| 【発明の名称】 |
自動炊飯器 |
| 【発明者】 |
【氏名】品部 晃宏 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】由良 政樹 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】稲田 剛士 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】松下 初彦 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】池田 典生 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】中西 邦行 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】給水及び給米機能付き炊飯器において、水投入部、米投入部の信頼性、簡素化を実現した炊飯器を提供すること。
【解決手段】炊飯部34に着脱自在に収納される鍋45と、鍋45の上面開口部を覆う加熱板50を有した蓋体46と、鍋45を加熱する加熱手段51と、鍋45内に給水する給水手段36と給米する給米手段と、加熱板50に有した水投入孔58と米投入孔65を備え、水投入孔58、米投入孔65には駆動手段で自在に開閉する水投入弁57、米投入弁64を設け、各々の投入弁の開閉をそれぞれ開閉検知により、開閉を検知した炊飯器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 米を炊飯する炊飯部と、前記炊飯部内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋体と、前記炊飯部に給水する給水部と、前記炊飯部に給米する給米部と、前記蓋体に有した水投入孔と、前記蓋体に有した米投入孔と、前記水投入孔を開閉する水投入弁と、前記米投入孔を開閉する米投入弁と、前記米投入弁と前記水投入弁の少なくとも一方を自在に開閉する駆動手段と、前記炊飯部、前記給水部、前記給米部および前記駆動手段を制御する制御部とを備えた自動炊飯器。 【請求項2】 駆動手段の回転運動を伝達される駆動伝達手段と、前記駆動伝達手段回転運動を略鉛直運動に変換する水投入弁駆動手段と、前記駆動伝達手段回転運動を略鉛直運動に変換する米投入弁駆動手段とを備えた請求項1記載の自動炊飯器。 【請求項3】 水投入弁の開閉を検知する水投入弁開閉検知手段と、米投入弁の開閉を検知する米投入弁開閉検知手段とを有する請求項1または2に記載の自動炊飯器。 【請求項4】 水投入時は水投入弁を開放し、米投入弁を閉じた請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動炊飯器。 【請求項5】 制御部が、水投入弁駆動手段が開放するときに米投入弁駆動手段が開放しないように駆動伝達手段の回転位置を静止させる請求項4記載の自動炊飯器。 【請求項6】 水投入弁は水の給水完了時より遅延して閉じる請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動炊飯器。 【請求項7】 米投入時は米投入弁を開放し、水投入弁は閉じた請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動炊飯器。 【請求項8】 制御部が、米投入弁駆動手段が開放するときに水投入弁駆動手段が開放しないように駆動伝達手段の回転位置を静止させる請求項7記載の自動炊飯器。 【請求項9】 炊飯時、保温時、給米時は、水投入弁を閉じた請求項1〜8のいずれか1項に記載の自動炊飯器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭に使用する自動炊飯器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下に従来の自動炊飯器の構成について説明する。図9において、自動炊飯器1は、少なくとも炊飯したい量の米を収納することができる貯米部2、米を計量する米計量部3、米計量部3から供給された米をとぐ米とぎ部4、米とぎ部4でとがれた米を炊飯する炊飯部5、米とぎ部4と炊飯部5を接続する米搬送部6を備えている。 【0003】炊飯部5内には米と水を入れる鍋7が着脱自在に収納されている。鍋7の上面には鍋7全面を覆うように蓋体8が設置されている。この外蓋8は一方をヒンジ軸9により回動自在に軸支されており、外蓋8はヒンジ軸9を中心に、開放するのである。また鍋7に給水するための給水手段10が設置されており、水は給水手段10から給水経路11、水投入孔12へと順に水が鍋7に給水されていく。さらに、炊飯時に上方から米を加熱するための加熱手段である加熱板18と、加熱板18を発熱させるための蓋コイル19が設置されているのである。鍋7の底部を加熱する加熱手段として、底コイル20が鍋7底付近に配設されており、鍋7の側面を加熱するための側面コイル21も配設されているのである。 【0004】また、鍋7に給米するための給米手段13が設置されており、米は給米手段13から米搬送部6、米投入孔15へと順に鍋7に給米される。ここで、水投入孔12、米投入孔15にはそれぞれ、水投入逆止弁16、米投入逆止弁17が設置されており、鍋7内に米や水が投入される時は水投入逆止弁16、米投入逆止弁17は水投入孔12と米投入孔15を開放して、水、米がそれぞれ投入される。逆に水、米を投入する時以外は、各々の逆止弁により各経路内への蒸気やおねばの浸入を防止しているのである。 【0005】以上の自動炊飯器1を使用する動作を簡単に説明すると、まず鍋7をセットし、外蓋8を閉める。そして炊飯量を設定して炊飯スタートを行うとまず米計量部3が設定量の米を計測する。計測された米は米とぎ部4に送られて研米される。米とぎ部4にて研米された米は米搬送部6を通り、米投入孔15の米投入逆止弁17を押し下げ、炊飯部5内の鍋7内に投入される。 【0006】所定量の米が投入されると次に自動給水が開始する。そして給水手段10により供給される水は水投入孔12の水投入逆止弁16を押し下げ鍋7内に投入される。 【0007】所定量の米と水が鍋7に投入されると炊飯が始まる、というのが、炊飯動作の一般的なものである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の従来の技術の構成においては、逆止弁は自在に水投入孔および米投入孔の開閉を行うことはできず、給水時は水投入孔のみが開放し、給米時は米投入孔のみが開放する。また炊飯時、保温時等の給水、給米時以外は米投入孔、水投入孔は双方閉じられている状態にすることしかできなかった。この構成では、例えば送風機などにより米を鍋へ供給する場合、米搬送に必要な風圧は鍋内に充満し、蓋体に設けられた蒸気孔から空気が外部に放出することで鍋内部の圧力を減らすことになるが、蒸気孔はふきこぼれ、保温の関係であまり大きくすることができないため、鍋内の圧力は一時的にはかなりの圧力がかかった状態になってしまう。このために蓋体変形の促進や、蓋体のフック部の変形につながってしまうという問題点があった。 【0009】本発明は、以上のような従来の炊飯器が有している課題を解決するものであり、米投入弁、水投入孔を自在に開閉することを目的とするものである。 【0010】上記のような問題点では、水投入孔を開放することで、空気が水投入孔からも放出し、鍋内の圧力を下げることにより解消することが可能になるのである。加えて、空気が水経路内を通過することで、水経路内の乾燥をも可能になるのである。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために本発明の自動炊飯器は、水投入孔を開閉する水投入弁と、米投入孔を開閉する米投入弁と、前記米投入弁と前記水投入弁の少なくとも一方を自在に開閉する駆動手段を備えたものである。 【0012】これによって、駆動手段が、水投入弁、米投入弁を各々自在に開閉し、水投入弁、米投入弁の開閉状態を炊飯および保温における最適条件に設定することができるものである。 【0013】 【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、米を炊飯する炊飯部と、前記炊飯部内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋体と、前記炊飯部に給水する給水部と、前記炊飯部に給米する給米部と、前記蓋体に有した水投入孔と米投入孔と、前記水投入孔を開閉する水投入弁と、前記米投入孔を開閉する米投入孔と、前記米投入弁と前記水投入弁の少なくとも一方を自在に開閉する駆動手段と、前記炊飯部、前記給水部、前記給米部および前記駆動手段を制御する制御部とを備えたことにより、給米工程で水投入弁を開放し、負荷のかからない給米が可能になるのである。 【0014】また、給水工程においては、例えば給水時に米投入孔を開放できる構成にした場合、水投入時の鍋内の空気が米投入孔から外部に放出できるために、蒸気孔からの放出が必要なくなる。このことで、蒸気孔と水投入孔を共用にすることができ、蓋体のコンパクト化が実現するのである。 【0015】加えて保温工程に米投入孔を開放し、風を送り、余分な水分を飛ばし、保温性能の向上をも可能になるのである。 【0016】以上のように米投入孔および、水投入孔を自在に開閉することで、給米および給水性能の向上のみならず、保温性能の向上、製品のコンパクト化を実現できる自動炊飯器を提供することができる。 【0017】請求項2記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、駆動手段の回転運動を伝達される駆動伝達手段と、前記駆動伝達手段回転運動を略鉛直運動に変換する水投入弁駆動手段と、前記駆動伝達手段回転運動を略鉛直運動に変換する米投入弁駆動手段とを備えたことにより、駆動伝達手段により米投入弁および、水投入弁の開閉が自在に操作できる自動炊飯器を提供することができる。 【0018】請求項3記載の発明は、特に請求項1または2に記載の発明において、水投入弁の開閉を検知する水投入弁開閉検知手段と、米投入弁の開閉を検知する米投入弁開閉検知手段とを有することにより、検知手段が各々の投入弁の開閉を認識するため、駆動手段が1個の場合においても各々の投入弁の開閉状態を認識する自動炊飯器を提供することできるのである。 【0019】請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、水投入時は水投入弁を開放し、米投入弁を閉じたことにより、水投入時の鍋や水同士の跳ね返りによる水しぶきが給米経路に浸入することを防止し、給米機能が向上した自動炊飯器を提供することができる。 【0020】請求項5記載の発明は、特に請求項4記載の発明において、制御部が、水投入弁駆動手段が開放するときに米投入弁駆動手段が開放しないように駆動伝達手段の回転位置を静止させることにより、水投入時の鍋や水同士の跳ね返りによる水しぶきが給米経路に浸入することを防止し、給米機能が向上した自動炊飯器を提供することができる。 【0021】請求項6記載の発明は、特に請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、水投入弁は水の給水完了時より遅延して閉じることにより、水投入完了直後の給水経路内に存在する残水を鍋内に投入が完了してから水投入弁を閉めることができ、給水時以外は給水経路の残水を無くすことができる自動炊飯器を提供することができる。 【0022】請求項7記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、米投入時は米投入弁を開放し、水投入弁は閉じたことにより、米投入時における、砕米や米糠が給水経路内に侵入することを防止した自動炊飯器を提供することができる。 【0023】請求項8記載の発明は、特に請求項7に記載の発明において、制御部が、米投入弁駆動手段が開放するときに水投入弁駆動手段が開放しないように駆動伝達手段の回転位置を静止させることにより、米投入時における、砕米や米糠が給水経路内に侵入することを防止した自動炊飯器を提供することができる。 【0024】請求項9記載の発明は、特に請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、炊飯時、保温時、給米時は、水投入弁を閉じたということは、炊飯時、保温時、給米時以外では水投入弁が開放することであり、これらのことにより水投入経路の乾燥を保持することができる自動炊飯器を提供することができる。 【0025】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0026】(実施例1)図1〜3を参照し、実施例1を説明する。自動炊飯器30は、少なくとも炊飯したい量の米を収納することができる貯米部31、米を計量する米計量部32、米計量部32から供給された米をとぐ米とぎ部33、米とぎ部33でとがれた米を炊飯する炊飯部34、米とぎ部33と炊飯部34を接続する米搬送部35を備えている。水タンク36は水タンク収納部37に着脱自在に収納されて、水タンク36の底にはインペラー38が設けられ、インペラー38の下方部にはインペラー38を回転させるモーター39が配設されている。 【0027】40は制御部で、米計量部32、米とぎ部33、米搬送部35、給水部であるインペラー38、炊飯部34を制御する。 【0028】米とぎ部33は、米計量部32で計量された米を収納する米収納容器41、米収納容器41内で回転自在に配設された回転羽根42、回転羽根42を駆動する米とぎ駆動手段43を備えている。 【0029】米搬送部35は、米搬送ファン(図示しない)が生み出す空気流により米を炊飯部34へ搬送する。搬送された米を鍋45に投入するための米投入孔65と米投入孔65を開閉する米投入弁64が設けられている。 【0030】炊飯部34の詳細を説明すると炊飯部34は米を調理する着脱自在の鍋45、鍋45上方を覆うように設置されている蓋体46、鍋45を設置する本体47で構成されている。蓋体46は一方をヒンジ軸48に軸支されており、蓋体46開放時はヒンジ軸48を中心にして回動しながら蓋体46は開放する。また蓋体46には炊飯中の蒸気を炊飯部34外に排出する蒸気排出部49を設けていると共に、ご飯を上方から加熱するための加熱板50が設定されており、加熱板50を加熱するための加熱手段として蓋コイル51が加熱板50近傍に設置されている。鍋45を加熱する加熱手段としては鍋45底部を加熱する底コイル52、側面を加熱する側面コイル53が鍋45の外面形状に沿うように設定されており、炊飯は底コイル52、側面コイル53、蓋コイル51の全ての加熱手段を使用して炊飯を行うのである。また鍋45の底面中央には底センサー54が鍋45に圧接される状態で設置されており、炊飯中の鍋45の温度を常に測定しているのである。 【0031】この炊飯部34には給水経路56、水投入弁57、水投入孔58が設けられている。また水投入孔58は加熱板50に設けられており、この水投入孔58の開閉を行うための水投入弁57が設置されているのである。水投入孔58の周囲には水投入パッキン60が設置されており、水投入孔58と水投入弁57とのシールを行っている。この水投入弁57が水投入孔58を開閉する構成としては、水投入弁57が上下方向に動作し、水投入パッキン60と水投入弁57の間に隙間ができることにより開閉しているのである。水投入弁57を上下方向に動作させる構成としては、駆動手段である駆動モーター61の回転運動を上下方向の運動に変化させるわけであるが、これらはまず、駆動モーター61の回転を駆動伝達手段である水投入弁駆動歯車62に伝える。この水投入駆動伝達歯車62は側面に凸部(網掛け部)を設け、この凸部と底面部を傾斜面で繋いた形状をしているのである。この水投入弁駆動歯車62は軸が鉛直方向になるように設置されており水平方向に回転する。また中央部分が軸支され、軸支された位置を中心に鉛直方向に運動する弁駆動手段である水投入弁駆動レバー63が水投入弁駆動歯車62付近に設置されており、水投入弁駆動レバー63の一方が水投入弁駆動歯車62の側面に形成された凸部により略鉛直方向に動作し、水平方向の回転運動を鉛直方向の回転運動に変化させるのである。そして、水投入弁駆動レバー63のもう一方側が水投入弁57を動作させることにより、付勢バネ66により常に上方に付勢されている水投入弁57が上下運動をするのである。 【0032】米投入弁64も水投入弁57と同様の機構により動作し、米投入孔65を開閉しているので、詳細な説明は省略する。 【0033】上記構成において、動作を説明する。使用者が米を貯米部31内に投入し、炊飯したい米の量を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押すと、自動炊飯器30の運転が開始する。 【0034】運転が開始されると、制御部40は、使用者が設定した炊飯量に最適な量の水を、給水経路56を介して炊飯部34の鍋45へ供給する。 【0035】次に、制御部40は米計量部32を動作させる。そして、米計量部32は、所定量の米を米収納容器41へ供給する。 【0036】所定量の米が米収納容器41に供給されると、制御部40は米とぎ工程プログラムに従って米とぎ駆動手段43を動作させる。米研ぎ駆動手段43が動作することにより回転羽根42が回転し、米収納容器41内に収納された米をとぐ米とぎ工程が行われる。 【0037】米とぎ工程が終了すると、制御部40は米搬送工程プログラムに従って米搬送ファンおよび米投入弁64を動作させる。そして、米とぎ部33でとがれた米を、米搬送部35を介して炊飯部34の鍋45へ供給する。 【0038】このようにして、所定量の水と米が鍋45へ供給されると、制御部40は米に水を吸収させる浸漬工程プログラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部34を動作させる。炊飯部34が動作することにより、使用者が炊飯したい量の米が炊飯されることになる。所定量の米が炊飯されると、制御部40は、ご飯を保温する保温工程に入る。こうして、ご飯が炊きあがる、というような自動炊飯器が可能になるのである。 【0039】以上のように水投入弁57、米投入弁64を駆動手段により動作させることにより、水投入孔58、米投入孔65の開閉が自在にできるようになり、水投入孔58、米投入孔65をどちらも同時に開放したり、閉じたりすることができる。あるいは、水投入孔58のみを開放し、米投入孔65を閉じたり、米投入孔65のみを開放し、水投入孔58を閉じたりすることができる。以上のような開閉状態が炊飯工程のどの工程においても、各々の投入孔の開閉が自在にできるようになるのである。これらの各々の開閉状態での効果は後に詳細を説明する。 【0040】また、本実施例においては弁駆動手段の動作をモーターの回転を歯車で上下方向の運動に変換して動作させていたが、駆動方法については、モーター方式だけに限定するものではなく、投入孔を開閉する駆動手段を有していればよい。 【0041】また、本実施例は水投入弁57、米投入弁64にそれぞれ駆動手段を設けて説明したが、水投入弁57および米投入弁64の駆動手段は図4に示すように、水駆動伝達歯車62と米駆動伝達歯車68を設け、水投入用レバー63、米投入用レバー67のそれぞれの動作ができるようしている。このように、一つの駆動手段で水投入弁駆動レバー63と米投入弁駆動レバー67の両方を動作させ、水投入孔58と米投入孔65の開閉を行ってもよい。 【0042】また、給米部は米とぎ部33を持たず、貯米部31と米計量部32、米搬送部35のみを備えた無洗米対応の構成のものであってもよい。 【0043】また、自動炊飯器30の動作の説明では、炊飯部34に水を供給してから米を供給するようにしたが、米を供給してから水を供給してもよいし、水と米を同時にまたは交互に供給してもよい。 【0044】(実施例2)図5、6を参照し実施例2を説明する。自動炊飯器の基本構成としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。炊飯部70には給水機構と給米機構が設けられており、加熱板71には、水投入孔72、米投入孔73が設けられており、また、この水投入孔72、米投入孔73の開閉を行うための水投入弁74、米投入弁75が設置されているのである。これらの水投入弁74、米投入弁75の動作は水投入弁駆動レバー76、米投入弁駆動レバー77によって動作しているが、この各々のレバーは駆動伝達歯車78の側面に形成された凸面(網掛け部)により上下運度を行っている。詳しく説明すると、駆動伝達歯車78側面を中心側78aと外周側78bに凸部を設ける。そして水投入弁駆動レバー76の一端を外周側78bに、米投入弁駆動レバー77の一端を中心側78aに当接するように設置する。そして駆動伝達歯車78が回転すると、側面の凸部が各投入レバーの一端にきた時に、それぞれのレバーが押し上げられ、もう一端が各投入弁を押し下げ、投入孔が開放するのである。ここで、駆動伝達歯車78の側面の中心側78aと外周側78bの凸部を検知する検知手段である水投入弁開閉検知マイクロスイッチ79と米投入開閉弁検知マイクロスイッチ80を設置する。以上のような構成にすることにより、水投入孔72、米投入孔73の開閉が検知でき、開閉制御が可能になるのである。つまり各マイクロスイッチが駆動伝達歯車78の凸部を検知するとON、凸部以外はOFFになるように設置することで、水投入孔72が開放、米投入孔73が閉じた場合は水投入弁開閉検知マイクロスイッチ79がON、米投入開閉検知マイクロスイッチ80はOFFする。また水投入孔72、米投入孔73が双方開放するときは、水投入弁開閉検知マイクロスイッチ79、米投入弁開閉検知マイクロスイッチ80が両方ともOFFする。と言うように水投入孔72、米投入孔73の開閉がどのような組み合わせになろうとも、各々のマイクロスイッチのON、OFFの組み合わせにより、検知が可能になり、各投入孔の開閉は自在の操作できるようになるのである。 【0045】また、本実施例はマイクロスイッチにて投入孔の開閉を検知する構成を説明したが、マイクロスイッチに限定するのではなく、リードスイッチであろうが、フォトセンサーであろうが検知手段は限定しない。 【0046】また、本実施例は各々の投入弁の開閉手段を一つの駆動手段で行うことができる構成を説明したが、駆動手段の数量、方式は問わない。 【0047】(実施例3)自動炊飯器の基本構成、水投入孔90の開閉手段、米投入孔91の開閉手段としては、前述の構成と同様のため説明は省略する。図7、8に示すように駆動伝達歯車92の側面を中心側92aと外周側92bに分け、図7、8のように網掛け部を凸形状にし、斜線部は傾斜面として底面部と繋ぐ形状にし、中心側92aと外周側92bとで凸になる部分を90°ずらす形状とする。そして外周側92bに米投入弁駆動レバー93、中心側92aに水投入弁駆動レバー94を駆動伝達歯車92の中心に対向するように当接させる。また米投入孔開閉検知マイクロスイッチ95を米投入弁駆動レバーの当接位置よりも45°反時計回りに移動させた位置に設置し、水投入孔開閉検知マイクロスイッチ96を水投入弁駆動レバー94の当接位置よりも45°時計回りに移動させた位置に設置する。 【0048】以上のような構成にすることで、給水時は図7のように駆動伝達歯車92が回転し、水投入弁駆動レバー94の当接位置に凸部がくると、水投入孔90は開放状態になる。また、この時米投入弁駆動レバー95は凸部以外の位置で当接しているため、米投入孔91は閉じた状態になる。これらの位置を検知するために開閉検知マイクロスイッチを設けているが、この時水投入孔弁開閉検知マイクロスイッチ96はON、米投入弁開閉検知マイクロスイッチ95はOFF状態になっており、各投入孔の開閉の検知は確実にできているのである。 【0049】これらのように、給水時に水投入孔90が開放し、米投入孔91が閉じる状態にできることで、給水時に鍋(図示しない)への飛び散りや水同士では跳ね返りにより発生する水分を米投入孔91から内部に浸入することを防ぐことができるのである。また、米投入時にはさらに駆動伝達歯車92が回転して、米投入用レバー97の当接位置に凸形状がきた場合米投入孔91は開放状態になり、逆に水投入弁駆動レバー94は凸部以外で当接しているため、水投入孔90は閉じた状態になる。これらの位置を検知については米投入開閉検知マイクロスイッチ95がONになり、水投入孔開閉検知マイクロスイッチ96はOFFになっている為、この位置での開放状態は検知してこの状態になっているのである。 【0050】以上のような構成にすることで、米投入時は米投入孔91を開放し、水投入孔90を閉じることにより、米投入時に発生する米糠や、砕米が水投入孔90から内部に侵入することを防止し、給水経路98内の清潔性を保つことができるのである。 【0051】また、炊飯時、保温時、給水時は水投入孔90を閉じるとしたとすると、言い換えると炊飯時、保温時、給水時以外の工程、例えば、何もしていない待機状態などにおいて水投入孔90は開放しているということである。このように炊飯、保温、給水以外の待機時などの工程で水投入孔90が開放しているということは、給水経路(図示しない)の水分を自然乾燥することが出来、給水経路内には常に乾燥しているため、菌などの発生を防ぐことが出来、清潔で安全性の高い炊飯器を提供することができるのである。 【0052】また、給水工程において、給水が開始し、所定水量を検知し、給水を停止するが、停止した直後に水投入孔90を閉じるのではなく、一定時間後に水投入孔90を閉じるようにしている。このような動作にすることにより、給水を停止した直後には給水経路内には水が存在しているが、これらの水が鍋(図示しない)内に投入完了した後に水投入孔90を閉じるようにしているのである。このように給水経路90内の水を完全に鍋内に投入することで、いつも一定量の水が鍋内に投入されることになり、給水量の繰り返しバラツキの誤差が減少し、給水量精度の向上につながる。更に、給水経路98内に水分を残さないようにできるため、給水経路内の菌の発生をも抑えることができるのである。 【0053】 【発明の効果】以上のように、請求項1〜9に記載の発明によれば、給水、給米、炊飯、保温など各工程において米投入弁、水投入弁を自在に開閉することで、各工程における最適な投入弁の開閉状態が可能になり、信頼性、安全性の高い品質の安定した炊飯器を提供することができるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325313(P2003−325313A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135118(P2002−135118) |
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