| 【発明の名称】 |
地震災害から文化財等を保護する方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 共尚
【氏名】山根 昇
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| 【要約】 |
【課題】文化財等を地震から保護する方法は、従来技術でも十分とは言えないが、それなりに対応出来ている。しかし、地震により展示場の部分破壊が天井に生じた場合、コンクリート破片等が多く落下して文化財等が次々と破損する。この落下物から文化財を保護する対策が必要である。
【解決手段】通常展示では、開口部を塞ぐドアー10は立った状態で、ドアー移動ストッパー24によって移動が止められているが、地震発生時、2枚一対の開閉板16を開とし、文化財等を保護袋内に保管する。上記地震発生で、一連作動中、2枚一対の開閉板16が45度以上開いた時、ドアー移動開始用スイッチ18が、開閉板16が確実に開いた事を検知し、ドアー移動ストッパー24が下がり、ドアー10は自重で移動して、保護袋上側開口部を完全に塞ぎ、地震から確実に文化財等を保護できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地震発生で地震検知装置が地震を検知し、その信号で駆動装置を作動させ、展示台に設置した2枚一対の開閉板が開き、貴重な文化財等を、開閉板下部に設置した保護袋内に保管した時、保護袋上側に開口部が残るため、地震での天井部崩壊による落下物が開口部を通して、保管した文化財等を破損する可能性が高いため、これを防護する目的で、保護袋上側開口部を塞ぎ、地震災害から文化財等を保護する方法。 【請求項2】 地震発生で、2枚一対の開閉板が、一定角度以上開に作動した後に、保護袋上側の開口部を塞ぐように、開閉板の開から開口部を塞ぐ動作開始迄に、時間差を有する事を特徴とする、地震災害から文化財等を保護する方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、地震から文化財等を保護する方法に関し、より具体的には、地震災害から文化財等保護に適した、地震災害防止方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の技術では、地震発生時の振動を減衰させる方法が主流で、展示台または建物全体を実施していた。また、振動を減衰させる方法でなく、地震発生時地震検知装置が地震を検知し、その信号で駆動装置が作動して、2枚一対の開閉板が開き、開閉板下部に設置した保護袋内に文化財を保管する方法(本件発明者出願、特願2000−047290号)がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】最初に発生した地震に対応した技術は、従来方法で十分とは言えないが、それなりに対応は出来ている。しかし、地震で展示場の部分崩壊で天井からコンクリート破片等が落下する事による、文化財等の破損は免れない。一番安全対策が施されていた保護方法(特願2000−047290号)でも、初震で2枚一対の開閉板が開いて、文化財等が保護袋内に保管されても、保護袋上側に開いている開口部を塞ぐ対策が必要である。また、開口部を塞ぐ時、まだ貴重な文化財等が保護袋内に保管される途中で、塞ぐ作業が実施されると、文化財等が破損する可能性が有るため、文化財等が確実に保護袋内に保管された後に、開口部を塞ぐ、時間差も必要である。 【0004】 【目的】本発明は、課題(本件発明者出願の特願2000−047290号)にもあるように、最初の地震で、2枚一対の開閉板が開き、保護袋内に保管した文化財等を、展示場の天井等の崩壊で、コンクリート破片などの落下物が、保護袋上側に開いた開口部より入り、文化財等の破損が生じる、この破損防止を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係わる地震災害から文化財等を確実に保護する方法は、課題にて触れた通り、地震による建物の部分崩壊で、天井より落下するコンクリート破片等により、文化財等の破損を防止するため。 【0006】地震発生で文化財等を保護袋内に保管した後に、保護袋上側開口部を塞ぐ事を特徴とする。 【0007】塞ぐ方法には、2枚一対の開閉板を元の位置に戻す方法、またシャッターで閉じる方法等各種ある。本発明は、開口部を確実に閉じ、しかも安価な方法を採用した。 【0008】その方法は、地震発生で、地震検知装置が地震を検知し、その信号で駆動装置が作動して、2枚一対の開閉板が開き、文化財等が保護袋内に保管されるが、その一連動作中で、開閉板が45度以上開いた時、開口部を塞ぐドアー移動開始用スイッチが入り、ロータリーソレノイドが作動し、ドアー移動ストッパーピンが作動して、立てていたドアーが、ドアーの自重により移動し、開口部が確実に塞がれる。また、2枚一対の開閉板が開いてから、開口部を塞ぐドアーが移動開始までに、時間差が有ることを特徴とする。 【0009】この時間差の必要性は、2枚一対の開閉板を開く作業と、開口部を塞ぐドアー閉の作業が、同時に開始されると、文化財等が保護袋内に保管される前に、ドアーの移動により文化財等を破損する可能性があるため、安全上必要である。 【0010】地震発生後、文化財等が保護袋内に保管され、保護袋上側開口部が塞がれた後は、大きな余震が続いて、天井からの落下物が展示台上に落下しても、保護袋内に保管された文化財等は、確実に保護できる事を特徴とする。 【0011】 【実施例】以下 、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。 【0012】図1は、本発明の一実施例で、地震発生でドアーが作動した状態での正面図を示し、図2は、図1の平面図を示し、図3は、本発明の一実施例でドアー不作動時の正面図を示し、図4は、図3の平面図を示し、図5は、本発明の一実施例で回路ブロック図を示す。 【0013】本発明の一実施例では、図3及び図4が示す通り、通常の展示では、ドアー10は立った状態で、ドアーストッパー24が、ドアー下側の中央部で移動を止めている。 【0014】地震が発生したとき、図1及び図2で示す状態となる。以上の状態迄の過程を図5で示す回路ブロック図で説明すると、地震発生で、地震検知センサー28が地震を検知し、その信号をコントロールスイッチ30を介してパワーリレー32を作動させ、ロータリーソレノイド36を駆動させて、2枚一対の開閉板16を開とし、文化財等を保護袋内に保管する。 【0015】以上の一連作動中に、2枚一対の開閉板16が、45度以上開くと、ドアー移動開始用スイッチ18が、開閉板16が開いた事を検知し、その信号でパワーリレー34を作動させ、ロータリーソレノイド26を駆動して、ドアー移動ストッパー24を下げ、ドアー10は自重で、ガイドレール22に沿って移動して、保護袋上側開口部を完全に塞ぐ。 【0016】ドアー10の移動は、図4で示す展示台20に設置された、2本平行なガイドレール22に沿って、ドアー10の下側に取り付けられている、スライドベアリング12によって滑らかにドアー10は移動ができる。 【0017】スライドベアリング12は、ボルト14にて、図4で示すドアー10下側の両側に取り付けられている。 【0018】またスライドベアリング12は、ドアー10が平行に移動出来るように、ガイドレール22内で移動方向に複数個配置されている。 【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、地震発生で、地震検知から2枚一対の開閉板が開き、保護袋内に文化財等を保管した後、一定の時間差で、保護袋上側の開口部を完全に塞ぎ、地震から文化財等を確実に保護する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597037555 【氏名又は名称】金子 共尚 【識別番号】300022445 【氏名又は名称】山根 昇
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| 【出願日】 |
平成14年1月29日(2002.1.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−219936(P2003−219936A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−59513(P2002−59513) |
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