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【発明の名称】 整理棚
【発明者】 【氏名】韮沢 昇
【住所又は居所】新潟県三条市大野畑16番38号 ニラサワ製販株式会社内

【要約】 【課題】使用者が収納物を支承する支承部の角度を係合部を選択することで容易に変更設定でき、これにより、置きたい場所の状況や使用者の好みに応じた状態で収納物を縦段整理することができ、更に、この支承部の角度調整は簡易な操作により変更可能なため取り扱い性に秀れ、しかも、簡易な構成により、容易に設計実現可能なため量産性にも秀れ、コスト安に実現することができる極めて実用性に秀れた画期的な整理棚を提供すること。

【解決手段】収納物1を支承する支承部3を基体2の上下方向に複数並設状態に突設し、この各支承部3上に前記収納物1を縦段整理する整理棚において、前記支承部3の基端部に設けた係止部4を着脱自在に係合しこの支承部3を突設保持する係合部5を前記基体2の上下方向に複数並設し、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の前記係合部5を備えて、この係合部5を選択して前記係止部4を係合することで前記支承部3の突設角度を可変し得るように構成した整理棚。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 収納物を支承する支承部を基体の上下方向に複数並設状態に突設し、この各支承部上に前記収納物を縦段整理する整理棚において、前記支承部の基端部に設けた係止部を着脱自在に係合しこの支承部を突設保持する係合部を前記基体の上下方向に複数並設し、前記支承部を異なる突設角度に保持する異なる形状の前記係合部を備えて、この係合部を選択して前記係止部を係合することで前記支承部の突設角度を可変し得るように構成したことを特徴とする整理棚。
【請求項2】 前記基体の上下方向に複数の前記係合部を間隔を置いて並設形成し、各係合部は更に夫々複数の係合部を共有し、この共有する複数の共有係合部は、前記支承部を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部を共有する構成として、縦段状態に設ける各支承部を前記異なる形状の共有係合部のいずれかの係合部を選択することで、各段の夫々の支承部の突設角度を可変し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の整理棚。
【請求項3】 前記基体は、立設状態に配設され、対向内面に夫々係合部を上下方向に夫々間隔を置いて並設形成され、前記支承部は、枠状部材で形成され、この支承部の基端部に前記係合部に着脱自在に係合する前記係止部を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の整理棚。
【請求項4】 前記支承部は、基端部を遊離端とする枠状部材で構成し、この支承部の基端部を折曲して外方へ突設する折曲突設部を形成し、この折曲突設部を前記係合部に挿入係止する形状に設定して前記係止部とし、支承部の基端部を内方へ弾圧変形させて前記支承部の基端部の前記係止部を係合部に位置させ、この支承部の基端部の外方への戻り弾性により前記係止部を前記係合部に係合するように構成したことを特徴とする請求項3記載の整理棚。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鍋やフライパンといった調理器具などを縦段整理する整理棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば、流し台の上などに載置して、鍋やフライパンなどの調理器具を上下方向に所定間隔を置いて複数縦段整理する整理棚は、調理器具を流し台の上や引き出し内に無造作に積み重ねたりすることなく整理して置いておけるため便利である。
【0003】この整理棚は、二本の柱材を所定長さ離して立設し、この二本の柱材の下部に夫々の柱材を立設保持し得る接地部を設けて整理棚本体を形成し、この整理棚本体に鍋やフライパンなどの調理器具を支承し得る支承部を上下方向に間隔を置いて突設して成るものである。
【0004】具体的には、この夫々の柱材の上下方向に、前記支承部を突設保持するための係合孔を所定間隔を置いて複数設け、この係合孔に、平面視コ字形の枠部材で構成した支承部の基端部を係合して水平突設し、この支承部上に調理器具を支承して縦段整理するものである。
【0005】この整理棚は、調理器具を略水平状態で縦段整理するため、この調理器具を安定性良く縦段整理でき、また、収納・取り出しが容易である点で秀れるが、調理器具が水平方向に載置されることで、例えば片手鍋やフライパンの取手が大きく外方へ飛び出てしまったりして載置スペースをとってしまう問題点がある。
【0006】一方、既存の整理棚の中には、調理器具を支承するための支承部を斜め上方に向けて複数突設し、この支承部上に調理器具を斜めにして支承することで調理器具を夫々傾けた状態で縦段収納する整理棚がある。
【0007】この整理棚は調理器具を斜めにして縦段整理できるため、例えば片手鍋やフライパンの取手が水平方向ではなく上方に向くように収納でき、これにより、前述の水平方向に縦段整理し得る前記整理棚に比べて載置スペースをとらない点で秀れるが、調理器具を斜めにして収納するため、安定性に劣り、少し動かしただけでフライパンなどが整理棚からずれ落ちてしまう懸念を有する。また、載置スペースを十分確保できる状況にあっても、調理器具を傾けた状態で載置することとなるため、好ましくない。
【0008】従って、現状では、整理棚を載置するスペースや使用状況に応じて、収納物を縦段整理する状態を変えることができないため、不便であると言える。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点をなんとか解決できないか鋭意検討,研究を重ねた末これを解決したもので、使用者が収納物を支承する支承部の角度を係合部を選択することで容易に変更設定でき、これにより、置きたい場所の状況や使用者の好みに応じた状態で収納物を縦段整理することができ、更に、この支承部の角度調整は簡易な操作により変更可能なため取り扱い性に秀れ、しかも、簡易な構成により、容易に設計実現可能なため量産性にも秀れ、コスト安に実現することができる極めて実用性に秀れた画期的な整理棚を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0011】収納物1を支承する支承部3を基体2の上下方向に複数並設状態に突設し、この各支承部3上に前記収納物1を縦段整理する整理棚において、前記支承部3の基端部に設けた係止部4を着脱自在に係合しこの支承部3を突設保持する係合部5を前記基体2の上下方向に複数並設し、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の前記係合部5を備えて、この係合部5を選択して前記係止部4を係合することで前記支承部3の突設角度を可変し得るように構成したことを特徴とする整理棚に係るものである。
【0012】また、前記基体2の上下方向に複数の前記係合部5を間隔を置いて並設形成し、各係合部5は更に夫々複数の係合部5を共有し、この共有する複数の共有係合部5は、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部5を共有する構成として、縦段状態に設ける各支承部3を前記異なる形状の共有係合部5のいずれかの係合部5を選択することで、各段の夫々の支承部3の突設角度を可変し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の整理棚に係るものである。
【0013】また、前記基体2は、立設状態に配設され、対向内面に夫々係合部5を上下方向に夫々間隔を置いて並設形成され、前記支承部3は、枠状部材で形成され、この支承部3の基端部に前記係合部5に着脱自在に係合する前記係止部4を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の整理棚に係るものである。
【0014】また、前記支承部3は、基端部を遊離端とする枠状部材で構成し、この支承部3の基端部を折曲して外方へ突設する折曲突設部6を形成し、この折曲突設部6を前記係合部5に挿入係止する形状に設定して前記係止部4とし、支承部3の基端部を内方へ弾圧変形させて前記支承部3の基端部の前記係止部4を係合部5に位置させ、この支承部3の基端部の外方への戻り弾性により前記係止部4を前記係合部5に係合するように構成したことを特徴とする請求項3記載の整理棚に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0016】係合部5に係止部4を係合すると、支承部3を所定角度で突設保持し、この支承部3上に収納物1を所定角度で縦段整理できることとなる。
【0017】また、係合部5から係止部4を取り外し、この係合部5とは異なる形状(異なる向き)の別の係合部5に係止部4を係合すると、前記所定角度とは異なる角度で支承部3を突設保持できることとなり、よって、支承部3上に収納物1を前記所定角度とは異なる角度で縦段整理できることとなる。
【0018】即ち、基体2の上下方向に、支承部3を所定角度に突設保持し得る係合部5の他にこの係合部5とは異なる形状(異なる向き)の係合部5を備えることで、これら係合部5を単に選択して係止部4を係合するだけで、一台の整理棚でありながら、異なる角度に支承部3を突設することができ、これにより、整理棚を置こうとする場所の状況や使用者の好みに応じて収納物1を縦段整理する状態を可変できることとなる。
【0019】従って、例えば、収納物1を安定性よく載置し、また、収納物1を収納・取り出しし易いように縦段整理したい場合には、支承部3の突設角度を例えば略水平とする係合部5を単に選択して係止部4を係合するだけでこれを実現でき、また、限られたスペースにコンパクトに収納物1を縦段整理したい場合には、支承部3を例えば所定角度上方に向けて突設し得る係合部5を単に選択して係止部4を係合するだけで実現することができる。
【0020】また、例えば、各係合部5は更に夫々複数の係合部5を共有し、この共有する複数の共有係合部5は、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部5を共有する構成とすれば、単に支承部3を異なる角度で突設保持できるだけでなく、支承部3を設ける各段毎に突設角度を選択してこの選択した角度で突設保持できることとなる。
【0021】即ち、支承部3を所望する角度に突設するために、この支承部3を設けようとする段が所定の段に限られてしまうことなく、所望する段に所望する角度で支承部3を突設保持できることとなり、よって、より一層整理棚を置こうとする場所の状況や使用者の好みに応じた状態で収納物1を縦段整理できることとなるなど、一層実用的となる。
【0022】また、例えば、前記基体2は、立設状態に配設され、対向内面に夫々係合部5を上下方向に夫々間隔を置いて並設形成され、前記支承部3は、枠状部材で形成され、この支承部3の基端部に前記係合部5に着脱自在に係合する係止部4を設けた構成とすれば、安定した状態で収納物を縦段整理でき、しかも、一層容易に支承部3の突設角度を可変操作できる上、簡易な構成により容易且つコスト安に設計実現でき量産性にも秀れるなど、一層実用的となる。
【0023】また、例えば、前記支承部3は、基端部を遊離端とする枠状部材で構成し、この支承部3の基端部を折曲して外方へ突設する折曲突設部6を形成し、この折曲突設部6を前記係合部5に挿入係止する形状に設定して前記係止部4とし、支承部3の基端部を内方へ弾圧変形させて前記支承部3の基端部の係止部4を係合部5に位置させ、この支承部3の基端部の外方への戻り弾性により前記係止部4を前記係合部5に係合するように構成すれば、複雑な機構を設けずとも、支承部3の弾性作用を利用して支承部3の基端部を単に弾圧変形させるだけで係止部4を係合部5から取り外すことができ、また、係合部5を選択してこの撓んだ状態の支承部3を元に戻すだけで係止部4を係合部5に容易に係合することができ、よって、支承部3の突設角度を一層容易に可変できることとなるなど、一層実用的となる。
【0024】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0025】本実施例は、収納物1を支承する支承部3を基体2の上下方向に複数並設状態に突設し、この各支承部3上に前記収納物1を縦段整理する整理棚において、前記支承部3の基端部に設けた係止部4を着脱自在に係合しこの支承部3を突設保持する係合部5を前記基体2の上下方向に複数並設し、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の前記係合部5を備えて、この係合部5を選択して前記係止部4を係合することで前記支承部3の突設角度を可変し得るように構成したものである。
【0026】即ち、前記基体2の上下方向に複数の前記係合部5を間隔を置いて並設形成し、各係合部5は夫々複数の係合部5を共有し、この共有する複数係合部5は、前記支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部5として、縦段状態に設ける各支承部3を前記異なる形状の共有係合部5のいずれかを選択することで、各段の夫々支承部3の突設角度を可変し得るように構成している。
【0027】前記基体2は、二本の柱部を所定間隔を置いて立設し、夫々の柱部の下端部に接地部7を設けることで形成した構成としている。
【0028】具体的には、基体2は、図1に示すように、正面視略逆コ字状の枠体を設け、この枠体の左右部を前記柱部とし、この夫々の柱部の下部に架設杆2Aを架設した構成としている。
【0029】これにより、基体2に後述の支承部3を複数設けることで、基体2の左右部が外方に押動されても、基体2の左右遊離端は架設杆2Aにより確固に固定されているため、押し広げられたりすることはなく、支承部3をしっかりと基体2に突設することができる。
【0030】また、本実施例の基体2は合成樹脂を原料に一体成形により形成した構成としている。これにより、簡易且つコスト安に製造することができ、秀れた量産性を発揮することができ、また、ちょっとしたデザイン変更なども容易に行うことができる。尚、本実施例では、基体2を合成樹脂製としたが、金属製としても良い。
【0031】また、基体2の下端部に設けた接地部7は、金属製線材を平面視略コ字状に折曲した枠状体で構成し、この枠状体の遊離端を基体2の下端部に着脱自在に係合係止した構成としている。これにより、基体2に支承部3を複数突設し、調理器具を複数縦段整理しても、接地部7が基体2を良好に支承するため、整理棚が横転したりすることなく安定性良く載置することができる。尚、基体支承部7は、この基体支承部7上に調理器具を載置収納することもできるため、調理器具を支承する支承部3としての働きも成し得ることとなる。
【0032】本実施例の基体2は、正面視逆コ字状の枠体の遊離端間に架設杆2Aを設け下端部に接地部7を設けた構成としたが、支承部3を突設保持し得る構成であれば適宜採用しても良く、例えば、二本の柱材を所定長さ離して立設し、この柱材の下端部に接地部を設けただけの構成としても良く、この際、接地部に車輪を設けて基体を移動可能に構成しても良い。
【0033】本実施例の支承部3は、金属製枠状部材で形成され、この支承部3の基端部には係合部5に着脱自在に係合する係止部4を設けた構成としている。尚、本実施例では、支承部3を金属で形成した構成としたが、合成樹脂により形成した構成としても良い。
【0034】具体的には、支承部3は、図2に示すように、金属製線材を平面視略コ字形に折曲して形成し、遊離端部には、平面から見て外方へくの字状に突設する折曲突設部6を形成して前記係止部4を構成している。
【0035】そして、この折曲突設部6を係合部5に係合することで基体2に支承部3を突設し得る構成としている。
【0036】係合部5は、図1に示すように、外方へくの字状に突設した折曲突設部6が係合し得る溝に形成した構成としている。
【0037】また、本実施例では、この溝を貫通状態として長窓孔5に形成している。
【0038】この係合部5となる長窓孔5に折曲突設部6を係合すると、この長窓孔5の長さ方向に支承部3が突設する構成としている。
【0039】これにより、この長窓孔5を異なる向きに設けることで、支承部3を異なる角度に突設保持し得る構成としている。即ち、本実施例における支承部3を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部5は、係合部5となる長窓孔5の形成向きを異ならせることで実現した構成としている。
【0040】また、係合部5は、基体2の左右部(柱部)の対向内面に夫々上下方向に夫々所定間隔を置いて複数並設形成した構成としている。
【0041】更に、本実施例では、支承部3を突設する各段(即ち同じ高さ位置)に異なる向きの係合部5を設けた構成としている。これにより、各段毎にこの支承部3の突設角度を選択してこの選択した角度で突設保持することができ、よって、所望する段に所望する角度で支承部3を突設保持できることとなる。
【0042】しかも、本実施例では、各段において、異なる向きの各係合部5が共有する構成としている。
【0043】具体的には、各段において、異なる向きの係合部5を交差して設けた構成としている。
【0044】また、各係合部5は、夫々の係合部5の略中央部で交差した構成としている。
【0045】これにより、例えば各段に異なる向きの係合部5を共有させずに設けた場合(隣接して設けた場合)に比して、設置スペースを取らずにより省スペースで前記支承部3の突設角度を可変し得る共有係合部5を設けることができ、よって、よりコンパクトで見栄えもよい整理棚を実現することができる。
【0046】また、夫々の係合部5をその略中央部位で交差して共有係合部5を構成したため、係合部5に係合した係止部4を離脱し、この離脱した状態で単に係止部4を所定角度傾けて再び係合するだけで異なる角度で支承部3を突設することができる。即ち、例えば、異なる向きの係合部5を共有させずに隣接させた場合、所定角度で突設する支承部3の角度を変えようとすれば、係合部5から係止部4を離脱し、この離脱した状態で、前記係合部5に隣接する異なる向きの係合部5まで係止部4を移動してこの係合部5の向きに合わせて係止部4を傾けた後、係合しなければならないが、本実施例では、係合部5に係合する係止部4を離脱し、単に係止部4を所定角度傾けて再び係合するだけで、係止部4を移動させることなく支承部3の突設角度を変えることができる。
【0047】更に具体的には、本実施例の共有係合部5は、一方の係合部5を水平方向に設け、他方の係合部5をこの水平方向の係合部5に対して略45度上方に向けて交差して設けた構成としている。
【0048】従って、水平方向の係合部5を選択して係止部4を挿入係止すると支承部3が水平方向に突設保持され調理器具を水平支承でき、略45度傾いた係合部5を選択して係止部4を挿入係止すると支承部3が略45度上方に向いた状態で突設保持され調理器具を略45度傾けて支承できる構成としている。
【0049】本実施例において、係合部5の形成角度を水平方向とこの水平方向に対して略45度傾けた状態とに設定したのは、最も使用する頻度が高いと考えられるためであり、前述のように、整理棚を載置できるスペースが十分ある場合には、支承部3を水平に突設させて調理器具を安定して縦段整理でき、載置スペースがあまりない場合には、支承部3を略45度傾けて突設することで、よりコンパクトに調理器具を縦段整理することができる。
【0050】尚、調理器具を略45度よりも大きい角度で縦段整理した際には、調理器具が不安定となり整理棚からずり落ち易くなる懸念があり、反面、略45度よりも小さい角度で調理器具を縦段整理した際には、水平に縦段整理した際と載置スペースがそれほど変わらなくなるため、コンパクトに縦段収納できないこととなる。また、共有係合部5は、水平方向に形成した係合部5と略45度傾いた状態に形成した係合部5とで構成されたものに限られるものではなく、収納物を良好に縦段整理できる角度であれば適宜採用しても良く、例えば係合部5を三つ以上夫々異なる角度で交差して共同係合部5を形成した構成としても良い。
【0051】前記基体2の左右両側部の上部には、基体2を壁などに掛止するための掛止部8を設けた構成としている。これにより、本実施例の整理棚は、載置して使用する他にも、壁などに掛けて使用することができる。
【0052】尚、本実施例の整理棚は、鍋やフライパンなどの調理器具を縦段整理する整理棚としたが、例えば本を縦段整理する整理棚としても良く、収納したい物を支承部により良好に支承できればその物を縦段整理し得る整理棚として使用しても良い。
【0053】尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、使用者が収納物を支承する支承部の角度を選択することができ、これにより、置きたい場所の状況や使用者の好みに応じた状態で収納物を縦段整理することができ、更に、この支承部の角度設定は簡易な操作により設定可能なため取り扱い性に秀れ、しかも、簡易な構成により、容易に設計実現可能で量産性にも秀れ、コスト安に実現することができる極めて実用性に秀れた画期的な整理棚となる。
【0055】即ち、基体の上下方向に、支承部を所定角度で突設保持する係合部を複数並設し、支承部を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部を備えることで、これら係合部を単に選択して係止部を係合するだけで、支承部を所望の角度で突設保持して収納物を縦段整理できることとなる極めて実用性に秀れた画期的な整理棚となる。
【0056】また、請求項2記載の発明においては、各係合部は更に夫々複数の係合部を共有し、この共有する複数の共有係合部は、支承部を異なる突設角度に保持する異なる形状の係合部を共有する構成としたことで、単に支承部を異なる角度で突設保持できるだけでなく、各段毎に単に支承部を傾けてこの支承部を突設保持する角度を選択し、この選択した角度で収納物を縦段整理することができる一層実用性に秀れた画期的な整理棚となる。
【0057】また、請求項3記載の発明においては、安定した状態でより多くの収納物を縦段整理でき、しかも、簡易な構成で容易且つコスト安に設計実現できる量産性にも秀れた一層実用的な整理棚となる。
【0058】また、請求項4記載の発明においては、支承部の基端部を弾圧変形させて係止部を係合部に位置させて、この支承部の基端部の外方への戻り弾性により係止部を係合部に係合させるだけで、支承部を基体に突設できるため、極めて簡易な操作により支承部を異なる角度に突設することができ、また、一層簡易な構成でより製造容易となり、よりコスト安に実現することができる一層実用性,作業性に秀れた画期的な整理棚となる。
【出願人】 【識別番号】592141835
【氏名又は名称】ニラサワ製販株式会社
【住所又は居所】新潟県三条市大野畑16番38号
【出願日】 平成14年4月22日(2002.4.22)
【代理人】 【識別番号】100091373
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 剛 (外1名)
【公開番号】 特開2003−310456(P2003−310456A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−119074(P2002−119074)