| 【発明の名称】 |
温蔵ケース |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 太郎 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】山本 昌史 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】プレート上に陳列または補充した商品を円滑且つ適切な温度に加熱若しくは加温することができる温蔵ケースを提供する。
【解決手段】温蔵ケースは、前面に開放する貯蔵室に設けられた前面開口または貯蔵室の前面に設けられた透明部材と、貯蔵室内に設けられ、缶飲料などの商品を載置するプレートとを備えると共に、このプレートに複数設けられ、前面開口または透明部材側における発熱量が後部側の発熱量より大きい電気ヒータH1Bを備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面に開放する貯蔵室に設けられた前面開口または貯蔵室の前面に設けられた透明部材と、前記貯蔵室内に設けられ、缶飲料などの商品を載置するプレートとを備えた温蔵ケースにおいて、前記プレートに複数設けられ、前記前面開口または透明部材側における発熱量が後部側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたことを特徴とする温蔵ケース。 【請求項2】 前面に開放する貯蔵室に設けられた前面開口または貯蔵室の前面に設けられた透明部材と、前記貯蔵室の後面に開閉自在に閉塞する店用扉と、前記貯蔵室内に設けられ、缶飲料などの商品を載置するプレートとを備えた温蔵ケースにおいて、前記プレートに複数設けられ、前記店用扉側における発熱量が前記前面開口または透明部材側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたことを特徴とする温蔵ケース。 【請求項3】 前記複数の電気ヒータを電源に対して並列に接続したことを特徴とする請求項1または請求項2の温蔵ケース。 【請求項4】 前記複数の電気ヒータは、その内の一の電気ヒータに略沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の温蔵ケース。 【請求項5】 前記複数の電気ヒータの内一部の電気ヒータは、温蔵運転時は連続通電であることを特徴とする請求項3または請求項4の温蔵ケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、缶飲料などの商品をプレート上に載置陳列して加熱する温蔵ケースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりコンビニエンスストアなどの店舗に設置されるショーケースでは、例えば第1の従来の技術として、特開平7−231835号公報に示される如く、透明ガラスなどにて囲繞された庫内に金属製のプレート(ホットプレート)が架設されており、このプレートを構成する上面板の裏面には電気ヒータが貼り付けられている。 【0003】そして、プレート上にはコーヒーやお茶などの缶飲料を載置し、電気ヒータに通電してこれらの商品を加熱或いは加温するものであるが、この場合プレートには当該プレート若しくは電気ヒータ自体の温度を検知して接点を開閉するサーモスタットを取り付け、このサーモスタットによるON−OFF制御によって電気ヒータへの通電を制御している。 【0004】また、第2の従来の技術として、特開平6−165721号公報に示される如く、プレートの幅方向一端側及び他端側にそれぞれ第1、第2の電気ヒータを配置し、電源に対して並列に接続している。そして、これら各電気ヒータはそれぞれ第1、第2の温度調節器により個別に制御されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の従来技術に係る温蔵ケースではサーモスタットがONしたとしても電気ヒータの発熱量は一定であるため、新しい商品をプレート上に補充した際、これらの商品を一定の飲み頃温度まで加熱若しくは加温するには比較的長時間を要する。そのため、繁忙時に商品を頻繁に補充すると、商品の温度が上がらずにぬるいため、販売に適さないと云う問題があった。また、プレートの外周部や前面または後部に置かれた商品は、外気または外気温の影響を受けて商品の温度が上がらないため、同様の問題があった。 【0006】また、第2の従来の技術に係る温蔵ケースではプレートの温度を部分的に制御できるので、ショーケースの外気温の影響を商品及びプレートの一部の箇所が受けても、局所的に低温の部分が生じることが少なく、プレート全体の温度を所定の温度に維持できる利点はある。しかしながら、電気ヒータの断線が発生した場合には、断線した電気ヒータの付近の商品を加熱または加温できなくなるという問題があった。 【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、プレート上に陳列または補充した商品を円滑且つ適切な温度に加熱若しくは加温することができる温蔵ケースを提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の温蔵ケースは、前面に開放する貯蔵室に設けられた前面開口または貯蔵室の前面に設けられた透明部材と、前記貯蔵室内に設けられ、缶飲料などの商品を載置するプレートとを備えたものであって、前記プレートに複数設けられ、前記前面開口または透明部材側における発熱量が後部側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたものである。 【0009】請求項1の発明によれば、前記プレートに複数設けられ、前記前面開口または透明部材側における発熱量が後部側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたので、発熱量の大きい箇所を外気または外気温の影響を受けやすい前面開口または透明部材側に設け、電気ヒータにより前面開口または透明部材側に置かれた商品を販売に適した温度まで急速に加熱若しくは加温することができ、売上向上に寄与することができるようになる。 【0010】請求項2の発明の温蔵ケースは、前面に開放する貯蔵室に設けられた前面開口または貯蔵室の前面に設けられた透明部材と、前記貯蔵室の後面に開閉自在に閉塞する店用扉と、前記貯蔵室内に設けられ、缶飲料などの商品を載置するプレートとを備えたものであって、前記プレートに複数設けられ、前記店用扉側における発熱量が前記前面開口または透明部材側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたものである。 【0011】請求項2の発明によれば、前記プレートに複数設けられ、前記店用扉側における発熱量が前記前面開口または透明部材側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたので、温蔵ケース後面の店用扉を開きプレート上に商品を補充する位置となるプレートの後部に、電気ヒータの発熱量の大きい箇所を設けることにより、補充商品を販売に適した温度まで急速に加熱若しくは加温することができるようになり、売上向上に寄与することができるようになる。 【0012】請求項3の発明の温蔵ケースは、請求項1または請求項2の発明において、前記複数の電気ヒータを電源に対して並列に接続したものである。 【0013】請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明に加えて、前記複数の電気ヒータを電源に対して並列に接続したので、電気ヒータの断線が発生した場合でも、断線していない電気ヒータにより商品を加熱または加温することができる。 【0014】請求項4の発明の温蔵ケースは、請求項1乃至請求項3の発明において、前記複数の電気ヒータは、その内の一の電気ヒータに略沿って設けられているものである。 【0015】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明に加えて、前記複数の電気ヒータは、その内の一の電気ヒータに略沿って設けられているので、電気ヒータの断線が発生した場合でも、断線していない電気ヒータにより断線した電気ヒータの付近の商品も効果的に加熱または加温される。 【0016】請求項5の発明の温蔵ケースは、請求項3または請求項4の発明において、前記複数の電気ヒータの内一部の電気ヒータは、温蔵運転時は連続通電であるものである。 【0017】請求項5の発明によれば、請求項3または請求項4の発明に加えて、前記複数の電気ヒータの内一部の電気ヒータは、温蔵運転時は連続通電であるので、この電気ヒータに係る温度調節器が不要となり、コスト低減を図ることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の温蔵ケースの実施例としてのショーケースの斜視図、図2はショーケースの側断面図、図3はプレートに取り付けられる電気ヒータを示す平面図、図4はプレートの分解斜視図、図5は温蔵ケースに用いられる過熱又は加温するための電気回路図をそれぞれ示している。 【0019】実施例に係るショーケース1は、例えばコンビニエンスストアなどの店舗に設置される冷蔵・温蔵切り替えタイプの断面略コ字状のオープンショーケースであり、前面に開口2を有した箱状の断熱壁3の内部に間隔を存して、上部の上仕切板4A、引き違い式の店用扉4B、4B及び下部の下仕切板4Cから構成される仕切板4が設けられ、この仕切板4の内側を貯蔵室5としている。箱状の断熱壁3の後部は略全体が刳り貫かれ、引き違い式の後扉6、6が設けられ、断熱壁3、後扉6、6及び仕切板4とから形成される空間を略コ字状の冷気通路7としている。下仕切板4Cの下方には、冷却器8及び冷却器用送風機9等の冷却装置が設けられている。ショーケース1の両側面には、左右対称に形成された側板10、10が設けられている。 【0020】冷却運転時は、冷却器8により冷却された冷気は冷気通路を通り、貯蔵室5の上部に形成された冷気吐出口11より貯蔵室5に吹き出され、貯蔵室5の前面にエアーカーテン12を形成すると共に、貯蔵室5下部に形成された冷気吸込口13より吸い込まれ、これによって貯蔵室5内は所定の冷蔵温度に冷却される。 【0021】貯蔵室5内には、矩形状のプレート21・・・が複数段架設されている。以下、プレート21の構成、電気回路等を説明するが、他のプレート21・・・についても同様の構成であるので、その説明は適宜省略する。 【0022】プレート21は、金属性の下面開口の上面板22、上面開口の下面板23、これらの内部に挟設されたグラスウール製の断熱材24、ヒータ25等から構成されている。プレート21の前端部には商品の落下を防止するためのガラス製のガード26と、商品の価格を表示するための図示しないプライスカードを取り付けるためのプライスレール27が設けられている。 【0023】ヒータ25は、抵抗線の表面を塩化ビニル樹脂にて被覆した複数の、例えば2本の電気ヒータH1A、H1Bをアルミニウム製の熱伝導性シート25Aに熱溶着させたものである。この熱伝導性シート25Aの上面には接着剤が塗布されており、ヒータ25は上面板22の下面に貼着される。 【0024】第1の電気ヒータH1Aは、熱伝導性シート25Aの外周部を略1周している。第2の電気ヒータH1Bは、後部に屈曲部H1Baを有し、第1の電気ヒータH1Aに略沿って設けられその内側を略2周し、さらに、熱伝導性シート25Aの前部では屈曲部H1Bbが4箇所設けられており、幅方向略2往復分の長さの延長部H1Bcを有している。 【0025】これにより、プレート21・・・の前部では開口2側即ち客側において電気ヒータの配置量が大きく、これに比較して、後方の店用扉4B、4B及び後扉6側において電気ヒータの配置量が小さくなるように配置されている。 【0026】尚、第1の電気ヒータH1Aについては発熱量が小さく、この第1の電気ヒータH1Aを連続通電により常に加熱してもプレート21は所定の温度を超えて商品を加熱し過ぎることが無いように、単位長さ当たりの発熱量が設定されている。 【0027】上面板22の下面の例えば中央一側部には温度センサーS1が取り付けられると共に、この近傍には過熱防止器OHP1が取り付けられている。 【0028】他のプレート21・・・についても同様の構成とされている。尚、断熱材には、この過熱防止器OHP1と略同等の大きさでスペース24Aが確保されており、過熱防止器OHP1はこのスペースに収容される。 【0029】次に、図5はプレート21に設けられた電気ヒータH1A、H1B等を制御する電気回路図を示す。尚、ショーケース1とは別に設置された図示しないコンプレッサとこのコンプレッサに使用される運転コンデンサ、凝縮器を冷却するための凝縮器用送風機等は商用三相200V電源に接続されている。また、冷却器8と熱交換した冷気を前記貯蔵室5に循環させるための冷却器用送風機9等が商用単相100V電源に接続されているが、これら貯蔵室内を冷却するための冷却用構成品に係る商用三相200V及び商用単相100Vの電気回路は通常用いられるものと同様であるのでかかる電気回路図については省略し、図示しない。 【0030】単相100V電源には、温度調節器TH1とリレー1Xとが直列に接続されると共に、これらの温度調節器TH1及びリレー1Xに対してリレ−AXが並列に接続されている。そして、これらは電気ヒータスイッチSWに対して直列に接続されている。尚、他の温度調節器TH2乃至TH6及びリレー2X乃至6Xについても同様に接続されている。 【0031】単相200V電源には、並列に接続された電気ヒータH1AとH1Bとが過熱防止器OHP1に対して直列に接続されている。第1の電気ヒータH1Aに対しては、リレーAXの接点AAXが直列に、また、第2の電気ヒータH1Bに対しては、リレー1Xの接点11Xが直列に接続されている。尚、他の電気ヒータH2A乃至H6A及びH2B乃至H6Bについても同様に接続されている。 【0032】以上の構成及び電気回路により、冷却運転時は、まず、図示しない冷却運転スイッチを閉じる。これにより、コンプレッサや凝縮器用送風機等に通電されて、貯蔵室5内は図示しない冷却用温度調節器によるサーモサイクル運転により前述の如く冷却される。このとき、電気ヒータスイッチSWは開かれており、それによって、リレーAX及びリレー1X乃至6Xは非通電となっているため、接点AAX及び接点11X乃至66Xも開いており、ずべての電気ヒータH1A乃至H6Bに電源AC200Vが印加されず、前述の如き冷却運転のみが行われる。 【0033】一方、冬期等の温蔵運転時には、まず、図示しない冷却運転スイッチを開く。これにより、コンプレッサや凝縮器用送風機等に通電されず、貯蔵室5内は冷却されない。そして、電気ヒータスイッチSWを閉じると、それによって、リレーAX及びリレー1X乃至6Xに通電されるため、接点AAX及び接点11X乃至66Xも閉じる。 【0034】接点AAXが閉じると、電気ヒータH1A乃至H6Aに電源AC200Vが印加され、それぞれが発熱してプレート21を常に加熱する。また、リレ−1X乃至6Xには温度調節器TH1乃至TH6がそれぞれ直列に接続されているため、温度調節器TH1乃至TH6が閉じると、それによって、リレー1X乃至6Xにそれぞれ通電され、接点11X乃至66Xも閉じ、電気ヒータH1B乃至H6Bに電源AC200Vが印加されるので、それぞれが発熱してプレート21を加熱する。プレート21上の缶飲料などの商品は、プレート21からの直接の熱伝導により、或いは、各電気ヒータH1A乃至H6B及びプレート21によって加熱された雰囲気により加温される。 【0035】前記温度調節器TH1乃至TH6及び温度センサーS1は各プレート21・・・毎に設けられており、各プレート21・・・毎に温度調節される。そして、この温度センサーS1の感温部が例えば+53℃で接点を閉じ、+57℃で接点を開くように調節され、例えば電気ヒータH1Bによる加熱によってプレート21の温度が前記+57℃に達すると、温度調節器TH1は開いて電気ヒータH1Bへの通電を断つ。プレート21の温度が再び+53℃に低下したら再び接点を閉じて電気ヒータH1Bに通電する。 【0036】かかる電気ヒータH1B乃至H6Bの発熱制御によってプレート21上の商品は平均+55℃付近に加温される。このようにしてプレート21上で加温された商品は、開口2側(客側)から客自らにより取り出される。このとき、開口2側(客側)となるプレート21の前部において、電気ヒータH1B乃至H6Bの配置量が大きく配置されており、発熱量は増大している。 【0037】この開口2側(客側)は、外気又は外気温の影響を受けて局部的に温度が下がりぬるくなりやすい箇所であるが、これにより、販売に際して外気または外気温の影響を受け局所的にぬるくなり易い箇所に置かれた商品を販売に適した温度まで加熱若しくは加温し、売上向上に寄与することができるようになる。 【0038】尚、開口2側のプレート21上から客によって取り出された後、前方の開口2側から店員により商品が補充されることもあるが、このような場合も、商品は急速に加熱されるようになり、所謂プルアップスピードが向上し、販売に適した温度まで急速に加温(加熱)することができるようになる。 【0039】次に、商品販売によりプレート21上のコーヒー缶飲料などの商品が減少した場合には、店用扉4B、4B側から商品を補充し既にプレート21上にあった商品を開口2側(客側)に押し出して移動させることになるが、電気ヒータH1A乃至H6Bの単位時間当たりの発熱量は一定であるので、繁忙時には補充した商品の温度が上がり切らずにぬるいままで販売される状況に陥る。 【0040】かかる状況に対応するには、電気ヒータH1A、H1Bの前後方向を逆に設定したプレートを用いる。これにより、店用扉4B、4B側となるプレート21の後部において、電気ヒータH1B乃至H6Bの配置量が大きく配置され、発熱量は増大する。これにより、店用扉4B、4B側のプレート21上に補充された商品を販売に適した温度まで急速に加温(加熱)することができるようになる。 【0041】一方、電気ヒータH1A乃至H6Bの発熱量が少ない開口2側(客側)の商品の加熱は若干弱まることになるが、開口2側(客側)の商品は、店用扉側からの商品補充によって移動された、既にプレート21上に陳列されていた商品であり、適温まで加温されているものであるので、適切な温度で維持されている場合には、却って、客用扉から取り出される商品の過熱が防止され、商品の適切な加温販売を実現することができるようになる。 【0042】次に、電気ヒータH1A、H1Bは電源AC200Vに対して並列に接続して設けられているので、電気ヒータH1AまたはH1Bのいずれかに断線が発生した場合でも、断線していない他方の電気ヒータH1BまたはH1Aにより、断線した電気ヒータH1AまたはH1Bの付近の商品も加熱または加温され、商品の販売に支障を生じない。 【0043】また、電気ヒータH1A乃至H6Aには温度調節器TH1乃至TH6が接続されていないが、前述の如く、第1の電気ヒータH1A乃至H6Aについては発熱量が小さく、連続通電により常に加熱してもプレート21は所定の温度を超えて商品を加熱しすぎることが無いように設定されているため、第1の電気ヒータH1A乃至H6Aに係る温度調節器は不要である。したがって、温度調節器に必要なコストの低減を図ることができる。 【0044】但し、電気ヒータH1A及びH1Bの発熱によってプレート21の温度が例えば+75℃に達すると、過熱防止器OHPが開いて電気ヒータH1A及びH1Bを非通電とし、電気ヒータの過熱による安全性を維持している。 【0045】また、前述の如く第2の電気ヒータH1Bは、第1の電気ヒータH1Aに略沿って設けられているので、いずれか一方の電気ヒータの断線が発生した場合でも、断線していない他方の電気ヒータにより、断線した一方の電気ヒータの付近の商品も所定の温度まで効果的に加熱または加温することができる。 【0046】尚、前面に開口2を有したショーケース1について記述したが、本発明はこれに限られず、前面に開放する貯蔵室の前面開口を開閉自在に閉塞する透明扉を備えたショーケースや、固定された透明部材を前面に備えたショーケースにおいても、前述と同様の効果を奏することができる。 【0047】 【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明の温蔵ケースによれば、前記プレートに複数設けられ、前記前面開口または透明部材側における発熱量が後部側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたので、発熱量の大きい箇所を外気または外気温の影響を受けやすい前面開口または透明部材側に設け、電気ヒータにより前面開口または透明部材側に置かれた商品を販売に適した温度まで急速に加熱若しくは加温することができ、売上向上に寄与することができるようになる。 【0048】請求項2の発明によれば、前記プレートに複数設けられ、前記店用扉側における発熱量が前記前面開口または透明部材側の発熱量より大きい電気ヒータを備えたので、温蔵ケース後面の店用扉を開きプレート上に商品を補充する位置となるプレートの後部に、電気ヒータの発熱量の大きい箇所を設けることにより、補充商品を販売に適した温度まで急速に加熱若しくは加温することができるようになり、売上向上に寄与することができるようになる。 【0049】請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明に加えて、前記複数の電気ヒータを電源に対して並列に接続したので、電気ヒータの断線が発生した場合でも、断線していない電気ヒータにより商品を加熱または加温することができる。 【0050】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明に加えて、前記複数の電気ヒータは、その内の一の電気ヒータに略沿って設けられているので、電気ヒータの断線が発生した場合でも、断線していない電気ヒータにより断線した電気ヒータの付近の商品も効果的に加熱または加温される。 【0051】請求項5の発明によれば、請求項3または請求項4の発明に加えて、前記複数の電気ヒータの内一部の電気ヒータは、温蔵運転時は連続通電であるので、この電気ヒータに係る温度調節器が不要となり、コスト低減を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月27日(2001.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2003−190025(P2003−190025A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月8日(2003.7.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−396155(P2001−396155) |
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