電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明は、制御回路基板の一方を略垂直方向に、もう一方は略垂直あるいは略水平方向に保持し、かつ保持体及び蓋体と共に容器と外郭の間に配設することで、本体内の効率的な基板、部品配置を実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、液体を収容する容器と容器底面に配設された加熱手段と容器を支持する外郭と加熱手段等の制御を行う複数の制御回路基板と制御回路基板を支持する保持体と制御回路基板を覆設するように保持体に配設された蓋体と外郭の上方に具備された注口部とを備え、複数の制御回路基板の一方は略垂直方向に保持され、もう一方は略垂直あるいは略水平方向に保持されて、かつ保持体及び蓋体と共に容器と外郭の間に配設された電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置や、また基板の用途によってフレキシブルな基板の配置を行うことができるコンパクトな機器を提供すると共に、基板への熱的影響の少ない信頼性の高い機器をも提供できる。
【0007】請求項2に記載の発明は、制御回路基板Aは保持体及び蓋体に設けられた支持部により狭着され、制御回路基板Bとは略垂直方向の位置関係で支持された請求項1記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置や、また基板に載る部品の高さが高い場合でも有効な基板の配置を行うことができるコンパクトな機器を提供すると共に、基板への熱的影響の少ない信頼性の高い機器をも提供できる。
【0008】請求項3に記載の発明は、電気二重層コンデンサーを有する制御回路基板Aは、制御回路基板Bの上方に位置しない請求項1及び2記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置と共に、たとえ電気二重層コンデンサーから液もれをしても、制御回路基板Bには付着しないため、制御回路基板は壊れることなく、信頼性の高い機器を提供できる。
【0009】請求項4に記載の発明は、電気二重層コンデンサーを有する制御回路基板Aは、容器よりも外側に位置する請求項3記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置と共に、電気二重層コンデンサーの熱的影響を低減することができる。また、たとえ電気二重層コンデンサーから液だれをしても、制御回路基板Bには付着しないため、制御回路基板は壊れることなく、信頼性の高い機器を提供できる。
【0010】請求項5に記載の発明は、制御回路基板を支持する保持体及び蓋体は、外郭と注口部に狭着されて保持される請求項1〜4記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置と共に、部品を追加することなく本体に確実に保持できるコンパクトな機器を提供できる。
【0011】請求項6に記載の発明は、制御回路基板を支持する保持体は、容器の下方に設けられた遮熱板に締結された請求項1〜5記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置と共に、基板の組立、配線時においても、保持体は確実に固定されているため、組み立てやすい作業者に優しい機器をも提供できる。
【0012】請求項7に記載の発明は、保持体及び蓋体には、制御回路基板からのリード線を導く開口部が具備され、前記開口部は略水平方向に形成された請求項1〜6記載の電気湯沸かし器の構成とすることで、効率的な基板の配置と共に、たとえ本体内に水が入ったとしても、基板は保持体と蓋体に囲われ、なおかつ、リード線の出入口である開口部は水平方向(重力方向でない)であるため、水は入りにくく、制御回路基板への水の付着のない信頼性の高い機器を提供できる。
【0013】請求項8に記載の発明は、液体を収容する容器と容器底面に配設された加熱手段と容器を支持する外郭と加熱手段等の制御を行う制御回路基板と制御回路基板を支持する保持体と制御回路基板を覆設するように保持体に配設された蓋体と外郭の上方に具備された注口部と容器に水を供給する着脱自在なタンクとを備え、タンクは外郭側面に位置し、かつ制御回路基板はタンク側の内部に配設された電気湯沸かし器の構成とすることで、本体のタンク側の大きな空間に基板がおけるため、効率的な基板配置を行えて、コンパクトな機器を提供できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1〜16を参照にしながら説明する。
【0015】(実施例1)図1、図2は、本発明の第1の実施例における電気湯沸かし器の前面断面図、電気湯沸かし器の平面断面図を示すものである。
【0016】図1、図2において、11は液体を貯める容器、12は容器11の底面に配設された加熱手段で容器11内の液体を加熱するものである。13は容器11等を支持する外郭、14は容器11の下部に設けられた遮熱板、15は容器11の側面に位置している保持体、16は保持体15の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段12を制御している。17は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体15の中に支持されている。18は制御回路基板A17及び制御回路基板B16を覆設するように、保持体15上に配設された蓋体、19は外郭13上部に具備された注口部である。制御回路基板B16は保持体15の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A17は、保持体15の中で略水平方向あるいは垂直方向に支持されており、蓋体18と共に容器11と外郭13の間に略垂直方向に配置されている。図2では、本体の右斜め後方の空間部に収められている。
【0017】次に、この第1の実施例における作用を説明する。最近の電化製品は、市場からデザイン性及びコンパクトさというものが大きく要望されている。そのような中、電化製品における本体内部にある機能部品は、限られた小さな空間に効率よく配置させることで、実現させる必要がある。その機能部品の中で大きな割合を占めるのが、制御回路基板である。基本機能を満足させるための回路部品に加え、付加価値を生み出す機能のための回路部品と機能が増えるにつれ、制御回路基板の必要面積は大きくなってくる。コンパクトさを実現させるために、外郭13の大きさを小さくしていくのだが、前に述べたように、必要な制御回路基板の面積というものはある程度決まっており、今までのように容器11の下部に収納しきるのは、難しいものとなっている。
【0018】ところが、本発明の構成においては、外郭13の角部(実施例1では右斜め後方)の余った空間(容器11と外郭13の間)に制御回路基板B16を収めることで、本体自体の大きさはコンパクトに抑えることができる。
【0019】また、付加価値を生む機能としての制御回路基板A17(例えば、コードレス出湯を行うための電気二重層コンデンサーを含んだ基板や、ブザーや音声を発するための基板、また付加価値という面では違うがコンパクトさの実現のため効率のよい分割の仕方で分けた基板等)は、その用途に応じて、水平方向あるいは垂直方向に支持できる。電気二重層コンデンサーのように高さのある部品がある場合は、制御回路基板B16と同様の方向で支持すると、蓋体18に干渉しセットできないが、図2のような構成とすると、水平方向に支持して高さをかせげるため、容易にセットできる。
【0020】また、ブザーのように音が鳴る基板では、人間が聞こえやすいように、本体の上方に位置させる必要がある。その際、フレキシブルに複数の基板をセットできるので、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供できる。
【0021】また、制御回路基板A17及び制御回路基板B16は、容器11の側面に配置され、加熱手段12の下部に位置していないので、熱的影響を大きく受けない。
【0022】また、上方まで制御回路基板B16はあるため、注口部19に位置する操作基板からのリード線の長さを短くできるため、コストの安い、またノイズ等の外乱に強い機器をも提供できる。
【0023】これらから、制御回路基板A17、制御回路基板B16に載っている電子部品の耐久性が向上するため、機器としての信頼性も向上させることができる。
【0024】制御回路基板A17、制御回路基板B16の位置関係、つまり上下が逆でも同様の効果が得られる。
【0025】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施例における電気湯沸かし器の平面断面図を示すものである。
【0026】図3において、21は液体を貯める容器、22は容器21の底面に配設された加熱手段で容器21内の液体を加熱するものである。23は容器21等を支持する外郭、24は容器21の下部に設けられた遮熱板、25は容器21の側面に位置している保持体、26は保持体25の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段22を制御している。27は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体25の中に支持されている。28は制御回路基板A27、及び制御回路基板B26を覆設するように、保持体25上に配設された蓋体、29は外郭23上部に具備された注口部である。制御回路基板B26は保持体25の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A27は、保持体25の中で略水平方向に支持されかつ、制御回路基板B26に対しては、垂直方向に支持されている。そして、保持体25と蓋体28に設けられた支持部30によって狭着され、蓋体28と共に容器21と外郭23の間に略垂直方向に配置されている。
【0027】次に、この第2の実施例における作用を説明する。実施例1と同様の内容、効果に加えて、制御回路基板A27に背の高い部品がある場合でよりコンパクトに部品を配置したい際に、図3のような配置をすることで、加熱手段22よりも上方で、制御回路基板A27及び制御回路基板B26の両方を支持することができるため、より熱的影響を低減することができる。
【0028】また、制御回路基板A27は、保持体25、蓋体28の支持部30により狭着されているので、確実に支持される。よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、また、熱的影響を大きく受けないため、機器としての信頼性も向上させることができる。
【0029】(実施例3)図4は、本発明の第3の実施例における電気湯沸かし器の平面断面図を示すものである。
【0030】図4において、31は液体を貯める容器、32は容器31の底面に配設された加熱手段で容器31内の液体を加熱するものである。33は容器31等を支持する外郭、34は容器31の下部に設けられた遮熱板、35は容器31の側面に位置している保持体、36は保持体35の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段32を制御している。37は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで、電気二重層コンデンサー38を搭載し、保持体35の中に支持されている。(電気二重層コンデンサー38により、電荷が貯められるため、電源コードをつながなくてもある時間はポンプを駆動することにより、湯を出すことができる。−コードレス出湯(付加価値機能))39は制御回路基板A37、及び制御回路基板B36を覆設するように、保持体35上に配設された蓋体、40は外郭33上部に具備された注口部である。制御回路基板B36は保持体35の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A37もまた保持体35の中で略垂直方向に支持されている。そして、制御回路基板A37は、制御回路基板B36の横に配置されている。
【0031】次に、この第3の実施例における作用を説明する。
【0032】実施例1と同様の内容、効果に加えて、電気二重層コンデンサー38から何らかの影響で液もれが発生したとする。(電気二重層コンデンサー38内には電解液が入っている)その際にも、制御回路基板B36は、制御回路基板A37の下にはないので、従来例のように、カバーがなくても電解液が触れることはないので、機器が壊れることはない。また、図5のように、制御回路基板A37が制御回路基板B36よりも下側にあっても、電解液は触れないため同様の効果が得られる。
【0033】つまり、電気二重層コンデンサー38を含む制御回路基板A37が制御回路基板B36より上方にさえ位置しなければ、同様の効果が得られる。
【0034】よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、また、熱的影響を大きく受けないことと、電解液が触れないということから機器としての信頼性をも大きく向上させることができる。
【0035】(実施例4)図6、図7は、本発明の第4の実施例における電気湯沸かし器の平面断面図、電気湯沸かし器の前面断面図を示すものである。
【0036】図6、図7において、41は液体を貯める容器、42は容器41の底面に配設された加熱手段で容器41内の液体を加熱するものである。43は容器41等を支持する外郭、44は容器41の下部に設けられた遮熱板、45は容器41の側面に位置している保持体、46は保持体45の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段42を制御している。47は、複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで、電気二重層コンデンサー48を搭載し、保持体45の中に支持されている。(電気二重層コンデンサー48により、電荷が貯められるため、電源コードをつながなくてもある時間はポンプを駆動することにより、湯を出すことができる。−コードレス出湯(付加価値機能))49は制御回路基板A47、及び制御回路基板B46を覆設するように、保持体45上に配設された蓋体、50は外郭43上部に具備された注口部である。制御回路基板B46は保持体45の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A47もまた保持体45の中で略垂直方向に支持されている。そして、制御回路基板A47は、制御回路基板B46よりも下方に位置して、かつ容器41の外側に配置されている。
【0037】次に、この第4の実施例における作用を説明する。
【0038】実施例3と同様の内容、効果に加えて、電気二重層コンデンサー48は、容器41の外側に位置しているため、加熱手段42からの熱影響を直接受けないために、部品としての耐久性が増し、機器としても信頼性がより向上する。
【0039】実施例3では、制御回路基板A47は略垂直方向に支持しているが、どの方向で支持されようと、電気二重層コンデンサー48が容器41の外周部より外側にあれば、同様の効果が得られる。
【0040】よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、また、熱的影響を大きく受けないことから機器としての信頼性をも大きく向上させることができる。
【0041】(実施例5)図8、図9は、本発明の第5の実施例における電気湯沸かし器の前面断面図、電気湯沸かし器の注口部裏面を示すものである。
【0042】図8、図9において、51は液体を貯める容器、52は容器51の底面に配設された加熱手段で容器51内の液体を加熱するものである。53は容器51等を支持する外郭、54は容器51の下部に設けられた遮熱板、55は容器51の側面に位置している保持体、56は保持体55の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段52を制御している。57は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体55の中に支持されている。58は制御回路基板A57及び制御回路基板B56を覆設するように、保持体55上に配設された蓋体、59は外郭53上部に具備された注口部である。制御回路基板B56は保持体55の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A57は、保持体55の中で略水平方向あるいは垂直方向に支持されており、蓋体58と共に容器51と外郭53の間に略垂直方向に配置され、外郭53からの支持リブA60と注口部59からの支持リブB61によって保持体55、蓋体58は狭着されている。
【0043】次に、この第5の実施例における作用を説明する。
【0044】実施例1と同様の内容、効果に加えて、基板のユニットである保持体55、蓋体58は、略垂直方向の支持ということで不安定な部分があったが、本体のセット後においては、上記の支持リブA60、支持リブB61によって、新たな部品を追加することなく、確実に保持されるので、安定した支持ができる。
【0045】よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、安定した支持のできる機器として、信頼性をも向上させることができる。
【0046】(実施例6)図10は、本発明の第6の実施例における電気湯沸かし器の前面断面図を示すものである。
【0047】図10において、71は液体を貯める容器、72は容器71の底面に配設された加熱手段で容器71内の液体を加熱するものである。73は容器71等を支持する外郭、74は容器71の下部に設けられた遮熱板、75は容器71の側面に位置している保持体、76は保持体75の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段72を制御している。77は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体75の中に支持されている。78は、制御回路基板A77及び制御回路基板B76を覆設するように、保持体75上に配設された蓋体、79は外郭73上部に具備された注口部である。制御回路基板B76は保持体75の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A77は、保持体75の中で略水平方向あるいは垂直方向に支持されており、蓋体78と共に容器71と外郭73の間に略垂直方向に配置され、かつ保持体75は締結手段80により、遮熱板74に固定されている。
【0048】次に、この第6の実施例における作用を説明する。
【0049】実施例5と同様の内容、効果に加えて、基板のユニットである保持体75は確実に締結手段80(ここではねじ)により、遮熱板74に固定されているため、制御回路基板A77、制御回路基板B76の組立、及び配線の際も、安定した支持がなされ、作業者にとって組み立てやすい、優しい機器をも提供できる。実施例6では、比較的作業がしやすいため、保持体75に制御回路基板A77、制御回路基板B76をセットして、蓋体78を閉めるような構成としているが、制御回路基板A77、制御回路基板B76が付いた蓋体78を保持体75にセットするという構成でもよい。
【0050】また、保持体75の締結部は遮熱版74に限らず、容器71に固定された部品やあるいは、遮熱版74上に固定された部品であってもよい。
【0051】よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、組立性のよい、安定した支持のできる機器として、信頼性をも向上させることができる。
【0052】(実施例7)図11、図12、図13は、本発明の第7の実施例における電気湯沸かし器の前面断面図、基板ユニットの天面図、基板ユニットの側面図を示すものである。
【0053】図11、図12、図13において、81は液体を貯める容器、82は容器81の底面に配設された加熱手段で容器81内の液体を加熱するものである。83は容器81等を支持する外郭、84は容器81の下部に設けられた遮熱板、85は容器81の側面に位置している保持体、86は保持体85の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段82を制御している。87は複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体85の中に支持されている。88は、制御回路基板A87及び制御回路基板B86を覆設するように、保持体85上に配設された蓋体、89は外郭83上部に具備された注口部である。90は制御回路基板B86からヒータ端子やポンプへ電気を伝えるリード線、91はリード線90の出口で、保持体85及び蓋体88に設けられた開口部である。制御回路基板B86は保持体85の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A87は、保持体85の中で略水平方向あるいは垂直方向に支持されており、蓋体88と共に容器81と外郭83の間に略垂直方向に配置され、かつリード線90の出口である開口部91は、全て略水平方向を向いている。
【0054】次に、この第7の実施例における作用を説明する。
【0055】実施例1と同様の内容、効果に加えて、本体内に水が入った際を考える。この構成で水が入ってくるところは、上下の部品の継ぎ目しかない。例えば、上から本体内に水が入ったとした時、基板のユニットの蓋体88上部に水がかかる。そして、重力に従い水は、下方へとリード線90をつたったりして垂れていく。ところが、基板ユニットの開口部は水平方向を向いているため、水は入らない。
【0056】また、周囲においても確実に保持体85と蓋体88とで囲われているため基板ユニット内には入らない。そのため、制御回路基板A87や制御回路基板B86には水は触れないため、ショート等の故障が起こることはない。
【0057】また、開口部91において、若干でも斜め下方向を向けていれば、より一層水は入りにくくなる。
【0058】よって、フレキシブルに複数の基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、かつ溢水性能のよい機器として、信頼性をも向上させることができる。
【0059】(実施例8)図14、図15は、本発明の第8の実施例における電気湯沸かし器の前面断面図、電気湯沸かし器の平面断面図1を示すものである。
【0060】図14、図15において、101は液体を貯める容器、102は容器101の底面に配設された加熱手段で容器101内の液体を加熱するものである。103は容器101等を支持する外郭、104は容器101の下部に設けられた遮熱板、105は容器101の側面に位置している保持体、106は保持体105の中に支持された複数の制御回路基板のうちの1つの制御回路基板Bで加熱手段102を制御している。107は、複数の制御回路基板のうちのもう1つの制御回路基板Aで保持体105の中に支持されている。108は、制御回路基板A107及び制御回路基板B106を覆設するように、保持体105上に配設された蓋体、109は外郭103上部に具備された注口部である。110は、外郭103の横に位置する容器101内に給水を行うタンクで着脱自在である。制御回路基板B106は保持体105の中で略垂直方向に支持され、制御回路基板A107は、保持体105の中で略水平方向あるいは垂直方向に支持されており、蓋体108と共に容器101と外郭103の間に略垂直方向に配置されている。
【0061】次に、この第8の実施例における作用を説明する。
【0062】製品をコンパクトに、デザイン性をよくするため、この構成においては、本体側の外郭103とタンク110とのつなぎの部分は略平面状に嵌合されている。そのことによって、本体の外郭103のタンク側には、容器101との間に空間が設けられている。(タンク110との反対側の面は、コンパクトにするため、外郭103は容器101と略同心円状に構成され、大きな空間は存在しない。)その空間に、制御回路基板B106、制御回路基板A107は保持体105及び蓋体108と共に略垂直方向に配置されている。
【0063】また、注口部109に位置する操作部も操作性を考慮すると、注口部109のタンク110側に配置されるために、制御回路基板B106との配線も短くできるし、また配線作業もお互い近いため容易にすることができる。その上、タンク110から水をくみ上げたりする際にポンプが必要となるが、そのポンプも当然タンク110側に配置されるため、その際の配線の長さを短くでき、また配線作業も前記と同様容易なものとなる。
【0064】実施例8では、基板を複数としているが一枚で構成させてもよいし、また、基板の位置も右斜め後方に限らず、右でも、右斜め前方でもタンク110側の外郭103内部であればどこでもよく、そういう意味では、図15のように、基板を水平方向に配置させてもよいし、容器101の下にかかっていてもよい。
【0065】よって、フレキシブルに基板をセットして、コンパクトでかつ、高付加価値の機能を有する機器を提供でき、かつ操作性もよく、また組立の作業性もよい使いやすい機器として、信頼性をも向上させることができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1〜8の発明によれば、一方の制御回路基板を略垂直方向、もう一方の制御回路基板を略垂直方向あるいは水平方向に、容器と外郭の間に配置することで、本体内において効率よく部品及び基板をフレキシブルに配置ができ、コンパクトでデザイン性のよい使いやすい機器を提供できる。
【0067】また、基板への熱的影響が低減され、かつ電解液や水が付着しづらい構成となることで、信頼性も大幅に向上させることができる。そして、基板の組立及び配線作業が容易な作業性のよい機器をも提供できる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年5月8日(2002.5.8)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−325342(P2003−325342A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−132693(P2002−132693)