| 【発明の名称】 |
加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 紀行
【氏名】井上 計司
【氏名】清水 達雄
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| 【要約】 |
【課題】陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とするものであっても、該陶磁製材料により成形された皿などの容器に対して金属発熱体を安定した状態で固定することができるとともに該金属発熱体が脱落する危険性を有効に防止することができる新規な加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置を提供する。
【解決手段】陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面には被加熱体又は被加温体が載置される載置部2と、この載置部2の上面に載置される被加熱体又は被加温体を加熱又は加温するとともに上記載置部2に内蔵されてなる内蔵部4aと、この内蔵部4aに連続してなり上記載置部2の外部に露出してなる二つの電極部4b,4cと、を有する金属発熱体4と、を備えてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面には被加熱体又は被加温体が載置される載置部と、この載置部の上面に載置される被加熱体又は被加温体を加熱又は加温するとともに上記載置部に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記載置部の外部に露出してなる二つの電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とする加熱又は加温装置。 【請求項2】 前記載置部は、前記金属発熱体を構成する内蔵部が内蔵された後に焼成されてなることを特徴とする請求項1記載の加熱又は加温体。 【請求項3】 前記金属発熱体を構成する二つの電極部は、前記載置部の下面に露出してなるとともに、該載置部の下面には、上記金属発熱体に接続される電源が収納される電源収納部が形成され、この電源収納部の外側には、載置部材に固定又は連続した脚部が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱又は加温装置。 【請求項4】 陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面には芳香材が載置される芳香材載置部と、この芳香材載置部の上面に載置される芳香材を加熱するとともに該芳香材載置部に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記芳香材載置部の外部に露出してなる一方及び他方の電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とする芳香材用加熱装置。 【請求項5】 台座及びこの台座に配設され電源と接続される一方及び他方の台座側電極部と、上記台座上に載置されるとともに陶磁製材料により略皿状に成形され上面には芳香材が載置される芳香材載置部材と、この芳香材載置部材の上面に載置される芳香材を加熱するとともに該芳香材載置部材に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり該芳香材載置部材の外部に露出してなるとともに上記一方又は他方の台座側電極部に接触する一方及び他方の載置部材側電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とする芳香材用加熱装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、調理された食品などを加熱し又は加温するために使用される加熱又は加温装置並びに芳香材を加熱する芳香材用加熱装置に関するものであり、特に、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とした加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】これまで、食品を調理するために使用される食品調理器や、調理された食品を保温し又は加温する装置であって、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素としたものは、加熱装置,加温装置,保温装置などの名称で様々な技術が提案され又は実施されている。例えば、実開平6−56651号に開示された食品保温具は、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とし、この金属発熱体の発熱により食品を保温しようとするものである。すなわち、この食品保温具は、皿状に成形された陶磁器の下面に金属発熱体を固定し、この金属発熱体の発熱により、上記皿状に成形された陶磁器に載置又は収容された食品を保温するように構成されたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とした技術は、上記公開公報に開示された食品保温具を含めて、全て陶磁製材料により成形された部材の下面(及び/又は外周)に金属発熱体を配したものであり、陶磁製材料により成形された皿などの容器は、成形後に行われる焼成により収縮することから、必ずしも金属発熱体などを安定した状態で固定することはできず、また、固定された金属発熱体が脱落する危険性を否定することができない。 【0004】そこで、本発明は、上述した従来の加熱装置,加温装置又は保温装置などの被加熱体又は加温体を加熱し又は加温する装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、陶磁製材料と金属発熱体とを構成要素とするものであっても、該陶磁製材料により成形された皿などの容器に対して金属発熱体を安定した状態で固定することができるとともに該金属発熱体が脱落する危険性を有効に防止することができる新規な加熱又は加温装置並びに芳香材用加熱装置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、加熱又は加温装置に係るものであって、陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面には被加熱体又は被加温体が載置される載置部と、この載置部の上面に載置される被加熱体又は被加温体を加熱又は加温するとともに上記載置部に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記載置部の外部に露出してなる二つの電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とするものである。 【0006】また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記載置部材は、前記金属発熱体を構成する内蔵部が内蔵された後に焼成されてなることを特徴とするものである。 【0007】上記第1の発明を構成する金属発熱体は、電圧が印加されることにより発熱する金属であれば良く、板状,線状などその形状は勿論、大きさについても特に限定されるものではない。また、請求項2記載の発明のように、載置部材は、前記金属発熱体を構成する内蔵部が内蔵された後に焼成される場合には、焼成により載置部材にクラックが発生することを防止するために、細いフィラメントを使用することが好ましい。こうしたクラックの発生を防止するために金属発熱体としてフィラメントを用いる場合には、陶磁製材料の成分や焼成温度にもよるが、約0.02mm〜1.5mmの直径となされたものを使用することが好ましく、より好ましくは、0.02mm〜0.5mmの直径となされたものを使用する。なお、本発明を構成する被加熱体又は被加温体は、食品,薬品その他、加熱又は加温することが必要なもの全てを指す。 【0008】上述した発明によれば、金属発熱体に電圧が印加されることにより載置部材が加熱又は加温され、これによって、該載置部材に載置された被加熱体又は被加温体が加熱又は加温されるばかりではなく、金属発熱体は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることから、金属発熱体を安定した状態で固定することができるとともに該金属発熱体が載置部材から脱落する危険性を有効に防止することができる。また、上記金属発熱体は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることにより、金属発熱体の空気中への露出を最小限にとどめることが可能になり、該金属発熱体の酸化による寿命の減少を有効に防止することができるとともに、使用者等がこの金属発熱体に接触することによる感電の危険性も有効に回避することが可能となる。 【0009】また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、前記第1又は第2の発明において、前記金属発熱体を構成する二つの電極部は、前記載置部材の下面に露出してなるとともに、該載置部材の下面には、上記金属発熱体に接続される電源が収納される電源収納部が形成され、この電源収納部の外側には、載置部材に固定され又は連続した脚部が形成されてなることを特徴とするものである。 【0010】この第3の発明によれば、電源収納部は、脚部によって外部から隠れ又は外部に露出し難くなることから、外観に優れた加熱又は加温装置とすることができる。なお、この電源収納部に収納される電源としては、電池や降電圧装置等、少なくとも電流を上記金属発熱体に供給することができるものを指す。この電源の中でも、電池を使用し、上記電源収納部内に電池を収納することができるようにすることにより持ち運びも楽なものとすることができる。 【0011】また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、芳香材用加熱装置に係るものであって、陶磁製材料により略皿状に成形されてなり上面には芳香材が載置される芳香材載置部と、この芳香材載置部の上面に載置される芳香材を加熱するとともに該芳香材載置部に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり上記芳香材載置部の外部に露出してなる一方及び他方の電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とするものである。 【0012】この第4の発明による場合であっても、芳香材載置部に載置された芳香材は、上記金属発熱体を構成する一方及び他方の電極部に電圧が印加されることにより発熱し、これにより芳香材が加熱され、その香ばしい香りが辺りに芳香されるばかりではなく、この金属発熱体は、芳香材載置部に対して安定した状態で固定され脱落する可能性も防止することができる。なお、本発明により加熱される芳香材としては、例えば、ラベンダー,ミント,レモンバーム,ローズマリー等のハーブやこのハーブから得られたオイル或いは茶葉、更には伽羅,白檀等の香木等、少なくとも加熱することにより芳香され或いはより芳香されるものを指す。 【0013】また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、台座及びこの台座に配設され電源と接続される一方及び他方の台座側電極部と、上記台座上に載置されるとともに陶磁製材料により略皿状に成形され上面には芳香材が載置される芳香材載置部材と、この芳香材載置部材の上面に載置される芳香材を加熱するとともに該芳香材載置部材に内蔵されてなる内蔵部と、この内蔵部に連続してなり該芳香材載置部材の外部に露出してなるとともに上記一方又は他方の台座側電極部に接触する一方及び他方の載置部材側電極部と、を有する金属発熱体と、を備えてなることを特徴とするものである。 【0014】この第5の発明による場合では、上記第4の発明と同様な作用効果を実現できるばかりではなく、台座と、芳香材載置部とは別体とされているとともに、該台座と芳香材載置部材とは、一方及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電極部との接触により、金属発熱体に電圧が印加されることから、地震等による振動により、或いは不用意にこの芳香材用加熱装置が転倒した場合には、それまで接触していた一方及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電極部とは、必ず離れ、通電状態が解除されることから、従来のロウソクの炎を利用した芳香材用加熱装置に比べて極めて安全な芳香材用加熱装置とすることが可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る加熱又は加温装置(以下、加温装置と言う。)及び芳香材用加熱装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、加温装置1について説明する。 【0016】この加温装置1は、天ぷらや煮物などの調理された食品を加温し、大気の温度により冷めてしまうことを防止するために使用されるものであって、図1に示すように、皿状に成形された食品載置部2と、この食品載置部2の下面に形成された脚部3とを備えている。上記食品載置部2は、陶磁製材料により平面形状がほぼ円盤状に成形され、外周縁側から中心方向に亘って徐々に窪んだものとされている。また、上記食品載置部2の下面には、筒状の脚部3が形成され、この脚部3は基端側から下端側に亘って徐々に拡径されている。なお、この脚部3も陶磁製材料により成形されている。 【0017】また、上記食品載置部2には、本発明を構成する金属発熱体としてのフィラメント4が配設されている。このフィラメント4は、約0.2mmの外径を有するものであり、図1に示すように、上記食品載置部2に内蔵されている内蔵部4aと、この内蔵部4aと連続してなり該食品載置部2の底面から露出してなる一方の電極4b及び他方の電極4cとから構成されている。上記内蔵部4aは、図2に示すように、上記食品載置部2内を蛇行した状態で配設されてなるものであり、また、上記一方及び他方の電極部4b,4cは、該食品載置部2の下面であって、上記脚部3の内側に露出している。なお、上記フィラメント4は、上記食品載置部2の成形過程において、上記内蔵部4aが内蔵されるとともに、上記一方及び他方の電極部4b,4cが、上述のように、脚部3の内側に露出するように配置させ、その後に焼成されたものである。 【0018】また、上記脚部3の内側には、(本発明を構成する電源収納部としての)電池ボックス5が固定されており、この電池ボックス5には、上記一方及び他方の電極4b,4cに着脱自在に接続され且つ該電池ボックス5にも着脱可能となされた電池(二次電池)6が収納されている。 【0019】したがって、上述した加温装置1によれば、フィラメント4は、内蔵部4aが食品載置部2内に内蔵されていることから、該食品載置部2に安定した状態で固定することができ、また、脱落する危険性もない。また、このフィラメント5は、上記電池ボックス5内に収納された電池6からの電圧が印加され、これによって食品載置部2が加温されることから、該食品載置部2の上面に載置された食品は、大気の温度により冷えてしまうことがなく、調理された直後の味に近い味で食することが可能となる。また、この加温装置1では、電池6を収納する電池ボックス5が、脚部3の内側に固定されていることから、図示しないテーブルなどの上に置かれた場合には、上記電池6及び電池ボックス5は外部に露出されず、通常の皿(食器)と同じ外観を呈したものとすることができる。 【0020】なお、上記実施の形態に係る加温装置1では、脚部3も食品載置部2と同じように陶磁製材料により成形したが、本発明は、脚部が必ずしも陶磁製材料からなるものであることはなく、樹脂又は木などの他の材料・素材からなるものであっても良い。また、上記加温装置1では、フィラメント4を構成する内蔵部4aが、食品載置部2内を蛇行するように配されたものを図示して説明したが、本発明を構成する内蔵部は、このように蛇行したものばかりではなく、例えば、渦巻き状とされてなるものであっても良い。 【0021】次に、芳香材用加熱装置10について、図面を参照しながら詳細に説明する。この芳香材用加熱装置10は、芳香材としての茶葉を加熱するためのものであって、図3に示すように、台座11と、この台座11上に載置される芳香材載置部材12とを備えている。 【0022】上記台座11は、陶磁製材料により略壺状に成形され焼成されてなるものであって、側壁11aには、複数の透孔11bが形成され、上部には、円形状の開口11cが形成されている。また、図4に示すように、底部外周には脚部11dが形成され、これら脚部11dの内側に形成された底板部11eの中心には、底穴11fが形成されている。そして、この台座11内には、上記底板部11e上に載置固定されたランプ13が配設されている。このランプ13は、着座板14と、この着座板14の上面に固定されたランプ本体15から構成されている。 【0023】また、この台座10の側壁11aには、一方及び他方の台座部側電極16,17が取り付けられている。これら一方及び他方の台座側電極16,17は、それぞれ銅板からなるとともに、該一方の台座側電極16は、上記側壁11aの上端側内側に形成された一方の取付部18に着脱可能に取り付けられており、また、上記他方の台座側電極17は、この一方の取付部18と対向する位置に形成された他方の取付部19に着脱可能に取り付けられている。また、これら一方の台座側電極16の上端側は、折曲部(符号は省略する。)を介して略水平とされてなる一方の接触部16aが形成され、他方の台座側電極17の上端も、折曲部(符号は省略する。)を介して略水平とされた他方の接触部17aが形成され、これら一方及び他方の接触部16a,17aは、それぞれ上記開口11cに突出されている。また、上記一方及び他方の台座側電極16,17の下端は、図3及び図6に示すように、それぞれ一方及び他方のリード線20,21に接続され、この一方のリード線20は、上記ランプ本体15に接続され、該ランプ本体15に接続されたリード線22と、上記他方のリード線21は、図1に示す降電圧装置23に接続され、この降電圧装置23は、商用電源に接続されるプラグ24に接続されている。 【0024】また、上記芳香材載置部材12は、図3に示すように、陶磁製材料により皿状に成形され上面には、図示しない芳香材としての茶葉が載置されるものであって、この芳香材載置部材12には、金属発熱体26が固定されている。この金属発熱体26は、図3及び図5に示すように、芳香材載置部材12に内蔵されてなり径が約0.2mmのフィラメント26aと、このフィラメント26aの一端に固定され該芳香材載置部材12の底面から露出してなる一方の載置部材側電極26bと、上記内蔵部26aの他端に固定され該芳香材載置部材12の底面から露出してなる他方の載置部材側電極26cとから構成されている。上記フィラメント26aは、図5に示すように、一方から他方に蛇行するよう配設されてなるものであり、両端は僅かに載置部材12の下面に露出している。なお、上記芳香材載置部材12は、成形過程で上記金属発熱体26を構成するフィラメント26aが内部に埋め込まれた後に(乾燥されその後)焼成されてなるものである。また、上記フィラメント26aの一端には、一方の載置部材側電極26bが固定され、他端には、他方の載置部材側電極26cが固定されている。これら、一方及び他方の載置部材側電極26b,26cは、何れも銅板からなるものであり、この芳香材載置部材12が、上記台座11に形成された開口11cを閉塞するように該台座11上に載置されることにより、該一方の載置部材側電極16bは、上記一方の台座側電極16の接触部16aに接触し電気的に接続される部位であって、上記他方の載置部材側電極26cは、上記他方の台座側電極17の接触部17aに接触し電気的に接続される部位である。 【0025】また、上記台座側上記載置部材25の裏面には、図5に示すように、一方の電極取付部27と、他方の電極取付部28とが形成され、この一方の電極取付部27により上記一方の載置部材側電極26bが取り付けられ、他方の電極取付部28により上記他方の載置部材側電極26cが取り付けられている。なお、上記一方及び他方の電極取付部27,28は、何れも円柱状に成形されてなるとともに、互いに上記一方及び他方の載置部材側電極26b,26cの幅に対応した間隔で並列されてなる一方及び他方の凸部27a,28a,27b,28bとから構成されている。 【0026】したがって、この芳香材用加熱装置10によれば、上記芳香材載置部材12では、金属発熱体26を構成するフィラメント26aは、芳香材載置部材12内に内蔵されていることから、該芳香材載置部材12に安定した状態で固定することができ、また、脱落する危険性もない。また、この芳香材用加熱装置10では、前述したように、台座11上に、一方の台座側電極16の接触部16aと一方又は他方の載置部材側電極26b,26cとが互いに接触するとともに他方の台座側電極17の接触部17aと他方又は一方の載置部材側電極26c,26bとが互いに接触するように、上記芳香材載置部材12を載置することにより、上記フィラメント26aに電圧が印加され、これによって、該芳香材載置部材12上に載置された図示しない茶葉は加熱され(焙じられ)、辺りにはこの茶葉の香りが芳香する。また、このときには、上記ランプ本体15が点灯し、この光は上記台座11の側壁11aに形成された複数の透孔11bから放射される。すなわち、この芳香材用加熱装置10によれば、茶葉の加熱による芳香作用ばかりではなく、照明器具としての機能も果たすことができる。 【0027】また、この芳香材用加熱装置10では、台座11と芳香材載置部材12とは別体であり、芳香材載置部材12は台座11上に載置されているに過ぎないことから、上記金属発熱体26に電圧が印加されている状態において、この芳香材用加熱装置10が、例えば地震等の振動により転倒し、又は不用意に転倒した場合には、それまで互いに接触していた各電極(符号は省略する。)は離れ、該金属発熱体26に電圧が印加されないので、従来ロウソクの炎を利用して芳香材を加熱するタイプのものに比べ、安全な芳香材用加熱装置10とすることができる。 【0028】なお、上記実施の形態に係る芳香材用加熱装置10では、芳香材が載置される部位を芳香材載置部材12とし、台座11とは別体のものを図示して説明したが、本発明(請求項4記載の発明)では、この芳香材が載置される部位は、台座と一体成形されてなり、芳香材は、図示しない芳香材載置部の上面に載置されるものであっても良い。 【0029】 【発明の効果】前述した本発明の各実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明及び請求項2記載の発明)によれば、金属発熱体に電圧が印加されることにより載置部材が加熱又は加温され、これによって、該載置部材に載置された被加熱体又は被加温体が加熱又は加温されるばかりではなく、金属発熱体は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることから、金属発熱体を安定した状態で固定することができるとともに該金属発熱体が載置部材から脱落する危険性を有効に防止することができる。上記金属発熱体は、内蔵部が載置部材に内蔵されていることにより、金属発熱体の空気中への露出を最小限にとどめることが可能になり、該金属発熱体の酸化による寿命の減少を有効に防止することができるとともに、使用者等がこの金属発熱体に接触することによる感電の危険性も有効に回避することが可能となる。 【0030】また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、電池収納部は、脚部によって外部から隠れ又は外部に露出し難くなることから、外観に優れた加熱又は加温装置とすることができる。 【0031】また、第4の発明(請求項4記載の発明)による場合であっても、芳香材載置部に載置された芳香材は、上記金属発熱体を構成する一方及び他方の電極部に電圧が印加されることにより発熱し、これにより芳香材が加熱され、その香りが辺りに芳香されるばかりではなく、この金属発熱体は、芳香材載置部に対して安定した状態で固定され脱落する可能性も防止することができる。 【0032】また、第5の発明(請求項5記載の発明)によれば、上記第4の発明と同様な作用効果を実現できるばかりではなく、台座と、芳香材載置部とは別体とされているとともに、該台座と芳香材載置部材とは、一方及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電極部との接触により、金属発熱体に電圧が印加されることから、地震等による振動により、或いは不用意にこの芳香材用加熱装置が転倒した場合には、それまで接触していた一方及び他方の台座側電極部と一方及び他方の載置部材側電極部とは、必ず離れ、通電状態が解除されることから、従来のロウソクの炎を利用した芳香材用加熱装置に比べて極めて安全な芳香材用加熱装置とすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598042987 【氏名又は名称】有限会社シーム
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| 【出願日】 |
平成14年3月6日(2002.3.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094156 【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 民安
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| 【公開番号】 |
特開2003−250703(P2003−250703A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−59966(P2002−59966) |
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