| 【発明の名称】 |
炊飯器 |
| 【発明者】 |
【氏名】柴田 能利 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区桃園町6番23号 パロマ工業株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】釜の有無の検知と、釜の温度の検出との両方の精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】炊飯室2に釜3を載置すると、温度センサー10の感熱部10aが、釜3の底凹部3bの中央部に当接して下降する。一方、筒体用蓋21は、釜3の筒体3cの下端全周に当接して筒体3cを塞いで下降する。この下降により作動片22が釜スイッチ6から離れて、コントローラ5は、釜3が載置されたことを検知する。感熱部10aは、キャップバネ15により首振り可能となるため、首振り自由度が大きい。また、釜3の載置の検知に用いられる押動体20は、感熱部10aとは独立して下降するため、感熱部10aの首振りを制限しない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 炊飯室内に載置された釜の底面に感熱部を接触させて該釜底の温度を検出する温度センサーと、該釜の載置を検知するための釜スイッチおよび該釜の載置により該釜底に当接し昇降することで該釜スイッチをオン・オフ動作させる押動体を有する釜有無検知手段とを備えた炊飯器において、上記押動体を上記感熱部とは独立して昇降可能に設けると共に、上記温度センサーは、器具に固定される支柱の頂部に上記感熱部を首振り自在に設けたことを特徴とする炊飯器。 【請求項2】 上記釜底に上記温度センサーの上記感熱部を囲む筒体を該釜底から垂下させて設けると共に、上記釜有無検知手段に該筒体の下端全周に当接して該筒体の開口を塞ぐ筒体用蓋を設け、該筒体用蓋の昇降により上記押動体を上下に進退させることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 【請求項3】 上記筒体用蓋に中央孔を形成して、該中央孔に上記支柱を遊挿すると共に、上記押動体を該筒体用蓋から該支柱と平行に下方へ延ばしたことを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、釜底部の温度を検出する炊飯器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、燃焼熱により炊飯を行うガス炊飯器が知られている。一般に釜の下方には、図6,図7に示すように、釜103の底面103aに当接して釜底103aの温度を検出する温度センサー110が設けられ、その下方には、釜103が炊飯室102内に載置されたか否かを検知する釜スイッチ6が設けられる。コントローラ5は、これらの信号に基づいてバーナ4の燃焼制御を行う。尚、図7の2点鎖線は、釜有り状態を示す。 【0003】温度センサー110は、伝熱された釜底103aの温度を検出する感熱素子113と、釜底103aに当接し感熱素子113を収納する感熱部110aと、感熱部110aを昇降可能に支持する円筒状の連動筒114と、支持筒台130上に設けられ連動筒114を上方向に付勢するセンサーバネ115とから主に構成される。この感熱部110aは、支持筒台130の上部に固定された支持筒131によってガイドされながら昇降する。尚、支持筒131と感熱部110aとの間(図中C)、および連動筒114と支持筒台130との間(図中D)には多少の隙間があり、連動筒114と一体になった感熱部110aが若干首振りできるように構成されている。 【0004】また、連動筒114の下端にはフランジ114aが形成され、釜スイッチ6を押すことができる構成となっている。従って、温度センサー110の感熱部110aおよび連動筒114は、釜103が炊飯室102に載置される前では、センサーバネ115の付勢力により上方に位置し、連動筒114が釜スイッチ6を押してオン状態にする。これを受けて、コントローラ5は、釜103が無いと判定し、燃焼停止状態にする。一方、釜103を炊飯室102に載置すると、感熱部110aが釜底103aに当接して連動筒114と共に下降し、連動筒114が釜スイッチ6から離れてオフ状態にさせる。これを受けて、コントローラ5は、釜103が有ると判定して燃焼可能状態にする。 【0005】ガス炊飯器101は、この温度センサー110が検出する温度が所定温度(100℃)を超えたことを検出すると、釜103内に水が残っていないとして、炊飯加熱を停止する。また、釜103が炊飯室102から取り出される場合には、釜スイッチ6が釜無し状態を検知して燃焼を停止するため、炊飯室102内の部品の過熱を防ぐことができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度センサー110は、感熱部110aで支持筒131と当接する(当接点C)と共に、連動筒114で支持筒台130と当接する(当接点D)ため、感熱部110aの首振りがこの2箇所の当接点C,Dで制限されてしまう。従って、図8に示すように、釜103が傾いて載置される場合に、感熱部110aが十分首振りできずに釜底103aに片当たりして、正確に温度を検出できない。 【0007】そこで、図9に示すように、支柱台140の中央ガイド孔140aおよび支柱141の中央ガイド孔141aを大きくして温度センサ110の首振り角度を大きくすると、今度は、連動筒114のフランジ114aが大きく揺動して釜スイッチ6との距離が変動してしまい、確実なスイッチ作動が得られない。また、別の手法として、当接点Dを当接点Cに近い上方に配置して温度センサー110の首振り自由度を大きくすると、温度センサー110の首振り支点が上方に位置し、同様にフランジ114aが大きく揺動してしまう。そこで、釜スイッチ6を確実にフランジ114aに当接させるために、釜スイッチ6を上方に配置して、連動筒114を短くした場合には、釜スイッチ6は耐熱性がないため、バーナ4の炎口4aからできる限り離すことが望まれ、この方法も実現不可能である。 【0008】また、釜スイッチ6以外にも問題がある。例えば、図9に示すように、釜103が感熱部110aと全面接触できる程度に傾いている場合でも、釜103が傾いたまま平行にずれると(図9中、実線→2点鎖線)、感熱部110aは連動筒114と共に首振りするため、釜底部103aと片当たりしてしまう。この感熱部110aを片当たりさせずに釜底部103aと全面接触できる位置に留めさせるには、センサーバネ115の上向き付勢力をかなり大きくしなければならず、その場合には載置した釜103が浮いてしまい、釜103の有無を検知できなくなってしまう。従って、温度センサー110の首振りできる角度は非常に小さく、片当たりした場合には、釜底部の温度を精度よく検出できない。 【0009】このため、温度センサー110が実際よりも高い温度を検出する場合には、ガス炊飯器101は、釜103内に水が残っていても所定温度に達したとして消火動作を行い、いわゆる早切れ状態になって、御飯に芯が残ってしまう。一方、温度センサー110が実際よりも低い温度を検出する場合には、ガス炊飯器101は、釜103内に水が無くなっても所定温度に達していないとして加熱を続け、消火のタイミングが遅れる、いわゆる遅切れ状態になって、御飯が焦げてしまう。このように、早切れや遅切れになって炊き上がり具合がばらつき、上手に御飯を炊くことができなかった。本発明の炊飯器は上記課題を解決し、釜の有無の検知と、釜の温度の検出との両方の精度を向上させることを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の請求項1記載の炊飯器は、炊飯室内に載置された釜の底面に感熱部を接触させて該釜底の温度を検出する温度センサーと、該釜の載置を検知するための釜スイッチおよび該釜の載置により該釜底に当接し昇降することで該釜スイッチをオン・オフ動作させる押動体を有する釜有無検知手段とを備えた炊飯器において、上記押動体を上記感熱部とは独立して昇降可能に設けると共に、上記温度センサーは、器具に固定される支柱の頂部に上記感熱部を首振り自在に設けたことを要旨とする。 【0011】また、本発明の請求項2記載の炊飯器は、上記請求項1記載の炊飯器において、上記釜底に上記温度センサーの上記感熱部を囲む筒体を該釜底から垂下させて設けると共に、上記釜有無検知手段に該筒体の下端全周に当接して該筒体の開口を塞ぐ筒体用蓋を設け、該筒体用蓋の昇降により上記押動体を上下に進退させることを要旨とする。 【0012】また、本発明の請求項3記載の炊飯器は、上記請求項2記載の炊飯器において、上記筒体用蓋に中央孔を形成して、該中央孔に上記支柱を遊挿すると共に、上記押動体を該筒体用蓋から該支柱と平行に下方へ延ばしたことを要旨とする。 【0013】上記構成を有する本発明の請求項1記載の炊飯器は、釜を炊飯室内に載置する際に釜の底面が押動体を押し、この押動体の下降により釜スイッチが釜の載置を検知する。この押動体は、感熱部とは独立して昇降できるため、確実に釜スイッチの動作を切り替えることができ、しかも、感熱部の首振りの自由度を制限することがない。加えて、感熱部は、固定支柱の頂部に首振り自在に設けられたため、大きく首を振ることができる。 【0014】また、本発明の請求項2記載の炊飯器は、釜が載置されると、筒体によって筒体用蓋を介して押動体を押し下げ、釜の載置を検知する。これと同時に、温度センサーの感熱部は、筒体と筒体用蓋とによって囲まれ、バーナ火炎の熱輻射や火炎ドラフトによる熱気流や燃焼用空気による冷気流といった周囲の熱影響を受けにくくなり、釜底の温度を一層正確に検出する。つまり、釜の載置に連動して、押動体の押し下げによる釜検知と、温度センサー感熱部の遮熱とが同時に行われる。 【0015】また、本発明の請求項3記載の炊飯器は、釜の着脱に応じて押動体が支柱と平行に昇降動作する。 【0016】 【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の炊飯器の好適な実施形態について説明する。 【0017】本発明の一実施形態としてのガス炊飯器について図1〜図3を用いて説明する。 ガス炊飯器1は、取手9の付いた上外胴7と、上外胴7を支持する下外胴8とで囲まれる炊飯室2を備える。この炊飯室2には、釜3と、釜3を加熱するバーナ4と、釜底3aの温度を検出する温度センサー10と、温度センサー10の検出温度に基づいてバーナ4の燃焼制御を行うコントローラ5と、バーナ4の下方に設けられ釜3の炊飯室2内への収納を検知する釜スイッチ6(釜有無検知手段)と、釜スイッチ6を押す押動体20と、押動体20の昇降をガイドする溝付支柱台30が設けられる。尚、コントローラ5は、釜スイッチ6が押されたオンの状態では「釜無し」と判定し、押されないオフの状態では「釜有り」と判定する。釜底3aは、上面中央(隆起部3d)が隆起しており、下面中央には温度センサー10の上部を囲むように周囲よりも凹んだ底凹部3bが形成されると共に、底凹部3bの周囲から下方へ延びた円筒状の筒体3cが一体形成される。 【0018】温度センサー10は、図3に示すように、主に、釜底3aの底凹部3bに上面で当接する板厚の薄いキャップ11と、キャップ11の内周にカシメ固定され円筒状のホルダー12と、キャップ11の上面内側に固着され釜底3a(底凹部3b)の温度を検出する感熱素子13と、ホルダー12を上下方向に摺動可能にかつ首振り可能に支持する円筒状の支柱14と、支柱14上部に設けられキャップ11を上方向に付勢するキャップバネ15と、感熱素子13とコントローラ5とを接続するリード線16とからなる。この感熱素子13を備えたキャップ11とホルダー12とからなる温度センサー10の上部を感熱部10aと呼ぶ。ホルダー12の外径は、支柱14より大きく形成され、感熱部10aがキャップバネ15の略中心E(図4)を支点にして十分に首振りできるだけの隙間がホルダー12と支柱14との間に形成されている。また、支柱14の上部には、キャップ11を受ける支柱段部14aが形成され、ホルダー12には、支柱段部14aと当接してホルダー12の抜け止めとなる抜け止め凹部12aが形成される。 【0019】溝付支柱台30には、図1に示すように、中央に支柱14の下端を固定する中央開口部30aと、後述の案内板23の上下方向の摺動をガイドする2つの溝30bと、4本の脚30cとが形成される。 【0020】押動体20は、釜3の炊飯室2への収納により筒体3cの開口端に当接するリング板状の筒体用蓋21と、釜スイッチ6に当接する作動片22と、筒体用蓋21と作動片22とを一体化し互いに平行な2枚の鉛直板からなる案内板23と、溝付支柱台30の上面に設けられ筒体用蓋21を上方向へ付勢する蓋バネ24とからなる。また、筒体用蓋21は、温度センサー10の支柱14を遊挿して進退可能な大きさの中央孔21aが形成される。また、筒体用蓋21から下方へ延びる案内板23は、支柱14の中心軸を案内板23の昇降軸として、支柱14と平行に形成されている。また、蓋バネ24には、キャップバネ15よりも付勢力の大きいバネが用いられる。この押動体20は、温度センサー10の感熱部10aとは独立して昇降できる。釜3が炊飯室2内に載置されていない場合には、筒体用蓋21と案内板23によって一体となった作動片22が、蓋バネ24により上側に位置して釜スイッチ6を押す構成となっている。 【0021】上述のように構成されたガス炊飯器1の炊飯室2に釜3を載置すると、先ず温度センサー10の感熱部10aが、釜3の底凹部3bの中央部に当接してキャップバネ15の付勢力に抗しながら下降する。一方、筒体用蓋21は、釜3の筒体3cの下端全周に当接して筒体3cを塞いで下降する。この下降により作動片22が釜スイッチ6から離れて、釜スイッチ6がオフになり、コントローラ5は、釜3が載置されたことを検知し、炊飯可能状態になる。 【0022】温度センサー10の感熱部10aは、図4に示すように、キャップバネ15の略中心Eを支点にして、固定された支柱14に対して首振り可能であり、外径の大きいホルダー12が外径の小さい支柱14(図3中、当接部A,B)に当たるまで首を振ることができるため、首振り自由度が大きい。言い換えれば、首振りの支点を支柱14の頂部のみとしているため、感熱部10aの首振りが制限されにくいのである。また、釜3の載置の検知に用いられる押動体20は、感熱部10aとは独立して下降するため、感熱部10aの首振りを制限しない。従って、釜3がある程度傾いて載置されても、図3に示すように、温度センサー10の感熱部10aの首振り自由度が上述のように大きいため、キャップ11が釜3の底凹部3bに片当たりすることなくキャップ11の上面全体で接触でき、温度検出精度が高くなる。 【0023】しかも、釜3が傾いた状態で載置された後で平行にずれる場合に、従来例(図8,図9)では、連動筒114が下部を支点にして傾いて感熱部が大きく移動(図9では左へ移動)してしまうが、本実施形態では、感熱部10aを支持する支柱14が溝付支柱台30に固定されて動かないため、感熱部10aだけが釜3の動きに追従して温度センサー10の上部で首を振る。この結果、釜3の底凹部3bは、傾いた感熱部10a上を滑って感熱部10aとの全面接触を維持できる。 【0024】加えて、釜3の寸法精度が悪くて底凹部3bと筒体3cの下端面(円周)とが平行でない場合(図示略)であっても、案内板23が感熱部10aとは独立して首振りできるため、キャップ11の上面が底凹部3bに全面当接した状態で筒体用蓋21で筒体3c下端を塞ぐことができる。また、図3に示すように、筒体用蓋21が筒体3c下端と全周で当接できないほど釜3の傾きが大きい場合であっても、感熱部10aは大きく首を振って底凹部3bと全面接触でき、正確に温度検出できる。 【0025】炊飯するための炊飯スイッチ(図示略)が押されると、バーナ6を点火して釜底3aの温度を温度センサー10で検出する。この温度センサー10の感熱部10aは、蓋バネ24により釜3の筒体3cに覆われるため、バーナ6の火炎の輻射熱を受けにくく、また、この筒体3cの下端を筒体用蓋21で封じるため、火炎の周囲に発生する熱い気流や燃焼用空気による冷たい気流が筒体3c内に入ることが防止される。この結果、感熱素子13が外部からの熱的影響を受けにくくなり、温度センサー10は、釜底3aの温度を正確に検出できる。 【0026】従来、ガス炊飯器が置かれている場所によっては風の影響で火炎が揺れて釜底温度を誤検出してしまうことがあった。これに対して、本実施形態のガス炊飯器1では、このような突発的な因子に影響されることがなく、正確な検出温度に基づいて炊飯制御が行われるため、御飯をおいしく炊くことができる。 【0027】また、筒体3cおよび筒体用蓋21によって、押動体20の押し下げと同時に感熱部10aの遮熱も行うため、正確な温度検知を常に行うことができる。しかも、感熱部10aを遮熱する筒体3cを用いて押動体20を昇降させるため、釜有無検知用に特別な部品を設けなくてもよい。この結果、省スペースになり、また、釜有無検知のための構造が簡単になって安価に製造できる。また、案内板23が筒体用蓋21の下方で支柱14と平行に設けられるため、案内板23が温度センサー10の近傍で昇降でき、温度センサー10の支柱と押動体20とを1ユニットとして取り扱うことができる。この結果、部品の取り付けが容易になり、しかも、省スペースとなって他の部品のレイアウトが容易になる。また、釜底3aに底凹部3bを形成したため、温度検出位置での釜底3aの板厚が減少し、しかも、温度センサー10の感熱部10aが釜底3aの内側に近づいて、より正確な温度検出を行うことができる。 【0028】また、釜底3aの上面中央に隆起部3dを形成したため、炊飯工程が進んで釜3内の水が減っていくうちにいち早く温度センサー10当接部の水が無くなり、隆起部3dの温度が周囲よりも先に急上昇する。このため、御飯が炊けたことを釜3内に水が無くなる寸前で検出することができる。従って、本実施形態のガス炊飯器1は、釜底3aの温度センサー10当接部の上面が隆起せず平坦になっているガス炊飯器と比較すると、部分的にも焦げ目が付かず、寿司飯等には最適である。また、底凹部3bの上方に隆起部3dを形成したため、底凹部3bを釜3の内側に近づけて形成する際に、釜底3aの肉厚を薄くし過ぎることがない。 【0029】また、ガス炊飯器1は、器体が上下に分割されるため、コントローラ5を備えた炊飯器下部(下外胴8側)を残したまま、取手9の付いた炊飯器上部(上外胴7と釜3)だけを外して台所から食卓へ運び、食卓で御飯を取り分けることができる。 【0030】以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、ガスこんろで炊飯する炊飯専用鍋に本発明を適用してもよい。また、キャップ11とホルダー12とを1個の部品で製造してもよい。また、感熱部10aを覆う構造として、釜底3aに筒体3cを形成する代わりに、図5に示すように、筒体用蓋と案内板とを一体化した円筒状の押動筒223を形成してもよい。この場合には、押動筒223の上端リング223aが釜底203aに当接することにより感熱部10aが覆われる。この際に、押動筒223は、下端223bが支柱台230の円弧状の溝230bにガイドされながら、感熱部10aとは独立して昇降する。 【0031】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1の炊飯器によれば、押動体が感熱部とは独立して昇降するため、感熱部の首振りに影響されること無く釜の有無の検知が正確になると共に押動体によって感熱部の首振り自由度が制限されない。しかも、この首振り支点が支柱の頂部にだけ設けられているため、感熱部は大きく首を振ることができる。この結果、感熱部は、多少傾斜した釜底面にも確実に当接でき、正確に釜底の温度を検出できる。従って、釜の有無の検知と釜の温度の検出との両方の精度を向上できる。 【0032】更に、本発明の請求項2の炊飯器によれば、釜の載置に伴って、筒体は、釜有無検知手段の押動体を押し下げると同時に、感熱部を囲んで感熱部に周囲の熱影響を受けにくくするため、常に釜底の温度検出が正確になる。しかも、感熱部を遮熱する筒体を用いて押動体を昇降させるため、釜有無検知用に特別な部品を設ける必要が無く、低コストとなる。 【0033】更に、本発明の請求項3の炊飯器によれば、押動体が支柱と平行に昇降するため、押動体の昇降スペースを温度センサーの支柱近傍に設けて支柱と押動体との1ユニット化を図ることができ、部品の取扱が容易になると共に省スペースとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112015 【氏名又は名称】パロマ工業株式会社 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区桃園町6番23号
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| 【出願日】 |
平成14年4月19日(2002.4.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−310428(P2003−310428A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−117463(P2002−117463) |
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