| 【発明の名称】 |
飲料供給装置の供給構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 信義 【住所又は居所】東京都港区南青山2丁目12番14号 株式会社ユニマットオフィスコ内
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| 【要約】 |
【課題】お茶やコーヒー等の飲料を供給する飲料供給装置において、供給される飲料が最後まで勢い良く流下されるとともに、一杯分の飲料の最後にポタポタと滴下することを抑制できる供給構造を提供すること。
【解決手段】本発明の飲料供給装置の供給構造は、複数の供給口から流下する飲料を受けて、更に下方に流下させるように構成された飲料供給装置における飲料供給構造において、前記供給口から流下する飲料を受けて流出部に集中するように形成された受け部を、各飲料別に互いに独立して複数個設けるとともに、各受け部には、流入側の開口が前記流出部に開口し、流出側の開口が前記流入側の開口より低い位置に開口したサイフォン管をそれぞれ備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の供給口から流下する飲料を受けて、更に下方に流下させるように構成された飲料供給装置における飲料供給構造において、前記供給口から流下する飲料を受けて流出部に集中するように形成された受け部を、各飲料別に互いに独立して複数個設けるとともに、各受け部には、流入側の開口が前記流出部に開口し、流出側の開口が前記流入側の開口より低い位置に開口したサイフォン管をそれぞれ備えたことを特徴とする飲料供給装置の供給構造。 【請求項2】各受け部に備えられた複数のサイフォン管を一体に連結し、一体に連結した状態で、各受け部に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置の供給構造。 【請求項3】サイフォン管の流出側の開口の端縁は、側面視階段状に形成したことを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の飲料供給装置の供給構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はオフィス等に設置されてお茶やコーヒー等の飲料を供給する飲料供給装置に関し、特に飲料を流下させる供給構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の一般的な飲料供給装置は、給水タンクと、給水タンクから供給される水を冷却する冷却装置と、給水タンクから供給される水を加熱する貯湯装置と、冷却装置で冷却された水若しくは貯湯装置の高温の水に粉末原料を溶解させて飲料容器に供給する攪拌溶解装置とをケーシングに収納し、水を貯留した給水タンクからポンプで汲み上げ、この汲み上げられた水を冷却装置で冷却し、若しくは加熱タンクで加熱し、これに粉末原料を溶解させて供給口の下方に差し出されたカップ等の飲料容器に供給するようにしてある。このとき、複数種類の飲料を供給する装置の場合には、各飲料毎の供給口から流下する飲料を一カ所に集中させて、その集中させた場所に差し出されたカップ等の飲料容器に流下させて供給するために所定構造の供給構造が備えられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】こうした飲料供給装置の供給構造は、特開昭58−92091号や特開昭62−243096号等の公報に開示されているように、各飲料毎の供給口からパイプやホースや受け皿等によって一カ所に集中させるように構成されているが、供給される一杯分の飲料の最後の少量は、一滴ずつポタポタと滴下して最後の一滴がいつなのか解りにくいという問題があった。特に、最後になるほど、滴下する間隔が長くなるのでイライラすることもあった。さらに、カップ等の飲料容器を取り出した後に滴下すると、見苦しいとともに、周囲が汚れやすいという問題もあった。 【0004】そこで、本発明は上記諸問題に鑑みて提案されたものであって、供給される飲料が最後まで勢い良く流下されるとともに、一杯分の飲料の最後にポタポタと滴下することを抑制できる供給構造を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の請求項1にかかる飲料供給装置の供給構造は、複数の供給口から流下する飲料を受けて、更に下方に流下させるように構成された飲料供給装置における飲料供給構造において、前記供給口から流下する飲料を受けて流出部に集中するように形成された受け部を、各飲料別に互いに独立して複数個設けるとともに、各受け部には、流入側の開口が前記流出部に開口し、流出側の開口が前記流入側の開口より低い位置に開口したサイフォン管をそれぞれ備えたことを特徴としている。 【0006】請求項2にかかる飲料供給装置の供給構造は、各受け部に備えられた複数のサイフォン管を一体に連結し、一体に連結した状態で、各受け部に対して着脱自在に構成したことを特徴としている。請求項3にかかる飲料供給装置の供給構造は、サイフォン管の流出側の開口の端縁は、側面視階段状に形成したことを特徴としている。 【0007】 【作用】本発明によれば、各飲料は各受け部によって一カ所に集中されるとともに、各受け部に集中された飲料は、サイフォン管によって流下される。このとき、飲料の液位が高まるとサイフォン管が作動し始める。そして、供給口から流下する飲料は流出部に集中するように形成されているので、集中部に集中された飲料は、集中部に開口しているサイフォン管によって最後の少量の飲料まで勢い良く吸い込まれて流下される。 【0008】特に、サイフォン管の流出側の開口が流入側の開口より低い位置に開口しているので、サイフォン管内に残った最後の少量の飲料は勢い良く流下される。その水流の勢いによって、集中部に残った少量の飲料も吸い上げられ、集中部には殆ど残留しない。また、前記水流の勢いによって、サイフォン管内部の飲料も殆ど全て流下されるので、サイフォン管の内部にも殆ど残留しない。従って、サイフォン管内に残留した飲料が滴下することも抑制される。また、サイフォン管の流出側の開口の端縁は、側面視階段状に形成されているので、開口における表面張力の作用が抑制され、最後の一滴も表面張力で開口に保持されることなく落下する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料供給装置の供給構造にかかる一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の飲料供給装置の供給構造を備えた飲料供給装置の概略構成を示す正面図、図2はその側面図であって、図中符号1はこの飲料供給装置を全体的に示す。図中符号2はコーヒー等の粉末が充填されたキャニスターであり、略角筒状に形成された樹脂製容器の下部は谷状に形成されて、その谷状部分3にはスクリューコンベア4が配設されている。 【0010】また、前記キャニスター2の上部の開口部にはキャニスター蓋5が開閉可能に設けられている。符号6は前記キャニスター2の送り出し口に装着されたシュータであり、キャニスター2から前記スクリューコンベア4によって水平方向に送り出される所定量の粉末を下方に落とすように構成されている。符号7は前記シュータ6の下部開口の下方に配設されたミキサであり、底面に流出管(図示せず)が設けられた略カップ状の形状に形成されている。このミキサ7の上部開口には、前記シュータ6の下部開口とともに、給湯管8と冷水管9とが開口している。 【0011】前記給湯管8から供給される温水は、ケーシング10の下半部分に設置された水タンク11の水を後述する貯湯装置Hにて所定の温度以上に加熱したものである。また、前記冷水管9から供給される冷水は、給水タンク11から供給された水を後述する冷却装置Cにて所定温度以下に冷却したものである。前記ミキサ7はターンテーブル12に載置され、ターンテーブル12はモータ13で回転駆動される。なお、ミキサ7は、ターンテーブル12の回転軸と偏心して装着されており、このターンテーブル12はミキサ載置台14にベアリング15を介して回転自在に取り付けられている。 【0012】前記ミキサ7の流出管は、前記ベアリングの中心と前記ミキサ載置台14とを貫通して下方に開口している。そして、図示しない制御回路からの指令に基づいて回転開始したミキサ7の内部に、制御回路からの指令に基づいて前記シュータ6からは所定量の粉末が供給される。【0013】また、前記給湯管8からは所定量の温水が供給され、前記冷水管9からは所定量の冷水が供給される。偏心して回転するミキサ7の内部に供給された粉末は温水もしくは冷水、またはその両方によって所定の定濃度に溶解されるとともに充分に攪拌される。ミキサ7が回転中は、溶解した液体は遠心力によってミキサ7の内壁近傍に保持されるので、底面中央の供給口からは殆ど流出しない。所定時間経過後に、制御回路からの指令に基づいてターンテーブル12の回転が停止されるとミキサ7の回転も停止されるので、遠心力で保持されていた混合済みの飲料は底面中央の供給口から一気に流出する。 【0014】以上のようなキャニスター2、シュータ6、ミキサ7、ターンテーブル12からなる一連の供給機構16が、飲料の種類毎に例えば4系列(例えばコーヒー、緑茶、ウーロン茶、ハーブティーの4系列)設けられている。符号17は前記各系列の供給機構16の下部に配設されて、本発明の構成を備えた飲料供給装置の供給構造としての液受けトレーである。この液受けトレー17は、4系列の何れかの系列のミキサ3の供給口から流出して供給される液体、もしくはミキサを介せずに直接供給される冷水もしくは温水を受けて、中央部に形成されたサイフォン式流出機構18によって下部へ流出させる。 【0015】前記液受けトレー17の詳細を、図4〜7を参照しながら説明する。図4においては、液受けトレイ17とサイフォン式流出機構18とを分解した状態の斜視図を示した。液受けトレイ17には、4系統のミキサの供給口から飲料が流下する位置、及び、冷水もしくは温水が流下する位置に受け部17A、17B、17C、17D、17Eが形成されている。 【0016】各受け部は、上方に開口するとともに、側面は隔壁17Fによって仕切られて、流下した飲料が相互に混合しないように互いに独立させて構成されている。また、各受け部の底面は、中央近くに形成された流出部17Gに向かって低くなるように傾斜が設けられており、流下した飲料が全て流出部17Gに集まるように構成されている。この流出部17Gには、周囲よりさらに一段低く形成された吸込み部17Hが形成されている。前記吸込み部17Hの近傍には、前記サイフォン式流出機構18の流出側パイプが挿通される孔17Jが形成されている。このような吸込み部17Hと孔17Jとは各受け部の流出部17Gにそれぞれ形成されている。 【0017】サイフォン式流出機構18は、前記5つの受け部17A、17B、17C、17D、17Eに供給される飲料を流下させるための5本のサイフォン管を一体化させたものである。図4に示したサイフォン式流出機構18の斜視図においては、前記サイフォン管を符号18Aを付して2本のみ破線で示した。 【0018】図5は、図4において分解して示した液受けトレイ17にサイフォン式流出機構18を装着した状態を示した使用状態の斜視図である。図5の状態においては、サイフォン式流出機構18の各サイフォン管の流入側の開口は各受け部の流出部に開口し、各サイフォン管の流出側の開口は各孔を通過して液受けトレイ17の下方に開口している。この状態で、4系統のミキサの供給口から流下する飲料、及び、別途流下する冷水もしくは温水は、図5において5本の下向きの矢印で示したように、それぞれ受け部17A、17B、17C、17D、17Eに流下して供給される。 【0019】それぞれの受け部に供給した飲料は、底面の傾斜に沿って最も低い流出部に向かって流れる。そして、液位が低い場合にはサイフォンが作用しないので流出することなく貯留される。そして、サイフォン管の逆U字状のピーク部を越えるとサイフォンが作用し始め、飲料を吸い込んで流出側の開口から流下させ始める。このようにして、受け部に貯留している飲料はサイフォン式流出機構18を介して下方に流下する。 【0020】そして、受け部に貯留している飲料の残量が少なくなってもサイフォンが作用している間は、サイフォンによって勢い良く吸い込まれて流下し続ける。最後まで残った飲料も、サイフォンによって一挙に吸い込まれるので、流出部には殆ど残留しない。また、流出側の開口が流入側の開口より低い位置であるので、サイフォン管の内部の飲料も殆ど全て流出側に吸引されて流出するので、サイフォンの作用が切れたときに流入側に逆流することもなく、サイフォン管の内部にも殆ど残留しない。従って、一杯分の飲料の最後において数滴が滴下することも抑制できる。 【0021】図4図におけるX−Y線断面の、正面から見て左側半分を図6に示した。この図6において、受け部17Aに供給された飲料は、底面の傾斜に沿って最も低い流出部17Gに向かって流れる。そして、サイフォン式流出機構18のサイフォン管18Aの流入側の開口18Bは、液受けトレイ17の流出部17Gに対峙するべく下方に開口している。そして、前記サイフォン管18Aの流出側の開口18Cは、延設された流出側パイプ18Dによって前記流入側の開口18Bより低い位置に開口しているとともに、流入側の開口18Bの開口面積は流出側の開口18Cの開口面積より小さくなっている。このような流入側の開口18Bと流出側の開口18Cとのレベル差と、開口面積の差とによって、サイフォンによる勢いの強い吸引作用が得られるとともに、吸引途中にエアをかむことを防止できるのである。なお、前記流出側の開口18Cは側面視階段状に形成されている。 【0022】この勢いの強い吸引作用によって、上述したように、最後まで残った飲料も、サイフォンによって一挙に吸い込まれて、流出部には殆ど残留しないとともに、サイフォン管の内部にも殆ど残留しない。従って、一杯分の飲料の最後において数滴が滴下することも抑制できるのである。 【0023】図7は前記サイフォン式流出機構18の正面図であり、破線で示したように、複数本のサイフォン管18Aを備えている。各サイフォン管18Aの流出側の開口18Cは、流入側の開口18Bより低い位置となっている。さらに、流出側の開口18Cの端面は側面視階段状に形成されているので、最後の一滴が開口18Cにおける表面張力によって保持されることを防止できる。前記側面視階段状とは、開口の端面が側面視で曲線でなく不連続な折れ線状になっている状態を示している。図示した例は、1段の階段状であるが、更に複数段の階段状としてもよいことは当然である。 【0024】再び、図1、2において、符号19は前記液受けトレー17の中央部の流出部の下方に配設されたカップ受であり、カップ(飲料容器)Kを乗せる水平なスノコ状のコップ載置台20と、コップ載置台20の下方に配設された漏斗状の排水受21と、カップKを囲繞して壁状に立設されたカップ受内パネル22と、上部のカップ受内パネル蓋23とを備えている。前記カップ受19の排水受21の排水口24の下方には排水トレー25が配設され、この排水トレー25で受けた排水は排水タンク26に貯留される。排水タンク26が満水位になると図示は省略したが、水位センサーによって警報が発せられる。 【0025】次に、飲料供給装置1の飲料を形成する流れを図3に基づいて説明する。給水タンク11の水は、メインポンプ30によってフィルター31及び電磁弁32・33を介して貯湯装置Hと冷却装置Cに供給される。貯湯装置Hにおいて、電熱ヒータ34によって所定温度以上に加熱された温水は2次ポンプ35によって各系列の給湯側電磁弁36を介して各ミキサ7へ供給される。冷却装置Cにおいては、給水タンク11から供給される水は、冷媒を用いた冷凍サイクル40によって所定の温度以下に冷却され、各系列の冷水側電磁弁37を介して各ミキサ7へ供給される。なお、4系列以外に、何れのミキサ7をも介せずに冷水若しくは温水が直接液受けトレーへ供給される系列38も備えている。 【0026】以上の例においては、5つの系統の飲料をカップ供給する構成で説明したが、複数の系統の飲料を供給する装置に本発明の飲料供給装置の供給構造を採用することができることはいうまでもない。 【0027】 【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る飲料供給装置の給水構造によれば、受け部に供給された飲料をサイフォンによって下方に流下させるので、受け部内に殆ど残留しないとともに、一杯分の飲料の最後でも数滴に分かれて滴下することなく一気に流下させることができるので、短時間で全量を供給することができ、快適で操作性の優れた飲料供給装置を提供できるのである。特に、請求項2によれば、複数のサイフォン管を一体にまとめたので、メンテナンス性が良くなるという効果も得られる。さらに、請求項3によれば、流出側の開口の端縁を側面視階段状に形成したので表面張力が作用しにくく、殆どの飲料が流下した後から滴下することがなくなり快適に使用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398016865 【氏名又は名称】株式会社ユニマットオフィスコ 【住所又は居所】東京都港区南青山2丁目12番14号
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| 【出願日】 |
平成14年4月24日(2002.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076406 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳
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| 【公開番号】 |
特開2003−310445(P2003−310445A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−122194(P2002−122194) |
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