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【発明の名称】 グリル装置
【発明者】 【氏名】山崎 勅之
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取三洋電機株式会社内

【氏名】勝原 博利
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取三洋電機株式会社内

【氏名】倉本 久仁典
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取三洋電機株式会社内

【氏名】三上 幸治
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取三洋電機株式会社内

【氏名】岸本 清志
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取三洋電機株式会社内

【要約】 【課題】比較的簡単な構成にて、扉の傾斜による炎の流出やドアスイッチの誤動作を防止する事を目的とするものである。

【解決手段】器具本体1内に収納され、前面を開口5しかつ内部適所にヒータ25を装着したグリルケース6と、グリルケース内の底部に前後方向に出し入れ自在に収納した水受皿8と、この水受皿の前端部に連結されて開口を開閉自在に装着され、開口よりも一回り大きな扉7と、ヒータへの通電を制御する制御回路24を具備し、かつ扉を扉本体14とガラス扉15により構成したものにおいて、器具本体内の開口周辺部にドアスイッチ18を装着すると共に、このドアスイッチに対向位置して開口周囲に挿入孔17を穿孔し、かつ扉本体裏面の挿入孔に対向位置して作動部20を突出し、扉の閉成時に、作動部を挿入孔より挿入してドアスイッチを作動する様に構成して成るものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 器具本体と、この器具本体内に収納され、前面を開口しかつ内部適所にヒータを装着したグリルケースと、このグリルケース内の底部に前後方向に出し入れ自在に収納した水受皿と、この水受皿の前端部に連結されて上記開口を開閉自在に装着され、上記開口よりも一回り大きな扉と、上記ヒータへの通電を制御する制御回路を具備し、かつ上記扉を、上記開口の下部を閉塞しかつ前面に取手を形成した扉本体と、この扉本体に固定され、上記開口の上部を閉塞するガラス扉により構成したものにおいて、上記器具本体内の上記開口周辺部にドアスイッチを装着すると共に、このドアスイッチに対向位置して上記開口周囲に挿入孔を穿孔し、かつ上記扉本体裏面の上記挿入孔に対向位置して作動部を突出し、上記扉の閉成時に、上記作動部を挿入孔より挿入してドアスイッチを作動する様に構成した事を特徴とするグリル装置。
【請求項2】 器具本体と、この器具本体内に収納され、前面を開口しかつ内部適所にヒータを装着したグリルケースと、このグリルケース内の底部に前後方向に出し入れ自在に収納した水受皿と、この水受皿の前端部に連結されて上記開口を開閉自在に装着され、上記開口よりも一回り大きな扉と、上記ヒータへの通電を制御する制御回路を具備し、かつ上記扉を、上記開口の下部を閉塞しかつ前面に取手を形成した扉本体と、この扉本体に固定され、上記開口の上部を閉塞するガラス扉により構成し、上記扉本体の下端部裏面に受部を突設したものにおいて、この受部の後端にてドアスイッチを作動する様に構成した事を特徴とするグリル装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にシステムキッチンに設置される誘導加熱式調理器等に内蔵されるグリル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】システムキッチン等に組み込んで使用する誘導加熱式調理器では、主に魚焼き調理を行うグリル装置を内蔵しているが、このグリル装置の場合、熱源として主にシーズヒータを用いている為、グリルケースの後部に開口した排気口の開口面積を極力小さくすることで、無駄な熱気の排気を抑制し、熱効率を向上することで、調理時間の短縮や、脱水率の低減による調理仕上がりの向上、消費電力の低減等を計っている。
【0003】一方、上記の理由により排気の排出量を抑制すると、油分の多い魚等、加熱調理時に煙の発生し易い被調理物の場合、グリルケース内の温度が上昇すると、例えば図7にて示す様に、扉50とグリルケース51の開口間に隙間52があると、この隙間よりグリルケース内に外気が流入して発火を生じて被調理物に着火し、その炎が排気口53や上記の隙間52より外部に噴出し、システムキッチンのカウンタートップ54が変色する等の恐れがある。
【0004】そこで、例えば図8に示す様に、グリルケース51の後壁55よりも後方底部に、例えばマイクロスイッチで構成したドアスイッチ56を配設すると共に、このドアスイッチと上記扉50の下部裏面との間に、この扉の開閉動作に連動して軸方向に摺動し、上記ドアスイッチ56をオン−オフ駆動する作動軸57を配設し、上記ドアスイッチ56にて扉50の開閉状態を検出し、調理中に扉50が開いた場合には、グリルケース51内に装着した図示しないヒータへの通電を停止するものがある。
【0005】一方、上記扉50は、上記グリルケース51内の底部に出し入れ自在に収納される水受皿58の前端部に着脱自在に連結する様に構成されている為、この連結部分の遊びや、上記グリルケース51の前面開口59と扉50の嵌合部分の遊びによって、扉50が開口59面に対し斜めに傾斜した状態で閉じられた場合、扉50の上部が開いた状態では、ドアスイッチ56が作動しても扉50と開口59との間に隙間が生じ、上記図7にて示す様に、発火時に炎が隙間より流出するという問題がある。
【0006】更に、上記構成では、図9にて示す様に、上記作動軸57を扉50の開成方向に付勢するスプリング60や、このスプリングを支持する支持部材61等が必要となり、部品点数の増加によるコストアップを招くという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、比較的簡単な構成にて、扉の傾斜による炎の流出やドアスイッチの誤動作を防止する事を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、器具本体と、この器具本体内に収納され、前面を開口しかつ内部適所にヒータを装着したグリルケースと、このグリルケース内の底部に前後方向に出し入れ自在に収納した水受皿と、この水受皿の前端部に連結されて開口を開閉自在に装着され、開口よりも一回り大きな扉と、ヒータへの通電を制御する制御回路を具備し、かつ扉を、開口の下部を閉塞しかつ前面に取手を形成した扉本体と、この扉本体に固定され、開口の上部を閉塞するガラス扉により構成したものにおいて、器具本体内の開口周辺部にドアスイッチを装着すると共に、このドアスイッチに対向位置して開口周囲に挿入孔を穿孔し、かつ扉本体裏面の挿入孔に対向位置して作動部を突出し、扉の閉成時に、作動部を挿入孔より挿入してドアスイッチを作動する様に構成して成るものである。
【0009】又本発明は、器具本体と、この器具本体内に収納され、前面を開口しかつ内部適所にヒータを装着したグリルケースと、このグリルケース内の底部に前後方向に出し入れ自在に収納した水受皿と、この水受皿の前面にて開口を開閉自在に装着され、開口よりも一回り大きな扉と、ヒータへの通電を制御する制御回路を具備し、かつ扉を、開口の下部を閉塞しかつ前面に取手を形成した扉本体と、この扉本体に固定され、開口の上部を閉塞するガラス扉により構成し、扉本体の下端部裏面に受部を突設したものにおいて、この受部の後端にてドアスイッチを作動する様に構成して成るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を電磁調理器を用いて先ず図1に基づき説明すると、1は例えばシステムキッチンにドロップイン方式にて組み込まれる器具本体で、上面に耐熱ガラス製の天板2を装着していると共に、この天板下方の内部上面左右に誘導加熱コイル3,3を配設し、かつこれら誘導加熱コイル間の後方にラジェントヒータ4を配置している。
【0011】又、上記器具本体1の内部左側下方に前面を開口5した魚焼き用のグリルケース6を区画形成し、かつこのグリルケース内には、前面に扉7を着脱自在に連結した水受皿8を引き出し自在に収納し、上記扉7の隣に操作パネル9を装着している。
【0012】一方、上記グリルケース6の後壁10上部には、図2にても示す様に排気孔11を開口していると共に、この排気孔に排気ダクト12を連結し、グリルケース6内で発生した熱気を、これら排気孔11と排気ダクト12を介して、この排気ダクトの排出孔13より排気する様に構成している。
【0013】更に上記扉7は、図3にても示す様に、上記水受皿8の前端部に着脱自在に連結され、主に耐熱性樹脂の成形により形成した扉本体14と、この扉本体の上部に固定したガラス扉15により構成し、かつ扉7の上下左右の寸法が上記開口5の寸法よりも一回り大きくなる様に構成している。
【0014】又、図2において、上記器具本体1の前板16には、上記開口5周囲の扉本体14対向位置に挿入孔17を穿孔していると共に、この挿入孔の裏側に対向位置してマイクロスイッチ等により構成したドアスイッチ18を装着している。
【0015】そして又、上記扉本体1は、その前面に取手19を一体成形していると共に、裏面の上記挿入孔17に対向位置して作動部20を一体に突設し、一方、上記挿入孔17の裏面には、図4にても示す様に、上記扉7が開いている場合には自身の弾性力により挿入孔17を閉塞する、樹脂材や板バネ等で構成した作動板21を装着し、扉7を閉じると、上記作動部20が挿入孔17内に挿入されて作動板21を回転し、この作動板にて上記ドアスイッチ18の作動レバー22を回転し、この作動レバーにてスイッチ部23を押圧して作動する様に構成している。
【0016】尚、上記ドアスイッチ18の出力は上記器具本体1の例えばグリルケース6に隣接して収納した制御回路24にて検出し、上記グリルケース6内に装着したグリルヒータ25,25に通電して調理中に、何らかの理由により扉7が開いてドアスイッチ18が作動した場合には、上記制御回路24にてグリルヒータ25,25への通電を停止して警報を発する等の安全制御を行う様に構成している。
【0017】即ち、扉7が閉じている場合には、図4にて示す様に作動部20が挿入孔17より調理器本体1内に挿入され、作動板21、作動レバー22を介してドアスイッチ18を作動してオン(又はオフ)し、このドアスイッチの出力により制御回路24は扉7が閉じていると判断する。
【0018】一方、扉7を図1〜3にて示す様に手前に引き出すと、これに連結された水受皿8も同時に引き出されると共に、作動部20が挿入孔17より引き出されてドアスイッチ18がオフ(又はオン)し、これにより制御回路24は扉7が開いたと判断し、調理中であればグリルヒータ25,25への通電を中断して安全側に制御するものである。
【0019】図5及び図6は本発明の他の実施例を示すもので、上記扉本体14の下端部裏面に、取手19を持って扉7を引き出し時に手で支える為の受部26を一体に突設していると共に、上記グリルケース6の底板27下方で、上記扉7を完全に閉成時に受部26の先端上部に対向位置してドアスイッチ18を装着している。
【0020】又、上記受部26にはドアスイッチ18の作動レバー22に対向して、この作動レバーを直接駆動するテーパ面28を形成しており、これらの構成により、比較的少ない部品点数と、従来から設けられている受部26のわずかな形状変更により、扉7の開閉を確実に検出することが出来るものである。
【0021】
【発明の効果】本発明の構成により、グリルケースの開口周囲にドアスイッチを配設し、このドアスイッチを扉本体の裏面に突設した作動部にて作動する様に構成したことで、扉の傾きやガタ付きをドアスイッチにて確実に検出し、扉と開口間に隙間が生じた場合には、これをドアスイッチにて検出してグリルヒータへの通電を停止し、隙間からの炎の噴出等を防止する事が出来るものである。
【0022】又本発明の構成により、扉本体の下端部裏面に突設した受部を利用してドアスイッチを作動する様に構成したことで、比較的簡単な構成により、扉のわずかな傾斜をドアスイッチにて検出し、扉と開口間への隙間の発生による炎の噴出を確実に防止する事が出来るものである。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
【識別番号】000214892
【氏名又は名称】鳥取三洋電機株式会社
【住所又は居所】鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地
【出願日】 平成13年12月27日(2001.12.27)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2003−190024(P2003−190024A)
【公開日】 平成15年7月8日(2003.7.8)
【出願番号】 特願2001−397403(P2001−397403)