| 【発明の名称】 |
カーテンレール構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】関 紀一 【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字下丸子866番地7 株式会社城南製作所内
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単ですっきりした外観を備え、リニアモータ部への防水が可能なカーテンレール構造を提供すること。
【解決手段】磁石列20が長手方向に沿って配置され、外面に開口するガイド溝11が長手方向に沿って形成されたガイドレール7と、磁石列20と共にリニアモータを構成し、通電時にガイドレール7に沿って移動するコイルを有する駆動部8と、カーテン3に連結され、ガイド溝11に沿って移動可能な複数のランナ9と、駆動部8から延びて先端がガイド溝11中に突出したランナガイド10とを備え、ランナガイド10の先端は、カーテン3の開閉端部に取り付けられたランナ9とこれに隣接するランナ9との間に突出され、ガイド溝11にランナガイド10に向かって突出する内側リップ29が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長手方向に沿って磁石列が配置されると共に、外面に開口するガイド溝が長手方向に沿って形成されたガイドレールと、前記磁石列と共にリニアモータを構成し、通電時に前記ガイドレールに沿って移動するコイルを有する駆動部と、カーテンに連結され、前記ガイド溝に沿って移動可能な複数のランナと、前記駆動部から延びて先端が前記ガイド溝中に突出したランナガイドとを備え、該ランナガイドの先端は、前記カーテンの開閉端部に取り付けられたランナとその隣りのランナとの間に突出され、前記ガイド溝に前記ランナガイドに向かって突出する防水用の内側リップが形成されたカーテンレール構造。 【請求項2】 前記ガイド溝が上方に開口すると共に、前記駆動部を収納するガイド空間と前記ガイド溝との間に、上方へ突出する防水突条が形成された請求項1に記載のカーテンレール構造。 【請求項3】 前記ガイド溝の前記防止突条の上部に、前記ランナガイドを挟んで前記防水突条を覆う突条が形成された請求項2に記載のカーテンレール構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータでカーテンを開閉させるカーテンレール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】カーテンレールに、遊動ランナを案内する開口部と駆動ランナの掛止部を通すための開口部を長手方向に沿って設け、カーテンを遊動ランナに取り付け、駆動ランナの掛止部と最端部の遊動ランナとを掛止し、駆動ランナのコイルに通電して、駆動ランナをカーテンレールに沿って移動させることにより、カーテンを電動開閉させるカーテンレール構造が特開平8−131323号公報に開示されている。 【0003】しかし、このカーテンレール構造では、複数の開口部が形成されているので、室内に露出するカーテンレールの幅が厚くなり、また、側方から見た時に駆動ランナの掛止部が遊動ランナの列から外れた位置に飛び出すので体裁が悪い。また、降雨時に窓を開けてあったり、降雨量が多くて窓の内側へ雨水がしみこむと、カーテンレール内へ雨水が侵入し、この結果、カーテンレール内に収納されたリニアモータ部がぬれて、作動不良等を起こす虞がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、構造が簡単ですっきりした外観を備え、リニアモータ部への防水を可能にしたカーテンレール構造の提供を課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のカーテンレール構造は、長手方向に沿って磁石列が配置され、外面に開口するガイド溝が長手方向に沿って形成されたガイドレールと、磁石列と共にリニアモータを構成し、通電時にガイドレールに沿って移動するコイルを有する駆動部と、カーテンに連結され、ガイド溝に沿って移動可能な複数のランナと、駆動部から延びて先端が前記ガイド溝中に突出したランナガイドとを備え、該ランナガイドの先端は、カーテンの開閉端部に取り付けられたランナとその隣りのランナとの間に突出され、ガイド溝にランナガイドに向かって突出する防水用の内側リップが形成されている。 【0006】カーテンを閉じる時は、コイルに通電して、ガイドレールの一端寄りに位置する駆動部及びランナガイドを他端方向へ移動させ、カーテンの開閉端部に取り付けられたランナをランナガイドの先端で他端方向へ押して、カーテンを引きのばす。カーテンを開けるときは、コイルに通電して駆動部に逆向きの駆動力を与え、ランナガイドをガイドレールの一端方向へ移動させ、ランナガイドの先端で隣のランナを一端方向へ押して、カーテンを開く。外部からの雨水は、ガイド溝に形成されたランナガイドに向かって突出する防水用の内側リップによって遮断され、リニアモータ部への防水が可能となっている。 【0007】ガイド溝を上方に開口すると共に、前記駆動部を収納するガイド空間と前記ガイド溝との間に、上方へ突出する防水突条を形成すると、上方からの雨水はさらに防水突条によってその侵入が防止でき、ガイド溝の前記防止突条の上部に、前記ランナガイドを挟んで前記防水突条を覆う突条を形成すると、防水突条の内方への水の落下を防止できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すカーテンレール構造の実施形態は、車両の窓上端に沿って配設された上部カーテンレール1、及び、窓下端に沿って配設された下部カーテンレール2に関し、上部カーテンレール1と下部カーテンレール2との間にはカーテン3が開閉自在に装着されている。上部カーテンレール1は、ブラケット4、クリップ5、取付フランジ6等によって車体に取り付けられ、下部カーテンレール2は、取付フランジ6を介して車体に取り付けられている。 【0009】上部カーテンレール1及び下部カーテンレール2は、それぞれ長手方向に沿って外面に開口するガイド溝11が形成されたガイドレール7と、ガイドレール7に沿って移動可能な駆動部8と、カーテン3に連結され、ガイド溝11に沿って移動可能な複数のランナ9と、駆動部8から延びて先端がガイド溝11中に突出したランナガイド10とを備える。なお、上部カーテンレール1と下部カーテンレール2の各構成部材は、その細部構造が互いに異なるものの、本発明に関する基本的構造はほぼ同様なので、共通する部材に同じ符号を付して説明する。 【0010】ガイドレール7は、断面略矩形のガイド空間12を有するメインレール13と、メインレール13の外側面に取り付けられてブラインドビス14で固定されたサブレール15とから成る。メインレール13には、ガイド空間12の開口部一端から窓の内周方向に延びる第1のフランジ16が一体に形成され、サブレール15には、ガイド空間12の開口部他端寄りから窓の内周方向へ延びる第2のフランジ17が一体に形成される。 【0011】フランジ16,17の内面先端にはそれぞれリップ18が形成され、リップ18よりもやや奥側において、フランジ16,17の内面には互いに対向する内側リップ29がそれぞれ形成され、第1のフランジ16の先端部と第2のフランジ17の先端部間において、リップ18と内側リップ29の間にガイド溝11が形成される。また、フランジ16,17の先端にはリップ18が形成されているので、ガイド溝11の開口部の幅は奥部の幅より狭くなっている。さらに、内側リップ29の先端間には、ランナガイド10を案内する隙間30が形成されるが、内側リップ29の先端は可及的にランナガイド10に近接して防水構造とされている。 【0012】ガイド空間12の一側内面にはヨーク19が配設され、ヨーク19の内側に磁石列20が長手方向に沿って配置される。磁石列20は、複数の永久磁石を、その極性が交互に逆になるよう並べて成る。また、ガイド空間12の他側内面には、コミュテータ21が長手方向に沿って配置され、このコミュテータ21はハーネス22を介して図示しない電源に接続されている(図2)。そして、磁石列20とコミュテータ21との間に駆動部8が、ガイドレール7の長手方向に沿って移動自在に設けられる。なお、ガイド空間12の両端部には、駆動部8が衝突して停止できるように、ダンパーラバー31がそれぞれ装着されている。 【0013】図3に示すように、駆動部8は、磁石列20と共にリニアモータを構成する一対のコイル23を有する。コイル23は磁石列20を構成する永久磁石と対向するようになっており、コイル23に接続された端子24が駆動部8の外面に露出し、図1に示すように、端子24の先端がコミュテータ21に接触している。そして、運転席等に設置された開閉スイッチを操作することにより、コミュテータ21を介してコイル23に通電すると、磁石列20とコイル23により構成されるリニアモータが作動して、コイル23をガイドレール7の長手方向へ移動させる駆動力が発生する。 【0014】ランナ9は、ガイド溝11に係合される頭部25と、ガイド溝11の外側へ露出するループ部26とを有し、ループ部26は頭部25に対してその中心軸を回転中心として回動できるようになっている(図1)。また、上部カーテンレール1に装着されたランナ9には、カーテン3の上端に適宜間隔毎に取り付けられたフック27が係止され、下部カーテンレール2に装着されたランナ9には、カーテン3の下端に適宜間隔毎に取り付けられたフック27が係止されている。なお、ランナ9がガイド溝11の端部から脱出しないように、ガイド溝11の端面はエンドキャップ28で閉鎖されている(図2)。 【0015】図1に示すように、ランナガイド10は、扁平な板体より成り、その基端部が駆動部8に係合されて、駆動部8と共にガイドレール7の長手方向に沿って移動するようになっている。また、ランナガイド10は、第1のフランジ16と第2のフランジ17の間を通過して、その先端がガイド溝11に突出している。ランナガイド10の先端は、カーテン3の開閉端部に装着されたランナ9とその隣りのランナ9との間において、各ランナ9の中心を通る線上に突出される。なお、ランナガイド10は、フランジ16,17の内側リップ29間に形成された隙間30を通るので、ガイドレール7に沿って移動する際にがたつくことはない。 【0016】下部カーテンレール2のガイド溝11は上方に開口すると共に、駆動部8を収納するガイド空間12とガイド溝11との間に、上方へ突出する防水突条32が形成されている。また、ガイド溝11内の防水突条32の上部には、ランナガイド10を挟んで防水突条32を覆うように突条33が形成されている。 【0017】ガイドレール7の一端側に折り畳まれているカーテン3を閉じる場合は、開閉スイッチを閉操作すると、コイル23と対向する永久磁石の磁性に応じた電流がコイル23に給電され、コイル23をガイドレール7の他端方向へ移動させようとする駆動力が発生する。この結果、駆動部8及び駆動部8に係合されたランナガイド10がガイドレール7に沿ってその他端方向へ移動する。すると、ランナガイド10の先端がカーテン3の開閉端部に取り付けられた最端部のランナ9の中心を、ガイドレール7の他端方向へ向かって押し、カーテン3が引っ張られて閉じる。この時、ランナガイド10の先端はランナ9の中心を押すので、ランナ9は引っかかることなくガイドレール7に沿ってスムーズに移動する。 【0018】開閉スイッチを開操作すると、コイル23を逆方向へ移動させようとする駆動力が発生し、駆動部8及びランナガイド10がガイドレール7の一端方向へ移動する。すると、ランナガイド10の先端が最端部のランナ9に隣接する次のランナ9をガイドレール7の一端方向へ押し、さらに、最端部のランナ9以外の全てのランナ9を次々にガイドレール7の一端方向へ押して、カーテン3を開ける。この時も、ランナ9は中心が押されるので、引っかかることはない。 【0019】 【発明の効果】本発明の請求項1によれば、ランナをガイドするガイド溝にランナガイドの先端が突出しているので、ランナガイドの突出した部分が目立たずに体裁が良く、ガイドレールの構造も簡単で済む。また、外部からの雨水は、ガイド溝に形成されたランナガイドに向かって突出する防水用の内側リップによって遮断され、リニアモータ部への防水が可能となる。 【0020】本発明の請求項2によると、上方を開口したガイド溝であっても、駆動部を収納するガイド空間とガイド溝との間に形成された上方へ突出する防水突条によって、上方からの雨水の侵入をさらに防止できる。本発明の請求項3によると、さらに、ガイド溝の防止突条の上部に、ランナガイドを挟んで形成された防水突条を覆う突条により、防水突条の内方への水の落下を防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000146434 【氏名又は名称】株式会社城南製作所 【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字下丸子866番地7
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| 【出願日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082304 【弁理士】 【氏名又は名称】竹本 松司 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325309(P2003−325309A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−138429(P2002−138429) |
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