| 【発明の名称】 |
電気湯沸かし器 |
| 【発明者】 |
【氏名】和田 尚 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】駒田 雅道 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】山下 佳洋 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】節電効果が表示され、使い勝手のよい電気湯沸かし器を提供すること。
【解決手段】容器2内の液体の使用状態を使用検出手段6で検出し、これを記憶手段7の記憶エリアに順次蓄積していき、蓄積データに基づき、保温制御部8が使用されていると判断されれば設定温度で、使用されていないと判断されれば設定温度よりも低い温度で保温制御し、所定期間での後者の割合を演算する演算機能を有し、演算結果を表示部9に表示するようにしたことにより、節電効果が表示され使い勝手が向上する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱源と、前記容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、前記使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次記憶していく記憶手段と、前記記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、前記容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で前記容器内の液体を保温し、前記容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で前記容器内の液体を保温する保温制御部と、前記保温制御部により所定期間における前記第2の所定温度で保温制御された時間の割合を表示させる表示部とを設けた電気湯沸かし器。 【請求項2】 液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱源と、前記容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、前記使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次記憶していく記憶手段と、前記記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、前記容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で前記容器内の液体を保温し、前記容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で前記容器内の液体を保温する保温制御部と、前記保温制御部により前記第2の所定温度で保温制御されていることを表示する表示部とを設けた電気湯沸かし器。 【請求項3】 液体を収容する容器と、前記液体を加熱する加熱源と、前記容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、前記使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次記憶していく記憶手段と、前記記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、前記容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で前記容器内の液体を保温し、前記容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で前記容器内の液体を保温する保温制御部と、前記保温制御部により所定期間における前記第2の所定温度で保温制御された時間を表示させる表示部とを設けた電気湯沸かし器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収容した液体を加熱、保温し、容器外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器の使用実態と保温温度の関係は、いかなる状態においても一定の保温温度を保つために加熱源への通電制御を行うものであった。また、一部には、周囲の明暗や音を検出し使用の可能性がないと判断した場合に節電状態に移行するものも知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記一定の保温温度を保つ従来のものでは、使用頻度の低い夜間などでも一定の保温温度を保つために加熱源への通電制御が行われ、使用者自身が何らかの方法によって通電を一時的に停止させなければ、必要以上に電力の消費が行われるという課題があった。また、周囲の明暗や音を検出し節電状態に移行するものでは、周辺環境によって誤動作する可能性が高ものであった。 【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので、使用者の生活パターンにおいて、使用頻度の高い時間帯は第1の所定温度で容器内の液体を保温し、使用頻度の低い時間帯は第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で容器内の液体を保温することにより節電を行うとともに、節電効果を表示して使い勝手を向上することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の電気湯沸かし器は、容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次蓄積していき、蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で容器内の液体を保温し、容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で容器内の液体を保温し、所定期間における第2の所定温度で保温制御された時間の割合を表示させるものである。 【0006】これによって、節電が行え、節電効果も表示することで使い勝手を向上できるものである。 【0007】 【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次蓄積していく記憶手段と、記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で容器内の液体を保温し、容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で容器内の液体を保温する保温制御部と、保温制御部により所定期間における第2の所定温度で保温制御された時間の割合を表示させる表示部とを設けた電気湯沸かし器とすることで、使用頻度の低い時間帯は、保温制御部により第2の所定温度で保温制御することにより節電を行い、さらに表示部にてその節電効果を使用者に知らしめることができる。 【0008】請求項2に記載の発明は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次蓄積していく記憶手段と、記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で容器内の液体を保温し、容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で容器内の液体を保温する保温制御部と、保温制御部により第2の所定温度で保温制御されていることを表示する表示部とを設けた電気湯沸かし器とすることで、使用頻度の低い時間帯は、保温制御部により第2の所定温度で保温制御することで節電を行い、さらに表示部にて節電中であることを使用者に知らしめることができる。 【0009】請求項3に記載の発明は、液体を収容する容器と、液体を加熱する加熱源と、容器内の液体の使用状態を検出する使用検出手段と、使用検出手段からの出力を所定周期で入力し、複数の記憶エリアに順次蓄積していく記憶手段と、記憶手段により蓄積されたデータを入力して使用実態を分析し、容器内の液体を使用している時間帯と判断すると第1の所定温度で容器内の液体を保温し、容器内の液体を使用しない時間帯と判断すると第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で容器内の液体を保温する保温制御部を備え、保温制御部により所定期間におけ第2の所定温度で保温制御された時間を表示させる表示部を設けた電気湯沸かし器とすることで、使用頻度の低い時間帯は、保温制御部により第2の所定温度で保温制御することで節電を行い、さらに表示部にて所定期間における節電時間を使用者に知らしめることができる。 【0010】 【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0011】(実施例1)図1に基づき本発明の実施例1における電気湯沸かし器について説明する。 【0012】図において、1は商用電源を供給するための電源プラグ、2は液体を収容する容器、3は容器2内の液体を加熱する加熱源、4は容器2内の液体の温度を検知する温度検知手段、5は容器2の中の液体を容器2の外に吐出するためポンプを駆動するモータ、6は加熱源3とモータ5からの入力により容器2内の液体の使用状態を検出する使用検出手段、7は使用検出手段6からの出力を所定周期(本実施例では20分周期)で入力し、複数の記憶エリアに順次蓄積していく記憶手段、8は温度検知手段4と記憶手段7からの入力により加熱源3をオンまたはオフさせ、また、容器2内の液体を第1所定温度(本実施例では使用者による設定温度である98℃)または第2所定温度(本実施例では60℃)に温調制御し、所定時間(本実施例では24時間)内で60℃に温調制御された割合(本実施例では省エネ率)を演算する演算機能を有する保温制御部、9は保温制御部8により演算された省エネ率を表示させる表示部(本実施例ではLCD)である。なお、容器2内の液体は、必要時にモータ5駆動によりパイプ10を介して吐出口11より吐出されるものである。 【0013】電源プラグ1が装着され商用電源が供給されると、まず、温度検知手段4により容器2内の液体の温度を検知し、検知した温度が98℃より低い場合には保温制御部8により、加熱源3を制御し容器2内の液体の加熱を開始する。また、検知した温度が98℃より高い場合には、保温制御部8により、加熱源3を制御し容器2内の液体の保温を行う。このとき、使用検出手段6は使用者によって行われる出湯時でのモータ5の駆動、または容器2内の液体の温度が低い場合に行われる加熱源3による加熱などにより、容器2内の液体の何らかの使用状態が検出されると「使用有り」と判断する。そして、記憶手段7は、電源プラグ1が装着され商用電源の供給が開始されてから20分経過毎に、使用検出手段6から入力する、20分間中での容器2内の液体使用状態を記憶エリアに順次格納していく。 【0014】なお、本実施例では、記憶エリアはエリア1からエリア72までの72個として、商用電源の供給が開始されてから24時間の使用状態を20分毎に格納することができる。格納方法は「使用有り」なら3を格納、「使用無し」なら既に格納されている値から1減算し、減算結果が0以下になれば0を格納するものとする。但し、各エリアの初期値は0とする。そして、記憶エリア1から20分毎に各エリアに順次格納していき、エリア72まで格納が終われば、再度、エリア1に戻り、同様の方法で格納するという動作を商用電源が供給されている間、繰り返す。 【0015】そして、保温制御部8は、記憶手段7が20分毎に行う使用状態の格納と同時に、今回格納した次のエリアの数値が1以上ならばそこから20分間は使用頻度が高いと判断して使用者により設定された温度である98℃で温調制御を行い、0ならばそこから20分間は使用頻度が低いと判断して60℃で温調制御を行う。但し、エリア72に格納したときの次のエリアとはエリア1である。 【0016】さらに、エリア72への格納が行われるとき、つまり、24時間経過毎に、{(24時間内での60℃で温調制御されたエリア数)/72}×100の演算を行うことにより、24時間内での第2所定温度の60℃で保温制御された時間の割合、すなわち省エネ率を表示部9であるLCDに表示する。そして、表示される省エネ率は演算が行われる24時間毎に更新される。 【0017】なお、本実施例では第1の所定温度を98℃としたが、85℃等、別の温度の場合もあり、このときの第2所定温度は60℃またはそれ以下でもよく、機器の構成などによってこの温度は変わる。また、第1の所定温度を98℃単一としたが、98℃、85℃、70℃といったように複数個備えて、使用者により選択可能とすることもできる。 【0018】また、マイコンの格納エリアの空き状況によっては、商用電源の供給が開始されてから終了するまで24時間毎の毎回の省エネ率を格納することや、1週間または1ヶ月の省エネ率を算出することもできる。また、本実施例では記憶エリアを72として20分毎の使用状態を蓄積することで24時間の使用実態を格納したが、記憶エリアを144として10分毎とすることで24時間の使用状態を格納する等、任意の数としても良い。 【0019】また、使用頻度のしきい値として本実施例では1以上としたが、「使用有り」なら3を格納する代わりに8などを格納するのならばしきい値を3以上としても良く、さらには、任意の時間帯において、14日間の内使用した日数を蓄積し記憶して使用頻度を判断する等の別の方式を採用してもよく、マイコンの容量、または省エネ目的、機器の構成になどにより詳細な構成は変わる。 【0020】また、LCDに表示されるパターンとして、容器2内の液体の温度表示と省エネ率を同時に表示、または、交互点滅、省エネ率のみの点滅にしても良い。また、何らかのキー操作により省エネ率と温度表示を切り替えられるようにしても良い。また、そのときのキーは他のキーと兼用しても良い。また、容器2内の洗浄モード時や断線、空焼などの異常モード時には省エネ率を非表示にしても良い。また、表示部9としてLCDとしたがLED、音声などでもよい。 【0021】以上のような構成により、容器2内の液体が使用されている時間帯と判断されると使用者により設定された設定温度、逆に容器2内の液体が使用されていない時間帯と判断されると設定温度よりも低い温度で保温制御されることで省エネを行え、また、省エネ率も表示することで使い勝手を向上させることができるとともに、設定温度よりも低い温度で保温された後に設定温度で容器内の液体を保温する状態に復帰するために要する時間を短く抑えることもできる。 【0022】(実施例2)本発明の実施例2における電気湯沸かし器について説明する。本実施例において実施例1と異なる点は、表示部9の表示方法にある。すなわち、設定温度よりも低い温度で保温制御されていること、つまり、省エネ中であることをLCDにて表示するようにしたことである。なお、表示部としてLCDとしたがLED、音声などでもよい。また、表示パターンとして、省エネ中表示のみ点灯、容器2内の温度表示と同時点灯、または、交互点滅としてもよい。 【0023】以上のような構成により、使用者は機器が省エネ中であるか否かを容易に知ることができる。 【0024】(実施例3)本発明の実施例3における電気湯沸かし器について説明する。本実施例において実施例1、2と異なる点は、表示部9の表示方法にある。すなわち、24時間の中で設定温度よりも低い温度で保温制御された時間である省エネ時間を表示するようにしたこと、つまり、実施例1の省エネ率を演算する代わりに省エネ保温されたエリア数を時間に換算して省エネ時間を表示するようにしたことである。この時の時間表示として、全エリア数72のうち60℃で温調制御されたエリア数が1つなら0時間、2から4なら1時間、5から7なら2時間、・・・、68から70なら23時間、71、72なら24時間とする。 【0025】なお、LCDに表示されるパターンとして、省エネ時間と容器2内の温度表示を同時に表示、または、交互点滅、省エネ時間のみ点滅としてもよい。 【0026】このような構成により、使用者は機器が容器2内の液体を1日の内で省エネ保温制御していた時間を知ることができる。 【0027】 【発明の効果】以上のように本発明の電気湯沸かし器によれば、容器内の液体の使用状態を検出し、記憶エリアに順次記憶していき、記憶データに基づき、使用されていると判断されれば設定温度で、使用されていないと判断されれば設定温度よりも低い温度で保温制御し、所定時間における、容器内の液体の節電率を表示することで、使用頻度の少ない時間は保温温度を下げて節電し、その節電効果を使用者に知らしめることができるとともに、節電動作を解除して設定温度で容器内の液体を保温する状態に復帰するために要する時間を短く抑えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月16日(2002.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204878(P2003−204878A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−6899(P2002−6899) |
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