| 【発明の名称】 |
加熱調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉本 多喜生 【住所又は居所】大阪市浪速区桜川1丁目4番4号 株式会社サミー内
【氏名】三賀森 勲 【住所又は居所】大阪市浪速区桜川1丁目4番4号 株式会社サミー内
|
| 【要約】 |
【課題】加熱調理後に被調理物の温度を迅速に低下させることができて、被調理物が適温に冷めるまでの待ち時間を短縮することができる加熱調理器を提供すること。
【解決手段】この発明の加熱調理器は給茶器K1である。この給茶器K1は、被調理物として水Wを収容する加熱槽1と、該加熱槽1内に収容された水Wを加熱する加熱源5として電気ヒータ5Bとを備えている。さらに、この給茶器K1は、加熱槽1内に収容された茶Wを強制冷却する空冷式冷却装置30及び水冷式冷却装置40を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加熱槽(1)内に収容された被調理物(W)を加熱源(5)により加熱する加熱調理装置(K1、K2、K3、K4、K5)において、前記加熱槽(1)内に収容された被調理物(W)を強制冷却する冷却装置(30、40)を備えていることを特徴とする加熱調理器。 【請求項2】 前記冷却装置として空冷式冷却装置(30)を備えている請求項1記載の加熱調理器。 【請求項3】 前記空冷式冷却装置(30)は、空気吹出し装置(31)を備えるとともに、該空気吹出し装置(31)によって空気を前記加熱槽(1)の外面に向かって吹き出すことにより、被調理物(W)を強制冷却するものとなされている請求項2記載の加熱調理器。 【請求項4】 前記空気吹出し装置(31)に備えられた空気吹出し口(31a)から吹き出される空気の吹出し方向における空気吹出し口(31a)と加熱槽(1)の外面との間に、前記加熱源(5)としてバーナ(5B)が配置されている請求項3記載の加熱調理器。 【請求項5】 前記加熱源(5)として電気ヒータ(5A)を備えるとともに、前記加熱槽(1)の外側に空気室(14)が形成されており、前記空気吹出し装置(31)に備えられた空気吹出し口(31a)が、前記空気室(14)に連通状態に接続されるとともに、前記空気吹出し装置(31)によって吹き出された空気が前記空気室(14)内を流通して該空気室内から外部へと排出される空気排出口(10a)が、前記空気室(14)に設けられ、且つ、前記空気室(14)は、前記空気吹出し口(31a)と前記空気排出口(10a)とを除いて略密閉状態に形成されている請求項3記載の加熱調理器。 【請求項6】 前記空気吹出し装置(31)に備えられた空気吹出し口(31a)の近傍に、該空気吹出し装置(31)より吹き出された空気を冷却する空気冷却装置(60)が配置されている請求項3〜5のいずれか1項記載の加熱調理器。 【請求項7】 前記空冷式冷却装置(30)は、空気吸引装置(33)を備えるとともに、該空気吸引装置(33)によって前記加熱槽(1)の外面の周囲の空気を吸引することにより、被調理物(W)を強制冷却するものとなされている請求項2記載の加熱調理器。 【請求項8】 前記空気吸引装置(33)に備えられた空気吸引口(33a)から吸引される空気の吸引方向における空気吸引口(33a)と加熱槽(1)の外面との間に、前記加熱源(5)としてバーナ(5B)が配置されている請求項7記載の加熱調理器。 【請求項9】 前記加熱源(5)として電気ヒータ(5A)を備えるとともに、前記加熱槽(1)の外側に空気室(14)が形成されており、前記空気吸引装置(33)に備えられた空気吸引口(33a)が、前記空気室(14)に連通状態に接続されるとともに、外部の空気が空気室(14)内へ取り込まれる空気取込口(10b)が、前記空気室(14)に設けられ、且つ、前記空気室(14)は、前記空気吸引口(33a)と前記空気取込口(10b)とを除いて略密閉状態に形成されている請求項7記載の加熱調理器。 【請求項10】 前記空気取込口(10b)の近傍に、空気室(14)内へ取り込まれる空気又は取り込まれた空気を冷却する空気冷却装置(61'、61)が配置されている請求項9記載の加熱調理器。 【請求項11】 前記加熱槽(1)の外面に放熱フィン部(1a)が形成されている請求項2〜10のいずれか1項記載の加熱調理器。 【請求項12】 前記冷却装置として水冷式冷却装置(40)を備えている請求項1記載の加熱調理器。 【請求項13】 前記冷却装置として空冷式冷却装置(30)と水冷式冷却装置(40)とを備えている請求項1記載の加熱調理器。 【請求項14】 前記加熱槽(1)内の被調理物(W)に浸積される浸漬媒体物(82)を収容する容器(81)と、前記容器を加熱槽(1)内で昇降させる昇降機構(86)(87)(88)と、所定のタイミングで前記昇降機構を作動させることにより、前記浸漬媒体物(82)を収容する容器(81)を加熱槽(1)内で下降及び上昇させる制御手段(200)と、を備えている請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項15】 前記加熱槽(1)内の被調理物(W)の温度を検出する温度センサ(76)を備え、前記制御手段(200)は、前記温度センサ(76)からの信号に基づいて前記昇降機構(86)(87)(88)を作動させる請求項14に記載の加熱調理器。 【請求項16】 ユーザが時間設定可能なタイマー(103))を備え、前記制御手段(200)は、前記温度センサ(76)からの信号に基づいて前記昇降機構を作動させる請求項14に記載の加熱調理器。 【請求項17】 加熱槽(1)への被調理物(W)の供給を開始する供給開始スイッチ(101)と、加熱槽(1)へ被調理物(W)を供給する供給路(15)を開閉することにより、加熱槽(1)への被調理物(W)への供給を行わせ又は停止させる供給路開閉手段(71)と、加熱槽(1)へ供給された被調理物(W)を加熱する加熱源(5)と、前記加熱源(5)によって加熱された加熱槽(1)内の被調理物(W)を冷却する冷却装置(30)(40)(60)と、前記供給開始スイッチ(101)の操作によって供給路開閉手段(71)により供給路(15)を開いたのち、供給量が所定量になると供給路(15)を閉じるとともに前記加熱源(5)を作動させ、前記加熱槽(1)内の被調理物(W)の温度が所定温度まで加熱されるか又は加熱開始後所定時間が経過したときに、前記加熱源(5)を停止させるとともに前記冷却装置(30)(40)(60)を作動させ、加熱槽(1)内の被調理物(W)の温度が所定温度まで冷却されるか又は冷却開始後所定時間が経過したときに、前記冷却装置(30)(40)(60)を停止させる制御手段(200)と、を備えたことを特徴とする加熱調理器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、加熱調理器に関し、詳述すると、例えば、給茶器として好適な加熱調理器、あるいは出し汁、スープ、醤油ダレ等の汁類を調製するために好適な加熱調理器に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば給茶器として、水を収容する加熱槽と、加熱槽内に収容された水を加熱する加熱源とを備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この給茶器では、加熱源により加熱された熱湯中に茶葉を入れることにより、茶が調製されるものとなされている。 【0003】 【特許文献1】特開平8−299182号 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特許文献に記載された給茶器によって調製された茶は、温度が高いため、すぐに飲むことができなかった。 【0005】この発明は、上述した難点を解消するためになされたもので、その目的は、加熱調理後に被調理物の温度を迅速に低下させることができて、被調理物が適温に冷めるまでの待ち時間を短縮することができる加熱調理器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、加熱槽内に収容された被調理物を加熱源により加熱する加熱調理器において、前記加熱槽内に収容された被調理物を強制冷却する冷却装置を備えていることを特徴としている。 【0007】この加熱調理器においては、加熱槽内に収容された被調理物は、加熱調理後に冷却装置により強制冷却される。これにより、被調理物の温度が迅速に低下し、もって、すぐに被調理物を飲食することができるようになる。 【0008】請求項2の発明は、上記請求項1記載の加熱調理器において、前記冷却装置として空冷式冷却装置を備えているものである。 【0009】この加熱調理器においては、加熱槽内に収容された被調理物は、空冷式冷却装置により強制冷却される。この空冷式冷却装置は、一般的にその構造が簡素であり、例えば、空気吹出し装置又は空気吸引装置と空気が流通される空間とを備えているだけで構成可能であるから、加熱調理器がこの空冷式加熱装置を備えることにより、該加熱調理器の構造が簡素化される。したがって、加熱調理器に他の装置を装着する際に、当該他の装置の装着スペースを容易に確保することができ、加熱調理器のコンパクト化を容易に遂行し得る。また、空冷式冷却装置は、被調理物を冷却するための冷却媒体として空気を用いるものであるから、冷却コストが安くなる。また、空冷式冷却装置は一般的に加熱槽の外側に配置されるので、加熱槽の内部を掃除する際に、冷却装置が掃除の邪魔になる不具合が回避される。 【0010】請求項3の発明は、上記請求項2記載の加熱調理器において、前記空冷式冷却装置は、空気吹出し装置を備えるとともに、該空気吹出し装置によって空気を前記加熱槽の外面に向かって吹き出すことにより、被調理物を強制冷却するものとなされているものである。 【0011】この加熱調理器によれば、冷却装置によって被調理物を確実に強制冷却することができる。 【0012】請求項4の発明は、上記請求項3記載の加熱調理器において、前記空気吹出し装置に備えられた空気吹出し口から吹き出される空気の吹出し方向における空気吹出し口と加熱槽の外面との間に、前記加熱源としてバーナが配置されているものである。 【0013】この加熱調理器によれば、空気吹出し装置の空気吹出し口から吹き出された空気は、加熱源としてのバーナを通過してから加熱槽の外面へと吹き付けられるようになり、このため、該バーナについても強制冷却されるようになる。この結果、被調理物を迅速に冷却し得るようになることはもとより、バーナから発生することのある不慮の火災やバーナとの不慮の接触に伴う火傷(やけど)が確実に防止され、火災や火傷に対する安全性が高くなる。 【0014】請求項5の発明は、上記請求項3記載の加熱調理器において、前記加熱源として電気ヒータを備えるとともに、前記加熱槽の外側に空気室が形成されており、前記空気吹出し装置に備えられた空気吹出し口が前記空気室に連通状態に接続されるとともに、前記空気吹出し装置によって吹き出された空気が前記空気室内を流通して該空気室内から外部へと排出される空気排出口が、前記空気室に設けられ、且つ、前記空気室は、前記空気吹出し口と前記空気排出口とを除いて略密閉状態に形成されているものである。 【0015】この加熱調理器によれば、空気吹出し装置によって吹き出された空気は、空気室内を流通したのち空気排出口を通って外部へ排出される。而して、空気室は空気吹出し口と空気排出口とを除いて略密閉状態に形成されているので、該空気室内の空気の不本意な漏出が防止される。このため、空気が空気室内において所定方向にスムーズに流れるようになり、もって冷却効率が向上する。特に、この空気室は、加熱槽の外面の少なくとも一部が該空気室内に露出した状態で形成されていることが望ましく、こうすることにより、空気室内の空気が加熱槽の外面に直接接触した状態で空気室内を流通するようになり、冷却効率が更に向上する。 【0016】請求項6の発明は、上記請求項3〜5のいずれか1項記載に加熱調理器において、前記空気吹出し装置に備えられた空気吹出し口の近傍に、該空気吹出し装置により吹き出された空気を冷却する空気冷却装置が配置されているものである。 【0017】この加熱調理器によれば、空気冷却装置によって冷却された空気、即ち冷風が加熱槽の外面に向かって吹き出されるようになる。この結果、被調理物が更に迅速に冷却されるようになる。 【0018】請求項7の発明は、上記請求項2記載の加熱調理器において、前記空冷式冷却装置は、空気吸引装置を備えるとともに、該空気吸引装置によって前記加熱槽の外面の周囲の空気を吸引することにより、被調理物を強制冷却するものとなされているものである。 【0019】この加熱調理器によれば、上記請求項3記載の加熱調理器と同じく、冷却装置によって被調理物を確実に強制冷却することができる。 【0020】請求項8の発明は、上記請求項7記載の加熱調理器において、前記空気吸引装置に備えられた空気吸引口から吸引される空気の吸引方向における空気吸引口と加熱槽の外面との間に、前記加熱源としてバーナが配置されているものである。 【0021】この加熱調理器によれば、加熱槽の外面の周囲の空気は、加熱源としてのバーナを通過してから空気吸引装置の空気吸引口内へ吸引されるようになるため、該バーナについても強制冷却されるようになる。この結果、上記請求項4記載の加熱調理器と同じく、被調理物を迅速に冷却し得るようになるし、火災や火傷に対する安全性が高くなる。 【0022】請求項9の発明は、上記請求項7記載の加熱調理器において、前記加熱源として電気ヒータを備えるとともに、前記加熱槽の外側に空気室が形成されており、前記空気吸引装置に備えられた空気吸引口が、前記空気室に連通状態に接続されるとともに、外部の空気が空気室内へ取り込まれる空気取込口が、前記空気室に設けられ、且つ、前記空気室は、前記空気吸引口と前記空気取込口とを除いて略密閉状態に形成されているものである。 【0023】この加熱調理器によれば、空気室内の空気が空気吸引装置の空気吸引口から吸引されるとともに、外部の空気が通気取込口から該空気室内へと取り込まれる。而して、空気室は空気吸引口と空気取込口とを除いて略密閉状態に形成されているので、外部の空気の空気室内への不本意な流入が防止され、これにより、上記請求項4記載の加熱調理器と同じく、空気が空気室内において所定方向にスムーズに流れるようになり、もって冷却効率が向上する。特に、この空気室は、加熱槽の外面の少なくとも一部が該空気室内に露出した状態で形成されていることが望ましく、こうすることにより、空気室内の空気が加熱槽の外面に直接接触した状態で該空気室内を流通するようになり、冷却効率が更に向上する。 【0024】請求項10の発明は、上記請求項9記載の加熱調理器において、前記空気取込口の近傍に、空気室内へ取り込まれる空気又は取り込まれた冷却する空気冷却装置が配置されているものである。 【0025】この加熱調理器によれば、空気冷却装置によって冷却された空気、即ち冷風が空気室内において加熱槽の外面近傍を流通するようになる。この結果、被調理物が更に迅速に冷却される。 【0026】請求項11の発明は、上記請求項2〜10のいずれか1項記載の加熱調理器において、前記加熱槽の外面に放熱フィン部が形成されているものである。 【0027】この加熱調理器によれば、放熱フィン部の作用により、被調理物がより一層迅速に冷却されるようになる。 【0028】請求項12の発明は、上記請求項1記載の加熱調理器において、前記冷却装置として水冷式冷却装置を備えているものである。 【0029】この加熱調理器においては、加熱槽内に収容された被調理物は、水冷式冷却装置により強制冷却される。 【0030】請求項13の発明は、上記請求項1記載の加熱調理器において、前記冷却装置として空冷式冷却装置と水冷式冷却装置とを備えているものである。 【0031】この加熱調理器においては、加熱槽内に収容された被調理物は、水冷式冷却装置と水冷式冷却装置との双方の冷却装置によって強制冷却される。そのため、被調理物を更に迅速に冷却することができる。 【0032】請求項14の発明は、前記加熱槽内の被調理物に浸漬される浸漬媒体物を収容する容器と、前記容器を加熱槽内で昇降させる昇降機構と、所定のタイミングで前記昇降機構を作動させることにより、前記浸漬媒体物を収容する容器を加熱槽内で下降及び上昇させる制御手段と、を備えているものである。 【0033】この加熱調理器では、冷却装置による冷却処理に加えて、所定のタイミングで浸漬媒体物を収容する容器が加熱槽内に下降し、あるいは上昇するから、例えば茶葉等の浸漬媒体物を被調理物に適度に浸漬することができる。 【0034】請求項15の発明は、請求項14の加熱調理器において、前記加熱槽内の被調理物の温度を検出する温度センサを備え、前記制御手段は、前記温度センサからの信号に基づいて前記昇降機構を作動させるものである。 【0035】この加熱調理器では、被調理物が所定の温度になると、前記昇降機構が作動して、浸漬媒体物を被調理物内に投入でき、あるいは取り出すことができる。 【0036】請求項16の発明は、請求項14の加熱調理器において、ユーザが時間設定可能なタイマーを備え、前記制御手段は、前記温度センサからの信号に基づいて前記昇降機構を作動させるものである。 【0037】この加熱調理器では、所定の時間になると、タイマー動作により前記昇降機構が作動して、浸漬媒体物を被調理物内に投入でき、あるいは取り出すことができる。 【0038】請求項17の発明は、加熱槽への被調理物の供給を開始する供給開始スイッチと、加熱槽へ被調理物を供給する供給路を開閉することにより、加熱槽への被調理物への供給を行わせ又は停止させる供給路開閉手段と、加熱槽へ供給された被調理物を加熱する加熱源と、前記加熱源によって加熱された加熱槽内の被調理物を冷却する冷却装置と、前記供給開始スイッチの操作によって供給路開閉手段により供給路を開いたのち、供給量が所定量になると供給路を閉じるとともに前記加熱源を作動させ、前記加熱槽内の被調理物の温度が所定温度まで加熱されるか又は加熱開始後所定時間が経過したときに、前記加熱源を停止させるとともに前記冷却装置を作動させ、加熱槽内の被調理物の温度が所定温度まで冷却されるか又は冷却開始後所定時間が経過したときに、前記冷却装置を停止させる制御手段と、を備えたことを特徴とする加熱調理器である。 【0039】この加熱調理器では、ユーザが供給開始スイッチを操作すると、供給路開閉手段により供給路が開かれ、被調理物が加熱槽に供給される。供給量が所定量になると供給路が閉じるとともに前記加熱源が作動する。前記加熱槽内の被調理物の温度が所定温度まで加熱されるか又は加熱開始後所定時間が経過したときに、前記加熱源が停止するとともに前記冷却装置が作動して、加熱槽内の被調理物を冷却する。被調理物の温度が所定温度まで冷却されるか又は冷却開始後所定時間が経過したときに、前記冷却装置が停止する。このように、ユーザが供給開始スイッチを操作するだけで、自動的に加熱装置、冷却装置等が作動して、冷却済みの調理品が得られる。 【0040】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。この実施形態では、加熱調理器として飲料水調製用加熱装置が示されており、具体的に言うと給茶器が示されている。したがって、この実施形態では被調理物は水であり、茶が調製されるものとなる。 【0041】図1〜図5は、この発明の第1実施形態に係る給茶器(K1)を示している。この給茶器(K1)は、図2に示すように、水(W)を収容する有底筒状(詳述すると有底角筒状)の加熱槽(1)と、該加熱槽(1)内に収容された水(W)を加熱して沸騰させる加熱源(5)とを備えている。加熱槽(1)は、横断面略ロ字状の周壁部(2)と底壁部(3)とを備えている。 【0042】この第1実施形態では、加熱源(5)として、図3に示すように蛇行状に屈曲した電気ヒータ(5A)を備えている。この電気ヒータ(5A)は、加熱槽(1)内の底壁部(3)近傍に配置されている。この電気ヒータ(5A)は、加熱槽(1)に対して着脱自在に装着されている。なお、この発明では、電気ヒータ(5A)は、加熱槽(1)の底壁部(3)の外面近傍に配置されていても良いし、周壁部(2)の内面近傍や外面近傍に配置されていても良いし、底壁部(3)や周壁部(2)に接触して配置され或いは埋設配置されていても良い。 【0043】図2において、(10)は、加熱槽(1)の外側に空気室(14)を形成するための空気室形成用外筒体である。この外筒体(10)は、横断面略ロ字状の周壁部(11)と底壁部(12)と天壁部(13)とを備えている。天壁部(13)の中央部には、加熱槽(13a)が略ぴったりと嵌め込まれる方形状の加熱槽嵌込み孔(13a)が設けられている。 【0044】そして、加熱槽(1)は、加熱槽嵌込み孔(13a)から嵌め込まれて外筒体(10)内に収容配置されている。このようにして加熱槽(1)が配置されることによって、加熱槽(1)の周壁部(2)の外面と底壁部(3)の外面との全面が、外筒体(10)によって所定間隔をおいて包囲され、これにより、加熱槽(1)の外面と外筒体(10)との間に空気室(14)が後述する空気吹出し口(31a)と空気排出口(10a)とを除いて密閉状態に形成されている。さらに、こうして空気室(14)が形成されることにより、加熱槽(1)の周壁部(2)の外面と底壁部(2)の外面は、空気室(14)内に露出した状態になっており、すなわち、これら外面に空気室(14)内の空気が直接接触した状態になっている。 【0045】一方、外筒体(10)の外側には、図5に示すように断熱材(25)が外筒体(10)を周方向に略全周に亘って包囲する態様で配置されている。この実施形態では、断熱材(25)は、給茶器(K1)の外装パネル(26)の内面に取り付けられている。 【0046】図1において、(15)は、加熱槽(1)内に水(W)を供給する給水パイプである。(16)は、ほうじ茶、番茶、玄米茶、紅茶等の茶葉が収容されたティーバッグである。(17)は、加熱槽(1)内に収容された熱湯(又は水)中に浸漬されたティーバッグ(16)を収容保持する網かごである。このかご(17)は加熱槽(1)内の上部に配置されている。 【0047】この給茶器(K1)では、加熱槽(1)内に収容された水(W)は、電気ヒータ(5A)により約100℃に加熱沸騰される。そして、この熱湯の中にティーバッグ(16)がかご(17)内にて浸漬されて該ティーバッグ(16)内の茶葉から茶成分が熱湯中に抽出され、これにより茶(W)が加熱槽(1)内で調製される。 【0048】(18)は、やかんやコップ等の茶入れ容器であり、同図では茶入れ容器(18)としてやかんが例示されている。図2において、(19)は、加熱槽(1)内の茶(W)を茶入れ容器(18)に供給する給茶パイプである。この給茶パイプ(19)は、加熱槽(1)の周壁部(2)を構成する前後左右の四側板のうち前側板の下端部に接続されるとともに、外筒体(10)の周壁部(11)、断熱材(25)及び外装パネル(26)を貫通して配置されている。この給茶パイプ(19)の給茶口(19a)には、該給茶口(19a)の開閉弁(20)が設けられている。なお、この給茶パイプ(19)は加熱槽(1)の底壁部(3)に接続されていても良い。 【0049】(21)は着脱自在な架台であり、この架台(21)上に茶入れ容器(18)が載置される。また、図1に示すように、加熱槽(1)の周壁部(2)の上端部には、該加熱槽(1)内から溢れようとする水(W)を排出してオーバーフローを防止するオーバーフロー防止用排水パイプ(22)が接続されている。(23)は加熱槽(1)の開口部を閉塞する蓋体である。説明の便宜上、図1及び図2では、蓋体(23)は加熱槽(1)の開口部から離れて図示されており、図3では蓋体(23)は図示されていない。また、この給茶器(K1)には、加熱槽(1)内に収容された水や茶(W)の水位を示す水位計(図示せず)が設けられている。 【0050】さらに、この給茶器(K1)は、加熱槽(1)内に収容されるとともに該加熱槽(1)内で調製された茶(W)を強制冷却するための空冷式の冷却装置(30)と水冷式の冷却装置(40)とを備えている。 【0051】空冷式冷却装置(30)は空気吹出し装置(31)を備えている。この第1実施形態では、空気吹出し装置(31)は送風機(ブロワ)等からなるものであって、空気室(14)の外側に配置されている。そして、図2及び図4に示すように、この空気吹出し装置(31)に備えられた空気吹出し口(31a)が、空気室(14)における、加熱槽(1)の底壁部(3)の中央部の直下位置に対応する外筒体(10)の底壁部(12)の中央位置に、該空気室(14)と連通状態に接続されている。 【0052】また、空気吹出し口(31a)の出口側近傍には、図2に示すように空気冷却装置(60)が配置されている。一方、空気室(14)における、外筒体(10)の天壁部(13)の後部には、空気排出口(10a)が設けられている。 【0053】而して、空気吹出し装置(31)の空気吹出し口(31a)から吹き出された空気(その流れを矢印イで示す。)は、その直後に空気冷却装置(60)によって強制冷却されたのち、加熱槽(1)の底壁部(3)の外面に吹き付けられる。そして、この空気は、空気室(14)内を下から上へと流通したのち、該空気室(14)内から空気排出口(10a)を通って外部へと排出される。この空気冷却装置(60)としては、様々な公知の熱交換器を用いることができる。なお、この発明では、空気冷却装置(60)は空気吹出し口(31a)内に配置されていても良いことはもちろんである。 【0054】水冷式冷却装置(40)は、コイル状に巻かれた冷却パイプから構成された水冷式冷却装置本体(41)を備えている。この本体(41)は加熱槽(1)内に配置されており、詳述すると加熱槽(1)内の底壁部(3)近傍における電気ヒータ(5A)の上側に、加熱槽(1)に対して着脱自在に配置されている。この本体(41)には、冷却パイプに冷却水を供給する供給パイプ(43)と冷却水を排出する排出パイプ(44)とが接続されている。この水冷式冷却装置(40)では、冷却水として循環水が用いられており、したがって、冷却に要するコスト(特にランニングコスト)が引き下げられるものとなされている。 【0055】また、図5に示すように、加熱槽(1)の周壁部(2)は断面波状に形成されている。これと同じく、加熱槽(1)の底壁部(3)は図示していないが断面波状に形成されている。このように加熱槽(1)の周壁部(2)及び底壁部(3)が断面波状に形成されることによって、該加熱槽(1)の周壁部(2)及び底壁部(3)の内外両面に、波の凸部からなる多数の放熱フィン部(1a)…が突出して形成されており、これにより冷却効率の更なる向上化が図られている。なお、図5には、説明の便宜上、冷却装置(30)(40)及び電気ヒータ(5A)は図示されていない。 【0056】図1において、(50)は、電気ヒータ(5A)を作動させたり冷却装置(30)(40)及び空気冷却装置(60)を作動させたりするための操作パネルである。 【0057】この操作パネル(50)には、電気ヒータ(5A)に通電して該電気ヒータ(5A)を作動させ、加熱槽(1)内に収容された水(W)を加熱する加熱スイッチ(51)と、電気ヒータ(5A)への通電を停止するとともに冷却装置(30)(40)及び空気冷却装置(60)を作動させる冷却スイッチ(52)と、作動している電気ヒータ(5A)、冷却装置(30)(40)及び空気冷却装置(60)を緊急停止させ或いは一時停止させるための停止スイッチ(53)とが設けられている。 【0058】また、図示していないが、この給茶器(K1)には、加熱槽(1)内の水(W)の温度を測定する測温手段(例えば熱電対)と、該測温手段で測定された温度が所定温度に到達したらブザーを自動的に鳴らす自動警報器とを備えている。 【0059】この第1実施形態では、電気ヒータ(5A)への通電は、冷却スイッチ(52)を「ON」にした直後に停止されるものとはなされておらず、ティーバッグ(16)内の茶葉から抽出される茶成分の抽出時間を考慮して、所定の設定時間の経過後に通電が停止されるものとなされている。更に、この通電の停止と同時に冷却装置(30)(40)及び空気冷却装置(60)が作動するものとなされている。また、冷却スイッチ(52)を「ON」にした直後に、ブザーが停止されるものとなされている。 【0060】次に、この第1実施形態の給茶器(K1)の動作について説明する。 【0061】まず、加熱槽(1)内に水(W)を給水パイプ(15)から供給する。そして、加熱槽(1)内に水(W)が所定量収容されたら、給水を停止する。次いで、加熱スイッチ(51)を「ON」にして電気ヒータ(5A)に通電して該電気ヒータ(5A)を作動させ、加熱槽(1)内の水(W)を加熱する。 【0062】加熱槽(1)内の水(W)の温度が100℃まで上昇して水(W)が沸騰したら、測温手段の出力に基づいてブザーが自動警報器により鳴らされる。このブザーは、例えば15秒間1分サイクルで鳴るように設定されている。 【0063】次いで、冷却スイッチ(52)を「ON」にする。これにより、ブザーが停止される。次いで、ティーバッグ(16)を加熱槽(1)内の熱湯中にかご(17)内にて浸漬し、この熱湯中にティーバッグ(16)内の茶葉から茶成分を抽出させる。そして、所定の設定時間の経過後に、電気ヒータ(5A)への通電が停止すると同時に空冷式冷却装置(30)と水冷式冷却装置(40)の双方の冷却装置が作動し、更に空気冷却装置(60)も作動する。電気ヒータ(5A)への通電が停止した時には、既に、熱湯中には茶成分が適度の濃度で抽出されており、すなわち所望する濃度を有する茶(W)が調製されている。この給茶器(K1)では、茶成分の抽出時間(即ち、冷却スイッチ(52)を「ON」にしてから電気ヒータ(5A)への通電が停止されるまでの時間)は、様々に調節可能になっており、したがって茶(W)の濃度を好みに合わせて様々に調節できるものとなされている。 【0064】空冷式冷却装置(30)の空気吹出し装置(31)が作動すると、その空気吹出し口(31a)から空気が加熱槽(1)の底壁部(3)外面に向かって吹き出される。この際、空気吹出し口(31a)から吹き出された空気は、その直後に空気冷却装置(60)により強制冷却されて冷風となる。そして、この冷風が加熱槽(1)の底壁部(3)の外面に吹き付けられ、これにより加熱槽(1)内の茶(W)が強制冷却される。そして、この冷風は、加熱槽(1)内の茶(W)を冷却しながら空気室(14)内を下から上へと加熱槽(1)の外面に沿う態様で流通したのち、空気排出口(10a)を通って外部へと排出される。 【0065】水冷式冷却装置(40)が作動すると、冷却水が本体(41)に供給され、これにより加熱槽(1)内の茶(W)が更に強制冷却される。 【0066】そして、加熱槽(1)内の茶(W)の温度が降下して茶(W)が所定の設定温度(例えば約35℃)にまで冷却されたら、測温手段の出力に基づいてブザーが自動警報器により所定時間鳴らされると同時に、空冷式冷却装置(30)、水冷式冷却装置(40)及び空気冷却装置(60)の動作が停止される。なお、この給茶器では、茶(W)の設定温度は様々に設定可能になっており、したがって茶(W)の温度を好みに合わせ様々に調節できるものとなされている。 【0067】以上のようにして、適温で且つ適度の濃さの茶(W)が加熱槽(1)内で調製される。 【0068】次いで、開閉弁(20)を開けることにより、給茶パイプ(19)の給茶口(19a)から茶(W)が茶入れ容器(18)内に入れられる。 【0069】而して、以上の構成の給茶器(K1)においては、茶(W)を冷却する冷却装置として空冷式冷却装置(30)を備えているから、給茶器(K1)の構造が簡素化されている。したがって、給茶器(K1)に他の装置や部材(例えば空気冷却装置(60))を装着するための装着スペースを容易に確保することができ、給茶器(K1)のコンパクト化を容易に遂行することができる。 【0070】さらに、この給茶器(K1)によれば、加熱槽(1)内に収容された茶(W)は、空冷式冷却装置(30)と水冷式冷却装置(40)との双方の冷却装置によって迅速に冷却されるようになり、高い冷却効率を得ることができる。したがって、茶(W)の味の酸化による劣化を確実に防止することができるし、雑菌やばい菌の繁殖を確実に抑制することができる。 【0071】しかも、この給茶器(K1)では、加熱槽(1)の周壁部(2)及び底壁部(3)の外面に放熱フィン部(1a)が形成されているから、更に高い冷却効率を得ることができる。 【0072】加えて、この給茶器(K1)では、空気冷却装置(60)により冷却された冷風が加熱槽(1)の外面に吹き付けられるので、より一段と高い冷却効率を得ることができる。 【0073】その上、空気室(14)は、空気吹出し口(31a)と空気排出口(10a)とを除いて密閉状態に形成されているため、冷却時に空気の不本意な漏出が生じない。したがって、空気吹出し口(31a)から吹き出された空気は、この空気室(14)内を所定方向にスムーズに流れるようになり、このため、極めて高い冷却効率を実現することができる。 【0074】なお、上記第1実施形態の給茶器(K1)では、電気ヒータ(5A)、空冷式冷却装置(30)及び水冷式冷却装置(40)の制御は、上述したように半自動で行われるものであるが、この発明では全自動で行われるように構成されていても良い。例えば、図示していないが、加熱槽(1)内にフロートスイッチを装着しておき、該フロートスイッチの出力に基づいて開閉作動する電磁弁を給水パイプ(15)に設けることにより、加熱槽(1)内への給水及びその停止を自動的に行えるように構成しても良いし、電磁弁の閉作動に伴って電気ヒータ(5A)への通電が開始されるものとなされていても良い。 【0075】図6は、この発明の第2実施形態に係る給茶器(K2)を示している。同図は、上記第1実施形態の給茶器(K1)を示した図2に対応する図であり、同図には、上記第1実施形態の給茶器(K1)に対応する要素に同じ符号が付されている。以下、この第2実施形態の給茶器(K2)を、上記1実施形態の給茶器(K1)との相異点を中心に説明する。 【0076】この第2実施形態の給茶器(K2)は、加熱源(5)としてバーナ(5B)を備えている。この第2実施形態ではバーナ(5B)はガスバーナからなる。(6)はバーナ(5B)に備えられた火口である。 【0077】このバーナ(5B)は、加熱槽(1)の底壁部(3)の下方に配置されており、詳述すると、空冷吹出し装置(31)の空気吹出し口(31a)から吹き出される空気の吹出し方向における空気吹出し口(31a)と加熱槽(1)の底壁部(3)外面との間に、配置されている。一方、空気冷却装置(60)は、空気吹出し口(31a)の出口側近傍における空気吹出し口(31a)とバーナ(5B)との間に配置されている。 【0078】また、この給茶器(K2)において、外筒体(10)の周壁部(11)を構成する前後左右の四側板のうち前側板(11a)の幅方向中間部には、その上端から下端近傍まで切り欠かれた方形状の切欠き部が設けられている。この切欠き部の大きさは、加熱槽(1)の周壁部(2)を構成する前後左右の四側板のうち前側板(2a)の大きさと略同寸に設定されている。そして、この切欠き部内に加熱槽(1)の前側板(2a)が略ぴったりと嵌め込まれた状態で、加熱槽(1)が外筒体(10)内に収容配置されている。したがって、この配置状態において、加熱槽(1)の前側板(2a)の外面だけが外筒体(10)の外側に露出しており、加熱槽(1)の他の三側板(即ち左側板、右側板及び後側板)の外面と底壁部(3)の外面は外筒体(10)によって所定間隔をおいて包囲されている。このため、加熱槽(1)のこれら外面と外筒体(10)との間に、空気室(14)が所定の部位を除いて密閉状態に形成されている。また、このように包囲されることにより、給茶パイプ(19)がバーナ(5B)で加熱される不具合を防止し得るものとなされている。 【0079】また、この給茶器(K2)において、空気室(14)における、外筒体(10)の底壁部(12)には、バーナ(5B)で使用される燃焼用空気を空気室(14)内に取り込む燃焼用空気取込孔(12a)が空気室(14)と連通状態に設けられている。さらに、この第2実施形態の給茶器(K2)は、燃焼用空気取込孔(12a)を開閉自在に閉塞する閉塞装置(27)を備えている。この閉塞装置(27)は、板状のもので、外筒体(10)の底壁部(12)における燃焼用空気取込孔(12a)近傍に、底壁部(12)の外面に沿ってスライド自在に装着されている。 【0080】この閉塞装置(27)は次のように作動するものである。すなわち、バーナ(5B)による加熱時には、閉塞装置(27)が開作動され、これにより燃焼用空気取込孔(12a)が開口される。一方、空冷式冷却装置(30)及び水冷式冷却装置(40)による冷却時には、該閉塞装置(27)が閉作動され、これにより燃焼用空気取込孔(12a)が閉塞されるものとなされている。そして、こうして燃焼用空気取込孔(12a)が閉塞されることにより、空気室(14)が空気吹出し口(31a)と空気排出口(10a)とを除いて密閉状態に形成されるものとなされる。 【0081】而して、この第2実施形態の給茶器(K2)では、加熱スイッチ(図1参照、51)を「ON」にすることにより、閉塞装置(27)が開作動して燃焼用空気取込孔(12a)が開口されると同時に、バーナ(5B)が作動して加熱槽(1)内の水(W)が該バーナ(5B)により加熱沸騰される。この加熱時には、燃焼用空気取込孔(12a)は上述したように開口状態になっており、したがって該燃焼用空気取込孔(12a)から外部の空気が空気室(14)内に取り込まれてバーナ(5B)へ供給され得るものとなされている。次いで、上記第1実施形態の給茶器(K1)と同様の手順により、熱湯中にティーバッグ(16)がかご(17)内にて浸漬されて茶成分が抽出され、茶(W)が調製される。そして、バーナ(5B)への燃料供給が停止されることにより、加熱槽(1)内の茶(W)への加熱が停止される。 【0082】一方、茶(W)の冷却は次のように行われる。すなわち、冷却スイッチ(図1参照、52)を「ON」にすることにより、閉塞装置(27)が閉作動して燃焼用空気取込孔(12a)が該閉塞装置(27)によって閉塞される。これにより、空気室(14)は空気吹出し口(31a)と空気排出口(10a)とを除いて密閉状態に形成される。この密閉状態で、空気吹出し装置(31)が作動し、空気吹出し口(31a)から空気が吹き出される。そして、この吹き出された空気は、空気冷却装置(60)によって強制冷却されて冷風となってその直後に加熱槽(1)の底壁部(3)の外面に吹き付けられ、これにより加熱槽(1)内の茶(W)が強制冷却される。この際、バーナ(5B)についても空気冷却装置(60)で冷却された空気(即ち冷風)により強制冷却されることとなる。なお、もし仮に空気冷却装置(60)が所定位置に配置されていない場合であっても、バーナ(5B)は、上述したように空冷吹出し装置(31)の空気吹出し口(31a)から吹き出される空気の吹出し方向における空気吹出し口(31a)と加熱槽(1)の底壁部(3)外面との間に、配置されていることから、該バーナ(5B)は空気吹出し口(31a)から吹き出された空気によって強制冷却されることとなる。 【0083】この第2実施形態の給茶器(K2)によれば、上述したように、加熱槽(1)内の茶(W)はもとよりバーナ(5B)についても空気吹出し口(31a)から吹き出された空気によって冷却されるから、バーナ(5B)から発生するこのとある不慮の火災やバーナとの不慮の接触による火傷を確実に防止することができる。しかも、この第2実施形態では、バーナ(5B)は空気冷却装置(60)によって冷却された空気(即ち冷風)によって冷却されるので、該バーナ(5B)は迅速に冷却されるものとなり、したがって、上述した火災や火傷の発生を更に確実に防止することができる。 【0084】また、空気吹出し装置(31)による冷却時には、空気室(14)は、空気吹出し口(31a)と空気排出口(10a)とを除いて密閉状態に形成されているため、冷却時に空気の不本意な漏出が生じない。したがって、空気吹出し口(31a)から吹き出された空気は、この空気室(14)内を所定方向にスムーズに流れるようになり、このため、極めて高い冷却効率を実現することができる。 【0085】図7は、この発明の第3実施形態に係る給茶器(K3)を示している。同図は、上記第1実施形態の給茶器(K1)を示した図2に対応する図であり、同図には、上記第1実施形態の給茶器(K1)に対応する要素に同じ符号が付されている。以下、この第3実施形態の給茶器(K3)を、上記1実施形態の給茶器(K1)との相異点を中心に説明する。 【0086】この第3実施形態の給茶器(K3)では、空冷式冷却装置(30)は、加熱槽(1)の外面の周囲に存在する空気を吸引する空気吸引装置(33)を備えている。この第3実施形態では、空気吸引装置(33)は吸気ファン等からなるものであって、空気室(14)の外側に配置されている。そして、この空気吸引装置(33)に備えられた空気吸引口(33a)が、空気室(14)における、加熱槽(1)の底壁部(3)の中央部の直下位置に対応する外筒体(10)の底壁部(12)の中央位置に、該空気室(14)と連通状態に接続されている。矢印ハは、空気吸引装置(33)により吸引される空気室(14)内の空気の流れを示している。また、空気室(14)における、外筒体(10)の天壁部(13)の後部には、外部の空気が空気室(14)内へ取り込まれる空気取込孔(10b)が設けられている。 【0087】空気室(14)は、空気吸引口(33a)と空気取込口(10b)とを除いて密閉状態に形成されている。 【0088】而して、この給茶器(K2)では、空冷式冷却装置(30)の空気吸引装置(33)が作動すると、その空気吸引口(33a)から加熱槽(1)の外面の近傍周囲に存在する空気である空気室(14)内の空気が吸引され、これにより加熱槽(1)内の茶(W)が強制冷却される。一方、こうして空気吸引装置(33)により空気室(14)内の空気が吸引されると、当該空気室(14)内の気圧が僅かに減圧状態になるので、外部の空気が空気取込口(10b)を通って空気室(14)内へと流入して取り込まれるようになる。そして、この取り込まれた空気は、空気室(14)内を上から下へと加熱槽(1)の外面に沿う態様で流通したのち空気吸引口(33a)内に吸引されるものとなる。 【0089】さらに、空気室(14)内において、空気取込口(10b)の下流側近傍には、空気冷却装置(61)が配置されており、このため、空気取込口(10b)から取り込まれた空気は、その直後にこの空気冷却装置(61)によって強制冷却されて冷風となって、加熱槽(1)内の茶(W)を冷却しながら空気室(14)内を上から下へと加熱槽(1)の外面に沿う態様で流通するものとなる。したがって、茶(W)を極めて迅速に冷却することができる。 【0090】また、空気室(14)は、空気吸引口(33a)と空気取込口(10b)とを除いて密閉状態に形成されているため、外部空気の空気室(14)内への不本意な流入が生じない。したがって、空気取込口(10b)から取り込まれた空気は、この空気室(14)内を所定方向にスムーズに流れるようになり、このため、極めて高い冷却効率を実現することができる。 【0091】この第3実施形態の給茶器(K3)において、空気冷却装置(61')は二点鎖線で示すように空気取込口(12b)の上流側近傍に配置されていても良い。この場合には、空気取込口(12b)へ取り込まれる外部の空気がこの空気冷却装置(61')によって強制冷却され、そして強制冷却直後に、冷却された空気が空気取込口(12b)内へ取り込まれるものとなる。 【0092】以上のような空気冷却装置(61)(61')としては、様々な公知の熱交換器を用いることができる。なお、この空気冷却装置(61)(61')は、空気取込口(12b)内に配置されていても良いことはもちろんである。 【0093】図8〜図10は、この発明の第4実施形態に係る給茶器(K4)を示している。この実施形態は、自動でお茶を製作できる給茶器を示すものである。同図には、上記第1実施形態の給茶器(K1)に対応する要素に同じ符号が付されている。この第4実施形態の給茶器(K4)の基本構成は、上記第2実施形態の給茶器(K2)と略同じであり、以下、この第4実施形態の給茶器(K4)を、上記第2実施形態の給茶器(K2)との相異点を中心に説明する。 【0094】この第4実施形態の給茶器(K4)では、図8に示すように、加熱槽(1)に水を給水する給水パイプ(15)の途中に電磁弁からなる給水バルブ(71)が設けられ、この給水バルブ(71)の開閉操作により、加熱槽(1)への給水及びその停止を制御できるものとなされている。 【0095】また、図9に示すように、バーナ(5B)(詳述するとガスバーナ)には、該バーナ(5B)に燃料を供給する燃料供給パイプとしてのガス供給パイプ(72)が接続されている。このガス供給パイプ(72)には電磁弁からなるガス供給バルブ(73)が設けられており、このガス供給バルブ(73)の開閉操作により、バーナ(5B)へのガス供給及びその停止を制御できるものとなされている。さらに、前記バーナ(5B)には、ガス供給パイプ(72)から供給されたガスに点火する点火装置(74)が設けられている。この点火装置(74)は、例えば電気火花方式のものであって、バーナ(5B)の火口の近傍に配置されている。 【0096】(75)は、加熱槽(1)内の水の水位(即ち水面の高さ)を検出する水位センサである。この実施形態では、水位センサ(75)としてフロート式のものが用いられている。(76)は、加熱槽(1)内の茶(水)の温度を検出する温度センサである。 【0097】(81)は、ティーバッグ(82)を収容保持する容器である。この容器(81)は、加熱槽(1)内に配置されたものであって、ティーバッグ(82)中の茶葉からしみ出た茶成分が通過する1個以上(同図では複数個)の茶成分通過穴(83)を有している。すなわち、この容器(81)は上記第2実施形態の給茶器(K2)のかご(17)と同じ作用を奏し得るものである。この実施形態では、この容器(81)は開閉自在な蓋付きのものである。 【0098】この容器(81)には、左右及び上下一対の回転自在なローラ(84a)(84b)(84c)(84d)が設けられている。一方、加熱槽(1)の周壁部(2)の前板部(2a)の内面には、上下方向に延びた左右一対のガイドレール(85a)(85b)が固着されている。このガイドレール(85a)(85b)は前記容器(81)のローラ(84a)(84b)(84c)(84d)を案内するためのものであって、前記容器(81)のローラ(84a)(84b)(84c)(84d)はこのガイドレール(85a)(85b)に案内されて該ガイドレール(85a)(85b)に沿って上下方向に走行するものとなされている。このようにローラ(84a)(84b)(84c)(84d)が走行することにより、容器(81)が上下方向に移動されるものとなされている。、また、この容器(81)には、該容器(81)を吊り下げるための吊下げ条(86)が接続されている。この吊下げ条(86)は金属ワイヤ等からなる。そして、この吊下げ条(86)が、加熱槽(1)の上端部に設けられた定滑車(87)を介して加熱槽(1)の前板部(2a)の表裏に沿って逆U字状に引き回されるとともに、吊下げ条(86)の他端は可逆回転する容器駆動モータ(88)の軸等に巻き取り・巻き出し可能に連結されている。従って、容器駆動モータ(88)を一方の回転方向に回転させると、吊下げ条(86)が巻き出され、吊下げ条(86)の先端に連結された容器(81)が、そのローラ(84a)(84b)(84c)(84d)をガイドレール(85a)(85b)に案内されつつ自重により下降して、容器(81)内の茶葉(82)が加熱槽(1)に給水された水(W)の中に浸漬されるものとなされている。一方、容器駆動モータ(88)を逆回転させると、吊下げ条(86)が巻き取られ、吊下げ条(86)の先端に連結された容器(81)が上昇して、水の中から取り出されるものとなされている。 【0099】つまり、前記容器駆動モータ(88)、吊下げ条(86)、定滑車(87)等は、茶葉(82)を加熱槽(1)内の水(W)に浸漬するとともに、浸漬した茶葉(82)を加熱槽(1)内の水(湯)(W)から取り出す茶葉浸漬取出装置(90)を構成しており、また容器駆動モータ(88)、吊下げ条(86)、定滑車(87)等は、茶葉入りの容器(81)を上下移動させる昇降機構を構成している。 【0100】前記給茶器(K4)の前面部(26)には、操作パネル(100)が設けられ、この操作パネル(100)には、ユーザがお茶の調製開始時に操作するスタートスイッチ(101)と、緊急時等に操作する停止スイッチ(102)と、茶葉の水中への浸漬時間つまり煮出し時間を可変設定可能なタイマー(103)と、加熱槽(1)内の水の温度を表示する温度表示部(104)と、お茶の調製が終了したことを聴覚的に知らせるブザー(105)が配設されている。また、前記給茶器(K4)の前面部(26)には、操作パネル(100)の側方位置に、加熱槽(1)内の水(湯)の水位を示す水位計(106)が設けられている。 【0101】さらに、操作パネル(100)の裏側には制御部(200)が設けられている。この制御部(200)は、給茶器(K4)の全体的な制御を司るものであり、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータシステムを備えている。 【0102】図11は、図8〜10に示した給茶器(K4)の電気系を示すブロック図である。 【0103】図11において、(200)は前述の制御部であり、この制御部(200)の入力側には、前述したスタートスイッチ(101)、水位センサ(75)、温度センサ(76)、タイマー(103)が接続され、これら各素子からの各信号が制御部(200)に入力されるものとなされている。 【0104】一方、制御部(200)の出力側には、前述した給水バルブ(71)、ガス供給バルブ(72)、点火装置(74)、茶葉容器駆動モータ(88)、冷却装置(30)(40)(60)、ブザー(105)等が接続され、制御部(200)からの信号に基づいて、これら各素子や装置が動作するものとなされている。 【0105】次に、図8〜10に示した給茶器(K4)の動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明及び図12において、ステップをSと略記する。 【0106】お茶の調製に際しては、ユーザは予め茶葉収容容器(81)にティーバック(82)を収容しておくとともに、タイマー(103)により煮出し時間を設定しておく。そして、スタートスイッチ(101)をONにする。 【0107】制御部(200)は、S1で、スタートスイッチ(101)がONになったかどうかを判断する。スタートスイッチ(101)がONでなければ(S1にてNO)、処理を終了する。スタートスイッチ(101)がONになると(S1にてYES)、S2で制御部(200)は給水バルブ(71)を開く。これにより、加熱槽(1)へ給水パイプ(15)から水が給水される。 【0108】次に、制御部(200)はS3で、加熱槽(1)内への給水量が所定量に達したか否かを、水位センサ(75)からの信号に基づいて判断する。所定水位に達していなければ(S3にてNO)、達するまでS3の判断を繰り返す。所定水位に達すると(S3にてYES)、S4で給水バルブ(71)を閉じる。 【0109】次に、S5で、制御部(200)はガス供給バルブ(72)を開いてガスをバーナー(5B)に供給するとともに、点火装置(74)でバーナー(5B)に点火させる。これにより、加熱槽(1)内の水の加熱が開始される。 【0110】次に、制御部(200)はS6で、温度センサ(76)からの信号に基づいて、水の温度が所定温度(例えば45℃)に達したか否かを判断する。所定温度に達していなければ(S6にてNO)、達するまでS6の判断を繰り返す。所定温度に達すると(S6にてYES)、S7で、制御部(200)は容器駆動モータ(88)を駆動して茶葉容器(81)を加熱槽(1)内の水中に投入浸漬する。これにより煮出しが行われる。この煮出しはタイマー(103)による設定時間だけ行われる。 【0111】制御部(200)はS8で、設定時間が経過したかを判断する。経過していなければ(S8にてNO)、経過するまでS8を繰り返す。設定時間が経過すると(S8にてYES)、制御部(200)はS9で容器駆動モータ(88)を逆回転駆動して茶葉容器(81)を水(湯)中から取り出す。 【0112】次に、S10で、制御部(200)はガス供給バルブ(73)を閉じてバーナー(5B)による加熱を停止させる。そして、S11で、冷却装置(30)(40)(60)を駆動して煮出しを終えたお茶の冷却を開始する。冷却は、所定温度に達するまで行われる。制御部(200)はS12で、温度センサ(76)からの信号に基づいて、所定温度まで冷却されたか否かを判断する。所定温度まで冷却されていなければ(S12にてNO)、冷却されるまでS12を繰り返す。 【0113】所定温度まで冷却されると(S12にてYES)、S13で冷却装置(30)(40)(60)を停止した後、S14でブザー(105)を鳴らして処理を終了する。 【0114】こうして、冷却済みのお茶が自動的に製造される。 【0115】なお、上記の実施形態では、煮出しの終了タイミング及びバーナー(5B)の停止を、タイマー(103)により設定するものとしたが、温度センサ(76)からの信号に基づいて、所定温度に達したときに終了するものとしても良い。また、冷却装置(30)(40)(60)の停止を、温度センサ(76)からの信号に基づいて、所定温度に達したときに行うものとしたが、タイマーにより冷却時間を設定しても良い。また、加熱源(5)はガスバーナ(5B)でなく電気ヒータであっても良いし、冷却装置は空冷式のみでも水冷式のみでも良い。 【0116】図13は、この発明の第5実施形態に係る給茶器(K5)を示している。同図は、上記第1実施形態の給茶器(K1)を示した図5に対応する図であり、同図には、上記第1実施形態の給茶器(K1)に対応する要素に同じ符号が付されている。以下、この第5実施形態の給茶器(K5)を、上記第1実施形態の給茶器(K1)との相違点を中心に説明する。 【0117】この第5実施形態の給茶器(K5)において、加熱槽(1)の周壁部外面には、上下方向に延びるとともに外方に突出した複数個の板状放熱フィン部(1a)が周方向に所定間隔おきに並んで形成されている。この放熱フィン(1a)の先端部は空気室形成用外筒体(10)の内面に当接し或いは近接配置されており、このため、空気室(14)はこれら複数個の放熱フィン部(1a)によって複数個の小室に仕切られている。なお、加熱槽(1)の底壁部の外面にはこの放熱フィン部(1a)は形成されていない。 【0118】この第5実施形態の給茶器(K5)では、空気吹出し装置(31)から吹き出された空気は、加熱槽(1)の周壁部(2)の下端部の位置で分岐して空気室(14)の各小室内を下から上へと加熱槽(1)の周壁部(2)の外面に沿う態様で流通する。そして、所定の位置(例えば加熱槽(1)の周壁部(2)の上端部の位置)で合流して空気排出口(図2参照、10a)を通って外部へと排出される。他の構成は上記第1実施形態の給茶器(K1)と同じであり、重複する説明を省略する。 【0119】以上、この発明の第1〜第5実施形態を説明したが、この発明に係る加熱調理器は、上記実施形態に示したものに限定されるものではなく、様々に設定変更したり組合せたりすることが可能である。 【0120】例えば、図7に示された上記第3実施形態の給茶器(K3)においては、加熱源(5)として電気ヒータ(5A)を備えているが、この発明では、この電気ヒータ(5A)に代えてバーナ(図6参照、5B)を備えていても良い。この場合には、バーナは、第2実施形態におけるバーナ(5B)の位置と同じ位置に配置されることが望ましく、また外筒体(10)の底壁部(12)又は他の壁部に燃焼用空気取込孔(図6参照、12a)が形成されることが望ましい。またこの場合、給茶器は、燃焼用空気取込孔を開閉自在に閉塞する閉塞装置(図6参照、27)を備えていることが望ましい。そして、バーナによる加熱時には、閉塞装置が開作動し、これより燃焼用空気取込孔が開口するものとなされる一方、空冷式冷却装置(30)の空気吸引装置(33)による冷却時には、閉塞装置が閉作動し、これにより燃焼用空気取込孔が閉塞されて、空気室(14)が空気吸引口(33a)と空気取込口(10b)とを除いて略密閉状態に形成されるものとなされていることが望ましい。 【0121】もとより、上記第1〜第5実施形態では、いずれもこの発明に係る加熱調理器として給茶器が示されているが、この発明に係る加熱調理器は、茶をはじめコーヒー等の様々な飲料水を調製するために用いられる飲料水調製用加熱装置であっても良いし、出し汁、ラーメン等のスープ、醤油ダレ等の汁類を調製するために用いられる汁類調製用加熱装置であっても良いし、或いは炊飯器等であっても良い。 【0122】 【発明の効果】上述の次第で、請求項1の発明に係る加熱調理器によれば、加熱槽内に収容された被調理物を強制冷却する冷却装置を備えているから、加熱調理後に被調理物の温度を迅速に低下させることができる。そのため、被調理物が適温に冷めるまでの待ち時間を短縮することができて、加熱調理後にすぐに被調理物を飲食することができる。 【0123】請求項2の発明では、冷却装置として空冷式冷却装置を備えているから、加熱調理器に他の装置を装着するための装着スペースを容易に確保することができる。したがって、加熱調理器のコンパクト化を容易に遂行することができる。さらには、コスト的に有利に冷却を行うことができる。しかも、加熱槽の内部を掃除する際に、冷却装置が掃除の邪魔になる不具合を防止することができる。 【0124】請求項3の発明では、空冷式冷却装置は、所定の空気吹出し装置を備えているから、被調理物を確実に強制冷却することができる。 【0125】請求項4の発明では、加熱源としてバーナが所定位置に配置されているから、該バーナについても強制冷却することができる。したがって、被調理物を迅速に冷却できることはもとより、バーナから発生することのある不慮の火災やバーナとの不慮の接触に伴う火傷を確実に防止することができて、火災や火傷に対する安全性を高くすることができる。 【0126】請求項5の発明では、空気吹出し装置によって吹き出された空気が空気室内をスムーズに流れるようになり、このため冷却効率を向上させることができる。 【0127】請求項6の発明によれば、空気冷却装置が所定位置に配置されているから、冷却効率をより一層向上させることができる。 【0128】請求項7の発明では、上記請求項3の発明と同様の効果を奏し得る。 【0129】請求項8の発明では、上記請求項4の発明と同様の効果を奏し得る。 【0130】請求項9の発明では、上記請求項5の発明と同様の効果を奏し得る。すなわち、空気室内の空気が所定方向にスムーズに流れるようになり、このため冷却効率を向上させることができる。 【0131】請求項10の発明では、上記請求項6の発明と同様の効果を奏し得る。 【0132】請求項11の発明では、加熱槽の外面に放熱フィン部が形成されているので、冷却効率を格段に向上させることができる。 【0133】請求項12の発明では、冷却装置として水冷式冷却装置を備えているから、被調理物を確実に強制冷却することができる。 【0134】請求項13の発明では、冷却装置として空冷式冷却装置を水冷式冷却装置とを備えているので、冷却効率を更に格段に向上させることができる。 【0135】請求項14の発明では、冷却装置による冷却処理に加えて、所定のタイミングで浸漬媒体物を収容する容器を加熱槽内に下降させ、あるいは上昇させることができ、例えば茶葉等の浸漬媒体物を被調理物に適度に浸漬することができる。 【0136】請求項15の発明では、被調理物が所定の温度になると、前記昇降機構が作動して、浸漬媒体物を被調理物内に投入でき、あるいは取り出すことができる。 【0137】請求項16の発明は、所定の時間になるとタイマー動作により前記昇降機構が作動して、浸漬媒体物を被調理物内に投入でき、あるいは取り出すことができる。 【0138】請求項17の発明では、ユーザが供給開始スイッチを操作するだけで、自動的に加熱装置、冷却装置等が作動して、冷却済みの調理品が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391049666 【氏名又は名称】株式会社サミー 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区桜川1丁目4番4号
|
| 【出願日】 |
平成14年9月26日(2002.9.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071168 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 久義 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−204879(P2003−204879A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−281244(P2002−281244) |
|