| 【発明の名称】 |
炊飯器 |
| 【発明者】 |
【氏名】八島 充 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】池田 典生 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋の周囲を非磁性体で構成した保護枠で覆うよう構成した炊飯器において、通電による加熱コイルの発熱を検知して、異常通電時の検知精度を向上し、かつ加熱コイルの部分断線やレアショートによる加熱コイルの異常加熱を検知できるようにし、構成を簡単にして安価にする。
【解決手段】炊飯器本体11内に鍋12を着脱自在に収納し、この鍋12の周囲を非磁性体で構成した保護枠14で覆い、鍋12を主加熱コイル15と側面加熱コイル16により電磁誘導加熱するとともに、主加熱コイル15と側面加熱コイル16への加熱量を加熱制御手段19により加熱制御する。保護枠14に温度ヒューズ押え17を配設し、この温度ヒューズ押え17と側面加熱コイル16との間に温度ヒューズ18を挟持する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記保護枠に温度ヒューズ押えを配設し、この温度ヒューズ押えと前記加熱コイルとの間に温度ヒューズを挟持した炊飯器。 【請求項2】 温度ヒューズと加熱コイルとの間に受熱板を配した請求項1記載の炊飯器。 【請求項3】 受熱板は、磁気シールド性の特性を有する材料により構成した請求項2記載の炊飯器。 【請求項4】 炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記加熱コイルの外周部に受熱板を押し当て、この受熱板の裏面に温度センサを配した炊飯器。 【請求項5】 受熱板内に温度ヒューズおよび温度センサを配した請求項2〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。 【請求項6】 温度ヒューズは、加熱コイルの巻き位置の略中央部に配した請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋の周囲を非磁性体で構成した保護枠で覆うよう構成した炊飯器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の炊飯器は図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。 【0003】図7に示すように、炊飯器本体101は、内部に鍋102を着脱自在に収納し、この鍋102の下側に、鍋102の底面部を電磁誘導起電力によって加熱する底加熱コイル103を配置している。また、鍋102の側面部に、鍋102の側面部を電磁誘導起電力によって加熱する側面加熱コイル104を配置している。 【0004】鍋102上部に、蓋105を開閉自在に軸支しており、この蓋105の内側で、蓋105を閉じたときに調理物に向かい合う面は、磁性体のステンレスによって内蓋106を構成している。蓋105内部に、同じく電磁誘導起電力によって内蓋106を加熱する蓋加熱コイル107を配置している。 【0005】側面加熱コイル104と蓋加熱コイル107とは直列に接続しており、電磁誘導によって鍋102および蓋105を加熱する。また、内蓋106の内面に、蓋温度ヒューズ108を貼り付けており、蓋加熱コイル107に何らかの異常が生じて異常加熱が発生したときにのみ作動するよう設定している。さらに、炊飯器本体101には、底加熱コイル103、側面加熱コイル104、蓋加熱コイル107などを通電制御する加熱制御手段109を配置している。 【0006】上記構成において炊飯時の加熱制御ついて説明する。炊飯が開始されると、まず、主に底加熱コイル103に通電して鍋102を加熱して沸騰させる。炊飯が進むにつれて鍋102の底部の水分がなくなり、ご飯が炊きあがってくる。ところが、鍋102の中央部や上半分はまだ炊き上がっていないため、加熱を主に側面加熱コイル104および蓋加熱コイル107による加熱に移る。これによって、ご飯全体を加熱し、鍋102の側面部や蓋105の露を飛ばす。 【0007】側面加熱コイル104および蓋加熱コイル107は、その効果を最大に引き出すため、電磁誘導加熱によって強い加熱を行う。通常、このときは必要量だけ加熱した後加熱量を抑え、過剰加熱によるご飯表面の乾燥や焦げを防いでいるが、加熱制御手段109が何らかの不都合によって加熱制御が不能になり、通電が連続的になると、蓋温度ヒューズ108が作動して通電を強制的に停止させる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の炊飯器では、温度ヒューズ108は内蓋106の内面に貼り付けているため、炊飯中などに付着した汚れをとるために内蓋106を取り外そうとしても、温度ヒューズ108が邪魔になり、取り外しができず、使い勝手が悪いものとなっていた。 【0009】また、蓋加熱コイル107の周囲に磁性体の板を設けて、この板を電磁誘導加熱させ、温度ヒューズで温度上昇の異常加熱を検知しようとすると、温度ヒューズの温度上昇が、磁性体の板と蓋加熱コイル107との距離のばらつきに左右されるため、部品の取り付け構成が複雑になり、コストが高くなるという問題があった。 【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので、通電による加熱コイルの発熱を検知して、異常通電時の検知精度を向上し、かつ加熱コイルの部分断線やレアショートによる加熱コイルの異常加熱を検知できるようにし、構成を簡単にして安価にすることを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、この鍋の周囲を非磁性体で構成した保護枠で覆い、鍋を加熱コイルにより電磁誘導加熱するとともに、加熱コイルへの加熱量を加熱制御手段により加熱制御するよう構成し、保護枠に温度ヒューズ押えを配設し、この温度ヒューズ押えと加熱コイルとの間に温度ヒューズを挟持したものである。 【0012】これにより、通電による加熱コイルの発熱を検知することで、異常通電時の検知精度を向上することができ、かつ加熱コイルの部分断線やレアショートによる加熱コイルの異常加熱を検知することができ、構成を簡単にして安価にすることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記保護枠に温度ヒューズ押えを配設し、この温度ヒューズ押えと前記加熱コイルとの間に温度ヒューズを挟持したものであり、通電による加熱コイルの発熱を検知することで、異常通電時の検知精度を向上することができ、かつ加熱コイルの部分断線やレアショートによる加熱コイルの異常加熱を検知することができ、構成を簡単にして安価にすることができる。 【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、温度ヒューズと加熱コイルとの間に受熱板を配したものであり、加熱コイルと受熱部との接触面積を広げることができて、加熱コイルから温度ヒューズへの熱の受感を安定させることができる。 【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、受熱板は、磁気シールド性の特性を有する材料により構成したものであり、温度ヒューズ自身や、温度ヒューズ押えが電磁誘導加熱されるのを防止することができ、検知精度を確保することができる。 【0016】請求項4に記載の発明は、炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記加熱コイルの外周部に受熱板を押し当て、この受熱板の裏面に温度センサを配したものであり、炊飯中の加熱コイルによる加熱量を細かくコントロールして結露や乾燥しない最適な加熱加減でご飯をおいしく炊き上げることができる。 【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項2〜4に記載の発明において、受熱板内に温度ヒューズおよび温度センサを配したものであり、取付部品を一箇所にまとめ、構成部品点数を削減することができる。 【0018】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5に記載の発明において、温度ヒューズは、加熱コイルの巻き位置の略中央部に配したものであり、加熱コイルの発熱が最も大きい位置に配置することで、発熱による温度変化を大きくすることができ、加熱コイルによる加熱コントロールを容易にすることができる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0020】(実施例1)図1および図2に示すように、炊飯器本体11は、上面を開口しており、この炊飯器本体11の内部に鍋12を着脱自在に収納し、鍋12の上方に蓋13を開閉自在に装着している。炊飯器本体11内に、耐熱性樹脂等の非磁性体の材料で構成した保護枠14を設け、鍋12の側面および下面部を覆っている。 【0021】さらに、鍋12の底面部に対向して主加熱コイル15を保護枠14の外側に取り付けるとともに、鍋12の側面部に対向して側面加熱コイル16を保護枠14の外側に取り付け、主加熱コイル15と側面加熱コイル16とで加熱コイルを構成している。側面加熱コイル16は、一般的に用いられる配線用リード線を保護枠14の側面部に巻き付けたものであり、被覆には例えばフッ素のように耐熱温度が高いものが使われている。 【0022】また、保護枠14の外側に、温度ヒューズ押え17をねじ止めしており、この温度ヒューズ押え17はばね性を持った材料で構成している。この温度ヒューズ押え17と側面加熱コイル16との間に温度ヒューズ18を挟み込み、この状態で温度ヒューズ押え17を保護枠14にねじ止めすることで、側面加熱コイル15に温度ヒューズ18を押さえつけるようになっている。 【0023】温度ヒューズ18は、保護チューブ(図示せず)により覆われ、周囲とは電気的に絶縁されている。また、炊飯器本体11の側面部に、通電を制御する加熱制御手段19を設けている。 【0024】上記構成において炊飯中の制御動作について説明する。炊飯を開始し、やがて鍋12の内部が沸騰を開始する。このとき、鍋12は主に主加熱コイル15によって加熱されているが、ここから鍋12全体および蓋13を強く加熱すればご飯全体が均一に加熱され、また、高温を保つことができるために火通りがよくなり、甘みや触感が向上する。特に、鍋12に与えられた熱が直接ご飯に伝わる鍋12側面部を強く加熱する効果は大きい。 【0025】したがって、側面加熱コイル16を通電させ、鍋12の側面部を誘導加熱させ、一気に熱をご飯に伝える。このとき、側面加熱コイル16に10A、またはそれ以上の大電流が流れるため、側面加熱コイル16は自己発熱によって温度が上昇していく。 【0026】通常の炊飯においては、所定のレベルまで加熱した段階で加熱量を減らし、過加熱による鍋12の側面部の乾燥や、焦げるのを防ぐ。このとき、側面加熱コイル16の温度上昇は、例えば100℃程度までしか上昇せず、温度ヒューズ18が溶断することはない。 【0027】ところが、加熱制御手段19に何らかの不具合が生じて側面加熱コイル16への通電が止まらなくなってしまった場合、鍋12と同時に側面加熱コイル16自身も異常加熱する。このとき、温度ヒューズ18にこの熱が伝わり、温度ヒューズ18は溶断して通電を強制的に停止させる。 【0028】また、側面加熱コイル16にポリウレタン、ポリエステルなどの絶縁体で処理された線を用いた場合には、このとき、素線を複数本束ねたものを巻くのが一般的であるが、素線の一部が断線した場合、通電可能なコイル線数が減るため、1本あたりの通電電流値が増加し、コイルの温度が上昇する。この温度上昇値が一定レベルを超えると、保護枠14が変形するなどの弊害が発生する。 【0029】このとき、温度ヒューズ18が側面加熱コイル16の温度を検知していれば、通電を強制的に停止させることができる。これは、加熱コイルを構成するコイル線同士がレアショートを起こして異常発熱したときも同様である。 【0030】これらの状態に対応するために、通常の炊飯時と異常時では温度ヒューズ18の温度上昇レベルを適切な状態に設定することが必要となるが、温度ヒューズ18の動作温度を変えて合わせたり、側面加熱コイル16のコイル線断面積を変えてコイル線の自己発熱レベルを調整すれば、自在に適正レベルに調整することができる。 【0031】なお、本実施例に示した温度ヒューズ18および温度ヒューズ押え17の取付構成は一例を示したものであり、温度ヒューズ18が温度ヒューズ押え17と側面加熱コイル16との間に挟持された構成であれば、当然同様の効果が得られる。 【0032】また、本実施例では、側面加熱コイル16で説明したが、鍋12の底面の主加熱コイル15や蓋加熱コイル(図示せず)など、電磁誘導加熱であればいずれも同様の効果が得られるのはいうまでもない。 【0033】(実施例2)つぎに、本発明の実施例2について説明する。なお、炊飯器本体の基本構成は上記実施例1と同じであり、炊飯中の加熱の形態も同じであるので、説明を省略する。 【0034】図3に示すように、温度ヒューズ押え17aは、ばね性を有する金属板で構成し、この温度ヒューズ押え17aに、温度ヒューズ18を間に挟んで受熱板20をかしめており、温度ヒューズ18を固定した状態になっている。この受熱板20は、温度ヒューズ18が収まるように凹状の溝を有しており、この溝の底部に平面部21を設けている。 【0035】このユニットを、図4に示すように、受熱板20を側面加熱コイル16側に向けて組み込み、受熱板20の平面部21を側面加熱コイル16の表面に平行になるように当てる。これで平面部21と側面加熱コイル16が接触し、受熱部を直線状に確保することができ、接触部から受熱した熱が受熱板20の中で広がり、温度ヒューズ18を包み込むように加熱することができ、側面加熱コイル16から温度ヒューズ18への熱の受感を安定させることができる。 【0036】なお、本実施例では、温度ヒューズ18と側面加熱コイル16の巻き方向とを略平行にしているが、垂直方向にすればさらに接触面積が増え、熱の受感を向上することができる。 【0037】また、本実施例において、受熱板20の取付構成は説明した構成に限られるものでないことはいうまでもない。 【0038】(実施例3)つぎに、本発明の実施例3について説明する。なお、炊飯器本体の基本構成は上記実施例2と同じであり、炊飯中の加熱の形態も同じであるので、説明を省略する。 【0039】図3および図4に示す受熱板20は、アルミニウムで構成している。他の構成は上記実施例2と同じである。 【0040】上記構成において、アルミニウムは、非磁性体の金属としては代表的なものであり、低コストで熱伝導もよい。このため、受熱板20は電磁誘導加熱では殆んど自己発熱せず、また、電磁力線が外に洩れるのを遮断することができる。したがって、この構成において受熱板20は電磁気シールドの役割を果たし、温度ヒューズ押え17aや温度ヒューズ18が側面加熱コイル16から発する電磁界を受ける量を大幅に減少することができる。 【0041】ここで、温度ヒューズ押え17aを構成するばね性を有する材料として適切なものは、ステンレスやリン青銅など電磁誘導起電力によって発熱する材料であり、さらに温度ヒューズ18にも発熱する材料が含まれるものがあるため、受熱板20の電磁気シールド効果によって、温度ヒューズ押え17aなどの発熱を抑えることができ、側面加熱コイル16の発熱だけを温度ヒューズ18に伝えることができ、温度ヒューズ18の動作を安定させ、温度ヒューズ押え17aの材質を自由に選択することができる。 【0042】なお、本実施例では、受熱板20の材質をアルミニウムとしているが、黄銅などの他の非磁性体で電磁気シールド効果のある材料であれば同様の効果が得られることはいうまでもない。 【0043】(実施例4)つぎに、本発明の実施例4について説明する。なお、炊飯器本体の基本構成は上記実施例1と同じであるので説明を省略する。 【0044】図5に示すように、受熱板20bは、ばね性を有する材料で構成し、保護枠14の外側にねじ止めしている。この受熱板20aは、側面加熱コイル16に対してばね力により一定の力で押さえつけられており、側面加熱コイル16の温度上昇に合わせて温度が変化するようになっている。受熱板20bの側面加熱コイル16と反対側の面に、温度センサ22をアルミ箔テープ23によって貼り付けられている。 【0045】上記構成において炊飯中の制御動作について説明する。炊飯を開始し、鍋12内部が沸騰を開始し、主加熱コイル15主体の加熱から、側面加熱コイル16および蓋13主体の加熱へと変化したとき、側面加熱コイル16の自己発熱による温度上昇が受熱板20に伝わり、温度センサ22によりこの温度変化を検知する。 【0046】ここで、温度検知レベルを複数持たせておき、炊飯量や炊飯メニュー、室温などの条件に応じて定められた温度検知レベルを超えると、側面加熱コイル16への通電量を下げるかまたは停止させる。そして再びこの温度検知レベルを下回ると通電量を上げる。この動作を繰り返すことで、鍋12の側面部を最適なレベルで加熱することができる。 【0047】なお、本実施例では、温度センサ22をアルミ箔テープ23で貼り付ける構成としているが、受熱板20を筒状に曲げて温度センサ22を挟み込む等、様々な取付構成が当然考えられる。 【0048】(実施例5)つぎに、本発明の実施例5について説明する。なお、炊飯器本体の基本構成は上記実施例1と同じであり、炊飯中の加熱の形態も同じであるので、説明を省略する。 【0049】図6に示すように、受熱板20cは、断面形状を凹状に形成し、側面加熱コイル16の反対側に温度センサ22がアルミ箔テープ23cにより固定している。アルミ箔テープ23cの上に温度ヒューズ18を凹形状の中に収め、温度ヒューズ押え17cとの間に挟みこみ固定している。炊飯器本体への取り付けは上記実施例1と同じである。 【0050】上記構成において、温度ヒューズ18と温度センサ22とを温度ヒューズ押え17cと受熱板20cとにより一箇所にまとめて取り付けることができ、取付部品の部品点数を削減することができる。 【0051】(実施例6)つぎに、本発明の実施例6について説明する。なお、炊飯器本体の基本構成は上記実施例1または2と同じであり、炊飯中の加熱の形態も同じであるので、説明を省略する。 【0052】図4に示す温度ヒューズ18は、側面加熱コイル16の巻き位置(高さ方向)に対し、略中央部になるように配置している。 【0053】上記構成において、側面加熱コイル16の通電による自己発熱は、側面加熱コイル16のどの位置も同じであるが、側面加熱コイル16の周囲からの放熱により、コイル巻き位置端部付近は比較的温度上昇が鈍くなる。逆に、中央部付近は熱が集まり、温度上昇は俊敏になる。 【0054】側面加熱コイル16の発熱が最も大きい位置に温度ヒューズ18を配することで、何らかの異常で側面加熱コイル16の通電が止まらなくなったときは、発熱による温度変化を大きくすることができ、確実に温度ヒューズ18の温度を上昇させて温度ヒューズ18が動作し、通電を強制的に停止させることができる。 【0055】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記保護枠に温度ヒューズ押えを配設し、この温度ヒューズ押えと前記加熱コイルとの間に温度ヒューズを挟持したから、加熱コイルの異常通電時や、加熱コイルを構成するコイル線の異常発生による異常発熱時に動作させる温度ヒューズの検知精度を高めることができ、かつ取付構成を簡素化して安価にすることができる。 【0056】また、請求項2に記載の発明によれば、温度ヒューズと加熱コイルとの間に受熱板を配したから、加熱コイルの自己発熱を確実に温度ヒューズに受熱させることができ、加熱コイルの動作に対して高い安全性を確保することができる。 【0057】また、請求項3に記載の発明によれば、受熱板は、磁気シールド性の特性を有する材料により構成したから、温度ヒューズ自身や、温度ヒューズ押えが電磁誘導加熱されるのを防止することができ、温度検知精度を高め、必要なときだけ確実に温度ヒューズを動作させることができる。 【0058】また、請求項4に記載の発明によれば、炊飯器本体と、この炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、この鍋の周囲を覆う非磁性体で構成した保護枠と、前記鍋を電磁誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの加熱量を加熱制御する加熱制御手段とを備え、前記加熱コイルの外周部に受熱板を押し当て、この受熱板の裏面に温度センサを配したから、炊飯中の加熱コイルによる加熱量を細かくコントロールして結露や乾燥しない最適な加熱加減でご飯をおいしく炊き上げることができる。 【0059】また、請求項5に記載の発明によれば、受熱板内に温度ヒューズおよび温度センサを配したから、取付部品を一箇所にまとめ、構成部品点数を削減することができる。 【0060】また、請求項6に記載の発明によれば、温度ヒューズは、加熱コイルの巻き位置の略中央部に配したから、加熱コイルの発熱が最も大きい位置に配置することで、温度ヒューズへの受熱精度をさらに高めることができて、加熱コイルの動作に対して高い安全性を確保することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169748(P2003−169748A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−372276(P2001−372276) |
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