|
|
【発明の名称】 |
電動調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】斉藤 恭一 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内 |
【課題】安全装置であるサーキットプロテクターの操作性を改善する。
【解決手段】スイッチ部5の動作により、電動機4に連動したカッター7が回転し、ガラス容器1内の材料が切削され、切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合には、電動機4を流れる電流が増加し、ある程度の規定値を超えると、電動機4に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクター8が動作して、サーキットプロテクター8内の接点が開放し、電動機4の通電を停止させるようにした電動調理器において、サーキットプロテクター8は一度動作すると操作用レバー9を押す操作をしない限り、元には戻らない構造となっており、電動機4制御用のスイッチ部5とこのサーキットプロテクター8の操作用レバー9とを連動させ、スイッチ部5の停止操作をする毎に、操作用レバー9を押してサーキットプロテクター8の復帰動作をさせる電動調理器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円筒形のガラス容器(1)内にカッター(7)が、本体(2)内部には電動機(4)が設けられ、本体(2)上に設けられたスイッチ部(5)の動作により、電動機(4)に連動したカッター(7)が回転し、ガラス容器(1)内の材料が切削され、切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合には、電動機(4)を流れる電流が増加し、ある程度の規定値を超えると、電動機(4)に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクター(8)が動作して、サーキットプロテクター(8)内の接点(8a)が開放し、電動機(4)の通電を停止させるようにした電動調理器において、サーキットプロテクター(8)は一度動作すると操作用レバー(9)を押す操作をしない限り、元には戻らない構造となっており、電動機(4)制御用のスイッチ部(5)とこのサーキットプロテクター(8)の操作用レバー(9)とを連動させ、スイッチ部(5)の停止操作をする毎に、操作用レバー(9)を押してサーキットプロテクター(8)の復帰動作をさせることを特徴とした電動調理器。 【請求項2】 スイッチ部(5)の切りボタン(5a)を下方向に押した時、スイッチ部(5)内部の作動板(10)が横方向に動き、サーキットプロテクター(8)の操作用レバー(9)を押し付け、サーキットプロテクター(8)内のバイメタル(8b)が過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうことを特徴とする請求項1記載の電動調理器。 【請求項3】 スイッチ部(5)の切りボタン(5a)を下方向に押した時、切りボタン(5a)の取付け用レバー(5d)が直接、サーキットプロテクター(8)の操作用レバー(9)を押し付け、サーキットプロテクター(8)内のバイメタル(8b)が過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうことを特徴とする請求項1記載の電動調理器。 【請求項4】 スイッチ部(5)の切りボタン(5a)を下方向に押した時、スイッチ部(5)内部の作動板(10)が横方向に動き、作動板(10)と連動する連結レバー(11)により、作動板(10)の動作が拡大されて動作し、サーキットプロテクター(8)の操作用レバー(9)を押し付け、サーキットプロテクター(8)内のバイメタル(8b)が過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうことを特徴とする請求項1記載の電動調理器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用するミキサーなどの電動調理器の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の電動調理器は、一般的に図5に示すような構成であった。 【0003】図5において、円筒形のガラス容器1内にカッター7が、本体2内部には電動機4が設けられ、本体2上に設けられたスイッチ部15の押圧動作により、電動機4に連動したカッター7が回転し、ガラス容器1内の材料が切削調理されるものである。 【0004】この時、切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合には、電動機4を流れる電流が増加し、ある程度の規定値を超えると、電動機4に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクター16が動作して、サーキットプロテクター16内の接点が開放し、電動機4の通電を停止させるように構成されている。 【0005】サーキットプロテクター16は一度動作すると操作用レバー17を押す操作をしない限り、元には戻らない構造となっているため、過負荷を誤って投入してしまい、サーキットプロテクター16の接点を開放してしまった時には、手動にてこの操作用レバー17を押し、サーキットプロテクター16内の接点を閉じる操作をしなければ、再び電動機4への電源を供給する事が出来ず、スイッチ部15を通電状態にしても、電動機4を動かす事が出来ない構造となっていた。 【0006】また、この操作用レバー17は通常の操作時には、不必要である為、本体2の底部等の見難い部分に設けられる事が多く、操作用レバー17を押すには、一度ガラス容器1を取り外し、本体2を逆様にしてから、底にある操作用レバー17に指を差し入れて、押す必要があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前記従来例のような構造では、安全装置であるサーキットプロテクターを動作させてしまった時には、その度毎に、ガラス容器を取り外し、本体を逆様にしてから指を差し入れ、操作用レバーを押し、再び使用出来る状態とする等の操作が必要であった。 【0008】従って、使用中に再びサーキットプロテクターを動作させてしまった時には、同じ操作を再度行う必要があり、操作面において大変使い難くさせているばかりでなく、知らないうちに過負荷となり、動作させてしまった場合などは、使用者が故障と間違って、製品を修理に出したり、又は使用せずにしまいこんでしまったり、最悪の場合、その製品を廃棄処分にしてしまったりすることも生じさせていた。 【0009】また、ガラス容器を装着したまま、あるいはガラス容器を外した状態で、操作用レバーを押した場合には、電源が入りのままだと突然カッターあるいはカップリングが回りだし非常に危険なものであった。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、電動機に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクターが動作した場合には、スイッチ部の切りボタンを下方向に押すことによって、サーキットプロテクターの操作用レバーを同時に押す操作を連動して行なうようになし、この操作でサーキットプロテクターの復帰動作をさせるようにしたものである。すなわち、サーキットプロテクター内のバイメタルが過電流により反転動作していても、スイッチ部の操作により、元の状態に復帰させることが可能となるものである。 【0011】このように、上記構造によれば、スイッチ部の切りボタンとサーキットプロテクターの操作用レバーの連動動作により、サーキットプロテクターが動作した時にも、元の状態に復帰させる動作を、毎回切りボタンを押した時に行なうために、使用者が通常の操作にて、自然にサーキットプロテクターの復帰操作を行なうことが出来、万一知らないうちに過負荷となり、動作させてしまった場合などにも、使用者が自動的に復帰動作させるので、製品を修理に出したり、使用出来ないまま放置したり、最悪は製品を処分してしまったりすることが無くなり、問題点を解決出来るものである。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明は、円筒形のガラス容器内にカッターが、本体内部には電動機が設けられ、本体上に設けられたスイッチ部の動作により、電動機に連動したカッターが回転し、ガラス容器内の材料が切削され、切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合には、電動機を流れる電流が増加し、ある程度の規定値を超えると、電動機に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクターが動作して、サーキットプロテクター内の接点が開放し、電動機の通電を停止させるようにした電動調理器において、サーキットプロテクターは一度動作すると操作用レバーを押す操作をしない限り、元には戻らない構造となっており、電動機制御用のスイッチ部とこのサーキットプロテクターの操作用レバーとを連動させ、スイッチ部の停止操作をする毎に、操作用レバーを押してサーキットプロテクターの復帰動作をさせる電動調理器としたものである。 【0013】また、具体的な実施の形態として、請求項2では、スイッチ部の切りボタンを下方向に押した時、スイッチ部内部の作動板が横方向に動き、サーキットプロテクターの操作用レバーを押し付け、サーキットプロテクター内のバイメタルが過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうようにしたものである。 【0014】また、請求項3では、スイッチ部の切りボタンを下方向に押した時、切りボタンの取付け用レバーが直接、サーキットプロテクターの操作用レバーを押し付け、サーキットプロテクター内のバイメタルが過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうようにしたものである。 【0015】さらに、請求項4では、スイッチ部の切りボタンを下方向に押した時、スイッチ部内部の作動板が横方向に動き、作動板と連動する連結レバーにより、作動板の動作が拡大されて動作し、サーキットプロテクターの操作用レバーを押し付け、サーキットプロテクター内のバイメタルが過電流により反転動作しているのを、元の状態に復帰させる動作を行なうようにしたものである。 【0016】 【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す電動調理器の一部断面した正面図である。図2は同じくスイッチ部の詳細図である。図3は別の実施例による電動調理器の一部断面した正面図であり、図4はさらに別の実施例による一部断面した上面図である。 【0017】図において、1は円筒形のガラス容器であり、2は本体である。ガラス容器1の下部には着脱自在にカッター台3がねじ込み式にて設けられ、本体2内部には電動機4が設けられると共に、本体2上面にはスイッチ部5が設けられている。このスイッチ部5の入りボタン5bを操作することにより電動機4に通電され、電動機4並びに接続するカップリング6が回転し、さらにカップリング6に連結したカッター台3の中央部に回転自在に設けられた材料切断用のカッター7が回転し、ガラス容器1内の材料が撹拌切削され液体状のドリンク類が出来るものである。尚、5cはフラッシュボタンである。 【0018】この構造において、ガラス容器1内の切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合に、電動機4が加熱して、発煙等に至らないように、安全装置として、電流値がある程度の規定値を超えると、直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクター8が動作し、通電を停止させるような構造となっている。 【0019】サーキットプロテクター8内には、バイメタルである作動レバー8bが配置され、この作動レバー8bが過電流により加熱され、反転曲げ動作をし、この作動レバー8bの端部にある接点8aを開操作することにより、電動機4への通電を制御している。また、サーキットプロテクター8には、操作用レバー9が備わっており、一度バイメタルである作動レバー8bが動作すると操作用レバー9を押す操作をしない限り、自動的には戻らない構造となっている。 【0020】従って、サーキットプロテクター8が動作した時には、スイッチ部5の切りボタン5aを下方向に押すこと(通常時の電源を切る操作)によって、スイッチ部5内部の作動板10が横方向に動き、サーキットプロテクター8の操作用レバー9とスイッチ部5の操作が連動する構造となっているので、停止操作をするたび毎に、サーキットプロテクター8の操作用レバー9が毎回押され、サーキットプロテクター8の復帰動作を自然に行わせる構成になっているものである。 【0021】次に、本実施例の作用について説明する。 【0022】まず、円筒形のガラス容器1内に、材料及び液体類を投入し、ガラス容器1の上部の蓋を被せる。次に、蓋を被せたガラス容器1を本体2上に乗せ、電源コード(図示せず)を差し込み、スイッチ部5の入りボタン5bを押すと、電動機4への通電がなされ、カップリング6を介して、カッター7が回転する。カッター7の回転により、材料は撹拌しながら切削され、約1分後にはガラス容器1内の材料が細かく砕かれ、水分と共に液体状になる。 【0023】この状態において、ガラス容器1内の切削される材料が規定材料よりも重い負荷の場合には、電動機4を流れる電流が増加し、ある程度の規定値を超えると、電動機4に直列に設けられた過電流検知用のサーキットプロテクター8内の作動レバー(バイメタル)8bが加熱され反転動作して、サーキットプロテクター8内の接点8aが開放し、電動機4の通電を停止させる。 【0024】この時、サーキットプロテクター8は一度動作すると操作用レバー9を押す操作をしない限り、元には戻らない構造となっているため、スイッチ部5の切りボタン5aを下方向に押すことによって、スイッチ部5内部の作動板10が横方向に動くようにすることで、サーキットプロテクター8の操作用レバー9とスイッチ部5の操作を連動させることが出来、停止操作をするたび毎に、サーキットプロテクター8の操作用レバー9を毎回押して、サーキットプロテクター8の復帰動作を自然に行うことになる。 【0025】次に別の実施例について、図3に基づいて説明する。 【0026】図3において、5はスイッチ部であり、5aは切りボタン、5dは切りボタン5aを支持する取付け用レバーである。8はサーキットプロテクターで、9は操作用レバーであり、前記図1のものと同様であるが、スイッチ部5との取付け位置関係が異なっているものである。尚、その他の構成は図1と同様である。 【0027】このような構成において、サーキットプロテクター8が過電流を検知して動作した時には、図1と同様に、切りボタン5aを押すことによって取付け用レバー5dが直接サーキットプロテクター8の操作用レバー9を押し付け、サーキットプロテクター8内のバイメタルを元の状態に復帰させ、接点を閉動作させるものである。 【0028】さらに別の実施例について図4に基づいて説明する。 【0029】図4において、5はスイッチ部であり、5aは切りボタンである。8はサーキットプロテクター、9は操作用レバー、11はスイッチ部5の作動板10と操作用レバー9とを連結する連結レバーである。連結レバー11は作動板10の動作を拡大させて操作用レバー9に伝えるものである。尚、その他の構成は図1と同様である。 【0030】このような構成において、サーキットプロテクター8が過電流を検知して動作した時には、図1と同様に、切りボタン5aを押すことによって作動板10が横方向に動き、作動板10と連動する連結レバー11により、作動板10の動きが拡大され操作用レバー9を押し付ける。この動作によりサーキットプロテクター8内のバイメタルを元の状態に復帰させ、接点を閉動作させるものである。 【0031】このサーキットプロテクター8の復帰動作により、万一使用者が知らないうちにサーキットプロテクター8内のバイメタルが過負荷等を検知することにより、反転動作をしていても、元の状態に復帰させる動作を、スイッチ部5の切りボタン5aを押す操作だけで行うことが可能となるものである。 【0032】 【発明の効果】以上、本発明はこのような構成としたことにより、スイッチ部の切りボタンとサーキットプロテクターの操作用レバーの連動動作により、サーキットプロテクターが動作した時には、元の状態に復帰させる動作を、毎回切りボタンを押した時に行うために、使用者が通常の操作にて、自然にサーキットプロテクターの復帰操作を行うことが出来、万一使用者が知らないうちに過負荷となり、動作させてしまった場合などにも、使用者が自動的に復帰動作させ、製品を修理に出したり、使用出来ないまま放置したり、最悪は製品を処分してしまったりすることなどがなくなり、きわめて大きな効果が期待できるものである。 【0033】また、サーキットプロテクターが復帰した時には、必ず電源が切れているので、突然カッターが回転するなどの事故が無くなり、安全性も向上し使い勝手も向上するものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005131 【氏名又は名称】株式会社日立ホームテック 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1
|
| 【出願日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−245209(P2003−245209A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月2日(2003.9.2) |
| 【出願番号】 |
特願2002−45991(P2002−45991) |
|