| 【発明の名称】 |
ブック状物陳列具 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 隆 【住所又は居所】愛知県名古屋市昭和区塩付通一の三九 三洋スーパースタンド株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物をその表面側が前方に向くように載置でき、単行本やCD等の商品を購買者の視覚を通じその購買意欲を高めるような状態で複数陳列できるブック状物陳列具を提供する。
【解決手段】横設された水平杆部材Aに上方から嵌め込んで取着する取付基部1と前方へ水平姿勢に延びる前方張出部2とを有するスライドフック3に、ブック状の陳列対象物を縦置きに載置するトレイ4を設け、さらに、このトレイ4には載置された陳列対象物の表面あるいは裏面を支持して陳列対象物の前後方向への転落を防止する前後転落防止部材(セパレータ)6と陳列対象物の両側端部を支持して陳列対象物の側方への転落を防止する側部転落防止部材(サイドガード)5を設け、一方の側部転落防止部材5から他方の側部転落防止部材5の内法が陳列対象物の横幅と略同一長さとなるように形成したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 横設された水平杆部材に上方から嵌め込んで取着する取付基部と、前記取付基部から前方へ水平姿勢に延びる前方張出部と、前記前方張出部に前後方向へスライド可能に載設され且つその上面に単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物を縦置きに載置するトレイとを備え、前記トレイには載置された陳列対象物の表面あるいは裏面を支持して陳列対象物の前後方向への転落を防止する前後転落防止部材を設けると共に陳列対象物の両側端部を支持して陳列対象物の側方への転落を防止する側部転落防止部材を設け、一方の側部転落防止部材から他方の側部転落防止部材の内法が陳列対象物の横幅と略同一長さとなるように形成したことを特徴とするブック状物陳列具。 【請求項2】 前記トレイの幅方向に前記側部転落防止部材の内法調整用の被着部を複数設けたことを特徴とする請求項1記載のブック状物陳列具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブック状物陳列具に係り、さらに詳しくは、単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物をその表面側が購買者に視認しうるように複数陳列することができるようにしたブック状物陳列具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】単行本、CD、DVDあるいはビデオテープといった商品が書店やレコード店等において販売される場合、当該商品の最も一般的な陳列方法として、棚板を水平に複数段設けてなる通常の書棚に単行本等を背表紙側が見えるように陳列する方法が広く行われている。しかしながら、単行本やCD等の商品の背表紙には、そのスペース上の制約から、せいぜいタイトル、著者名、アーティスト名、あるいは商品名等の必要最小限の情報のみしか記載されていない。そのため、これら商品の購買者は実際に商品を購入する場合、このような限られた情報から商品を選択しているというのが現状である。 【0003】一方、単行本やCD等の商品は、その表面に比較的広いスペースを有することから、タイトルや著者名等の他に、例えば、著者・アーティストの顔写真が掲載されていたり、単行本内に登場する主人公が描かれていたり、あるいは購買者の購買意欲を起こさせるようなデザインが施されている。そこで、従来より単行本やCD等の商品の表面が購買者の視覚に認識されるような商品の陳列方法が望まれており、最近では、例えば、図7に示すような雛段状に棚板を配した陳列棚によって商品を陳列するという方法も行われるようになっている。しかしながら、このような雛段状の陳列棚の場合、その構造上必然的に奥行きDを多くとらなければならないため、陳列棚自体が大きくなり売り場面積の狭いような店舗には適さないという問題があった。また、雛段状の陳列棚の場合、やはり構造上の制約から棚板の前後方向の幅Lがとれないため、どうしても商品の陳列数が限られてしまうといった問題も存していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物がその表面側を向くように載置するトレイを前後方向へスライド可能に設けて、単行本やCD等の商品を購買者の視覚を通じその購買意欲を高めるような状態で複数陳列でき、さらに、いずれかの箇所に横設された水平杆部材に取付基部によって簡単に取着できると共に、その設置スペースも縮小し得るブック状物陳列具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係るブック状物陳列具は、横設された水平杆部材に上方から嵌め込んで取着する取付基部と、前記取付基部から前方へ水平姿勢に延びる前方張出部と、前記前方張出部に前後方向へスライド可能に載設され且つその上面に単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物を載置するトレイとを備え、前記トレイには載置された陳列対象物の表面あるいは裏面を支持して陳列対象物の前後方向への転落を防止する前後転落防止部材を設けると共に陳列対象物の両側端部を支持して陳列対象物の側方への転落を防止する側部転落防止部材を設け、一方の側部転落防止部材から他方の側部転落防止部材の内法が陳列対象物の横幅と略同一長さとなるように形成したことを特徴とするものである。なお、ここにいう「ブック状の陳列対象物」とは、単行本等の書籍、CD、DVD、MO、ビデオテープ、カセットテープ等の情報記録媒体その他これらに類するもので一定のサイズのものを意味する。また、「内法」とは、側部転落防止部材自体の幅を加えないで両側部転落防止部材の間を測った寸法を意味する。 【0006】また、上記ブック状物陳列具は、その構成要素であるトレイの幅方向に側部転落防止部材の内法調整用の孔(被着部)を複数設けることが好ましい。このようにトレイの幅方向に側部転落防止部材の内法調整用の被着部を設けることにより、載置される陳列対象物の横幅に応じて内法を自由に調整できることになるため、ブック状物陳列具の汎用性が増大することになる。 【0007】 【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るブック状物陳列具の斜視図、図2は分解斜視図、図3は平面図、図4は図3のI−I断面図、図5は図3のII−II断面図である。図において、本実施の形態に係るブック状物陳列具は、取付基部1及び該取付基部1から前方へ水平姿勢に延びる前方張出部2とを備えたスライドフック3と、上面に単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物が載置されるトレイ4と、該トレイ4上の陳列対象物の前後方向への転落を防止する前後転落防止部材としてのサイドガード5と、陳列対象物の側方への転落を防止する側部転落防止部材としてのセパレータ6とによって概略構成されている。 【0008】前記スライドフック3は、金属製の一本の剛性線材を複数箇所で折曲して形成されており、一方側が横設された水平杆部材Aに上方から嵌め込んで取着する取付基部1とされ、他方側が後述するトレイ4を支持すると共にスライドさせるための前方張出部2として構成されている。これをさらに具体的に説明すると、取付基部1は水平杆部材Aの前面に当接する前当部1a,1aと、水平杆部材Aの上面に当接する上当部1b,1bと、水平杆部材Aの後面側を支持する後側支持部1c,1cとがそれぞれ形成されるように剛性線材を複数箇所で折曲し、さらに後側支持部1c,1cの中央部を溶接して形成されている。前記前方張出部2は、取付基部1の前当部1a,1aを折曲し、前方へ水平姿勢に延びて、その前端部を2箇所折曲して略U字型となるように形成されている。7は、スライドフック3を水平杆部材Aに取着した際にスライドフック3がぐらついたり外れてしまうことを防止するための固定杆である。なお、本実施の形態においては、スライドフック3を一本の剛性線材を折曲して形成する例を示しているが、もちろんこれに限定されるわけではない。 【0009】前記トレイ4は、矩形状の鋼板を適宜折り曲げて形成されている。すなわち、上壁10と、該上壁10の前縁部から垂直に下方へ折曲られた前壁11、及び上壁10の左右縁部からそれぞれ内側に向けて斜め下方に折曲られた側壁12,12を備えて構成されている。また、上壁10は5箇所に切り込みを入れ、該切り込み部分が下方へL字型に折り曲げられている。このうちの4箇所は前記したスライドフック3の前方張出部2のスライドをガイドする案内片13で、1箇所は前記トレイ4がスライドフック3から抜け落ちることを防止するストッパ片14である。さらに、上壁10の前後縁部のそれぞれには幅方向に後述するサイドガード5の内法調整用の孔15が複数穿設されている。また、左右の側壁12,12にはそれぞれ後述するセパレータ6を取り付けるための穴16が複数穿設されていると共に、該穴16の上部にセパレータ6を取付けた際、セパレータ6のずれを防止するための溝17が設けられている。 【0010】前記サイドガード5は、一本の剛性線材の両端部を下方に折曲しトレイ4の孔15に取り付けるための取付部5a,5aと、該サイドガード5を取り付けた場合に左右のサイドガード5,5の内法を調整する役割を果たす水平部5b,5bと、該水平部5b,5bから上方に折曲されてトレイ4上に載置された陳列対象物を側方から支持する支持部5cとから構成されている。 【0011】前記セパレータ6は、サイドガード5と同様に一本の剛性線材の複数箇所を折曲して形成されており、両端部を内側に折曲しトレイ4の穴16に取り付けるための取着部6a,6aと、該取着部6a,6aを上方へ略コ字型に折曲しトレイ4上に載置された陳列対象物を前あるいは後から支持する仕切部6bとから構成されている。 【0012】なお、サイドガード5及びセパレータ6は、製作の容易さ、コスト等を考慮すると、本実施の形態に示したように一本の剛性線材を折曲して形成することが好ましいが、もちろんこれに限定されるわけではなく、例えば、サイドガード5及びセパレータ6によって陳列対象物を支持する部分を板状のものにする等、その形状を種々変更することが可能である。 【0013】ここで、サイドガード5と前記したトレイ4の孔15との関係を説明する。孔15はトレイ4の上壁10の幅方向に複数設けられているが、サイドガード5を取り付けると左右のサイドガード5の内法が陳列対象物の横幅と合致するような間隔が採られている。すなわち、本実施の形態に係るブック状物陳列具は左右に3個づつの計6個の孔15がそれぞれ前後に穿設されているが、一番外側の孔15にサイドガード5を取着すると、図6(a)に示すようにトレイ4上に横幅167mmの単行本を載置した際、この単行本がちょうどサイドガード5の内法に合致するようになっている。また、外側から2番目の孔15にサイドガード5を取着すると、図6(b)に示すようにトレイ4上に横幅145mmのCDを載置した際、このCDがちょうどサイドガード5の内法に合致するようになっており、外側から3番目の孔15にサイドガード5を取着すると、図6(c)に示すようにトレイ4上に横幅105mmの単行本を載置した際、この単行本がちょうどサイドガード5の内法に合致するようになっている。このように、一方のサイドガード5から他方のサイドガード5の内法が陳列対象物の横幅と略同一長さとなるようにしていることから、単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物をその表面側が前方に向くように載置でき、単行本やCD等の商品を購買者の視覚を通じその購買意欲を高めるような状態で複数陳列できるようになっている。また、トレイ4の孔15によって内法を調整できるため、サイドガード5の取着箇所を替えるだけで種々の商品に対応することができる。 【0014】次に上記のように構成された本実施の形態に係るブック状物陳列具の組立て及び使用方法について説明する。ブック状物陳列具を組み立てる場合、まず、スライドフック3の前方張出部2をトレイ4の案内片13に沿うように挿入してスライドフック3をトレイ4に取り付ける。次いで、サイドガード5の取付部5a,5aを陳列対象物に対応するようにトレイ4の孔15に装着すると共に、セパレータ6の取着部6a,6aをトレイ4の穴16に装着する。なお、セパレータ6は陳列対象物の陳列数に合わせてその取着位置を自由に調節することができる。このように組み立てられたブック状物陳列具の取付基部1を商品棚等に横設された水平杆部材Aに上方から嵌め込んで取着し、トレイ4の上面にCD等のブック状の陳列対象物を縦置きに載置する。そして、顧客が陳列対象物を手に取る場合、必要に応じてトレイ4を前方にスライドさせれば、容易に陳列対象物を手にすることができる。 【0015】なお、上記のように構成された本実施の形態に係るブック状物陳列具は、その利用方法に応じて種々の使用状態を選択することができ、また、その使用状態によって種々の利点を有している。例えば、ブック状物陳列具は、取付基部1を水平杆部材Aに取り付けるだけで使用可能であることから、あえてブック状物陳列具を取り付けるための専用の棚を用意する必要がなく、既存の商品棚等を利用することができる。従って、コンビニエンスストアの商品棚の空いているスペースを有効利用することなども可能である。また、例えば、ブック状物陳列具を左右・上下に複数並設したとしても、ブック状物陳列具のトレイ4は前後へスライドするようになっていることから、トレイ4を前方に引き出して陳列対象物の取り出しや入れ替えを行えば、左右・上下の陳列具が邪魔になることなくこれらの作業を行うことができる。 【0016】 【発明の効果】以上のように、本発明に係るブック状物陳列具は、単行本あるいはCD等のブック状の陳列対象物がその表面側を向くように載置するトレイを前後方向へスライド可能に設けて構成していることから、単行本やCD等の商品を購買者の視覚を通じその購買意欲を高めるような状態で複数陳列でき、また、いずれかの箇所に横設された水平杆部材に取付基部によって簡単に取着できると共に、その設置スペースも縮小することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593113422 【氏名又は名称】三洋スーパースタンド株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市昭和区塩付通一の三九
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| 【出願日】 |
平成13年12月20日(2001.12.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112531 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩二
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| 【公開番号】 |
特開2003−180493(P2003−180493A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−388266(P2001−388266) |
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