トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 ローマンシェード
【発明者】 【氏名】橋本 直子
【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目15番4号 株式会社ニチベイ内

【要約】 【課題】多重生地使いのローマンシェードにおいて、その外観を簡単に変化させることができ、その使い勝手を向上させることができるようにする。

【解決手段】ヘッドレール12に形成される前後の壁12a、12bに第1の生地20及び第2の生地22の上端部をそれぞれ取付け、ヘッドレール12から昇降可能に垂下され、それぞれの生地に連結される昇降コード24a、24bの一端部を、それぞれの生地20、22の後面側に配しており、第1の生地20と第2の生地22の上端部のそれぞれの前面及び後面には、ヘッドレール12の前後の壁に着脱可能に取付け可能な接合面21a、21b、23a、23bがそれぞれ設けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヘッドレール(12)に形成される前後の壁(12a、12b)に第1の生地(20)及び第2の生地(22)の上端部をそれぞれ取付け、ヘッドレール(12)から昇降可能に垂下され、それぞれの生地に連結される昇降コード(24a、24b)の一端部を、それぞれの生地の後面側に配したローマンシェードにおいて、第1の生地(20)と第2の生地(22)の上端部のそれぞれの前面及び後面には、ヘッドレール(12)の前後の壁(12a、12b)に着脱可能に取付け可能な接合面(21a、21b、23a、23b)がそれぞれ設けられ、第1の生地(20)及び第2の生地(22)のいずれか一方の生地のいずれかの接合面がヘッドレール(12)の前壁(12a)に取付けられ、他方の生地のいずれかの接合面がヘッドレール(12)の後壁(12b)に取付けられることを特徴とするローマンシェード。
【請求項2】 前記第1の生地(20)及び第2の生地(22)の上部付近には、昇降コード(24a、24b)が挿通可能な挿通孔(20a、22a)が設けられ、第1の生地(20)または第2の生地(22)の接合面のうちの、前記ヘッドレール(12)の前後の壁(12a、12b)に取付けられていない前記接合面(21a、21b、23a、23b)の少なくとも1つに着脱可能にバランス(32)が取付けられ、該バランス(32)によって挿通孔(20a、22a)が覆い隠されることを特徴とする請求項1記載のローマンシェード。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローマンシェードに関し、特に多重生地使いのローマンシェードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローマンシェードとしては、特開2001−211993公報に示されるものがある。これによれば、ヘッドレールに形成される前後の壁に第1の生地及び第2の生地の上端部をそれぞれ取付け、ヘッドレールから昇降可能に垂下され、それぞれの生地に連結される第1及び第2の昇降コードの一端部を、それぞれの生地の後面側に配している。こうして、多重生地使いのローマンシェードとして、ヘッドレールから昇降可能に垂下される昇降コードを操作することによって、第1の生地を昇降させたり、第2の生地を昇降させたりすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のような多重生地使いのローマンシェードにおいて、さらに簡単にその外観を変化させることができ、使い勝手を向上させることができるローマンシェードを提供することをその目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドレールに形成される前後の壁に第1の生地及び第2の生地の上端部をそれぞれ取付け、ヘッドレールから昇降可能に垂下され、それぞれの生地に連結される昇降コードの一端部を、それぞれの生地の後面側に配したローマンシェードにおいて、第1の生地と第2の生地の上端部のそれぞれの前面及び後面には、ヘッドレールの前後の壁に着脱可能に取付け可能な接合面がそれぞれ設けられ、第1の生地及び第2の生地のいずれか一方の生地のいずれかの接合面がヘッドレールの前壁に取付けられ、他方の生地のいずれかの接合面がヘッドレールの後壁に取付けられることを特徴とする。
【0005】第1の生地及び第2の生地のそれぞれの前面及び後面には、接合面が設けられているために、第1の生地のいずれかの接合面をヘッドレールの前壁に取付け、第2の生地のいずれかの接合面をヘッドレールの後壁に取付けて、第1の生地を前側に第2の生地を後側に配置することができる。また、任意には、第1の生地のいずれかの接合面をヘッドレールの後壁に取付けて、第2の生地のいずれかの接合面をヘッドレールの前壁に取付けて、第2の生地を前側に第1の生地を後側に配置することもできる。即ち、2つの生地の前後関係を簡単に入れ替えることができるので、ローマンシェードの外観を手軽に変化させることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記第1の生地及び第2の生地の上部付近には、昇降コードが挿通可能な挿通孔が設けられ、第1の生地または第2の生地の接合面のうちの、前記ヘッドレールの前後の壁に取付けられていない前記接合面の少なくとも1つに着脱可能にバランスが取付けられ、該バランスによって挿通孔が覆い隠されることを特徴とする。
【0007】前記挿通孔を利用することにより、本来の昇降コードと生地との間の前後関係がどのようなものであっても、必ず昇降コードを第1の生地または第2の生地の後面側を配回すようにすることができる。また、バランスによって、昇降コードを配回すための挿通孔を覆い隠すことができる。バランスも、第1の生地または第2の生地の接合面を利用して取付けられるために、簡単に取付けることができると共に、適当な位置に設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1から図5は本発明のローマンシェードの実施形態を表す図である。
【0009】図において、ローマンシェード10は、壁面または天井面等にブラケット13によって、取り付けられるヘッドレール12を有している。ヘッドレール12は、図4に示すように、天板部12eと、該天板部12eの前後から適宜間隔を隔てて垂下する前壁12a及び後壁12bとを有している。前壁12aと後壁12bの下部には、前側レール部12cと後側レール部12dとがそれぞれ形成されており、各レール部12c、12dには、それぞれ複数のコード挿通リング14がヘッドレール12の長手方向の任意の位置に取り付けられる。
【0010】図1及び図4に示したように、ヘッドレール12の前壁12aと後壁12bには、第1の生地20及び第2の生地22の上端部がそれぞれ取り付けられる。即ち、ヘッドレール12の前壁12aと後壁12bには、それぞれ面ファスナ16a、16bが取り付けられている。一方、第1の生地20の上端部の前後面には、面ファスナ(接合面)21a、21bが固着され、第2の生地22の上端部の前後面には、面ファスナ(接合面)23a、23bが固着される。そして、図1及び図4の状態では、ヘッドレール12の前壁12aの面ファスナ16aに、第1の生地20の後面に固着された面ファスナ21bが着脱可能に取付けられており、ヘッドレール12の後壁12bの面ファスナ16bに、第2の生地22の前面に固着された面ファスナ23aが着脱可能に取付けられている。第1の生地20と第2の生地22とは、全く同一の生地としてもよいが、異なる種類の生地とすることが望ましい。例えば、2つの生地の柄、色を互いに変えたり、遮光率を互いに変えたりすることができる。
【0011】第1の生地20及び第2の生地22の面ファスナ21a、21b及び23a、23bが固着された上端部よりもやや下方にある上部には、後述の昇降コード24a、24bが挿通するための挿通孔20a、22aが穿設されている。また、第1の生地20及び第2の生地22の後面には、それぞれその幅方向に所定間隔をあけて、且つ上下方向方向に所定間隔をあけて、複数のコードリング25a及びコードリング25bが取り付けられている。
【0012】前側レール部12cに取り付けられたコード挿通リング14には、複数の第1の昇降コード24aが挿通される。各第1の昇降コード24aの一端部は、対応する所定のコード挿通リング14から垂下されて、第1の生地20の後面側に沿って、前記複数のコードリング25aを挿通して、上下方向に配され、第1の生地20の下端に取り付けられたウエイトバー26aまたは最下端のコードリング25a1に連結される。また、第1の昇降コード24aの他端部は、コード挿通リング14を挿通して、ヘッドレール12の幅方向内側に設けられた停止手段であるストッパ28aを挿通した後、ヘッドレール12の右端部から垂下されて、操作つまみ30aに連結される。
【0013】また、後側レール部12dに取り付けられたコード挿通リング14には、複数の第2の昇降コード24bが挿通される。各第2の昇降コード24bの一端部は、対応する所定のコード挿通リング14から垂下されて、次いで、第2の生地22の前記挿通孔22aを挿通して、第2の生地22の前面側から後面側へと導かれ、さらに、第2の生地22の後面側に沿って、前記複数のコードリング25bを挿通して、上下方向に配され、第2の生地22の下端に取り付けられたウエイトバー26bまたは最下端のコードリング25b1に連結される。また、第2の昇降コード24bの他端部は、コード挿通リング14を挿通して、ヘッドレール12の幅方向内側に設けられた停止手段であるストッパ28bを挿通した後、ヘッドレール12の左端部から垂下されて、操作つまみ30bに連結される。
【0014】また、第1の生地20の前面側には、バランス32が取り付けられる。即ち、第1の生地20の前面に固着された面ファスナ21aには、バランス32の上端部に固着された面ファスナ33が着脱可能に接合している。バランス32は、第1の生地20の挿通孔20aを覆い隠すことができるだけの高さを持っている。バランス32は、第1の生地20と全く同じ色・柄の生地とすることができ、または第1の生地20との組み合わせが優れた生地とすることもできる。
【0015】以上のように構成されるローマンシェードにおいて、図1に示すように、第1の生地20と第2の生地22とがそれぞれ下降している状態では、第1の生地20が露出している。操作つまみ30aを操作すると、第1の生地20を昇降させることができる。例えば、第1の生地20を上昇させる場合には、操作つまみ30aを下方に引き下ろすことにより、第1の昇降コード24aの一端が上昇し、第1の生地20にひだを形成しながら、ウエイトバー26aが上昇する。そして、第1の昇降コード24aの一端が順次コードリング25aに当接し、第1の生地20は隣接するコードリング25a間でひだを形成しながら、たくし上げられる(図2参照)。この第1の生地20がたくし上げられていくと、後側に配置された第2の生地22が露出される。
【0016】操作つまみ30aの引き下ろし操作を緩めると、ストッパ28aが締結して、第1の昇降コード24aの移動が停止される。第1の生地20を下降させる場合には、操作つまみ30aを操作して(下方に少し引き下ろして)、ストッパ28aの締結を解除し、ウエイトバー26a及び第1の生地20の自重により下降させる。
【0017】第2の生地22についても同様に操作することができ、操作つまみ30bを操作すると、第2の生地22を昇降させることができる。
【0018】ところで、図1のように第1の生地20と第2の生地22の前後関係を設定した後に、その前後関係を入れ替えることが所望される場合がある。このような場合には、第1の生地20及び第2の生地22をそれぞれヘッドレール12から取り外して、配置を交換する。第1の生地20及び第2の生地22をヘッドレール12から取り外すのは、それぞれ第1の生地20の面ファスナ21b及び第2の生地22の面ファスナ23aを、ヘッドレール12の面ファスナ16a、16bから取り外して、昇降コード24a、24bの一端部と第1の生地20及び第2の生地22の連結も外せばよく、簡単にできる。そして、ヘッドレール12の後壁12bの面ファスナ16bに第1の生地20の面ファスナ21aを取付け、ヘッドレール12の前壁12aの面ファスナ16aに第2の生地22の面ファスナ23bを取付ける。そして、第2の生地22の後面側の上下方向に、第1の昇降コード24aの一端部を配して、該一端部を第2の生地22のコードリング25bに挿通させた後、下端に取り付けられたウエイトバー26bまたは最下端のコードリング25b1に連結する。また、第1の生地20の挿通孔20aに第2の昇降コード24bの一端部を挿通させて、さらに該一端部を第1の生地20の後面側の上下方向に配して、第1の生地20のコードリング25aに挿通させた後、第1の生地20の下端に取り付けられたウエイトバー26aまたは最下端のコードリング25a1に連結する。こうして、簡単に、交換作業を行うことができる(図3、図5参照)。また、先と同じバランスまたは第2の生地22に適合する別のバランス32を第2の生地22の前面に固着された面ファスナ23aに着脱可能に取り付けるとよい。
【0019】図3に示すように、交換後は、第1の生地20と第2の生地22とがそれぞれ下降している状態において、第2の生地22が露出することになる。
【0020】このように簡単に第1の生地20と第2の生地22との前後関係を入れ替えることができるために、部屋の雰囲気などを手軽に変化させることができるようになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、第1の生地及び第2の生地のそれぞれの前面及び後面に接合面が設けられているために、任意の生地をヘッドレールの前壁または後壁に着脱可能に取付けることができ、よって任意の生地を前側にまたは後側に配置することができて、ローマンシェードの外観を手軽に変化させることができる。
【出願人】 【識別番号】000134958
【氏名又は名称】株式会社ニチベイ
【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目15番4号
【出願日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【代理人】 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子 (外3名)
【公開番号】 特開2003−169746(P2003−169746A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−374294(P2001−374294)