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【発明の名称】 電子ジャー
【発明者】 【氏名】佐藤 慎一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】内鍋を加熱する加熱手段を保温制御手段により制御して保温を制御する電子ジャーにおいて、保温制御方法を変更できるようにして、消費者のきめ細かな要望に対応できるようにする。

【解決手段】電子ジャー本体内部に設置され調理物を入れる内鍋18を加熱手段19により加熱し、内鍋18内の調理物温度を温度検知手段20により検知し、温度検知手段20により検知した値と時間を計時する計時手段21により計測した時間を基に、保温制御手段22により加熱手段19を制御して保温を制御する。保温制御手段22の保温制御方法を記録手段23に記録し、記録受取手段25をインターネット等のコンピュータ通信24に接続して記録内容を受け取り、記録変更手段26により記録手段23が保持する内容を記録受取手段25が受け取った内容に変更するよう構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子ジャー本体内部に設置され調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調理物温度を検知する温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記温度検知手段により検知した値と前記計時手段により計測した時間を基に前記加熱手段を制御して保温を制御する保温制御手段と、前記保温制御手段の保温制御方法を記録する記録手段と、インターネット等のコンピュータ通信に接続して記録内容を受け取る記録受取手段と、前記記録手段が保持する内容を前記記録受取手段が受け取った内容に変更する記録変更手段とを備えた電子ジャー。
【請求項2】 内鍋に調理物を入れた保温時の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第1の記録選択手段を付加した請求項1記載の電子ジャー。
【請求項3】 内鍋に水を入れて加熱して沸騰させる加熱テストモードを有し、前記加熱テストモードにおける水の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第2の記録選択手段を付加した請求項1記載の電子ジャー。
【請求項4】 保温後のご飯の臭いや乾燥度合などの好みを入力する入力手段と、前記入力手段の入力より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第3の記録選択手段を付加した請求項1記載の電子ジャー。
【請求項5】 室温を検知する室温検知手段と、室温により記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第4の記録選択手段を付加した請求項1記載の電子ジャー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内鍋を加熱する加熱手段を保温制御手段により制御して保温を制御する電子ジャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、嗜好の多様化に伴い、従来以上に消費者の細かなニーズに応じた電子ジャーが求められている。
【0003】従来、この種の電子ジャーは図11に示すように構成していた。以下、図11に基づいて説明する。
【0004】図11に示すように、内鍋1は、内部に調理物を入れ、加熱コイル2により、電磁誘導加熱(以下、IHとする)される。商用電源3から交流が供給され、ダイオードブリッジ4によって整流される。平滑コンデンサ5、共振コンデンサ6、スイッチング素子7、加熱コイル2よりなるインバータ回路により、IHのための高周波電力を発生させる。
【0005】電力値の制御は電源電流を制御することにより行っている。まず、カレントトランス8の1次側に電源電流が入力される。そして、カレントトランス8の2次側の出力値を抵抗等によって分圧、整流、平滑を行い、コンパレータ9のプラス入力端子に入力する。コンパレータ9は前述の入力値をマイナス入力端子に入力している所定電圧と比較し、入力値が所定電圧より小さければロー出力、大きければハイ出力を行う。
【0006】IC10、IC11はコンパレータ9がロー出力ならば、電源電流を大きくし、ハイ出力ならば電源電流を小さくするように制御を行い、電源電流が一定になるようIHの制御を行う。電源IC12は、半波整流、平滑された交流から回路駆動用の電源を出力する。電圧検知IC13は、電源立ち上がり時に電源IC12の作る電圧がマイクロコンピュータ14の駆動可能な電圧になるまで、マイクロコンピュータ14にリセット信号を送り、電源IC12の出力電圧がマイクロコンピュータ14の駆動可能電圧になると電圧検知IC13はマイクロコンピュータ14のリセットを解除する。
【0007】サーミスタ15は、内鍋1内の調理物の温度を検知し、サーミスタ15と抵抗の分圧をマイクロコンピュータ14のAD入力に入力することにより、内鍋1内の調理物の温度を検知する。マイクロコンピュータ14は水晶発振子16を基に時間計測用のタイマを動作させている。マイクロコンピュータ14はサーミスタ15からの入力を基に水晶発振子16によるタイマで時間を計測して、IC10を制御することによってIHを制御し、内鍋1内の調理物の加熱を調整することで保温を行っている。
【0008】マイクロコンピュータ14のこれらの動作は、マイクロコンピュータ14内のROM17に書き込まれたプログラムによって行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の炊飯器では、ROM17内のプログラムは書き換えができず、消費者のきめ細かな要望、例えば、「もっと強く加熱してご飯がにおわないように保温してほしい」、また、逆に「もっと加熱を弱くして、ご飯が乾燥しないように保温してほしい」といったようなことにプログラム変更によって対応することはできないという問題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので、保温制御方法を変更できるようにして、消費者のきめ細かな要望に対応できるようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、電子ジャー本体内部に設置され調理物を入れる内鍋を加熱手段により加熱し、内鍋内の調理物温度を温度検知手段により検知し、温度検知手段により検知した値と時間を計時する計時手段により計測した時間を基に、保温制御手段により加熱手段を制御して保温を制御し、保温制御手段の保温制御方法を記録手段に記録し、記録受取手段をインターネット等のコンピュータ通信に接続して記録内容を受け取り、記録変更手段により記録手段が保持する内容を記録受取手段が受け取った内容に変更するよう構成したものである。
【0012】これにより、保温制御方法を変更することができて、消費者のきめ細かな要望に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、電子ジャー本体内部に設置され調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調理物温度を検知する温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記温度検知手段により検知した値と前記計時手段により計測した時間を基に前記加熱手段を制御して保温を制御する保温制御手段と、前記保温制御手段の保温制御方法を記録する記録手段と、インターネット等のコンピュータ通信に接続して記録内容を受け取る記録受取手段と、前記記録手段が保持する内容を前記記録受取手段が受け取った内容に変更する記録変更手段とを備えたものであり、コンピュータ通信から記録受取手段が保温制御方法の内容を受けとり、記録変更手段により記録手段に記録されている保温制御方法の内容を記録受取手段が受け取った内容に変更して、次回の保温からは保温制御手段は記録手段に記録されている変更された内容により保温を行うように保温方法を変更することができ、消費者のきめ細かな要望に対応することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、内鍋に調理物を入れた保温時の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第1の記録選択手段を付加したものであり、第1の記録選択手段により保温中の温度上昇時間等の情報からコンピュータ通信上の保温制御内容の内、最も適当なものを自動的に選択することにより、電子ジャーの製造ばらつきや使用環境等に対応したマイクロコンピュータプログラムに変更することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、内鍋に水を入れて加熱して沸騰させる加熱テストモードを有し、前記加熱テストモードにおける水の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第2の記録選択手段を付加したものであり、第2の記録選択手段により加熱テストモードにて水が沸騰するまでの温度上昇時間からコンピュータ通信上の保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択することにより、電子ジャーの製造ばらつきや使用環境等に対応したマイクロコンピュータプログラムに変更することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、保温後のご飯の臭いや乾燥度合などの好みを入力する入力手段と、前記入力手段の入力より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第3の記録選択手段を付加したものであり、第3の記録選択手段により記録手段の保温制御方法や入力手段の入力を基に、コンピュータ通信上の保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択することによって、より消費者の好みにあった保温に変更することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、室温を検知する室温検知手段と、室温により記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第4の記録選択手段を付加したものであり、第4の記録選択手段により記録手段の保温制御方法や室温を基に、コンピュータ通信上の保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択することによって、電子ジャー周辺の室温に対応した保温に自動的に変更することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】(実施例1)図1に示すように、内鍋18は、内部に調理物を入れ、加熱手段19によって加熱される。内鍋18内の調理物の温度は温度検知手段20によって検知される。また、時間を計時手段21によって計測する。保温制御手段22は記録手段23に記録されている保温制御方法に基づいて、温度検知手段20による調理物の温度や計時手段21によって計測された時間を基に、加熱手段19を制御して保温を行う。
【0020】使用者がコンピュータ通信24上で選んだ保温制御方法を記録受取手段25が受け取り、記録変更手段26が記録手段23の記録している保温制御方法を記録受取手段25が受け取った内容に変更するよう構成している。
【0021】図2は、具体回路図であり、図2において、内鍋18内に調理物を入れ、加熱コイル28により、内鍋18を電磁誘導加熱する。商用電源29から交流が供給され、ダイオードブリッジ30によって整流される。平滑コンデンサ31、共振コンデンサ32、スイッチング素子33、加熱コイル28よりなるインバータ回路により、IHのための高周波電力を発生させる。
【0022】電力値の制御は電源電流を制御することにより行っている。まず、カレントトランス34の1次側に電源電流を入力し、カレントトランス8の2次側の出力値を抵抗等によって分圧、整流、平滑を行い、コンパレータ35のプラス入力端子に入力する。コンパレータ35は前述の入力値をマイナス入力端子に入力している所定電圧と比較し、入力値が所定電圧より小さければロー出力、大きければハイ出力を行う。
【0023】IC36、IC37はコンパレータ35がロー出力ならば、電源電流を大きくし、ハイ出力ならば電源電流を小さくするように制御を行い、電源電流が一定になるようIHの制御を行う。電源IC38は、半波整流、平滑された交流から回路駆動用電源を出力する。電圧検知IC39は、電源立ち上がり時に電源IC39の作る電圧がマイクロコンピュータ40の駆動可能な電圧になるまで、マイクロコンピュータ40にリセット信号を送り、電源IC12の出力電圧がマイクロコンピュータ14の駆動可能電圧になると電圧検知IC39はマイクロコンピュータ40のリセットを解除する。
【0024】サーミスタ41は、内鍋18内の調理物の温度を検知するもので、サーミスタ41と抵抗の分圧をマイクロコンピュータ40のAD入力に入力することにより、内鍋18内の調理物の温度を検知する。マイクロコンピュータ40は、水晶発振子42を基に時間計測用のタイマを動作させている。マイクロコンピュータ40はサーミスタ41からの入力を基に、水晶発振子42によるタイマで時間を計測して、IC36を制御することによってIHを制御して内鍋18内の調理物の加熱を調整することで保温を行っている。
【0025】マイクロコンピュータ40内には電気的信号によりプログラム内容の書き換え可能なEEPROM43を内蔵しており、マイクロコンピュータ40はEEPROM43に書き込まれたプログラムの内容に基づいて保温制御を行っている。44はEEPROM書換IC、45は通信制御ICである。
【0026】上記構成において動作を説明する。通信制御IC45はコンピュータ(図示せず)に接続されており、コンピュータを通して、インターネット上のサイト等で使用者が選択した保温制御方法の入ったマイクロコンピュータプログラムが通信制御IC45に送られてくる。通信制御IC45からEEPROM書換IC44にマイクロコンピュータプログラムが通信されてくると、EEPROM書換IC44はマイクロコンピュータ40にリセット信号を送ることによりリセットし、その上でマイクロコンピュータ40に信号を送りEEPROM書換モードにした上で、EEPROM43にプログラムを通信して、EEPROM43上のマイクロコンピュータプログラムを書き換える。
【0027】書き換え後、EEPROM書換IC44は再びマイクロコンピュータ40をリセットして、EEPROM書換モードを解除し、マイクロコンピュータ40は書き換えられたプログラムで動作可能になる。
【0028】これにより、消費者のきめ細かな要望に対応することができる。
【0029】(実施例2)図3に示すように、第1の記憶選択手段46は、内鍋18に調理物を入れた保温時の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段25がコンピュータ通信24からどの記録を受け取るかを選択するもので、上記実施例1に付加している。
【0030】すなわち、まず、使用者がご飯の量による加熱ばらつきをなくすため決められた所定の量のご飯を炊飯し、炊飯終了後、保温を行った場合、第1の記録選択手段46が記録手段23からその保温の制御内容を受け取り、また、温度検知手段20や計時手段21から保温中の温度上昇時間等の情報を受け取って、第1の記録選択手段46はそれらの情報を照らし合わせて、保温時に加熱した際の温度上昇時間等から電子ジャーの製造ばらつきや使用環境等による加熱強さのばらつき等を判断する。
【0031】そして、コンピュータ通信24上にある様々な保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択し、記録受取手段25を使用してコンピュータ通信24上で選択した保温制御方法を受け取り、記録変更手段26で記録手段23の内容を書き換えることによって電子ジャーの製造ばらつきや商用電源の状況、使用環境による火力のばらつき等を加味した最も適当な保温方法を選択することができる。
【0032】図4は、具体回路図であり、図4において、第2のマイクロコンピュータ47は、サーミスタ41と抵抗の分圧値をAD入力に入力することにより調理物の温度情報を入力し、また、マイクロコンピュータ40からEEPROM43上のプログラム内容や温度上昇時間等の情報を入力される。これらの情報を基に、第2のマイクロコンピュータ47は最善の保温制御方法の入ったマイクロコンピュータプログラムを選択して、通信制御IC45に指示する。
【0033】通信制御IC45は指示されたプログラムをコンピュータ通信上から取り出してきて、EEPROM書換IC43に送り、EEPROM43のそのマイクロコンピュータプログラムの内容に書き換える。
【0034】(実施例3)図5に示すように、第2の記録選択手段48は、内鍋18に水を入れて加熱して沸騰させる加熱テストモードにおける水の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段25がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択するもので、上記実施例1に付加している。
【0035】すなわち、加熱テストモード終了後、第2の記録選択手段48は温度検知手段20や計時手段21から受け取った加熱の際の温度上昇時間から電子ジャーの製造ばらつきや使用環境による加熱強さのばらつきを判断し、記録手段23内の保温制御方法の内容を加味して、コンピュータ通信24上にある様々な保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択し、記録受取手段25を使用してコンピュータ通信24上で選択した保温制御方法を受け取り、記録変更手段26で記録手段23の内容を書き換えることによって、電子ジャーの製造ばらつきや使用環境による加熱強さのばらつきを加味した最も適当な保温方法が選択できる。
【0036】図6は、具体回路図であり、図6において、第3のマイクロコンピュータ49は、サーミスタ41と抵抗の分圧値をAD入力に入力することにより調理物の温度情報を入力し、マイクロコンピュータ40から温度上昇時間等の情報を入力される。第3のマイクロコンピュータ49はこれらの情報より電子ジャーの製造ばらつきや使用環境による加熱強さのばらつきを判断し、ROM43のマイクロコンピュータプログラム内容を加味して最善の保温制御方法の入ったマイクロコンピュータプログラムを選択して、通信制御IC45に指示する。
【0037】通信制御IC45は指示されたプログラムをコンピュータ通信上から取り出してきて、EEPROM書換IC43に送り、EEPROM43のそのマイクロコンピュータプログラムの内容に書き換える。
【0038】(実施例4)図7に示すように、入力手段51は、保温後のご飯の臭いや乾燥度合などの好みを入力するもので、第3の記録選択手段50は、入力手段51の入力より記録受取手段25がコンピュータ通信24からどの記録を受け取るかを選択するもので、上記実施例1に付加している。
【0039】すなわち、保温終了後、第3の記録選択手段50が記録手段23からその保温の制御内容を受け取り、入力手段51より保温時のご飯の好みが入力される。第3の記録選択手段50は記録手段23内の保温制御方法の内容と入力手段51から入力されたご飯の好みを照らし合わせて、コンピュータ通信24上にある様々な保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択し、記録受取手段25を使用してコンピュータ通信24上で選択した保温制御方法を受け取り、記録変更手段26で記録手段23の内容を書き換えることによって使用者の好みにあった保温制御方法が選択できる。
【0040】図8は、具体回路図であり、図8において、第4のマイクロコンピュータ52は、マイクロコンピュータ40からEEPROM43上のプログラム内容を入力される。また、ご飯が乾燥していると使用者が感じた場合は、臭いのもとの細菌を殺菌するためにご飯をもっと加熱してほしいとスイッチ53が押され、逆に、ご飯が乾燥していると使用者が感じた場合は、ご飯をあまり加熱したくないとスイッチ54が押される。
【0041】EEPROM43の内容とスイッチ53、スイッチ54からの入力を基に、第4のマイクロコンピュータ52は最善の保温制御方法の入ったマイクロコンピュータプログラムを選択して、通信制御IC45に指示する。通信制御IC45は指示されたプログラムをコンピュータ通信24上から取り出して、EEPROM書換IC43に送り、EEPROM43のそのマイクロコンピュータプログラムの内容に書き換える。
【0042】(実施例5)図9に示すように、室温検知手段56は、室温を検知するものであり、第4の記録選択手段55は、室温により記録受取手段25がコンピュータ通信24からどの記録を受け取るかを選択するもので、上記実施例1に付加している。
【0043】すなわち、保温前に第4の記録選択手段55が記録手段23からその保温の制御内容を入力され、また、室温検知手段56から室温を入力される。第4の記録選択手段55は記録手段23内の保温制御方法と現在の室温を照らし合わせて、コンピュータ通信24上にある様々な保温制御方法の内、最も適当なものを自動的に選択し、記録受取手段25を使用してコンピュータ通信24上で選択した保温制御方法を受け取り、記録変更手段26で記録手段23の内容を書き換えることによって、電子ジャー周辺の室温に対応した保温に自動的に変更できる。
【0044】図10は、具体回路図であり、図10において、第5のマイクロコンピュータ57は、室温を検知するように電子ジャー本体に設置されたサーミスタ58と抵抗の分圧値をAD入力に入力することにより室温を入力される。第5のマイクロコンピュータ57はROM43のマイクロコンピュータプログラム内容と室温より最善の保温制御方法の入ったマイクロコンピュータプログラムを選択して、通信制御IC45に指示する。
【0045】通信制御IC45は指示されたプログラムをコンピュータ通信上から取り出してきて、EEPROM書換IC43に送り、EEPROM43のそのマイクロコンピュータプログラムの内容に書き換える。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、電子ジャー本体内部に設置され調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調理物温度を検知する温度検知手段と、時間を計測する計時手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記温度検知手段により検知した値と前記計時手段により計測した時間を基に前記加熱手段を制御して保温を制御する保温制御手段と、前記保温制御手段の保温制御方法を記録する記録手段と、インターネット等のコンピュータ通信に接続して記録内容を受け取る記録受取手段と、前記記録手段が保持する内容を前記記録受取手段が受け取った内容に変更する記録変更手段とを備えたから、インターネットなどのコンピュータ通信を利用して、容易に電子ジャー内の保温方法を好みの保温制御方法に変更することができ、消費者のきめ細かな要望に対応できる電子ジャーを得ることができる。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、内鍋に調理物を入れた保温時の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第1の記録選択手段を付加したから、保温時の温度変化より自動的に電子ジャーの製造ばらつきや電源状況による火力のばらつき等があった場合でも、最も適当な保温制御方法を選択していかなる状況でもおいしく保温することのできる便利な電子ジャーを得ることができる。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、内鍋に水を入れて加熱して沸騰させる加熱テストモードを有し、前記加熱テストモードにおける水の温度上昇時間より加熱の強さを判断して、その結果より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第2の記録選択手段を付加したから、水の沸騰時温度変化により自動的に電子ジャーの製造ばらつき等による火力のばらつき等があっても、最も適当な保温制御方法を選択していかなる状況でもおいしく保温することのできる便利な電子ジャーを得ることができる。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、保温後のご飯の臭いや乾燥度合などの好みを入力する入力手段と、前記入力手段の入力より記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第3の記録選択手段を付加したから、保温時のご飯の好みを入力することによって、より好みにあった保温制御方法に変更できることにより、消費者個々人にとって最もおいしく保温することのできる便利な電子ジャーが得られる。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、室温を検知する室温検知手段と、室温により記録受取手段がコンピュータ通信からどの記録を受け取るかを選択する第4の記録選択手段を付加したから、電子ジャー周辺の室温に対応した保温制御方法に自動的に変更できることにより、夏でも冬でもその季節にあった保温が実現できる便利な電子ジャーが得られる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年5月17日(2002.5.17)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−325330(P2003−325330A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−142656(P2002−142656)