| 【発明の名称】 |
加熱調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】金森 雅人 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】岸本 直人 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
|
| 【要約】 |
【課題】部品数を増やすことなく扉と調理庫の密閉性を保つことができて扉からの煙漏れを防ぐことができ、さらには扉のがたつきも無くした加熱調理器を提供する。
【解決手段】本体1内に設置された前面開口の調理庫5と、この調理庫5の開口部において調理庫5を本体1に固定するフロントプレート7と、前記調理庫5の前面開口部を覆う扉6と、前記扉6に連結された受け皿9と、扉6を調理庫5から引き出すハンドル8とよりなるロースター部2を備えた加熱調理器において、前記ハンドル8の下部に先端にフック13を有するおさえ11を設けるとともに、前記フロントプレート7の下部枠7aに前記おさえ11を挿通する逃げ穴12を設け、ロースター部2を調理庫5内に収納したときおさえ11のフック13が逃げ穴12を乗り越えて固定されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体(1)内に設置された前面開口の調理庫(5)と、この調理庫(5)の開口部において調理庫(5)を本体(1)に固定するフロントプレート(7)と、前記調理庫(5)の前面開口部を覆う扉(6)と、前記扉(6)に連結された受け皿(9)と、扉(6)を調理庫(5)から引き出すハンドル(8)とよりなるロースター部(2)を備えた加熱調理器において、前記ハンドル(8)の下部に先端にフック(13)を有するおさえ(11)を設けるとともに、前記フロントプレート(7)の下部枠(7a)に前記おさえ(11)を挿通する逃げ穴(12)を設け、ロースター部(2)を調理庫(5)内に収納したときおさえ(11)のフック(13)が逃げ穴(12)を乗り越えて固定されることを特徴とした加熱調理器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は加熱調理器のロースター部の扉部に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の加熱調理器、例えば誘導加熱調理器においては、図5に示すように調理器具本体1の上部左右に誘導加熱部18を備え、その下部の左側に魚等の調理物を加熱するロースター部2を備え、右側の前面にロースター部2と誘導加熱部18を操作する操作部17を備えている。 【0003】そして、ロースター部2は図6に示すように前面が開口した調理庫5と、調理庫5を固定するフロントプレート7と、調理庫5の後部に接続され調理中の煙を本体1外に排気する排気口4と、調理庫5の開口部をふさぐ扉6と、扉6に連結された受け皿9と、調理庫5内の上部に設けられ、魚等を調理するための加熱ヒーター14によって構成され、扉6を閉めたときの調理庫5との密閉性は、扉6と連結される受け皿9の自重のみによって保持されている。尚図5において、3は本体1の後部上面に設けられた吸気口である。 【0004】また、特開平11−121163号に示すように、本体または調理庫の下部にドアキャッチを設け、ハンドルの下部にこのドアキャッチと対向するようにおさえを設け、扉を閉めた時に扉の下部に設けたおさえをドアキャッチに差し込んで前記扉と調理庫の前面開口部との密閉性を保つよう構成したものがある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち最初に示すものは、扉6と受け皿9の自重のみで密閉性を保持していることから調理庫5と扉6の密閉性が閉め方によって大きく変わってしまうため隙間が発生しやすく、その隙間から煙漏れを助長しやすいという課題があった。 【0006】また、扉6に連結されている受け皿9と調理庫5の接点で扉6の水平度を一定に保つようにしているため、受け皿9が変形すると、扉6の閉状態ががたついて外観を損ねるという課題があった。 【0007】また、後者に示すものは、本体または調理庫の下部にドアキャッチ部を追加して組み立てなければならず、部品が増えることによる作業工程と原価が増加する課題があった。 【0008】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、本体内に設置された前面開口の調理庫と、この調理庫の開口部において調理庫を本体に固定するフロントプレートと、前記調理庫の前面開口部を覆う扉と、前記扉に連結された受け皿と、扉を調理庫から引き出すハンドルとよりなるロースター部を備えた加熱調理器において、前記ハンドルの下部に先端にフックを有するおさえを設けるとともに、前記フロントプレートの下部枠に前記おさえを挿通する逃げ穴を設け、ロースター部を調理庫内に収納したときおさえのフックが逃げ穴を乗り越えて固定されるようにしたものである。 【0009】これによって部品数を増やすことなく扉と調理庫の密閉性を保つことができ、扉からの煙漏れを防ぐことができるとともに、扉のがたつきも無くした加熱調理器を提供できるものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から図4を参照しながら説明する。 【0011】図1は本発明の一実施例を示すロースター加熱部の要部側面断面図で、1は加熱調理器の本体、10は鍋等の被加熱物(図示せず)を載置する絶縁板で本体1の上面に水平に設置されている。18は誘導加熱部で絶縁板10の下面に設置されている。2はロースター部で、誘導加熱部18の下部に設置され、魚等の調理物を加熱するものである。 【0012】前記ロースター部2は、前面が開口した調理庫5と、この調理庫5の開口部において調理庫5を本体1に固定する枠体よりなるフロントプレート7と、調理庫5の後部に接続され調理中の煙を本体1外に排気するための排気口4と、調理庫5の開口部をふさぐ扉6と、扉6の前面下部に設けられたハンドル8と、扉6に連結された受け皿9と、調理庫5内の上部に設けられた魚等の調理物を加熱する加熱ヒーター14によって構成され、また扉6はハンドル8と扉枠15およびガラス16で構成されている。11はハンドル8の下部にこれと一体に設けられたおさえで、その先端に図4に示すように下面に突部を有するフック13を少なくとも1箇所以上設けている。 【0013】12はこのフック13と対向するようにフロントプレート7の下部枠7aに設けられた逃がし穴で、フック13を挿通する大きさを有している。 【0014】以上のように構成された加熱調理器についてその作用を説明する。 【0015】魚等の調理物を受け皿9の上に載せるために使用者がハンドル8を引き出すと、それに連動して受け皿9が調理庫5からスライドして引き出される。そこで受け皿9内に魚等の調理物を載せ、ハンドル8を押し、スライドさせて調理庫5内に収納する。 【0016】その後、加熱ヒーター14に通電し加熱すると調理物の温度が上昇し煙が発生する。 【0017】通常、この煙は調理庫5の後方にある排気口4から排気されるが、扉6とフロントプレート7の間に隙間が開いている場合はその隙間から煙漏れが発生する。 【0018】しかし、本構成の場合は扉6をフロントプレート7に押し当てるようにして閉めることにより、ハンドル8の下部に設けたおさえ11のフック13がフロントプレート7の逃げ穴12を挿通してそれを乗り越え、そこで引っかかって固定されるため、扉6とフロントプレート7との間に隙間が発生せず、調理庫5内部の温度上昇と共に煙は排気口4に流れていく。 【0019】さらに、扉6の閉状態での外観は受け皿9が熱や外部の圧力等により変形を起こしてしまった場合でも、フック13がフロントプレート7に引っかかり固定されているためがたつきが発生せず、また扉6の水平度もおさえ11とフロントプレート7の接点によって保たれるので外観を損ねることが無く使用することができる。 【0020】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、調理庫から受け皿を出し入れするハンドルの下部に設けたおさえの先端にフックを設け、このフックがフロントプレートの逃げ穴を乗り越えて引っかかるようにしたので、特別に部品を増やすことなく調理庫の開口部と扉との密閉性を保つことができ、扉より煙漏れが発生することがない加熱調理器を提供することができる。 【0021】また、フックと逃げ穴によって扉の水平度が常に保たれるため、扉のがたつきが発生せず外観を損ねることがない加熱調理器を提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005131 【氏名又は名称】株式会社日立ホームテック 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1
|
| 【出願日】 |
平成14年4月26日(2002.4.26) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−310446(P2003−310446A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−125077(P2002−125077) |
|