| 【発明の名称】 |
炊飯器の蓋構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 健二 【住所又は居所】大阪府門真市速見町三番一号 タイガー魔法瓶株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】コストアップ無く断熱性の改善される蓋体を提供する。
【解決手段】炊飯本体1の上部開口を閉塞自在な蓋体6を、外蓋部材33と、これとの間に空間部35を形成する内蓋部材34とで構成するとともに、炊飯本体に内装される内鍋にて生じた蒸気を外部に排出させる調圧機構25を蓋体6に設けてある炊飯器の蓋構造において、内蓋部材34に、外蓋部材側となる37Aと、内鍋側となる下側壁37Bと、これら上側壁37Aと下側壁37Bとで囲まれた閉鎖空間41とから成る中空部37を一体形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 炊飯本体の上部開口を閉塞自在な蓋体を、外蓋部材と、これとの間に空間部を形成する内蓋部材とで構成するとともに、前記炊飯本体に内装される内鍋にて生じた蒸気を外部に排出させる蒸気排出機構を前記蓋体に設けてある炊飯器の蓋構造であって、前記内蓋部材に、前記外蓋部材側となる上側壁と、前記内鍋側となる下側壁と、これら上側壁と下側壁とで囲まれた閉鎖空間とから成る中空部を一体形成してある炊飯器の蓋構造。 【請求項2】 前記中空部は、前記内蓋部材における端部を避けて形成されている請求項1に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項3】 前記中空部は、前記内蓋部材における他部品との連結箇所を避けて形成されている請求項1に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項4】 前記下側壁を前記連結箇所よりも下方に膨出させてある請求項3に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項5】 前記下側壁の下面と、前記連結箇所の下面とが段差無く円滑に接続されている請求項3に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項6】 前記内蓋部材の下面は、前記蒸気排出機構存在部分から離れるに従って下方に寄る傾斜面に構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項7】 前記中空部と前記外蓋部材との間に空間部が存在している請求項1〜6のいずれか一項に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項8】 前記中空部と前記外蓋部材とに跨るシール部材を設けて、これら中空部と外蓋部材との間に存在する前記空間部を、互いに遮断される複数の部分空間に分断してある請求項7に記載の炊飯器の蓋構造。 【請求項9】 前記外蓋部材における平面視で前記中空部と重複しない部分に、上壁部分と下壁部分とこれら両壁で囲まれた閉鎖空間とで成る中空部を一体形成してある請求項1〜8のいずれか一項に記載の炊飯器の蓋構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器の蓋構造に係り、詳しくは、断熱性能を落とすことなく蓋体をコストダウンさせる技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、炊飯器の蓋構造としては、特開2001−314号公報にて示されたもののように、炊飯本体(符号2)の上部開口を閉塞自在な蓋体を、外蓋部材(符号10)と、これとの間に空間部(符号3)を形成する内蓋部材(符号4)とで構成するとともに、炊飯本体に内装される内鍋(符号1)にて生じた蒸気を外部に排出させる調圧機構(符号14)を蓋体に設けたものが一般的であった。つまり、蓋体を上下の蓋部材の上下間に区間部を形成して成る中空構造とすることにより、炊飯本体の内鍋にて生じる熱が蓋体の表面には伝わり難いようにしていたのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、より断熱性能を向上させられるように、又は同等の断熱性能を確保しながら蓋体の上下寸法(厚み)のコンパクト化が図れるように、中空部に断熱材を装填することが試みられた。 【0004】即ち、図5に示すように、炊飯本体102の上部開口を閉塞自在な蓋体101を、外蓋部材103と、これとの間に空間部105を形成する内蓋部材104とで構成し、炊飯本体102に内装される内鍋106にて生じた蒸気を外部に排出させる調圧機構107を有して炊飯器の蓋構造を構成する。そして、合成樹脂製の外蓋部材103と、同じく合成樹脂製で略リング状の内蓋部材104とを、内周部と外周部とを高周波溶着によって一体化することで空間部105を密閉空間とし、発泡スチロール等の断熱材108を装填するのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述のように、空間部に断熱材を装填することにより、断熱性の向上を図ることが可能になった。しかしながら、この手段では、断熱材の分はコストアップするものであり、その点に関しては改善の余地が残されているものであった。そこで、本発明の目的は、コストアップ無く断熱性の改善される蓋体を提供する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の構成は、炊飯本体の上部開口を閉塞自在な蓋体を、外蓋部材と、これとの間に空間部を形成する内蓋部材とで構成するとともに、炊飯本体に内装される内鍋にて生じた蒸気を外部に排出させる調圧機構を蓋体に設けてある炊飯器の蓋構造において、内蓋部材に、外蓋部材側となる上側壁と、内鍋側となる下側壁と、これら上側壁と下側壁とで囲まれた閉鎖空間とから成る中空部を一体形成してあることを特徴とする。 【0007】請求項1の構成によれば、蓋体を構成する内蓋部材に、上側壁と下側壁とこれらで囲まれた閉鎖空間とから成る中空部を一体形成してあるので、閉鎖空間が良好な断熱作用を発揮できるようになって、その内蓋部材による断熱作用が格段に向上するようになる。従って、中空部による断熱作用向上によって、空間部に装填されていた断熱材を省略することが可能になり、その分のコストダウンができるようになる。 【0008】中空部は内蓋部材に形成されているから、内蓋部材は断熱性に重点をおいた形状に設定して、外観部材となる外蓋部材は見た目を重視した形状に形成するという具合に、内外の蓋部材をその配置構成に相応しい機能を備えたものとして活用できるようになる。又、蓋体が合成樹樹脂製である場合には、板状部分と二重板部分である中空部との形状変化部において、内蓋部材の上表面が部分的に若干凹む現象、所謂「ヒケ」が生じることがあっても、蓋体としての表面にはその「ヒケ」が現れなず、見栄えの良い形状を呈することができるようになる。 【0009】請求項2の構成は、請求項1の構成において、中空部は、内蓋部材における端部を避けて形成されていることを特徴とするものである。 【0010】請求項2の構成によれば、請求項1の構成による前記作用を得るとともに、内蓋部材の端部はパッキン等の他の部品との取付部、或いは、そのために形状が急変するといった機能を担っているので、端部を避けて中空部を形成すれば、端部の機能と中空部の機能とを互いに悪影響無く発揮させることが可能になる。 【0011】請求項3の構成は、請求項1の構成において、中空部は、内蓋部材における他部品との連結箇所を避けて形成されていることを特徴とするものである。 【0012】請求項3の構成によれば、請求項1の構成による前記作用を得るとともに、外蓋部材との連結部や放熱板の装着部、或いは調圧機構の取付部といった他部品との連結箇所を避けて中空部が形成されているから、これらの連結箇所の機能を損なうことなく中空部による断熱作用を発揮させることができるようになる。つまり、他部品との連結箇所の機能と中空部の機能とを互いに悪影響無く発揮させることが可能になる。 【0013】請求項4の構成は、請求項3の構成において、下側壁を連結箇所よりも下方に膨出させてあることを特徴とする。 【0014】請求項4の構成によれば、請求項3の構成による前記作用を得るとともに、次のような作用が得られる。中空部を形成する下側壁を連結箇所よりも下方に膨出させてあるので、中空部の拡大による断熱性の向上が得られるとともに、内鍋上方の空間部の体積、即ち、熱伝導容量を減少させることができるから、炊飯エネルギーの節約ができるとか、より迅速に熱を伝えて素早く炊くことができるといった作用を得ることができる。 【0015】請求項5の構成は、請求項3の構成において、下側壁の下面と、連結箇所の下面とが段差無く円滑に接続されていることを特徴とするものである。 【0016】請求項5の構成によれば、請求項3の構成による前記作用を得るとともに、内蓋部材の下面が平な面や、緩い曲率を有した湾曲面等の段差の無い円滑な面であるから、段差が存在している場合に比べて、水滴やおネバ等の内蓋部材の下面に付着したものの拭き掃除や、汚れ除去等のお手入れが行い易くなり、清潔な状態を維持し易くなる。 【0017】請求項6の構成は、請求項1〜5の構成において、内蓋部材の下面は、調圧機構存在部分から離れるに従って下方に寄る傾斜面に構成されていることを特徴とするものである。 【0018】請求項6の構成によれば、請求項1〜5の構成によるいずれかの前記作用を得るとともに、上昇移動する蒸気が内蓋部材の下面に沿って調圧機構に導かれるようになり、調圧機構による円滑な蒸気逃し作用が発揮されるようになる。 【0019】請求項7の構成は、請求項1〜6の構成において、中空部と外蓋部材との間に空間部が存在していることを特徴とする。 【0020】請求項7の構成によれば、請求項1〜6の構成によるいずれかの前記作用を得るとともに、蓋体の上下方向は、下側壁、遮蔽空間、上側壁(即ち、内蓋部材にの中空部)、空間部、外蓋部材という、3つ壁が上下に重なることによる二重空間構造に構成されるので、蓋体からの単位時間当たりの放熱量をさらに減らして、より優れた断熱作用をえることができるようになる。 【0021】請求項8の構成は、請求項7の構成において、中空部と外蓋部材とに跨るシール部材を設けて、これら中空部と外蓋部材との間に存在する空間部を、互いに遮断される複数の部分空間に分断してあることを特徴とするものである。 【0022】請求項8の構成によれば、請求項7の構成による前記作用を得るとともに、次のような作用も得られる。即ち、内蓋部材と外蓋部材との間に存在する空間部が、複数の互いに遮断された部分空間に分断されるから、空間部における熱の対流が生じないようになり、蓋体における熱伝導をより抑制することが可能になる。又、シール部材は、中空部と外蓋部材とに跨るものであるから、中空部が無い場合における内蓋部材と外蓋部材とに跨る場合に比べて、小型のシール部材で済む利点が得られる。 【0023】請求項9の構成は、請求項1〜8の構成において、外蓋部材における平面視で中空部と重複しない部分に、上壁部分と下壁部分とこれら両壁で囲まれた閉鎖空間とで成る中空部を一体形成してあることを特徴とするものである。 【0024】請求項9の構成によれば、蓋体における平面視で中空部が存在しない領域に、外蓋部材に一体形成された中空部が存在するから、内蓋部材による中空部の存在しない領域における断熱性が、外蓋部材による中空部によって改善することができ、蓋体全体としての断熱性をさらに向上させることができる。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0026】図1、図2に、IH式の電気炊飯器が示されている。この電気炊飯器は、内鍋5を着脱自在にセットする内ケース2と、これとの間に空間部3を形成する外ケース4、及び底ケース20とを備えた二重構造の炊飯本体1と、この炊飯本体1の上部開口を開閉自在な蓋体6とを備えて構成されている。尚、図1、図2においては、従来との構造の違いを確認し易いよう、蓋体2の左側半分は旧構造のものとして描いてある。 【0027】内ケース2の周囲には、この内ケース2を取り囲む環状の上及び下の誘導コイル7,8が配設されるとともに、その上方には保温用のヒータ10が周設されている。保温用ヒータ10のさらに上方には、内鍋5の最上端部の外側位置に周設されて、内鍋5の頂部に作用する肩ヒータ9が装備されている。内ケース2の下端部の中心には、内鍋5の底面に接する状態に突設された温度検出センサー11が装備され、炊飯本体1後部の空間部3には、コードリール12が縦向きに配置されている。 【0028】炊飯本体1前部の空間部3には、その上部において傾斜配置されるマイコン用基盤13、内ケース2に寄せて縦向き配置された制御用基盤14、その前方側に配置されるパワー用基盤15が配置されるとともに、マイコン用基盤13の前方側には液晶表示ユニット16や操作スイッチ17を有した操作部18が配置され手いる。尚、27は、パワー用基盤15等の冷却用として操作部18の下方に装備された冷却ファンであり、19は、外ケース4に枢支された取っ手である。 【0029】蓋体6は、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂材で成る蓋ケース22と、蓋体6の下面を形成すべく実質的に蓋ケース22にネジ止めされる板金等の熱良導体から成る放熱板23と、蒸気逃し弁(調圧機構の一例)25等を有して構成されており、後部に設けた支点軸26を有したヒンジ部21により、揺動開閉自在に炊飯本体1に枢支されている。尚、操作部18の直上位置には、蓋体6を閉じロック自在なロック機構24が装備されている。 【0030】図1、図2に示すように、底ケース20は、PP材で成る本体ケース部28と、その内面側に貼着された平板状で防磁性を有した金属板材で成る防磁板29とから構成されている。本体ケース部28は、底部分28aと立上がり部分28bとを有した略皿形状であり、防磁板29は、冷却ファン19用の換気ガラリ部30、や中央の水抜き部31等を除いた部分に貼着されている。尚、32は底部分28aから下方に突出形成された脚部である。 【0031】次に、蓋体6について詳述する。 【0032】図1〜図3に示すように、蓋ケース22は、PP製の外蓋部材33と、同じくPP製の内蓋部材34と、これらの上下間に形成される空間部35とから成る中空構造に構成されており、平面視において円形の内鍋5の中心に相当する位置に蒸気逃し弁25が配設されている。蒸気逃し弁25は、外蓋部材33の筒状の内フランジ33aと、内蓋部材34の筒状の内フランジ34aとに亘って内嵌装備されている。そして、蒸気逃し弁25における下端の取付けフランジ部25aの下面に、放熱板23が複数のビス36によって固定されている。 【0033】ガスインジェクション成形にて形成される外蓋部材33は、内フランジ33aに続く1枚板状の上面部33b、第2中空部38、及び立ち下り部33cを有した略逆皿状の形状を呈しており、内フランジ33aから第2中空部38に亘る状態で内蓋部材34が連結一体化されている。同じくガスインジェクション成形にて形成される内蓋部材34は、内フランジ34aに続く第1中空部37、外周取付け部(連結箇所の一例)34bとを有した環状部材に構成されている。内フランジ34aから上方に突設された内ボス部34cと、外周取付け部34bから上方に突設された外ボス部34dとが高周波溶着(ビス止めでも可)によって外蓋部材33に一体連結してある。 【0034】第2中空部38は、上壁部分38aと下壁部分38bとこれら両壁で囲まれた閉鎖空間38cとによって一体形成されており、下壁部分38bと外周取付け部34bとの上下間にリング状の第1パッキン39を挟持して装着してある。放熱板23の周囲部分は、一旦上方に持ちあげてから下がるように断付き形成されて外周端部23bが形成されており、段差部23aには環状の第2パッキン40が外嵌装備されている。 【0035】そして、段差部23aの上面に第1パッキン39が押圧付勢状態で接触する状態に構成されている。第2パッキン40は、内鍋5の上部の内肩部に押圧付勢状態で接触するように構成されている。内蓋部材34の下面は、内フランジ34aの外周部位に向かって上方に寄る傾斜面に形成さえれており、炊飯作動によって生じる水蒸気を円滑に蒸気逃し弁25に誘導するとともに、下方に突出した内フランジ34aにより、噴き上げられたおネバは内鍋5に落として戻す作用が得られるようにしてある。 【0036】第1中空部37は、外蓋部材側となる上側壁37Aと、内鍋側となる下側壁37Bと、これら外側壁37Aと内側壁37Bとで囲まれた閉鎖空間41とから構成されている。外側壁37Aは、内外の縦周壁37a,37bと平な上壁37cとを有しており、上壁37cの内外端は、外蓋部材33の下面33dに接するまでに近接させてある。これにより、空間部35は、第1中空部37の内周側に位置する内空間部分35aと、第1中空部37の上方に位置する上空間部分35bと、第1中空部37の外周側に位置する外空間部分35cとから構成されている。 【0037】平面視においては、第1中空部37と第2中空部38とは内鍋5の径方向に分かれて配置されており、上下に重ならないようにしてある。又、空間部35と第2中空部38とも、平面視においては上下に重ならないようになっている。 【0038】〔別実施形態〕図4に示すように、下側壁37Bを外周取付け部34b、及び内フランジ34aに続く環状平面42よりも下方に突出させることで、第1中空部37を下方に膨出させるようにしても良い。これにより、炊飯本体1の上部開口を蓋体6で閉じた状態において、内鍋5の上方空間の体積が、図1に示す構造のものよりも実質的に減少しており、誘導コイル7,8による加熱効率の向上、蓋体6の断熱性向上に寄与している。 【0039】又、中空部と外蓋部材とに跨るシール部材を設けて、これら中空部と外蓋部材との間に存在する空間部を、互いに遮断される複数の部分空間に分断しても良い。即ち、上壁37cの内外端部と外蓋部材33の下面33dの間の夫々に環状のシール部材43,44を設けて、空間部35を、第1中空部37の内周側に位置する内空間部分(部分空間の一例)35aと、第1中空部37の上方に位置する上空間部分(部分空間の一例)35bと、第1中空部37の外周側に位置する外空間部分(部分空間の一例)35cとに分断してある。 【0040】外蓋部材33や内蓋部材34をブロー成形によって形成しても良い。又、外蓋部材33や内蓋部材34を合成樹脂以外の材料にて形成しても良い。炊飯器の機種によっては、放熱板23を省略したものもある。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、本発明においては、炊飯本体の上部開口を閉塞自在な蓋体を、外蓋部材と、これとの間に空間部を形成する内蓋部材とで構成するとともに、炊飯本体に内装される内鍋にて生じた蒸気を外部に排出させる調圧機構を蓋体に設けてある炊飯器の蓋構造において、内蓋部材に、外蓋部材側となる上側壁と、内鍋側となる下側壁と、これら外側壁と内側壁とで囲まれた閉鎖空間とから成る中空部を一体形成したので、外から見える部分である外蓋部材は見栄えの良い形状に形成できながら、内蓋部材の中空部によって断熱作用が格段に向上することにより、従来では空間部に装填されていた断熱材を省略することができ、その分コストダウンできる合理的な炊飯器の蓋構造を提供することができた。 【0042】中空部を、内蓋部材の端部や他部品との連結部を避けた箇所に形成すれば、端部や連結部の機能と中空部の機能とを、互いに悪影響を及ぼすこと無く良好に発揮できるようになって好都合である。 【0043】中空部における下側壁を、内蓋部材におけるた部品との連結箇所よりも下方に膨出させるようにすれば、内鍋上方の空間部の体積を無理無く減少できて、炊飯器の熱効率向上に寄与できる利点が得られる。 【0044】下側壁の下面と連結箇所の下面とを段差無く円滑に接続すれば、即ち、内蓋部材の下面を起伏や凹凸のない平らな面に形成すれば、内蓋部材の下面の掃除が行ない易く清潔に維持し易いものになる。 【0045】内蓋部材の下面を、調圧機構存在部分から離れるに従って下方に寄る傾斜面に構成すれば、炊飯作動によって発生する蒸気をスムーズに調圧機構に導くことができるので、中空部によって断熱作用の強化と調圧作用の効率化とが行なえる利点がある。 【0046】内蓋部材と外蓋部材とによる空間部が、中空部と外蓋部材との間に明確に存在するように構成すれば、中空部と空間部とによる2層構造の蓋体とすることができ、断熱材を用いることなく経済的に断熱性能を向上させることができた。 【0047】中空部と外蓋部材とに跨るシール部材を設けて、空間部を互いに遮断される複数の部分空間に分断すれば、空間部における熱の対流が生じないようにして、蓋体の断熱性能をより向上させることができるものを、中空部の存在を利用して小型にシール材で済む経済的に得ることができた。 【0048】外蓋部材における平面視で中空部の無い部分に中空部を一体形成すれば、内鍋の上部開口部分の全て、或いは殆どが空気層を有する蓋体になり、経済的に蓋体の断熱性能を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003702 【氏名又は名称】タイガー魔法瓶株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市城東区蒲生2丁目1番9号
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| 【出願日】 |
平成14年1月16日(2002.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091683 【弁理士】 【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−204868(P2003−204868A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−7214(P2002−7214) |
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