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【発明の名称】 バーコードスキャナを有する製パン機
【発明者】 【氏名】金 鐵

【氏名】李 泰旭

【氏名】成 翰俊

【要約】 【課題】バーコードがバーコードスキャナと安定的に接触するようにしたバーコードスキャナを有する製パン機を提供する。

【解決手段】ミキシングバッグが上部ローラーの回転により巻き取られるにつれて、バーコードスキャナがバーコードと点接触したままでバーコードを判読する。上部ローラーは扁平部と円弧部からなり、前記扁平部には前記円弧部とともに円形トラックを形成する円弧ガイド部が設けられることにより、前記バーコードが前記上部ローラーに設けられた円形トラックに沿って案内されて前記バーコードスキャナと接触し前記バーコードを通過する。トラックには環状溝が設けられ、バーコードの環状溝の幅に相当する部分が上部ローラーから離隔したままでバーコードスキャナの先端と接触するようにする。バーコードスキャナはバーコードを判読するためのバーコードリーダを有し、バーコードリーダの先端はバーコードと点接触するチップを形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 製パン材料が収容されたミキシングバッグを巻き取って前記製パン材料を練り物にする上部及び下部ローラーと、前記ミキシングバッグに付着されたバーコードを判読するため、前記ミキシングバッグが前記上部及び下部ローラーの回転により巻き取られるにつれて、前記上部及び下部ローラーのいずれかに巻き取られる前記バーコードと接触したままで前記バーコードを判読するバーコードスキャナとを含むことを特徴とする製パン機。
【請求項2】 前記上部ローラーは扁平部と円弧部からなり、前記扁平部には前記円弧部とともに円形トラックを形成する円弧ガイド部が設けられることにより、前記バーコードが前記上部ローラーに設けられた円形トラックに沿って案内されて前記バーコードスキャナと接触し前記バーコードを通過することになることを特徴とする請求項1記載の製パン機。
【請求項3】 前記製パン機は、前記バーコードスキャナの先端部との接触による前記円形トラックの磨耗を防止し、前記上部ローラーの回転による振動を吸収して前記バーコードと前記バーコードスキャナとが円滑に接触するようにするため、前記円形トラックに付着されたパッドをさらに含むことを特徴とする請求項2記載の製パン機。
【請求項4】 前記円形トラックには環状溝が設けられ、前記バーコードは前記環状溝により前記上部ローラーから離隔したままで前記バーコードスキャナと接触することを特徴とする請求項2記載の製パン機。
【請求項5】 前記バーコードスキャナは前記バーコードを判読するためのバーコードリーダを含み、前記バーコードリーダには前記バーコードと点接触するチップが設けられることを特徴とする請求項2記載の製パン機。
【請求項6】 前記バーコードスキャナは、前記バーコードリーダを収容して支持する中空のシリンダ状のホルダと、前記ホルダを縦方向に特定の距離だけ移動できるように収容する、中空シリンダ状のブラケットとをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の製パン機。
【請求項7】 前記バーコードスキャナは、前記バーコードを前記バーコードリーダのチップに案内するため、前記バーコードリーダの前方に配設されるガイドキャップをさらに含むことを特徴とする請求項6記載の製パン機。
【請求項8】 前記ガイドキャップは前記ホルダの先端部にネジで結合されることを特徴とする請求項7記載の製パン機。
【請求項9】 前記製パン機は、前記バーコードを前記上部ローラーと密着するように付勢させるため、前記ブラケットと前記ホルダとの間に介在されるコイルスプリングをさらに含むことを特徴とする請求項7記載の製パン機。
【請求項10】 前記バーコードスキャナは、前記バーコードリーダの後端部を取り囲んで保護するため、前記ホルダの後端部に結合されるカバーを含むことを特徴とする請求項7記載の製パン機。
【請求項11】 前記製パン機はハウジングと前記ハウジングの前方を選択的に開閉するためのドアとをさらに含み、前記カバーの一端には一つ以上の係止突起が設けられ、前記ハウジングの第1端部は前記カバーの前記係止突起に係止され第2端部には前記ドアの動作により前後に移動するレバーが設けられるので、ドアが開放されたとき、前記バーコードリーダが前記上部ローラーと接触し、前記ドアが閉鎖されたとき、前記バーコードリーダが前記レバーによる前記カバーの後方移動により前記上部ローラーから離隔されることを特徴とする請求項10記載の製パン機。
【請求項12】 前記製パン機は、前記バーコードスキャナが前記レバーにより選択的に前記上部ローラーと接触するか分離されるように、前記ハウジングの内部後側に位置し、前記バーコードスキャナが堅く付着された後板をさらに含むことを特徴とする請求項11記載の製パン機。
【請求項13】 前記ガイドキャップは、前記バーコードリーダのチップが前方に突出するように中央に孔が設けられ、前記ミキシングバッグが掛からなく前記上部ローラーの周囲に巻き取られるように前方に曲面のガイド面が設けられることを特徴とする請求項7記載の製パン機。
【請求項14】 ハウジング、及び前記ハウジングを選択的に開閉させるドアと、前記ドアに設けられた多数のヒーターと、前記ハウジング内に設けられたベーキングトレイ及びスクレーパと、製パン材料を収容するミキシングバッグを巻き取って前記製パン材料を練り物にする上部及び下部ローラーと、前記ミキシングバッグが前記上部及び下部ローラーの回転により巻き取られるにつれて、前記上部及び下部ローラーのいずれかの周囲に巻き取られたバーコードと接触したままで前記ミキシングバッグに付着された前記バーコードを判読するバーコードスキャナとを含むことを特徴とする製パン機。
【請求項15】 前記上部及び下部ローラーのいずれかは、円弧部を有する第1部材と、扁平部を有する第2部材とをさらに含み、前記扁平部には前記円弧部とともに円形トラックを形成する円弧ガイド部が設けられることにより、前記バーコードが円形トラックに沿って案内されて前記バーコードスキャナと接触し前記バーコードを通過することになることを特徴とする請求項14記載の製パン機。
【請求項16】 前記製パン機は、前記製パン機で振動又は衝撃が発生するとき、前記バーコードスキャナが前記バーコードを正確に判読するように、前記円形トラックに付着された振動及び衝撃吸収要素をさらに含むことを特徴とする請求項15記載の製パン機。
【請求項17】 前記円形トラックには前記バーコードと前記ミキシングバッグが巻き取られる前記円形トラックの中央に沿って環状溝が設けられることを特徴とする請求項15記載の製パン機。
【請求項18】 前記信号及び衝撃吸収要素は、前記第1及び第2部材が磨耗することを防止するため、前記円形トラックに付着されることを特徴とする請求項16記載の製パン機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製パン機に関し、より詳しくは柔軟性のある材質で作られたミキシングバッグに付着されたバーコードを正確に判読し得るように改善された構造を有する、バーコードスキャナを有する製パン機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製パン機は製パン材料が内蔵されたミキシングバッグを用いてパンを作る装置で、ミキシングバッグに収容された製パン材料の特性に応じていろいろのパンを自動に作ることができる。
【0003】図1は従来の製パン機の外観を概略的に示すものである。同図に示すように、製パン機は、外観をなすハウジング1と、前記ハウジング1の前方に開閉可能に設けられるドア2とを備える。ハウジング1の前面には、使用者のための表示部3が設けられ、ハウジング1の内部には、製パンのための装置が内蔵されている。ドア2には、製パン機の作動時、ハウジング1の内部を観察し得るように、ウィンドウ4が設けられている。
【0004】図2はハウジング1の内部に製パン空間を形成する製パン機の内部構造を概略的に示すものである。同図に示すように、製パン機は、一定間隔で離隔して配置された一対のフレーム5間に設けられたベーキングトレイ6と、上部ローラー7及び下部ローラー8と、スクレーパ9とを備える。また、ドア2の内面には、ベーキングトレイ6内の練り物状になった製パン材料を加熱して煮る一対のヒーター11が設けられている。
【0005】ベーキングトレイ6は、その内部に後述するミキシングバッグ20が収容され製パンされる空間を形成し、上部ローラー7及び下部ローラー8はそれぞれミキシングバッグ20の上下部を把持してミキシングバッグを正回転及び逆回転させることにより、ミキシングバッグ20に内蔵された製パン材料が混合され練り物になるようにする。このため、上部及び下部ローラー7、8にはミキシングバッグ20を把持するための突起10が多数設けられている。
【0006】スクレーパ9は、その中心部に柔軟性のある材質で作られたミキシングバッグ20の上端部が通過するように、スリット9aを形成することにより、上下部ローラー7、8が回転してミキシングバッグ20が上方に移動するとき、ミキシングバッグ20自体は通過できるようにする反面、ミキシングバッグ20に収容された製パン材料がそれ以上上方に移動できないようにミキシングバッグを密着させる。一方、ベーキングトレイ6の中心部にも、スクレーパ9と同一機能をするスリット6a(図4参照)が形成されていいるので、ミキシングバッグ20が下方に移動するとき、ミキシングバッグ20自体は通過できるようにする反面、ミキシングバッグ20に収容された製パン材料はそれ以上下方に移動できなくベーキングトレイ6に留まって練り物になるようにする。
【0007】図3は製パン材料を収容して図2のベーキングトレイ6に収容されるミキシングバッグ20の形状を示すものである。同図に示すように、ミキシングバッグ20はビニルのような柔軟な材質で作られ、その内部には製パン用乾燥材料21が収容されている。また、このミキシングバッグ20の内部には、乾燥材料21と混ぜ合わせられて練り物になるようにするベーキング液が収容された内部バッグ22が密封されている。乾燥材料21は製パン原料となる小麦粉のような穀物を含む。前記内部バッグ22はミキシングバッグ20がスクレーパ9のスリット9a(図2参照)を通過するときに破れ、ベーキング液が乾燥材料21と混合される。
【0008】ミキシングバッグ20の上部と下部には多数の把持孔23が形成され、これら把持孔23が上下部ローラー7、8の突起10に結合されることにより、ミキシングバッグ20が上下部ローラー7、8により把持されるようにする。
【0009】また、ミキシングバッグ20の表面にはバーコード24が付着されている。このバーコード24は、混合時間、ローラーの回転速度、醗酵時間及び温度、ベーキング時間及び温度などのような製パンのための情報を提供する。
【0010】図4はミキシングバッグ20が上下部ローラー7、8に把持された状態で従来のバーコードスキャナによりスキャニングされることを示すものである。
【0011】同図に示すように、ミキシングバッグ20は、その内部に収容された乾燥材料21がベーキングトレイ6に位置し、その上部と下部がそれぞれスクレーパ9のスリット9aとベーキングトレイ6のスリット6aを通過した状態で把持孔23が上下部ローラー7,8の把持突起10に結合され把持される。
【0012】ミキシングバッグ20に付着されたバーコード24を判読するための従来のバーコードスキャナ25は、ミキシングバッグ20のバーコード24と対向して配置されるように、ミキシングバッグ20から一定距離だけ離隔され上部ローラー7の下部に設けられている。したがって、製パン作業を開始するに先立ち、バーコードスキャナ25が作動して、ミキシングバッグ20に付着されたバーコード24を判読することになる。すなわち、上部ローラー7と下部ローラー8を正方向(図4で、時計方向)に低速で回転させると、ミキシングバッグ20の上端部が上部ローラー7に巻き取られるとともにミキシングバッグ20の表面に付着されたバーコード24がバーコードスキャナ25を通過する。この際、バーコードスキャナ25がバーコード24から製パンのための情報を読み取ることになる。
【0013】その後、バーコードスキャナ25により判読された情報によって、上部ローラー7と下部ローラー8を正方向と逆方向に交番に回転させて練り物にし、続いて練り物がベーキングトレイ6に置かれた状態で、ドア2の内面に装着されたヒーター11を作動させて煮ることになる。
【0014】しかし、前記のように構成された従来の製パン機は、バーコードスキャナ25がバーコード24から一定間隔で離隔されたままで判読する非接触方式によりなされ、またバーコード24は柔軟な材質のミキシングバッグ20に付着されているため、ミキシングバッグ20が上部ローラーの回転により上方に移動するとき、その方面が平らにならなく屈曲面となる状況が発生し、よってバーコードスキャナ25がバーコード24を正確に判読することができなくなる。このように、製パンのための情報が正確に判読されないと、パンが正常に作られないので、使用者に信頼性を与えなくなる。
【0015】また、バーコードから一定間隔で離隔した状態でバーコードを判読する非接触式タイプの従来のバーコードスキャナは、接触式バーコードスキャナに比べ値段が高くて製品競争力を低下させる欠点があるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は前述した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、バーコードと直接接触してバーコードの情報を判読する接触式スキャナを有する製パン機を提供することである。
【0017】本発明のほかの目的は、バーコードが巻き取られる上部ローラーの構造を改善して、バーコードが安定にバーコードスキャナと接触するようにして、バーコードが正確に判読できるようにした、バーコードスキャナを有する製パン機を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成するための、本発明は、製パン材料が収容されたミキシングバッグを巻き取って前記製パン材料を練り物にする上部及び下部ローラーを含む製パン機を提供する。また、前記製パン機は、前記ミキシングバッグに付着されたバーコードを判読するため、前記ミキシングバッグが前記上部及び下部ローラーの回転により巻き取られるにつれて、前記上部及び下部ローラーのいずれかに巻き取られる前記バーコードと接触したままで前記バーコードを判読するバーコードスキャナを含む。
【0019】前記上部ローラーは扁平部と円弧部を含む。前記扁平部には前記円弧部とともに円形トラックを形成する円弧ガイド部が設けられることにより、前記バーコードが前記上部ローラーに設けられた円形トラックに沿って案内されて前記バーコードスキャナと接触し前記バーコードを通過することになる。
【0020】本発明の一面によると、前記製パン機は、前記バーコードスキャナの先端部との接触による前記円形トラックの磨耗を防止し、前記上部ローラーの回転による振動を吸収して前記バーコードと前記バーコードスキャナとが円滑に接触するようにするため、前記円形トラックに付着されたパッドをさらに含む。
【0021】本発明の一面によると、前記円形トラックには環状溝が設けられ、前記バーコードは前記環状溝により前記上部ローラーから離隔したままで前記バーコードスキャナと接触する。
【0022】本発明のほかの面によると、前記バーコードスキャナは前記バーコードを判読するためのバーコードリーダを含む。前記バーコードリーダには前記バーコードと点接触するチップが設けられる。
【0023】本発明のほかの面によると、前記バーコードスキャナは、前記バーコードリーダを収容して支持するホルダと、前記ホルダを収容するホルダと、前記バーコードを前記バーコードリーダのチップに案内するため、前記バーコードリーダの前方に配設されるガイドキャップとをさらに含む。
【0024】本発明のさらにほかの面によると、前記製パン機は、前記バーコードを前記上部ローラーと密着するように付勢させるため、前記ブラケットと前記ホルダとの間に介在されるコイルスプリングをさらに含む。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
【0026】図5及び図6はそれぞれドアが閉じた状態と開いた状態の本発明によるバーコードスキャナを有する製パン機の内部構造を示す断面図である。同図に示すように、本発明によるバーコードスキャナを有する製パン機は、製パンが行われるハウジング1と、前記ハウジング1の開放された前面を開閉し、その内面には複数のヒーター11が設けられたドア2とを有するが、前記ハウジング1の内部には、ベーキングトレイ6と、ベーキングトレイ6の上部に配置されたスクレーパ9と、スクレーパ9の上部に回転可能に設けられる上部ローラー30と、ベーキングトレイ6の下部に回転可能に設けられる下部ローラー40と、上部ローラー30に密着可能に設けられるバーコードスキャナ50とが設けられる。
【0027】製パン材料が内蔵されその上部表面にバーコード24が付着されたミキシングバッグ20は、その上部と下部がそれぞれスクレーパ9の中心部とベーキングトレイ6の中心部に形成されたスリット9a、6aに挿入されるとともに、その上端と下端がそれぞれ上部ローラー30と下部ローラー40に結合されて把持されている。前記上部ローラー30と下部ローラー40はモータ(図示せず)により循環されるベルト(図示せず)により正方向と逆方向に回転できる。
【0028】本発明によるバーコードスキャナ50は、ドア2の開閉動作に連動して作動されるレバー60により上部ローラー30に対し接触又は分離できる方式で、ハウジング1の後方に設けられた後板1aに固定され、上下部ローラー30、40の正方向回転によりバーコード24と接触するように配置されている。
【0029】すなわち、図5に示すように、ドア2を閉じると、ドア2によりレバー60が一体的に後方に押されて、バーコードスキャナ50を上部ローラー30から分離させる。一方、図6に示すように、ドア2を開けると、弾性復元力を有するレバー60が元の位置に復元して、バーコードスキャナ50を上部ローラー30に密着させる。
【0030】このような構造により、図6に示すように、ドア2が開放されバーコードスキャナ50が上部ローラー30に密着した状態で、上部ローラー30が低速で正回転することにより、バーコードスキャナ50がミキシングバッグ20のバーコード24(図3参照)を判読し、バーコードスキャナ50の判読が完了してドア2を閉じると、図5のように、バーコードスキャナ50が上部ローラー30から分離された状態で上下部ローラー30、40が正逆回転することで製パン材料を練り物にするものである。
【0031】図7及び図8はそれぞれ本発明のバーコードスキャナ50の分解斜視図及び組立断面図である。
【0032】図7に示すように、本発明によるバーコードスキャナ50は、その先端部に、バーコード24と接触するチップ51aが設けられたバーコードリーダ51と、バーコードリーダ51を収容して支持するための中空のシリンダ状のホルダ52と、前記ホルダ52を前後方向に一定距離だけ移動できるように収容する中空のシリンダ状のブラケット53と、ホルダ52の後端に結合され、バーコードリーダ51の後端部を保護するカバー54とを有する。
【0033】ホルダ52の後端部には一対の孔が形成され、カバー54には、前記孔52aに挿合される一対の突出部54aが設けられるので、前記カバー54が前記ホルダ52に結合できる。
【0034】ブラケット53の後端には複数のネジ孔53aが形成され、このネジ孔53aを通じて、ハウジング1の後板1a(図5参照)にネジが結合されることにより、本発明のバーコードスキャナが後板1aに固定される。
【0035】ブラケット53とこのブラケット53が嵌合されるホルダ52との間にはコイルスプリング55が配置される。このコイルスプリング55により、ブラケット53が後板1aに固定された状態で、バーコードリーダ51が収容されるホルダ52が上部ローラー30側に付勢されるようにして、バーコードリーダ51の先端に設けられたチップ51aが上部ローラー30との接触を維持するようにする。
【0036】ホルダ52の先端には、ミキシングバッグ20が上部ローラー30に巻き取られるとき、ミキシングバッグ20の先端部がバーコードリーダ51のチップ51aに円滑に案内されるようにするガイドキャップ56が設けられている。このガイドキャップ56の前面は前方に膨らんで案内面56aをなし、この案内面56aの中心には、バーコードリーダ51のチップ51aが前方に突出されるようにする孔56bが形成されている。前記案内面56aは、ミキシングバッグ20の先端部が掛からなく上部ローラー30に巻き取られるように、一定曲率を有するが、平面を有するように形成されてもその機能発揮には何の問題もない。前記ガイドキャップ56の後端の内周面にはネジ部(図示せず)が設けられ、このネジ部はホルダ52の先端部の外面に形成されたネジ部52bと螺合されることで、ガイドキャップ56がホルダ52に固定できる。
【0037】また、カバー54の一側面には、図5及び図6に示すレバー60の後端部が係止される係止突起54bが設けられるので、ドア2に連動するレバー60により、ブラケット53は固定されたままで、カバー54とホルダ52が前後に移動可能になる。
【0038】図8は前記構成要素の組立状態を示す本発明のバーコードスキャナ50の断面図である。同図に示すように、本発明のバーコードスキャナ50は、ブラケット53がハウジング1の後板1aにネジで結合され、後端にカバー54が結合されているホルダ52は、ブラケット53に挿入された後、その外周面にコイルスプリング55が嵌合され、ホルダ52の先端部に形成されたネジ部52bとガイドキャップ56に形成されたネジ部(図示せず)が結合されることにより、組み立てられるものである。
【0039】このように組み立てられた状態で、コイルスプリング55はその両端がそれぞれガイドキャップ56の外向フランジ56cとブラケット53の内向フランジ53bとの間に係止され伸縮可能になる。このようなコイルスプリング55により、バーコードリーダ51が収容されているホルダ52が上部ローラー30側に付勢され、よってバーコードリーダ51のチップ51aが上部ローラー30に密着可能に配置される。また、レバー60により後方に外力が作用すると、コイルスプリング55が圧縮されるとともにホルダ52が後方に移動することにより、バーコードリーダ51のチップ51aが上部ローラー30から離隔できる。
【0040】図9は本発明の第1実施例による上部ローラー30と、この上部ローラー30に接触するように配置された本発明のバーコードスキャナ50を示すものである。
【0041】同図に示すように、本発明の第1実施例による上部ローラー30は、円弧部32が設けられている第1部材31と、前記第1部材31の円弧部32の反対面に結合されて扁平部34を形成する第2部材330とから構成され、断面略“D”形の棒状をなす。第1部材31はアルミニウムのような比較的軽い金属で製作され、第2部材33は合成樹脂から成形され、前記第1部材31の内部にネジで結合される。第2部材33には、ミキシングバッグ20の把持孔23が結合される多数の把持突起35が設けられる。しかし、前記のような形状及び構造を有する単一部材に加工して作ることもできる。
【0042】バーコードと対向する第2部材33の扁平部34の一部には、第1部材31の円弧部32とともに円形トラック37を形成する円弧ガイド部36が設けられる。この円弧ガイド部36とこれに対応する円弧部32により、バーコードスキャナ50と接触するトラック37は円形をなすので、第2部材33がバーコードスキャナ50に接触しても、円弧部32と扁平部34間の境界地点でバーコードスキャナ50と上部ローラー30間の接触が瞬間的に断絶されないようにする。
【0043】また、前記トラック37にはゴムのような薄い弾性材料から作られたパッド38を付着することにより、第1部材31と第2部材33がバーコードスキャナ50のチップ51aとの直接的な接触により磨耗しないようにするとともに、バーコード判読作業の際、上部ローラー30の回転により発生する振動を吸収して、バーコードスキャナ50のチップ51aがトラック37から離隔しなく持続的に接触を維持するようにする。
【0044】図10はドア2が開放された状態で、前記のように構成された本発明の第1実施例による上部ローラー30の回転によりミキシングバッグ20のバーコード24がバーコードスキャナ50により判読される課程を示すもので、図10Aはバーコード24が付着されたミキシングバッグ20の回転が開始していない上部ローラー30に結合されたものを示し、図10Bは上部ローラー30の回転によりミキシングバッグ20のバーコード24が本発明のバーコードスキャナ50に接触した状態を示す。
【0045】図10Aに示すように、上部ローラー30が停止しているとき、ミキシングバッグ20は上部ローラー30に付着された状態で配置される。この状態から、上部ローラー30が正方向(図面で時計方向)に回転すると、ミキシングバッグ20の上端部は上部ローラー30の外周面に沿って移動して、図10bに示すように、バーコードスキャナ50を通過し、続いて上部ローラー30の外周面に巻き取られる。
【0046】この際、ミキシングバッグ20のバーコード24が付着された部分は上部ローラー30に形成された円形のトラック37に巻き取られ、その先端部がバーコードスキャナ50のガイドキャップ56によりバーコードリーダ51のチップ51aに案内されるとともにバーコード24がバーコードスキャナ50と接触したままで円滑に通過される。
【0047】一方、上部ローラー30はその回転中心に対して完全な同心円をなしながら回転することはできない。よって、上部ローラー30が偏心して回転すると、バーコードスキャナ50と上部ローラー30間で軽微な振動が発生し、これにより、バーコード24を正確に判読できない場合が発生する。また、外部から衝撃が加わると、瞬間的にバーコードスキャナ50が上部ローラー30から離隔する現象が発生することもある。
【0048】しかし、本発明による上部ローラー30のトラック37には前記のような振動あるいは衝撃を吸収し得るパッド38が付着されているので、バーコード24がバーコードスキャナ50と接触したままで通過することができるものである。
【0049】図11は図9に対応する図面で、本発明の第2実施例による上部ローラー30Aと、この上部ローラー30Aに隣接して配置された本発明のバーコードスキャナ50を示すものである。
【0050】ここで、第2実施例による上部ローラー30Aはミキシングバッグ20のバーコード24が巻き取られるトラック37の中央に環状溝39がさらに設けられたことを除き、図9に示す第1実施例による上部ローラー30と同一の構造を有する。したがって、以下では環状溝39の構造と作用についてだけ説明する。
【0051】前記環状溝39は一定の幅及び深さでトラック37の中心部に形成され、バーコードスキャナ50のチップ51aは前記環状チップ39に対応する位置に置かれる。したがって、バーコード24を判読するためにドア2が開放されると(図6参照)、バーコードスキャナ50のチップ51aはトラックの表面と同一面上に位置して、前記環状溝39から一定間隔、つまり環状溝の深さに相当する間隔で離隔して位置する。
【0052】図12はローラーの周囲に形成された環状溝39の機能を示す図1の部分断面図であり、図13は図12の“A”部を拡大して示すものである。同図に示すように、上部ローラー30Aが回転してミキシングバッグ20が上部ローラー30Aに巻き取られると、ミキシングバッグ20のバーコード24はトラック37に沿って巻き取られ、バーコードスキャナ50のチップ51aは環状溝39から一定間隔で離隔したままで通過するバーコード24と接触して判読することになる。
【0053】このように、バーコードスキャナ50のチップ51aが環状溝39により上部ローラー30Aから離隔したままでバーコード24を判読するので、上部ローラー30Aの回転による振動又は外部衝撃が発生しても、バーコードスキャナ50がバーコード24から分離する現象なしにバーコード24に密着された状態を維持し、これにより、より安定的にバーコード24を判読することになる。
【0054】すなわち、バーコードスキャナ50は、バーコードスキャナ50のチップ51aがトラック37に形成された環状溝39に置かれ、環状溝39の深さだけ上部ローラー30Aから離隔したままで弾性バーコード24に密着して判読することになる。この状態で、上部ローラー30Aで振動が発生するかあるいは外部から衝撃が加わると、図13に示すように、バーコードスキャナ50のチップ51aにより、柔軟な材質のミキシングバッグ20が環状溝39内に押し込まれ、環状溝39の内部空気のクッション作用により、かつミキシングバッグ20の自体弾性により振動又は衝撃が効果的に吸収され、バーコードスキャナ50のチップ51aがバーコード24に密着した状態を維持することになる。
【0055】また、第2実施例の構造により、上部ローラー30Aはバーコードスキャナ50と接触していない状態を維持するため、接触による上部ローラー30Aの磨耗が発生しない。
【0056】ここで、本発明は、バーコードが上部ローラーに巻き取られてバーコードスキャナにより判読されるものとして例示したが、これに限定されなく、下部ローラーを上部ローラーと同一構造を有するように構成し、バーコードスキャナを下部ローラーに対応する位置に設置しても、同等の作用効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるバーコードスキャナを有する製パン機は、バーコードスキャナがバーコードと直接接触して判読する構造を有するため、低廉な製品を製造することができる効果があるものである。
【0058】また、バーコードが巻き取られる上部ローラーに断面円形のトラックを設けるとともに、前記トラックに振動及び衝撃吸収構造を設けたので、振動又は衝撃が発生しても、バーコードスキャナがバーコードを正確に判読することができ、バーコードの情報と一致するパンを製造することができるものである。
【出願人】 【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【出願日】 平成14年10月1日(2002.10.1)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外1名)
【公開番号】 特開2003−310454(P2003−310454A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−289038(P2002−289038)