| 【発明の名称】 |
温度調節装置およびこの装置を内蔵した座席 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇野 浩 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】米山 充 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】野澤 真太郎 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】特に冬季において座席表面の人体に接する領域の温度を短時間で上昇させ、ほぼ均一に加温して快適に座れるようにすること。
【解決手段】ペルチェモジュール20による冷温風の風量を大小に交互に変化させ、小風量時には、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくし、大風量時には、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバー28へ搬送して吹き出させるようにし、特に冬季において被温度調節部カバー28へ搬送可能な大風量を一定に送風する場合に比べて、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなるので、暖かく感じ、快適性が一層向上する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ペルチェモジュールにより冷却または加温された冷温風の風量を大小交互に変化させ、小風量時には、前記冷温風の温度変化を大きくし、大風量時には、前記冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させるようにした温度調節装置。 【請求項2】 ペルチェモジュールと、このペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔に導く通風路と、前記送風機の風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返し、風量が小さいステップでは、前記ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱で冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量が大きいステップでは、冷風または温風に熱交換された空気を前記通風路を経由して前記被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔から吹き出させる風量制御手段とを備えてなる温度調節装置。 【請求項3】 風量制御手段は、風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返すように送風機の回転数を制御する請求項2記載の温度調節装置。 【請求項4】 ペルチェモジュールと、このペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔に導く通風路と、前記送風機からの風量を通過させるステップと風量を停止させるステップとを交互に繰り返し、風量を停止させるステップでは、前記ペルチェモジュールの冷却温度または加温温度を大きくして冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量を通過させるステップでは、前記通風路を経由して前記被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔から冷温風を吹き出させる風量制御手段とを備えてなる温度調節装置。 【請求項5】 ペルチェモジュールと、このペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換させるために送風する送風機と、冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔に導く通風路と、温風に熱交換させる運転モードにおいて、前記ペルチェモジュールの廃熱を出す廃熱面を加温するヒータとを備えてなる温度調節装置。 【請求項6】 ペルチェモジュールAと、このペルチェモジュールAで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔に導く通風路Aと、ペルチェモジュールBと、このペルチェモジュールBで前記ペルチェモジュールAによる空気を被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔に導く通風路Bと、前記ペルチェモジュールAおよびペルチェモジュールBの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換させるために送風する少なくとも1個の送風機と、前記ペルチェモジュールAと前記ペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールAのみに電力を供給するステップA、前記ペルチェモジュールBのみに電力を供給するステップBを交互に繰り返す制御部とを備えてなる温度調節装置。 【請求項7】 ペルチェモジュールAと、このペルチェモジュールAで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔に導く通風路Aと、ペルチェモジュールBと、このペルチェモジュールBで前記ペルチェモジュールAによる空気を被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔に導く通風路Bと、前記ペルチェモジュールAおよびペルチェモジュールBの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換させるために送風する少なくとも1個の送風機と、前記ペルチェモジュールAと前記ペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールAおよび前記ペルチェモジュールBに供給する電力の比率を設定したステップA、このステップAの比率を逆にした比率によって前記ペルチェモジュールAおよび前記ペルチェモジュールBに供給するステップB、このステップAおよびステップBを交互に繰り返す制御部とを備えてなる温度調節装置。 【請求項8】 請求項1から7記載の温度調節装置を内蔵し、被温度調節部カバーは着座時の乗員と接する座席カバーとした座席。 【請求項9】 請求項6から7記載の温度調節装置を内蔵し、ペルチェモジュールAと、このペルチェモジュールAで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔に導く通風路Aとを着座部に設け、前記被温度調節部カバーAを前記着座部の座席カバーとし、ペルチェモジュールBと、このペルチェモジュールBで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔に導く通風路Bとを背もたれ部に設け、前記被温度調節部カバーBを前記背もたれ部の座席カバーとした座席。 【請求項10】 請求項7記載の温度調節装置を内蔵した車載用の座席において、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBに供給する電力の合計値は自動車のバッテリーの供給可能な値以内とした座席。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車の座席温度を一定に温度調節して常に快適な温度に保つ温度調節装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の温度調節装置としては、特開平5−277020号公報に記載されているようなものがあった。図11は、前記公報に記載された従来の温度調節装置を示すものである。 【0003】図11において、温度調節装置は背当部1と着座部2からなる自動車用の座席3と、この座席3の下部空間に配設されたペルチェモジュール4と、このペルチェモジュール4に接続され、空気流を冷却または加温する主熱交換器5および廃熱を空気流に熱交換する廃熱熱交換器6と、背当部1と着座部2の乗員が座る座席の表面カバー7に設け、空気流を吹き出す空気流吹出孔8と、主熱交換器5から空気流吹出孔8に連通し、吹出す空気流を搬送するために背当部1と着座部2の内部に設けた空気流通路9と、廃熱熱交換器6から廃熱空気流を搬送する廃熱空気流通路10と、ペルチェモジュール4に接続した主熱交換器5および廃熱熱交換器6に空気流を搬送する送風機11から構成されていた。 【0004】そして、自動車の運転時にペルチェモジュール4と送風機11が駆動し、夏季では、送風機11で搬送された空気流はペルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で冷却されて、空気流通路9で搬送され、空気流吹出孔8から冷風として吹出していた。ペルチェモジュール4で伝熱された廃熱熱交換器6で加温された廃熱空気流は廃熱空気流通路10から廃熱として吹出していた。一方、冬季では、送風機11で搬送された空気流はペルチェモジュール4で伝熱された主熱交換器5で加温されて、空気流通路9で搬送され、空気流吹出孔8から温風として吹出していた。ペルチェモジュール4で伝熱された廃熱熱交換器6で冷却された廃熱空気流は廃熱空気流通路10から廃熱として吹出していた。このようにして、乗員の背中および臀部を冷却または加温して座席の空調が行われていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来の装置では、冬季に自動車の運転を停止して座席温度が低下した後、再運転をすると、ペルチェモジュール4と送風機11が駆動し、空気流が加温されて、空気流吹出孔8へと搬送されるが、空気流の上昇温度はペルチェモジュール4の加温熱量と送風機11の風量から決定される。空気流の吹き出す温度は雰囲気温度に上昇温度が上乗せして決定されるが、その温度では暖かくない場合もあり、ある一定の空気流を連続して吹き出す方式では暖かく感じることが出来ないという課題があった。 【0006】本発明は前記従来の課題を解決するもので、冬季に座席の表面カバーの人体に接する領域の温度を暖かく感じる温度でほぼ均一に加温して快適に座れるようにした温度調節装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明の温度調節装置は、ペルチェモジュールによる冷温風の風量を大小交互に変化させ、小風量時には、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくし、大風量時には、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させるようにしたものである。 【0008】これによって、運転をすると、送風機によりペルチェモジュールに供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段により、冷温風の風量は大小に交互に変化させられる。ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、風量が小さくなると逆に大きくなる。この傾向を用い、小風量時は、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくさせる。しかし、小風量では圧力抵抗などから被温度調節部カバーに冷温風を搬送できない場合がある。そこで、大風量に切り替えて、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させる。当然ながら、大風量時においてもペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により、冷温風は冷却または加温される。 【0009】このようにして、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーへ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0010】 【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、ペルチェモジュールによる冷温風の風量を大小に交互に変化させ、小風量時に、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくし、大風量時に、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させるようにしたものである。 【0011】これによって、運転をすると、送風機によりペルチェモジュールに供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段により、冷温風の風量は大小に交互に変化させられる。ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、風量が小さくなると逆に大きくなる。この傾向を用い、小風量時は、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくさせる。しかし、小風量では圧力抵抗などから被温度調節部カバーに冷温風を搬送できない場合がある。そこで、大風量に切り替えて、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させる。当然ながら、大風量時においてもペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により、冷温風は冷却または加温される。 【0012】このようにして、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーへ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0013】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、送風機の風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返して、風量が小さいステップでは主に、ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱で冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量が大きいステップでは主に、冷風または温風に熱交換された空気を通風路を経由して被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔から吹き出させるようにした風量制御手段を設けて構成したことにより、運転をすると、送風機によりペルチェモジュールに供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段により、冷温風の風量は大小に交互に変化させられる。ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、風量が小さくなると逆に大きくなる。この傾向を用い、風量を小さくするステップでは、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくさせる。しかし、小風量では圧力抵抗などから被温度調節部カバーに冷温風を搬送できない場合がある。そこで、風量を大きくするステップに切り替えると、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバーへ搬送して吹き出させる。当然ながら、風量を大きくするステップににおいてもペルチェモジュールの冷却熱または加温熱により、冷温風は冷却または加温される。 【0014】このようにして、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーへ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0015】請求項3に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、電気的に送風機の回転数を制御して、風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返すようにした風量制御手段を設けて構成したため、送風機の回転数を電気的に変化させて、風量を大きくまたは小さく制御する。 【0016】このようにして、風量制御手段は電気的に風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返すため、機械的に行う場合に比べ、占有スペースが少なく、信頼性が向上する。 【0017】請求項4に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、送風機からの風量を通過させるステップと風量を停止させるステップを交互に繰り返し、風量を停止させるステップでは、主にペルチェモジュールの冷却温度または加温温度を大きくして冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量を通過させるステップでは、主に通風路を経由して被温度調節部カバーに設けた吹き出し孔から冷温風を吹き出させるようにした風量制御手段を設けているため、運転をすると、送風機によりペルチェモジュールに供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段により、冷温風の風量は通過と停止に交互に変化させられる。ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、ペルチェモジュールの温度が低いほど、または高いほど、大きくなる。この傾向を用い、風量を停止するステップでは、冷却時にペルチェモジュールの温度が低下し、加温時には上昇する。つぎに、風量を通過させるステップに切り替えると、供給された空気は冷温風に熱交換され、被温度調節部カバーへ搬送されて吹き出す。 【0018】また、風量を停止させるステップにおいても、慣性の風量および自然対流などで、僅かであるが、ペルチェモジュールの冷却熱または加温熱は冷温風に熱交換される。 【0019】このようにして、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーへ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0020】請求項5に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、温風に熱交換させる運転モードにおいて、ペルチェモジュールの廃熱を出す廃熱面を加温するヒータを設けているため、運転をすると、ヒータがペルチェモジュールの廃熱を出す廃熱面を加温する。加温運転ではペルチェモジュールの廃熱面は吸熱するため、ヒータの加温熱を吸熱して温度が上昇する。廃熱面の温度が上昇すると、相対的に冷温風と熱交換する冷温面の温度も上昇するため、温風は大きく温度変化し、高温になる。 【0021】このようにして、吹き出す温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0022】請求項6に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールAと、このペルチェモジュールAで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔に導く通風路Aと、ペルチェモジュールBと、このペルチェモジュールBで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔に導く通風路Bと、前記ペルチェモジュールAおよびペルチェモジュールBの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換させるために、送風する少なくとも1個の送風機と、前記ペルチェモジュールAと前記ペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールAのみに電力を供給するステップA、前記ペルチェモジュールBのみに電力を供給するステップBを交互に繰り返す制御部とを設けたため、運転をすると、制御部がステップAを選択し、ペルチェモジュールAのみに電力を供給し、ペルチェモジュールBには電力供給をしない。そこで、送風機により、ペルチェモジュールAに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、通風路Aを経由して被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔から吹き出す。つぎに、制御部はステップBに切り替え、ペルチェモジュールBのみに電力を供給し、ペルチェモジュールAには電力の供給を停止する。そこで、送風機により、ペルチェモジュールBに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、通風路Bを経由して被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔から吹き出す。この場合、ペルチェモジュールAに送風された空気はペルチェモジュールAの余熱で冷風または温風に熱交換される。 【0023】このようにして、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で、ペルチェモジュールAのみに、またはペルチェモジュールBのみに電力を供給するため、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBの両方に電力を連続して供給する場合に比べ、電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。そこで、連続して小さく温度変化する場合に比べ、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0024】請求項7に記載の発明は、特に請求項5記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールAと前記ペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールAおよび前記ペルチェモジュールBに供給する電力の比率を設定したステップA、ステップAの比率を逆にした比率てペルチェモジュールAおよびペルチェモジュールBに供給するステップB、このステップAおよびステップBを交互に繰り返す制御部とを設けたため、運転をすると、制御部がステップAを選択し、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBにある比率で電力を供給する。例えば、ペルチェモジュールAに大電力を供給し、ペルチェモジュールBに小電力を供給すると、送風機により、ペルチェモジュールAに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、大きく温度変化し、通風路Aを経由して被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔から吹き出す。、ペルチェモジュールBに送風された空気は冷風または温風に熱交換するが、大きくは温度変化をしない。つぎに、制御部はステップBに切り替え、ペルチェモジュールBに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、大きく温度変化し、通風路Aを経由して被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔から吹き出す。ペルチェモジュールAに送風された空気は冷風または温風に熱交換するが、大きくは温度変化をしない。 【0025】このようにして、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBの両方に供給できる電力の総量の範囲内で、ペルチェモジュールAに大電力、またはペルチェモジュールBに大電力を供給するため、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBの両方に同じ比率で電力を供給する場合に比べ、大電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。そこで、連続して小さく温度変化する場合に比べ、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0026】請求項8に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、被温度調節部を座席の乗員と接する座席カバーとして構成することにより、温度差が大きく変化した冷風または温風は被温度調節部カバーとしての座席の座席カバーから吹き出す。 【0027】このようにして、被温度調節部カバーとしての座席の座席カバーの人体に接する領域は、温度をほぼ均一に短時間で冷却または加温できる。とくに夏季では、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季では、被温度調節部カバーとしての座席の座席カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0028】請求項9に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールAと、このペルチェモジュールAで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーAに設けた吹き出し孔に導く通風路Aとを座席の座部に設け、被温度調節部カバーAを座部の座席カバーとし、ペルチェモジュールBと、このペルチェモジュールBで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーBに設けた吹き出し孔に導く通風路Bとを座席の背部に設け、被温度調節部カバーBを背部の座席カバーとした構成により、運転をすると、座席の背部の座席カバーおよび座席の座部の座席カバーは温度差が大きく変化した冷風または温風が吹き出す。 【0029】このようにして、座席の背部の座席カバーおよび座席の座部の座席カバーは短時間で冷却または加温できる。とくに夏季では、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季では、温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。できる。 【0030】請求項10に記載の発明は、特に請求項1記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBに供給する電力の合計値は座席を搭載した自動車のバッテリーの供給可能な値以内とした構成により、運転をすると、ペルチェモジュールAとペルチェモジュールBの両方に同じ比率で電力を供給する場合に比べ、大電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。 【0031】このようにして、連続して小さく温度変化する場合に比べ、座席カバーの冷却または加温される効果が増大し、とくに冬季では、座席カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0032】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0033】(実施例1)図1は本発明の実施例1における温度調節装置の構成図を示すものである。図1において、20は冷却または加温するペルチェモジュールであり、冷温熱交換器21で通過する空気を冷却または加温する。23は廃熱熱交換器で廃熱を通過する空気と熱交換する。25は送風機であり、冷温熱交換器21およびで廃熱熱交換器23に送風する。26はパッドであり、冷温熱交換器21と接続して、冷温熱交換器21で熱交換された空気を被温度調節部カバー28に設けた吹き出し孔29に導く通風路30を形成している。31は風量制御手段である。 【0034】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、送風機25によりペルチェモジュール20に供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段31により、冷温風の風量は大小に交互に変化させられる。ペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、風量が小さくなると逆に大きくなる。この傾向を用い、小風量時は、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくさせる。しかし、小風量では圧力抵抗などから被温度調節部カバー28に冷温風を搬送できない場合がある。そこで、大風量に切り替えて、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバー28へ搬送して吹き出させる。当然ながら、大風量時においてもペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱により、冷温風は冷却または加温される。 【0035】以上のように、本実施例においては、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバー28の冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバー28へ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0036】(実施例2)図1は本発明の実施例2の温度調節装置の構成図、図2は制御のフローチャートを示すものである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0037】実施例1と異なる点は、送風機25の風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返して、風量が小さいステップでは主に、ペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱で冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量が大きいステップでは主に、冷風または温風に熱交換された空気を通風路30を経由して被温度調節部カバー28に設けた吹き出し孔29から吹き出させるようにした風量制御手段31を設けたところである。 【0038】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、送風機25によりペルチェモジュール20に供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段31により、冷温風の風量は大小に交互に変化させられる。ペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、風量が小さくなると逆に大きくなる。この傾向を用い、風量を小さくするステップでは、主に冷却または加温による冷温風の温度変化を大きくさせる。しかし、小風量では圧力抵抗などから被温度調節部カバー28に冷温風を搬送できない場合がある。そこで、風量を大きくするステップに切り替えると、主に冷却または加温された冷温風を被温度調節部カバー28へ搬送して吹き出させる。当然ながら、風量を大きくするステップににおいてもペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱により、冷温風は冷却または加温される。 【0039】次にフローチャートで説明する。s100で運転をすると、S101で小風量に設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S106に進み、風量制御手段31で小風量に設定する。Noであれば、S102に進む。S102で大風量に設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S107に進み、風量制御手段31で大風量に設定する。NoであればS103に進む。S103で運転を終了するか判定し、Yesであれば、S104からS105に進み、終了する。NoであればS101に戻り、繰り返す。 【0040】以上のように、本実施例においては、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバー28の冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバー28へ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0041】(実施例3)図3は本発明の実施例3の温度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0042】実施例1と異なる点は、電気的に送風機25の回転数を制御して、風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返すようにした風量制御手段31を設けたところである。 【0043】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。風量制御手段31は送風機25の回転数を電気的に変化させて、風量を大きくまたは小さく制御する。 【0044】以上のように、本実施例においては、風量制御手段31は電気的に風量を大きくするステップと小さくするステップを交互に繰り返すため、機械的に行う場合に比べ、占有スペースが少なく、信頼性が向上する。 【0045】(実施例4)図1は本発明の実施例4の温度調節装置の構成図、図4はフローチャートである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0046】実施例1と異なる点は、送風機25からの風量を通過させるステップと風量を停止させるステップを交互に繰り返し、風量を停止させるステップでは、主にペルチェモジュール20の冷却温度または加温温度を大きくして冷却または加温される空気の温度変化を大きくし、風量を通過させるステップでは、主に通風路30を経由して被温度調節部カバー28に設けた吹き出し孔29から冷温風を吹き出させるようにした風量制御手段31を設けた構成したところである。 【0047】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、送風機25によりペルチェモジュール20に供給された空気は冷温風に熱交換されるが、風量制御手段31により、冷温風の風量は通過と停止に交互に変化させられる。ペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱による冷温風の温度変化は、ペルチェモジュール20の温度が低いほど、または高いほど、大きくなる。この傾向を用い、風量を停止するステップでは、冷却時にペルチェモジュール20の温度が低下し、加温時には上昇する。つぎに、風量を通過させるステップに切り替えると、供給された空気は冷温風に熱交換され、被温度調節部カバー28へ搬送されて吹き出す。 【0048】また、風量を停止させるステップにおいても、慣性の風量および自然対流などで、僅かであるが、ペルチェモジュール20の冷却熱または加温熱は冷温風に熱交換される。 【0049】次にフローチャートで説明する。s110で運転をすると、S111で風量停止に設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S116に進み、風量制御手段31で風量停止に設定する。Noであれば、S112に進む。S112で風量通過に設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S117に進み、風量制御手段31で風量通過に設定する。NoであればS113に進む。S113で運転を終了するか判定し、Yesであれば、S114、S115に進み、終了する。NoであればS111に戻り、繰り返す。 【0050】以上のように、本実施例においては、吹き出す冷温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバー28の冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバー28へ搬送可能な大風量で一定に送風する場合に比べ、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0051】(実施例5)図5は本発明の実施例5の温度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0052】実施例1と異なる点は、温風に熱交換させる運転モードにおいて、ペルチェモジュール20の廃熱を出す廃熱面22を加温するヒータ32を設けて構成したところである。 【0053】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、ヒータ32がペルチェモジュール20の廃熱を出す廃熱面22を加温する。加温運転ではペルチェモジュール20の廃熱面22は吸熱するため、ヒータ32の加温熱を吸熱して温度が上昇する。廃熱面22の温度が上昇すると、相対的に冷温風と熱交換する冷温面の温度も上昇するため、温風は大きく温度変化し、高温になる。 【0054】以上のように、本実施例においては、吹き出す温風は大きく温度変化するため、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0055】(実施例6)図6は本発明の実施例6の温度調節装置の構成図、図7はフローチャートである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0056】実施例1と異なる点は、ペルチェモジュールA20aと、このペルチェモジュールA20aで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーA28aに設けた吹き出し孔29に導く通風路A30aと、ペルチェモジュールB20bと、このペルチェモジュールB20bで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーB28bに設けた吹き出し孔29に導く通風路B30bと、前記ペルチェモジュールA20aおよびペルチェモジュールB20bの冷却熱または加温熱により冷風または温風に熱交換させるために、送風する少なくとも1個の送風機25と、前記ペルチェモジュールA20aと前記ペルチェモジュールB20bの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールA20aのみに電力を供給するステップA、前記ペルチェモジュールB20bのみに電力を供給するステップBを交互に繰り返す制御部33とを設けたところである。 【0057】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、制御部33がステップAを選択し、ペルチェモジュールA20aのみに電力を供給し、ペルチェモジュールB20bには電力供給をしない。そこで、送風機25により、ペルチェモジュールA20aに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、通風路A30aを経由して被温度調節部カバーA28aに設けた吹き出し孔29から吹き出す。つぎに、制御部33はステップBに切り替え、ペルチェモジュールB20bのみに電力を供給し、ペルチェモジュールA20aには電力の供給を停止する。そこで、送風機25により、ペルチェモジュールB20bに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、通風路B30bを経由して被温度調節部カバーB28bに設けた吹き出し孔29から吹き出す。この場合、ペルチェモジュールA20aに送風された空気はペルチェモジュールA20aの余熱で冷風または温風に熱交換される。 【0058】次にフローチャートで説明する。S120で運転をすると、S121でステップAに設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S126に進み、ペルチェモジュールA20aは電力供給、ペルチェモジュールB20bは電力停止に設定する。Noであれば、S122に進む。S122でステップBに設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S127に進み、風量制御手段31で風量通過に設定する。NoであればS123に進む。S123で運転を終了するか判定し、Yesであれば、S124、S125に進み、終了する。NoであればS121に戻り、繰り返す。 【0059】以上のように、本実施例においては、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bの両方に供給できる電力の総量の範囲内で、ペルチェモジュールA20aのみに、またはペルチェモジュールB20bのみに電力を供給するため、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bの両方に電力を連続して供給する場合に比べ、電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。そこで、連続して小さく温度変化する場合に比べ、被温度調節部カバー28の冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0060】(実施例7)図6は本発明の実施例7の温度調節装置の構成図、図8はフローチャートである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0061】実施例1と異なる点は、ペルチェモジュールA20aと前記ペルチェモジュールB20bの両方に供給できる電力の総量の範囲内で前記ペルチェモジュールA20aおよび前記ペルチェモジュールB20bに供給する電力の比率を設定したステップA、ステップAの比率を逆にした比率てペルチェモジュールA20aおよびペルチェモジュールB20bに供給するステップB、このステップAおよびステップBを交互に繰り返す制御部33とを設けたところである。 【0062】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、制御部33がステップAを選択し、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bにある比率で電力を供給する。例えば、ペルチェモジュールA20aに大電力を供給し、ペルチェモジュールB20bに小電力を供給すると、送風機25により、ペルチェモジュールA20aに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、大きく温度変化し、通風路A30aを経由して被温度調節部カバーA28aに設けた吹き出し孔29から吹き出す。、ペルチェモジュールB20bに送風された空気は冷風または温風に熱交換するが、大きくは温度変化をしない。つぎに、制御部33はステップBに切り替え、ペルチェモジュールB20bに送風された空気は冷風または温風に熱交換され、大きく温度変化し、通風路A30aを経由して被温度調節部カバーB28bに設けた吹き出し孔29から吹き出す。ペルチェモジュールA20aに送風された空気は冷風または温風に熱交換するが、大きくは温度変化をしない。 【0063】次にフローチャートで説明する。S130で運転をすると、S131でステップAに設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S136に進み、ペルチェモジュールA20aは電力供給、ペルチェモジュールB20bは電力停止に設定する。Noであれば、S132に進む。S132でステップBに設定する時間であるか判定し、Yesであれば、S137に進み、風量制御手段31で風量通過に設定する。NoであればS133に進む。S133で運転を終了するか判定し、Yesであれば、S134、S135に進み、終了する。NoであればS131に戻り、繰り返す。 【0064】以上のように、本実施例においては、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bの両方に供給できる電力の総量の範囲内で、ペルチェモジュールA20aに大電力、またはペルチェモジュールB20bに大電力を供給するため、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bの両方に同じ比率で電力を供給する場合に比べ、大電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。そこで、連続して小さく温度変化する場合に比べ、被温度調節部カバー28の冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、被温度調節部カバー28の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0065】(実施例8)図9は本発明の実施例8の温度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、被温度調節部カバー28を座席34の乗員と接する座席カバー35として構成したところである。 【0066】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。温度差が大きく変化した冷風または温風は被温度調節部カバー28としての座席34の座席カバー35から吹き出す。 【0067】以上のように、本実施例においては、被温度調節部カバー28としての座席34の座席カバー35の人体に接する領域は、温度をほぼ均一に短時間で冷却または加温できる。とくに夏季では、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季では、被温度調節部カバー28としての座席34の座席カバー35の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0068】(実施例9)図10は本発明の実施例9の温度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0069】実施例1と異なる点は、ペルチェモジュールA20aと、このペルチェモジュールA20aで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーA28aに設けた吹き出し孔29に導く通風路A30aとを座席34の着座部36に設け、被温度調節部カバーA28aを着座部孔の座席カバー35aとし、ペルチェモジュールB20bと、このペルチェモジュールB20bで冷風または温風に熱交換された空気を被温度調節部カバーB28bに設けた吹き出し孔29に導く通風路B30bとを座席34の背もたれ部37に設け、被温度調節部カバーB28bを背もたれ部37の座席カバー35bとして構成したところである。 【0070】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転をすると、座席34の背もたれ部37の座席カバー35bおよび座席34の着座部36の座席カバー35aは温度差が大きく変化した冷風または温風が吹き出す。 【0071】以上のように、本実施例においては、座席34の背もたれ部37の座席カバー35bおよび座席34の着座部36の座席カバー35aは短時間で冷却または加温できる。とくに夏季では、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季では、温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0072】(実施例10)図8は本発明の実施例10の温度調節装置の制御のフローチャートである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bに供給する電力の合計値は座席34を搭載した自動車のバッテリーの供給可能な値以内としたところである。 【0073】以上のように構成された温度調節装置について、以下、その動作、作用を説明する。例えば、自動車のバッテリーの供給可能な値が100wとすると、一例として、70Wと30Wの比率でペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bに供給する。運転をすると、ペルチェモジュールA20aとペルチェモジュールB20bの両方に同じ比率で電力を供給する場合に比べ、大電力を供給された場合は冷温風は大きく温度変化する。 【0074】以上のように、本実施例においては、連続して小さく温度変化する場合に比べ、座席カバーの冷却または加温される効果が増大し、とくに冬季では、座席カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上する。 【0075】 【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明によれば、吹き出す冷温風の温度差が大きくなるため、被温度調節部カバーの冷却または加温される効果が増大する。とくに冬季では、加温された空気の一部を送風機の戻さない場合に比べ、被温度調節部カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上するという効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−169727(P2003−169727A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−373679(P2001−373679) |
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