| 【発明の名称】 |
ロースターにおけるドレンパンへの自動給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三田 康博 【住所又は居所】名古屋市名東区若葉台110番地 シンポ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ドレンパン内に水を補給するための諸作業を不要にする。
【解決手段】ロストル14の下方に位置するドレンパン11に給水パイプ15を接続すると共に、ドレンパン11の側方にオーバーフロー用の排水口16を形成し、該排水口16の下部を基準水位面に相当する位置に形成する。かかるロースターの稼働中に給水パイプ15から常時給水すれば、余剰水は排水口16から排出されて、ドレンパン11内の水が常時一定量に維持される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 載置調理手段の下方に位置するドレンパンに給水パイプを接続すると共に、ドレンパンの側方にオーバーフロー用の排水口を形成し、該排水口の下部を基準水位面に相当する位置に形成したことを特徴とするロースターにおけるドレンパンへの自動給水装置。 【請求項2】 排水口を入口とした排水経路を水槽に接続し、該水槽に循環手段の上流側を接続すると共に、下流側を給水パイプとしたことを特徴とする請求項1記載のロースターにおけるドレンパンへの自動給水装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロースターにおけるロストル、焼き網等の下方に位置するドレンパン内の水を一定量に維持する様にしたロースターにおけるドレンパンへの自動給水装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のロースターにおけるドレンパンにあっては、ロストル、焼き網等の下方に配置されており、かかるドレンパン内に水を張ることで、ロストル、焼き網等から落下する油汁、タレ等の滴下汁、焼きカスがドレンパンの内面に焦げ付かないすると共に、ドレインパンが異常加熱(空焚き)しない様にして、ドレインパン内に落下した調理物の滴下汁、焼きカス等に引火させない様にしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術にあっては、ドレンパン内に水量に常に注意を払わなければならず、必要量以上に減少した時点で又は定期的にロストル、焼き網等を外し、適宜バーナーを止めた後、水を注がなければならず、甚だ面倒であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術に基づく、水を補給するための諸作業が定期的に必要な課題に鑑み、ロストル、焼き網等の載置調理手段の下方に位置するドレンパンに給水パイプを接続すると共に、ドレンパンの側方にオーバーフロー用の排水口を形成し、該排水口の下部を基準水位面に相当する位置に形成したロースターによれば、該ロースターの稼働中に給水パイプがら常時給水することによって、余剰水が排水口から排出されて、ドレンパン内の水を常時一定量に維持可能にして、上記課題を解決する。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るドレンパンへの自動給水装置を設置した無煙ロースターの概略断面図である。図1に示す様に、無煙ロースターの上部をテーブル1とし、該テーブル1の下方に外箱2を配置すると共に、外箱2の上部にして、テーブル1に形成した円形状の開口部3内に相当する位置に、該開口部3より小径な上方開口部4を形成している。 【0006】上記外箱2の内部にして上記上方開口部4より下方に、上方開口状の内箱5を配設し、該内箱5の外側、即ちかかる外箱2と内箱5の間に所定間隔の吸引流路6を形成し、該吸引流路6は排気経路における最上流に位置している。又、外箱2と内箱5間(吸引流路6)の上方隙間をトップリング7で閉鎖し、該トップリング7に複数個の吸引孔8、8a…を形成している。つまり、吸引流路6を形成する内側壁にして、後述する載置調理手段14の焼き面14a より上方に吸引孔8、8a…が形成されている。 【0007】外箱2の下方に内部炎口形式のバーナー10を設け、他方、内箱5の下方部に一体形成したリング状のドレンパン11の中央部を立ち上げて上方開口状の保護周壁12を形成し、該保護周壁12内に上記バーナー10からの炎を位置させる様にしている。又、内箱の上方にして吸引孔8、8a…より下方にロストル、焼き網等の載置調理手段14を配設している。 【0008】ドレンパン11に給水パイプ15を接続すると共に、該給水パイプ15にバルブ15aを設け、他方、ドレンパン11の側方にオーバーフロー用の排水口16を形成し、該排水口16の下部を基準水位面に相当する位置に形成している。又、排水口16を、ドレンパン11の外側に設けた受水ボックス17で囲って、排水口16から燃焼排ガスが直接吸引されない様にしている。又、受水ボックス17の下部にパイプ18を接続し、該パイプ18の下端を、後述する水槽23の槽内水中に位置させている。つまり、受水ボックス17及びパイプ18からなる、排水口16を入口とした排水経路が水槽23に接続されている。尚、オーバーフロー用の排水口16は、ドレインパン11への送水量を自然に排出可能な程度の開口面積を有している。 【0009】外箱2内にして内箱5の側方に水洗冷却筒19の上部を配置し、水洗冷却筒19の下部が外箱2の下部を貫通して下方突出すると共に、その下端を、後述する水槽23内の上限水位面より上方に位置させている。つまり水洗冷却筒19は排気経路における吸引経路6の下流側に配置されている。水洗冷却筒19は、上方開口部が大径で、下方開口部が小径となる様に、中間部に下方縮径状のテーパー面20を形成している。又、水洗冷却筒19内してテーパー面20より上方の中央にシャワーノズル21を下向きに配設し、該シャワーノズル21は、水洗冷却筒19を貫通した給水パイプ22の先端に装着され、該給水パイプ22にバルブ22a を設けている。尚、シャワーノズル21はフルコーン型とし、シャワーノズル21からの噴射水が、水洗冷却筒19の断面積以上をカバーする程度に広がる様にしている。 【0010】外箱2の下方に水槽23を配設し、該水槽23の上部を上記パイプ18及び水洗冷却筒19の下部を貫通させて、該パイプ18及び水洗冷却筒19の下部を水槽23内に配置して、水洗冷却筒19を介して外箱2と水槽23を連通させている。つまり水槽23は排気経路における水洗冷却筒19の下流側に配置されている。水槽23内に2枚の邪魔板24、24a を配設して、水槽23内を一次処理室23a 、二次処理室23b 及び処理水貯溜室23c に区割し、一次処理室23a の上部を水洗冷却筒19の下端部が貫通している。一次処理室23a と二次処理室23b 間の邪魔板24の上端を基準水位面より上方に、下端を底部より上方に位置させ、二次処理室23b と処理水貯溜室23c 間の邪魔板24b の上端を基準水位面より上方に位置させると共に、その下部にメッシュ式のストレーナー25を上下スライド脱着自在に設けている。又、二次処理室23b 内、即ち邪魔板24、24a 間に邪魔板24b を設け、該邪魔板24b を底部より上方に立設させると共に、その上端を基準水位面より下方に位置させている。 【0011】水槽23(一次処理室23a )における基準水位面より上方に給水管26を接続し、該給水管26の先端にして水槽23内にボールタップ27を装着し、給水管26にバルブ26a を設けている。又、一次処理室23a 内にして、水洗冷却筒19とボールタップ27間に仕切り板28を設け、該仕切り板28の上端を基準水位面より上方に、下端を底部より上方に位置させている。 【0012】水槽23(処理水貯溜室23c )の側部の底部寄りに取水管29を接続し、該取水管29にバルブ29a を設け、又取水管29をポンプ30の入口に接続すると共に、該ポンプ30の出口に給水パイプ15、22及び水槽23への送水パイプ31を合流、接続している。又、上記送水パイプ31は、水槽23の上部を貫通すると共に、その下端部を水中にして水槽23の底部近傍に位置させ、中間部にバルブ31a を設けている。又、給水パイプ15、22及び送水パイプ31の合流部に給水パイプ15、22及び送水パイプ31への送水管32を接続し、該送水管32にバルブ32a を設けている。つまり、循環手段の上流側である取水管29を水槽23に接続すると共に、上流側を給水パイプ15、22及び送水パイプ31とすることで、ポンプ30により水槽23内の槽内水を循環させる様にしている。又、取水管29、給水パイプ15、22及び送水パイプ31に設けたバルブ29a 、15a、22a 、31a の開閉操作により、洗浄水量やドレインパン送水量を任意に調整出来る様にしている。 【0013】処理水貯溜室23c における側壁部にオーバーフロー用の排水口33を設け、該排水口33の下部を上限水位面に位置させている。又、排水口33の外側に受皿34を設けると共に、該受皿34にパイプ35を接続している。又、水槽23の下部における邪魔板24a の両側方に排水パイプ36、37を接続し、該排水パイプ36、37にバルブ36a 、37a を設け、上記パイプ35及び排水パイプ36、37を排水管38に接続している。又、微細な不純物を除去するために、洗浄水の循環手段における配管(取水管29、ポンプ30、給水パイプ15、22、送水パイプ31)内にストレーナー(図示せず)を取り付けることも有効的である【0014】水槽23内の槽内水からの不純物の除去方法としては、ストレーナー、沈降・浮上分離、濾過分離等の物理的分離方法、中和、酸化還元等の化学的分離方法、及び好気性又は嫌気性微生物により分解させる生物化学的分離方法があり、それらを単独或いは組み合わせて行う様にしている。 【0015】水槽23内の上限水位面より上方に排気ダクト40を接続し、該排気ダクト40の基端部に水分除去部41を設けると共に、先端をメインダクト42に接続し、該メインダクト42に排気ファン43を設けている。又、水分除去部41にあっては、ダクト内に複数枚の板を、所定間隔を開けて並べた複数枚の板の間の部分に次列の板を配置する様に配列して、排ガスを板に衝突させながら分岐、合流する様に蛇行させることで、含有水分を板に付着させて除去する様にしている。 【0016】尚、上記実施例におけるバーナー10は内部炎口形式であるが、かかる形態のものに限定せず、ドレンパン11の上方に配置するリング形状のものであっても良く、この場合、ドレンパン11をリング状に形成して保護周壁12を形成しなくても良く、且つバーナー10を内箱5内に配設する様に、バーナーボックス(図示せず)を外箱2及び内箱5に形成する様にしている。又、図示しないが、着火状態の炭を熱源とする場合、炭皿内に着火状態の炭を載置して、内箱5内に装着しても良く、この場合、バーナー10は使用しない。 【0017】次に本発明に係るロースターにおけるドレンパンへの自動給水装置の作用を説明する。給水パイプ15内を通って送られてきた水をドレインパン11内に送り、排水口16からのオーバーフローをパイプ18を通して水槽23内に戻す様にしており、この送水量は、ドレインパン11内の水分が、バーナー10の燃焼熱等によって蒸発する分以上の量を確保して設定されている。尚、ドレインパン11内の水量は、日ガス検に適用する様に、一定量(400cc)以上に維持する様にしている。そして、蒸発量より給水量を多くしても、ドレインパン11内の水の水位を一定に保つ様に、余剰水をオーバーフロー用の排水口16から排出する様にするのが好ましく、この場合、稼働中に連続給水することが可能になる。加えて、ドレインパン11内へ送水することで、該ドレインパン11内で貯溜水が攪拌されてることから、ドレインパン11内に落下した滴下汁、焼きカス等は沈降せず、排出水と共に徐々に排出される。又、滴下汁、焼きカス等を取り込んだ懸濁水は、パイプ18を通って水槽23内に送り込まれ油汁、破片等を比重差を利用して浮上や沈降させると共に、ストレーナー25により濾過、吸着されて、ある程度浄化した後、循環手段(ポンプ30)により、ロースター運転中は常時循環させる。 【0018】次に、上記実施例の排ガス水洗冷却式無煙ロースターの作用について説明する。 (1)載置調理手段14上における調理物の焼き上げに伴って立ち上がる焼煙、油粒子等を含んだ排ガスは、排気ファン43の吸引作用により載置調理手段14の上方の吸引孔8、8a…から室内空気と共に内箱5と外箱2との間の吸引流路6に吸引される。(但し、上記吸引量は、肉の焼き具合に最も適した風量とする。) (2)吸引流路6内の排ガスは、水洗冷却筒19の上方開口部より該水洗冷却筒19内に引き込まれて、シャワーノズル21から噴射される洗浄水に接触し混合されて、排ガス中の不純物を洗浄水に含有させた懸濁水を水槽23内に落下させると共に、排ガスの温度を、人が触れても火傷をしない40度以下となる様に冷却し、且つ懸濁水(槽内水)の温度も排ガスにより上昇するが、40度以下に抑えられる。尚、洗浄水/排ガスの体積比率は、気液接触による不純物の回収効果を高くするために、0.5〜1.5を確保する様に設定する。 (3)洗浄された排ガスは、該排ガス中の水滴を、水分除去部41を通過する過程で除去した後、排気ダクト40、メインダクト42を経て屋外に強制排気される。尚、更に集塵、脱臭効果を得るために、脱臭装置及び集塵装置(図示せず)を経て排気する様にしても良く、この場合、屋外排気ではなく、室内に送出しても良い。 【0019】不純物を取り込んで水槽23内に落下して槽内水に混合された懸濁水は、ドレインパン11からの懸濁水と同様に、ロースター運転中は常時循環させ、場合によっては排出する。排ガスの洗浄時の水分蒸発により槽内水が減少して水面が下がっても、ボールタップ27により給水管26から水槽23内に給水されて、基準水位に達した時点で給水が停止するため、水槽23内の水量を一定量に、即ち水位を一定に維持することが出来る。 【0020】 【発明の効果】要するに本発明は、ロースターにおける載置調理手段14の下方に位置するドレンパン11に給水パイプ15を接続すると共に、ドレンパン11の側方にオーバーフロー用の排水口16を形成し、該排水口16の下部を基準水位面に相当する位置に形成したので、水の補給に気を配ったり、手作業で水を補給する必要がなく、補給を忘れたことによるドレインパン11の異常加熱(空焚き)の危険性を回避出来、よってドレインパン11に落下した調理物の滴下汁、焼きカス等に引火することを防止することが出来る。而も、ドレインパン11へ送水することで、該ドレインパン11内で貯溜水を攪拌することから、不純物は沈降せずに排出水と共に徐々に排出されるため、ドレインパン11の内部清掃の手間を大幅に削減出来る。 【0021】排水口16を入口とした排水経路を水槽23に接続し、該水槽23に循環手段の上流側を接続すると共に、下流側を給水パイプ15としたので、水槽23内の水を循環利用することが出来るため、水を有効活用することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591031902 【氏名又は名称】シンポ株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市名東区若葉台110番地
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| 【出願日】 |
平成14年2月4日(2002.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073287 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 聞一
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| 【公開番号】 |
特開2003−225168(P2003−225168A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−26201(P2002−26201) |
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