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【発明の名称】 魔法びん
【発明者】 【氏名】中川 法行
【住所又は居所】大阪府大阪市鶴見区放出東1丁目5番23号 オルゴ株式会社内

【氏名】森本 英樹
【住所又は居所】大阪府大阪市鶴見区放出東1丁目5番23号 オルゴ株式会社内

【要約】 【課題】極めて簡単な構造にて多角形や異形状の横断面外形状であっても容易に結合でき、デザイン的にもすっきりして、しかも大幅なコストダウンをはかることができる。

【解決手段】中びん2を囲んだ外装ケース3と、この外装ケース3の上端に結合する肩部材4と、外装ケース3の下端内側に嵌合するネジ輪5と、中びん2の底部を覆い、ネジ輪5に螺着する底部材6と、肩部材4上端に着脱自在に装着し、中びん2の口元を覆う蓋体7とからなる魔法びんに於いて、上記ネジ輪5が外装ケース3の下端と嵌合する環状外壁部10と、この環状外壁部10の上端より内方に延びた連結部11と、この連結部11の先端より下方に垂下し、外側に底部材用ねじ12を備えた環状内壁部13とを一体的に設けてなる構成としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中びん(2)を囲んだ外装ケース(3)と、この外装ケース(3)の上端に結合する肩部材(4)と、外装ケース(3)の下端内側に嵌合するネジ輪(5)と、中びん(2)の底部を覆い、ネジ輪(5)に螺着する底部材(6)と、肩部材(4)上端に着脱自在に装着し、中びん(2)の口元を覆う蓋体(7)とからなる魔法びんに於いて、上記ネジ輪(5)が外装ケース(3)の下端と嵌合する環状外壁部(10)と、この環状外壁部(10)の上端より内方に延びた連結部(11)と、この連結部(11)の先端より下方に垂下し、外側に底部材用ねじ(12)を備えた環状内壁部(13)とを一体的に設けてなることを特徴とした魔法びん。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横断面外形状が円形でない、例えば四角形等の多角形状を有する卓上用又は携帯用の魔法びんに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、魔法びんは中びんを囲んだ外装ケースと、この外装ケースの上端に結合する肩部材と、外装ケースの下端内側に嵌合するネジ輪と、中びんの底部を覆い、ネジ輪に螺着する底部材と、肩部材上端に着脱自在に装着し、中びんの口元を覆う蓋体とからなっている。そして中びんの横断面外形状が円形であるために、この中びんを囲む外装体も横断面外形状を円形とすることによって、中びんと外装体との間のデットスペースをより少なくして、コンパクトにすることが開発されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、この種の魔法びんでは、デザイン上の構造から中びんを囲んだ外装体の横断面外形状を三角形、四角形等の多角形や異形状のものが開発されたが、中びん自体が常に横断面外形状を円形としているために、外装体と底部材との結合が容易にできずに、互いに肉厚となって材料の無駄が多くなったり、特に薄い鉄板をハゼ折りした外装体と合成樹脂材料による底部材とでは結合が難しく、大きな隙間が空いたり、結合が十分でなかったりして、デザイン的にすっきりせず、構造が複雑となって大幅なコストアップとなっていた。
【0004】そこで、本発明はこのような従来の魔法びんが有していた課題を解決したものであって、極めて簡単な構造にて多角形や異形状の横断面外形状であっても容易に結合でき、デザイン的にもすっきりして、しかも大幅なコストダウンをはかることができることを目的とした魔法びんを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の魔法びんは中びん2を囲んだ外装ケース3と、この外装ケース3の上端に結合する肩部材4と、外装ケース3の下端内側に嵌合するネジ輪5と、中びん2の底部を覆い、ネジ輪5に螺着する底部材6と、肩部材4上端に着脱自在に装着し、中びん2の口元を覆う蓋体7とからなる魔法びんに於いて、上記ネジ輪5が外装ケース3の下端と嵌合する環状外壁部10と、この環状外壁部10の上端より内方に延びた連結部11と、この連結部11の先端より下方に垂下し、外側に底部材用ねじ12を備えた環状内壁部13とを一体的に設けてなる構成としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図に基づき説明する。図中、図1は本発明実施例の縦断面図、図2は本発明の要部を示す分解斜視図、図3は本発明の肩部材を示す一部縦断面図、図4は本発明の外装ケースとネジ輪とを示す縦断面図、図5は本発明の底部材を示す縦断面図である。
【0007】魔法びん1は中びん2を囲む外装ケース3と、外装ケース3の上端に結合する肩部材4と、外装ケース3の下端内側に嵌合するネジ輪5と、中びん2の底部を覆い、ネジ輪5に螺着する底部材6と、肩部材4上端に着脱自在に装着し、中びん2口元を覆う蓋体7とから構成されている。
【0008】中びん2は横断面円形状のガラス製一重又は真空二重びんである。この中びん2を囲む外装ケース3は薄い鉄板を折り曲げて横断面四角形状に形成しており、図4に示すように、上端を斜め内側に折り曲げた上端嵌合片8を設け、下端を内側に折り曲げて下端嵌合溝9を設けている。この外装ケース3は四角形状に形成しているが、三角形状等の多角形又は異形状であってもよい。
【0009】ネジ輪5は図4に示すように、外装ケース3の下端の下端嵌合溝9内に嵌合する環状外壁部10と、この環状外壁部10の上端より内方に延びた連結部11と、この連結部11の先端より下方に垂下して、外側に底部材用ねじ12を備えた環状内壁部13とを一体的に設けている。
【0010】このネジ輪5の環状外壁部10は図1に示すように、外装ケース3の下端嵌合溝9内に沿って嵌合しているので、四角形状に形成しており、環状内壁部13は図2に示すように、円形状に形成している。
【0011】このネジ輪5は外装ケース3の下端嵌合溝9内に沿って嵌合しているので、後述の底部材6を螺着しても回り止めを必要とせずに、外装ケース3の下端嵌合溝9内を摺動することはない。このネジ輪5の連結部11は環状外壁部10と環状内壁部13との全周を連結しているが、特に全周にこだわることなく例えば放射状に連結してもよい。
【0012】底部材6は図1及び図5に示すように、上部を外装ケース3に沿うような外壁部14と、ネジ輪5の底部材用ねじ12に螺着するねじ16を備えた内壁部15との二重構造に設け、下部の台座部17中央に後述の締上げ部材18を螺着する締上げ用ネジ19を刻設している。
【0013】底部材6の外壁部14は外装ケース3の外形状に沿って四角形状に形成しており、内壁部15はネジ輪5の環状内壁部13に沿って円形状に形成している。この底部材6は内壁部15のねじ16がネジ輪5の底部材用ねじ12に螺着して、外装ケース3の下端に底部材6の外壁部14上端とが当接しても、底部材6の内壁部15上端とネジ輪5の連結部11下面とが当接しないように設けている。
【0014】締上げ部材18は図5に示すように、有底筒状に形成しており、外周壁に底部材6の締上げ用ネジ19に螺着して中びん2の底を押し上げている。肩部材4は図1及び図3に示すように、後方に把手20を設け、前方に液体流通路を備えた嘴部21を設け、中央に後述の蓋体7を螺着する受部22を設け、下部の外周壁を外装ケース3の外形状に沿った四角形状に形成し、下端に外装ケース3の上端嵌合片8を嵌合する爪部23を設けている。肩部材4の受部22は図1に示すように、中央に中びん2の口元と連通する中央開口をもうけている。
【0015】中びん2の口元を覆う蓋体7はレバー24の上下動に伴って弁体25を開閉し、中びん2内と肩部材4の嘴部21の液体流通路とを連通又は閉鎖する機構を備えており、肩部材4の受部22に着脱自在に螺着している。この蓋体7は特にレバー式の液体流出機構でなくても、通常のねじ式栓構造であってもよい。
【0016】組立てについて説明すると、横断面四角形状の外装ケース3の下端嵌合溝9内にネジ輪5の環状外壁部10を嵌合した状態とする。この状態で外装ケース3の上端嵌合片8を肩部材4の爪部23上に当接嵌合する。次に、中びん2を外装ケース3の下方より差し込んで、肩部材4の受部22下側にパッキンを介して中びん2口元を当接する。
【0017】更に、外装ケース3の下端と底部材6の外壁部14の上端とが接合するまで、底部材6の内壁部15のねじ16をネジ輪5の底部材用ねじ12に螺着する。その後、締上げ部材18を底部材6の締上げ用ネジ19に螺着して中びん2を押し上げる。これによって、外装ケース3の横断面四角形状が底部材6及び肩部材4にまで隙間なくおよぶこととなる。
【0018】以上本発明の代表例と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本発明にいうところの魔法びんは中びんを囲んだ外装ケースと、この外装ケースの上端に結合する肩部材と、外装ケースの下端内側に嵌合するネジ輪と、中びんの底部を覆い、ネジ輪に螺着する底部材と、肩部材上端に着脱自在に装着し、中びんの口元を覆う蓋体とからなる魔法びんに於いて、上記ネジ輪が外装ケースの下端と嵌合する環状外壁部と、この環状外壁部の上端より内方に延びた連結部と、この連結部の先端より下方に垂下し、外側に底部材用ねじを備えた環状内壁部とを一体的に設けてなる構成としているので、極めて簡単な構造にて多角形や異形状の横断面外形状であっても容易に結合でき、デザイン的にもすっきりして、しかも大幅なコストダウンをはかることができるという顕著な効果を期待することが出来るに至ったのである。
【出願人】 【識別番号】000104032
【氏名又は名称】オルゴ株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市鶴見区放出東1丁目5番23号
【出願日】 平成14年3月4日(2002.3.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−250710(P2003−250710A)
【公開日】 平成15年9月9日(2003.9.9)
【出願番号】 特願2002−56809(P2002−56809)