| 【発明の名称】 |
ゆで麺篭昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】柿沼 盈 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単で、組立てやすく、ゆで麺篭の昇降が確実で、ゆで麺篭内の麺と湯槽との熱交換が促進され、ゆで麺の水切りを確実にするメンテナンスフリーのゆで麺篭昇降装置を提供する。
【解決手段】本体15にモータ装置16を固定し、このモータ装置の出力軸17に駆動スプロケット18を直結し、この駆動スプロケットでチェーン19を駆動する。従動スプロケット軸24を引張バネ26で引張り、チェーン19に張力を付与する。チェーン19は支柱21を連結し、この支柱にゆで麺篭保持具22を連結する。支柱21の上位置は第1スイッチ32、下位置は第2スイッチ34で決定する。第2スイッチ34と第1スイッチ32の間に第3スイッチ33がある。支柱が下位置に達した時、第2スイッチと第3スイッチの間で上下動を設定回数繰り返した後、上位置にあげる。上位置に達した直後、上下動を設定回数繰り返し停止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺篭保持具と、前記チェーンに従動される従動スプロケットと、この従動スプロケット軸を弾性体で引張ることにより前記チェーンに張力を付与することを特徴とするゆで麺篭昇降装置。 【請求項2】本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺篭保持具と、前記支柱の上位置を決定する第1のスイッチと、下位置を決定する第2のスイッチと、この第2スイッチの上部にあり第1スイッチの下部にある第3のスイッチとを備えたことを特徴とするゆで麺篭昇降装置。 【請求項3】本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺籠保持具と、前記支柱の上位置を決定する第1のスイッチと、下位置を決定する第2のスイッチとを有するゆで麺篭昇降装置において、前記ゆで麺篭保持具が前記下位置に達した時、前記チェーンの前記駆動スプロケットが正転と逆転を設定回数繰り返したのち、前記支柱が上昇し、前記ゆで麺篭保持具が前記上位置に達した時、前記チェーンの前記駆動スプロケットが正転と逆転を設定回数繰り返してから停止することを特徴とするゆで麺篭昇降装置。 【請求項4】前記チェーンの一部がワイヤで構成され、前記従動スプロケットをローラとしたことを特徴とする請求項1、2、3記載のゆで麺篭昇降装置。 【請求項5】前記モータ装置が直流モータとウォームギヤで構成され、このウォームギヤの出力軸に連結された駆動スプロケットが、前記従動スプロケットの上方に配置されたことを特徴とする請求項1、2、3、4記載のゆで麺篭昇降装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、そば、うどん、ラーメン等の麺類をゆで上げるゆで麺器に関するものであり、特に、この種のゆで麺器に関連して使用されるゆで麺篭昇降装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のゆで麺器は、例えば特開平8−224170号公報に示されるように、ゆで麺篭を湯槽へ出し入れするためのゆで麺篭昇降装置において、ゆで麺器の湯槽の近傍に立設するようにして配置されうる外柱と、この外柱に対して上下に移動しうるようにして取付けられた中柱と、この中柱に取付けられてその中柱の上下の移動につれて移動するゆで麺篭保持部材と、前記外柱と前記中柱との間に設けられて前記中柱を上昇位置へと常時偏移させるための偏移手段と、この偏移手段の偏移力に抗して前記中柱を下降位置に係止するための係止手段と、この係止手段の作動を制御するための制御手段とを備えており、前記ゆで麺篭保持部材は、前記中柱が前記上昇位置にあるときには、そこに保持したゆで麺篭内の麺が前記湯槽内に浸されず、前記中柱が前記下降位置にある時には、そこに保持したゆで麺篭内の麺が前記湯槽内に浸されるような構造とされており、前記制御手段は、前記中柱が下降位置に来たことを感知するための感知手段と、タイマーとを含み、前記感知手段による前記感知に応答して、前記係止手段に前記係止を行なわせると同時に、前記タイマーの作動を開始させ、前記タイマーによる所定の設定時間が経過したときに、前記係止手段による前記係止が解除させられるようにしている。また、前記中柱は、前記外柱に対して入れ子式に取付けられており、前記外柱の内周壁と前記中柱の外周壁との間にライナーが配設されており、このライナーの前記中柱に対する接触摩擦力を調整するための調整手段が設けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法はコンパクトなゆで麺篭昇降装置を提供するものの、作業者が熱い湯槽の上に手を伸ばして、ゆで麺篭保持部材を手で押し下げねばならず、操作上や安全上の問題があった。また、ライナーをビスで締めて接触摩擦力を加えることによって、ゆで麺篭保持部材を常に持ち上げようとするばね力を相殺しているために、この締めがきついと、ゆで麺篭保持部材を押し下げることができなくなったり、逆に締めがゆるいと、係止手段を解除した時、急にゆで麺篭が飛び跳ねたりすることがあった。また、湯槽の蒸気のためにライナーや中柱が錆びると、昇降動作がスムーズにいかなくなることがあった。さらに、外柱、中柱、ライナ、支柱、ばね等の寸法公差が厳しく、製作や組立上に問題があった。なお、湯槽内に浸したゆで麺篭内の冷凍麺は、特殊な湯槽構造の熱対流に対してのみ、ほぐれるものの、一般的な湯槽では熱交換が十分でないという問題もあった。そして、ゆで麺篭が湯槽から上がってきた時の水切りが不十分という問題もあった。 【0004】この発明は、上記の問題を解決するもので、構造が簡単で、組立てやすく、ゆで麺篭の昇降が確実で、ゆで麺篭内の麺と湯槽との熱交換が促進され、ゆで麺の水切りを確実にするメンテナンスフリーのゆで麺篭昇降装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明の請求項1は、本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺篭保持具と、前記チェーンに従動される従動スプロケットと、この従動スプロケット軸を弾性体で引張ることにより前記チェーンに張力を付与することを特徴とする。これにより、モータの回転を確実にチェーンに伝えるとともに、チェーンの張力を自動的に保つようにしている。 【0006】この発明の請求項2は、本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺篭保持具と、前記支柱の上位置を決定する第1のスイッチと、下位置を決定する第2のスイッチと、この第2スイッチの上部にあり第1スイッチの下部にある第3のスイッチとを備えたことを特徴とする。これにより、支柱の位置を制御するとともに、第2スイッチと第3スイッチの間で支柱を往復させるようにしている。 【0007】この発明の請求項3は、本体と、この本体に固定されるモータ装置と、このモータ装置の出力軸に連結する駆動スプロケットと、この駆動スプロケットにて駆動されるチェーンと、このチェーンに連結される支柱と、この支柱に結合されるゆで麺篭保持具と、前記支柱の上位置を決定する第1のスイッチと、下位置を決定する第2のスイッチとを有するゆで麺篭昇降装置において、前記ゆで麺篭保持具が前記下位置に達した時、前記チェーンの前記駆動スプロケットが正転と逆転を設定回数繰り返したのち、前記支柱が上昇し、前記ゆで麺篭保持具が前記上位置に達した時、前記チェーンの前記駆動スプロケットが正転と逆転を設定回数繰り返してから停止することを特徴とする。これにより、ゆで麺篭を湯槽の中で上下に振動させるようにするとともに、湯槽の上部でも振動させるようにしている。 【0008】この発明の請求項4では、前記チェーンの一部がワイヤで構成され、前記従動スプロケットをローラとしたことを特徴とする。これによりチェーンの部材を低減するようにしている。 【0009】この発明の請求項5では、前記モータ装置が直流モータとウォームギヤで構成され、このウォームギヤの出力軸に連結された駆動スプロケットが、前記従動スプロケットの上方に配置されたことを特徴とする。これにより、モータを正逆両方に回転ならしめ、モータ回転を減速させるとともに、駆動スプロケットで荷重を受けるようにしている。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施例を示すゆで麺篭昇降装置の縦断面、図2はこの発明の第2実施例を示すゆで麺篭昇降装置の縦断面、図3はこの発明の第2実施例の作動を示すフローチャートである。 【0011】まずこの発明の第1実施例である図1について説明する。1はゆで麺器で、このゆで麺器はゆで麺篭昇降装置2と、貯湯装置3の二つの装置から構成され、両者は数本の結合ボルト39で共締めして結合されている。 【0012】貯湯装置3は、複数の台脚4に支持されるケース5と、このケースに上面開口する湯槽6と、この湯槽の底部に配列される電気シーズヒータ7とから構成される。湯槽6の底部には排水口8が開口しており、この排水口には排水バルブ9が連結している。湯槽6の上面開口近辺にはオーバーフローパイプ10が開口しており、連結管11を介して前記排水バルブ9の出口とつながり、排水管12に合流している。湯槽6の内面はステンレス鋼板からなり、外周をグラスウールなどの断熱材13で覆われている。なお、ケース5の正面には押しボタン14が配置されている。 【0013】ゆで麺篭昇降装置2は、本体15と、この本体の上方に固定されるモータ装置16と、このモータ装置の出力軸17に直結される駆動スプロケット18と、この駆動スプロケットの歯に巻き付けられるチェーン19と、このチェーンに固定されるスライダー20と、このスライダーに固定される支柱21と、この支柱の先端に固定されているゆで麺篭保持具22と、前記チェーン19の駆動スプロケット18の反対側に巻き付けられる従動スプロケット23とからなる。モータ装置16は直流ブラシモータ16Aとこのモータの回転を減速するウォームギヤが組込まれたウォームギヤ減速機16Bとからなる。従動スプロケット23の従動軸24はハブ25で支持され、このハブは引張バネ26の一端に懸垂され、引張バネ26の他端はボルト27に懸垂されている。そしてボルト27は本体15を貫通し、本体15の外側からナット28をねじ込まれ固定されている。支柱21も本体15の上面を貫通し、この貫通部にガイド41が嵌め込んであり、このガイド41の内部を支柱21が往復自在に摺動するように寸法公差が確保されている。 【0014】支柱21はスライダー20を貫通し、このスライダー20、支柱21、チェーン19の三者を固定するのは1本の長いビス29である。チェーン19はたくさんの鎖30がつながったエンドレスチェーンであり、この鎖30の空間を利用して、支柱21まで達する長いビス29をスライダー20にねじ込み、支柱21を固定する。スライダー20の先端には突起31があって、この突起31にスイッチの触手45が当たるように上位スイッチ32、中間スイッチ33、下位スイッチ34が配列される。それぞれの配列は、次のようにして決める。まず上位スイッチ32は、ゆで麺篭保持具22の下面36が湯槽6の湯面37から上がり、空中に浮かんだ状態のとき、スイッチ32の触手45が突起31に当たるようにして位置を決める。下位スイッチ34は、スライダー20が従動スプロケット23に当たらず、しかも、ゆで麺篭保持具22の下面36が電気シーズヒータ7に当たらないように位置を決める。そして中間スイッチ33は、ゆで麺篭35の上面38が湯面37から出ないように位置を決める。位置決めしたあと、各スイッチは図示しないビスで本体に固定される。これらのスイッチ32、33、34や直流ブラシモータ16Aの制御装置が電装箱44に収められている。 【0015】このような構成において、ゆで麺器1の動作を図1に基いて説明する。予め湯槽6に水を入れて電気シーズヒータ7に通電し、お湯を沸かしておく。お湯の温度は沸騰温度100℃の近辺とされており、サーモスタット感温筒42によって湯温を検知して、サーモスタット(図示なし)が電気シーズヒータ7の電源を入り切りして一定の湯温に保っている。作業者はゆで麺篭35に冷凍麺40を入れて、取っ手35Aを持ってゆで麺篭保持具22にセットする。そして、押しボタン14を押す。直流ブラシモータ16Aに直流電圧が供給され、直流ブラシモータ16Aは高速に左回転する。この高速回転はウォームギヤ減速機16Bにより減速され、出力軸17も矢印48のようにゆっくりと左回転する。駆動スプロケット18が左回転し、かみ合ったチェーン19も左回転し、同時にスライダー20と支柱21が矢印49の方向に下降する。スライダー20の突起31が中間スイッチ33の触手45を押しても支柱21の下降は続き、下位スイッチ34の触手45を押すと、直流ブラシモータ16Aの電源が切れて停止する。この時点で、点線で示すように、ゆで麺篭35はぐらぐら煮立った湯槽6の中に浸っており、冷凍麺40が解凍され始める。 【0016】そして、直流ブラシモータ16Aに極性を切り替えた直流電圧を供給する。直流ブラシモータ16Aは右回転し、出力軸17が右回転して、支柱21が上昇に転じる。そして、突起31が中間スイッチ33の触手45を押すと、ここで再び電源の極性が切り替わり、左回転して下降を開始する。下位スイッチ34が作動したら再び電源極性を逆転させ上昇を繰り返す。矢印46のように上昇と下降を繰り返すと、支柱21も上下を繰り返し、湯中のゆで麺篭35も矢印47のように上下し、中の冷凍麺も上下に揺れるから、お湯との熱交換が素早く行なわれ、表面は柔らかくゆで上がり、中身が引き締まったこりこり感のあるゆで麺43に仕上がる。このような上下動作を行なうことで、特殊な構造でなくても一般的な貯湯装置3で良好なゆで麺43を提供することができる。 【0017】こうして設定回数の上下を繰り返したら、今度は中間スイッチ33が作動しても直流ブラシモータ16Aは極性が逆転せずそのまま右回転を続け、支柱21は上昇して、上位スイッチ32が作動して停止する。停止時、駆動スプロケット18には、ゆで麺篭35やゆで麺43やゆで麺篭保持具22や支柱21の荷重が加わり、チェーン19を左回転させて下降させようとするトルクが作用する。しかし出力軸17がウォームギヤ減速機16Bに直結しているので、ウォームギヤの性質として、出力軸17にかかるトルクはウォームギヤで阻止されるため、支柱21は下降することはなく、その位置に留まっている。作業者は取っ手35Aを握ってゆで麺篭35を取り出し、ゆで麺をどんぶりに移せばよい。 【0018】以上、本発明によれば、作業者はゆで麺器1の正面の押しボタン14を押すだけでよく、湯槽6を横切って手を伸ばし、中柱などの部材を押し下げる危険な作業をしなくて済むという効果がある。なお、チェーン19は使用年月が経つと、伸びることがあるが、この発明のように従動スプロケット23の従動軸24を常に引張バネ26が下方向に引張っているので、チェーンのゆるみは自動的に解消される。すなわち、始めにナット28を適正に締めておけば、後年チェーン19の張りを調整する必要はなく、メンテナンスフリーのゆで麺篭昇降装置を提供することができる。 【0019】次にこの発明の第2実施形態である図2について説明する。このゆで麺器50はゆで麺篭昇降装置51と、貯湯装置3の二つの装置から構成され、両者は数本の結合ボルト39で共締めして結合されている。貯湯装置3は前述の第1実施形態の図1に示す構成に相当する部品には同一の符号を付して説明を省略する。 【0020】ゆで麺篭昇降装置51の構成も前述の図1のゆで麺篭昇降装置2とほとんど同じであるが、チェーン19の一部がワイヤ52に置き換わり、従動スプロケットが従動ローラ53に置き換わっている。ワイヤ52とチェーン19の結合はチェーン端部の鎖54、55のシャフトにワイヤ52を巻き付けて固定してある。従動ローラ53は溝を有する円盤形の回転体であり噛み合い歯を持たない。また、上位スイッチ32と下位スイッチ34の間に中間スイッチは無い。 【0021】このような構成のゆで麺器50の作動を図2と図3に基いて説明する。作業者が押しボタン14を押すと(S1)、直流ブラシモータ16Aが左回転し支柱21が下降する(S2)。スライダー20の突起31が下位スイッチ34の触手45を作動させると直流ブラシモータ16Aは停止する(S3)。と同時に、直流ブラシモータ16Aの直流電圧の極性が入れ替わり右回転を開始して、支柱21が上昇する。この時間はきわめて短くて5秒くらいとされる。5秒経過後、直流電圧の極性が再び入れ替わり、左回転し下降する。左回転する時間も5秒である。この右回転と左回転を繰り返し(S4)、上下を1回と勘定して50回繰り返す(S5)。このようにして、駆動スプロケット18が矢印58のように正逆転し、支柱21を矢印56のように小刻みに上下させ、湯槽6内のゆで麺篭35を矢印56のように揺らすことで、お湯との熱交換を促進させ、すばやく麺をゆであげ、腰の強いゆで麺43を創ることができる。小刻みに上下させるために、湯槽6の深さを斟酌すること無くゆで麺篭35を上下できる利点があり、組み合わされる貯湯装置3の構造に左右されず良好な熱交換が得られる。繰り返し回数50回は変更可能であり、麺の材料や顧客の好みに応じて短縮したり増やしたりできる。 【0022】こうして設定回数だけ正逆転を繰り返した後、直流ブラシモータ16Aは右回転に転じ、チェーン19とワイヤ52が右回りして支柱21を上昇させる(S6)。突起31が上位スイッチ32の触手45を作動させたら、直流ブラシモータ16Aの電源を断って停止させる(S7)。この時、ゆで麺篭保持具22の下面36は点線で示すように空中に浮いている。この状態で直流ブラシモータ16Aの直流電圧の極性を入れ替えてモータを左回転させる。そして1秒後に再び電源極性を入れ替えて右回転させる(S8)。この正逆転を5回繰り返したあと(S9)、停止する(S10)。前記1秒とこの5回の数値は設定により変更可能である。このようにきわめて短時間内で直流ブラシモータ16Aの正逆転を繰り返すことにより、駆動スプロケット18が矢印58のように小刻みに正逆転するから、ゆで麺篭保持具22を空中に浮かせたまま支柱21をブルブル振動させることができ、ひいてはゆでゆで麺篭35を矢印57のように振ることになり、ゆで麺43の水切りを促す効果がある。ゆで麺43の水切りが十分に行われれば、ゆで麺43をどんぶりに入れた時、前もって注入したスープを薄めることがなく、本来の味を醸し出すラーメンやうどんを提供することができる。 【0023】なお、この発明ではチェーン19の一部をワイヤ52に代用しているが、モータ装置16の出力軸17に駆動スプロケット18が直結し、この駆動スプロケット18にチェーン19が噛み合っているので、直流ブラシモータ16Aの回転を確実に支柱21に伝達することができる。またチェーンと従動スプロケットの材料費が低減されると共に、チェーンを従動スプロケットの歯にかみ合わせる手間が省けるので組立てやすくなる。 【0024】以上、発明の実施の形態を述べたが、この発明はこの実施例に限定されるものではなく、均等の範囲内で変更可能である。 【0025】 【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれば、ゆで麺篭はチェーンにより確実に昇降し、チェーンのゆるみも調整する必要が無くメンテナンスフリーという効果がある。 【0026】この発明の請求項2によれば、駆動スプロケットを正逆転させることにより、第2スイッチと第3スイッチの間で支柱を往復動させ、ゆで麺篭を湯中で上下させて冷凍麺とお湯の熱交換を促進させる効果がある。 【0027】この発明の請求項3によれば、ゆで麺篭が下位置に達した時、モータ装置の正転と逆転を繰り返すことにより、駆動スプロケットを正逆転させ、支柱が往復動して、ゆで麺篭を湯中で上下させ、冷凍麺とお湯の熱交換を促進させる効果があるとともに、ゆで麺篭が湯槽から上がって上位置に達した時、モータ装置の正転と逆転を繰り返すことにより、駆動スプロケットを正逆転させ、ゆで麺篭内のゆで麺の水切りが確実に行われる効果がある。 【0028】この発明の請求項4によれば、チェーンの一部をワイヤに置きかえることで、組立てやすく、安価なゆで麺篭昇降装置を提供できる効果がある。 【0029】この発明の請求項5によれば、ゆで麺篭保持具やゆで麺篭やゆで麺の荷重が駆動スプロケットにかかっても、駆動スプロケットが従動スプロケットより上にあるので、駆動スプロケットがこれらの荷重を受けるとともに、ウォームギヤ減速機と直結していることにより、ウォームギヤが駆動スプロケットからの回転トルクを阻止するので、ゆで麺篭が下降しないという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2003−180519(P2003−180519A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−388691(P2001−388691) |
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