| 【発明の名称】 |
加熱鍋および直火釜の焦げ防止装置。 |
| 【発明者】 |
【氏名】山口 浩幸
【氏名】品川 士郎
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| 【要約】 |
【課題】鍋の底部に設けた遮蔽板によって、加熱バーナーの炎の上昇を制限することにより、材料を少量加熱する場合でも焦げ付きなく加熱できるようにする。
【解決手段】加熱鍋1は、鍋本体10と、鍋本体10の底部13に設けられたリング状の遮蔽板11とを有し、鍋本体10の底部13を加熱する火炎が鍋本体10の側壁12を加熱するのを制限するように遮蔽板11が鍋本体10の底部13から下方へ突出している。直火釜の焦げ防止装置は、上方が開口する外釜3内に加熱バーナー2が配置され、外釜3の上方の開口部に上記加熱鍋1が設置され、外釜3の上端部に排気口31が形成されている。加熱鍋1に設けたリング状の遮蔽板11で囲まれる加熱鍋1の底部に、加熱バーナー2からの火炎が当たるように加熱バーナー2が設置され、遮蔽板11と外釜3との間に排気口31へ通じる排気通路32が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鍋本体と、該鍋本体の底部に設けられたリング状の遮蔽板とを有し、該鍋本体の底部を加熱する火炎によって鍋本体の側壁が加熱されるのを制限するように該遮蔽板が該鍋本体の底部から下方へ突出している加熱鍋。 【請求項2】 上方が開口する外釜内に加熱バーナーが配置され、該外釜の上方の開口部に請求項1に記載の加熱鍋が設置され、該外釜の上端部に排気口が形成されている直火釜の焦げ防止装置であって、該加熱鍋に設けたリング状の遮蔽板で囲まれる加熱鍋の底部に、加熱バーナーからの火炎が当たるように該加熱バーナーが設置され、該遮蔽板と外釜との間に該排気口へ通じる排気通路が形成されている直火釜の焦げ防止装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、惣菜、つくだに、あん、ジャム等の食品を製造する際にこれらの材料を加熱する鍋に関し、詳しくは加熱鍋の内壁の焦げつきを抑制した加熱鍋とその加熱鍋を使用した直火釜の焦げ防止装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の直火釜においては、図3に示すように、外釜3内にガスバーナ−2が配置され、該外釜3の上方開口部に加熱鍋9が設置され、外釜3の上端部に排気口31が形成されている。そして、鍋9を加熱する際にはガスバーナ−2の火炎が鍋底から壁の側壁の外側をつたって上昇し(矢印B)、排気口31から排気されるようになっている。 【0003】ところで、鍋内の底部には食品材料(被加熱物)があり、またスクレパー16等によって鍋底が掻き取られているため焦げが発生することは少ないが、鍋の側壁の内面付近では、材料が存在しない場合があるとともに、側面に配置されたスクレパー17の掻き取りが十分ではないので、鍋の内面で焦げが発生し易いという欠点がある。つまり、鍋の側壁部分では、底部からの熱伝導に加えて、排気熱によっても加熱されるために、鍋の側壁が異常に加熱されるのである。特に、鍋に入れられた食品材料が少量のときは鍋側壁の焦げ付きが著しい。 【0004】鍋底に付属物を設けた従来技術として、実開昭56−139416号公報、実開昭58−18872号公報および実開昭60−53216号公報には、鍋底に多数のフィンや突起を設けた鍋が提案されているが、フィンや突起間に排気の通路が形成されるため、排気は該通路から鍋の側壁へ向けて上昇することが可能で鍋の側壁の異常加熱を防止することはできない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の欠点を解決するものであり、その目的とするところは、鍋の側壁部分においても焦げ付きの発生を抑制した加熱鍋およびその加熱鍋を使用した直火釜の焦げ防止装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の加熱鍋は、鍋本体と、該鍋本体の底部に設けられたリング状の遮蔽板とを有し、該鍋本体の底部を加熱する火炎によって鍋本体の側壁が加熱されるのを制限するように該遮蔽板が該鍋本体の底部から下方へ突出しており、そのことにより上記目的が達成される。 【0007】本発明の直火釜の焦げ防止装置は、上方が開口する外釜内に加熱バーナーが配置され、該外釜の上方の開口部に上記加熱鍋が設置され、該外釜の上端部に排気口が形成されている直火釜の焦げ防止装置であって、該加熱鍋に設けたリング状の遮蔽板で囲まれる加熱鍋の底部に、加熱バーナーからの火炎が当たるように該加熱バーナーが設置され、該遮蔽板と外釜との間に該排気口へ通じる排気通路が形成されており、そのことにより上記目的が達成される。 【0008】以下、本発明の作用を説明する。 【0009】鍋の底部に設けた遮蔽板によって、加熱バーナーからの火炎が鍋底から鍋の側部をつたって上昇することが防止され、図1の矢印Aで示すように、遮蔽板の下方を通って排気口へ流れるようになる。そのため、排気熱によって鍋の側壁が異常に加熱されることが抑制される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を具体的に説明する。 【0011】本発明の加熱鍋1は、図1に示すように、鍋本体10と、該鍋本体10の底部に設けられたリング状の遮蔽板11とを有している。この遮蔽板11は、鍋本体10の底部13を加熱する火炎によって鍋本体10の側壁12が加熱されるのを制限するために、鍋底に下方へ突出するように設けられている。 【0012】鍋本体10はその底部13が下方へ突曲するよう丸くなっている。 【0013】この鍋本体10内には底部内面を擦り取る底部スクレパー16と、側壁12の内面に摺接する側部スクレパー17が回転可能に配設される。 【0014】鍋本体10の底部外面に突設された遮蔽板11は、リング状の金属製筒体にて形成され、鍋本体10の底面に溶接あるいはボルトナット、ビス等の固着具等にて固定されている。この遮蔽板11の大きさ(直径)や突出長さは、鍋本体10の大きさおよび鍋の下方に配置されるガスバーナ−2の大きさ等によって適宜決定されるが、ガスバーナ−2からの火炎が遮蔽板11で囲まれる鍋底にのみ当たるように設定される。すなわち、ガスバーナ−2からの火炎が遮蔽板11の外側にある鍋1の側壁12に直接当たることはない。遮蔽板11の突出寸法は上下調整可能に構成してもよい。例えば、第1の筒体と、この第1の筒体にスライド可能に取り付けられる第2の筒体とで遮蔽板11を構成し、第1筒体を鍋本体10の底部13に固定し、第2筒体を第1筒体に対してスライドさせることによってその突出寸法を調整するようにしてもよい。 【0015】本発明の直火釜の焦げ防止装置は、上方が開口する外釜3と、その外釜3内に配置されるガスバーナ−2と、該外釜3の上方開口部に設置された上記構成の加熱鍋1とを有している。 【0016】外釜3は側壁30を有し、その側壁30の上端部の周囲に適宜間隔をおいて複数の排気口31が形成されている。外釜3の側壁30の上端には載置台14が形成されている。この外釜3の上方開口部に加熱鍋1を配置し、該鍋1を外釜3の載置台14上に載置した場合には、遮蔽板11で囲まれる加熱鍋1の底部13下方位置にガスバーナ−2が設置されるようになっている。また、鍋底および遮蔽板11と、外釜3の側壁30との間に排気口31へ通じる排気通路32が形成されている。 【0017】加熱鍋1内に食品材料を入れて加熱する場合には、ガスバーナ−2からの火炎が遮蔽板11で囲まれる鍋底にのみ直接当たるために、鍋底を加熱すると共に火炎が遮蔽板11の外側の鍋1の側壁12を直接加熱することがない。排気は、排気通路32を通って排気口31から外部へ排出されるために、排気熱によって鍋1の側壁12が異常に加熱されることはない。 【0018】なお、上記実施形態では筒状の遮蔽板を壁底から垂直下方へ突出したが、遮蔽板の下端部がやや外側へ開くように傾斜させて設けてもよい。また、複数の遮蔽板を同心状に設けてもよい。また、加熱バーナーとして、ガスバーナ−の代わりに、炭、木、石炭、コークス等の加熱源が用いられてもよい。さらに、鍋の側壁に外側へ突出するフランジを設けてもよい。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、鍋の底部に設けた遮蔽板によって、加熱バーナーの炎の上昇を制限することにより、材料を少量加熱する場合でも焦げ付きなく加熱できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591002212 【氏名又は名称】株式会社品川工業所
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| 【出願日】 |
平成14年2月27日(2002.2.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078282 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 秀策
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| 【公開番号】 |
特開2003−250696(P2003−250696A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−52409(P2002−52409) |
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