| 【発明の名称】 |
炊飯器及び自動炊飯器 |
| 【発明者】 |
【氏名】品部 晃宏 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】由良 政樹 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】松下 初彦 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】池田 典生 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】稲田 剛士 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】中西 邦行 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】炊飯の給水に対する機能を改善、向上させることにより、炊飯動作を簡素化し、さらに給水量誤差を減少させ、ご飯の美味しさの向上をも可能とした炊飯器を提供すること。
【解決手段】鍋内に水を給水する給水機構を有し、加熱板に有した水投入孔と、給水手段と水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、給水経路は水投入孔向かって傾斜を設け傾斜部に流量センサを設け、水を正確に計量することができ、炊飯動作を簡素化すると共に、誰でも、いつも美味しいご飯が簡単に炊飯できる炊飯器を提供することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、給水経路が上側に凸になるように屈曲し、前記屈曲位置から給水手段までの間に流量センサを設け、前記屈曲位置から水投入孔までの給水経路が略鉛直とした炊飯器。 【請求項2】 流量センサと給水手段が隣接した請求項1記載に記載の炊飯器。 【請求項3】 流量センサへの水の流入を制御する開閉弁を設けた請求項1または2に記載の炊飯器。 【請求項4】 給水手段と流量センサと前記給水手段と前記流量センサを繋ぐ給水経路と前記給水経路は前記給水手段に通じる分岐を有した請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。 【請求項5】 給水進行に従い、給水量の量を減少する請求項1〜4いずれか1項に記載の炊飯器。 【請求項6】 米を貯蔵する貯米部と、米を研米する研米部と、前記研米部から米を炊飯器に運ぶ搬送手段と、請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器を備えた自動炊飯器。 【請求項7】 米種判別手段と給水量を制御する制御手段を有し、米の種類により給水量を変化させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器を供えた請求項6記載の自動炊飯器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭に使用する無洗米または無水米研ぎで研いだ米用の炊飯器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下に従来の炊飯器の構成について説明する。図6において、1は上面が開口する炊飯器本体で、この本体1内に米と水を入れる鍋2が着脱自在に収納されている。鍋2の上面には鍋2全面を覆うように蓋体3が設置されている。この蓋体3は一方をヒンジ軸4により回動自在に軸支されており、蓋体3はヒンジ軸4を中心に、開放するのである。 【0003】また、鍋2の給水するための給水機構が設置されており、給水機構は給水手段5と給水経路6と水投入孔7と流量センサ8から成り立っている。また蓋体3内部には、炊飯時に、上方から米を加熱するための、加熱手段である、加熱板9と、加熱板9を発熱させるための蓋コイル10が設置されているのである。 【0004】炊飯器1内部には、鍋2の底部を加熱する加熱手段として、底コイル11が鍋2底付近に配設されており、鍋2の側面を加熱するための側面コイル12も設定されているのである。 【0005】以上の炊飯器を使用する動作を簡単に説明すると、まず鍋2を取り出し計量された米を鍋2内で洗米し洗米が終了した後、鍋2を炊飯器本体1にセットし、蓋体3を閉める。そして炊飯量を設定して炊飯スタート行うと水が自動に給水開始し、流量センサ8により所定の炊飯量分の水量を測定し、給水を停止する。そして炊飯が始まる、というのが、炊飯動作の一般的なものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の技術の構成では、給水を行う際、給水が開始し流量センサにて水量を測定して給水を停止する信号をだし、制御部がその信号を受けて給水手段を停止させるが、流量センサは流量センサ自身を通過した水量を測定しているため、流量センサが停止信号を出してから、給水手段が給水を停止するまでの時間に若干では有るが時間差が発生する。この時間差は給水手段の給水能力差や、給水経路内の流速バラツキなど様々な給水量誤差の要因に繋がってしまうのである。 【0007】また、給水初期時には給水経路内には水が存在していないため、給水手段が給水を開始してから鍋内に給水されるまでにも時間差が存在する。この時間差も給水量誤差に影響しているのである。 【0008】また、流量センサが停止信号を出し、給水手段弾が停止するが、水投入孔に向かって傾斜している給水経路内の水は鍋に投入されるため、流量流量センサを通過していない水までもが鍋に投入されてしまうのである。加えて、給水経路に水平部がある場合など流量センサが測定した水量全てが鍋内に入らずに給水経路内に残ってしまう。 【0009】また、これらの現象は炊飯を行うたびに給水経路内の状況により変化してしまい、鍋への給水量が炊飯のたびに変わってしまうのである。炊飯において、水の量は炊飯性能を左右する大きな要因の一つであり、水が多ければ、ご飯が軟らかくなってしまうだけでなく、御飯を保温した場合など、御飯が水ぽっくなる傾向になり、反対に水が少ないと、御飯が硬くなり,御飯の甘さ等の味にも影響が出てしまうのである。以上のように炊飯する毎に水の量が変わってしまうことが有り、同一使用者でも炊飯をする毎に水量が変化してしまい、炊飯性能が維持できないという課題がある。 【0010】本発明は、以上のような従来の炊飯器が有している課題を解決するもので、給水経路の配置、及び流量センサの設置位置等により、給水量精度向上、給水に対する機能を改善、向上させることにより、給水量誤差を減少させ、何度炊飯しても炊飯性能を維持することができる炊飯器の提供を目的としているものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、鍋内に給水する給水手段と、内蓋に有した水投入孔と、給水手段と水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、給水経路が上側に凸になるように屈曲し、屈曲位置位置から給水手段までの間に流量センサを設け、屈曲位置から水投入孔までの給水経路が略鉛直としたものである。 【0012】流量センサ通過した水は給水経路の頂点により、鍋内に給水される水と給水されない水に分けられ、更に頂点から水投入孔までの経路を略鉛直方向とすることで、頂点から水投入孔までの距離が短縮できる。このため給水がストップしてから鍋に給水される給水量が減少し、給水停止直後の誤差を更に縮小することができる。このことでさらに給水精度の向上が実現するのである。 【0013】 【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う内蓋を有した蓋体と、前記鍋内に給水する給水手段と、前記内蓋に有した水投入孔と、前記給水手段と前記水投入孔を連通接続する給水経路とを設け、給水経路が上側に凸になるように屈曲し、前記屈曲位置から給水手段までの間に流量センサを設け、前記屈曲位置から水投入孔までの給水経路が略鉛直としたことにより、流量センサ通過した水は給水経路の頂点により、鍋内に給水される水と給水されない水に分けられ更に頂点から水投入孔までの経路を略鉛直方向とすることで、頂点から水投入孔までの距離が短縮できる。このため給水がストップしてから鍋に給水される給水量が減少し、給水停止直後の誤差を更に縮小することができる。このことでさらに給水精度の向上が実現するのである。 【0014】請求項2記載の発明は、特に請求項1記載の発明において、流量センサと給水手段が隣接したことにより、給水開始直後は流量センサ内に水は無く、一定時間後に流量センサ内を水が通過するようになる、このとき流量センサが給水開始直後より、給水量をカウントしていた場合、水が流れていない時間までもカウントしてしまう。しかし、流量センサを給水手段に隣接させることにより、給水開始から流量センサへ水が通過する時間を短縮することができ、給水開始直後に発生する給水誤差を減少することができ、給水精度が更に向上するのである。 【0015】請求項3記載の発明は、特に請求項1または2に記載の発明において、流量センサへの水の流入を制御する開閉弁を設けたことにより、給水量が一定の流量を確保した後に開閉弁を開くことで、流量センサが検知を開始してから流量センサ内に水の流入するまでの時間を短縮することができ、更に給水直後の給水誤差縮小が実現するのである。 【0016】請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、給水手段と流量センサと前記給水手段と前記流量センサを繋ぐ給水経路と前記給水経路は前記給水手段に通じる分岐を有したことにより、水は給水直後の流量が少ない時は分岐により給水手段に戻っていき、一定量の流量を超えると流量センサに水が浸入していく、このことで、流量センサを流れる水は一定の流量以上の水しか流れなくなるため、流量センサそのものの検知精度を向上させることができるのである。 【0017】請求項5記載の発明は、特に請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、給水進行に従い、給水量の量を減少することにより、一定の流量を確保するまでの時間を短縮することができ、更に給水直後の鍋内への給水を減らすことができるために、給水開始直後、給水停止直後の双方の給水誤差を減らすことができるのである。 【0018】請求項6記載の発明は、米を貯蔵する貯米部と、米を研米する研米部と、前記研米部から米を炊飯器に運ぶ搬送手段と、請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器を備えたことにより、米も鍋内に供給できることで、研米及び給水の長方を省いた炊飯が可能になり、さらに給水量誤差を抑えたことで、炊飯動作を簡素化し、誰が何度炊いても炊飯性能の高いご飯が炊飯できる自動炊飯器を提供することができる。 【0019】請求項7記載の発明は、米種判別手段と給水量を制御する制御手段を有し、米の種類により給水量を変化させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器を供えたことにより、様々な米に最適な水量の給水が可能になり、どんな米でも最適な炊飯が可能になるのである。 【0020】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0021】(実施例1)図1に示すように、炊飯器20は米を調理する着脱自在の鍋21、鍋21上方を覆うように設置されている蓋体22、鍋21を設置する本体23で構成されている。蓋体22は一方をヒンジ軸24に軸支されており、蓋体22開放時はヒンジ軸24を中心にして回動しながら蓋体22は開放する。 【0022】また、蓋体22には炊飯中の蒸気を炊飯器20外に排出する蒸気排出部25を設けていると共に、ご飯を上方から加熱するための加熱板26が設定されており、加熱板26を加熱するための加熱手段として蓋コイル27が加熱板26近傍に設置されている。鍋21を加熱する加熱手段としては鍋21底部を加熱する底コイル28、側面を加熱する側面コイル29が鍋21の外面形状の沿うように設定されており、炊飯は底コイル28、側面コイル29、蓋コイル27の全ての加熱手段を使用して炊飯を行うのである。 【0023】また、鍋21の底面中央には底センサ30が鍋21に圧接される状態で設置されており、炊飯中の鍋21の温度を常に測定しているのである。 【0024】また、この炊飯器20には給水手段31が設けられている。この給水手段31は本体23の本体給水経路32と蓋体22内の蓋体給水経路33と分けられており、各々の給水経路32,33は蓋体22と本体23の嵌合面付近で接合パッキン36を介して接続されている。 【0025】また、蓋体給水経路33は加熱板26に設けられた水投入孔35に連結されているのである。ここで、本体給水経路32、蓋体給水経路33はそれぞれ水投入孔35に向かって傾斜をしており、蓋体給水経路33と水投入孔35間に流量センサ34が設置されているのである。 【0026】上記の構成における動作を説明する。まず使用者は鍋21内に無洗米や洗米終了した米を投入する。それから蓋体22を閉め、炊飯容量をセットし、炊飯ボタン(図示しない)をスタートする。すると、あらかじめ各容量に応じた水量が設定されており、その容量分の給水が始まる。給水が終了すると、米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯を開始する。所定量の米が炊飯されると、ご飯を保温する保温工程に入る。 【0027】ここで給水工程の水の動きを詳しく説明する。まず給水が開始されると給水手段31から水が本体給水経路32内を水が流れ始め、水は接続パッキン36を通過して蓋体給水経路33内に侵入する。そして、流量センサ34を通過し、水投入孔35から鍋21に投入される。流量センサ34は水量のカウントを行い、所定量を検知すると,給水手段31を停止させる信号を出す。それを受けて給水手段31が停止し、給水が終了する。 【0028】ここで給水停止直後の鍋21内への給水量を詳しく説明すると、流量センサ34を通過した水は、蓋体給水経路32、頂点を通過し水投入孔35より鍋21に給水されるが、流量センサ34が停止の信号を出し、給水手段31が完全に停止するまでにはある程度のタイムラグが発生する。このため流量センサ34は給水停止信号を出したにも関わらず、ある程度は更に流量センサ34を通過してしまうのである。 【0029】しかし、流量センサ34と水投入孔35間の給水経路に頂点を設けることにより、給水停止後において鍋21へ投入される水は頂点から水投入孔35までの水のみが投入されることになり、鍋21へ給水される給水量はある程度安定するのである。加えて、頂点から水投入孔35までの給水経路を略鉛直にすることにより、頂点から水投入孔35までの経路を短縮することができ、流量センサ34を通過し、鍋21内に投入される水量は更に減少させることができ、更に給水精度の向上が得られるのである。 【0030】また、給水経路を略鉛直に傾斜させた効果は、炊飯器20の設置場所を考えると明らかである。炊飯器20を調理器具用のキャビネットなどに設置された場合、炊飯器20設置部分は炊飯中の蒸気排出のために引き出せる構成になっていることが多く、炊飯器設置面は常に水平が確保されているとは限らない。このような場所に設置されると、給水経路の傾斜を設置面の傾斜程度しか確保していないと、給水精度の向上の効果は得ることができない。それどころか、最悪の場合給水経路内に水が残ってしまい、その残水が腐敗し、菌の発生の原因にもなってしまうのである。 【0031】また、本実施例においては、蓋体給水経路33の傾斜間に流量センサ34を設置したが、流量センサ34の設置は本体給水経路32に傾斜を設け、本体給水経路32間に行っても同様の効果が得られるものである。 【0032】また、本実施例においては、鍋21、加熱板26の加熱方式は電磁誘導方式の加熱手段で説明したが、加熱手段の方式は問わない。 【0033】また、流量センサ34の検知方式は、カウントの開始タイミングは、吸水手段31が動作直後にカウントを開始した場合でも、流量センサ34に水が浸入した時点で開始した場合においても同様の効果がえられ、流量センサ34の検知開始タイミングは限定しない。 【0034】また、本実施例においては、本体給水経路32、蓋体給水経路33両方に傾斜を設けたが、流量センサ34よりも水投入孔35側の給水経路のみを水投入孔側に傾斜させても同様の効果を得ることができる。 【0035】(実施例2)炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図2に示すように炊飯器60本体61と着脱自在の鍋62と鍋62上方全体を覆う蓋体63により構成されており、給水構成として、給水手段64と本体給水経路65と蓋体給水経路66が連結されている。 【0036】また、蓋体給水経路66は蓋体63内の加熱板67に設けられた水投入孔69に連結されている。ここで給水量を検知するための流量センサ68は本体給水経路65間で給水手段64に隣接する場所に設置されているのである。 【0037】上記構成における動作を説明する。炊飯動作に関しては前述と同様のため説明は省略し、給水工程の動作を説明する。給水が開始されると、給水手段64から給水が開始し、本体給水経路65、流量センサ68、蓋体給水経路66を通過し、鍋62に給水されるのである。ここで給水開始直後の状態を詳しく説明すると、給水開始直後は流量センサ68内には水は存在しない。このため、給水手段64が給水を開始してから流量センサ68に水が浸入するまでにはある程度の時間が必要になる。このため給水手段64が給水を開始した直後から流量センサ68が給水量の検知を開始する場合、その時間分だけ給水量誤差になる。 【0038】しかし、本実施例のように給水手段64に隣接する位置に流量センサ68を設置することで、給水手段64が給水を開始してから流量センサ68に水が浸入するまでの時間が短縮でき、給水開始直後の給水量誤差の低減し、給水量精度の向上が得られるのである。 【0039】また、本実施例では流量センサ68は本体給水経路65に設置していたが、給水手段64が本体61内に設置されていた場合などを考慮すると、給水手段64に隣接していれば、蓋体給水経路66内に流量センサ68を設置しても同様の効果を得ることができる。 【0040】また、給水流量を給水開始初期は給水量を多くし、給水時間が経過するにつれて、給水量を減少させると、給水開始から流量センサ68に水が浸入する時間を短縮し、また、給水完了直前の給水量を減らすことで、流量センサ68が給水停止の信号を出した後の流量センサ68への水の侵入を減少することができる。このため流量を給水初期と給水完了前とで給水量を変化させることで、給水開始直後および給水完了直後の給水量誤差を減少させることが可能になるのである。 【0041】(実施例3)炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図3に示すように、流量センサ71の直前に給水量を調整する開閉弁72を設ける。ここで流量センサ71の流量検知方法をカルマン式流量測定方式の流量センサ71を考えてみると、この方式の流量センサ71はある一定以上の流量がないと流量測定誤差が大きくなり、この流量を超えると誤差が急激に減少し、流量精度が向上す特性が有る。このような特性の流量センサ71を使用した場合、上記の様に流量センサの水侵入前に流量開閉弁72を設ける構成をとることで、ある一定以上の流量にならないと流量センサ71に水が侵入しない。そのため、給水量精度を得ることができるのである。 【0042】また、給水時間を測定する流量センサ71を使用した場合においても流量が一定になるために、給水精度の向上が得られる。 【0043】また、プロペラ式流量センサ71を使用した場合、プロペラ式流量センサ71は給水流量が少ないとプロペラの回転が安定せず、給水量誤差が大きくなる。このためある一定以上の流量にならないと流量センサ71に水が浸入しない構成のにすることで、給水精度が向上するのである。 【0044】このように流量センサ71の水侵入前に開閉弁72を設けることで流量センサ71の検知方式を問わずに、様々な流量センサ71においても給水精度の向上が可能になるのである。 【0045】(実施例4)炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図4に示すように、流量センサ110の水侵入側の蓋体給水経路111において蓋体給水経路111に分岐点を設け、この分岐された分岐給水経路112は水タンク113に連通されている。このような構成にすることにより、給水開始直後の給水流量が少ない場合においては給水された水は分岐給水経路112に侵入し、水タンク113に戻っていく。そして、次第に給水流量が増加し、ある一定以上の給水量に達すると、流量センサ110内に侵入が開始されるのである。この動作により、流量センサ110内にはある一定以上の流量が確保された時に水が浸入するため、流量センサ110自身の能力を常に効率よく出すことができるようになるのである。 【0046】また、本実施例においては、分岐給水経路112は蓋体給水経路111で分岐していたが、流量センサ110の水侵入側であれば蓋体給水経路111である必要はない。 【0047】(実施例5)図5に示すように自動炊飯器80は、少なくとも炊飯したい量の米を収納することができる貯米部81、米を計量する米計量部82、米計量部82から供給された米をとぐ研米部83、研米部83でとがれた米を炊飯する炊飯部84、米とぎ部83と炊飯部84を接続する米の搬送手段85を備えている。水タンク86は水タンク収納部87に着脱自在に収納されて、水タンク86の底にはインペラー88が設けられ、インペラー88の下方部にはインペラー88を回転させるモータ89が配設されている。 【0048】90は制御部で、米計量部82、米とぎ部83、米搬送部85、米種判別手段101、給水部であるインペラー88、炊飯部84、給水量を制御する。 【0049】米とぎ部83は、米計量部82で計量された米を収納する米収納容器91、米収納容器91内で回転自在に配設された回転羽根92、回転羽根92を駆動する駆動手段93を備えている。 【0050】米搬送部85は、米搬送ファン(図示しない)が生み出す空気流により米を炊飯部84へ搬送する。また、米搬送部85と炊飯部84との接続部に米投入弁95が設けられている。この投入弁95の動作も制御部90が制御する。炊飯部84は、米および水を収納する鍋96、鍋96を介して米および水を加熱する加熱手段である底コイル97、米および水を鍋96内に密閉する加熱板79、鍋96と、発生する蒸気を自動炊飯器80外へ排出する蒸気排出部98を加熱板79内に備えている。 【0051】給水機構は前述と同様であるので説明は省略する。 【0052】上記構成において、動作を説明する。使用者が米を貯米部81内に投入し、炊飯したい米の量を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、自動炊飯器80の運転が開始する。 【0053】運転が開始されると、制御部90は、使用者が設定した炊飯量及び米種判別手段101により判別された米種に最適な量の水を流量センサ100が測定し、給水経路99を介して炊飯部84の鍋96へ供給する。 【0054】次に、制御部90は米計量部82を動作させる。そして、米計量部82は、所定量の米を米収納容器91へ供給する。 【0055】所定量の米が米収納容器91に供給されると、制御部90は米とぎ工程プログラムに従って駆動手段93を動作させる。駆動手段93が動作することにより回転羽根92が回転し、米収納容器91内に収納された米をとぐ米とぎ工程が行われる。 【0056】米とぎ工程が終了すると、制御部90は米搬送工程プログラムに従って米搬送ファンおよび米投入弁95を動作させる。そして、米とぎ部83でとがれた米を、米搬送部85を介して炊飯部84の鍋96へ供給する。 【0057】このようにして、所定量の水と米が鍋96へ供給されると、制御部90は米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部84を動作させる。炊飯部84が動作することにより、使用者が炊飯したい量の米が炊飯されることになる。 【0058】所定量の米が炊飯されると、制御部90は、ご飯を保温する保温工程に入る。 【0059】こうして、ご飯が炊きあがる、というような自動炊飯器が可能になるのである。 【0060】また、給米部は米とぎ部83を持たず、貯米部81と米計量部82、米搬送部85のみを備えた無洗米対応の構成のものであってもよい。 【0061】また、米計量部82での計量は体積計量を行った場合、無洗米等を計量すると、すでに洗米が完了しているため、表面に付着していた糠がすでに存在していないため、通常の洗米前の米と比較すると、無洗米の重量は多くなって計量される。このため通常の米の給水量では水が不足し、やや固めの御飯ができてしまう。しかし、米の種類によって給水量が変化することができると、無洗米コースで炊飯した場合、使用者が水の分量を増やす必要はなく、自動で給水量を変化させ、最適な給水量を確保することが可能になるのである。 【0062】また、上記説明では無洗米を例に挙げたが、米は米粒の大きさによって、体積が変化するため、米粒の大きさにより給水量を変化することができれば、様々な米に対応することができ、全ての米に最適な給水が可能になるのである。 【0063】また、自動炊飯器80の動作の説明では、炊飯部84に水を供給してから米を供給するようにしたが、米を供給してから水を供給してもよいし、水と米を同時にまたは交互に供給してもよい。 【0064】また、本実施例においては給水機構として水タンク86方式にて説明を行ったが、給水機構そしては水道直結式給水手段であろうと、給水手段の方式は問わない。 【0065】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、給水量誤差を抑え、繰り返しバラツキをも減少させることにより、何度炊飯しても炊飯性能が維持できる炊飯器を提供することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325316(P2003−325316A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135113(P2002−135113) |
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