| 【発明の名称】 |
ヒーター内蔵車両用シート |
| 【発明者】 |
【氏名】松下 佳史 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1 高島屋日発工業株式会社内
【氏名】篠田 正英 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1 高島屋日発工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】部品点数が少なくて組み付け作業を容易に行うことができ、また生産コストの低減化も図ることが、更にはシートデザインの自由度を大幅に拡げることができるヒーター内蔵車両用シートを提供すること。
【解決手段】裏面側にホットメルト接着剤4を介してヒーター線3が貼り付けられているシートカバー1を、シートパッド2の表面に被覆したことものとした。なお、前記ヒーター線3の露出面が、シート状の裏打ち材により被覆保護されているものとすることもできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 裏面側にホットメルト接着剤を介してヒーター線が貼り付けられているシートカバーを、シートパッドの表面に被覆したことを特徴とするヒーター内蔵車両用シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、部品点数が少なくて組み付け作業を容易に行うことができ、また生産コストの低減化も図ることができるヒーター内蔵車両用シートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、自動車用シート等にヒーターを内蔵させたものが知られている。具体的な構造としては、例えば図6に示されるように、シートカバー21とシートパッド22との間にシート状のヒーターユニット23を設けたものや、図7に示されるように、シートパッド22を上下の分割タイプとして下側パッド22aの表面にヒーターユニット23を粘着テープ等で固定し、上側パッド22bで挟み込むようにしたものが知られている。 【0003】しかしながら、従来のヒーターユニット23はヒーター線をスラブウレタンからなる板状体でサンドイッチした構造であり、該板状体による剛性の増加から座り心地を著しく低下させるという問題点や、部品点数が多くて組み付け作業が煩雑になるとともに生産コストの増加を招くという問題点があった。また、後者のものにおいては、ヒーターユニット23と座面の間に上側パッド22bが介在するためにヒーター効率が著しく低下するという問題点もあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような従来の問題点を解決して、快適な座り心地を確保することができ、また部品点数が少なくて組み付け作業を容易に行うことができるとともに生産コストの低減化も図ることができ、更には優れたヒーター効率を発揮することができるヒーター内蔵車両用シートを提供することを目的として完成されたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明のヒーター内蔵車両用シートは、裏面側にホットメルト接着剤を介してヒーター線が貼り付けられているシートカバーを、シートパッドの表面に被覆したことを特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図面は、本発明を自動車用シートのシートクッションに適用した場合を示すものであって、図中1はシートカバー、2はシートパッド、3は該シートカバー1とシートパッド2の間に設けられたシート状のヒーター線である。そして本発明では、裏面側にホットメルト接着剤4を介してヒーター線3が貼り付けられているシートカバー1を、シートパッド2の表面に被覆したものとなっている。 【0007】即ち、図示されるように、ヒーター線3は従来のように比較的厚みのあるスラブウレタンからなる板状体でサンドイッチしたユニット構造と異なり、ヒーター線3が例えばフィルム状に形成されたホットメルト接着剤4を介してシートカバー1の裏面に直接貼着したものとなっている。そして、このようなヒーター線3を使用することによって、スラブウレタンの板状体を使用した従来のものに比べて、剛性感がなく快適な座り心地を確保することができ、また部品点数が少なくて組み付け作業を容易に行うことができるとともに生産コストの低減化も図ることができ、更にはシートデザインの自由度を大幅に拡げることができるという効果を発揮する。 【0008】前記フィルム状に形成されたホットメルト接着剤4は、ヒーター線3をシートカバー1の裏面に直接貼着するためのものであって、このような薄膜状の接着剤によりヒーター線3を固定することにより、組み付け作業を極めて容易に行えるものとし、また剛性感がなく快適な座り心地を確保するとともに、直接にシート表面を加熱して優れたヒーター効率を発揮するのである。なお、ホットメルト接着剤にかえフィルム状のホットメルト不織布や接着剤を塗布したシート部材を利用することもできる。 【0009】また、図2に示されるように、ヒーター線3の露出面がシート状の裏打ち材5により被覆保護されているものとすることもでき、この場合にはヒーター線3の位置ズレを的確に防止することができ、また耐久性の向上も図ることができ好ましい。なお、裏打ち材5としては、例えばトリコット繊維からなる織物や不織布等を用いることができる。 【0010】このような車両用シートは、以下のような方法によって簡単に生産することが可能である。例えば、図3に示されるように、複数個のピン11を立設した固定治具10を用いてヒーター線3を所定形状に仮固定しておき、次いで、図4に示されるように、該固定治具10とシートカバー1をセットした圧締定盤12とをホットメルト接着剤4を介して所定温度によりホットプレスあるいは冷間プレスで圧締してヒーター線3がシートカバー1の裏面側に直接貼り付けられたものを生産する。次いで、図5に示されるように、裏面側にヒーター線3が貼り付けられているシートカバー1をシートパッド2上に圧締後、スチーム加熱・冷却・放冷処理を行うことで容易にヒーター内蔵車両用シートが得られる。 【0011】このように構成したものは、裏面側にホットメルト接着剤4を介してヒーター線3が貼り付けられているシートカバー1を、シートパッド2の表面に被覆した構造となっているので、シート使用時においてヒーター線3が位置ずれを生じることもなく、また従来のように厚みのあるスラブウレタンを使用していないので剛性感がなく快適な座り心地を確保することができることとなる。しかも、一般的なシートの接着成形手段を利用してヒーター線3を同時に内蔵させることができ、優れた生産効率を達成することも可能となり、更にはシートデザインの自由度を大幅に拡げることができることとなる。 【0012】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明は快適な座り心地を確保することができ、また部品点数が少なくて組み付け作業を容易に行うことができるとともに生産コストの低減化も図ることができ、更には優れたヒーター効率を発揮することができるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃したヒーター内蔵車両用シートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000169916 【氏名又は名称】高島屋日発工業株式会社 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1
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| 【出願日】 |
平成14年1月29日(2002.1.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078101 【弁理士】 【氏名又は名称】綿貫 達雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−219934(P2003−219934A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−20137(P2002−20137) |
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