| 【発明の名称】 |
電気貯湯容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】辻永 義仁 【住所又は居所】大阪府門真市速見町三番一号 タイガー魔法瓶株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】湯沸かし中にも空焚き検知を行うことができるようにする。
【解決手段】湯沸かし中において内容器の温度(即ち、湯温)が所定温度上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段(沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止されて、湯沸かし動作が中止されるようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備え、前記内容器の温度が異常加熱温度以上に上昇した時に異常加熱と判定して前記加熱手段への通電を停止するように構成した電気貯湯容器であって、湯沸かし中に空焚き検知を内容器の温度が所定温度上昇する毎に行う空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を停止する強制通電停止手段とを付設したことを特徴とする電気貯湯容器。 【請求項2】 前記空焚き検知手段による空焚き検知を、保温中の再沸騰中にも行うようにしたことを特徴とする前記請求項1記載の電気貯湯容器。 【請求項3】 湯沸かし中に前記給湯通路を介しての給湯動作が行われた場合には、前記空焚き検知手段による空焚き検知を、給湯動作中あるいは給湯動作後にも行うようにしたことを特徴とする前記請求項1および2のいずれか一項記載の電気貯湯容器。 【請求項4】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備えた電気貯湯容器であって、湯沸かし中における前記電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより前記内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間以上となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設したことを特徴とする電気貯湯容器。 【請求項5】 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路と、該電動ポンプによる給湯量を測定する給湯量測定手段と、前記内容器内の湯量を測定する湯量測定手段とを備えた電気貯湯容器であって、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、前記湯量測定手段により測定された給湯前の湯量から前記給湯量測定手段により測定された給湯量を差し引いた残湯量が要給水湯量以下となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設したことを特徴とする電気貯湯容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、電気貯湯容器に関し、さらに詳しくは湯沸かし中にも空焚き検知を行うことができるようにした電気貯湯容器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備えて構成された電気貯湯容器はよく知られている。 【0003】上記構成の電気貯湯容器においては、内容器内のお湯が少なくなった状態で湯沸かしを続けていると、空焚き状態となり、内容器が過熱状態となるという不具合が発生するおそれがある。 【0004】そこで、湯沸かし初期に、内容器内の湯量を検知する方法等により空焚き検知を行い、空焚きが検知された場合には、湯沸かしを中止するという制御を行うようにした技術が開発されている。 【0005】ところが、上記構成の電気貯湯容器は、通常使用では湯沸かし中にも給湯通路を介しての給湯が可能となっているため、内容器内のお湯がなくなるまで給湯される可能性があり、湯沸かし初期に空焚き検知を行うだけでは、湯沸かし中に給湯が行われた場合に対応できないという不具合がある。 【0006】上記不具合に対処するために、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、空焚きの有無に関係なく、湯沸かしを中止するようにした公知技術がある(例えば、特許第3148915号公報参照)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記公知例の場合、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、空焚きの有無に関係なく、湯沸かしを中止するようにしているが、給湯動作が行われたとしても必ずしも空焚き状態となっているとは限らないし、その後沸騰に至るまでの間空焚き検知が可能である。 【0008】従って、上記公知例におけるように、給湯動作時には湯沸かしを中止するようにした場合、空焚きは防止できるものの、実使用上においてユーザに違和感を与えるという不具合が生ずる。 【0009】また、内容器の温度が、異常加熱温度以上に上昇した時に異常加熱と判定して加熱手段への通電を停止するようにした技術も開発されているが、当該技術では、空焚き防止には対応できない。 【0010】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、湯沸かし中にも空焚き検知を行うことができるようにすることを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備え、前記内容器の温度が異常加熱温度以上に上昇した時に異常加熱と判定して前記加熱手段への通電を停止するように構成した電気貯湯容器において、湯沸かし中に空焚き検知を内容器の温度が所定温度上昇する毎に行う空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設している。 【0012】上記のように構成したことにより、湯沸かし中において内容器の温度(即ち、湯温)が所定温度上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続される。 【0013】請求項2の発明におけるように、請求項1記載の電気貯湯容器において、前記空焚き検知手段による空焚き検知を、保温中の再沸騰中にも行うようにした場合、保温中の再沸騰中ににおいて湯温(具体的には、内容器の温度)が所定温度上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続される。 【0014】請求項3の発明におけるように、請求項1および2のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、湯沸かし中に前記給湯通路を介しての給湯動作が行われた場合には、前記空焚き検知手段による空焚き検知を、給湯動作中あるいは給湯動作後にも行うようにした場合、給湯動作により内容器内のお湯の残量が少なくなって空焚き状態となると、空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続される。 【0015】請求項4の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備えた電気貯湯容器において、湯沸かし中における前記電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより前記内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間以上となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を停止する強制通電停止手段とを付設している。 【0016】上記のように構成したことにより、湯沸かし中における電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間以上となった場合には、空焚きと検知して加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間未満の場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続される。 【0017】請求項5の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路と、該電動ポンプによる給湯量を測定する給湯量測定手段と、前記内容器内の湯量を測定する湯量測定手段とを備えた電気貯湯容器において、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、前記湯量測定手段により測定された給湯前の湯量から前記給湯量測定手段により測定された給湯量を差し引いた残湯量が要給水湯量以下となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設している。 【0018】上記のように構成したことにより、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、給湯前の湯量から給湯量を差し引いた残湯量が要給水湯量以下となった場合には、空焚きと検知して加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、残湯量が要給水湯量より多い場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続される。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。 【0020】まず、図1ないし図3を参照して、本願発明の実施の形態にかかる電気貯湯容器の構成について説明する。 【0021】この電気貯湯容器は、図1および図2に示すように、湯沸かし用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1の上部開口を開閉する蓋体2と、前記内容器3の底部を加熱する加熱手段である電気ヒータ4と、前記内容器3内のお湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路5の途中に設けられたポンプ装置である電動ポンプ6とを備えて構成されている。 【0022】前記容器本体1は、外側面を構成する合成樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3と、前記外ケース7の上部と内容器3の上部とを結合する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面を構成する合成樹脂製の底板9とからなっている。 【0023】前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒形状の内筒10とステンレス製の略円筒形状の外筒11との間に真空空間12を形成してなる真空二重容器からなっており、その底部には、前記内筒10の底部のみからなる非真空部3aが形成されている。該非真空部3aの下面には、前記電気ヒータ4(例えば、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ)が取り付けられている。符号13は内容器3の温度(換言すれば、湯温T)を検出する温度検出手段として作用する温度センサーである。 【0024】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が嵌め合いにより結合された合成樹脂製の下板15とからなっており、前記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して開閉且つ着脱自在に支持されている。 【0025】また、この蓋体2には、電源が接続されていない状態でも給湯通路5を介しての給湯が可能なように、手動操作により駆動されるエアーポンプ18が配設されている。該エアーポンプ18は、前記蓋体2の略中央部に形成された円筒形状の凹部19内に配設されたベーローズタイプのものとされており、押圧板20を介しての押圧操作により加圧空気が内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の圧力により内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出されることとなっている。符号21は蒸気排出通路、22は蒸気排出通路21の途中に配設された転倒止水弁である。 【0026】前記蓋体2における下板15には、金属製のカバー部材23が固定されており、該カバー部材23の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の給水口3bに圧接されるシールパッキン24が設けられている。 【0027】前記給湯通路5の途中であって前記内容器3の下方位置には、前記電動ポンプ6が配設されている。また、前記給湯通路5の途中であって満水位表示部25より上方位置には、転倒時止水弁26および前傾時止水弁27が設けられている。 【0028】図1において、符号28は蓋体2を容器本体1に対して閉止状態に保持するためのロック機構、29は後述する各種スイッチ類を備えた操作パネル部、30はスイッチ基板である。 【0029】前記操作パネル部29には、図2に示すように、給湯スイッチ31、ロック解除スイッチ32、再沸騰スイッチ33、保温選択スイッチ34、定量給湯時の湯量設定等を行う選択スイッチ35、液晶表示装置36、再沸騰表示灯37、保温表示灯38が設けられている。前記液晶表示装置36には、温度、沸騰残時間および湯量が交互に7セグメント表示されるとともに、設定保温温度(98℃、90℃、まほうびん)を表示する三角形形状の表示灯39〜42が設けられている。 【0030】図3は、この電気貯湯容器における電気的要素の結線状態を示すブロック図である。なお、既に説明した電気的要素については同一の符号を付して説明を省略する。 【0031】マイクロコンピュータユニット(以下、マイコンと略称する)43においては、各種スイッチ類31〜35、発振回路44、リセット回路45および温度センサー13からの信号が入力され、各種演算処理が行われ、制御信号が再沸騰表示灯37、保温表示灯38、液晶表示装置36、ブザー46、トライアック駆動回路47、リレー駆動回路48、IRG回路49、安定化電源回路50、ポンプ駆動回路51およびトライアック52に出力されることとなっている。符号53はタブ付きリレー、54は商用交流電源、55は温度ヒューズである。なお、電気ヒータ4は、沸騰用ヒータ4Aと保温用ヒータ4Bとからなっており、沸騰用ヒータ4Aはタブ付きリレー53により通電制御され、保温用ヒータ4Bはトライアック52により通電制御されることとなっている。 【0032】第1の実施の形態図4には、本願発明の第1の実施の形態にかかる電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御の内容を示すフローチャートが示されている。 【0033】この場合、前記マイコン43は、内容器の温度が異常加熱温度以上に上昇した時に異常加熱と判定して電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電を停止する手段としての機能と、湯沸かし中に空焚き検知を内容器3の温度が所定温度(例えば、5℃)上昇する毎に行う空焚き検知手段としての機能と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記沸騰用ヒータ4Aへの通電を強制停止する強制通電停止手段としての機能とを有している。 【0034】ついで、上記構成の電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。 【0035】ステップS1において沸騰用ヒータ4Aによる湯沸かしが行われている(即ち、沸騰中)と判定されると、ステップS2において温度センサー13からの温度情報(即ち、湯温T)がマイコン43に入力される。そして、ステップS3において湯温Tが閾値の下限Tmin以上に上昇したと判定されると、ステップS4においてタイマのカウントが開始され、ステップS5において湯温Tが閾値の上限Tmax以上に上昇したと判定されると、ステップS6においてタイマのカウントが停止される。即ち、湯温Tが閾値の下限Tminから上限Tmaxまで上昇するに要する温度上昇時間tが求められる。 【0036】ついで、ステップS7において前記温度上昇時間tと予め設定された設定値tsとが比較される。ここで、設定値tsは、内容器3無いにお湯がなくなって空焚き状態となっている場合において、前記した閾値の下限Tminから上限Tmaxまで上昇してしまう時間として設定される。ここで、t≦tsと判定されると、空焚き状態となっていることを示しているので(換言すれば、空焚き検知が行われたことを示しているので)、ステップS8において電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、ステップS9においてブザー46の吹鳴により空焚き報知がなされ、その後ステップS1へリターンする。 【0037】一方、ステップS7においてt>tsと判定された場合には、空焚き検知が行われなかったことを示しているので、ステップS10に進み、湯温Tと予め設定された異常過熱温度Ts(例えば、120℃)との比較がなされ、ここで、T≧Tsと判定された場合には、内容器3が異常過熱状態となつていることを示しているので、ステップS11において電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、ステップS12においてブザー46の吹鳴により異常報知がなされ、その後制御は終了する。なお、ステップS1、ステップS3、ステップS5およびステップS10において否定判定された場合にも、ステップS1へリターンする。 【0038】上記したように、本実施の形態においては、湯沸かし中において内容器3の温度(即ち、湯温T)が所定温度(即ち、閾値の下限Tminから上限Tmaxまで)上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止されると同時に、空焚き報知がなされる。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続され、異常過熱時には沸騰用ヒータ4Aへの通電が強制停止されると同時に、異常報知がなされる。 【0039】上記実施の形態における空焚き検知は、水からの湯沸かしのみならず、保温中の再沸騰時にも行われることは勿論、給湯通路5を介しての給湯動作中あるいは給湯動作後において行ってもよい。 【0040】第2の実施の形態図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御の内容を示すフローチャートが示されている。 【0041】この場合、マイコン43は、湯沸かし中における電動ポンプ6の駆動時間が該電動ポンプ6により内容器3の満量を給湯するに十分な駆動時間tps以上となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段としての機能と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電を強制停止する強制通電停止手段としての機能とを有している。 【0042】ついで、上記構成の電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。 【0043】ステップS1において沸騰用ヒータ4Aによる湯沸かしが行われている(即ち、沸騰中)と判定され、ステップS2において給湯スイッチ31がON操作されたと判定されると、ステップS3において電動ポンプ6の駆動が開始され、ステップS4においてタイマのカウントが開始される。該タイマは、電動ポンプ6により内容器3の満量を給湯するに十分な駆動時間tpsを時限としている。 【0044】ついで、ステップS5においてタイマがカウントアップした(即ち、タイマが予め設定された時間を越えた)と判定されると、電動ポンプ6により内容器3の満量を給湯するに十分な駆動時間tps以上電動ポンプ6が駆動したことを示しているので、内容器3内が空になっていると判断し、ステップS6において電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、ステップS7においてブザー46の吹鳴により空焚き報知がなされ、ステップS8において電動ポンプ6の駆動が停止される。一方、ステップS5において否定判定された場合には、ステップS9に進み、内容器3に給水がなされたか否かの判定(即ち、給水検知)がなされ、ここで、肯定判定された場合には、内容器3内が増量されているので、ステップS10においてタイマがリセットされ、その後ステップS1へリターンする。 【0045】なお、ステップS2およびステップS8において否定判定された場合にも、ステップS1へリターンする。 【0046】上記したように、本実施の形態においては、湯沸かし中における電動ポンプ6の駆動時間が該電動ポンプ6により内容器3の満量を給湯するに十分な駆動時間tps以上となった場合には、空焚きと検知して電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、電動ポンプ6の駆動時間が該電動ポンプ6により内容器3の満量を給湯するに十分な駆動時間tps未満の場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続される。 【0047】第3の実施の形態図6には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線図が示され、図7には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御の内容を示すフローチャートが示されている。 【0048】この場合、図6に示すように、内容器3内の湯量W0を測定するための湯量測定手段として作用する水位センサー56と、電動ポンプ6による給湯量W1を測定するための給湯量測定手段として作用する給湯量センサー57とが付設されている。その他の構成は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 【0049】そして、本実施の形態におけるマイコン43は、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、湯量センサー56により測定された給湯前の湯量W0から給湯量センサー57により測定された給湯量W1を差し引いた残湯量Wiが要給水湯量Wmin以下となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段としての機能と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電を強制停止する強制通電停止手段としての機能とを有している。 【0050】ついで、上記構成の電気貯湯容器における空焚き防止のための沸騰制御について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。 【0051】ステップS1において水位センサー56により検知された湯量W0がマイコン43に入力され、ステップS2において湯量W0がマイコン43に記憶される。そして、ステップS3において湯沸かし中と判定されると、ステップS4において給湯スイッチ31がON操作されたか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS5において電動ポンプ6が駆動開始され、所望の給湯量W1だけ給湯されると、ステップS6において電動ポンプ6の駆動が停止され、ステップS7において給湯量W1がマイコン43に入力される。ついで、ステップS8において内容器3内の残湯量Wi=W0−W1の演算がなされる。 【0052】そして、ステップS9において残湯量Wiと要給水湯量Wminとの比較がなされ、ここで、Wi≦Wminと判定されると(換言すれば、残湯量が要給水湯量より少なくなっていると判定されると)、空焚きと判定し、ステップS10において電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、ステップS11においてブザー46の吹鳴により空焚き報知がなされ、その後ステップS1へリターンする。 【0053】なお、ステップS3およびステップS9において否定判定された場合にも、ステップS1へリターンする。 【0054】上記したように、本実施の形態においては、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、給湯前の湯量W0から給湯量W1を差し引いた残湯量Wiが要給水湯量Wmin以下となった場合には、空焚きと検知して電気ヒータ4(具体的には、沸騰用ヒータ4A)への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、残湯量Wiが要給水湯量Wminより多い場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続される。 【0055】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備え、前記内容器の温度が異常加熱温度以上に上昇した時に異常加熱と判定して前記加熱手段への通電を停止するように構成した電気貯湯容器において、湯沸かし中に空焚き検知を内容器の温度が所定温度上昇する毎に行う空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設して、湯沸かし中において内容器の温度(即ち、湯温)が所定温度上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止されるようにしたので、湯沸かし動作が中止され、空焚きによる故障発生を未然に防止することができるという効果がある。また、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続されるようになっているため、ユーザにとって使い勝手がよくなるという効果もある。 【0056】請求項2の発明におけるように、請求項1記載の電気貯湯容器において、前記空焚き検知手段による空焚き検知を、保温中の再沸騰中にも行うようにした場合、保温中の再沸騰中ににおいて湯温(具体的には、内容器の温度)が所定温度上昇する毎に空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続される。 【0057】請求項3の発明におけるように、請求項1および2のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、湯沸かし中に前記給湯通路を介しての給湯動作が行われた場合には、前記空焚き検知手段による空焚き検知を、給湯動作中あるいは給湯動作後にも行うようにした場合、給湯動作により内容器内のお湯の残量が少なくなって空焚き状態となると、空焚き検知が行われ、空焚き状態が検知されたときには、加熱手段への通電が強制停止され、湯沸かし動作が中止される。なお、空焚き検知されなかった場合には、湯沸かし動作は継続される。 【0058】請求項4の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路とを備えた電気貯湯容器において、湯沸かし中における前記電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより前記内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間以上となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を停止する強制通電停止手段とを付設して、湯沸かし中における電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間以上となった場合には、空焚きと検知して加熱手段への通電が強制停止されるようにしたので、湯沸かし動作が中止され、空焚きによる故障発生を未然に防止することができるという効果がある。また、電動ポンプの駆動時間が該電動ポンプにより内容器の満量を給湯するに十分な駆動時間未満の場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続されるようになっているため、ユーザにとって使い勝手がよくなるという効果もある。 【0059】請求項5の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検知する温度検知手段と、電動ポンプを具備し、前記内容器内のお湯を外部へ給湯する給湯通路と、該電動ポンプによる給湯量を測定する給湯量測定手段と、前記内容器内の湯量を測定する湯量測定手段とを備えた電気貯湯容器において、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、前記湯量測定手段により測定された給湯前の湯量から前記給湯量測定手段により測定された給湯量を差し引いた残湯量が要給水湯量以下となった場合に空焚きと検知する空焚き検知手段と、該空焚き検知手段により空焚き状態が検知されたときには前記加熱手段への通電を強制停止する強制通電停止手段とを付設して、湯沸かし中に給湯動作が行われた場合には、給湯前の湯量から給湯量を差し引いた残湯量が要給水湯量以下となった場合には、空焚きと検知して加熱手段への通電が強制停止されるようにしたので、湯沸かし動作が中止され、空焚きによる故障発生を未然に防止することができるという効果がある。また、残湯量が要給水湯量より多い場合(換言すれば、空焚き検知されなかった場合)には、湯沸かし動作は継続されるようになっているため、ユーザにとって使い勝手がよくなるという効果もある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003702 【氏名又は名称】タイガー魔法瓶株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市城東区蒲生2丁目1番9号
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| 【出願日】 |
平成13年12月4日(2001.12.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075731 【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開2003−164377(P2003−164377A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−369510(P2001−369510) |
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