| 【発明の名称】 |
蓋付き容器のフック装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂口 洋一 【住所又は居所】大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内
【氏名】中川 博之 【住所又は居所】大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内
【氏名】山田 幸雄 【住所又は居所】大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ジャー本体に設けたフック解除レバーの操作により、蓋のフック部材の係合を解除し、蓋を開放させるようにしたフック装置において、フック部材の操作部が蓋前壁の前面に突き出す不具合を解消することである。
【解決手段】フック部材4の操作部8の先端部18を蓋前壁の穴7からその穴7と同一面内に露出せしめ、ジャー本体1のフック解除レバー2の爪片12をその穴7の前面に臨ませた構成と、フック解除レバー2の押下げにより穴7内の先端部18を蹴り上げるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 容器本体にフック解除レバーを取付け、そのフック解除レバーにより操作されるフック部材を蓋に揺動自在に取付け、該フック部材に容器本体との係合部と解除レバーに対向した操作部とを支点軸の両側に設け、上記係合部を容器本体に対して係合する方向に付勢する付勢ばねを設け、上記フック解除レバーの操作により上記フック部材の操作部を内方に押し込んで上記係合部と容器本体との係合を解除するようにした蓋付き容器のフック装置において、上記フック部材の操作部の先端部を蓋前壁の穴からその穴と同一面内に露出せしめ、上記フック解除レバーの先端部を該穴前面に臨ませたことを特徴とする蓋付き容器のフック装置。 【請求項2】 上記操作部の先端部を上記穴と同一面になるよう屈曲したことを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器のフック装置。 【請求項3】 上記フック解除レバーに、操作時上記穴内に進入して上記操作部を押し込む爪片を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付き容器のフック装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、炊飯ジャーなどの蓋付き容器のフック装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】炊飯ジャーのジャー本体に開閉自在に取付けた蓋をジャー本体に係合するためのフック装置を設けることが従来から行われている。一般にフック装置は、蓋に設けたフック部材と、そのフック部材のジャー本体に対する係合を解除するためのフック解除レバーからなる。フック解除レバーは、蓋側に設けられる場合と、ジャー本体側に設けられる場合がある。 【0003】図6は、従来の炊飯ジャーの一例であり、ジャー本体1前面上部にフック解除レバー2を支点軸3により取付けるとともに、フック部材4を蓋5に取付けている。フック部材4はその支点軸6を中心にして、蓋5の前壁の穴7から前方に突き出す操作部8と、下方に突き出してジャー本体1に係合される係合部9、及び蓋後方に突き出したばね受け部11とからなる。操作部8の先端部は上記のフック解除レバー2の爪片12上に対向する。また、支点軸6に巻き付けたフックばね13の一端部をばね受け部11の下面に押し当て、係合部9をジャー本体1の係合凹部14に対する係合が深くなる方向に付勢する。 【0004】使用者が上記のフック解除レバー2を矢印Aのように押し込むと、爪片12が操作部8を蹴り上げ、フック部材4をその支点軸6を中心に回動させ、係合部9の係合凹部14に対する係合を解除させる。その結果、蓋5はヒンジ部のばね(図示省略)の作用により開放される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、フック解除レバー2をジャー本体1の前面上部に設け、これを操作して蓋5側のフック部材4の係合を解除するようにしたフック装置は、比較的構造が簡単である利点があるが、蓋5の前面壁の穴7から操作部8が前方に突き出すため、蓋5の前面部の外観を損ね、また手入れの際に引っ掛かるなどの不便があった。 【0006】そこで、この発明は操作部8に突き出しを無くしてこのような問題を解消することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明は、容器本体にフック解除レバーを取付け、そのフック解除レバーにより操作されるフック部材を蓋に揺動自在に取付け、該フック部材に容器本体との係合部と解除レバーに対向した操作部とを支点軸の両側に設け、その係合部を容器本体に対して係合する方向に付勢する付勢ばねを設け、上記フック解除レバーの操作により上記フック部材の操作部を内方に押し込んで容器本体との係合を解除するようにした蓋付き容器のフック装置において、上記フック部材の操作部の先端部を蓋前壁の穴からその穴と同一面内に露出せしめ、上記フック解除レバーの先端部を該穴前面に臨ませた構成を採用したものである。 【0008】上記の構成によると、フック部材の操作部は、蓋前壁から前方に突き出すことがない。また、通常状態においては、蓋前壁に設けた穴が操作部により閉塞され、外観をすっきりさせる。 【0009】なお、上記操作部の先端部を上記穴と同一面になるよう屈曲した構成や、上記のフック解除レバーに、操作時上記穴内に進入して上記操作部を押し込む爪片を設けた構成を採用することができる。 【0010】 【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、実施形態のフック装置は、炊飯ジャーの場合を示している。この場合も図6に示した従来の場合と同様に、ジャー本体1前面上部にフック解除レバー2を支点軸3により取付けるとともに、フック部材4を蓋5に取付けている。フック部材4は、図2に示すように、支点軸6が貫通する支点部15を中心にして、その上側に左右一対の操作部8、8と、下側に左右一対の係合部9、9及び蓋後方に突き出したばね受け部11を設けてなる。 【0011】図3に示すように、上記の支点部15の両端部に軸受部16、16が設けられる。上記の支点軸6は各軸受部16に貫通され、その支点軸6の両端部が蓋5の補強部材17に支持される。また、上記の各操作部8は、支点部15から斜め前方に突き出し、その先端部18がフック部材4の通常の姿勢で上下方向を向くように屈曲され、蓋5の前壁の穴7内部にその穴7と同一面になるよう嵌入される。穴7に嵌入された先端部18は、フック解除レバー2の爪片12、12の斜め上部後方に対向する。また、各係合部9の下端左右に内向きの係合爪19、19がジャー本体1側の係合凹部14に係合される。 【0012】上記の支点軸6の中間部にフックばね13が装着され、そのフックばね13の一端部がばね受け部11の下面に押し当てられる。これにより、係合爪19をジャー本体1の係合凹部14に対しその係合が深くなるように付勢される。 【0013】前記の蓋5の表面には、図1に示すように、操作パネル22が設けられ、各種のスイッチ操作部23及び液晶表示部24等が設けられる。操作パネル22は透明であり、所要の表示を印刷したシート25(図4(a)参照)をその裏面からインサート成形している。スイッチ操作部23はエンボス加工される。 【0014】操作パネル22の内側に表示用基板26が設けられ、その表示用基板26はビス27により基板カバー28に固定される。基板カバー28はビス29により蓋5の内面に固定される。表示用基板26上には、それぞれ上記の液晶表示部24に対応した液晶31、スイッチ操作部23に対応したスイッチ32等が設けられる。スイッチ操作部23を形成するためのエンボス加工の際に、その周辺部のシート25にシワが生じることを防止するため、内面にテーパ面33を形成している。 【0015】また、前記のフック解除レバー2(図2参照)の下方において、ジャー本体1の内部に、基板ホルダー34がビス35(図4(b)参照)により固定される。基板ホルダー34は、図4(b)に示すように、前後両壁面と左右のわん曲壁面とにより囲まれた枠状の部材であり、空冷用のファン36の上部に設置される。この基板ホルダー34の後部壁面の上部に一対の基板係止爪37、37が設けられ、またその下端に基板嵌合溝38が設けられる。IH用の基板39には放熱フィン41が取付けられ、その基板39の下端を上記の基板嵌合溝38に嵌合するとともに、その上端に基板係止爪37、37を弾性的に係合させることにより取付ける。基板ホルダー34は、枠状に形成されるため十分な強度があり、また、基板39の全周を囲むため絶縁距離を十分確保することができる。 【0016】その他、図2において、42は内鍋、43は外鍋、44はハンドル、45は蓋5のヒンジ軸である。 【0017】実施形態のフック装置は以上のようなものであり、図2に示すように、蓋5を閉じた状態では、フック部材4の係合部9がジャー本体1の係合凹部14に係合した状態にある。このとき、フック部材4の先端部18は蓋5の前壁の穴7内に嵌入されその穴7と同一平面内においてこれを閉塞する。 【0018】蓋5を開ける際は、使用者が図5の矢印Aで示すようにフック解除レバー2を押下げることにより、爪片12を穴7内に進入させ(図5参照)、フック部材4の先端部18を蹴り上げ、フック部材4を一定角度回転させる。これによりフック部材4の係合部9の係合爪19がジャー本体1の係合凹部14から脱出し係合が解除される。係合の解除により蓋5が開放される。 【0019】上記のフック解除レバー2は、係合の解除後に手を離すと、復帰ばね21により元の状態に戻る。 【0020】蓋5が開放されフック解除レバー2がフック部材4から離れると、フック部材4はフックばね13のばね力により元の状態に戻り、その操作部8の先端部18が穴7をこれと同一面内において閉塞する。 【0021】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、蓋の開放状態において、フック部材の先端部が蓋前壁の穴内に嵌入し、その穴と同一面内において該穴を閉塞する。このために、蓋前壁の前面に突き出すものがないので、手入れが容易にできる便利さがある。また、蓋前壁の前面に突き出すものがないことと併せ、その穴がフック部材の先端部により同一面内で閉塞されるので、外観上もすっきりしたものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号
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| 【出願日】 |
平成14年1月16日(2002.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204870(P2003−204870A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−7302(P2002−7302) |
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