| 【発明の名称】 |
保温釜 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡邊 卓也 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝ホームテクノ株式会社内
【氏名】加藤 善光 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝ホームテクノ株式会社内
【氏名】杉崎 俊英 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝ホームテクノ株式会社内
【氏名】田巻 宏一 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝ホームテクノ株式会社内
【氏名】関谷 一芳 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝ホームテクノ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】枠内における冷却効率の向上を図りつつも、製品の小型化を達成でき、しかも異物の侵入や外から内部が見えることを防止する。
【解決手段】炊飯器本体1の底部または側部に、炊飯器本体1内からの風を外部に排出する孔74を設ける。この孔74の上方あるいは側方に、垂直壁部76および水平壁部77を配置する。これにより異物の混入を防止すると共に、外から炊飯器本体1の内部を見えなくできる。後側にある孔74の開口部と前側にある孔74の開口部が重なっていないため、前側の孔74で風が排出しきれなかった場合でも、後側の孔74から排出できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鍋と、加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動させる制御部と、冷却する冷却手段とを具備した保温釜において、前記冷却手段の略反対側に位置して、風を排出するための排気部を配置し、壁状部を設けると共に、前記排気部の開口部を重ねないようにしたことを特徴とする保温釜。 【請求項2】 鍋と、加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動させる制御部と、冷却する冷却手段とを具備した保温釜において、前記冷却手段の略反対側に位置して、風を排出するための排気部を配置し、壁状部を設けると共に、前記排気部の開口部を重ねるようにしたことを特徴とする保温釜。 【請求項3】 鍋と、加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動させる制御部と、冷却する冷却手段とを具備した保温釜において、前記冷却手段の略反対側に位置して、風を排出するための排気部を配置し、壁状部を設けると共に、後方側にある壁状部と、前方側にある壁状部を異なる大きさにしたことを特徴とする保温釜。 【請求項4】 前記排気部の開口部を重ねるようにしたことを特徴とする請求項3記載の保温釜。 【請求項5】 前記排気部の開口部を重ねないようにしたことを特徴とする請求項3記載の保温釜。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、いずれも枠内にある加熱制御部を冷却ファンなどの冷却手段で冷却する保温釜に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】一般にこの種の保温釜は、被調理物を収容する鍋を加熱手段で加熱して、炊飯や保温を行なうように構成しているが、加熱手段による鍋への加熱に際しては、加熱手段を駆動するための加熱制御部が発熱するため、冷却手段により加熱制御部を冷却する必要がある。すなわち保温釜の外郭を形成する枠内で、加熱制御部は冷却手段により冷却されるが、その一方で加熱制御手段から発生した温かい風が枠内で対流を起こし、その温かい風を効率よく枠の外部へ排出する設計が、制約された条件の中では困難であった。 【0003】枠に孔を設けることは、枠内の温かい風を効率よく外部に排出する上で有効であるが、その一方で孔の上部や側部は外部に露出した状態となり、異物が混入したり、外から枠の内部が見えてしまう。したがって、枠内にある製品の高さを意図的に高くするなどしてこれに対処していたが、その場合は製品全体の小形化が損なわれる問題を生じていた。 【0004】本発明は上記問題点を解決して、枠内における冷却効率の向上を図りつつも、製品の小型化を達成でき、しかも異物の侵入や外から内部が見えることを防止できる保温釜を提供することをその目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の保温釜では、枠内からの風を外部に排出する排気部に壁状部が配置されるため、この壁状部により異物の混入を防止すると共に、外から枠の内部を見えなくすることができる。 【0006】排気部は冷却手段の略反対側に配置され、冷却手段から離れた位置に設けられるため、枠内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱手段なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに、排気部の開口部が重なっていないため、一方の排気部で風が排出しきれなかった場合でも、この排気部の開口部の横には他方の排気部の開口部があり、その他方の排気部から排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0007】本発明の請求項2の保温釜では、枠内からの風を外部に排出する排気部に壁状部が配置されるため、この壁状部により異物の混入を防止すると共に、外から枠の内部を見えなくすることができる。 【0008】排気部は冷却手段の略反対側に配置され、冷却手段から離れた位置に設けられるため、枠内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱手段なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに、排気部の開口部が重なっているため、一方の排気部で風が排出しきれなかった場合でも、この排気部の開口部の横には他方の排気部の開口部があり、その他方の排気部から排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0009】本発明の請求項3の保温釜では、枠内からの風を外部に排出する排気部に壁状部が配置されるため、この壁状部により異物の混入を防止すると共に、外から枠の内部を見えなくすることができる。 【0010】排気部は冷却手段の略反対側に配置され、冷却手段から離れた位置に設けられるため、枠内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱手段なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに、後方側にある壁状部と、前方側にある壁状部を異なる大きさにしているため、前方側の排気部で風が排出しきれなかった場合でも、この前方側の排気部における開口部の後ろには別の排気部の開口部があり、後ろに流れた風はその後方側の排気部から排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0011】本発明の請求項4の保温釜では、排気部の開口部が重なっているため、一方の排気部で風が排出しきれなかった場合でも、この排気部の開口部の横には他方の排気部の開口部があり、その他方の排気部から排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0012】本発明の請求項5の保温釜では、排気部の開口部が重なっていないため、一方の排気部で風が排出しきれなかった場合でも、この排気部の開口部の横には他方の排気部の開口部があり、その他方の排気部から排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0013】 【発明の実施形態】以下、本発明における炊飯器の一実施例について、図1〜図15を参照しながら説明する。 【0014】図1において、1は保温釜の外郭となる枠すなわち炊飯器本体で、この炊飯器本体1は、ほぼ筒状の外枠2と、この外枠2の下面開口を覆って設けられた底板3とにより形成されている。炊飯器本体1の上側には、その後部に位置するヒンジ軸4により蓋すなわち蓋体5が回動開閉自在に支持されている。また、外枠2の上部内周部から一体に垂下させて形成されるほぼ筒状の鍋収容部6と、この鍋収容部6の下端部に設けられた同じくほぼ筒状の内枠カバー7と、この内枠カバー7の下面開口を覆って設けられた内枠8とにより、炊飯器本体1内に有底筒状の鍋収容体9が形成される。なお、鍋収容体9の側部をなす鍋収容部6は、外枠2と一体化したPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂からなる。また、鍋収容体9の底部をなす内枠8は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂で形成されている。 【0015】保温釜の外観である枠は、その上部と側部を一体化した外側枠すなわち外枠2と、外枠2の底部を覆う底板3で構成してもよい。また枠を、上部を覆う上枠と、側部と底部を一体化した底側枠とにより構成したり、あるいは上部を覆う上枠と、側部を覆う側枠と、底部を覆う底板とにより構成してもよい。その際、外側枠,底板,上枠,底側枠は、いずれもPPなどの合成樹脂で形成されるが、側枠はPPなどの合成樹脂で形成してもよいし、ステンレスなどの金属板で形成してもよい。 【0016】前記鍋収容体9内には、米や水などの被調理物を収容する有底筒状の鍋11が着脱自在に収容される。この鍋11は、熱伝導性のよいアルミニウムを主材料とした鍋本体12と、この鍋本体12の外面の側面下部から底面部にかけて接合されたフェライト系ステンレスなどの磁性金属板からなる発熱体13とにより構成される。鍋11の側面中央から上部に発熱体13を設けないのは、鍋11の軽量化を図るためである。また、鍋11の上端周囲には、その外周側に延出する円環状のフランジ部14が形成されている。 【0017】前記内枠8は、鍋11の発熱体13に対向して位置しているが、この内枠8の外面の発熱体13に対向する側面下部および底面部には、鍋11の特に底部を電磁誘導加熱する鍋加熱手段としての加熱コイル16が設けられている。そして、この加熱コイル16に高周波電流を供給すると、加熱コイル16から発生する交番磁界によって鍋11の発熱体13が発熱し、鍋11ひいては鍋11内の水や米などの被調理物が加熱されるようになっている。さらに、前記加熱コイル16を下側から覆ってフェライトコア17が設けられている。 【0018】また、内枠8の底部中央には、前記鍋11の底部外面に弾発的に当接して鍋11の底部の温度を検出する鍋底温度検出手段としてのサーミスタ式の鍋温度センサ21がセンサホルダ22により支持されて設けられている。 【0019】前記鍋収容体9の上端には、鍋11の側面上部、特にフランジ部14を加熱するための鍋側面加熱手段としてのコードヒータ26が、鍋11のフランジ部14の下側に位置して円環状に配置されている。このコードヒータ26は、鍋収容体9の上端に載置するようにして取り付けられた熱放散抑止部材としてのヒータリング27と、このヒータリング27上に保持された電熱式ヒータであるコードヒータ26と、このコードヒータ26を上から覆うようにしてヒータリング27に取り付けられると共に、熱伝導性に優れた例えばアルミ板からなる固定金具と放熱部とを兼用する金属板29とからなっている。この金属板29は、炊飯器本体1と蓋体5との隙間30に対向して位置している。そして、前記金属板29の上面に鍋11のフランジ部14の下面が載置し、これにより、鍋11が吊られた状態で鍋収容体9内に収容されるようになっている。したがって、鍋11とこの鍋11が収容された鍋収容体9の上端との間における隙間がほとんどない構成になる。しかも、鍋11のフランジ部14は、外形がコードヒータ26と同等以上の大きさに形成されており、これにより、コードヒータ26が鍋11のフランジ部14で上から覆われるようになっている。ただし、図示していないが、例えば鍋収容体9の左右両側部においてコードヒータ26を下方へ屈曲させることにより、フランジ部14とコードヒータ26とを非接触としてこれらフランジ部14とコードヒータ26との間に部分的に隙間が形成されるようにしてあり、この隙間において、鍋11を着脱する際の持ち手部としてフランジ部14を使用できるようにしてある。また、前記隙間は、鍋11の外面に水が付着した状態で炊飯したときに蒸気を排出させる作用も有する。 【0020】前記蓋体5は、その回転軸であるヒンジ軸4に巻装されたヒンジばね41の力により開く方向へ付勢されている。また、蓋体5の前部に設けられたクランプ42に、外枠2の前部上側に設けられた開閉フック43が係脱自在に係合することにより、蓋体5が閉じた状態に保持されるようになっている。そして、蓋体5は、その上面外殻を形成する外蓋46と、蓋体5の内面である下面を形成する蓋下面材としての放熱板47と、これら外蓋46と放熱板47とを結合させて蓋体5の骨格を形成する蓋ベース材としての外蓋カバー48とを主たる構成要素としている。また、蓋体5の内面である下面には、この下面との間に所定の隙間を形成して、前記鍋11の上部開口部を直接覆う内蓋51が着脱自在に装着される。前記放熱板47および内蓋51はともに金属製であり、例えば、ステンレスやアルミニウムをアルマイトした材料からなっている。また、前記内蓋51の外周部にはパッキンベース52が固定されており、このパッキンベース52と内蓋51とにより挟まれて蓋パッキン53が固定されている。この蓋パッキン53は、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの弾性部材により環状に形成され、前記鍋11のフランジ部14の上面に当接してこの鍋11と内蓋51との間の隙間を塞ぎ、鍋11から発生する蒸気を密閉するものである。そして、蓋パッキン53における鍋11への当接部は、フランジ部14を挟んで前記コードヒータ26に対向している。 【0021】また、前記蓋体5の内部にあって、放熱板47の上面には、蓋加熱手段としての蓋ヒータ56が設けられている。この蓋ヒータ56は、コードヒータなどの電熱式ヒータや、電磁誘導加熱式による加熱コイルでもよい。さらに前記放熱板47には、蓋体5、特に内蓋51の温度を検知する蓋温度検知手段としてのサーミスタ式の蓋温度センサ57が設けられていている。前記蓋体5の上面後部には、鍋11内で発生した蒸気を外部へ放出するための蒸気口61が着脱可能に取り付けられている。また、前記放熱板47および内蓋51における蒸気口61の下方の位置には、蒸気の通過用の開口孔がそれぞれ開口形成されており、蒸気口61の下端部には蒸気口パッキン62が設けられている。 【0022】さらに、前記外蓋46の前部には操作パネル63が設けられている。そして、この操作パネル63の下方に位置して蓋体5内に形成された基板収納室64に表示基板65が配設されており、この表示基板65上には、時間や選択したメニューを表示するLCD66や、現在の行程を表示するLED67や、炊飯を開始させたり、メニューを選択させるためのスイッチ68などが、制御手段として装着される。操作部に相当する操作パネル63はボタン名などを表示するもので、電子部品である制御手段にほこりや水が付着することも防止している。 【0023】図2は、蓋体5に操作パネル63を設けた場合の一例を示しているが、操作パネル63や制御手段を炊飯器本体1に設けてもよい。同図において、外蓋51の上面には操作パネル63を嵌合するための溝69が形成されている。この溝69には、操作パネル63を載置嵌合するための段差状の凹部70が形成されており、凹部70に操作パネル63を載置嵌合させると、操作パネル63の外側周囲に凹部70を除く溝69が露出した状態で見えるようになる。 【0024】ところで近年は、炊飯を開始したり、炊飯メニューを選択する各種操作を行うための操作パネルを、AS樹脂などの透明度の高い材料と印刷シートとを一体成形した部品で形成することが頻繁に行なわれている、こうした部品は、操作パネルの表示に関して自由度が高く、機種間の差別化など利点が多いので保温釜などの家電製品では便利である。しかし、印刷シートと樹脂を一体成形すると、樹脂の表面を印刷シートで覆うため、外形寸法の調整が極めて困難になる。特に樹脂部品どうしの嵌合に関する隙間や段差の調整は困難であると共に、操作パネルはとりわけ製品の顔に相当するため、嵌合調整が不十分であると、製品としての価値が著しく低下する。具体的には、蓋体5の上面と操作パネル63の上面が同一の高さであったり、若しくは操作パネル63の上面が蓋体5の上面よりも一定量高くなっていると、蓋体5と操作パネル63との隙間や段差は、顕著に外観として目に映る。 【0025】しかし図2に示すように、蓋体5に溝69を設け、かつ操作パネル63を蓋体5に配置した場合に、溝69に形成した凹部70で操作パネル63との嵌合を行なうと、蓋体5に形成した凹部70が操作パネル63との合せ部の間に入るので、段差としての見え方が緩和される。しかも、蓋体5と操作パネル63との隙間は、溝69に形成した凹部70の肉付けだけでよく、嵌合調整が容易である。したがって、従来は困難であった操作パネル63の嵌合調整を容易にし、外観品位を低下させずに製品価値の高い生産を提供することができる。なおこれは、操作パネル63を炊飯器本体1に設けた場合でも、同じようなことがいえる。 【0026】71は、炊飯器本体1の内部後方に設けられた加熱制御手段である。この加熱制御手段71は、加熱手段である加熱コイル16を駆動させるための発熱素子(図示せず)を基板に備えて構成される。この加熱コイル16を駆動する素子は、加熱コイル16の発振と共に加熱されるが、動作状態を保証する使用条件温度を有するので、一定温度以下で使用する必要がある。そのために、加熱コイル16を駆動する素子は、例えばアルミニウムのような熱伝導性の良好な材料で構成されるフィン状の放熱器72に熱的に接続され、冷却手段である冷却ファン73から発する風を放熱器72に当てて熱を奪うことにより、使用条件温度内で素子を駆動するようにしている。 【0027】冷却ファン73は、加熱制御手段71に取り付けられた放熱器72の下方、若しくは側部に配置されている。また、炊飯器本体1の底部若しくは側部には、冷却ファン73から発し、加熱制御手段71に取り付けられた放熱器72から熱を奪って温かくなった風を、炊飯器本体1の外部へ排出するための孔74が複数設けられている。 【0028】ここで孔74の周辺の構成を図3〜図7に基づき説明すると、炊飯器本体1の内部にある各種電装品に指が触れないように、それぞれの孔74はいずれも指が入らない程度の大きさに形成されている。図3に示す例では、風Wが流れる方向を除いて、孔74の三方向の側部周囲に垂直壁部76が形成され、さらにこの垂直壁部76の上端部には、孔74の開口部に対向して別の水平壁部77が形成される。つまり、ここでは孔74の上方と側方に壁部としての垂直壁部76および水平壁部77を炊飯器本体1と一体に形成して、外部との通路を一定方向以上遮断している。この場合、孔74の側部三方向と上部に垂直壁部76と水平壁部77があるため、孔74からの異物の混入や外から炊飯器本体1の内部が見えることを確実に防止できる。 【0029】また図4に示すように、風Wが流れる方向を除いて、孔74の側部ニ方向に垂直壁部76を形成したり、あるいは図5に示すように、孔74の側部一方向にのみ垂直壁部76を形成してもよい。垂直壁部76をどの方向に設けるかについては、炊飯器本体1の内部構造を考慮して決定すればよい。さらに図6に示すように、孔74の上方に部品が存在しない場合には、水平壁部77を設けず垂直壁部76だけを炊飯器本体1に形成してもよい。 【0030】図7〜図12は、複数の孔74とその周辺の構成をあらわしたものである。図7に示す例では、3つの孔74A〜74Cのそれぞれに、側部三方向の垂直壁部76と水平壁部77が設けられているが、特に風Wの流れの後側にある孔74A,74Bの開口部と、それよりも前側にある孔74Cの開口部が、風Wの流れに沿った正面側から見て重ならないように、それぞれの孔74A〜74Cが間隔Sを有して配置される。そして、この場合は、各孔74A〜74Cの正面から流れてくる温かな風Wが、前後の孔74A〜74Cにそれぞれ案内され、これらの孔74A〜74Cから炊飯器本体1の外部に排出される。特に、前側の孔74Cで温かな風Wが排出しきれなかった場合でも、孔74Cの開口部の横には後側の孔74A,74Bの開口部があるため、後ろに流れた風Wが、その後側の孔74A,74Bから排出される。したがって、炊飯器本体1内の温かな風Wが、複数の孔74A〜74Cにより無駄なく排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0031】図8に示す例では、後側にある孔74A,74Bに側部二方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けると共に、前側にある孔74Cに側部一方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けている。さらに風Wの流れに沿った正面側から見て、風Wの流れの後側にある孔74A,74Bの開口部が、それよりも前側にある孔74Cの開口部の一部と重なるように、それぞれの孔74A〜74Cが重なり部S’を有して配置される。この場合も、各孔74A〜74Cの正面から流れてくる温かな風Wが、前後の孔74A〜74Cにそれぞれ案内され、これらの孔74A〜74Cから炊飯器本体1の外部に排出されるが、特に前側の孔74Cで温かな風Wが排出しきれず、その風Wが孔74Cの後側部にある垂直壁部76に当たって横方向に逃げると、そこには後側の孔74A,74Bの開口部があって、後ろに流れた風Wが、その後側の孔74A,74Bから排出される。また、後側にある孔74A,74Bの開口部は、前側にある孔74Cの開口部と一部重なり合っているので、孔74Cの垂直壁部76に回り込もうとする温かな風Wも、後側の孔74A,74Bによって効果的に排出される。したがって、炊飯器本体1内の温かな風Wが、複数の孔74A〜74Cにより無駄なく排出され、冷却効率の向上を図ることができる。なお、この場合の重なり部S’は、温かな風Wを効率良く排出させるために、孔74A〜74Cの概ね半分以下の幅にするのが好ましい。 【0032】図9に示す例では、後側にある孔74Aに側部三方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けると共に、前側にある孔74Cに側部一方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けている。そして、後側にある孔74Aに設けた垂直壁部76と水平壁部77を、前側にある孔74Cに設けた垂直壁部76と水平壁部77よりも高く形成している。この場合、前側の孔74Cで温かな風Wが排出しきれず、その風Wが孔74Cの後側部にある垂直壁部76に当たって横方向に逃げると、そこには後側の孔74A,74Bの開口部があって、後ろに流れた風Wが、その後側の孔74A,74Bから排出される。また、前側の孔74Cにある水平壁部77の上方を通過する温かな風Wも、後側の孔74Aにある垂直壁部76や水平壁部77に当たって、後側の孔74Aから効果的に排出される。したがって、炊飯器本体1内の温かな風Wが、複数の孔74A,74Cにより無駄なく排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0033】図10に示す例では、後側にある孔74A,74Bに側部二方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けると共に、前側にある孔74Cに側部一方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けている。また、後側にある孔74A,74Bに設けた垂直壁部76と水平壁部77を、前側にある孔74Cに設けた垂直壁部76と水平壁部77よりも高く形成している。さらに風Wの流れに沿った正面側から見て、風Wの流れの後側にある孔74A,74Bの開口部が、それよりも前側にある孔74Cの開口部の一部と重なるように、それぞれの孔74A〜74Cが重なり部S’を有して配置される。 【0034】この場合は、前側の孔74Cで温かな風Wが排出しきれず、その風Wが孔74Cの後側部にある垂直壁部76に当たって横方向に逃げると、そこには後側の孔74A,74Bの開口部があって、後ろに流れた風Wが、その後側の孔74A,74Bから排出される。また、後側にある孔74A,74Bの開口部は、前側にある孔74Cの開口部と−部重なり合っているので、孔74Cの垂直壁部76に回り込もうとする温かな風Wも、後側の孔74A,74Bによって効果的に排出される。しかも前側の孔74Cにある水平壁部77の上方を通過する温かな風Wも、後側の孔74A,74Bにある垂直壁部76や水平壁部77に当たって、後側の孔74A,74Bから効果的に排出される。したがって、炊飯器本体1内の温かな風Wが、複数の孔74A〜74Cによりさらに無駄なく排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0035】同様の変形例として、図11には、風Wの流れの後側にある孔74Aの開口部が、それよりも前側にある孔74Cの開口部よりも幅広で、かつその一部と重なるように形成される。それ以外の構成は図10と共通しており、図10と同様の作用効果を発揮する。 【0036】図12に示す例では、後側にある孔74A,74Bに側部二方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けると共に、前側にある孔74Cに側部一方向の垂直壁部76と水平壁部77を設けている。また、後側にある孔74A,74Bに設けた垂直壁部76と水平壁部77を、前側にある孔74Cに設けた垂直壁部76と水平壁部77よりも高く形成している。さらに風Wの流れに沿った正面側から見て、風Wの流れの後側にある孔74A,74Bの開口部が、それよりも前側にある孔74Cの開口部と重ならないように、それぞれの孔74A〜74Cが間隔Sを有して配置される。 【0037】この場合は、前側の孔74Cで温かな風Wが排出しきれなかった場合でも、孔74Cの開口部の横には後側の孔74A,74Bの開口部があるため、後ろに流れた風Wが、その後側の孔74A,74Bから排出される。しかも前側の孔74Cにある水平壁部77の上方を通過する温かな風Wも、後側の孔74A,74Bにある垂直壁部76や水平壁部77に当たって、後側の孔74A,74Bから効果的に排出される。したがって、炊飯器本体1内の温かな風Wが、複数の孔74A〜74Cによりさらに無駄なく排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0038】再度図1に戻り説明すると、加熱制御手段71は製品内部すなわち炊飯器本体1内に収納されるが、鍋11の外周囲のどの位置に配置してもよい。また、炊飯器本体1の底部若しくは側部に設けた孔74も、どの位置に配置してもよい。しかし、近年は製品の小形化設計が求められている背景もあり、加熱制御手段71や冷却ファン73と、温かな風を排出する孔74は、鍋11をはさんで略反対位置に配置するのが好ましい。このようにすると、加熱制御手段71や冷却ファン73から離れた位置に、垂直壁部76や水平壁部77を有する孔74が設けられることになり、これらの各構成要素が炊飯器本体1の内部配置で干渉し合うことがない。よって、垂直壁部76や水平壁部77を炊飯器本体1の内部に設けた場合でも、製品の小型化の妨げにはさほどならない。また、内部配置に余裕がある分、放熱器72を利用して加熱制御手段71を冷却ファン73からの風で冷却することが可能になる。 【0039】次に制御系統について、図13を参照しながら説明する。同図において、71は前述の加熱制御手段で、これは前記鍋温度センサ21および蓋温度センサ57からの各温度情報を受信して、炊飯時および保温時に鍋11の底部を加熱する加熱コイル16と、鍋11の側部を加熱するコードヒータ26と、蓋体5を加熱する蓋ヒータ56とを各々制御するものである。特に本実施例の加熱制御手段71は、鍋温度センサ21の検出温度に基づいて主に加熱コイル16が制御されて鍋11の底部を温度管理し、蓋温度センサ57の検出温度に基づいて主に蓋ヒータ56が制御されて放熱板47ひいては内蓋51を温度管理するようになっている。加熱制御手段71は、自身の記憶手段(図示せず)に記憶されたプログラムの制御シーケンス上の機能として、被調理物の調理加熱を制御する調理制御手段を備えており、ここでは炊飯時に前記鍋11内の被調理物を炊飯加熱する炊飯制御手段82と、保温時に鍋11内のご飯を所定の保温温度に保温加熱する保温制御手段83とをそれぞれ備えている。 【0040】85は、加熱制御手段71からの制御信号を受けて、加熱コイル16に所定の高周波電流を供給する高周波インバータ回路などを内蔵した加熱コイル駆動手段である。またこれとは別に、加熱制御手段71の出力側には、加熱制御手段71からの制御信号を受けて、放熱板47や内蓋51を加熱するように蓋ヒータ56を駆動させる蓋ヒータ駆動手段86と、加熱制御手段71からの制御信号を受けてコードヒータ26をオンにするコードヒータ駆動手段87が各々設けられる。前記炊飯制御手段82による炊飯時、および保温制御手段83による保温時には、鍋温度センサ21と蓋温度センサ57からの各温度検出により、加熱コイル16による鍋11の底部への加熱と、コードヒータ26による鍋11の側面への加熱と、蓋ヒータ56による蓋体5への加熱が行なわれるように構成する。また、前記炊飯制御手段82による炊飯が終了し、鍋11内の被調理物がご飯として炊き上がった後は、保温制御手段83による保温に自動的に移行し、鍋温度センサ21の検知温度に基づき、加熱コイル11やコードヒータ26による鍋11への加熱を調節することで、ご飯を所定の保温温度(約70℃〜76℃)に保温するように構成している。 【0041】特に前記コードヒータ26による加熱について補足説明すると、炊飯後にご飯の温度が約100℃から約73℃の保温温度に低下するまでと、約73℃の保温安定時に、コードヒータ26を発熱させて、蓋体5と炊飯器本体1との隙間30の空間に金属板29から熱放射して、この隙間30からの外気の侵入による冷えを抑制すると共に、鍋11のフランジ部14を加熱する。また、保温時にご飯を再加熱する期間にもコードヒータ26により鍋11のフランジ部14を加熱し、ご飯の加熱により発生する水分が鍋11の内面上部に結露することを防止するように構成している。 【0042】図14は、加熱コイル11周辺の回路図を示すものである。同図において、91は商用電源、92は商用電源からの交流入力電圧を全波整流するダイオードブリッジで、このダイオードブリッジ92からの整流出力がコイル93と平滑コンデンサ94とにより平滑されるようになっている。一方、加熱コイル11と共振コンデンサ95との並列回路が、スイッチング素子であるIGBT素子96に直列接続され、加熱制御手段71からの制御パルス信号によりIGBT素子96をスイッチングすることにより、平滑コンデンサ94の両端間に発生する入力電圧を、加熱コイル11と共振コンデンサ95との並列回路に断続的に印加するようになっている。97はコイル93の一端に入力側が結線され、加熱制御手段71を構成するマイクロコンピュータのA/D端子に出力側が結線される入力電流電圧回路であり、これはコイル93を流れる入力電流と平滑コンデンサ94の両端間に発生する入力電圧を検出して、その結果を加熱制御手段71に出力するものである。そして加熱制御手段71は、入力電流電圧回路97からの検出結果を受けて、加熱コイル11からの消費電力が設定した電力に一致するように、IGBT素子96のスイッチング動作を制御する。なお、鍋11は加熱コイル16と一定間隔を開けて設置されている。また、発熱素子であるダイオードブリッジ92やIGBT素子96は、放熱器72と熱的に接続される。 【0043】上記回路構成において、加熱制御手段71からの制御パルス信号によりIGBT素子96をオン・オフすると、加熱コイル16に高周波電流が供給され、この加熱コイル16から発生する交番磁界によって鍋11が発熱する。そのとき入力電流と入力電圧が設定消費電力になるように電圧が発生し、この発生した電圧に基づいて、IGBT素子96に供給する制御パルス信号を生成するためのIH制御値が決められる。 【0044】鍋11が正しく装着されている通常使用時には、図15に示すように、IGBT素子96の両端間に、このIGBT素子96の耐圧規格(例えば900V)よりも低い電圧が印加される。一方、鍋11を加熱コイル16から徐々に離して行くと、加熱コイル16のインダクタンスが大きくなるため、それまでと同じIH制御値では、加熱コイル16の実際の消費電力が設定消費電力よりも低くなる。したがって、加熱コイル16の消費電力が設定消費電力に達するように、加熱制御手段71はIH制御値を上げるが、このこき設定消費電力に対してどの程度までIH制御値を上げるのかを予め設定しておく。例えば、鍋11が通常使用時よりも10mm浮いた場合の入力電流と入力電圧の各値を設定(鍋なし検知電圧)し、加熱コイル16が鍋11より10mm離れると、入力電流と入力電圧の各値が設定値よりも下がることで、IH発振用トランジスタであるIGBT素子96を停止させる。すなわち、図15の中央の波形図に示すように、鍋浮き時において、IGBT素子96の両端電圧がIGBT素子96の耐圧規格以下となるように、IH制御値を一定レベルに設定することで、IGBT素子96の耐圧に余裕を持たせた状態で制御を行なうことができる。したがって、従来のように(図15の右側の波形図を参照)、鍋11を持ち上げて行ったときに、IGBT素子96の耐圧上限に至るまで、IH制御値を上げるようなことはなく、IGBT素子96の部品破壊を防止することができると共に、IGBT素子96や共振コンデンサ95の耐圧を上げる必要もなくなる。 【0045】また、加熱コイル16と鍋11との距離が10mm以下の例えば8mmである場合は、設定したIH制御値に設定値を加えた値(合計した値は設定できる最大値よりも小さい)でIGBT素子96を制御すれば、このIGBT素子96の両端間電圧は必要以上に上昇せず、IGBT素子96の耐圧に対して十分な余裕を持たせることができる。 【0046】次に、上記構成についてその作用を説明する。鍋11内に被調理物である米および水を入れて、炊飯制御手段82による炊飯を開始すると、鍋温度センサ21による鍋11の底部の温度検知に基づいて、加熱コイル16とコードヒータ26で鍋11の底部と側面部をそれぞれ加熱し、鍋11内の水温を45〜60℃に15〜20分間保持するひたし炊きが行なわれる。その後、加熱コイル16により鍋11を強加熱し、被調理物への沸騰加熱を行なう。この沸騰加熱時に鍋11の底部と側面部の温度が90℃以上になり、蓋体5の温度が90℃以上で安定したら、鍋11内が沸騰状態になったものとして、それまでよりも加熱量を低減した沸騰継続加熱に移行する。なお、蓋体5の温度が90℃以上で安定したことは、蓋温度センサ57からの検出温度の温度上昇率により検知される。また、この沸騰検知において、鍋温度センサ21と蓋温度センサ57とにより、鍋11の底部および蓋体5がいずれも90℃以上になったことを確認でき、完全に鍋11内が沸騰したことを精度よく検知できる。 【0047】また、前記鍋11の底部,鍋11の側面部または蓋体5のいずれかが120℃以上の通常ではあり得ない検知温度になったら、加熱制御手段71は何らかの異常があると判断して炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を停止する切状態にするか、後述するむらしに移行するか、保温を行ない、異常加熱を防止する。逆に、前記鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃以上になって所定時間(例えば5分)経過しているのに、それ以外の鍋11の底部または蓋体5のいずれかが90℃未満で低い状態の場合、この温度の低い状態の鍋温度センサ21または蓋温度センサ57が、何らかの理由(汚れや傾きや接触不良など)で温度検知精度が悪化していると判断し、同様に炊飯加熱における加熱量を低減して全ての動作を序止する切状態にするか、むらしに移行するか、保温を行ない、これに対処する。 【0048】沸騰継続に移行すると、炊飯制御手段82は蓋ヒータ56による蓋加熱を開始させる。ここでの蓋加熱は、内蓋51の温度が100〜110℃になるように、蓋温度センサ57の検知温度により管理される。そして、鍋11の底部が所定の温度上昇を生じたら、炊き上げを検知して、むらしに移行する。むらし中は蓋温度センサ57の検出温度による温度管理によって蓋ヒータ56を通断電し、内蓋51への露付きを防止すると共に、ご飯が焦げない程度に高温(98〜100℃)が保持されるように、鍋11の底部または鍋11の側面部の温度を管理する。むらしは所定時間(15〜20分)続けられ、むらしが終了したら保温制御手段83による保温に移行する。 【0049】保温になると、加熱コイル16にて鍋11の底部と側面下部を加熱すると共に、鍋11内に収容するご飯の温度よりも僅かに高く、蓋ヒータ56により蓋体5の下面を加熱し、さらに鍋11の側面をコードヒータ26でご飯が乾燥せず、かつ露が多量に付着しないように温度管理する。鍋11内のご飯の温度は70〜76℃に温度保持されるが、この保温時においても、鍋温度センサ21や蓋温度センサ57が相互に異常に高かったり、あるいは異常に低かったりした場合には、異常を検知してこの異常加熱を防止する。 【0050】以上のように本実施例によれば、鍋11と、鍋11を加熱する加熱手段としての加熱コイル16と、加熱コイル16を駆動させる制御部としての加熱制御手段71と、加熱制御手段71を冷却する冷却手段としての冷却ファン73を枠である炊飯器本体1で収納した保温釜において、鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に位置して、風を排出するための複数個の排出部である孔74A〜74Cを炊飯器本体1の底部または側部に配置し、この孔74A〜74Cの上方あるいは側方に壁部としての垂直壁部76および水平壁部77を設けると共に、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部を重ねないようにしている。 【0051】この場合、炊飯器本体1内からの風を外部に排出する孔74A〜74Cの上方あるいは側方に垂直壁部76および水平壁部77が配置されるため、この垂直壁部76および水平壁部77により異物の混入を防止すると共に、外から炊飯器本体1の内部を見えなくすることができる。また、孔74A〜74Cは炊飯器本体1の底部または側部に配置されることから、孔74A〜74Cから故意に異物を入れられたり、炊飯器本体1の内部を見られる問題を改善できる。 【0052】孔74A〜74Cは鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に配置され、冷却ファン73から離れた位置に設けられるため、炊飯器本体1内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱コイル11なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部が重なっていないため、前側の孔74Cで風が排出しきれなかった場合でも、この前側の孔74Cの開口部の横には後側の孔74A,74Bの開口部があり、後ろに流れた風はその後側の孔74A,74Bから排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0053】またこれとは別に、鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に位置して、風を排出するための複数個の孔74A〜74Cを炊飯器本体1の底部または側部に配置し、この孔74A〜74Cの上方あるいは側方に壁部としての垂直壁部76および水平壁部77を設けると共に、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部の一部分のみを重ねるようにしてもよい。 【0054】このようにすると、炊飯器本体1内からの風を外部に排出する孔74A〜74Cの上方あるいは側方に垂直壁部76および水平壁部77が配置されるため、この垂直壁部76および水平壁部77により異物の混入を防止すると共に、外から炊飯器本体1の内部を見えなくすることができる。また、孔74A〜74Cは炊飯器本体1の底部または側部に配置されることから、孔74A〜74Cから故意に異物を入れられたり、炊飯器本体1の内部を見られる問題を改善できる。 【0055】孔74A〜74Cは鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に配置され、冷却ファン73から離れた位置に設けられるため、炊飯器本体1内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱コイル11なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部の一部分だけが重なっているため、前側の孔74Cで風が排出しきれなかった場合でも、この前側の孔74Cの開口部の横には後側の孔74A,74Bの開口部があり、後ろに流れた風はその後側の孔74A,74Bから排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0056】本実施例では、鍋11と、鍋11を加熱する加熱手段としての加熱コイル16と、加熱コイル16を駆動させる制御部としての加熱制御手段71と、加熱制御手段71を冷却する冷却手段としての冷却ファン73を枠である炊飯器本体1で収納した保温釜において、鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に位置して、風を排出するための複数個の孔74A〜74Cを炊飯器本体1の底部または側部に配置し、この孔74A〜74Cの上方あるいは側方に壁状部としての垂直壁部76および水平壁部77を設けると共に、後側にある孔74A,74Bに設けた垂直壁部76や水平壁部77を、前側にある孔74Cに設けた垂直壁部76や水平壁部77よりも高く位置させ、双方の垂直壁部76や水平壁部77を異なる大きさにしている。 【0057】この場合も、炊飯器本体1内からの風を外部に排出する孔74A〜74Cの上方あるいは側方に垂直壁部76および水平壁部77が配置されるため、この垂直壁部76および水平壁部77により異物の混入を防止すると共に、外から炊飯器本体1の内部を見えなくすることができる。また、孔74A〜74Cは炊飯器本体1の底部または側部に配置されることから、孔74A〜74Cから故意に異物を入れられたり、炊飯器本体1の内部を見られる問題を改善できる。 【0058】孔74A〜74Cは鍋11をはさんで冷却ファン73の略反対側に配置され、冷却ファン73から離れた位置に設けられるため、炊飯器本体1内の省スペース化を図って製品の小型化を達成することができると共に、加熱コイル11なども冷却可能となり、冷却効率の向上と部品寿命を長く設計できる。さらに孔74A,74Bに設けた垂直壁部76や水平壁部77を、前側にある孔74Cに設けた垂直壁部76や水平壁部77よりも高く位置させ、双方の垂直壁部76や水平壁部77を異なる大きさにしているため、前側の孔74Cで風が排出しきれなかった場合でも、この前側の孔74Cの開口部の後ろには後側の孔74A,74Bの開口部があり、後ろに流れた風はその後側の孔74A,74Bから排出され、冷却効率のさらなる向上を図ることができる。 【0059】さらに、このような構成にあっては、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部の一部分のみを重ねるようにするのが好ましい。すなわち、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部の一部分だけが重なっているため、前側の孔74Cで風が排出しきれなかった場合でも、この前側の孔74Cの開口部の後ろと横には後側の孔74A,74Bの開口部があり、後ろに流れた風はその後側の孔74A,74Bから排出され、冷却効率のさらなる向上を図ることができる。 【0060】また、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部を重ねないようにしてもよい。すなわち、後側にある孔74A,74Bの開口部と前側にある孔74Cの開口部が重なっていないため、前側の孔74Cで風が排出しきれなかった場合でも、この前側の孔74Cの開口部の後ろと横には後側の孔74A,74Bの開口部があり、後ろに流れた風はその後側の孔74A,74Bから排出され、冷却効率の向上を図ることができる。 【0061】本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。例えば、本実施例では冷却ファン73により炊飯器本体1の内部を強制冷却する構造を示したが、冷却ファン73を設けず自然対流を利用して温かい風を炊飯器本体1の内部で発生させるものについても、同様に適用することができる。 【0062】 【発明の効果】本発明の請求項1の保温釜によれば、枠内における冷却効率の向上を図りつつも、製品の小型化を達成でき、しかも異物の侵入や外から内部が見えることを防止できる。 【0063】本発明の請求項2の保温釜によれば、枠内における冷却効率の向上を図りつつも、製品の小型化を達成でき、しかも異物の侵入や外から内部が見えることを防止できる。 【0064】本発明の請求項3の保温釜によれば、枠内における冷却効率の向上を図りつつも、製品の小型化を達成でき、しかも異物の侵入や外から内部が見えることを防止できる。 【0065】本発明の請求項4の保温釜によれば、冷却効率のさらなる向上を図ることができる。 【0066】本発明の請求項5の保温釜によれば、冷却効率のさらなる向上を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010168 【氏名又は名称】東芝ホームテクノ株式会社 【住所又は居所】新潟県加茂市大字後須田2570番地1
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| 【出願日】 |
平成14年4月24日(2002.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080089 【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護
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| 【公開番号】 |
特開2003−310426(P2003−310426A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−121662(P2002−121662) |
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