| 【発明の名称】 |
座席装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇野 浩 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】米山 充 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】野澤 真太郎 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】座席のカバーの吊り込み部に無関係に広い領域を冷却または加温でき、空気の導管による違和感をなくし、座り心地を改善すること。
【解決手段】パッド部20の人が座る表面21とは反対側のパッド部裏面22に設けた冷温風が送風される通風路入口24と、パッド部裏面22に沿って凹状開口部を有し、冷温風を通過させる通風路25と、この通風路25から人が座る表面21に向かう吹き出し通風路26と、この通風路25の開口部を覆う蓋材27と、冷温風を噴出する噴出穴29を設けた表皮28とから構成されている。これによって、パッド部裏面22で吊り込み部30に無関係に通風路25を設けることができるため、広い領域を冷却または加温でき、通風路25による座り心地の違和感が改善され、また、人体による通風路25の変形および通風抵抗の増大が解消でき、快適に座席の空調が行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空調ユニットを備えた座席装置において、人が寄り掛かるためのパッド部と、このパッド部の裏面に設けられ、前記空調ユニットから冷温風を送風する通風路入口と、この通風路入口から前記パッド部の裏面に沿って設けた凹状開口部とこの凹状開口部を覆う蓋材から形成され、冷温風を通過させる通風路と、この通風路から前記パッド部の表面に向かい分岐して設けた吹き出し通風路と、前記パッド部を覆い、前記吹き出し通風路からの冷温風を噴出する噴出穴を有する表皮とを備えた座席装置。 【請求項2】 空調ユニットを備えた座席装置において、人が寄り掛かるためのパッド部と、このパッド部の裏面に設けられ前記空調ユニットから冷温風を送風する通風路入口と、この通風路入口から前記パッド部の裏面に沿って設けた凹状開口部とこの凹状開口部とを覆い前記パッド部と一体となる裏面パッド部から形成され、冷温風を通過させる通風路と、この通風路から前記パッド部の表面に向かい分岐して設けた吹き出し通風路と、前記パッド部および裏側パッド部を覆い、吹き出し通風路からの冷温風を噴出する噴出穴を有する表皮とを備えた座席装置。 【請求項3】 パッド部の凹状開口部に対向して裏側パッド部にも凹状開口部を設けた請求項2記載の座席装置。 【請求項4】 空調ユニットを備えた座席装置において、パッド部と、このパッド部の裏面に設けられ前記パッド部と一体となる裏側パッド部と、この裏側パッド部に設けられ前記空調ユニットからの冷温風を送風する通風路入口と、この通風路入口に連通し前記裏側パッド部に設けた凹状開口部と、この凹状開口部を覆うように一体化される前記パッド部とから形成される通風路と、この通風路の任意の位置で連通し前記パッド部の裏面から前記パッド部の表面に向かって設けた吹き出し通風路と、前記パッド部および裏側パッド部を覆い、前記吹き出し通風路からの冷温風を噴出する噴出穴を有する表皮とを備えた座席装置。 【請求項5】 人が寄り掛かるパッド部の表面と表皮との間に通気性の層を設けた請求項1〜4のいずれか1項記載の座席装置。 【請求項6】 座席の表皮の部分から前記座席を分割するように吊り込み部を設け、前記吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温をする請求項1〜5のいずれか1項記載の座席装置。 【請求項7】 蓋材または裏側パッド部裏面に断熱材層を設けた請求項1〜6のいずれか1項記載の座席装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主に夏季において上昇した自動車の座席温度を低下させ、冬季には低下した自動車の座席温度を上昇させて、常に快適な温度に保つ座席装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の座席装置としては、特開平9−505499号公報に記載されているようなものがあった。図8は、前記公報に記載された従来の座席装置を示すものである。 【0003】図8において、車両の座席の環境温度を選択的に変更する座席装置において、一体の空気の流路1を備えた座席の支持部材2を具備し、該空気の流路1は、温度調節された調和空気を受け取る入口3と、支持部材2の外側表面4に近接する一体の複数の空気の導管5を備えた出口6とを有し、支持部材2の外側表面4は、支持部材2の外側表面領域を実質的に覆う多孔性部材7と結合し、多孔性部材7は、一体の複数の空気の導管5との境界面を有し、更に前記支持部材2に対して多孔性部材7を実質的に包囲する座席のカバー8を具備する装置として構成されていた。 【0004】そして、調和空気は、空気の流路1から空気の導管5通じて、入口3から、座席の頂部又は座席表面側まで導管5を通じて運ばれる。続いて空気の流れは、多孔性部材7を通じて座席のカバー8から排出する。座席を通じての空気の流れは、座席の占有者を比較的迅速に快適に調節する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来の装置では、座席のカバー8の吊り込み部(図示せず)に無関係に広い領域を冷却または加温できないという課題を有していた。また、空気の導管5により、違和感を感じ、座り心地がよくないという課題も有していた。これらは支持部材の外側表面4(座席のカバー8に近い表面)に空気の導管5を設けたことに起因している。 【0006】本発明は前記従来の課題を解決するもので、座席のカバーの吊り込み部に無関係に広い領域で冷却または加温できるようにするとともに、空気の導管による座り心地の違和感を解消した座席装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明の座席装置は、人が寄り掛かるためのパッド部と、このパッド部の裏面に設けられ空調ユニットから冷温風を送風する通風路入口と、この通風路入口からパッド部の裏面に沿って設けた凹状開口部とこの凹状開口部を覆う蓋材から形成され冷温風を通過させる通風路と、この通風路からパッド部の表面に向かい分岐して設けた吹き出し通風路と、前記パッド部を覆い、吹き出し通風路からの冷温風を噴出する噴出穴を設けた表皮とから構成したものである。 【0008】これによって、運転時は空調ユニットから冷温風が送風されると、通風路入口から流入する。冷温風は通風路入口からパッド部裏面に沿って設けた通風路内を通過し、通風路から吹き出し通風路に流入する。さらに吹き出し通風路から表皮の噴出穴により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路から表皮の噴出穴を通過する際に表皮を冷却または加温するとともに、表皮に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0009】このようにして、パッド部の人体が座る表面とは反対側の裏面に通風路入口と通風路とを設置しているため、通風路による座り心地の違和感が改善され、さらに人体による通風路の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0010】 【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本発明の座席装置は、パッド部と、このパッド部の人体が座る表面とは反対側の裏面に設けて空調ユニットから冷温風を送風される通風路入口と、この通風路入口からパッド部裏面に沿って凹状開口部を設け、冷温風を通過させるように設けた通風路と、さらにパッド部の裏面の通風路から人体が座る表面に向かって設けた吹き出し通風路と、前記通風路の凹状開口部を覆う蓋材と、前記パッド部を覆い、吹き出し通風路から吹き出した冷温風を噴出する噴出穴を設けた表皮とから構成したものである。 【0011】これによって、運転時は空調ユニットから冷温風が送風されると、通風路入口から流入する。冷温風は通風路入口からパッド部裏面に沿って設けた通風路内を通過し、通風路から吹き出し通風路に流入する。さらに吹き出し通風路から表皮の噴出穴により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路から表皮の噴出穴を通過する際に表皮を冷却または加温するとともに、表皮に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0012】このようにして、パッド部の人体が座る表面とは反対側の裏面に通風路入口と通風路とを設置しているため、通風路による座り心地の違和感が改善され、さらに人体による通風路の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0013】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記載の座席装置を、パッド部裏面に沿って凹状開口部を設け、冷温風を通過させるように設けた通風路の凹状開口部を覆い、パッド部と一体となる裏側パッド部を設けて構成したことにより、運転時は空調ユニットから冷温風が送風されると、冷温風は通風路入口から流入する。冷温風は通風路入口からパッド部裏面に沿って設けた通風路内を通過し、通風路から吹き出し通風路に流入する。さらに吹き出し通風路から表皮の噴出穴により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路から表皮の噴出穴を通過する際に表皮を冷却または加温するとともに、表皮に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0014】このようにして、パッド部の人体が座る表面とは反対側のパッド部裏面に通風路入口と通風路とを設置し、パッド部と一体となる裏側パッド部を設けているため、裏側パッド部で通風路を通過する冷温風の断熱が十分行われる。さらに、座り心地の違和感が改善され、人体による通風路の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0015】請求項3に記載の発明は、特に請求項2記載の座席装置を、裏側パッド部にもパッド部と一体となる面に沿って凹状開口部を有するした通風路を設け、パッド部と裏側パッド部が一体となって重なると、通風路が形成されるように構成したことにより、通風路は例えば、パッド部に断面が半円形、裏側パッド部にも断面が半円形にすれば、一体となって断面が円形に形成される。 【0016】このようにして、通風路の断面形状はパッド部と裏側パッド部が一体となって、例えば、円形のような形状も可能になり、風量を増大することができる。 【0017】請求項4に記載の発明は、特に請求項1記載の座席装置を、裏側パッド部に通風路入口と通風路とを設け、パッド部に通風路と連通するように吹き出し通風路を設けて構成したことで、空調ユニットから冷温風が送風されると、冷温風は裏側パッド部の通風路入口から流入する。冷温風は通風路入口から裏側パッド部の表面に沿って設けた通風路内を通過し、通風路からパッド部に設けた吹き出し通風路に流入する。さらに吹き出し通風路から表皮の噴出穴により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路から表皮の噴出穴を通過する際に表皮を冷却または加温するとともに、表皮に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0018】このようにして、裏側パッド部に通風路入口と通風路とを設置し、パッド部に通風路と連通するように吹き出し通風路を設けているため、パッド部は吹き出し通風路のみを形成させればよく、通風路と吹き出し通風路の両方を形成する場合に比べ、加工が容易になる。さらに、座り心地の違和感がより改善される。 【0019】請求項5に記載の発明は、特に請求項1記載の座席装置を、パッド部の人体が座る面である表面と表皮の間に通気性の層を設けた構成により、冷温風はパッド部に設けた吹き出し通風路から吹き出すと、表皮との間に通気性の層があるため、広い領域に拡散させられてから通気性の層を通過する。そして、表皮の噴出穴を通過する際に表皮を冷却または加温するとともに、表皮に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0020】このようにして、通気性の層により広い領域に拡散させられてから通気性の層を通過するため、温度分布が均一になり、快適性が向上する。さらに、通気性の層の弾力性により座り心地を改善する。 【0021】請求項6に記載の発明は、特に請求項1記載の座席装置を、表皮の吊り込み部で人が座る領域を分割した座席において、吊り込み部を挟んだ領域と領域のパッド部裏面に通風路を設け、この通風路から吹き出し通風路を設けて、吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温をする構成により、吊り込み部に無関係にパッド部裏面に通風路を設けて、吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温をする。 【0022】このようにして、吊り込み部で囲まれた特定の領域のみ、冷却または加温をする制約が解消され、吊り込み部に無関係にパッド部裏面に通風路を設けて、吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温ができる。 【0023】請求項7に記載の発明は、特に請求項1記載の座席装置を、蓋材または裏側パッド部裏面に断熱材層を設けた構成により、空調ユニットから冷温風が送風されると、冷温風はパッド部の通風路入口から流入し、冷温風は通風路入口からパッド部裏面に沿って設けた通風路内を通過するが、蓋材または裏側パッド部裏面に設けた断熱材層により、十分断熱される。このようにして、冷温風の熱量は効率的に冷却または加温に利用される。 【0024】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0025】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における座席装置の構成図を示すものである。図1において、20はパッド部、21はパッド部の人体が座る表面、22はパッド部裏面、23は空調ユニット、24は通風路入口、25は通風路でパッド部裏面22に沿って凹状開口部が設けられている。26は吹き出し通風路でパッド部裏面22の通風路25から人体が座る表面21に向かって設けている。27は蓋材で通風路25の凹状開口部を覆う。28は表皮、29は表皮28から冷温風を噴出する噴出穴、30は吊り込み部である。 【0026】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転時は空調ユニット23から冷温風が送風されると、通風路入口24から流入する。冷温風は通風路入口24からパッド部裏面22に沿って設けた通風路25内を通過し、通風路25から吹き出し通風路26に流入する。さらに吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29を通過する際に表皮28を冷却または加温するとともに、表皮28に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0027】以上のように、本実施例においては、パッド部20の人体が座る表面21とは反対側のパッド部裏面22に通風路入口24と通風路25とを設置しているため、通風路25による座り心地の違和感が改善され、さらに人体による通風路25の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0028】(実施例2)図2は本発明の実施例2の座席装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、パッド部裏面22に沿って断面形状が開口し、冷温風を通過させるように設けた通風路25の開口部を覆い、パッド部20と一体となる裏側パッド部31を設けたところである。 【0029】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。運転時は空調ユニット23から冷温風が送風されると、冷温風は通風路入口24から流入する。冷温風は通風路入口24からパッド部裏面22に沿って設けた通風路25内を通過し、通風路25から吹き出し通風路26に流入する。さらに吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29を通過する際に表皮28を冷却または加温するとともに、表皮28に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0030】以上のように、本実施例においては、パッド部20の人体が座る表面21とは反対側のパッド部裏面22に通風路入口24と通風路25とを設置し、パッド部20と一体となる裏側パッド部31を設けているため、裏側パッド部31で通風路25を通過する冷温風の断熱が十分行われる。さらに、座り心地の違和感が改善され、人体による通風路25の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0031】(実施例3)図3は本発明の実施例3の座席装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、裏側パッド部31にもパッド部20と一体となる面に沿って断面形状が開口した通風路25bを設け、パッド部20と裏側パッド部31が一体となって重なると、通風路25が形成されるようにしたところである。 【0032】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。通風路25は例えば、パッド部20に設けた通風路25aの断面が半円形、裏側パッド部31に設けた通風路25bも断面が半円形にすれば、一体となって断面が円形に形成される。 【0033】以上のように、本実施例においては、通風路25の断面形状はパッド部20と裏側パッド部31が一体となって、例えば、円形のような形状も可能になり、風量を増大することができる。 【0034】(実施例4)図4は本発明の実施例4の座席装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、裏側パッド部31に通風路入口24と通風路25とを設け、パッド部20に通風路25と連通するように吹き出し通風路26を設けて構成したところである。 【0035】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。空調ユニット23から冷温風が送風されると、冷温風は裏側パッド部31の通風路入口24から流入する。冷温風は通風路入口24から裏側パッド部31の表面に沿って設けた通風路25内を通過し、通風路25からパッド部20に設けた吹き出し通風路26に流入する。さらに吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29により座席雰囲気へ噴出する。そして吹き出し通風路26から表皮28の噴出穴29を通過する際に表皮28を冷却または加温するとともに、表皮28に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0036】以上のように、本実施例においては、裏側パッド部31に通風路入口24と通風路25とを設置し、パッド部20に通風路25と連通するように吹き出し通風路26を設けているため、パッド部20は吹き出し通風路26のみを形成させればよく、通風路25と吹き出し通風路26の両方を形成する場合に比べ、加工が容易になる。さらに、座り心地の違和感がより改善される。 【0037】(実施例5)図5は本発明の実施例5の座席装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、パッド部20の人体が座る面である表面21と表皮28の間に通気性の層32を設けたところである。 【0038】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。冷温風はパッド部20に設けた吹き出し通風路26から吹き出すと、表皮28との間に通気性の層32があるため、広い領域に拡散させられてから通気性の層32を通過する。そして、表皮28の噴出穴29を通過する際に表皮28を冷却または加温するとともに、表皮28に着座した人体にも冷温風が接触して冷却または加温する。 【0039】以上のように、本実施例においては、通気性の層32により広い領域に拡散させられてから通気性の層32を通過するため、温度分布が均一になり、快適性が向上する。さらに、通気性の層32の弾力性により座り心地を改善する。 【0040】(実施例6)図6は本発明の実施例6の座席装置の外観図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異なる点は、表皮28の吊り込み部30で人が座る領域を分割した座席において、吊り込み部30を挟んだ領域と領域のパッド部20の裏面に通風路25を設け、この通風路25から吹き出し通風路26を設けて、吊り込み部30を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温をするようにしたところである。 【0041】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。吊り込み部30に無関係にパッド部20の裏面に通風路25を設けて、吊り込み部30を挟んだ両方の領域、例えば、領域A33と領域B34、領域C35と領域D36、にまたがって冷却または加温をする。 【0042】以上のように、本実施例においては、吊り込み部30で囲まれた特定の領域のみ、冷却または加温をする制約が解消され、吊り込み部30に無関係にパッド部20の裏面に通風路25を設けて、吊り込み部30を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温ができる。 【0043】(実施例7)図7は本発明の実施例7の座席装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。 【0044】施例1と異なる点は、蓋材27または裏側パッド部31の裏面に断熱材層37を設けたところである。 【0045】以上のように構成された座席装置について、以下、その動作、作用を説明する。空調ユニット23から冷温風が送風されると、冷温風はパッド部20の通風路入口24から流入し、冷温風は通風路入口24からパッド部裏面22に沿って設けた通風路25内を通過するが、蓋材27または裏側パッド部31の裏面に設けた断熱材層37により、十分断熱される。以上のように、本実施例においては、冷温風の熱量は効率的に冷却または加温に利用される。 【0046】 【発明の効果】以上のように請求項1〜7記載の発明によれば、次の効果を発する。 【0047】人が寄り掛かるパッド部の人体が座る反対側の裏面に通風路入口と通風路とを設置しているため、通風路による座り心地の違和感が改善され、さらに人体による通風路の変形および通風抵抗の増大が解消され、快適に座席の空調が行われる。 【0048】また、表皮の吊り込み部で人が座る領域を分割した座席において、吊り込み部を挟んだ領域と領域のパッド部裏面に通風路を設け、この通風路から吹き出し通風路を設けて、吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温をする構成により、吊り込み部で囲まれた特定の領域のみ、冷却または加温をする制約が解消され、吊り込み部に無関係にパッド部裏面に通風路を設けて、吊り込み部を挟んだ両方の領域にまたがって冷却または加温ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成13年11月28日(2001.11.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−159154(P2003−159154A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月3日(2003.6.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−362208(P2001−362208) |
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