| 【発明の名称】 |
電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体 |
| 【発明者】 |
【氏名】尾曲 俊英 【住所又は居所】東京都千代田区神田平河町1番地 第3東ビル 株式会社ギンポーパック内
【氏名】落合 正和 【住所又は居所】東京都千代田区神田平河町1番地 第3東ビル 株式会社ギンポーパック内
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| 【要約】 |
【課題】内容物を加熱し得るよう電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体を提供する。
【解決手段】電磁調理器2に配置し得る非磁性の容器本体7の底部に0.10μm〜100μmのアルミ箔8を備える。これにより電磁調理器2から生じる渦電流によってアルミ箔8を発熱させるので、非磁性の容器本体7であっても容器本体7の内容物4を容易に加熱し、調理に適切に使用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電磁調理器から生じる渦電流により0.10μm〜100μmのアルミ箔を発熱させることを特徴とする電磁調理器を用いる加熱方法。 【請求項2】 電磁調理器に配置し得る非磁性の容器本体の底部に0.10μm〜100μmのアルミ箔を備えたことを特徴とする加熱容器。 【請求項3】 アルミ箔の厚さを1.0μm〜70μmにした請求項2記載の加熱容器。 【請求項4】 容器本体の底部を、電磁調理器の載置面からアルミ箔までの距離が12.0mm以下になる厚さにした請求項2又は3記載の加熱容器。 【請求項5】 非磁性の容器本体を、プラスチック容器、紙容器、耐熱ガラス容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、非磁性のホーロー鍋、土鍋、陶磁器から選択した請求項2、3又は4記載の加熱容器。 【請求項6】 非磁性の容器本体の底部に配置し得る0.10μm〜100μmのアルミ箔であることを特徴とする加熱体。 【請求項7】 内側環状体の一側にアルミ箔の張設面を交換可能に形成するよう内側環状体の外周面と外側環状体の内周面の間にアルミ箔を挟み込んで構成した請求項6記載の加熱体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ガス等の火のない場所では、近年、電磁調理器が使用されるようになっている。而して、電磁調理器は、載置面の下方に設けた磁力発生コイル部に高周波を流して磁力線を発生させることにより載置面上の加熱容器に渦電流を発生させ、加熱容器の電気抵抗によりジュール熱で加熱容器を加熱するものであり、最終的には加熱容器に入れた内容物を電磁作用によって加熱するものである。 【0003】従って、電磁調理器を使用できる加熱容器は、表皮抵抗の大きい磁性のステンレスや鉄の素材の容器に限定されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、紙、プラスチック、耐熱ガラス、銅、土鍋、陶磁器等の非磁性の容器を用いて内容物を電磁調理器で加熱することが求められているにもかかわらず、プラスチック等の非磁性の容器では、電磁調理器による発熱現象は生じず内容物の調理には使用できないという問題があった。 【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、内容物を加熱し得るよう電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、電磁調理器から生じる渦電流により0.10μm〜100μmのアルミ箔を発熱させることを特徴とする電磁調理器を用いる加熱方法に係るものである。 【0007】本発明の請求項2は、電磁調理器に配置し得る非磁性の容器本体の底部に0.10μm〜100μmのアルミ箔を備えたことを特徴とする加熱容器に係るものである。 【0008】本発明の請求項3は、アルミ箔の厚さを1.0μm〜70μmにした請求項2記載の加熱容器に係るものである。 【0009】本発明の請求項4は、容器本体の底部を、電磁調理器の載置面からアルミ箔までの距離が12.0mm以下になる厚さにした請求項2又は3記載の加熱容器に係るものである。 【0010】本発明の請求項5は、非磁性の容器本体を、プラスチック容器、紙容器、耐熱ガラス容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、非磁性のホーロー鍋、土鍋、陶磁器から選択した請求項2、3又は4記載の加熱容器に係るものである。 【0011】本発明の請求項6は、非磁性の容器本体の底部に配置し得る0.10μm〜100μmのアルミ箔であることを特徴とする加熱体に係るものである。 【0012】本発明の請求項7は、内側環状体の一側にアルミ箔の張設面を交換可能に形成するよう内側環状体の外周面と外側環状体の内周面の間にアルミ箔を挟み込んで構成した請求項6記載の加熱体に係るものである。 【0013】本発明の請求項1、2、6によれば、非磁性の容器本体に0.10μm〜100μmのアルミ箔を備えることにより電磁調理器から生じる渦電流によってアルミ箔を発熱させるので、非磁性の容器本体であっても容器本体の内容物を容易に加熱し、調理に適切に使用することができる。 【0014】請求項3に示す如く、アルミ箔の厚さを1.0μm〜70μmにし、もしくは、請求項4に示す如く、容器本体の底部を、電磁調理器の載置面からアルミ箔までの距離が12.0mm以下になる厚さにすると、電磁調理器から生じる渦電流によってアルミ箔を迅速に発熱させるので、非磁性の容器であっても容器本体の内容物を一層容易に加熱することができる。 【0015】請求項5に示す如く、非磁性の容器本体を、プラスチック容器、紙容器、耐熱ガラス容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、非磁性のホーロー鍋、土鍋、陶磁器から選択すると、非磁性の容器本体を選択して使用し得るので、調理に最適な容器本体を選ぶことができる。 【0016】請求項7に示す如く、内側環状体の一側にアルミ箔の張設面を交換可能に形成するよう内側環状体の外周面と外側環状体の内周面の間にアルミ箔を挟み込んで構成すると、アルミ箔の張設面が破断した際にはアルミ箔の張設面を交換し得るので、繰返し利用することができる。又、内側環状体と外側環状体によりアルミ箔を容器本体の底部に配置し得るので、容器本体に内容物を入れた場合であってもアルミ箔の浮遊を防止することができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。 【0018】図1、図2は本発明を実施する形態の電磁調理器を用いた加熱方法及び第一例の加熱容器を示すものである。 【0019】第一例の加熱容器1は、電磁調理器2の載置面3に載置して内部に調理用材料や液体等の内容物4を溜めるよう、周囲部5の下部に水平面の底部6を形成した容器本体7を備えており、容器本体7の底部6の厚さは、0.1mm〜12.0mm、好ましくは1.0mm〜7.0mmで構成されており、又、容器本体7は、ポリプロピレン系、PET系、スチレン系の合成樹脂等のプラスチック容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、土鍋、陶磁器等の如く、非磁性の材質で構成されている。なお、図1、図2中の第一例の容器本体7は、耐熱性プラスチック容器、又は耐油及び耐水性紙容器を示している。 【0020】容器本体7の底部6の上面には、底部6を覆うよう所定の大きさのアルミ箔8を着接しており、アルミ箔8の厚さは、0.10μm〜100μm、好ましくは1.0μm〜70μm、特に好ましくは15μm〜50μmで形成されている。ここで、アルミ箔8は、100%アルミニウム、アルミニウム99.3%以上のアルミニウム合金(日本工業規格の合金番号1N30)、アルミ箔8の厚さの範囲内で100%アルミニウム(もしくはアルミニウム合金)の側面もしくは両面にポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムを備えたもののいずれかが好ましい。又、アルミ箔8の位置は、容器本体7を電磁調理器2の載置面3に載置した際に、載置面3からの距離が12.0mm以下になるならば、容器本体7の底部6の上面に限定されるものでなく、容器本体7の底部6の下面に備えてもよいし、底部6の厚さ内部に配置してもよい。更に、アルミ箔8の面積及び容器本体7の底部6の面積は、電磁調理器2の渦電流が作用するよう径を約100mm〜200mmにすることが好ましい。なお、容器本体7に対するアルミ箔8の着接は、内容物4に影響を与えないならば、接着剤による着接、アルミニウム蒸着、容器本体7の突起による掛止等どのようなものでもよい。又、アルミ箔8の組成及び構成等は上記のものに限定されるものではない。 【0021】以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。 【0022】第一例の加熱容器1に内容物4を入れて電磁調理器2により加熱する際には、調理用材料や液体等の内容物4を入れた容器本体7を電磁調理器2の載置面3に載置し、磁力発生コイル部(図示せず)の磁力線で載置面3上の加熱容器1に渦電流を発生させることによりアルミ箔8を発熱させて加熱容器1に入れた内容物4を加熱する。 【0023】ここで、アルミニウムは、表皮抵抗が鉄等に比べて小さいため、ジュール熱となる渦電流損失の損失量が少なく、発熱量は少ないとされてきたが、アルミニウムを0.10μm〜100μmのアルミ箔8とした場合には効率的に発熱することが実験により明らかになった。なお、非磁性体の容器本体7自体には、電磁調理器2の渦電流で発熱する素材は含まれていない。 【0024】以下、電磁調理器2の渦電流によりアルミ箔8が発熱することについて、アルミ箔8の厚さによる加熱確認テスト(実験1)、電磁調理器2の載置面3(プレート)からアルミ箔8までの距離による加熱確認テスト(実験2)により明らかにした。 【0025】実験1(a)容器(紙の内面をPPラミネート)に所定の厚さのアルミ箔8を両面テープを介して貼付し、300CCの水を溜めて電磁調理器2で加熱することにより水温が13.8℃から約90℃に達するまでの時間を測定した。この測定方法によりアルミ箔8の厚さを変えたものを逐次測定し、まとめたものを[表1]に記載した。なお、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離は約1.0mmとし、電磁調理器2はIHクッキングヒータ200V(KZ−120A)を用いた。 (b)容器(ミクロレンの内面をOPPラミネート)に所定の厚さのアルミ箔8を両面テープを介して貼付し、400CCの水を溜めて電磁調理器2で加熱することにより水温が約13.2℃から約90℃に達するまでの時間を測定した。この測定方法によりアルミ箔8の厚さを変えたものを逐次測定し、まとめたものを(a)の結果と共に[表1]に記載した。なお、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離は約2.5mmとし、電磁調理器2はIHクッキングヒータ200V(KZ−120A)を用いた。 【0026】 【表1】
ここで、ALはアルミ箔を示し、PET12/AL15/PET12は15ミクロンのアルミ箔の両側に12ミクロンのポリエチレンテレフタレートを備えたものを示す。 【0027】[表1]の結果から、アルミ箔8は電磁調理器2の作用(渦電流)により発熱することが明らかであり、アルミ箔8は薄くなればなるほど、効率的に発熱していることが明らかである。なお、アルミ箔8が100μm(AL100ミクロン)までは加熱容器1としての加熱に使用し得るが、100μmより大きいものは、電磁調理器が作動せず、加熱容器1として使用できなかった。 【0028】実験2容器(紙の内面をPPラミネート)にアルミ箔8を所定の高さにするよう両面テープを介して貼付し、300CCの水を溜めて電磁調理器2で加熱することにより水温が13.8℃から約90℃に達するまでの時間を測定した。この測定方法によりアルミ箔8の高さ位置を変えたものを逐次測定し、電磁調理器が作動して発熱し得るものを◎もしくは高さの上限数値で[表2]に記載した。なお、電磁調理器2はIHクッキングヒータ200V(KZ−120A)を用いた。 【0029】 【表2】
ここで、ALはアルミ箔を示し、PET12/AL15/PET12は15ミクロンのアルミ箔の両側に12ミクロンのポリエチレンテレフタレートを備えたものを示す。 【0030】[表2]の結果から、アルミ箔8の厚さが20μm(AL20ミクロン)以下ならば、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が12mm以下で好適に使用でき、アルミ箔8の厚さが70μm(AL70ミクロン)以下ならば、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が7mm以下で好適に使用できることが明らかである。なお、アルミ箔8の厚さにかかわらず、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が12mmより大きい場合には、電磁調理器2が作動せず使用できなかった。 【0031】このように、非磁性の容器本体7に0.10μm〜100μmのアルミ箔8を備えることにより電磁調理器2から生じる渦電流によってアルミ箔8を発熱させるので、非磁性の容器本体7であっても容器本体7の内容物4を容易に加熱し、調理に適切に使用することができる。又、アルミ箔8の厚さが1.0μm〜70μmの場合には、実験1(b)の結果に示す如く13.2℃から約90℃へ加熱を5分(300秒)以内に行うようアルミ箔8を迅速に発熱させるので、非磁性の容器本体7であっても容器本体7の内容物4を一層容易に加熱することができる。更に、アルミ箔8の厚さが15μm〜50μmの場合には、実験1(b)の結果に示す如く13.2℃から約90℃へ加熱を3分(180秒)以内に行うようアルミ箔8を極めて迅速に発熱させるので、非磁性の容器本体であっても容器本体7の内容物4を最適且つ容易に加熱することができる。ここで、アルミ箔8の厚さが、0.10μmより薄い場合には容器本体7にアルミ箔8を着接することができず、アルミ箔8の厚さが100μmより厚い場合には実験1の結果に示す如く、電磁調理器2が作動せず、加熱容器1として使用できない。 【0032】又、加熱容器1はアルミ箔8の厚さを100μm以下にするので、加熱容器1の製造コストを低減することができる。 【0033】容器本体7の底部6を、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が12.0mm以下になる厚さにすると、実験2の結果に示す如くアルミ箔8の厚さが20μm以下のものでアルミ箔8を迅速に発熱させるので、非磁性の容器本体7であっても容器本体7の内容物4を一層容易に加熱することができる。又、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が7mm以下であると、アルミ箔8の厚さが70μm以下のものまで好適に使用し得るので、アルミ箔8の厚さの自由度が高くなり、加熱容器1を極めて容易に構成することができる。ここで、電磁調理器2の載置面3からアルミ箔8までの距離が15mmより大きい場合には実験2の結果に示す如く、電磁調理器2が作動せず使用できない。なお、容器本体7の底部の厚さが12mm以下という条件は、種々の容器、土鍋等の容の全ての容器本体7における底部の厚さの条件を満たす。 【0034】非磁性の容器本体7を、プラスチック容器、紙容器、耐熱ガラス容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、非磁性のホーロー鍋、土鍋、陶磁器から選択すると、電磁調理器2において本来不適な非磁性の容器本体7を選択して使用し得るので、鍋には土鍋等の調理に最適な容器本体7を選ぶことができる。又、図1、図2に示す如く、非磁性の容器本体7としてプラスチック容器及び紙容器等を選択した場合には、プラスチック及び紙等の素材により容器本体7の製造コストを著しく低減し得るので、コンビニ、スーパ、食品店等で内容物4を電磁調理器2により加熱して販売する際に最適である。 【0035】図3、図4は本発明を実施する形態の第二例の加熱容器10を示すもので、図中、図1、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。 【0036】第二例の加熱容器10は、電磁調理器2の載置面3に載置して内部に調理用材料や液体等の内容物4を溜めるよう、周囲面11の下部に水平面の底部12を形成した容器本体13を備えており、容器本体13の底部12の厚さは、第一例の加熱容器1の場合と略同様に、0.1mm〜12.0mm、好ましくは1.0mm〜7.0mmで構成されており、又、容器本体13は、ポリプロピレン系、PET系、スチレン系の合成樹脂等のプラスチック容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、土鍋、陶磁器等の如く、非磁性の材質で構成されている。なお、図3、図4中の第二例の容器は、耐熱性プラスチック容器、又は紙容器の表面にラミネート14の加工を施したものを示している。 【0037】容器本体13の底部12上面とラミネート14の間には、容器本体13の底部12を覆う所定の大きさのアルミ箔15を配置しており、ラミネート14の膜を含むアルミ箔15の厚さは、0.10μm〜100μm、好ましくは1.0μm〜70μm、特に好ましくは15μm〜50μmで形成されている。ここで、アルミ箔15は、第一例の加熱容器1の場合と略同様に、100%アルミニウム、アルミニウム99.3%以上のアルミニウム合金(日本工業規格の合金番号1N30)を備えたもののいずれかが好ましい。又、アルミ箔15の位置は、容器本体13を電磁調理器2の載置面3に載置した際に、載置面3からの距離が12.0mm以下になるならば、容器本体13の底部12の上面に限定されるものでなく、容器本体13の底部12の下面に備えてもよいし、底部12の厚さの内部に配置してもよい。更に、アルミ箔15の面積及び容器本体13の底部12の水平面の面積は、電磁調理器2の渦電流が作用するよう径を約100mm〜200mmにすることが好ましい。なお、アルミ箔15の組成及び構成等は上記のものに限定されるものではない。 【0038】以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。 【0039】第二例の加熱容器10に内容物4を入れて電磁調理器2により加熱する際には、第一例の加熱容器10と略同様に、調理用材料や液体等の内容物4を入れた容器本体13を電磁調理器2の載置面3に載置し、磁力発生コイル部(図示せず)の磁力線で載置面3上の加熱容器10に渦電流を発生させることによりアルミ箔15を発熱させて加熱容器10に入れた内容物4を加熱する。 【0040】このように、第二例の加熱容器10は、第一例の加熱容器1と略同様な作用効果を得ることができる。又、容器本体13にアルミ箔15を備えてラミネート14の加工をするので、容器本体13の耐久性及び耐水性を向上させることができる。 【0041】図5〜図8は本発明を実施する形態であって加熱体を示すもので、図中、図1、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。 【0042】加熱体20を用いる容器本体21は、電磁調理器2の載置面3に載置して内部に調理用材料や液体等の内容物4を入れるよう、第一例及び第二例の容器本体7,13と略同様に、周囲面22の底部に水平面の底部23を形成しており、容器本体21の底部23の厚さは、0.1mm〜12.0mm、好ましくは1.0mm〜7.0mmで構成されており、又、容器本体21は、ポリプロピレン系、PET系、スチレン系の合成樹脂等のプラスチック容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、土鍋、陶磁器等の如く、非磁性の材質で構成されている。 【0043】一方、加熱体20は、所定の直径(100mm〜200mm)を有する内側環状体25と、内側環状体25より直径の大きい外側環状体26とを備え、内側環状体25の一側にアルミ箔24の張設面24aを交換可能に形成し、内側環状体25の外周面と外側環状体26の内周面の間にアルミ箔24を挟み込むよう、内側環状体25に外側環状体26を外嵌して掛止している。ここで、アルミ箔24の厚さは、0.10μm〜100μm、好ましくは1.0μm〜70μm、特に好ましくは15μm〜50μmで形成されており、又、アルミ箔24は、100%アルミニウム、アルミニウム99.3%以上のアルミニウム合金(日本工業規格の合金番号1N30)、アルミ箔24の厚さの範囲内で100%アルミニウム(もしくはアルミニウム合金)の側面もしくは両面にポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムを備えたもののいずれかが好ましい。なお、アルミ箔24の組成及び構成等は上記のものに限定されるものではない。又、アルミ箔24を挟み込む内側環状体25及び外側環状体26の外周形状は、円形に限定されるものでなく、内側環状体25にアルミ箔24を挟んで外側環状体26を外嵌し得るならば、四角形、三角形、突起のある形状、動物やキャラクタ等の形状であってもよい。 【0044】以下、本発明を実施する形態の加熱体20の作用を説明する。 【0045】加熱体20を内容物4と共に容器本体21に入れて電磁調理器2により加熱する際には、アルミ箔24を張設した加熱体20を容器本体21の底部23に配置すると共に、容器本体21の内部に調理用材料や液体等の内容物4を入れ、容器本体21を電磁調理器2の載置面3に載置し、磁力発生コイル部(図示せず)の磁力線で載置面3上の容器本体21に渦電流を発生させることによりアルミ箔24を発熱させて容器本体21に入れた内容物4を加熱する。ここで、容器本体21の底部23に配置されたアルミ箔24の位置は、電磁調理器2の載置面3からの距離が12.0mm以下になっており、又、アルミ箔24の面積及び容器本体21の底部23の水平面の面積は、電磁調理器2の渦電流が作用するよう径を約100mm〜200mmにすることが好ましい。 【0046】このように、加熱体20を容器本体21に用いた場合には、第一例の加熱容器1と略同様な作用効果を得ることができる。 【0047】又、内側環状体25の一側にアルミ箔24の張設面24aを交換可能に形成するよう内側環状体25の外周面と外側環状体26の内周面の間にアルミ箔24を挟み込んで構成すると、アルミ箔24の張設面24aが破断した際にはアルミ箔24の張設面24aを交換し得るので、繰返し利用することができる。又、内側環状体25と外側環状体26によりアルミ箔24を容器本体21の底部23に配置し得るので、容器本体21に内容物4を入れた場合であってもアルミ箔24の浮遊を防止することができる。更に、アルミ箔24を家庭用のアルミ箔24(厚さ6.0μm〜20μm)で使用し得るので、コストを低減することができる。 【0048】なお、本発明の電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、加熱体は、アルミ箔の浮遊を防止するようアルミ箔を容器本体の底部に沈め得るものならばどのような構成でもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 【0049】 【発明の効果】以上、述べたように、本発明の電磁調理器を用いる加熱方法及び加熱容器並びに加熱体によれば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。 【0050】I)本発明の請求項1、2、6によれば、非磁性の容器本体に0.10μm〜100μmのアルミ箔を備えることにより電磁調理器から生じる渦電流によってアルミ箔を発熱させるので、非磁性の容器本体であっても容器本体の内容物を容易に加熱し、調理に適切に使用することができる。 【0051】II)請求項3に示す如く、アルミ箔の厚さを1.0μm〜70μmにし、もしくは、請求項4に示す如く、容器本体の底部を、電磁調理器の載置面からアルミ箔までの距離が12.0mm以下になる厚さにすると、電磁調理器から生じる渦電流によってアルミ箔を迅速に発熱させるので、非磁性の容器であっても容器本体の内容物を一層容易に加熱することができる。 【0052】III)請求項5に示す如く、非磁性の容器本体を、プラスチック容器、紙容器、耐熱ガラス容器、銅の容器、セラミックスの容器、非磁性のステンレスの容器、非磁性のホーロー鍋、土鍋、陶磁器から選択すると、非磁性の容器本体を選択して使用し得るので、調理に最適な容器本体を選ぶことができる。 【0053】IV)請求項7に示す如く、内側環状体の一側にアルミ箔の張設面を交換可能に形成するよう内側環状体の外周面と外側環状体の内周面の間にアルミ箔を挟み込んで構成すると、アルミ箔の張設面が破断した際にはアルミ箔の張設面を交換し得るので、繰返し利用することができる。又、内側環状体と外側環状体によりアルミ箔を容器本体の底部に配置し得るので、容器本体に内容物を入れた場合であってもアルミ箔の浮遊を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591250248 【氏名又は名称】株式会社ギンポーパック 【住所又は居所】東京都千代田区神田平河町1番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062236 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325327(P2003−325327A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135922(P2002−135922) |
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