| 【発明の名称】 |
シートバック用背裏ボード |
| 【発明者】 |
【氏名】堀 信子 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1 高島屋日発工業株式会社内
【氏名】近藤 芳子 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1 高島屋日発工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】部品点数および製造工数を削減して安価に量産することができるうえに、足元のフロアスペースを広く確保することができる体裁のよいポケット付きのシートバック用背裏ボードを提供する。
【解決手段】上側覆板部2と下側覆板部3と左右の側覆板部4、4に囲まれる主覆板部1が、左右の側覆板部4、4の下半分と下側覆板部3とに連設された下半前覆板部1aと、この下半前覆板部1aの板面より奥まった位置において左右の側覆板部4、4の上半分と上側覆板部2とに連設されている上半前覆板部1bとよりなり、シートバック本体11の背面に前記上半前覆板部1bを添わせて装着したとき、下半前覆板部1aとシートバック本体11の背面下半部との間にポケット部14が形成されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上側覆板部と下側覆板部と左右の側覆板部に囲まれる主覆板部が、左右の側覆板部の下半分と下側覆板部とに連設された下半前覆板部と、この下半前覆板部の板面より奥まった位置において左右の側覆板部の上半分と上側覆板部とに連設されている上半前覆板部とよりなり、シートバック本体の背面に前記上半前覆板部を添わせて装着したとき、下半前覆板部とシートバック本体の背面下半部との間にポケット部が形成されるようにしたことを特徴とするシートバック用背裏ボード。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、背面にポケット部を具備した自動車などの車両のシートバックを安価に量産することができるシートバック用背裏ボードに関するものである。 【0002】 【従来の技術】新聞や雑誌等を車両のシートバックの背面に収納するためには、例えば、図4に示すように、シートバック本体11を覆うシートカバー12の背面下半部に合成樹脂シートやネットなどのポケット材料13によるポケット部14を設けてこのポケット部14に収納していた。従って、従来のシートバック本体11の背面は平板状の背裏ボードをポケット部14付きのシートカバー12で被覆したものとなり、部品点数が多くなるとともに、ポケット部14付きのシートカバー12はコスト面で問題のあるものであった。また、従来のポケット部14に新聞や雑誌等を収納するとその分だけ背面より膨出することとなって、足元のフロアスペースを狭くしてしまうため、人に圧迫感を与えるとともに脚部を伸ばして十分リラックスすることができないという問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとするところは上記した従来の問題点を解決し、部品点数および製造工数を削減して安価に量産することができるうえに、足元のフロアスペースを広く確保することができる体裁のよいポケット付きのシートバック用背裏ボードを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明のシートバック用背裏ボードは、上側覆板部と下側覆板部と左右の側覆板部に囲まれる主覆板部が、左右の側覆板部の下半分と下側覆板部とに連設された下半前覆板部と、この下半前覆板部の板面より奥まった位置において左右の側覆板部の上半分と上側覆板部とに連設されている上半前覆板部とよりなり、シートバック本体の背面に前記上半前覆板部を添わせて装着したとき、下半前覆板部とシートバック本体の背面下半部との間にポケット部が形成されるようにしたことを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を示す。図1、図2は本発明のシートバック用背裏ボードを示す図であって、背裏ボード12は、下側の下半前覆板部1aと上側の上半前覆板部1bとからなる主覆板部1を中央に配してその周囲を上側覆板部2と下側覆板部3と左右の側覆板部4、4が連設されたものとしている。従って、下半前覆板部1aは、左右の側覆板部4、4の下半分と下側覆板部3とに連設されており、一方、上半前覆板部1bは、左右の側覆板部4、4の上半分と上側覆板部2とに連設されていて、下側の下半前覆板部1aの上縁と上側の上半前覆板部1bの下縁とは、略同一高さに位置するが前後間にポケット開口5に相当する隙間が形成されたものとしている。なお、図示例では、下半前覆板部1aは手前側に湾曲状にやや膨らんでおり、上半前覆板部1bは下半前覆板部1aの板面より奥まった位置に湾曲状に窪ませてあることによって、下半前覆板部1aの上縁と上側の上半前覆板部1bの下縁との間に形成される隙間を大きくしてある。 【0006】図3は、本発明の背裏ボード12が背面に装着されたシートバック本体11を示す。背裏ボード12はシートバック本体11の背面に常法により添着されるものであるが、シートバック本体11の表皮カバーはその背面のうち背裏ボード12で隠蔽される部分があるので、シートバック本体11に被覆される表皮カバー15は前記した隠蔽される部分の省かれたものとしてその分材料を節約することができる。また、背裏ボード12をシートバック本体11の背面に添着すると、図2に示したように、下半前覆板部1aとシートバック本体11の背面下半部との間に前記した下半前覆板部1aの上縁と上側の上半前覆板部1bの下縁との間に形成される隙間をポケット開口5としたポケット部14が形成され、このようにシートバック本体11の背面に背裏ボード12を添着するだけでシートバック本体11の背面にポケット部14を形成することができ、このポケット部14は新聞や雑誌を入れても大きく膨出することがないので、足元のフロアスペースが大きく占有されることがない。 【0007】また、以上のような背裏ボード12は、成形型を用いて合成樹脂などにより一体に成形することができるので、従来のようなポケット部14を形成のための作業や部品を必要とせず、製造工程の簡略化や部品点数の削減を図ることができる。また、ポケット部14を形成する下半前覆板部1aと上半前覆板部1bとを同一の素材により形成することができるので、背裏ボード12に一体感を創出することができて、従来よりも見栄えを良好にしてシートバック本体の背面にポケット部14を設けることができる。 【0008】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシートバック用背裏ボードは、上側覆板部と下側覆板部と左右の側覆板部に囲まれる主覆板部を、左右の側覆板部の下半分と下側覆板部とに連設された下半前覆板部と、この下半前覆板部の板面より奥まった位置において左右の側覆板部の上半分と上側覆板部とに連設されている上半前覆板部とよりなるものとして、シートバック本体の背面に前記上半前覆板部を添わせて装着したとき、下半前覆板部とシートバック本体の背面下半部との間にポケット部が形成されるようにしたので、シートバック本体の背面に僅か1点の背裏ボードを添着するだけの簡単な手数でシートバック本体の背面にポケット部を備えることができるので、部品点数を削減できるうえに製作の手間を省くことができる。また、このようにして得られるポケット部は新聞や雑誌を入れても大きく膨出することがないので、足元のフロアスペースを広く確保することができる。さらに、シートバック本体の背面はそ殆どが背裏ボードで隠蔽されるので、シートバック本体はポケット開口から覗かれる下半部以外の背面部分のない表皮カバーで覆っておけばよく、この点からもコストダウンが可能となる。従って、本発明は従来の背面にポケット部を有するシートバックの製造上およびコスト上の問題を解決することができるシートバック用背裏ボードとして極めて有用なものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000169916 【氏名又は名称】高島屋日発工業株式会社 【住所又は居所】愛知県豊田市大島町前畑1番地の1
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| 【出願日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078101 【弁理士】 【氏名又は名称】綿貫 達雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−180483(P2003−180483A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−388764(P2001−388764) |
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