| 【発明の名称】 |
炊飯装置および炊飯方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山中 健 【住所又は居所】埼玉県朝霞市泉水3丁目15番1号 株式会社本田技術研究所内
【氏名】江田 敏行 【住所又は居所】埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会社本田技術研究所内
【氏名】松澤 一美 【住所又は居所】東京都渋谷区代々木2−2−2 東日本旅客鉄道株式会社内
【氏名】吉田 英治 【住所又は居所】東京都渋谷区代々木2−2−2 東日本旅客鉄道株式会社内
【氏名】木村 厚 【住所又は居所】東京都渋谷区本町1−6−2 カシオ計算機株式会社内
【氏名】長田 丈和 【住所又は居所】東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置および炊飯方法を提供すること。
【解決手段】米9を入れた容器8を密閉蓋5によって密封し、給水パイプ1から供給される水をボイラー部2で加熱して水蒸気を発生させ、発生させた水蒸気を水蒸気パイプ4を通して、水蒸気噴出部6の水蒸気噴出口6aから容器8の内部に供給する。この水蒸気によって、容器8内部の米9に水分を供給し、さらに、米9を加圧および加熱し、炊飯を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 米を入れる調理部と、前記調理部内に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入手段と、前記調理部内を密閉し、当該調理部内における前記水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御手段と、を備えたことを特徴とする炊飯装置。 【請求項2】 米を入れた容器の内部に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入手段と、前記容器の内部を密閉し、当該容器内部における水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御手段と、を備えたことを特徴とする炊飯装置。 【請求項3】 前記米の分量に対応して前記水蒸気の注入時間を制御する時間制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の炊飯装置。 【請求項4】 米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入工程と、前記調理部内を密閉し、当該調理部内における前記水蒸気の圧力を所定の範囲内に保持する圧力制御工程と、を含むことを特徴とする炊飯方法。 【請求項5】 米を入れた容器の内部に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入工程と、前記容器の内部を密閉し、当該容器内部における水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御工程と、を含むことを特徴とする炊飯方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置および炊飯方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、炊飯を自動的に行う炊飯装置として、電子ジャーなどの炊飯装置が用いられてきた。この従来の炊飯装置は、米と水とをそれぞれ計量して釜形状の容器に入れ、釜形状の容器を加熱して容器内の水を蒸発させ、釜形状の容器内に所定圧力の水蒸気を発生させて炊飯を行う。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来の炊飯装置では、炊飯に必要な圧力の水蒸気を、釜形状の容器の加熱によって得ているため、加熱開始から炊飯終了まで30分以上の時間を要するという問題点があった。 【0004】また、従来の炊飯装置では、米と水とをそれぞれ計量して釜形状の容器に入れる必要があるため、米の分量に対する水の分量の過不足が生じる場合がある。米の分量に対して水の分量が不足すれば、炊飯は不完全となり、米に芯が残る。また米の分量に対して水の分量が多過ぎる場合には、粥状に炊き上がることとなる。すなわち、従来の炊飯装置では、米と水との計量を行うという労力が有り、この計量のミスによって炊飯が失敗する可能性があるという問題点があった。 【0005】さらに、従来の炊飯装置では、専用の釜形状の容器によって炊飯を行う必要がある。そのため、容器の大きさによって炊飯量に制限が発生するという問題点があった。また、専用の容器以外の容器を用いた炊飯が出来ないという問題点があった。 【0006】この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置および炊飯方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、目的を達成するため、第1の観点にかかる発明は、米を入れる調理部と、前記調理部内に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入手段と、前記調理部内を密閉し、当該調理部内における前記水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御手段と、を備えたことを特徴とする。 【0008】この第1の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は、米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入し、調理部内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしている。 【0009】また、第2の観点にかかる発明は、米を入れた容器の内部に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入手段と、前記容器の内部を密閉し、当該容器内部における水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御手段と、を備えたことを特徴とする。 【0010】この第2の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は、米を入れた容器を密封して内部に所定温度の水蒸気を注入し、容器内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしている。 【0011】また、第3の観点にかかる発明は、第1または第2の観点にかかる発明において、前記米の分量に対応して前記水蒸気の注入時間を制御する時間制御手段をさらに備えたことを特徴とする。 【0012】この第3の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は米の分量に対応して水蒸気の注入時間を制御し、炊飯完了時に水蒸気の注入を停止するようにしている。 【0013】また、第4の観点にかかる発明は、米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入工程と、前記調理部内を密閉し、当該調理部内における前記水蒸気の圧力を所定の範囲内に保持する圧力制御工程と、を含むことを特徴とする。 【0014】この第4の観点にかかる発明によれば、炊飯方法は、米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入し、調理部内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしている。 【0015】また、第5の観点にかかる発明は、米を入れた容器の内部に所定温度の水蒸気を注入する水蒸気注入工程と、前記容器の内部を密閉し、当該容器内部における水蒸気の圧力を所定の値の範囲内に保持する圧力制御工程と、を含むことを特徴とする。 【0016】この第5の観点にかかる発明によれば、炊飯方法は、米を入れた容器を密封して内部に所定温度の水蒸気を注入し、容器内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしている。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態にかかる炊飯装置について詳細に説明する。 【0018】実施の形態1.この実施の形態1では、水蒸気噴出口を有する蓋部を容器に被せて密閉し、容器内に水蒸気を注入して炊飯を行う炊飯装置について図1および図2を用いて説明する。 【0019】図1は、実施の形態1にかかる炊飯装置を用いた炊飯について説明する図である。また、図2は、実施の形態1にかかる炊飯装置の概要構成を示す図である。図1において、炊飯装置は、給水パイプ1、ボイラー部2、断熱部3、水蒸気パイプ4、密閉蓋5を備えている。ここで、密閉蓋5は、その下面にゴムパッキン5aを備える。このゴムパッキン5aは、米を入れた容器8に圧接することで、容器8を密閉することができる。 【0020】さらに、密閉蓋5は、水蒸気噴出部6および圧力弁7を有する。この水蒸気噴出部6は、水蒸気パイプ6と接続され、先端部に水蒸気噴出口6aを有する。水蒸気噴出部6は、この水蒸気噴出口6aから容器8の内部に水蒸気を供給する。また、圧力弁7は、容器8の内部における水蒸気の圧力が一定の値を超えた場合に、水蒸気を容器8の外部に逃がし、容器8の内部の水蒸気の圧力を一定の範囲に調節する。 【0021】この炊飯装置を用いて炊飯を行う場合、まず、図1に示すように、容器8に米9を入れ、密閉蓋5のゴムパッキン5aを容器8に圧接して密封する。つぎに、給水パイプ1からボイラー部2に水を供給し、ボイラー部2で水を加熱して水蒸気を発生させる。さらに、ボイラー部2で発生した水蒸気を水蒸気パイプ4を通して密閉蓋5に供給する。密閉蓋5に供給された水蒸気は、水蒸気噴出部6の水蒸気噴出口6aから噴き出す。この水蒸気は、米9に対して圧力を加えるとともに、水分を供給する。また、米9にかかる圧力は、圧力弁7によって一定の値の範囲内に保持される。したがって、所定時間の間、水蒸気噴出口6aから水蒸気の噴き出しを継続し、米9に対する水分および圧力の供給を継続することで、米9を加圧および加熱し、炊飯を行うことができる。 【0022】つぎに、図2を参照し、この炊飯装置の概要構成について説明する。図2において炊飯装置は、図1に示した給水パイプ1、ボイラー2、水蒸気パイプ4を筐体10に格納している。また、筐体10は、図1に示した容器8を載置する載置台15を有する。さらに、図1に示した密閉蓋5は、載置台15の上方に設置される。ここで、密閉蓋5は、接続部14を備える。また、筐体10は、接続部14を介して密閉蓋5を保持する蓋保持部13を備える。密閉蓋5は、接続部14と蓋保持部13との接続によって、載置台15に対して任意の高さに固定することができる。米9を入れた容器8を密閉する場合、まず、載置台15に容器8を置き、密閉蓋5を上から徐々に下げ、密閉蓋5と載置台15とで容器8を押さえた状態で密閉蓋5を固定する。 【0023】さらに、図2に示した筐体10は、その内部に水タンク11および制御部12を有する。水タンク11は、給水パイプ1に供給する水を貯蔵するタンクである。また、制御部12は、水タンク11およびボイラー部12に接続され、水タンク11から給水パイプ1に供給する水の量およびボイラー部12による水の加熱を制御する。制御部12は、たとえば容器8に入れた米の量を入力された場合に、米の量に対応した炊飯時間を算出し、水蒸気の供給開始から炊飯時間が経過した場合に水およびボイラーの加熱を終了し、炊飯を自動的に終了することができる。 【0024】また、制御部12に時計機能を持たせることで、指定された時刻に炊飯を完了させることができる。なお、炊飯を行う場合、米に水を含ませる工程、加熱加圧工程および蒸らし工程の3工程を用いることが一般的であるが、米に水を含ませる工程は、水タンク11およびボイラー部2の制御により比較的低圧の水蒸気を供給することで実現することができ、蒸らし工程は、加熱加圧工程後、容器8の内部の圧力を所定時間の間低下させておくことで実現することができる。 【0025】以上説明したように、この実施の形態1にかかる炊飯装置では、米9を入れた容器8に水蒸気を供給することで、加圧、加熱および水分の供給を行って炊飯するため、容器内に水を入れる必要がなく、また容器に入れた水を加熱して水蒸気を発生させる必要がない。したがって労力を軽減し、高速に炊飯可能となり、炊飯開始から炊飯終了まで約7分で行うことができる。 【0026】また、密閉蓋5を載置台15に対して可動にし、密閉蓋5の位置を調節することで容器8を密閉するようにしているので、容器8として任意の大きさの容器を用いることができる。また、炊飯時に容器8を加熱する必要がないため、任意の材質の容器を用いて炊飯を行うことができる。すなわち、本実施の形態によれば、茶碗などを用いた少量の炊飯と、釜などを用いた大量の炊飯とを同一の装置によって行うことができる。 【0027】なお、この実施の形態1では、密閉蓋5を上下方向に可動としていたが、密閉蓋を固定し、載置台の高さを可変とするようにしてもよいし、密閉蓋および載置台の双方を可動としてもよい。 【0028】実施の形態2.次に、図3を参照し、この発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2では、実施の形態1に示した炊飯装置に米を自動的に供給する手段を付加している。 【0029】図3は、この発明の実施の形態2である炊飯装置の概要構成を示す図である。図3において、炊飯装置は、筐体21の内部に米貯蔵部22、米供給バルブ23および米供給パイプ24を設け、密閉蓋5に米供給部25および米供給口26を設けている。また、実施の形態1に示した制御部12に対応する制御部28を設け、米供給バルブ23の開閉を制御するようにしている。その他の構成は実施の形態1に示した炊飯装置と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付している。 【0030】この実施の形態2では、米貯蔵部22に蓄えた米を、米供給パイプ24および米供給部25を介して米供給口26から容器8に入れることができ、またその米の量は、制御部28によって米供給バルブ23を開閉することによって調節することができる。したがって、制御部28に所望の米の量を入力することで、米の供給から炊飯まで全てを自動化することができる。 【0031】なお、制御部28に時計機能をもたせることで、所望の時間にあわせて炊飯を完了させることができる点については実施の形態1と同様である。 【0032】以上説明したように、この実施の形態2に示した炊飯装置では、任意の容器で高速に炊飯可能で、かつ米の供給から炊飯完了までを全自動化することができる。 【0033】実施の形態3.次に、図4を参照し、この発明の実施の形態3について説明する。上述の実施の形態1および2では、容器に蓋を被せて密閉し、容器内に水蒸気を供給していたが、この実施の形態3では、容器を入れて密閉可能な調理室を設け、調理室内に水蒸気を供給することで炊飯を行うようにしている。 【0034】図4は、実施の形態3にかかる炊飯装置を用いた炊飯について説明する図である。図4において、炊飯装置は、給水パイプ1、ボイラー部2、断熱部3、水蒸気パイプ4、調理室31を備えている。また、給水パイプ1は調理室31の内部で水蒸気噴出部6を形成し、水蒸気噴出部6は水蒸気噴出口6aを備えている。さらに、調理室31は、内部における水蒸気の圧力が一定の値を超えた場合に、水蒸気を外部に逃がし、調理室31の内部における水蒸気の圧力を一定の範囲に調節する圧力弁7を備えている。 【0035】この実施の形態3では、米を入れた容器32を調理室31に入れて調理室を密閉し、調理室31の内部を所定圧力、所定温度の水蒸気で満たすことによって炊飯を行う。水蒸気の供給および制御については実施の形態1と同様である。 【0036】この実施の形態3に示した炊飯装置では、調理室を独立して設けることで、炊飯装置の構成を簡易にし、かつ任意の形状の炊飯容器を使用可能とすることができる。たとえば、平皿の上に米を置いて炊飯を行うことが可能となる。また、実施の形態1および2に示したように、炊飯を時刻によって制御してもよいし、米の供給手段を設けて炊飯を全自動化するようにしてもよい。 【0037】 【発明の効果】上述してきたように、第1の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は、米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入し、調理部内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしているので、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置を提供することができるという効果を奏する。 【0038】また、第2の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は、米を入れた容器を密封して内部に所定温度の水蒸気を注入し、容器内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしているので、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置を提供することできるという効果を奏する。 【0039】また、第3の観点にかかる発明によれば、炊飯装置は米の分量に対応して水蒸気の注入時間を制御し、炊飯完了時に水蒸気の注入を停止するようにしているので、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯装置を提供することができるという効果を奏する。 【0040】また、第4の観点にかかる発明によれば、炊飯方法は、米を入れた調理部内に所定温度の水蒸気を注入し、調理部内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしているので、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯方法を提供することができるという効果を奏する。 【0041】また、第5の観点にかかる発明によれば、炊飯方法は、米を入れた容器を密封して内部に所定温度の水蒸気を注入し、容器内の水蒸気を所定圧力に保つことで炊飯を行うようにしているので、任意の容器を使用可能で、労力を軽減し、高速に炊飯可能な炊飯方法を提供することができるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社 【住所又は居所】東京都港区南青山二丁目1番1号 【識別番号】000221616 【氏名又は名称】東日本旅客鉄道株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区本町1丁目6番2号 【識別番号】502018062 【氏名又は名称】長田 丈和 【住所又は居所】東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社内
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| 【出願日】 |
平成14年1月16日(2002.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089118 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 宏明 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204876(P2003−204876A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−8075(P2002−8075) |
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